金曜プレステージ・外科医鳩村周五郎13 2014.07.04

(寺沢)うーん。
うん…。

(寺沢)やめてくれ!ああ!やめてくれ!やめて…。
やめて…。
やめてくれ!やめ…。

(寺沢)助けて。
死んじゃう。
助けて。
死んじゃう!ああ。
(寺沢)うわー!
(塚田)うわっ。
ああ。
どけどけ!どけ。
ど…どいてくれ!
(男性)ああ。
何だよ?このおっさん!
(塚田)あっ。
ああああ…!?
(男性)あっ。
あれ政治家じゃね?
(女性)民自党の笹村芳郎よ。
(笹村)どいてくれ!
(男性)笹村芳郎?
(女性)どうしたの?
(周五郎)吸って。
吐いて。
ああ。
いいね。
(周五郎)心臓も肺も問題なし。
脂っこいもんとお酒ちょっと我慢したらねあと百年は元気だよ。
ヘヘヘ。
(男性)ありがとうございます。
もう下ろしていいよ。
(笹村)助けてくれ!助けて。
死にたくない。
健康のためのジョギングじゃなさそうですね?代議士先生。
(笹村)ば…爆弾。
止まると死ぬ!えっ?ちょっ。
ちょっと拝見します。
何だこりゃ?うわっ。
縫い付けてあるよ。
脈拍と筋肉の動きに連動してんのか?これ。
おい!どけ!爆弾だ!逃げろ!
(みのり)皆さん。
危険です。
どけ!
(みのり)避難してください。
早く!避難してください!
(みのり)皆さん。
逃げてください。
早く!
(一同)一億人の女神!?吉岡みのり!?大丈夫っすか?サンキュー。
どっかで見た顔だな?
(みのり)緊急事態です。
同じ事件が三田と渋谷で起こりました。
被害者は2名とも即死。
何?じゃあこれいたずらじゃねえってことか?
(みのり)ドクターですか?ご覧のとおりお医者さんだよ。
(みのり)だったら取り外せないんですか?無茶言ってくれる人だね。
強力に。
これね止まったら爆発すんだよ?あっ!この近くにスポーツジムねえか?
(みのり)スポーツジム?先生。
着いたよ。
もう少しですからね。
頑張って。
おおー。
ラッキー。
美人さんのお出迎えだ。
(スタッフ)こちらです。
ああ!運動不足のおっさん2人。
ビジターでよろしく。
(スタッフ)こっちです。
皆さん!大至急避難して!先生。
こいつに飛び乗るんだ。
転ばないでよ。
ゴー。
OK。
(みのり)早く避難してください。
半径50m以内には近づくな!先生。
上着脱いで!先生。
ファイトだよ。
あっ。
おい。
美人さん。
化粧ポーチ貸してくれ。
すっぴんが一番。
はい。
逃げた。
はい。
えーい。
よーし。
ああ。
先生。
こいつで電解質補給して。
(笹村)分かった。
お待たせ。
黄色いセンサーは腹直筋。
赤いセンサーはモニタリングか。
ああ。
くそ。
よくできてんな。
先生。
爆弾切り離します。
先生。
ちくっと痛いけど気のせいですからね。

(警告音)おおっ!ヤベッ。
先生。
走って。
もっと!ああー。
ああ。
先生。
いいよ。
ペース落として。
ああ。
よく頑張った。
そうか。
5秒で爆発か。
先生。
よく聞いてね。
まずはこの赤いセンサーを引っこ抜いて俺の動脈にぶっ刺して俺の心臓で心拍をキープしながら爆弾を取り外す。
最後に黄色いセンサーをちょん切って爆弾を投げる。
分かった?もういいや。
分かんなくても。
いくよ?今度は結構痛いけど気のせいだからね。
(笹村)い…痛っ。
よーし。
これで引っこ抜けるぞ。
走れ周五郎!うわー!よーし。
アドレナリン全開!先生。
抜くよ?ええー。
うわっ。
うっ。
うわー!よし。
やった。
赤い糸作戦成功。
先生。
続きいくからね?
(笹村)うわー。
よーし。
爆弾切り離し成功。
先生。
いい?合図したら飛び降りて窓に向かって二人四脚でダッシュだ。
分かった?いくよ?1・2。
ゴー!走れ!ストップ!ああ!伏せろ!
(ガラスの割れる音)ああ!ああー!フゥ。
先生!大丈夫っすか?あっ。
痛え。
何じゃこりゃ?痛っ。
あっ。
大丈夫ですか?ああ。
まあ何とかな。
(みのり)あっ!?救急車も手配しました。
すぐに到着するはずです。
さすがは一億人の女神。
吉岡みのりさん。
痛え。
あなたは?俺は天才外科医鳩村周五郎。
(みのり)ああ!おい!大丈夫か?
孤高の天才外科医鳩村周五郎は一流の腕と熱き正義の心で数多くの難事件を解決し多くの命を救ってきた
その周五郎と警視庁捜査1課の一匹おおかみ小室源介に突然襲い掛かった病院を舞台に繰り広げられた不可解な連続殺人事件
それは「恵まれない子供たちのための明るい未来を築くこと」を夢見た養護施設経営者平形万里江の陰謀によるものだった
彼女を師と仰ぎ27年間にわたり妄信的に従い実行犯となった研究者石黒純一と刑事曽根原忠光はその命を落とした
平形万里江は逮捕され事件は解決したかに思われた
しかしまだ終わっていなかった
(万里江)私も希望の星をもう少し見ていられるんですね。
希望の星?子供は国の宝です。
その子供たちがひどい目に遭う世の中は変えなければなりません。
きっと変わりますよ。
近いうちに。
平形万里江の恐ろしい思想を受け継いでいる人間がまだ残っている
それは3つ目のネックレスをかけられた人物
新たな戦いが今始まろうとしている
(みのり)今日の午後2時すぎ都内で連続爆破殺人事件が発生しました。

