東京下町お不動さまのお膝元深川東署刑事課勤務朝田真平警部補58歳
気が短くて涙もろい
犯人逮捕のためなら上司にも食って掛かる定年間際の今も走り続ける仕事バカ
そんな真平の頼れる仲間は幼なじみの源ちゃんと圭ぼうの2人
鑑識課の源ちゃん。
老眼鏡の奥で光る目は犯人の痕跡を見逃さない
お調子者の圭ぼう。
でもやるときはやる
実は頼りになるベテラン刑事
初老男性の不審死事件の真相を巡って署内の主流派と真っ向勝負
(佐川)謹慎をしてもらいます。
捜査から外された真平は…
(真平)本部の会議に出てない情報があってびっくりか?
そして捜査線上に浮かぶ…
女の本当の名前を求めて北の国へ
予想外に展開する難事件に真平率いる同級生捜査班が挑む
新シリーズ…
(真平)お不動さま今日はかみさんと一緒に行ってきます。
ああ…。
いい風だ。
奇麗だな〜。
見せてあげたかったな。
みのり…。
(佐川)何度も言わせないでよ朝田さん。
(佐川)他の班の捜査に口は出さない。
いいですね。
でもね課長代理。
あいつらのやり方見てると歯がゆいんですよ。
いいですか捜査というものは…。
(佐川)古いんです。
若い連中みんな言ってます。
「朝田さんの捜査のやり方考え方ついていけない」って。
ベテランという言葉の響きは善しあしです。
だいたいここの署にはベテランが多過ぎるんです。
愛妻弁当を食べて一日を終える捜査員もいる。
昔からいうでしょ?「老いては子に従え」って。
老いてるだと?
(ぶつかる音)あ〜っ!
(圭一)気を付けてよ。
ベテランはベテランらしくどーんと構えて子供たちの意見にも耳を傾けましょうよ。
静かに静か〜に定年まであと2年仕事してください。
なっなっなっ…。
(小宮山)幸せな匂いだな。
うまそう。
(さくら)真平ちゃん隠し味な〜んだ?おっしゃヘヘッいただきます。
う〜ん。
(さくら)ねっ。
いつ見てもどの角度から見ても奇麗だね。
さくら。
(戸の開く音)
(さくら)ハハハ。
へっ!何だよ。
(源太郎)何だじゃねえだろうよ!えっ?さくらさんに向かってよ。
さくらって呼び捨てとはどういう了見なんだ?あ?卵焼き食いながらどんな妄想してんだ真平ちゃん。
違うの違うの。
そうじゃなくってこれの隠し味はサクラエビかな〜って。
当たり。
当たり〜。
ほら。
すりつぶしてねパラパラ〜って。
ハハハハ。
「さくら」エビってね。
ホホホホ…フフフ。
アッハハハ。
(源太郎)生2つ!はーい。
(アナウンサー)次の話題です。
また都内で2人の高齢男性の孤独死とみられる遺体が発見されました。
お二人とも奥さまに先立たれて一人暮らしをしていたようで最近ではご近所付き合いも少なくなっていたようで…。
(テレビの電源を切る音)あ〜あ。
男ってのは駄目だな。
うん?独りぼっちになって初めて分かんだよな。
かみさんのありがたみが。
気を付けろよ。
俺かよ。
ああ。
源ちゃんさ小学校のころからいちいち色々心配し過ぎなんだよ。
俺は真平ちゃんが心配だな。
幾つになっても走り過ぎで。
いいじゃん走りてえんだから。
ほら今日課長代理の佐川も言ってたろ。
「定年まであと2年静かに仕事しろ」って。
圭ぼうあいつにだけは言われたくねえよな。
俺は真平ちゃんのそのやる気勝ち気っていうのはすごいと思う。
でもやり過ぎは禁物だ。
覚えてんだろ中学時代のサッカーの決勝戦。
そうそう。
えっ?反則してきた相手を正座させて説教始めて逆にレッドカード一発退場な!そのせいで俺らのチームはよ…。
俺さ〜いったい何百回その話で謝らなきゃなんねえんだよ。
腐れ縁もここまできたら立派ね。
仕事まで一緒でバカみたい。
バカみてえだよな。
だな。
けどよ俺らももう58かよ。
ハッ早えなぁ。
うん?ってことは…。
さくらさん60か。
あ〜中学のマドンナも60だよ。
こら!2回も言うな!ハハこりゃこりゃ。
ヘヘヘ。
そういえばみのりちゃん逝っちゃって5年…いや6年だっけ?ああこの秋で七回忌だ。
そんときは3人でとことん飲もうな。
うれしいこと言ってくれるね。
やっぱり持つべきものはダチだな!うん。
ホントに仲がいいわね。
それだけはホント変わんない。
いやいや変わりましたよ。
髪の毛ふさふさは俺だけだもんね。
まっ。
やかましいんだよ。
この野郎!何言ってんだよバカ!植えてる植えてる。
(パトカーのサイレン)ホトケさん幾つだっけ?72。
ああ…。
睡眠不足だったみたいだな。
えっ?睡眠導入剤。
ああ。
うん?おっ。
おい。
一人暮らしか…。
奇麗にしてるな。
ああ。
っていうかきちょうめんだな。
第一発見者は?妹さんだ。
昨日から連絡してるけどつながんなかったんで心配だから来たらしい。
・
(佐川)死因が出たぞ。
ああ?
