課外授業 ようこそ先輩・選「プラントハンター 西畠清順」 2014.07.19

町なかに運ばれてきた大きな木。
オーストラリアから1か月もかけて持ってきたんだって。
この大仕事を手がけたのが今日の先輩。
依頼を受け世界中から植物を捜し出すのが清順さんの仕事。
検疫など厳しいチェックを経てお客さんのもとに植物を届けている。
植物のためならこ〜んな所にも!そんなプラントハンターの授業とは?子どもたちが挑戦するのは植物の植え替え。
きれいに畑で咲く花をどうやったら生かしたまま植え替える事ができるんだろう…。
おっうまい!植物の命ととことん向き合った2日間の物語。
大阪と兵庫の県境にある町…今もこの町に暮らす清順さん。
でも母校を訪れるのは20年ぶりなんだとか。
(西畠清順)おはようございま〜す。
(拍手と歓声)俺の事知ってる?…っていうか。
(子どもたち)知らない。
知らないな!
(子どもたち)字がデカ!
(笑い声)西畠清順です。
よろしくお願いします。
(子どもたち)よろしくお願いします。
じゃあ植物の事ってさみんなどんなイメージがあるかなと思って。
フワフワしてるイメージがある!?アーティストやな!自分。
へえ〜なるほどね。
すると清順さん色鉛筆を手に何かを描き始めた。
人生を大きく変えた植物の絵っていうんだけど…。
何の植物か分かるかな?これ。
一体これ何だろう?おっ!何で知ってるの?それは。
家で育ててた。
育ててたんや!お〜すごいな。
(ざわめき)絵の正体はマレーシアの山で見たという…雲より高い所でこんなめっちゃ巨大なやつ見てん。
えっマジで!?いいな〜。
デカさを例えるとなコイツが食べるのがこれ。
ネズミ。
おっよく分かったな。
ネズミを食っちゃうよっていうぐらいデカくてさ。
めっちゃキモ〜いって思ってやんか。
でもな気持ち悪い植物をなず〜っと毎日見ててみ。
だんだんな…。
(子どもたち)え〜!?こんなにちょっとデカいやつは持ってこられへんかったんやけど実は今日持ってきてんな。
(子どもたち)え〜!?アカンアカンアカン死んじゃう!ネズミまで食べてしまうって一体どんな植物なんだろう?は〜い!じゃあどうぞ。
ほい!
(子どもたちの歓声)そこには別世界が広がっていた。
清順さんまずは植物を肌で感じてもらいたいとわざわざ世界中の珍しい植物を集め植物園を作っていたんだ。
その数およそ200種類。
(ざわめき)熱帯の地域に広く生息するウツボカズラ。
大きなものだと50センチにもなるという。
指指!じゃあ突っ込んでみるか一遍。
先生!ツルツル。
ツルツルやろ。
中に虫が入ったらさ虫が上がりにくくなってるの分かる?これ。
怖っ!これをな取るやん。
この中にはなちょっと見とってや。
こう水が入ってる。
うわっ。
そうそうそう。
こうやってつるがさこう来てこん中に水がたまってる訳。
な!虫が誘われてくる。
ほんで中に入ったらさっきみんなが触ったみたいにツルツルで上に上がられへんようになる。
こっから液体を分泌させて消化液をな。
で溶かす。
それをこっから吸収してこのまま植物と暮らしてる。
俺がな見つけたやつはあっこれこれこれ。
この出会いは清順さんにとってまさに運命の出会いだった。
明治から続く植物卸問屋の5代目として生まれた清順さん。
植物に囲まれて育ったが意外にも少年時代は全く植物に興味がなかったという。
そんな清順さんを変えたのが21歳の時マレーシアの山で出会った世界最大の食虫植物…以来寝ても覚めても頭の中は植物の事ばかり。
人生が変わった。
今度サボテンの魅力に取りつかれて。
ヨーロッパに行ったら例えばすごい大きな巨木のオリーブを見て感動して。
どんどんそうやって…あの時味わった感覚を一人でも多くの人と共有できたら。
それがプラントハンターになったきっかけだ。
これなホンマは木にくっついてんねん普通は。
実は中を見てみるとこんなふうになってんねん。
これはアリの巣みたいになってんねんやんか。
中にアリ住んでもらってんねん。
