おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
まずはウクライナ東部で墜落したマレーシア航空の旅客機についてです。
アメリカのオバマ大統領は、地対空ミサイルで撃墜されたとしたうえで、親ロシア派の武装集団によって撃墜された可能性が高いという見方を示し、原因究明に向けた国際的な調査が必要だと強調しました。
ウクライナ東部で17日、オランダのアムステルダムを出発し、マレーシアのクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空の旅客機が墜落。
乗客・乗員の合わせて298人全員が死亡したと見られています。
ミサイルのようなものを載せたトラック。
ウクライナ内務省がホームページで公開した映像です。
マレーシア機の撃墜に使われた地対空ミサイル、ブークが、トラックに載せられ、ウクライナ東部からロシアとの国境に向けて運ばれたとしています。
これに対しロシア国防省は、いかなる武器もロシア領内には運び込まれていないとして否定しています。
アメリカのオバマ大統領は、原因究明に向けた国際的な調査が必要だという考えを強調したうえで、旅客機は親ロシア派の武装集団によって撃墜された可能性が高いという見方を示しました。
さらにオバマ大統領は、親ロシア派の武装集団が、ロシアの支援によって航空機を撃墜する能力を備えていると指摘。
そして国際的な調査を実施するためにも、ロシアと親ロシア派、そしてウクライナは、直ちに停戦しなければならないと述べ、現場に残された証拠を保全し、国際的な調査に協力するよう求めました。
次は、岡山県倉敷市で行方が分からなくなっている小学5年生の女子児童についてです。
警察は、女子児童が持っていた携帯電話のGPSの位置情報が集中していた地区で、携帯電話などの捜索を行っています。
女の子が住んでいる岡山県倉敷市。
手がかりを求め、警察や地元の消防団による捜索などが進められています。
周辺のお店などには、情報提供を呼びかけるチラシも。
身長150センチぐらい、細身、色黒、セミロングの黒髪。
行方が分からなくなっているのは、小学5年生の森山咲良さんです。
咲良さんに会ったことがあるという男性に話を聞くことができました。
咲良さんの行方が分からなくなったのは、今週月曜日でした。
咲良さんの通っている小学校です。
月曜日の午後4時ごろ、咲良さんは携帯電話で母親に、これから帰る、迎えに来てほしいと連絡をしてきましたが、母親は用事があって迎えに来ることができなかったということです。
1人で歩いて帰ったという咲良さん。
自宅までの距離は2キロ余り。
周辺を歩いてみました。
小学校から歩いて5分ほどの場所、そこには高速道路が走っていまして、さらにその向こう側、マスカットスタジアムという大きな球場が見えています。
咲良さんの自宅は、さらにその奥にあるということなんです。
自宅に近づくと。
大きな通りを離れて、住宅地に入ってきました。
このように水田が広がっている所も多く、交通量も比較的、まばらになってきました。
警察によりますと、咲良さんが学校を出たとされるおよそ30分後に、自宅付近では、咲良さんと見られる女の子が、男性に話しかけられているのが目撃されています。
男性のそばには、シルバーの軽乗用車が止まっていたという情報もあるといいます。
同じころ、自宅近くでは咲良さんの目撃証言も。
しかしその後、咲良さんは自宅には戻りませんでした。
心配した母親が、居場所を調べるために使ったのが携帯電話です。
咲良さんの携帯電話には、人工衛星を利用して現在の位置を記録するGPSのシステムが組み込まれています。
GPSは、午後5時半ごろから9時過ぎまで、自宅から北東におよそ2キロ、通っている小学校とは反対方向の場所を示していたといいます。
私も夜の時間帯にその辺りに行ってみました。
大きな通りから100メートルほど入ってきました。
街灯は少しあるんですけれども、かなり暗くなっています。
周辺では、警察の聞き込みが進められていました。
警察のこれまでの調べで、当日の午後5時半以降の咲良さんの携帯電話のGPSの位置情報は、自宅からおよそ2キロ北東の直線距離にして400メートルほどの2つの地点にほぼ集中していたことが分かっています。
2か所?どうしてですか?
まだ分かっていません。
また母親が最後にGPSで確認した午後9時過ぎの位置情報は、このうちの南側の地点を示していたということです。
警察は、金属探知機などを使って、側溝や空き地の草むらの中に、携帯電話が残っていないかどうか探しています。
次です。
ベネッセコーポレーションの個人情報が大量に流出した問題。
木曜日、容疑者が逮捕されました。
流出した個人情報は、複数の名簿業者に転売されたと見られています。
個人情報を記した名簿は、どのように売買されているのか。
都内の業者がNHKの取材に答えました。
逮捕されたのは、東京・府中市の松崎正臣容疑者。
ベネッセの顧客データベースの保守管理を担当する外部業者に派遣されていたシステムエンジニアです。
営業秘密に当たる個人情報1019万件余りを、名簿業者に売却する目的で、不正にコピーしたとして、不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、松崎容疑者は、容疑を認めているということです。
ベネッセを利用する保護者は。
松崎容疑者は、逮捕前の事情聴取に対して、1年前から合わせて15回くらいデータをコピーし、名簿業者に売ったと話し、さらに、持ち出した個人情報は延べ1億件以上に上ると話しているということです。
名簿業者とは一体どのようなものなのか。
インターネット上には、多くの名簿業者が名を連ねています。
そのうちの一つ、都内の名簿業者が、NHKの取材に答えました。