(佐川)どうなんだ?睡眠導入剤の成分が検出されました。
薬を服用後に入浴しそのまま寝てしまい溺死したと思われます。
事故死ということでいいですね?
(検視官)ええ。
あらためて合掌。
・
(ますみ)ちゃんと調べてください!兄さんは殺されたんです!
(警察官)落ち着いてください!落ち着いてください!
(ますみ)調べて!どうした?小宮山さんの妹さんです。
第一発見者の。
(ますみ)刑事さん。
兄さんは殺されたんです。
ちゃんと調べてください。
お願いします!調べるべきです!
(佐川)しつこい。
結論が出た案件に捜査員は出せない。
聞きましたよね妹さんの話。
ねっ。
小宮山さんの預金の解約手続きをしに行ったら300万という大金が殺害された当日に下ろされていた。
《これ見てください。
おかしいです》遺族がおかしいと言って訴えてるんですよ。
これは調べるべきです。
課長代理!決を採ったヤマを掘り起こすな。
ヤマだと?ヤマにもなってねえし捜査もしてねえんだよ!いいかげんにしろ!ちょっちょっ…ちょっと落ち着けって。
上司なんだぞ。
人が1人亡くなってるんだよ。
その最期を調べてあげんのが俺たちの仕事じゃねえのかよ!それをめんどくさがる警視庁からいらっしゃった腰掛け上司ってのはどうなってんだ!ああ!?・
(本田)朝田警部補。
(本田)叫び声が廊下まで聞こえています。
落ち着いてください。
(木本)小宮山公一さんの担当は?自分です。
ご無沙汰しております。
木本管理官。
佐川か。
(佐川)ほっ。
(木本)バカ野郎。
所轄は何を見て事故死の判断をしたんだ。
事件性あり。
帳場を立てる。
よしっ。
(木本)今伝えた5区に区割りをする。
被害者の周辺捜査交友関係銀行関係者の聴取をしてくれ。
(一同)はい!分かってると思うが所轄署員は情報を逐一全てわれわれ捜査一課にあげること。
勝手な臆測推測で動かないように。
判断はわれわれ捜一がやる。
組織の足並みを乱さぬように。
(一同)はい!はい。
いいですか?先日の札幌の事件では区割りをした組織捜査の結果350mしか離れていない犯人の住居を見落とし逮捕が遅れたと聞いております。
自分のエリアが終わったデカは他のエリアまで出張って友人関係や銀行周りを何度でも調べるべきだと思います。
あなた名前は?朝田真平です。
朝田さん。
はい。
捜査本部から外れてもらいます。
えっ…。
はあ!?捜査一課が決めた捜査方法に異を唱える人は不要です。
何のための捜査ですか?よせよ。
そっちのメンツのためですか?人が1人殺されたかもしれないんですよ!組織なんかに縛られてるから検挙率がどんどん落っこっちゃうんだよ!そんなことも分かんねえのか!この唐変木!朝田警部補。
明日から有給を取って休んでください。
本田課長!朝田!早く出ていけ。
分かったよ出てってやるよ。
聞こえたよ。
やってらんねえよ。
くそっ!もうやってらんねえよ。
ああ?エリート面したやつらも気にくわねえけどさ俺が一番頭にきてんのは圭ぼうだよ。
圭ぼう?俺が何ですか?普通さああいう場合はさ俺と一緒に出てくもんだろ?おいおいおいバカなこと言っちゃいけないよ。
定年まであと2年。
あんなことでもめていまさら知らない土地に回されたら母ちゃんに怒られちゃうよ。
(さくら)圭ぼうは奥さん孝行だからね。
はいレバカツ。
うわーうまそうだね。
あっそれにこの店に来らんなくなんのもやだしね。
あらうれしいこと言ってくれる。
いいね圭ぼうは楽しそうで。
よし。
じゃあね俺はねあいつらの鼻明かしてやるんだ。
何すんだい?う〜ん。
よせよ。
バカなこと考えんのは。
よお。
俺も交ぜろよ。
源ちゃんさ小宮山さんちのごみ覚えてるか?ごみ?うん。
小宮山さんさすごいきちょうめんな性格だから部屋ん中ぴしーって整頓されてんだよ。
うん。
だからこそ納得いかないのはあの薬の袋の破き方だ。
破き方?ああ。
茶の間のごみ箱に入ってた方の袋はきちーんとはさみで切ってあるんだよ。
ところが台所のごみ箱にあった方の薬の袋は明らかに雑に手で破ってんだよ。
うん?ほら。
これが茶の間の方。
これが台所の方だ。
ああホントだな。
切り方が違うな。
なっ?うん。
確かに違うよな。
うんうん。
あれ?これ…遺留品だろ?何で持って帰ってきちゃったんだよ。
いやいや…俺だってさ捜査会議で報告しようと思ったんだよ。