アリに住んでもらう事で自分を守ってんねん。
コイツ。
植物が持つさまざまな魅力に触れてもらう事で少しでも興味を持ってほしい。
それが清順さんの願いだ。
今清順さんは世界で植物を探すだけでなく日本全国でイベントを開き植物と人とをつなぐ活動を日々行っている。
植物を運んでくるのが仕事なんですけど…。
好きになれば大事にしたいと思うんですよ。
好きになったらそれを守ろうとするしそれに対して何か自分はアクション起こしたり優しい気持ちになったりなれるけれどそうやってきっかけで触れ合ってもらって知っていく。
だから俺はそういう活動を一個でも多くね…。
清順さんはプラントハンターとして後輩たちにどうしても伝えたい事があった。
かっこええやろ。
清順さんは植物を輸入する時採取の許可はもちろん土や虫など在来の植物に影響するものがつかないよう細心の注意を払っている。
中でも一番気を遣うのが植物を枯らさず生かしたまま運んでくる事だ。
でな今回はみんなと一個ビッグプロジェクトをやろうと思ってる訳。
こういうな…ちょっとみんな見るか。
自分が常に向き合っている植物の命をみんなにも感じてほしい。
清順さんは課題を用意していた。
あるテーマパークから依頼された世界中の植物を一斉に展示するというイベント。
その準備を子どもたちにも手伝ってもらおうというのだ。
でも…一体何を手伝えばいいんだろう?午後。
やって来たのは学校から程近い清順さんの農場。
ここでは清順さんが世界中から採取してきた植物が育てられている。
真っ赤に咲くこの花もその一つ。
イベントで飾る花だ。
鶏のとさかに似ている事からそう名付けられた。
子どもたちへの課題それはイベントへ持っていくためこの花を植え替える事。
この植木鉢に要はこの植物を植えてちゃんと出来て。
生き残ったらOK。
(子どもたち)え〜!だからお前らが…清順さんは植物に手術するための道具をたくさん用意していた。
鶏頭はとっても弱い花。
植え替えのやり方によってはすぐに枯れてしまう。
植物に寄り添った優しい手術の方法をみんなで考えるんだ。
班に分かれて作業開始!4班は畑に植わっている花をどうやって移し替えるか話し合っていた。
抜けるもんちゃうやん。
よし抜けた!簡単に抜いちゃったけど…。
いいのかな?清順さんが用意したたくさんの材料。
子どもたちの目に留まったのはその中にある肥料だった。
植物に栄養は不可欠という事で全部の班が肥料を使う事にした。
中でもこちら6班では…。
たくさんの肥料の上に更に液体肥料まで。
最後は水やり。
一方大きな花と格闘中の2班。
植物の気持ちを考えるより植え替えという作業をこなす事で精いっぱいみたい。
支柱を使いなんとか支えた。
自分らと同じぐらいの大きさの花と闘ってねどうしたらええかっていうのをディベートし合ってるっていうか…。
それがまずすてきですね。
2時間かけてやっと作業終了。
一体どうなるのかな?じゃあ行こうか。
(子どもたち)よっしゃ〜!早速結果を見に行く事にした。
前日の写真と比べてみる。
確かにほとんどの班で見た目はあまり変わっていない。
でも少し変化が現れた班もあった。
垂れた?どこが垂れた?ここ。
そやな。
ここ垂れてしまってるな。
みんなちょっとこの5班のやつ見てほしいねんけどな。
昨日のを見て5班花が垂れてるって…。
花もちょっと軟らかくなってきてんねやんか。
分かる?これ。
これは実はこのまま置いとくと死んでしまいます。
成功したと思ったのに…失敗!?そして清順さんの言った事は本当になった。
1時間もたつと5班の花は更に元気を失いそれはほかの班にも現れた。
植物にとって優しい手術をしたつもりだったけど何がいけなかったんだろう…。
栄養がないからか。
なるほど。
実は最も大事なのは根の部分を気遣ってあげる事だった。
花が弱った原因は根の手術のやり方に問題があったから。
そう清順さんは明かしてくれた。
これはまあその植物によってちょっとは違うけど。