情報の値段は、どのように決まるのでしょうか。
この業者によりますと、最新の情報の場合、名前、住所、電話番号、それにメールアドレスが入ると1件当たり200円で売れるといいます。
生年月日や家族構成などが入ると、200円アップして400円に。
年収や子どもの学校が加わると、さらに200円加算され、600円。
商品の購入履歴やマンション内覧会の参加履歴などがつくと、さらに200円がプラス。
クレジットカードの情報が入ると、値段は2000円になるということです。
中でも価値が高いのが、子どもの情報だといいます。
この業者は、企業の幹部や投資家、さらには子どもがいる家庭の情報など、重複を含めると1億件以上の情報を持っているとしたうえで、次のように述べました。
ベネッセ側は、容疑者逮捕のあと記者会見し、陳謝しました。
その上で、顧客への対応に当たる専門の組織を設置するとともに、総額200億円を準備して、おわびの品や、通信教育の受講費の減額などの対応を検討していくことを明らかにしました。
飲酒による悪質な運転で、また命が奪われました。
今週日曜日、北海道小樽市で、海水浴帰りの女性4人がひき逃げされ、3人が死亡。
車を運転していた男は、近くの海水浴場で12時間近くにわたって酒を飲んでいたということです。
事件で死亡した石崎里枝さんの通夜です。
札幌市で事務の仕事をしていた石崎さん。
小さいころから、明るくて穏やかな性格だったということです。
今月13日の夕方、小樽市の道路で女性4人が飲酒運転の車にひき逃げされ、3人が死亡、1人が大けがをしました。
現場は海水浴場から500メートルほど離れた所で、4人は海水浴から帰るため、JRの駅に向かっていました。
4人は歩いているところを突然、後ろから来た車にはねられました。
ひき逃げなどの疑いで逮捕された、札幌市西区の飲食店従業員、海津雅英容疑者です。
警察によりますと、息からは酒気帯び運転の基準値の3倍を超えるアルコールが検出されました。
海津容疑者は事件当日、早朝から12時間近くにわたり、海水浴場にある数か所の海の家で、ビールや焼酎を飲んでいたということです。
その後、酒気帯びの状態で携帯電話を操作しながら車を運転した結果、現場で女性4人をはねたと見られています。
海津容疑者は、4人を助けることなく現場から走り去り、近くのコンビニエンスストアでたばこを買っていたということです。
ひき逃げされた4人は、高校の元同級生でした。
容疑者が事件直前まで酒を飲んでいた海水浴場。
警察官や地元の住民たちが、海の家を回ってビラを配り、飲酒運転の防止を呼びかけました。
この事故の前日にも、埼玉県川口市で、飲酒運転と見られる車に、女性が1キロ以上引きずられて死亡するひき逃げ事件がありました。
悪質な飲酒運転が続いたあとに、規制が強化されて、なんとなく社会全体で十分反省したというような気持ちになっていた気がするんですけど、全然そんなことなかったんですね。
いつも肝に銘じておかないといけないことなんですね。
実は皆さんにも一緒に見て思いを新たにしていただきたいことがあるんです。
15年前、飲酒運転の大型トラックに追突されて、幼い娘2人を亡くし、遺族の立場から罰則の強化などを求めてきたこちらの女性、井上郁美さんです。
井上さんは、犠牲者が増え続ける現象をどう捉えているんでしょうか。
お話を伺ってきました。
井上さんは平成11年、東名高速道路で大型トラックに追突され、一家4人で乗った乗用車が炎上。
3歳と1歳の幼い娘を亡くしました。
トラックの運転手は、意識がもうろうとするほど、酒に酔っていました。
その運転手が受けた判決は懲役4年でした。
刑が軽すぎる。
井上さんは夫の保孝さんと共に見直しを訴え、2年後、危険な運転で事故を起こしたドライバーに対する刑罰が引き上げられました。
危険運転致死傷罪が新たに設けられ、現在、最高刑は懲役20年です。
しかし福岡市で幼いきょうだい3人が死亡するなど、痛ましい事故が相次いで発生。
罰則の強化が進み、ことし5月には、危険運転致死傷罪をそれまでよりも幅広く適用できるようにしたほか、酒や薬物の影響で事故を起こしたあとの、いわゆる逃げ得を許さないための罰則が設けられました。
ただ、井上さんは、法律の整備のほかにも、大切なことがあると考えています。
井上さんは、娘2人を失ってから15年間、飲酒運転をなくすための活動に取り組んできました。
井上さんは、飲酒運転の根絶に向けて、このあとも講演などの活動を続けていくとお話されていました。
次は公正であるべき選挙の信頼を大きく揺るがす事件です。
去年の参議院選挙の開票作業を巡って、高松地方検察庁は、今週、当時の開票担当者3人を、公職選挙法違反の罪で起訴しました。
白紙の票を水増しするとともに、本来、集計すべきだった有効投票を、集計しなかったとしています。
公職選挙法違反の罪で起訴されたのは、高松市選挙管理委員会で実務のトップである、事務局長を務めていた、山地利文被告ら3人です。
去年7月の参議院選挙、高松市の開票所。
時刻は深夜1時ごろ、比例代表の開票作業の様子です。
作業を見守る山地元事務局長の姿も写っています。
この事件、発覚のきっかけは、全国で20万票余りを獲得し、比例代表で当選した、自民党の衛藤晟一議員の得票が、高松市の開票所でゼロ票だったことでした。
衛藤議員に投票したという支援者は、票の再確認を求める抗議文を、市の選挙管理委員会に提出。
選挙管理委員会は、ゼロ票の理由を検証したものの、原因の特定は難しいとしていました。
衛藤議員の票はどこに行ったのか。
検察の調べで、その経緯が分かってきました。
山地元事務局長ら3人は、当初、投票総数が300票余り足りないと誤って認識。
つじつまを合わせるために、すでに集計を終えた白票をもう一度集計させ、白票の数を水増ししたということです。
これはミスなんでしょうか?