したらさその前に出てけって言うからかわいそうにこの子たちも行き場がなくなって俺と一緒に出てきちゃった…。
な〜に言ってんだ。
ヤバいよ返さなきゃ。
うるさいよもう。
それで?でな!この台所の方のこのこいつを破ったのは本人じゃなくて第三者の可能性があんだよ。
第三者?ああ。
その第三者が小宮山さんの通帳の中身300万円をとったやつって話だ。
どうよ?この俺の推理。
うん。
一理ある。
いや現実かもな。
うん。
うん。
てなわけで今日からここが俺たちの捜査本部だ。
おお。
「たち」?俺も入んのかよ?当ったりめえじゃねえか。
今俺の捜査情報聞いたろ?もういまさら抜けらんねえぞ。
勘弁してよ。
ありがとうございました。
小宮山公一。
72歳。
入浴中の溺死。
で家族構成。
妻は14年前に病気で他界。
娘が2人いて2人とも結婚に伴い大阪と福岡に在住。
東京には第一発見者である小宮山さんの妹夫婦が住んでる。
で源ちゃん部屋ん中の指紋どうなった?うん。
新旧多数検出。
うち女だろうと思われる指紋は3つ。
1つは妹さんで確認済み。
残り2つは名無しの権兵衛だな。
でなその妹さんの話によると小宮山さん趣味が多かったらしい。
それを裏付けんのが三行日記だ。
三行日記?ああ。
この三行日記にはその日食べた食事の感想とか新聞のニュースとか自分の予定とか出来事が簡単に書いてあったよ。
これだ。
おい何だよそれ。
お…俺も知らねえぞそれ。
それも持ってきちゃったのかよ。
駄目だってば。
でな趣味は散歩。
それから図書館通い。
喫茶店での読書。
参加してんのが散歩する会。
囲碁倶楽部。
それに…ピラ…テス?まあとにかく年金暮らしのじいさんとしちゃあ大忙しだな。
そうだよな。
駄目駄目駄目。
源ちゃんうなずいちゃ。
真平ちゃん。
それ捜査本部に返さなきゃ大変なことになるぜ。
勝手に捜査しちゃまずいって。
うん。
で問題なのはねこれに出てくるアルファベットなんだよ。
アルファベット?何だよそれ。
うん。
「K」だ。
(源太郎・圭一)「K」?3カ月前に突然登場してここ1カ月は頻繁に出てくんだよ。
「Kと散歩」だ。
「Kと外食。
楽しかった」「Kと買い物に行った」なっ?うん。
この人物だけがアルファベットで書いてあんだよ。
だって日記なのにさ名前隠すのおかしいだろう。
う〜んまあ確かに指紋の女だな。
ぷんぷんにおうだろ?ああ。
で捜査本部は銀行の調べ終わったのかい?うん。
明日開店前に行く。
あっいっけねえ言っちまったよ。
さすが幼なじみありがたいねえ。
俺もね午後一番で行くよ銀行に。
よせよよせよ。
本部にバレたらヤバいから。
これもんだぞ。
犯人逮捕のためにはこれだって覚悟の上だよ。
おおやろうやろう。
なっ圭ぼう。
俺はやらない。
定年まで2年だから。
定年まで2年だから俺はやらない。
さくらさん。
うん?というわけでこの一件が解決するまでここを貸してください!このとおり!じゃあ…今度だけ。
奥なら使っていいわよ。
ありがとうございます!決まり!午前中に続いて何度もすいません。
もう一度小宮山さんが300万円を出金した日の様子をお聞きしたいんですがね。
私どもはオレオレ詐欺の未然防止策として高齢者の方が高額を引き出す場合は使い道などをお尋ねしています。
同時にそのお客さまが第三者を伴って行内に来ているのかいないのかを確認いたします。
あの日の小宮山さんは…。
(銀行員)《300万円のお引き出しで間違いございませんか?》
(小宮山)《はい》
(銀行員)《大変失礼ですがどのようなお使い道をされるご予定なのか伺ってもよろしいですか?》《あっ…うちの修繕です》モニターお願いできますか?はい。
モニターお願いします。
はい。
(銀行員)小宮山さんはお金をかばんに入れてお一人で帰っていきました。
うん確かに一人ですね。
シャツが…。
1234…5枚。
シャツが5枚か。
あそこまでやる必要あるのか?指紋の取り残しはないのにな。
うるせえな若えのは。
名無しの権兵衛の何かが出てくるかもしんねえだろうが。
バカ。
はいもしもし俺だ。
どうした?源ちゃんさ一つ教えてくれ。
うん。
おお何でも聞いてくれ。
小宮山さんさ吉祥寺のピラテスってとこに通ってたらしいんだよ。
吉祥寺?そりゃうちからずいぶん遠いとこだな。
乗り継いで30分以上だぜ。
でな…ピラテスって何だ?ピ…。
聞こえてるか?ピラテスって何だよ。
あいつ分かんねえの。
ヘッ。
えっ?テラミス?違うよ。