(戸の開く音)小室さん。
(小室)鳩村!またやらかしてくれたな?いきなりご挨拶ですね。
金一封とか持ってきてくれたんじゃないんですか?腹殴ったら死にますよ。
マジでマジで。
(小室)居合わせたのは偶然か?痛え。
はい。
もし彼女と俺がいなかったら3人目の犠牲者が出てました。
近い。
近い近い近い。
一億人の女神か。
いやー。
もうホント彼女には助けられましたよ。
頭いいですよ。
さすがカメラ片手に現場に乗り込んでくジャーナリストでもあるだけのことありますよね。
それにね生で見るとものすごい美人なの。
脚もきゅっと細くなっててね。
そんな話してる場合じゃねえぞ。
ああ。
そうっすね。
代議士先生何て?近いですよ。
ゆうべ遅く愛人囲ってるマンションから出てきたところを何者かに襲われ拉致された。
目を覚ましたら移動中の車ん中で。
(男性)《走り続けろ。
止まったら爆発するぞ》
(小室)目隠しをされて腹には爆弾。
「走り続けろ。
止まったら爆発するぞ」とだけ告げられて浅草の町に放り出されたらしい。
他の2人は?三田の被害者は寺沢仁志。
中学校の教員だ。
(みのり)元中学校教師の寺沢仁志さん38歳。
この寺沢2カ月前に日常的に行われていたいき過ぎた体罰行為で停職を食らってる。
(寺沢)《何じゃい!》
(小室)殴られた生徒は耳が聞こえなくなったそうだ。
渋谷の被害者は塚田信明。
教育評論家だ。
(みのり)教育評論家の塚田信明さん。
この塚田ってのはネット上によからぬ噂が流れている。
よからぬ噂って?児童買春だ。
児童買春?教育評論家ですよ?
(小室)職業で人間は判断できねえ。
お前みたいな医者もいるだろ。
小室さんみたいな刑事もいますしね。
すいません。
すいません。
それからお前が助けた3人目。
与党民自党の代議士笹村芳郎。
恵まれない子供たちのためになるといわれている法律児童生活保護法の反対派急先鋒だ。
ちょっと待ってください。
じゃあ3人の共通点は子供たちにとって許せない存在邪魔な存在ってことですか?そういうことだ。
ああ。
痛っ。
ヘヘヘ。
鳩村。
俺が何を言いたいか分かるな?ただ殺すだけじゃなくて社会を震撼させて衝撃を与える残虐な手口。
それに子供たちのため。
平形万里江の意志を継ぐ者の仕業ってことですか?その可能性はあるだろ?ハァー。
やっぱりまだ終わってなかったんだ。
平形万里江が望みを託した3人目がいたんだ。
最後の一人が動きだしたに違いない。
最後の一人。
希望の星。
うん。
もしも3人目の犯行だとすると今度の事件は挨拶代わりだ。
すぐに止めねえとかなりヤバいことになるぞ。
目印は3つ目のネックレスですね。
(小室)うん。
(兵藤)小室君。
ここで何をしているの?
(小室)この人が笹村代議士を救った鳩村周五郎さんです。
どうも。
(兵藤)フゥー。
あなたのお友達ですね?はい。
いいえ。
えっ?
(兵藤)私が君の上司になった以上組織の規律を乱す勝手な行動は許しませんよ。
承知しています。
(兵藤)ならば直ちに私の指示に従い現場へ行きなさい。
はい。
(兵藤)行こう。
五十嵐君。
(小室)鳩村周五郎さん。
はい。
(小室)ゆっくり安静にしていてください。
もちろんです。
おやすみなさい。
(小室)いい子ですね。
はい。
ハァー。
あっ。
ハァ。
ああー。
(石原)無茶です!勝手なことしないでください!親友にさ「ゆっくり安静にしてろ」って言われちまったんでな。
(石原)どうなっても知りませんよ?俺は医者だ。
自分の体の責任は自分で持つよ。
世話になったな。
チャオ。
ううっ。
(石原)鳩村さん!狭くないっすか?ここ。
(小室)ぜいたく言うな。
人目につくわけにはいかねえんだ。
捜してますよ。
宮仕えのつらいとこだな。
ヘヘヘ。
痛い痛い。
痛っ。
平形万里江が望みを託した最後の一人。
希望の星は政界に乗り込んでる可能性が高い。
そりゃそうでしょう。
平形万里江の施設から裏ルートで政治献金があったんすからね。
(小室)噂レベルで献金相手が誰かまではつかめなかったがちょっとこいつが気になる。
柴崎直美?政界のジャンヌダルクじゃないっすか?笹村と同じ与党民自党の代議士でありながら児童生活保護法成立を推進し笹村と対立している。
ああ。
政策提言は「未来を築く子ども達のために」だ。
(小室)うん。
活動もな子供がらみが多い。
希望の星は女だったってことですか?
(小室)男にも怪しげなのは何人もいたが色々な条件が当てはまるのはこの女しかいねえ。
じゃあ彼女も養護施設出身者だ。
(小室)公表されてるのは幼いころ両親と死別したということだけだ。
それ以上は分からねえ。
調べたくても上の目が光っていてどうにもならねえ。
捜査への圧力ってやつですか?かもしれんな。
で俺に調べろと?調べたくてうずうずしてるんだろ?してません。
俺ホントに手負いですからね今回。
痛てて。
鳩村。
お前が笹村代議士の事件に出くわしたのはただの偶然だったと思っているか?はい?
(笹村)《助けてくれ!》まさか。
うわっ。
あっあっ。
(小室)世界一のおせっかい野郎のお前が死ぬかもしれない笹村の姿を見たらほってはおかない。
命懸けで助けようとして善戦むなしく共に爆死する。
そういう筋書きだったんじゃねえのか?つまり俺たち2人が助かったのは敵にしてみたら計算違いだったってことっすか?お前は笹村と一緒に死ぬはずだったんだよ。
患者を救えずに死ぬなんてお前としては最悪の死に方だな?死んでも死にきれませんよ。
その屈辱を与えてお前も殺そうとしたんだ。
お前が平形万里江たちの犯罪を暴いたことは彼らも知ってるからな。
小室さんもですよね?死にたくなきゃ先に敵を倒すしかねえ。
鳩村。
気を付けろ。
うわっ。
痛っ。
柴崎直美か。
(記者たち)先生。
(みのり)柴崎さん。
柴崎さん。
今回の爆破事件に関してコメントお願いします。
(記者)笹村さんが狙われたことどう思われますか?
(直美)警察の捜査を待つことしか私にはできません。
しかしこういった治安国家の在り方を根本から揺るがしかねない卑劣な行為には断固として国民一丸となり立ち向かうべきです。
(記者)笹村さんは議員辞職を表明されてます。
そのことにより児童生活保護法が成立に向けて一歩近づいたって見方もできますが?あっ。
何をおっしゃりたいの?笹村さんのケガや辞職を私が望んでいたとでも?
(記者)いえ。
別にそういうわけでは。
ハァ。
あなたも報道に携わる人間なら言葉に責任を持ちなさい。
近づきようがねえな。
(みのり)鳩村先生!?どうしてここに?ケガは大丈夫なんですか?その前にこのカメラとマイク何とかしてくんねえかな?
(みのり)あっ。
ごめん。
(みのり)あなたのこと調べさせてもらいました。
鳩村周五郎先生。
あなたはただの外科医ではなかった。
ああ。
天才外科医だよ。
(みのり)公にこそなっていませんがこれまでに数多くの事件を解決したくさんの命を助けていますね。
そんなことあったっけっかなぁ?
(みのり)そんなあなたが柴崎直美に近づいた。
その理由をお聞かせください。
あんたに話すようなことはまだ分かってねえよ。
柴崎直美の犯行とお考えですか?あっ。
痛っ。
(みのり)大丈夫ですか?痛ててて。
(みのり)ああ。
座りましょう。
ああ。
大丈夫大丈夫。
(みのり)ゆっくり。
ちょっと。
背中さすってくんねえかな?
(みのり)はい。
痛ててて。
ハァー。
(みのり)彼女は政治家として崇高な志を持っています。
しかし信念を貫くために過激な発言をすることもあります。
つまり報道できねえ言動もあるってことか?そうです。
その性格を知ってるあんた…。
さすってさすって。
ああ。
彼女なら過激な行動に出かねない。
そう思ったわけだな?どうした?取材されんのは慣れてねえか?あんたには一億人の女神として守らなきゃいけねえ笑顔がある。
無理して危ねえ橋渡ることはねえわ。
こっちは命懸けなんでね。
じゃあね。
私を見くびらないで!私も命懸けで仕事をしています。
真実は暴かなければならないんです。
相手が誰であろうが。
柴崎直美の本性を暴くにはあなたの力が必要です。
俺の?明日柴崎直美を招いた生討論番組の司会を任されています。
そこにご出演ください。
えっ!?あっ。
痛え。
俺が?
(甲田)そりゃ無茶だ。
(甲田)あちらの先生の出演を柴崎直美には事前には知らせないってことですよね?それ大問題になりますよ。
プロデューサー説得できる自信もありません。
(みのり)だったら私がプロデューサーに頼むわ。
そんなことされたらマネジャーとしての私の立場がありませんよ。