始まりはそうですね。
その後、未集計だった衛藤議員の有効票312票をまとめた束が見つかりましたが、集計せず、集計済みの有効票を保管する段ボールにこん包。
その結果、衛藤議員の票はゼロになったというのです。
今回の事件、長年、選挙事務に携わり、今も全国で選挙担当者の指導に当たる小島勇人さんは、次のように話しています。
さらに、不正を隠すための隠ぺい工作も行われていました。
集計を終えた票は、段ボール箱に厳重にこん包されます。
ガムテープでこういうふうにとめていきます。
さらにこれをもう一度、こういう状態で、この状態にします。
最後に有効票、無効票等の表示した紙を全面のり付けして、割り印をしていくと。
その段ボールは、高松市役所地下の倉庫に保存されていました。
選挙の翌月以降、山地元事務局長は、部下3人と共謀して、地下から11階の選挙管理委員会の部屋に段ボールを運び出して開け、票を移動させるなどしたとされています。
3人の部下も、封印破棄の罪で、在宅のまま起訴されました。
検察は、6人の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、このうち4人は、不正を認めているということです。
信頼回復に必要なことは何か。
選挙担当者の指導に当たる小島さんは。
続いてはこちらのニュースです。
日本のビジネス街の中心で、温泉が。
大手不動産会社、三菱地所が、東京・大手町の地下から、温泉を採掘したと発表しました。
温度は36度5分で、関節の痛みや神経痛などへの効能が期待されるということです。
会社では、6年後の東京オリンピックに訪れる外国人観光客も呼び込みたいとしています。
先週まで神奈川県議会の議員だった横山幸一容疑者が、脱法ドラッグを持っていたとして、薬事法違反の疑いで逮捕されました。
かつて県議会の厚生常任委員長を務めていた横山元議員。
元議員は、脱法ハーブを早急に排除していく必要があるとする意見書の作成にあたって、中心的な役割を果たしていました。
神奈川県の黒岩知事は。
元議員は、逮捕容疑について、違法な成分が含まれているとは知らなかったなどと、否認しているということです。
警察によりますと、元議員が借りていた部屋からは、十数点の脱法ドラッグが見つかったということで、入手のいきさつなどを調べることにしています。
この脱法ドラッグの問題については、このあとの後半の深読みのコーナーで詳しくお伝えします。
続いてはニュースの深層に迫る深読みのコーナー。
先ほどもお伝えしたこの問題です。
今、サイトをこうやって見ているんですけど…ドラッグとか薬って書いてないんですね。
お香とかハーブって書いてあります。
取り締まりが強化される中でも売られ続けている脱法ドラッグ。
値段が2000円とか5000円意外と安いんですね。
価格が安い、違法ではないとうたわれているためつい手を出してしまう人が…。
この2〜3年で急激に広がり全国で40万人が使用したとみられています。
中でも問題になっているのが若い世代への広がりです。
実際に東京・渋谷で聞いてみると…。
脱法ドラッグの怖さどこまで知っていますか?脱法ドラッグを使用した本人が命を落とすケース。
さらには一般の市民が巻き添えになる悲惨な事故が相次いでいます。
私たちの身近に迫る危険な脱法ドラッグ。
どうして、もっと厳しく取り締まることができないの?きょうはトコトン深読みします。
メール、ツイッターでのご参加、きょうもお待ちしております。
ハーブ、リキッド、パウダー、いろいろ種類があるので、総称して脱法ドラッグと、私たち呼んでますが、売っているほうの人たちは、合法ドラッグと呼んでいるそうです。
いっそ違法ドラッグと呼びたい、さっさとそう呼んだらどうなんだと思ってらっしゃる方、多いと思いますが。
なかなかそうはいかない事情があるらしいんです。
きょうはそこからスタートです。
徳永アナウンサーです。
おはようございます。
一応、麻薬Gメンのつもりなんですけど、ちょっと無理がありました。
しかも暑いっていう。
この格好したのは、意味がありまして、テレビをご覧の皆さんにも、取り締まる側に立ってもらえれば、その違法とか、脱法とかっていう、ことばの意味が分かっていただけます。
取締りしたくてもできない難しい事情があるんです。
この脱法っていうことばには、取り締まる側の難しい事情も含まれているんです。
それを模型で整理してみたいと思います。
古くから体に害のある、中毒とか依存性の強い薬物っていうのはありますよね。
これは明確に取締りがすぐできます。
違法ですから。
なぜかというと、ご存じのとおり、こういう法律が、ドーンと、さまざまあって、明確に違法と書いてあるからです。
ですから見つけしだい、すぐに摘発して、捕まえることができると。
確かに世の中には、新しい薬物が次々出てきて、こういう合成した麻薬だとか、それから天然のキノコに薬物に近い成分が入っているのをマジックマッシュルームとかって、よく売られちゃった時期があるんですが、これも取り締まれます。
これ、実は、この法律、とても優れものな一面があって、これ読んでみたんですけど、最後のところに、こんなのがあるんです。
法律の文としては、文章で書いてあるんですけど、これを麻薬としますよっていう、これを覚醒剤としますよっていう、化学式がいっぱい書いてあって、新しいのが見つかるたびに、危険と分かれば書き足していけるルールになっているんです。
ですから、新しいのが出るたびに、どんどん指定していって取り締まるというやり方を捜査の人たちがしてきたんです。
だったら、脱法ドラッグについてもそうしてくれたらいいんじゃないんですか?
そこなんです。
やっかいなのは、この存在なんです。
こういうお店が公然とあるんです。
今、こういう反社会的な人が売るっていう、いかにもっていう人がもう今、ほぼ取締りで逮捕されたりもしているんですが、えっ?ていう普通の町なかで、堂々と売られちゃってる。
やっかいな事情が3つありましてね、1つはさっきあった、ドラッグって書いてないんですよ。
ハーブだっていってるんですよ、脱法ハーブ、脱法ハーブっていいますよね。
実は脱法ハーブっていうのは、ハーブそのものは普通の植物なんです。
それに覚醒剤や麻薬によく似た成分を混ぜてある。
はー、天然ではない?
天然じゃないんですよ。
でもあくまでハーブだからっていって、こうやって売ってる。
使用法とかは別に何もいってないわけですね。
売るときに。
そうです。
だからこれに効きますなんて書いてないんです、一切。
香りを楽しむものとして売ってますよっていう、体なんですか?
体なんです。
一応は。
そうなんです。
そしてもう一つあって、安いんですよね、覚醒剤に比べて。
だからこういう若い人が、勘違いして気軽に買ってしまっている事情も、値段というのがあります。
そして最もやっかいなのが、ちょっとやってみます。
取締りをしてみるとしますよね、例えば仮にね、こういった構造式で書ける物質が法律上アウトだとします。
これは違法です。
さあ、このハーブ、どうだって成分を分析して、取り締まろうとします。
そうすると。
あっ、あった。
ほら、あれ?
つまり、これは例えば天然のハーブに何か化学構造で、妄想とか幻想とか引き起こすようなものをまぶしてあるという意味なんですか?
そうです。
その化学式を分析して、ぴったり一致すればアウトなんですけど、よく見ると、赤いひげが1本だけ生えてます。
これは、だから、どういう意味ですか?
似てれば、だめっていうことはできないんですか?
これは、化学式で規定している以上は、一個一個指定していくしかないので、あくまで違うものなので、取り締まりたくても取り締まれない、そこで従来はこうやっているんです。
新しくそれを研究して、ひげが1本生えたのもアウトにしましょう。
この法律に追加されれば、それを持っていって、はい、アウトだっていうのを従来やってきているんです。
こうやってどんどんどんどん。
じゃあ、これもいこうと思って、挙げますよね。
そうすると、あれって。
丸が増えた。
ああ、なんかまた。
ああ、もう、じゃどうしよう、これ取り締まれない。
こっちを変えようっていって。
じゃあ、いくらやったって、いたちごっこっていうかね。
そうなんですね。
これを照らし合わせて。
誰が棒や赤い丸を付け足しているんですか?