ピラテス。
ピラテス。
ああそれどんな食いもんなんだ?食い物か?食い物以外考えられないだろ。
あっそれより真平ちゃん。
例のあれ三行日記と薬あれ早く返せよ。
あっ切るぞ。
(佐川)中村さん。
はい。
朝田さんから何か頼まれごとされてますか?いや別に。
えっ?どうしてですか?いや…朝田さんのことだから勝手に動いてるかもしれないしその場合こっちの捜査情報を流すのは中村さんかなって。
勘弁してくださいよ。
いやそんなことするわけないじゃないですか。
失礼します。
いや参ったな。
坂崎。
(坂崎)はい。
捜査一課に引き上げてやろうか?
(坂崎)えっ?あっ…はい!掛け合っとくよ。
その代わり…。
(インストラクター)吐きながら両脚を90度に上げま〜す。
もう一度息を吸いま〜す。
圭ぼうこりゃ食いもんじゃねえよ。
・
(スタッフ)お待たせしました!あっどうも。
あの…小宮山さんのことでちょっとお話を聞きたいんですけども。
最後に来られたときの様子とか小宮山さんの交友関係とか分かりますかね?責任者を呼んできます。
はい。
すいません。
(インストラクター)はいでは脚を下ろしてくださ〜い。
(インストラクター)はーいお疲れさまでしたー!
(女性)腰の調子どうですか?
(女性)だいぶいいです。
(女性)よかった〜。
平日のこんな時間に…。
えー次は散歩の会。
寄り合い所は深川西3丁目の喫茶店な。
よし。
(女性)えー!?小宮山さん心不全じゃなかったんですか?まあ心不全なんです。
心不全なんですけれどもその亡くなり方に少々疑問な点がございまして。
(ざわめき)そこで皆さんに小宮山さんについて何でもいいですから知ってることがあったら教えていただきたいんです。
ご協力をよろしくお願いします。
(女性)刑事さん。
そういえばこの2〜3カ月逆に楽しそうだったんですよ。
小宮山さん。
楽しそうだった?
(女性)ええ。
他の方何かありませんか?
(工藤)じゃどうも。
(工藤)あの〜。
はい。
(工藤)女房や周りの人たちには内緒って約束してくれますか?ああ分かってます。
大丈夫ですよ。
(工藤)実はですね小宮山さん付き合ってる女性がいたんです。
女性が?ええ。
私そんなこと知らないもんだから私もその女性に何回もデート申し込んでやっと取りつけた約束の時間に現れたのが何と小宮山さんだったんですよ。
《工藤さんあなた奥さんがいるんでしょう?》《それなのに結城さんに何をするつもりなんですか?》
(工藤)そのとき分かったんですよ。
小宮山さんと結城さんがいい仲だってこと。
ああいい仲…。
私恥ずかしくてね〜。
ハハ。
結城さん?ええ。
散歩の会の人です。
そうそう。
小宮山さんね結城さんに会うために吉祥寺のピラティスのジムまでわざわざ通うほどの関係だったそうです。
ピラテス?ええ。
結城さんのフルネームって分かりますかね。
結城和子さん。
和子さん?かず…。
イニシャル「K」だ。
確か写真喫茶店にありましたよね?はい。
(工藤)え〜っとこの人この人。
この人です。
この人ですか。
体験入学なのでよろしくお手柔らかにお願いいたします。
(一同)よろしくお願いします。
きついな…。
(インストラクター)はい吸いながら戻して〜。
吐きながら逆で〜す!左手と右脚を上げま〜す。
息止めないでくださいね。
自分の体がねこんなに硬いなんて思いませんでした。
(和子)どう?興味お持ちになりました?続けられそう?ああ…いや…まあ。
いやでも皆さんの体がとっても若いのに驚きました。
そんなこと〜。
あっそれからね。
この体勢なんですけども…。
ここなんです。
どこ?ここ?はい。
ここはここよ〜。
いやそこじゃなくてねここなんですけど。
どれ?ああここ?ここはね…。
この指紋が小宮山さん宅の名無しの権子の2つ目の指紋と一致した。
結城和子。
イニシャル「K」だ。
お〜やったね〜。
圭ぼう!金星だぜ。
これが最後だからな。
二度と俺を巻き込まないでくれよ。
定年まであと2年。
俺はね波風を立てずに生きたいんだから。
あんがとよ色男。
(さくら)よっ色男。
ですよね。
あっそういえば色っていえばあの和子。
あれ相当にエロいぞ。
俺の太ももんとこぬめーっとこう手を触りやがってさ…。
親指をくっと立てんだよ。
これすげえ気持ちいいんだよ…。
あらいらっしゃいませ。
(坂崎)ここなんですね〜噂のたまり場は。
おお坂崎どうした?