上の木と同じくらい実は根っこがあると思ってくれたらいい。
これぐらいデカい訳。
植物っていうのは根っこから水分とか養分とかを根っこから吸い上げてこれが生きてるんだけれどもこれをブツッて急に切られたからコイツ元気なくなっていくねん。
手術する時にじゃあどうしたらいいか。
俺らはこれをどうするかっていうとこういうふうに。
例えば土ごと取ってあげる。
できるだけ根の周りの土を残したまま植え替える事が大事なんだね。
でも土ごと移すとすれば根はどう扱ったらいいんだろう?こうすれば根の直りも早いという。
土と根がバラバラにならないよう慎重に。
絶対枯れへん。
植え替え中の植物は手術を受ける病人みたいなもの。
弱った体に負担をかけないよう優しくしてあげる事が大事なんだ。
葉っぱがついてると植物は葉っぱが太陽光を浴びて二酸化炭素を吸収して酸素吐き出す。
何て言うんやったっけこれ。
光合成?光合成な。
思いやりに満ちた清順さんの手術。
運動量を減らしてあげるのと同時に弱った植物の体を考えやってはいけない事があった。
全部の班あげてたよな。
これはな…何でか分かる?みんながじゃあこの植物になってみてな。
例えばやけどインフルエンザでもいいし何か病気になってようやく帰ってきてまだしんどい時にいきなりステーキ食べたいと思うか?豆腐とか。
そやろ。
植物があ〜体力失ってるな〜しんどいな〜っていう時にいきなりさステーキを次の日あげちゃうと食べられる訳がない訳よ。
植物だってみんなと同じなんだよね。
さあ!もう一度植え替えに挑戦。
1班は黒いビニールを覆って花を日ざしから守った。
植物の負担を考えた優しい手術。
2班は硬〜い畑の土に苦戦中。
う〜ん!よ〜しよしよし。
グサッ!そうそうそうそれ効いた効いた今の。
手と足一緒に。
よいしょ。
そう!それそれ。
今腹に当たった。
ハハハ。
いち早く植え替えを終えた5班。
いいね。
木陰に植え替えた花を置いた。
弱っているから日に当てない。
植物への思いやり。
よ〜し完ぺき完ぺき!大正解。
コンプレックス常に感じてる訳ですよ。
そんなん言う必要全くないぐらいみんな土に近いところでいてるんやな〜って思って。
今日見てたら「あ〜いけるな〜」ってやっぱり思ったっていうか安心しましたね。
いけたいけた!お〜すげえ。
そうろっと下ろしていってみ。
指抜いてそうろっとそうろっとそうろっと。
そうろっとやで。
いけるいけるいける。
お〜よっしゃよっしゃ。
心を込めた植え替え。
みんな植物の気持ちが分かったかな。
お花とかってきれいで何か動かないただ単に人に見られる植物だけやと思ってたけど植物の事まだ全然何も知らんかったな〜って思った。
植物も何か人間と同じで何か苦労してるというか…。
植物面白いと思った。
はいここまで載せて。
よ〜っしゃ。
ここまで載せて。
よ〜っしゃ。
OK!
(子どもたち)バイバ〜イ!2014/07/19(土) 15:50〜16:15
NHKEテレ1大阪
課外授業 ようこそ先輩・選「プラントハンター 西畠清順」[解][字]

今回の先輩はプラントハンターの西畠清順さん。世界中を飛び回って、どんな花や植物もゲットしてくる。西畠さんといっしょに、鶏頭の「植え替え」に子どもたちが挑戦する。

詳細情報
番組内容
今回の先輩は、プラントハンター・西畠清順さん、33歳。世界中を飛び回り、どんな花や植物もゲットしてきてしまうスーパー花屋さん。授業では、西畠さんの指導のもと、子どもたちが鶏頭の「植え替え」に挑戦する。鶏頭はとても弱い花。植え替えのやり方によっては、すぐ枯れてしまう。植物に寄り添った、やさしい植え替えの方法とは何かをみんなで考えていく。果たして、鶏頭の花を枯らさず、無事に植え替えられるだろうか。
出演者
【出演】プラントハンター…西畠清順,【語り】近藤千夏

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:21825(0×5541)