つまりこの作っている側が、化学の知恵をどんどんつけてきていて、ちょっとだけ構造を変えている。
危険性は麻薬や覚醒剤と同じか、それ以上危険にもかかわらず、ちょっと手を加えている。
そんなに化学の知識のある人が、どうして人の役に立つことをしないで、そういう悪いほうへ行くんですかね。
本当ですよね。
私も聞きたいぐらいなんですよね。
取り締まっている人たちは、一生懸命一個一個指定していってるわけなんですが、またこう、あけると、なんかこう、なんか変なものが、また生えているというのを繰り返し。
簡単に出来ちゃうんですね。
そのちょっとつけるっていうのは、変えられると。
私たちにはできることじゃないと思いますけどね。
その感覚がね、分からないですけど。
やればもうかるんですか?それは。
相当もうかっちゃう…。
お金になる?
だからやるんでしょうね。
薬物の、どこで作られて、誰が作っているか。
実は海外の、中国など、海外で作られているというふうに、捜査当局は見ているんですね。
それなりの化学工場で合成されて、それが日本に入ってきているということのようなんです。
持ってくるのは…。
なんか陰謀のように思うんですけどね。
昔のアヘン戦争のような、そういう時代の。
日本が、世界的にこの脱法ドラッグって、問題になってるんですけど、日本が比較的、高い価格で取り引きされていることもあって、かなり狙い撃ちされているという指摘もあるんですね。
日本が一つ何か規制をしたら、それ、またその規制を免れるものが作られているという指摘もあるんです。
成分としては違法ともいいたいんだけど、法律の条文を細かく読むと、違法とはいいきれないから、脱法ってことばになっちゃってる。
もうこれも、誤解招くから、来週、新しい名前出そうって、ニュースに今なってると。
なんかたくさんの応募があったらしいですけどね。
たくさんね。
慣れちゃいますよね。
ちょっと前までは、合法ドラッグっていわれてて、それだったら、なんかぬるい感じがするからって、脱法に変えたじゃないですか。
それで売ってるほうは、法律上、100%アウトじゃないっていうのを取って、合法ってうたってるんですけど、それはおかしいよねって言って、この名前になったけど、今はこの名前が誤解を招くからって、そういうことになってると。
法の網を抜けようとし続けるドラッグなんですね。
抜けようとしているから、脱法なのです。
この捜査する側も、いろんな法律、今ある法律駆使して、なんとか取り締まれないかと知恵を出します。
ちょっとヒントがあってね、さっき私、言ったんですが、中には何も書いてないって言ったんですが、中にはこんなものもあるんです。
パッケージに、服用するとハイになれますとか、いろんな文句をうたっているものもあります。
これに注目した人もいます。
何かというと、体に取り入れることでこんな変化がありますよってことですよね。
それはかぜ薬とか頭痛薬と同じように、私たちの体を治してくれる薬と考えれば、全く逆ですけど、考えれば、この法律を使えないかと気付くんです。
薬事法という。
それで取り締まろうと。
そう。
薬事法にはこう書いてあります。
医薬品、つまり体に変化がありますよっていうのをうたっている医薬品というのは、何度も検査して、国からちゃんと承認を受けてないと、売っちゃいけないのは当たり前ですよね。
それがちゃんと書いてあります。
あの店が承認受けているわけないですよね。
そうですね。
わけないですね。
よし捕まえましょう。
化学式がちょっといじろうが、関係ないっていって、これを摘発できるわけです。
やったと。
と思うでしょ。
向こうは向こうで、悪知恵を働かせるんです。
最近、こんな看板が出てきます。
当店のものをみだりに吸ったり食べたりしないでくださいよ。
だって、これ、お香ですから。
用途書き始めたんです。
さっき用途のこと言いましたよね。
バスソルト、つまり入浴剤の一種。
でもそれはハイになっちゃうんですよね、実際服用すると。
どういう効果があるか書いてないんです。
だから医薬品の定義から外れますよね。
言ってるからとか、一応は言ってますよっていうポーズをしてるわけですか。
そしたら…。
法の網を抜けられちゃうんですか?
また薬事法の、このルールでいこうとしたら、そうじゃないって、お客が勝手に吸ってるだけですって言えちゃう。
そうか、そうか。
なります。
これもだめ、やっぱり、一つ一つ指定していくしかないかと。
さっきまさにおっしゃった、まとめてだめなのかっていうのが、実は去年からようやく始まったんです。
つまり、一個一個、やるのじゃなくて、形が似てれば、もうまとめて違法に指定しましょうっていうルールが始まります。
つまりこれが基本、ちょっとひげ生えようが、これが入ってれば、危ないことに変わりないんだから、アウトだっていうと、どうせひげ生やしてるんだろう、お前と。
どんっと、ほらほら、こうやってやってるだろうと。
だけど、はい、合わせてみましょう。
はい、ここが一致してるからアウト。
これ、あくまで簡易的にしていますよ、分かりやすく。
これ、全部アウトだと。
ざまあみろと。
ざまあみろ。
これを取り締まれると。
まさに今、この指定する数を、どんどん増やして、スピードも上げて、撲滅に向けて、あの、してるんですが、なんか出てきましたね。
実は今、危惧されている問題があります。
また出てきてるんです。
なんで?
でも基本、合ってればアウトでしょう?
うん、アウト、アウト。
ちょっとこれで、照らし合わせてみましょうか。
増えた!
全然違う。
実は、全部まとめてアウトなら、それ以外の構造式でまた中毒性や依存性のある薬物はないかって、研究してるんです、彼らは。
そして、混ぜたり、どんどん改良してるので、作ってるほうも、どれだけ危ないか分からずに売っているという話も出てきています。
人間をモルモットにしてるような感じが。
そうです、今まさにこの脱法ドラッグを買っている人は、人体実験のえじきになっていると言っても、差し支えありません。
最もひどいものは、…の瞬間に訳が分からなくなって、車に乗って人を死に至らしめることもありうる、だから恐ろしいんで、こう呼ぶ人もいるということなのです。
モンスタードラッグは、分かりやすくていいじゃないですか。
脱法ドラッグの代わりに。
でもなんか、ちょっと悪い人からすると、響きがかっこいいとかなりそうですよね。
ゼロにするためにはどうしたらいいかっていう悩みが、ずーっとこの取り締まる方々の中では、続いていると、こういうことなんですね。
これはどうしたものか、話し合おうという。
専門家に。
ことなんですけど。
でもこれ、本当にいたちごっこになっちゃうから、オッケーなものだけ売っていいことにして、それ以外のものを売ったら、もう全部厳罰とか、そういうやり方にできないんですか?
