夫も友も裏切り蓮子は愛する人のもとへ走ったのでした。
(花子)蓮様…ゆうべどうしたんだろう?東京にいるのに連絡もくれないなんて…。
(英治)ご主人の用事や何やらできっと忙しいんだよ。
(戸をたたく音)
(英治)あ…どなたですか?・嘉納伝助たい。
てっ…。
嘉納さん…どうなさったんですか?蓮子…ここに来ちょらんやろか?・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」蓮子!どこおるとか!?蓮子!蓮子さんいなくなったんですか!?蓮子〜!
(歩の泣き声)蓮子〜!歩!僕が。
嘉納さん!
(嘉納)蓮子!どこおるとか!?
(泣き声)
(嘉納)蓮子!どこおるとか!?蓮子〜!蓮子!蓮子!蓮子!蓮子〜!ここにはいらしてません。
本当です!そしたらどこにおるちいうとか!?蓮子…。
蓮子!蓮子!蓮子〜!蓮子〜!もうやめて下さい!蓮子!石炭王の嘉納伝助ともあろうお方が何をなさってるんですか!あ…。
ああ…これは…あいつが旅館に忘れちょった祝いたい…。
はなちゃん!ご主人!みっともないところば見せてしもうてすまん!失礼した。
蓮様…。
何があったの…?
(かよ)てっ…お姉やんのとこに蓮子さんのご主人が?何か大変な事が起きてるような気がするさ。
(小声で)昨日蓮子さんここに来ただよ。
てっ…1人で?待ち合わせしてただ。
ひょっとして…あの宮本さんって人?ねえかよ。
宮本さんどこにいるか心当たりない?
(龍一)蓮子さん?蓮子さん…。
(蓮子)ごきげんよう。
よかった…。
蓮子さんいなくなったのかと思った。
どうして?ゆうべから不安だったんだ。
あの男のところへ帰ってしまうんじゃないかって。
二度と帰らないわ。
あなたと生きていくって決めたの。
でもきっとご主人はあなたを連れ戻しに来る。
あなたがそばにいてくれるなら私は何も怖くないわ。
何があってもあなたのそばを離れないわ。
本当に?そんなに心配ならあの人に手紙を書くわ。
手紙?この手紙を龍一さんに託します。
これは…。
あなたが投函して下さい。
あなたへの愛の証しですから。
ありがとう。
蓮子。
(ため息)
(尾形)女を連れ込んで全くいい気なもんだな。
それから数日後の早朝の事。
(醍醐)ごめんください!朝早くにすみません!醍醐です!ごきげんよう。
ごきげんようはなさん!今日の朝刊ご覧になった?いえまだだけど…。
おはようございます。
醍醐さん。
どうしたんですか?これ!見て下さい!
(英治)絶縁状?蓮様…。
(黒沢)嘉納さん。
今日の新聞に奥様の記事が…。
何やと?
(タミ)旦那様…うちはいつかこげな事になるとやないかと思うちょったとです!ばってん新聞に絶縁状載せるちゃここまでひどい女や思わんやったばい!ぜ…絶縁状!?
(タミ)旦那様!こげな…!
(黒沢)嘉納さん…冷静に聞いて下さい。
蓮子さんの手紙の全文がここに公開されています。
(嘉納)何ち書いちゃると!?早よ読め!「嘉納伝助様。
私は今あなたの妻として最後の手紙を差し上げます」。
「ご承知のとおり結婚当初からあなたと私との間には全く愛と理解とを欠いていました。
しかし私はこの結婚を有意義にするためできる限り努力しようと決心しました。
私がはかない期待を抱いて東京から九州へ参りまして10年になりますが私の期待は全て裏切られ努力は水の泡になりました。
愛なき結婚が生んだ不遇と思い私の生涯は暗い一生で終わるものと諦めていたのです。
しかし幸いにして愛する人に巡り会う事ができました。
私はその愛によって今復活しようとしているのでございます。
ともあれ10年の間欠点の多いこの私を養って下さったご恩に感謝します」。
しかし…なぜこのような手紙が新聞に載ったのでしょうか…。
こげなもん!こげなもん!うう〜!こげなもん!あ〜っ!こげな…もん!あ〜!
(ガラスが割れる音)こげなもん!うう〜!あっ!うう〜!こげなもん!こげなもん!こげなもん!こげなもん!うう〜!こげなもん!うう〜!ううう…。
(ガラスが割れる音)
(泣き声)ああ〜!蓮子はまだ知らなかったのです。
まさかあの手紙が新聞に公開されているとは…。
蓮子は何もかも捨ててたった一つの夢をつかんだのでしょうか。
ごきげんよ…じゃなくてお帰りなさい。
ただいま。
ではまた来週。
ごきげんよう。
さようなら。
2014/07/19(土) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(96)「あなたがいる限り」[解][字][デ]
連絡をよこさない蓮子(仲間由紀恵)を花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)が家で心配していると、なんと伝助(吉田鋼太郎)が訪れる。伝助はいきなり家に上がり込み…
詳細情報
番組内容
連絡をよこさない蓮子(仲間由紀恵)を花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)が家で心配していると、なんと伝助(吉田鋼太郎)がやって来る。伝助は「蓮子はいるか」と言うなり家に上がり込み、家さがしを始める。英治は血眼で探し回る伝助を一喝し、我に返った伝助は帰って行く。花子がカフェーでかよ(黒木華)に事情を話すと、かよは昨夜蓮子と龍一(中島歩)が落ち合っていたことを話す。そのころ、渦中のふたりは…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,黒木華,高梨臨,鈴木亮平,吉田鋼太郎,中島歩,木村彰吾,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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