(坂崎)朝田さん僕も参加させてください。
いいのか?俺と一緒にいると出世に影響するぞ。
捜査の勉強をしたいんです。
お願いします。
よろしくお願いします!俺は関係ねえぞ。
俺はただの客だからね。
よしじゃあ入れ。
俺たちの捜査部屋だ。
ありがとうございます!失礼します!ああ。
(坂崎)「包丁に指紋は検出されず」って何ですか?この情報。
ホシが拭き取ったんだろう。
ホシ?ああ。
《ねえな…》それと包丁の柄とまな板にブロチゾラムが付着していた。
ブロチゾラムって睡眠導入剤?ああ。
(板崎)結城和子って誰ですか?本部の会議に出てない情報があってびっくりか?はい。
結城和子。
これからこの女の人生全部を見せてもらうんだ。
全部見る?うん。
真平ちゃんの信条はね容疑者が浮かんでもすぐには任意同行しないんだよ。
その人の生活習慣をとことん調べ上げた上で相手がぐうの音が出なくなったときに御用だっていくんだよ。
そういうことか。
真平ちゃんらしい。
坂崎。
はい。
ブツもあるぜ。
ホントですか?ああ。
しばらくそのままでお待ちください。
ご利用ありがとうございました。
何ですか?俺休暇中なんですけど。
(佐川)何ですかはないでしょう。
(佐川)これを見て何か言うことはありませんか?ああこのこと。
あなたがマル害の家から持ち出して隠していたものです。
坂崎が全て教えてくれました。
坂崎!はい!はい。
返しそびれてたんだ。
手間が省けて助かったよ。
ありがとう。
(佐川)朝田さん。
勝手な捜査は許しません!この案件は捜査一課とうちの署では私が陣頭指揮を執ってるんです。
今持ってる情報を出しなさい。
身勝手だね〜。
捜査から外したり情報くれっつったり。
(本田)朝田警部補報告をあげてください。
ハァ〜。
マル害小宮山さんは結城和子と交際していた過去がある。
この三行日記に書いてあるイニシャル「K」とは結城和子のことであると思われる。
結城和子は既婚者。
旦那はマレーシアに単身赴任。
子供はなし。
現在彼女は不倫中である。
不倫?うん。
(和子)《私。
今ホテルのロビーに着いたところ》《仕事で?》《ううん平気よ大丈夫》相手の面は拝めなかったがあれは不倫だな。
しかも相手は年下だ。
相手を見てないのにどうして年下だと言い切れる?口ぶりだよ。
甘えていながら支配はされていないという話し方。
男に会うために美容院に行き男に対して少しでも若く美しく見せようとする行動原理。
そして銀行に金を下ろしに行った。
多少なりとも金でつながっている関係だな。
(ざわめき)デカの基本だろバ〜カ。
よし。
結城和子を任意同行。
引っ張ってこい。
早いんだよ…。
何?まだ早えっつってんだよ!たかがこれだけの情報で結城和子を追い込むな!そんなことしてもしシロだったらどうすんだ。
どうやって責任取んだよ!シロ?クロと決まってなきゃシロってこともあるだろ。
いいか。
彼女は不倫してんだぞ。
そんなことで引っ張って不倫が世間に露呈して夫婦の間には溝が生まれんだよ!もしシロだったらこの家族の問題はどうやって修復すんだよ!できねえだろ!警察はな事件解決だけが仕事じゃねんだよ。
分かりました。
朝田さんの言うとおりにすぐに任意同行はしません。
もう少し裏を取ってからにします。
当ったりめえだバカ!では本日来ていただいた本題を申し上げます。
本題?朝田さん。
謹慎をしてもらいます。
うん!?