実はそれ、やってる国あるんですって。
このあと、一つご紹介しますから、ちょっと準備させてくださいね。
じゃあ、その間に私、質問があります。
この今の法律の中で、取り締まれないんだったら、新しい法律作るとか、何かもっと抜本的な取締りって、できないものなんですか?
今、私もその抜本的な覚醒剤、大麻取締法みたいにですね、まとめて一つ規制して、法律を作ったらいいじゃないかっていう気もするんですが、やっぱりまあ、それにはちょっと時間もかかりますし、さまざまな問題クリアしなきゃいけない。
それはそれで時間かかっちゃう。
ええ、なので今、できることという、今薬事法でできること、始まってはいまして、一つは、規制するまでの時間を短くするという方法なんですね。
実は規制までって、結構時間かかるんです。
まず薬物がどういうものなのかっていう、混ざっている薬物が何かっていうのをきちんと突き止めなければいけない。
毒性も確かめなければいけない。
その上で専門家の審議を経て、それを規制の対象にしましょうということになったら、今度は国民からの意見を求めるパブリックコメントという期間がまた30日あって、それが実際に施行されるまで、30日あるという、こういうことで半年ぐらいかかっていたんですね。
そうすると当然、規制されるころには、また別のものが出てきてしまうっていうことになりますよね。
実際に池袋の事件で使われていた脱法ドラッグも、この規制の対象になってないものだったんですね。
そこで国は今回、法律上、この審議会とか、パブリックコメントってもともと省略してもいいということになっているんです。
緊急の場合には。
緊急の場合と捉えれば、それができるので、このように。
緊急指定。
緊急指定をしました。
まさしく池袋の事件で使われた薬物については、これ省略して、緊急指定して、事件から3週間ぐらいで指定ができたんですよね。
早くしようと努力はしてる。
すみません、愛知県の40代の女性からこんな質問が来ています。
販売店といいますか、実際、行ったことがあるんですけど、DVDを過去に売ってたお店とかあると思うんですけど、そういう所が、ハーブ屋さんに変わって、そこで働いている人がいるんですけど、そこでは、さっきも説明がありましたように、怖い人のような人が売っているわけではなくて、つい最近まで違うアルバイトをしていたような人たちが、そこに来ていると、売っていると。
このメールの趣旨は、売ってるほうを取り締まるべきじゃないのか、売ってる人を捕まえる方法はないのかっていうお気持ちだと思うんですけど、どうなんでしょう?
販売自体は禁止されていないので、売っている側も何を売っているかは、禁止されてるようなものを売ってるわけではないので、特に悪い意識はないですよね。
罪の意識は。
普通にもしかしたらアルバイト先として紹介されて。
そうですね。
例えば僕が聞いた話では、ハローワークで行った紹介の先がここだったとか、あるいはアルバイトニュースのようなもので来たところがこういったところだったという。
問屋というか、元締めというか、そこのところをたたくっていうのは?
募集している側はどういう人なんですか?
募集している側は、たぶん大元の、要は問屋さんがあったとして、問屋さんがストレートに店舗に来るのではなくて、そこを、間を何重にも介して。
でしょうね。
なので問屋まで行き着かないんです。
でもそこのところ、なんか、なんか国際的な悪のにおいがするんですけどね。
実際に、その製造元っていうか、国内での製造現場って、まだ3件ぐらいしか摘発されてないんですけれども、先月、実は初めて沖縄で密輸、脱法ドラッグの密輸で逮捕されたというケースがあったんですが、これはその税関からの情報などをもとに、警察や厚生労働省の麻薬取締り部が入ったと。
でもまだそれ、逮捕したのは、まだ1件にとどまっている、なかなかその大本のところまで捜査がたどりつくというのが、今まだ難しい状況なんですね。
それって、逮捕されたとしても、大麻とか覚醒剤じゃないから、薬事法ってことですよね。
罰則も結構軽いんじゃないんですか?
そうですね。
まぶすほうの、もともとのハーブなり、バスソルトなりに、混ぜる、そのまぶすほうの薬物を禁止したらだめなんですか?
それが今、説明があったように、一つ一つ化学式を突き止めて、毒性を突き止めて禁止してるんですけれども、追いつかないという状況ですね。
それをやれば、もうだめになるんだ、人生棒に振ってしまうんだっていうようなことを、もっと説明するっていうのは、どうなんですか?
もちろんそれは大事なことなんですけれども、やっぱりもう、使っちゃって、やめられなくなっている人もかなりいるっていうこと、それからやっぱりそういう話が伝わりにくい。
もう大人のことを信用してない子たちなんかは、なかなかそういう話がすんなり入っていかないっていうのがあります。
脱法ドラッグで次々と事故が起こるのは、なぜですかという声もきています。
どうして車にみんな乗ってしまうのだろうって。
まず、病院で僕ら、脱法ドラッグやめられなくなっている患者さんを治療しているわけなんですけど、もう5、6年ぐらい前からそういう患者さんが来てたんですよね。
やっぱりこの最近、2、3年、この脱法ドラッグの危険性が増しているんですよ。
幻覚とか妄想を呈する、その精神病の症状ですね。
それを出す人は、これは病院の、全国の精神科病院に来た薬物に関連する患者さんの中で、受診したときに、幻覚とか妄想のような症状があった人が、覚醒剤と脱法ドラッグでどっちが多いのかっていうのを調べた調査なんですよね。
と、これ、見ていただくと分かるように、覚醒剤に比べると、脱法ドラッグのほうが、パーセンテージ高いですよね。
どんどん危険になってます。
それはどうもですね、規制をするたびに、ちょっとずつああいう構造を変えていきますよね。
前よりも危険になっちゃってるんですよね。
規制のたびにモンスターが生まれてくるというような奇妙な現象もあるし、もっと困っちゃうのは、規制すると、規制前のものが売れなくなりますでしょう。
そうすると、しょうがないから在庫一掃処分のために、大安売りをするんですよ。
10分の1の値段にして。
そうすると10代の子たちが今度は買ってしまうという問題もある。
非常に。
その幻覚や妄想のせいで、運転したくなるんですか?