(ドアの開く音)
(スタッフ)勝手に入ってきちゃ駄目でしょ?
(菜月)みのりさんと話したいんですけど。
(スタッフ)そうはいっても約束とかしてきてないんでしょ?
(甲田)またあの子だよ。
(みのり)いないと言って。
はいはい。
(甲田)ごめんね。
今日もいないんだよ。
今度来るときは電話して。
(菜月)何回も電話してます。
(甲田)アポ取るの大変なのが大人の社会なんだよね。
(スタッフ)はい。
ごめんなさいね。
(菜月)いや。
でも…。
(甲田)いやいや。
困ったもんです。
熱狂的なファンなんですよ。
うちの吉岡はアイドルじゃないっての。
(みのり)甲田さん!
(甲田)あっ。
失礼しました。
(みのり)プロデューサーに話をつけてくれるわね?
(甲田)ああ。
まあそこまで言われたら吉岡みのりあっての私ですから。
弁は立ちます?柴崎直美強敵ですよ。
やめましょう。
(みのり)あっ。
心配ありません。
私がサポートします。
頑張ってみます。
(直美)高齢化社会に向けての福祉の充実。
そんなのは当たり前のことです。
具体的なビジョンを言ってくださいよ。
あなたさっきから具体的な政策一つもないじゃないですか。
子供ですよ子供。
この国の未来を支えるのは子供だと言ってるんです。
あっ。
(甲田)鳩村先生。
間もなくですよ。
(甲田)大丈夫ですか?リラックスリラックス。
(甲田)期待してますよ。
期待じゃねえよ。
消えたいだよもう。
それでは続いては本日特別ゲストをお招きしております。
外科医の鳩村周五郎先生です。
どうぞ。
失礼しました。
(みのり)鳩村周五郎先生は先日発生した連続爆破殺人事件の一つである笹村芳郎代議士殺害未遂事件の現場に居合わせ勇敢にも命を懸けて笹村代議士を救ったのです。
あっ。
いえいえそんな。
あっ。
(みのり)あっ。
(小室)あいつ。
(兵藤)これはどういうことだ?君の指示かね?知りません。
鳩村先生。
そのときの状況を。
はい。
えー。
あのときまず…。
(直美)その勇気ある素晴らしい行動。
私も耳にしておりました。
あっ。
(直美)しかし私はその行動が不自然に感じられたんです。
はい?
(直美)不自然に感じられた最も大きな理由。
それは鳩村周五郎さん。
あなたのことを調べ幾つかの事実が判明したからです。
どういうことですか?あなたは過去にも幾つかの事件を解決しています。
(直美)なぜ医者であるあなたが事件に巻き込まれそれを解決しているのか私なりに分析した結果一つの結論に達しました。
マッチポンプです。
マッチポンプ?あなたは自分で事件を起こし自分で解決し自分の名誉にしていただけです。
違いますか?ハハハ!何言ってんですか?
(小室)フフフ。
(兵藤)フフフ。
(兵藤)小室君。
君はどう思う?
(小室)鳩村が事件に巻き込まれるのはやつのおせっかいな性分と持って生まれた運のなさ故だ。
マッチポンプなんて器用なまねできるようなやつじゃないですよ。
(兵藤)そこまでかばうとは尋常ではないね。
君がこれまでに関わってきた事件に関しても調べ直す必要がありそうだな。
(小室)はっ?吉岡さん。
私はなぜこの方と討論しなければならないんですか?分かっています。
この方からの売り込みでしょう?
(直美)笹村さんがいなくなれば誰が得をするか?私も得をする人間の一人です。
そう考えたこの鳩村さんはあなたに話を持ち掛けた。
「怪しい人間がいる。
柴崎直美だ。
俺が暴いてみせる」とでも言われたんじゃありませんか?
(みのり)違います。
(直美)あなたも利用されてることが分からないの?連続爆破事件の犯人はこの鳩村周五郎よ。
いやいやいやいやいや。
ちょっと待って。
(直美)あなたは利用されただけ。
この男にだまされてるの。
早く目を覚ましなさい。
何なのこれ?
(直美)あなたが事件と関係ないのならなぜ医者のあなたが爆弾を解除できたのですか?教えてください。
いや。
それはね…。
(直美)そんな知識いつ知った…。
(ディレクター)いいね。
その顔。
もっと寄れ。
ち…知識がどうの。
(直美)自分で作ってたからじゃないんですか?はあ?
(プロデューサー)甲田ちゃん。
ナイスなゲスト放り込んでくれたね。
数字きてるよこれ。
(直美)さあ白状なさい。
(甲田)うちの吉岡も被害者ってことで頼みますよ。
(プロデューサー)みのりちゃんもラッキーだね。
できたマネジャーが付いてて。
(甲田)この甲田邦彦あっての吉岡みのりですから。
あっ。
あっ。
緊張したらトイレに行きたくなりまして。
すぐ戻ります。
(直美)あっ。
何してるの。
その男逃げるつもりよ。
取り押さえなさい。
警察呼んで!いえいえいえいえ。
あのう。
ホントにねちょっとトイレに行くだけなんだよ。
あのバカ。
(兵藤)あっ。
よいしょ。
あっ。
ううっ。
お疲れさまでした。
うわっ!
(菜月)キャッ!痛っ。
ああ。
ごめん。
あれ?君あのときの。
チッ。
(警備員)今ここに男性が通りませんでしたか?
(警備員)あっ。
あっちに行きましたけど。
(警備員)あっ。
ちょっと待ってください。
何で逃げるんですか?
(一同)鳩村先生!先生!鳩村待て!すぐ戻りますね。
(直美)何してるの。
その男逃げるつもりよ。
取り押さえなさい。
警察呼んで!
(キャスター)鳩村周五郎医師の連続爆破事件の関与については不明です。
しかしなぜ逃亡した…。
(和子)・「私たちの望むものは」・
(真由)失礼します。
(和子)入りなさい。
何?
(真由)教祖さま。
私の体どうなるのでしょうか?痛みがだんだんひどくなるような気がします。
(真由)もう一度見ていただけませんか?
(和子)私のことが信じられないのですか?
(真由)いえ。
お許しください。
失礼しました。