(佐川)さすがにこれはまずいです。
遺留品の持ち出しは職務違反。
懲戒処分ものです。
本田課長よろしいですね?そうですね。
朝田さんやり過ぎです。
ちょっと待ってください!ちょっと待ってください!許してやってください。
朝田は仕事バカなんです。
仕事をしなきゃ死んじゃうんです。
犯人が憎くて憎くて仕方ないんです。
現場バカなんです!今後全ての情報を捜査会議にあげさせます。
私が責任を持ちます!どうかお願いです。
謹慎だけは…謹慎だけは…。
許して…ください。
よろしくお願いいたします。
ホントかよ。
もうねすごかったのよ。
へ〜見たかったね。
やるじゃねえか圭ぼう。
俺もびっくりしちゃってさ。
(さくら)男前だね圭ぼうは。
ホントだよ。
普段あんなちゃらんぽらんなのにさ。
本庁の捜査一課に推薦してくれるって言われてあんなことした自分が情けなくて…。
う〜ん。
俺はお前の気持ちはよく分かるぞ。
うん。
俺だってあの2人とつるんでなけりゃあ今ごろはもう偉くなっていた。
子供のころからあの2人をずーっと尻拭いしててま〜今日のは過去最悪の尻拭いだな。
うん。
真平ちゃん。
首の皮一枚つながったんだ。
あしたからは佐川班の一員としてきちんと本部に情報あげんだぞ。
佐川班って何だっけ?知らねえよ俺。
はい〜!?それよりさ俺和子の男の存在ってのが気になってしょうがねえんだよ。
坂崎。
(坂崎)はい!和子を徹底マークしてなあの男は何者であるかを調べるぞ。
はい。
頼んだぞ。
ありがとうございます。
駄目駄目駄目。
ちょっと真平ちゃん。
坂崎は前途ある有望な青年だからさ頼むよ。
圭ぼうのおかげで首がつながったんだ。
この犯人は絶対挙げるからな。
お疲れさまでした〜さよなら。
(女性)さよなら。
男だな。
あの男…。
(関島)さあ行こうか。
(従業員)あの…。
ああ…。
怪しいもんじゃないですよ。
手掛かり出てきてくれよ。
よし。
おっ合致したなぁ。
うわーこいつ4回も逮捕歴あんな。
詐欺師?うん。
関島潔。
50歳。
本名飯田賢治。
自称IT企業経営。
詐欺で4回ぶち込まれてる。
なあ真平ちゃん。
関島と結城和子の2人が結託したんじゃねえのか?小宮山さんを眠らした和子は関島と2人で小宮山さんを風呂場に運んで小宮山さんを沈めた。
考えられるな。
だけど殺しの動機は何かな?三角関係恨み金絡みか…。
分かんねえな。
圭ぼう。
俺ちょっと揺さぶってみるわ。
あっ真平ちゃん。
走っちゃったよ。
ヘヘ〜。
ハハハ…。
たまんねえな。
行くぞ。
失礼ですが…。
警察?小宮山さんのことについて少々お話をお伺いしたいと思いまして。
おっしゃってる言葉の意味がよく分かりませんけど。
そうでしょうか。
小宮山さんが亡くなられたことはとても悲しいことです。
でも私には関係ありませんわ。
失礼します。
関島がいるからですか?小宮山さんの死亡には殺害されたのではないかという疑いもあります。
あなたと関島に容疑がかかっています。
どういうことですか?小宮山さんの家から3つの女性の指紋が出てきましてね。
そのうちの一つがあなたです。
どういうご関係でした?少し前まで小宮山さんとはお付き合いをさせていただきました。
22日の夜8時ごろどこにいましたか?私そんなことしてません!どこにいましたか?友人3人と食事をしてました。
連絡先をお教えしますのでどうか確かめてみてください。
つかぬことをお伺いしますがあなた関島の素性をご存じの上でお付き合いなさってますか?素性?どういう意味ですか?関島は詐欺師です。
警察は被害届が出されないと動けません。
だからこんなことを申し上げるのは余計なおせっかいかとは思いますが私としては心配でなりません。
関島でも小宮山さんでも…。
どなたでもよかったんです。
さみしくって…。
主人はずーっと海外に行ったきり。
私に好意を持ってくれた小宮山さんとはたまに会ってお話しして笑い合って楽しい時間過ごしました。
お互いとてもいい関係だったんです。
それなのに…あの女が現れて…。
あの女?森岡貴代。
怖い人です。
《小宮山さんに興味がおありのようね》
(貴代)《あっ…ごめんなさい》《謝ることないじゃない》《今後は近づかないでくださいますね?》
(貴代)《あっ…ごめんなさい》《好きになっちゃいました》