これだけ幻覚や妄想の状態になって、わけ分からなくなって運転しちゃう人もいるし、それからあと、依存性も強いので、もう欲しくて欲しくてたまらなくって、やっと手に入れたら、もううれしくてその場で車の中でやってしまう。
車で買いにいくから?
そうですね。
やっぱりね、だんだんだんだんと規制が厳しくなってくると、罪悪感もあるから、1人になれる場所っていうと、実は車の中だったりするのもありますよね。
ちょっと安全なイメージもあったからなんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう?ものすごい悪い?
ものすごく悪い。
どう考えても大麻や覚醒剤のような違法なものよりも、今や、依存性においても、それからこういう幻覚や妄想が出てしまう。
身体の影響に関しても、明らかに危険ですね。
その危険については、一口に言えません。
その種類によってもさまざまですね。
死亡事例もあります。
脳に障害が出たりというようなことも?
そうですね、ありますね。
ちょっとここでツイッターご紹介しますね。
名前を変えようという声、結構結構来てますね。
名前を変えるのは、募集なさったんで、たくさんの応募があったというようなことも聞いてるんですけど、名前を変えるというより、もっと根源的に、名前を変えるのも一つの手ですけど、根源的ななんか、もとを断つような方法を、なんかないんですか?そういうの。
確かに、実は国は脱法ドラッグという名前、名称を認めているわけじゃないですね。
厚生労働省はすでに違法ドラッグという名前で、一応、公式に決めていたはずなんですけれども、これも名前も普及しなくて、よりインパクトの強い脱法ドラッグのほうが普及してしまった。
対策としては、取締りも重要ですし、規制強化も大事なんですけど、それ以上に、欲しがってる人を減らすっていうことも大事だと思うんですよ。
ちょっとここで、じゃあ、どうすりゃいいのかっていう話にいく前に、さっきから眞鍋さんが気になっておられる対策のあれこれ。
もう、はい、根本的にNGにできないのかってことですよね。
ということと、それから一部を認めることで、なんとかなるんじゃないかって、さっきちらっとおっしゃってたけど。
もう売っていいものを一部だけ決めておいて、それ以外をやった人は、売った人は全部NGっていう、なんかそういうふうにできたらいいのになって思ったんですけど。
難しいんでしょうか。
抜本的に本当、制度を変えるっていうのは、私もそう思いますし、例えば罰則を強化するとかですね、今、覚醒剤ですと、使ったりしたら、1年以上の懲役、最悪、売れば無期懲役まであるんですけども、脱法ドラッグですと、売っても5年以下の懲役とかですね、使っては3年以下とかって、だいぶ、やっぱり刑罰の重さにも開きがありますんで、厳罰化するっていうのも一つの方法でしょうし。
それではちょっとこちらをご覧いただきましょう。
やっぱりなかなか、いい作戦がないんじゃないのって思うと、やっぱり海外どうしてるかっていうところで、なんかいいところないかなって、探してみました。
脱法ドラッグって世界中で今、問題になっていて、規制のやり方を変えているところはいくつもあります。
対応が分かれています。
正反対の国を見つけました。
このイギリスとニュージーランド。
例えて言うなら、イギリスはこうです。
もっと強く規制しましょう。
でもニュージーランドは、こんなことをしました。
あえて緩めてみましょうか。
ちょっと見てみましょうか。
こっちからいきましょうか。
なんか想像つきやすいのはイギリスです。
ちょっと見てみますよ。
どうするかというと、イギリスにはもちろん捜査官の方はたくさんいらっしゃいます。
そういう方々が、必死になって、国内にある脱法ドラッグと称しているもの、集めます。
もちろんお店やインターネットで手に入れることもそうです。
例えば音楽ライブの会場。
音楽ライブそのものは何も悪くないんですが、こういった会場を見つけては、薬物を売りに来る人たちがいます。
捜査官の人たちは素人に成り済まして、これを買っていきます。
集めます。
とにかくサンプルを集めます。
で、調べて、これが未知の薬物ってことが確認されれば、こういうことをしましょうと。
これ、怪しいかもと思ったら、中身がどうであれ、もう1年間、とりあえず販売禁止。
分かりやすい。
もうだめ。
だからさっきの日本のあのお店のような、もうはっきり言って屁理屈と思えるようなこともなし。
1年間はだめ。
国の機関でちゃんと調べて、危ない危険性のあるものはもうずっとだめ。
そうじゃなかったものは、じゃOKというのを、ちゃんと1年かけて調べましょうというのをやりました。
これがイギリスのやり方。
これは想像つきますよね。
こっちです。
緩める。
こういうことです。
最悪な事態は、車に乗って人をはねちゃうような、人が巻き込まれたり、亡くなっちゃうケースを避けたいわけですよね。
今、どんどんどんどん全部アウトにしてますよね、それは当たり前ですよね。
でもアウトにすればするほど、もっとひどいものを作り始めるって今、松本先生がおっしゃってました。
そうですよね。
じゃあ、こうしましょうと。
比較的ですよ、毒性や依存性が弱い41種を、逆に合法にしましょうと。
で、もっとひどいものが出るのを、こうすれば避けられるんじゃないかと、ニュージーランドは考えた。
ただし、この41種、もちろんルール決めます。
18歳以上しか買えません。
CMとか広告はありえません。
パッケージに影響もちゃんと書いて、分かった人しか使えないようにする。
これ、全く微妙な。
でも大丈夫なんですか、それは、41種。
そうなんです。
これ実は、でも世界中の、逆転の発想なので、世界の薬物の関係者は、これちょっと、注目はしたんです。
眞鍋さんがさっきからおっしゃってるのは、こういうことじゃないんですか?