(ハミング)
(真由)痛っ。
痛い…。

(みのり)どういうことなの?これは。
柴崎直美がどうして鳩村先生のこと知っていたの?
(甲田)事前に調べたんでしょうね。
(みのり)あなたが教えたの?
(甲田)私じゃありませんよ。
プロデューサー判断ってやつじゃないですか?極秘に進める約束だったでしょ?みのりさん。
全てあなたのためです。
私だってマネジャーとして鳩村周五郎を調べましたよ。
その結果あなたにとってプラスにならない男と判断したんです。
あなたに判断を委ねた覚えはない。
いい気になるなよ。
みのりさん。
来ないで。
あっ!いや違う。
俺違うんだよ。
待って。
ちょっと待って。
小室さん。
こういう趣味があったんですか?ううっ。
うっ。
(小室)鳩村。
つまらねえ冗談言うんじゃねえぞ。
今の俺はそれに付き合ってる余裕がねえ。
うん…。
言ったら腹殴るぞ。
ううっ。
殴るぞ?ハァー。
それにしてもいい場所知ってますよね。
ここだったら仲良くしてても誰にも怪しまれませんもんね。
よく来るんですか?痛い痛い。
痛い。
おい。
鳩村。
ありゃ何のまねだ?ああ。
もう。
テレビですか?話すと長いんですけど。
簡単に言うと一億人の女神にほいほいついてったってとこだろ?まあそんなとこっすね。
でも収穫はありましたよ。
あの柴崎直美の俺への執拗な攻撃やっぱ怪しいっす。
その柴崎直美以上に怪しいやつが浮かんだ。
えっ?連続殺人事件の3人の被害者にはもう一つ別の共通点があった。
別の共通点?うん。
3人とも新興宗教団体エスカの福音とトラブルがあった。
エスカの福音とですか?まず中学校教師の寺沢仁志だが信者になりかけていた教え子を脱会させた。
(小室)寺沢の体罰という名の暴力から逃れて教団に駆け込んだ女子生徒だったらしいがな。
教育評論家の塚田信明はエスカの福音を徹底的に攻撃していた。
発端はエスカの福音が塚田の児童買春を告発したことだったらしいが。
腹いせってことですか。
ああ。
代議士笹村芳郎には誰もが知ってるとおり巨大な宗教法人がバックに付いている。
それ故新興勢力のエスカの福音を目の敵にしてつぶしにかかっていた。
つまりエスカの福音にとって3人は邪魔な存在だったってことですね?うん。
エスカの福音の教祖袴田和子はその素性は一切公表されていないし素顔もほとんど表には出さない。
痛っ。
その袴田和子。
霊能力でどんな病気でも治せるって公言してんの知ってます?
(和子)《立ち上がりなさい》
(女性)《あっ。
ああっ!》
(小室)らしいな。
ホントかどうか知らんが。
ホントなわけないでしょう。
もしそんな力があるんだったら俺が欲しいですよ。
だがその力を示すことで袴田和子はカリスマ性を高め信者は増える一方だ。
じゃあ袴田和子が希望の星ってことですか?年のころ三十半ばから四十。
条件は一致する。
ハァー。
教祖さまか。
これまた厄介だなぁ。
鳩村。
はい。
厄介なことは他にもあるぞ。
えっ?ヤベッ。
(小室)鳩村。
走れ。
走る?
(警察官)こら!鳩村!
(小室)どうしたんですか?あっ!ちょっと待った。
落ち着け。
あーっ!
(刑事)待て。
放せ!
(小室)待て待て待て待て。
待て待て待て待て。
おりゃー。
くーっ。
痛っ!待って。
待ってくれ。
触んな。
傷口開いちゃうよ!ちょっと!触るんじゃねえ!放せ。
バカ野郎。
痛えんだホントに。
痛え。
(小室)ほら。
行け行け。
逃げろ。
いや。
でも小室さん。
(小室)いいから逃げろ!すいません!あっ。
痛え!あーっ。
痛え。
(警察官たち)こら!待て!痛え。
ああっ。
バカ。
静かにしろ。
静かにしろ。
電話野郎。
もしもし?誰だお前?
(みのり)鳩村先生ですか?吉岡です。
おおー。
(みのり)大丈夫ですか?いや。
あんまり大丈夫な状況とは言えねえな。
(みのり)すいません。
私のせいで。
そんなことよりエスカの福音について知ってることがあったら全部教えてくれ。
エスカの福音が今回の事件に関与しているということですか?いいから早く。
あっ。
エスカの福音の教祖袴田和子には私も疑問を感じていました。
だから取材を試みたんですが満足に話を聞くことができませんでした。
じゃあ特に情報はねえってことか。
あっ。
すいません。
鳩村先生。
私にできることがあったら言ってください。
あんたは国民に真実を伝えてくれりゃそれでいい。
その真実は俺が見つけてやる。
じゃあな。
鳩村先生?痛っ。
エスカの福音。
(信者たち)私たちはエスカの福音です。
病巣にあふれています。
(信者たち)私たちはエスカの福音です。
この世界は病巣にあふれています。
(信者たち)大丈夫?
(真由)ごめんなさい。
ありがとう。
(兵藤)鳩村周五郎はどこ行った?
(小室)さあ?やつは風来坊ですからねぇ。
(兵藤)とぼけるな。
小室。
お前たちは何を調べようとしているんだ?何にも調べちゃいませんよ。
(兵藤)私を甘く見るなよ!答えろ!暴力はまずいんじゃないんですか?
(五十嵐)係長。
(兵藤)あっ。
小室君。
私はね刑事としての君の能力高く評価してるんだよ。
しかし鳩村周五郎などという男と親しいのはいかがなものかね?鳩村とはどういう関係なの?君たちがいたのその筋では有名な公園だよね?あっ。
いや。
そう…。
(兵藤)鳩村ともそういう関係?だとしたら許せないな私は。
嫉妬しちゃいます。
フッ。
(信者)交代の時間です。
あの子だ。
(真由)あっ…。
おい。
大丈夫か?うっ…。
ああっ。
怪しい者じゃねえよ。
じゅうぶん怪しいかもしれねえけどそんなこと言ってる場合じゃねえだろ。
君は患者で俺は医者だ。
よし。
よしよし。
痛むのは胸か?うん?他に症状は?息が苦しい。
心臓がドキドキする。
くらくらする。
背中も痛い。
うーん。
いつから?3カ月前から。
ずっと。
しっかりしゃべれてるし心臓や肺の可能性低いな。
ちょっと腹を触らせてくれ。
あれ?ずいぶん硬くなってんな。
これ痛い?あっ。
痛っ!おっと。
ちょっといい?ちょっとじっとしてろ。
何だ?このぐりぐりは。
脾臓が触れるな。
脾腫瘍からの出血か。
そのためのショック状態かよ?おい。
このままじゃお前死んじまうぞ。
でも教祖さまが。
霊能力で治してくれるってか?残念ながら無理だね。
治せるのは天才外科医だけだ。
そしてその天才外科医はここにいる。
(信者)誰かいるのか?
(通話を切る音)行くぞ。
(真由)えっ?まだ分からねえのか。
このまんまここにいたらホントに死ぬぞ。
よし。
立て。
(信者)不審者発見。
(信者)追うんだ!
(信者)はい。
(信者)行け!おぶされ。
(信者たち)こら。
待て!待て!待て!うおー!急病人だ。
かくまってくれ。
(智恵子)あっ。
何なんですか?戸を閉めて鍵掛けてくれ。
早く。
頼むから!・
(鍵を掛ける音)ありがとう。
助かった。
(智恵子)どういうことですか?あのう。
ちょっと。
事情説明は彼女のオペが終わった後だ。
(智恵子)オペって?そんな。
先生は帰られたし。
あのう。
そんな設備もありません。
ノープロブレム。
先生はここにいるし設備がねえのは毎度のことだ。
おお。
蘇生セットとかあるじゃないか。
(真由)あっ。
ううっ…。
おお。
これも使えるな。
手貸してくれよ。
彼女の状態見りゃどんだけ危険か分かるだろ。
(智恵子)あっ。
はい。
だったら手伝ってくれ。
(智恵子)分かりました。
必ず助けるからな。
これより脾臓摘出を行う。
最終血圧は64。
どんどん下がってる。
20分だ。
20分で終わらせる。
(智恵子)20分?お願いします。
メス。
(智恵子)あっ。
はい。
向かって右から2番目。
(智恵子)はい。
ああ。
出てきた出てきた。
血の海だ。
何にも見えねえや。
視野確保するぞ。
五徳。
(智恵子)五徳?こんろの上の四角いやつだ。
(智恵子)はい。
急げ。
ええい。
即席開創器だ。
よし。
吸引。
(智恵子)はい。
そこのチューブこん中入れて。
(智恵子)はい。
吸引開始。
くそ。
間に合わねえ。
おたまで血かき出してくれ。
(智恵子)はい。
(和子)その男鳩村周五郎に間違いありませんね?
(和子)見つけだしなさい。
必ず。
(信者)はい。
抵抗するようなら2人とも…。
分かりますね?
(信者)はい。
鳩村周五郎。
よし。
今から脾臓の動静脈を結紮する。
(智恵子)えっ?結ぶってことだ。
(智恵子)はい。
フォーク。
(智恵子)はい。
糸。
(智恵子)はい。
端と端を指でぴーんとつまんで中へ突っ込め。
(智恵子)はい。
もっと深く。
この糸をフォークでパスタを巻き取る要領でくるりくるり。
さあ結ぶぞ。
どうだ?周五郎流パスタ結紮法。
(信者)どうだ?
(信者)こっちにはいません。
(信者)ああ。
こっちだ!
(信者たち)はい。
(みのり)甲田さんまだ帰らないの?
(甲田)ええ。
領収書の整理終わらせちゃおうかと思って。
(みのり)そう。
じゃあお先に。
(甲田)お疲れさまでした。
(みのり)お疲れさま。
あっ。
夜分失礼します。
吉岡みのりのマネジャーの甲田ですが。
私恐ろしい事実に気付いたんです。
いやいや。
ここではお話しできませんよ。
この情報を手土産にしますから私のことを買っていただけませんか?私の座右の銘「寄らば大樹の陰」ですので。
お願いしますよ。
先生。
スプーン。
(智恵子)はい。
こいつで脾臓を剥がす。
よし。
出すぞ。
(智恵子)はい。
こんなにでかくなるまでよく頑張ったな。
よいしょ。
よいしょ。
よし。
オペ終了。
タイムは?
(智恵子)19分です。
完璧の母。
おはよう。
ああ。
(真由)うっ。
まだ寝てなきゃ駄目だよ。
でも安心しろ。
手術は無事終わったぞ。
治ったんですか?私の体。
脾臓の悪性腫瘍だったよ。
よく3カ月もこらえたな。
どこの病院でも原因不明だって言われて。
今はな医療が細分化されちまってるからお前の場合さ痛みが胸から背中に走ってたろ?で胸が痛けりゃ循環器。
背中が痛かったら整形外科に回されちまうんだよ。
誰も腹に目がいかなかったんだろ。
だから教祖さまを頼って。
エスカの福音に入信したわけだ。
でも教祖さまじゃ治せなかったろ?一度だけ見てもらえました。
何も変わんなかったんじゃねえか?でも教祖さまはいろんな病気を治していました。
歩けなかった人を立ち上がらせたり。
いんちきだよ。
患者さんと打ち合わせしときゃ誰だってできるよ。
そんなことは。
ホントは君もうすうす感づいてたんじゃねえのか?でも信じてすがるしかなかった。
そうだろ?それだけじゃない。
うん?逃げたら…。
逃げたら?殺される。
殺される?あの人たちみたいに爆弾で。
見たのか?君は。
(寺沢)《うっ。
ううっ》
(真由)殺される。
(智恵子)あのう。
表に変な人たちが集まってきてるんですけど。
何?ええい。
くそ。
君。
車持ってる?
(智恵子)あっ。
はい。
OK。
これとこれを持って彼女を連れて警視庁へ行ってくれ。
(智恵子)えっ?いいか?小室源介っていう刑事を頼るんだ。
くれぐれも言っとくぞ。
小室源介以外は信じるな。
分かったな。
(智恵子)えっ?小室デンスケ?いや。
デンスケじゃない。
源介。
(智恵子)源介。