(和子)じーっと下向いたままただ謝るだけ。
私無性に腹が立って…。
(貴代)《痛っ!》《不倫なんでしょ?》《フフッ私たちは独身ですから》笑った?ええ。
人見下すように私を虫けらのように見て笑ったんです。
《ご主人に言いますよ》
(和子)感情も込めずに淡々と。
あの女はただ脅すだけじゃなくてホントにやりかねない。
自分が痛い目に遭うって…。
私恐ろしくなって…。
小宮山さんとのお付き合いやめました。
そんなときに声を掛けてくれたのが関島だったんです。
心の隙間を埋めてくれました。
(和子)すごいですね〜。
ああいう男の人って。
女の寂しさを嗅ぎ取る能力があるのかしら。
ハァー。
つらいお話をすいませんでした。
ありがとうございます。
圭ぼう。
イニシャル「K」は結城和子じゃなかった。
なあ森岡貴代ピラテスの会員なんだけどどんな女だった?森岡貴代?突然そんなこと言われてもなぁ。
全然記憶にねえなぁ。
お前一日体験したんだろ?何で覚えてねえんだよ!もう。
使えねえな〜。
もういいじゃあな!バカ!行くぞ!はい。
使えねえなって何だよ。
あったまくるなぁ。
辞めた?森岡貴代さん辞められたんですか?はい。
先週の水曜日。
ちょうど刑事さんがいらっしゃった日でした。
ひょっとして森岡さんの私物残ってませんか?私物を残さずに退会か。
902号室。
902号室。
森岡。
名前も住所も違う。
嘘か…。
おう源ちゃん。
おう真平ちゃん。
こっちは今森岡貴代の名前を照合してたんだがな大変なことが分かったぜ。
住民票がない女だ?ああ。
森岡貴代。
まあイニシャル「K」はつかねえけどよ。
怪し過ぎるな。
ああ。
それともう一つおまけだ。
この女散歩の会の会員名簿にもいるぞ。
小宮山さんとおんなじ会に?分かった。
(坂崎)すごいな。
真平さんの脚力は。
バカ野郎!脚でじゃねえんだよここだよここ!お不動さんがな早く捕まえろ早く捕まえろって歩かしてくれてんだよ。
(工藤)何で顔がちゃんと写ってるのがないかな。
あっこいつだな。
森岡貴代さん。
散歩の会に何回か参加していた人です。
この人です。
うつむき加減に写ってるこの人。
この人が森岡貴代。
(工藤)美人でしょ?色が白くて北国の女って感じでしょ。
北国の女…。
ええ。
(小宮山)《あっそうそう》《ここが童謡『たき火』の道なんですよ》
(貴代)《えっ?あの・「かきねのかきねのまがりかど」ってあれですか?》
(小宮山)《ええそうですそうです。
うまいな》
(貴代)《東京にはこうやってちょこっとした所にも歴史が残ってるから楽しいです》
(小宮山)《そうですねエヘヘ》《ねえ貴代さんご出身はどちら?》《仙台です》
(和子)《仙台》《いつ東京に出てらしたの?》《3年になります》《ご主人の転勤か何かですか?》《貴代さんは結婚してるんですか?》《それともしてたんですか?》
(和子)《失礼よそんな聞き方ねえ〜》仙台?貴代さんは華やかな結城和子さんに比べて質素で控えめな女性であのときの散歩は楽しかったなぁ。
控えめで質素。
住民票のない森岡貴代。
誰なんだ?この女。
イニシャルに「K」もないし。
ひょっとして偽名使って小宮山さんに近づいて…。
この女が小宮山さんをやったのか?真平ちゃんさこの情報を捜査会議にあげてさ本部で貴代を捜査してもらった方がいいんじゃねえか?う〜ん…もう少し時間くれよ。
だってよこっちは人数が足んねえんだぜ。
そうそう…。
いや〜この映像何回見ても同じだよな。
あれ?何ですか?この本。
ん?図書館で小宮山さんが最後に借りた本だよ。
これにもあの家から採取した妹さんや結城和子以外の第三の指紋があった。
第三の指紋の女。
イニシャル「K」に違いないよ。
たぶんな。
あ〜この女の指紋が欲しいなぁ。
あっ!えっ?女だ女。
女がいるぞ!女?ああ。
ここここ。
どこに女がいるんだよ。
外だよ外。
外?ああ外で女が待ってるよ。
ほら。
え〜…ちょっと分かんねえな。
アップになんない?アップ。
ああ。
あっ止めて!ストップストップ!ホントだ女だ。
でも顔が分からなかったよ。
誰なんだあれ。
森岡貴代だ。
えっ?手袋だよ。
ほら。
写真の手袋とおんなじだろ。
ホントだ。
お〜さすがに圭ぼう女のチェックはすごいねぇ。
ヘヘッ。
つまり…。
《はい300万》森岡貴代とここで落ち合ってその後殺害されて金を持ち逃げされた?ホシは森岡貴代だ。