じゃなくて、本当にお薬として薬事法で認められている健全なもの以外は、すべてNGにしたらいいんじゃないって。
これ、相当究極のやり方ですよね。
ここまで緩めるっていうのは、びっくりしましたね。
これ、どっちがどうなったと思います?実際。
法律というかルールを変えて、まだ間もないんですけど、どっちの国も。
ニュージーランドへ旅行する人が増えたら、困るやないですか、そんなこと目当てに。
もっともっといいところがたくさんある国なのに。
ちょっと抵抗ありますよね。
抵抗ありますね、やっぱり。
こっちから結果見てみましょうか。
確かに効果は一部あったんです。
脱法ドラッグって称して売っているお店、4000店、国内にあったんですが、このドラッグの店が150まで減りました。
なぜかというと、自分のところが扱っているものが合法ですって証明する作業は、お店に委ねられたんです。
だから煩わしくなったのもあってか、撤退する店が相次いで、数減ったんです。
よかったじゃないですか。
いや、そうじゃなかったんです。
文珍さんがおっしゃったことが近いんですけど、この150店舗に大量の中毒者が集まったんです。
だって比較的弱いっていっても、危ないものですから。
そうですよね。
結局、中毒症状の人がこの150店舗に群がって、国民からもなんでこんなことをしたんだということになって、ことしの5月です、1年もたたないうちにこのルール、断念しました。
やっぱりだめでした。
でしょうな。
やっぱり厳しくするしかないということですか。
ちょっと見てみます。
これ3年たつんですけど、始めてから。
脱法ドラッグを服用して亡くなる方、イギリス国内、法律前。
脱法ドラッグを使用した本人の話ですね。
今、松本先生がおっしゃった、服用した本人が亡くなるケース、22人でした、1年間で。
この厳しくしてどうなったでしょう。
増えちゃった。
増えちゃった。
あんまり効果出てないんです、正直言って。
なぜか。
イギリスっていうのは、大体1週間に1種類は新種のドラッグが出てしまうといわれていますから、単純計算、このルールが変わって3年間で150種類ぐらい増えているはずです。
どれぐらい未知の薬物として見つけることができたかというと。
少ない。
専門知識ないとすぐにできないのって言いがちなんですが、一つ一つ調べて、未知だって認める、危険性を認めるってものすごく大変な作業だそうで、追いつかない。
つまり。
番組で一生懸命妙案探しました。
見つけられませんでした。
世界中、探してもなかった。
紹介できそうなのはなかったです、はっきり言って。
買うほうを規制するっていうのは、なかなか難しいと思うんで、本当に売ってるほうが、もうこれはお金にならない。
もう売っても本当に労力のむだだって思うようなシステムにしないとだめですよね、恐らく。
さっきから私、眞鍋さんのおっしゃっていること、誤解してたんですけど、眞鍋さんはあれですね、市場に出回るものは、全部安全性を確認できたものっていうことにして、そうじゃないものは売っちゃいけませんっていう世の中になればいいのにっていう。
そうです。
しこう品はお酒ぐらいでいいじゃないかと。
それ以外のしこう品なんて。
いやー、難しい。
私、たばこを吸ってましたけどね、それをやめるだけでも大変だったのに、こういうのに依存症になってしまうと、そりゃあ、もう、抜けられないんでしょうね。
だからそうですね、そういう意味では、規制以外の方策も、同時に進めていく必要もあるかもしれないなと思っています。
規制以外の方策っていうと、どういうことになるんでしょうか。
欲しがる人を減らすっていうことですね。
それ難しいですね。
一つは乱用防止、若い人たちがそれに手を出さないように教育をしっかりするということが一つ。
もう一つは、もうすでに手を出してしまってやめれなくなっている、依存症の人たちの治療をちゃんとするっていうことなんじゃないかなと思いますね。
依存をして、治療をして、こんなに大変なんだよということをもっと社会に知っていただくっていうことも、大事。
大事ですね、本当にそうですね。
それと、最初のきっかけというのは、興味本位っていうことが非常にあるのではないかと思うんですけど、それをグループで例えば少年たちがですね、集まってて、それを1人だけ、それだめじゃないのっていう、言う勇気が、異を唱える勇気っていうのがなかなかなくて、いじめになってしまったりっていうこともあるんじゃないかと思うんですが。
そうですね。
もちろんそういうグループの中で使うっていうのもあるんですけど、脱法ドラッグの患者さんたちを見ていると、1人で使ってる人が結構多いんです。
ほかの薬物に比べると。
インターネットで入手することができますから。
それなんですよね。
どうして手、出してしまうんですかね。
なんか手を出す人たちって、いろんな問題を持ってるなって気がするんです。
これは、私がこれまでいろんな調査で調べたことなんですけど、薬物を使う危険の高い若者たちの特徴なんですね。
例えば10代のうちから、自分の体を傷つけたりとかですね、それから早くから飲酒や喫煙をしてたりするんですね。
それから何よりも深刻なのが、周りの大人のことを信用してないんですよ。
そして自分なんか価値がないとか、生まれてこなければよかったとか、自分にはなんのとりえもない、そういうふうに思い込んでる人たちが多いんですよね。
だから、薬出す以前に生きづらい人たちが結構多いんじゃないかっていう気がするんです。
すると生きづらいということがそちらへ逃げるというか、そういう道を作ってしまってるんですか?
そんなような、全員がそうとは思いませんけども、やっぱり実際、医療の立場で見てみると、一番ひどくはまっちゃってる人たちっていうのは、薬に手を出す前から、生きるのが大変な子が多いんですね。
そういうのは、取材なさってる?
そうですね。
僕の場合はどっちかっていうと、生きづらさっていうテーマを中心に取材をしているので、特に脱法ドラッグを取材しようと思っていないのにもかかわらず、脱法ドラッグに手を出してる子が多いんですね。
古典的に考えると、いわゆる不良グループのようなものがあって、そこでみんなで使っているというようなイメージよりは、むしろ日常的には、なんの問題もなく見えていたり、成績もよかったり、クラスでは人気者だったりするような子たちが、手を出してます。
なので、見た目で、ああ、この人たちはやってるなっていうことが分からないんです。
いい子そうな子が、実はっていう。
下手すれば生徒会の会長もやってたりするので、そうすると、生徒会の会長をやるような子が、手を出してるって、普通は思いませんよね。
なので、そこに注目して、例えば薬物の乱用防止の指導をしても、なぜ生徒会長をやるような人気のある子たちがやるのかっていうことは、従来の古典的な薬物指導では分からないと思います。
それはネットが広まってからですか?