(怒声)あっ。
早く行け。
よいしょ。
ちょっと待った!
(信者)鳩村!何人んち土足で上がろうとしてんだよ?表に出ろ。
出ろ。
おら!出ろ!もっと!もっと!バーカ。
(信者たち)待て!
(信者)いたぞ!
(信者)おい。
こっちだ。
(信者たち)待て!追え!よっしゃ。
ええい。
おっと。
分かった。
捕まる。
捕まるぞ。
捕まるから痛くすんなよ。
痛い痛い痛い…。

(ドアの開く音)
(兵藤)小室君!鳩村周五郎がまたやらかしてくれた。
緊急事態だよ。
鳩村は宗教団体エスカの福音から信者を連れ出した。
その信者の手術を終えたところで襲撃を受け鳩村は行方不明。
その信者を連れた看護師が君を頼ってきている。
その信者は連続爆破事件の犯人はエスカの福音だと言ってるそうだが。
(兵藤)いったいどういうことかね?
(小室)さあ?分かりません。
(兵藤)きーっ。
くーっ。
(兵藤)五十嵐君。
(五十嵐)はい。
(兵藤)何やってるんだ?君は。
君は下がりなさい!役立たずなんだから。
(五十嵐)はい。
(兵藤)ハァー。
(兵藤)ああ。
いいかげん何もかも話してくれないかなぁ。
(小室)さすがの俺も疲れました。
係長は俺の味方だと信じていいんですね?もちろんだよ。
(小室)俺も宮仕えの身。
出世も頭にあります。
係長についてって大丈夫ですか?ここだけの話だが私には磯山刑事部部長がついているんだ。
そうだったんですか。
すごいじゃないですか。
これもここだけの話なんだけど今回の事件に関しても私はその磯山部長の特命を受けて動いているんだ。
(小室)なるほど。
そうだったんですね。
だけど実のところ私は何にも把握できてない。
(小室)私も同じです。
しかしこれ以上鳩村に関わっては危険だと感じています。
そうか。
君もやっと私を理解してくれたようだね。
これからは係長の指示に従わさせていただきます。
ありがとう。
コムロン。
(小室)ごめんなさい。
(小室)小室だ。
信者はどこだ?
(智恵子)ご案内します。
頼む。
(直美)連続爆破事件の犯人はエスカの福音だったと鳩村周五郎が突き止めたそうよ。
警察から連絡があったわ。

(ハミング)・
(ハミング)
(小室)話は分かった。
悪いがもうしばらく彼女に付き添っててくれ。
(智恵子)はい。
(小室)誰が来てもドアを開けるんじゃねえぞ。
信じていいのは俺と鳩村周五郎だけだ。
(信者)失礼します。
(和子)下がりなさい!
(信者)しかし…。
(和子)下がりなさい。
(信者)はい。
あなたが連れていった子はどうなりましたか?無事手術は終わったよ。
そうですか。
さすがは鳩村周五郎ですね。
悪性の脾腫瘍の手術を成功させるなんて。
分かってたのか?フフフ。
アハハ!アハハ!それなりの医療知識がありながら何で霊能力なんていかがわしいまねしてんだよ?この世界にはびこる病巣を取り除くのが私の役目。
ご大層なお役目だな。
そのためには手段は選ばないってわけか。
はい。
それが平形万里江の教えなのか?うん?希望の星さん。
はい。
だーっ。
ちょっと待って。
撃つな。
撃つなよ。
お…俺を殺してあんたらにいったい何が残るんだよ?あなたが死んでも何も残らない。
でも私が死ねば残る。
はっ?「今ある不幸にとどまってはならない」「まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ」やめろ!
(銃声)バカ野郎!何だよ。
そんな…。