ネットが広まってからっていうのもありますけど、やっぱり、街角の販売もありますから、街角の販売でもそういうのを買いに行ったりしますね。
もっとずっと幼いうちから、手出しちゃだめよって言えばいいんですか?じゃあ。
でも、だめよって言ったところで、だめって言ってる大人たちを信用しているような世の中であればいいですけど、例えば親に対する信頼感と、社会に対する信頼関係がもしなければ、それをメッセージ発する側の社会や大人に対して、信用するはずがないですよね。
怖さを伝えるっていう意味でいうと、この間の池袋のね、事件の映像なんかを見ると、普通の感覚だと、もう本当に怖いなというか、本当にどん引きするじゃないですか。
あの映像を見たら、どうなるかっていうのを。
でもそれを見て、逆に興味を持ってしまうっていう人もいたりするんですかね。
むしろ例えば、交通事故でですね、もし死亡事故につながった場合だとすると、例えば自分も死ねるかもしれないっていうふうに思ったりすれば、いい道具になってしまいますね。
だからそれを…。
難儀やなぁ。
どういうふうに伝えればいいか分からないですよね。
ネットだけだったらね、もう法の網をくぐるのにね、ネットとはこれいかにというようなね、そんなことを言えたのに、それを陰で売ってたり、いろんなところで手に入る、それに触れるっていう場所がいっぱいあるんですね。
それに驚きますけれども。
買う人がいるかぎり、売る人はいなくならない。
教育していくべきっていう声が出ています。
名前を変えるだけではだめ、罰則強化が一番。
保釈金を払ってすぐ出れる現実がおかしい。
知らずに販売員になってる人には悪いけど、即厳罰を科すようにしないとだめでは。
それから、眞鍋さんおっしゃってること、これに近いかもしれない。
食品添加物のように、成分表示をしないと、販売できないようにする。
これはなんかすべての食品やいろんなものについてそういうふうにしてはどうなのかっていうことなんでしょうね。
というやり方もね、一つの方法でしょうね。
先ほどおっしゃった販売店がなくなればっていうおっしゃったこれ、一つ、取締りとか規制とかじゃなくて、まちづくりとか、社会として許さない風潮を作るっていう方法、それも大事じゃないかなと思うんですよね。
池袋の事件があった豊島区では、住民が1000人参加して、脱法ドラッグ撲滅っていう集会を開いたり、それから区が今、条例作りも検討してまして、例えばですけれども、不動産業者さんに協力を求めて、販売店としての出店をしづらいように、え不動産業者さんと協力するだとか、がちがちの取締りだけではなくて、まちづくり全体としてっていうことで、締め出していくっていうことも考えられると思いますね。
地域でなんか、そういうものをストッパーとしてやると。
お店を出させない。
そうすると今度はマンションで販売するようになるので、マンション販売が、陰で隠れてやるようになります。
実際、中毒になってしまった場合、そこから抜け出すのにどういう治療があってどのぐらいお金がかかったり、それから期間がかかったりするものなんでしょうか。
お金は、通常の病院の保険診療で払うので法外なお金がかかるわけではないんですが、とにかく時間がかかります。
薬物依存から回復するためには、本当に例えば、1年間ずっと使った人の場合には、やっぱり、変な話、3倍ぐらいの時間はかかるというふうに一般に言われているんですね。
例えば池袋のああいう事故、交通事故が最近立て続いてますよね。
それでもやめられない人たちは、分かっているんだけど、でも使っちゃってるんですね。
だからもう、はまっちゃってる人たちには、それはブレーキになっていないんですね。
なんとかそこから、自分でも逃れたいと思っていたり、あるいは身の回りの人がやっていて、そこから救い出さなきゃって思ってる方は、相談窓口があるそうなんです。
ここでご紹介しておきます。
困ったときは、あやしいヤクブツ連絡ネットという名前の窓口があります。
電話番号、東京03ー5542ー1865。
これ、きょうは土曜日なんでやってませんが、月曜から金曜。
東京03ー5542ー1865。
ほかにも地域にも、薬物乱用防止相談窓口というのがあります。
地域の薬物乱用防止相談窓口、この連絡先は、厚生労働省のホームページに、その各地の窓口が紹介されているそうなので、それで調べてご連絡なさってください。
ヤクブツドットコムってなってるとね、なんか薬物売ってるのかなっていうような、勘違いしそうなんですけれど、それをストップ、どういうふうにすればいいのかっていうね。
救うほうの窓口です。
でもだんだんイメージって、本当にここ数か月で、事件の影響もあって変わってきましたよね。
最近までは、本当に覚醒剤よりも、ちょっと入り口に近いようなイメージがあったんですけど、今、VTRにもあったように、覚醒剤よりも下手すると本当に危険性の高いものっていうのは、だんだんとなんか周知されてきてますよね。
メールでも40代の男性から、違反猛毒ドラッグと呼ぶべきだってっていうのが来たりしています。
ですけど、名前を変えるかどうかというよりも、むしろ実態を知ることなんでしょうね。
違反猛毒ドラッグってやった場合でも、店舗では違反猛毒ドラッグとして売らないので、そうすると、これは違うものなのかもしれないと思って、買う人はいるでしょうね。
だから今、夏休みに入るじゃないですか。
そうすると、時間ができる、なんか興味本位で、ふっとこう、のぞいてしまう。
大失敗をするっていうパターンに。
父兄としては心配ですよね。
そうですね。
人間に有害なものが販売されていることが不思議だ。
どうした日本。
本当なんか自分たちが住んでいる社会を信頼したいけれども、全然信頼できるような状態じゃないんですね。
若者たちに危険性を伝えるっていう、これは内閣府が2009年に行った調査で、学校で行われた薬物乱用防止教育が役に立ったかどうかっていう感想なんですね。
この人たちは役に立ったと別に考えてないんですよ。
別に人に迷惑かけなければいいじゃんって。
でも、実はこの人たち、自尊心がすごく低いっていうことが、この同じ調査で分かってるんですね。
そういう意味では別に早くから子どもたちといい信頼関係を築けるような、子どもたちが信頼できる社会を作っていくことが実は一番、2014/07/19(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「なぜ拡大?どう防ぐ?脱法ドラッグ」[字]
脱法ドラッグが原因と見られる事件や事故が相次いでいる。国や自治体は対策を強化してきたが、乱用に歯止めがかからない。脱法ドラッグの拡大をどう防ぐのか、深読みする。
詳細情報
番組内容
死傷者8人を出した東京・池袋での乗用車の暴走事件など、脱法ドラッグが原因と見られる事件・事故が多発している。脱法ドラッグは、依存性もあり、幻覚や意識障害などを引き起こす危険な薬物。国の調査では、推計で40万人に使用経験があるとされている。国や自治体は対策を強化してきたが、若者を中心とした脱法ドラッグの乱用に歯止めがかからないのが現状だ。なぜ脱法ドラッグは広がるのか?拡大をどう防ぐのか?深読みする。
出演者
【ゲスト】桂文珍,眞鍋かをり,【解説】国立精神・神経医療研究センター…松本俊彦,フリーライター…渋井哲也,NHK解説委員…寒川由美子,【キャスター】小野文恵,高井正智,【リポーター】徳永圭一ほか
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