(信者)教祖さま!どうなさいました?い…今の音は?おい。
ちょっと待て。
(信者)はっ。
違う。
違うぞ。
俺じゃねえぞ。
(信者)ああ!教祖さま!俺じゃねえって。
よくも教祖さまを。
鳩村周五郎!だからもう俺じゃないっちゅうの。
話聞いてないね君たちは。
(信者たち)おい。
追え。
追え。
追え!だーっ!だっ!痛っ。
(信者)待て!
(信者たち)待て。
この野郎!おい。
待て!
(信者)待て!鳩村先生?うん?逃げろ!くそ!
(キャスター)鳩村医師の新たな一面なのでしょうか?現場の吉岡さんに伝えてもらいます。
(みのり)宗教団体エスカの福音代表がこの研究施設内において殺害されました。
警察は容疑者として鳩村周五郎医師の行方を追っています。
(キャスター)信者の方々の様子はいかがですか?
(みのり)それが信者の方はここには誰一人として残っていません。
(キャスター)どこへ行ってしまったのでしょうか?どういうことだ?
(みのり)今のところ分かっておりません。
(キャスター)吉岡さん。
吉岡さんもその場に居合わせたんですよね?
(みのり)はい。
(キャスター)逃亡する鳩村容疑者を目撃したんですね?
(みのり)はい。
(キャスター)鳩村容疑者の様子はどうでしたか?
(みのり)あ…。
(キャスター)吉岡さん。
どうしましたか?
(みのり)私はジャーナリストとして失格です。
身の危険を感じその場から逃げ出してしまいました。
おいおい。
危険感じたの俺に対してじゃねえだろうよ。
(キャスター)吉岡さん。
ご苦労さまでした。
ありがとうございます。
あっ。
何だよ。
これじゃ誤解されちゃうじゃねえかよ。
あっ。
ヤベッ。
痛ててて…。
あっ。
うわっ。
《どうなってんだ?信者はどこへ消えたんだ?》
(スタッフたち)お疲れさまでした。
(甲田・みのり)お疲れさまでした。
(甲田)ナイスリポート。
あれでいいんですよ。
見たとおりのことを言っただけ。
今や鳩村周五郎は全国民の敵の悪党。
あいつ側に付いてたらイメージダウン間違いなし。
(みのり)甲田さん。
一人にしてくれない?
(甲田)構いませんけど。
どうせあんたは一人っきりになるんだよ。

(足音)
(甲田)あれ?どうしたんですか?こんなところで。
もしかして例の件ですか?吉岡みのりの面白い話買っていただけますか?どうして…?
(警察官)通ります。
空けてください。
(刑事)男性の遺体が発見されました。
(刑事)よし。
行くぞ。
場所は?
(刑事)北八王子第3駐車場です。
男性の遺体?
(小室)平形万里江が望みを託した3人目がいたんだ。
最後の一人が動きだしたに違いない。
希望の星。
いいや。
死なせねえ。
絶対に死なせねえぞ。
マネジャーじゃねえか。
(みのり)甲田さん!?
(警察官)下がりなさい。
(みのり)甲田さん!?何してんだよ?こんなとこで。
おい。
ちょっと待った。
もうな君と鬼ごっこしてる体力俺にはねえんだよ。
いいか?俺は何一つ悪いことはしてないし彼を殺したのも俺じゃない。
それだけは分かってくれ。
(菜月)私見たの。
見た?何を?あの人が刺されるところ。
えっ?誰に?政治家のおばさん。
柴崎直美か?何でだよ?何で彼女…。
んっ。
とにかくここ離れるぞ。
(従業員)失礼します。
おーい。
ああー。
くそ。
何がどうなってんだよ?希望の星は袴田和子じゃなかったのかよ?チッ。
ハァ−。
おうちとかに連絡しなくていいの?誰も心配してないから。
そうなの?
(従業員)店長店長。
(店長)うん?どうした?
(従業員)先ほど来たお客さんなんですけどこの間ニュースで見た…。
(店長)えっ!?まだ名前聞いてなかったな。
堀口菜月。
なっちゃんか。
…は中学生?学校行ってないけど。
そうなんだ。
んっ。
それだけ?うん。
変な人。
他の大人はみんな学校行かなきゃ駄目って説教したり理由聞いてきたりするのに。
偉そうに説教できる立場じゃねえし。
第一俺には悪い子に見えねえもん。
なっちゃん。
何も聞かなかったの2人目。
1人目は吉岡みのりか。
うん。
私クラスの子の財布を盗んだって疑われてみんなにいじめられて。
家でも母親に。
ひどい目に遭っちゃったんだな。
学校にも家にもいられなくて。
みのりさんのブログ見るのだけが楽しみで。
ブログ?コメントしたらメールもらえて。
ふーん。
おっ。
ちゃんとファイルしてんだな。
ふーん。
ずいぶんたくさんもらえたんだな?みのりさん。
直接会ってくれたりもした。
そう。
でも最近会ってくれなくて。
ああ。
それで事務所に行ったりしたのか。
今日もあの場所に向かったからついてったの。
そしたら…。
見ちゃったんだな?そんときの様子頑張って話せるか?
(甲田)《どうしたんですか?こんなところで》《もしかして例の件ですか?》《吉岡みのりの面白い話買っていただけますか?》《どうして…?》吉岡みのりの面白い話を買ってくれって言ったの?うん。
甲田は柴崎直美に乗り換えようとしたのか?だったら何で刺されたんだ?そもそも面白い話ってのは何なんだ?あったかい言葉が並んでんな。
さすが一億人の女神だな。
うん。
これ…。
(和子)《「今ある不幸にとどまってはならない」》《「まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ」》どういうことだ?
(みのり)《同じ事件が三田と渋谷で起こりました》《明日柴崎直美を招いた生討論番組の司会を任されています》《そこにご出演ください》《連続爆破事件の犯人はこの鳩村周五郎よ》《エスカの福音の教祖袴田和子には私も疑問を感じていました》《私はジャーナリストとして失格です》《身の危険を感じその場から逃げ出してしまいました》まさか。
(小室)おう。
(五十嵐)警部。
どこ行ってたんですか?
(小室)鳩村は見つかったのか?ご苦労さん。
(店長)お願いします。
お願いします。
(小室)俺も捜していたんだがなかなか見つからなくてな。
お前らの後をくっついてるのが一番だってことに気が付いたんだ。
案内ご苦労さん。
ご苦労さん。

(ドアの開く音)小室さん。
挨拶と礼は後だ。
行くぞ。
痛てて。
腹腹…。
(小室)うん?誰だ?行くぞ。
(小室)こっち来い。
痛いんだだから。
痛いなぁもう。
ああ!?ちょっとやり過ぎでしょこれ。
お前のせいだ。
いいから。
大丈夫だ。
このおっさんこれでも刑事だからな。
(小室)ったく。
世話の焼ける野郎だ。
そりゃこっちのせりふですよ。
携帯全然つながんないんだもん。
(小室)こういう場合は携帯は取り上げられるんだよ。
常識だろ。
(殴る音)うわ!?くっ!?傷口殴るのは非常識。
吉岡みのりのマネジャーが殺されたこと知ってるか?ええ。
お前が殺したらしい。
また俺ですか?今や都内で起きる犯罪の90%はお前の犯行だと世間と警察はみている。
何ですかそれ?じゃあ残りの10%は。
俺だ。
やっぱしね。
小室さん。
そのマネジャー殺しなんですけどこの子が目撃してたんです。
(小室)ん?殺したのは柴崎直美です。
何だと?やはり柴崎直美が絡んでいたか。
政治家としての力を利用してうちの磯山という部長を動かしていたのは柴崎直美だ。
最初から全ての罪をお前に着せる腹だったんだ。
つまり希望の星は柴崎直美だ。
袴田和子はダミーだったってことですか。
おそらく影武者だ。
小室さん。
ちょっと顔貸してください。
(小室)なるほどな。
お前にしちゃまともな推測だ。
だがその推測が当たってるとしたらもう一波乱あるってことだ。
ぐずぐずしてられませんよ。
(菜月)無線何か言ってます。
(署員)本部より各位。
エスカの福音の信者らしき集団が山梨方面に向かっているもよう。
山梨方面に何があるんすかね?ちょっと待て。
おい。
携帯貸せ。
(智恵子)もしもし。
(小室)小室だ。
彼女に代わってくれ。
(智恵子)はい。
(智恵子)刑事さん。
(真由)はい。
(小室)山梨方面に心当たりはないか?信者たちが向かってるようだ。
もしかしたら聖地かもしれません。
聖地?場所は?
(真由)星見高原希望の丘です。
星見高原の希望の丘。
分かった。
ありがとう。
行くぞ。
はい。
(菜月)私も連れてって。
駄目だ。
そんな危険なとこへ連れてけねえよ。
君はここを離れて安全な場所で待っててくれ。
いいな?
(菜月)安全な場所ってどこ?えっ?そんなところ私にはどこにもない。
乗れ。
(直美)どうするつもりなの?こんなところにみんなを集めて。
鳩村周五郎と小室源介はおそらく私たちの正体を突き止めここに来るはず。
(直美)私たちのことがバレてるっていうの?
(みのり)あなたが甲田を殺したこともね。
(直美)あなたよ。
あなたが殺させたんじゃないの。
(みのり)あの男は私の正体に気付きそれをあなたに伝えようとした。
私たちの関係も何も気付かずにね。
そんな愚かな男。
(直美)鳩村と小室が来たらどうするつもり?私捕まるわけにはいかないわ。
鳩村周五郎は教祖袴田和子を殺した男。
小室はその仲間。
2人を信者たちが許すはずがない。
殺させるの?そのために和子は自ら死を選んだのよ。
自らじゃない。
あなたが命じたんでしょ?
(直美)《連続爆破事件の犯人はエスカの福音だったと鳩村周五郎が突き止めたそうよ》《警察から連絡があったわ》
(みのり)《分かったわ。
1回切る》
(みのり)《警察がもうすぐそこに行く》《あなたはもう逃げられない》
(和子)《あのう。
私はどうしたらいいんですか?》《志を残す方法が一つだけある》《分かるわね?》
(直美)和子はあなたを信じてた。
私だって同じ。
あなたに言われたとおりの言葉を発すればみんなが耳を傾けてくれた。
あなたに言われたとおりに行動すればみんなが私を支持してくれた。
あなたには人を引きつける不思議な力がある。
誰からも愛される魅力がある。
和子が教祖でいられたのも私が政治家でいられたのもあなたのおかげよ。
あなたの力よ。
でももう嫌。
あなたにはついていけない。
(みのり)どこへ行くというの?
(みのり)20年前から私たちは同じ志を胸に共に歩いてきた。
その道は戻れない道。
それは分かっていたはずよ。
(直美)子供たちが幸せに生きられる世の中をつくりたい。
(直美)その思いは今だって変わらない。
でもあなたにはついていけない。
あなたのやり方にはついていけないのよ。
もう終わりにしましょう。
私たちはやれるだけのことはやった。
もうここまででいいじゃない。
(みのり)あなたは何にも分かってない。
平形万里江先生の志はここで終わるようなものじゃないのよ。
あっ。
無理もないわね。
あなたは万里江先生から何も教わってないんだもの。
(直美)そうよ。
だからもういいの。
私を解放して。
(みのり)あなたの気持ち分かったわ。
(みのり)あなたが世の中のためにできることはもはや一つだけ。
あなたはここで鳩村と小室に殺されるの。
そうすれば志は残る。
・人を殺人鬼にしないでほしいね。
みのりさん。
あんた袴田和子と親しかったみたいだね。
これはあんたが書いたメールだ。
そん中にこんな言葉がある。
「今ある不幸にとどまってはならない」「まだ見ぬ幸せに今跳び立つのよ」いい言葉だ。
これと同じ言葉を袴田和子が死ぬ直前に口にしたんだ。
《「今ある不幸にとどまってはならない」》《「まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ」》笹村代議士が狙われたとき俺はあんたに助けられた。
(みのり)《取り外せないんですか?》《無茶言ってくれる人だね。
強力に》
(みのり)《救急車も手配しました。
すぐに到着するはずです》何て勇敢な女性なんだって俺はホント感激したんだよ。
でもそれは間違いだった。
あんたはその目で俺が死ぬのを見届けようとしたんだ。
違うか?そうよ。
あなたが笹村を助けたのは計算違いだった。
俺をテレビに出演させたのも俺を追い詰めるためだったんだろ?
(みのり)ええ。
(小室)吉岡みのり。
平形万里江の教え子。
最後の一人。
お前が希望の星だな?
(みのり)そうよ!
(みのり)私は万里江先生に命を助けられて今まで生きてきたの。
万里江先生の志を受け継いで生きてきたのよ。
私たちも和子も虐げられて生きてきた弱い人間。
私たちのような子供たちがいなくなる世の中にしたかった。
だから3人で誓ったの。
これは誓いの証しよ。
(みのり)万里江先生の志を2人にも分け与えたのよ。
そして君はキャスターとして絶大な人気と信頼を得て社会に大きな影響を与える存在になってった。
(小室)それにその女を政治家にし袴田和子を宗教団体の教祖にすることで自分たちの力を強めていったんだな。
私たちはまず児童生活保護法を成立させることを目的としひそかに活動していた。
そんな矢先あなたたちが万里江先生を逮捕した。
石黒君や曽根原君を死に追いやったのよ。
私たちには時間がなくなった。
一刻も早く世の中を変える必要があったのよ。
そのための爆弾か。
(みのり)そうよ。
崇高な志を完遂するには手段を選ぶ必要はない。
革命には犠牲が付き物よ。
歴史がそう教えてくれてるわ。
(小室)お前らがしてることは革命じゃねえ。
お前らテロリストだ。
どんな志を持とうとどんな夢を持とうとそれを達成するために犠牲になっていい命なんてどこにもねえんだよ。
(みのり)奇麗事言わないで。
世の中には踏みつけられて踏み台にされて死んでいく幼い命がたくさんある。
それは何の罪もない命。
汚れを知らない命なの。
私たちが葬ったのは汚れきった命よ。
この世には必要のない人間たちよ。
それでも殺しちゃいけないんだよ。
第一必要か必要じゃないかなんてあんたが決めることじゃねえだろ。
医者の俺にはどんな人間の命だってみんなおんなじに見えるよ。
みんな大切な命だよ。
奇麗事を言ってるのはお前らの方じゃねえのか?最初は立派な志があったのかもしれん。
だがそんな気持ちとっくに忘れちまってるだろ。
人の上に立つ快感を覚えちまったんだ。
人を支配する喜びを知っちまったんだ。
同じなんだよ。
幼かったお前たちを力ずくで押さえ付けた大人たちと。
(みのり)違う。
私は違う。
確かに。
君には違う部分が少しだけ残ってたかもしれない。
これを書いた吉岡みのりは今の君とは違う。
ずっと不幸の中にいた女の子のために君は何とか力になろうとしてた。
そうだよな?菜月ちゃん。
自分の少女時代とよく似たこの子を君は放っておけなかったんだろ。
これを書いた君がホントの君なんじゃないのか?
(みのり)《菜月ちゃん一人じゃないんだよ》《優しい人いっぱいいるから。
一緒に頑張ろう》君がこの子を遠ざけたのは自分の汚れたところを見せたくなかったからなんだろ?でもこの子は君を慕ってた。
君の中にホントの優しさを感じてたからだよ。
みのりさん!
(みのり)終わりですこれで。
(周五郎・小室)おい!
(小室)やめろ!
(直美)あっ!?
(菜月)みのりさん!
(直美・菜月)みのりさん!バカ野郎。
分かるか?
(小室)分かるか?まだ息がある。
体起こして気道確保します。
(小室)おう。
体をねじらないように一直線にしてゆっくり。
1・2・3。
(小室)よし。
(一同)鳩村だ。
鳩村周五郎だ。
鳩村!頑張れよ!
(小室)おい!ヤベえ。
来るんじゃねえ!いいかげん目覚ませ。
まだ分からないのか!
(小室)おい止まれ!止まれ!いいか?人の心ってのはな支配されたりしたりするもんじゃねえんだ。
そんなことはあって絶対にいけないんだよ。
誰かに支配されるんじゃなくて自分の意思で生きてみろ。
自分の意思で自由に生きてみろ!
(小室)こいつの声が聞こえないのか!止まれ!止まれ!小室さん!・
(パトカーのサイレン)・
(パトカーのサイレン)
(一同)どうする?逃げろ逃げろ。
逃げろ!逃げろ!
(小室)鳩村。
頼むぞ。
はい!死ぬんじゃねえぞ。
このまま死なせて。
いいや。
死なせねえ。
みのりさん。
あんたにまだ命があるってことは何か意味があるはずだ。
その意味にあんたが気付くまで絶対に死なせねえぞ。
(看護師)サクションつないでください。
(看護師)はい。
大腿動脈の損傷はガーゼパッキング。
骨盤内の大動脈損傷は大動脈クランプでしのいでる。
30分がリミットだ。
まずは心破裂の処置からだ。
一刻の猶予もねえぞ。
お願いします。
(一同)お願いします。
メス。
(看護師)はい。
25分で終わらせる。
(一同)25分!?電メス。
(看護師)はい。
飛ばすぞ!・
(直美のハミング)・「私たちの望むものは」あっ。
刑事さん。
この歌知ってます?
(小室)うん?『私たちの望むものは』という曲です。
・「今ある不幸にとどまってはならない」・「まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ」
(直美)20年前この公園で…。
(女性)《・「私たちの望むものは」》《・「あなたと生きることなんだ」》《・「今ある不幸にとどまってはならない」》
(直美)小雨がぱらつく寒い日でお客さんはほとんどいなかった。
私たち3人はそこで出会った。
おい何だよ?心臓の一部だけじゃねえぞ。
前面もやられちまってるよ。
(助手)人工心肺使いますか?いや。
間に合わねえ。
オフポンプで縫合だ。
5−0。
(看護師)はい。
(心電計の警告音)
(看護師)VFです。
わぁ。
おいでなすったか。
(助手)DC。
(看護師)はい。
急げ!
(看護師)はい。
離れた!オン!
(除細動器の音)
(心電計の警告音)
(看護師)戻りません。
私たちは3人ともぼろぼろだった。
希望の星を背負わされた運命に苦しんでいたみのり。
看護学校でいじめに遭い行き場をなくしていた和子。
私もねごみみたいな人生送ってた。
だからコンサート終わったら死のうとしてたの。
でも…。
(みのり)《これあったかいよ》
(直美)《あったかい。
ありがとう》
(みのり)《どうぞ》
(和子)《ありがとう》温かかった。
あのときあの2人。
忘れるなよ。
そのときの思いを。

(心電計の警告音)戻れ。
戻ってこい。
(心電計の警告音)まだ死なせねえぞ。
戻れ。
戻れ。
(心電計の警告音)
(心電計の警告音)うん?きた?
(看護師)心拍再開しました。
元気に脈打ってきた。
よーし。
飛ばすぞ。
ついてこいよ。
5−0。
(看護師)はい。

(戸の開く音)みのりさん。
私ちゃんと生きていきます。
(菜月)もう死ぬなんて言いません。

(小室)警察の上層部に圧力をかけていたのはやはり柴崎直美だった。
部長の磯山と係長の兵藤は懲戒処分だ。
ざまあみろ。
とか何とか言っちゃってホントはあの係長に気が合ったんでしょ?
(小室)分かるのか?分かりますよ。
嫉妬しちゃったもん。
(小室)ふん!うわっと!?
(小室)鳩村。
治ったようだな。
治ってないよ…。
何してんですか?もう。
小室さん。
(小室)えっ?何だ?いつも俺のために命を懸けてくれてありがとうございます。
何だよそりゃ?今度ばっかりは小室さんがいなかったら俺犯人にされてたか死んでたかどっちかですよ。
鳩村。
礼を言わなきゃならんのは俺の方かもしれんな。
鳩村。
さっきの冗談ですよ。
もちろん冗談ですよ。
(小室)てい!ハハハ!イエス!今日もさえてるぞ。
鳩村。
また会おうぜ。
ヘヘヘ。
じゃあな。
2014/07/04(金) 21:00〜22:52
関西テレビ1
金曜プレステージ・外科医鳩村周五郎13[字][多]

止まったら死ぬ…!恐怖の仕掛けを身体に埋め込まれた男たちの共通点は?国民的人気キャスターと共に周五郎は謎に包まれたある“団体”に迫る!▽船越英一郎

詳細情報
番組内容
 鳩村周五郎(船越英一郎)が、新宿で無料医療診断の手伝いをしていると、助けを求めながら走る国会議員の笹村芳郎(森喜行)が通り過ぎる。心配し並走する鳩村は、笹村の体に爆弾が付けられていることに気付く。鳩村が笹村と並走していると、人気キャスターの吉岡みのり(櫻井淳子)が現れる。鳩村はみのりと協力して、笹村をスポーツジムのランニングマシンまで誘導し、爆弾を取り除く手術を行い、惨事を免れる。しかし、
番組内容2
同時刻に同じ事件が六本木と渋谷で起こっており、爆弾を付けられた被害者2名は即死していた。
 鳩村は、笹村を救う際に負傷し入院していた。そこに、小室源介(内藤剛志)がやってきて、六本木の被害者は体罰行為で停職になった中学校の教員、渋谷の被害者は児童買春の噂がある教育評論家、そして鳩村が助けた笹村は、恵まれない子供たちのための法律「児童生活保護法」に反対する急先鋒だと言う。3人の共通点が子供にとって
番組内容3
邪魔な存在と考えた小室は、「児童生活保護法」成立に向け、精力的に活動している芝崎直美(小沢真珠)が怪しいと鳩村に話す。
 鳩村は、直美のことを調べようと張り込むが、多くの報道陣がいて彼女に近づけない。すると、直美の取材に来ていたみのりと再会する。みのりは、事件の背後に直美がいると鳩村が考えていることを知り、自身が司会を務め、直美がゲストとして登場する生討論番組に鳩村を出演させることに・・・。
出演者
船越英一郎 
内藤剛志 
櫻井淳子 
小沢真珠 
佐伯日菜子 
野間口徹 
冨家規政 
緑友利恵 
田代さやか 

ほか
スタッフ
【脚本】
深沢正樹 

【編成企画】
水野綾子 

【プロデューサー】
井上竜太(ホリプロ) 

【監督】
猪原達三 

【制作】
フジテレビ 

【制作著作】
ホリプロ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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