うん。
いや決め付けるのはまだ早いよ。
だってさ決定的証拠がないんだ。
決定的証拠が。
いやだけどさ本部に…。
うわっ佐川だ。
もしもし。
中村君いったいどうなってるんですか?あれから報告がまったくあがってきてないじゃありませんか。
あっ不審な女がおりまして。
貴代という女なんですが。
貴代?誰だそれ。
あっ…。
あっ朝田です。
まあということで貴代の全てを知るために仙台に行ってきますから。
えっ…仙台って何だ?時間がないんで。
じゃあ。
おい行くよ。
どこへ?仙台に決まってるじゃないか。
ほれ行くよ。
行くの?俺も。
俺駅の西側の不動産屋当たってみるから圭ぼうは東側回ってくれ。
よし分かった。
頼むわ。
失礼します。
ちょっとお伺いしたいことがありまして。
実はこの女性なんですけどご存じないでしょうか?すいません。
この青い服を着ている森岡貴代という女性なんですが。
すいません。
お忙しいところちょっとよろしいですか?ハァ〜…終電で帰るか。
東京戻って一から出直しだよ。
真平ちゃん短気は損気だぜ。
せめて飯食ってからってのはどう?ハハッ新幹線で弁当食ってから何も食ってねえもんな。
食うか。
ああ食おう食おう。
牛タン食おうぜ。
いいね。
せっかく来たんだからな。
はい朝田です。
ああどうも。
先ほどは失礼しました。
駅前の不動産。
おお。
あっはいはい。
分かった?写真の女が分かりました?えー4年前まで2丁目のスナック「青い月」で働いてた女に似ている?はい。
ありがとうございます。
分かりました。
ありがとうございます。
行こう2丁目だ。
こっちこっち。
(たつ子)やだ〜さと子じゃない。
(真平・圭一)えっ?
(たつ子)品よくなっちゃって。
この町ではさと子だったんだ。
うん。
(たつ子)そう。
源氏名が平仮名で「さと子」
(たつ子)本名は水沼聡子。
漢字は聡明な子供の「聡子」名前が割れたな。
水沼聡子か。
そう。
かわいそうな子だったんだよ。
かわいそう?うん。
お客さんといい仲になって結婚の約束までしてたのにその人突然死んじゃったの。
突然死んだの?うん突然。
ふ〜ん。
川辺ちゃんっていってね…。
《さあほらほら。
川辺さん飲んで飲んで》《川辺さんだ〜い好き》
(川辺)《さと子お前も飲め飲め》《は〜い乾杯》水沼聡子という人間は存在していない?ああ。
年齢の前後5年を検索してみたけどこの町に居住してた記録はない。
つまり水沼聡子は偽名だ。
偽名か…。
はい朝田。
はい。
3年前に亡くなった川辺さんの死因が分かった?はい。
じゃあ今すぐ行きます。
はい。
どうも。
行こう。
川辺優二。
死因は風呂場での溺死。
高齢独居男性の突然死。
小宮山さんと同じだ。
真平ちゃんこれって連続殺人かな?ああ。
とてつもなく寒けがするな。
どうするよ真平ちゃん。
遺体は司法解剖することなく荼毘に付されて証拠はなしと。
貴代の足取りもつかめねえ。
もうどん詰まりだな。
物的証拠が欲しいんだよなぁ。
この女が森岡貴代だって証明できる何かが。
物的証拠か…。
あのママ何か持ってねえかなぁ。
持ってねえよな。
駄目元でいいから行ってみるか。
ああそうだな。
(圭一・真平)うん。
ないわよ3年前のさと子の物なんて。
ですよね。
あっそれよかちょっとちょっと。
えっえっ何?かっ!かっ!うわ!何すんだ!?挨拶。
これさと子のやり方。
あ〜びっくりした。
歌いながらとか酔っぱらったふりしながらチューってやるの。
うまかったのよ男をほれさせるの。
《川辺さんの話って私知らないことばっかりで面白いから好きです》《ん?何だい?》《好き》《結婚したいな》《えっ?》《ヘヘッ…ハハハハ》
(たつ子)控えめな顔してうまいのよ男つくるのが。
私から見れば相当男運のいい女だもん。
男運のいい女?うん。
八戸で相当鍛えてきたんじゃないのかな?八戸?出身八戸なの?うん。
へぇ〜。
どっから攻めるかな。
え〜と飲み屋街は…。
よし。
うん?何だこれは。
森岡貴代仙台で殺人をした可能性がある。
このボトルにその貴代の指紋があると思うんだ。
《ママあのボトルは?川辺って…》《ああ川辺ちゃんのボトル》《何だか捨てられなくてね…》《これさと子の字?》《そうよ》《うれしそうな顔して書いてあげてたのよ》《社長…》《ハート》《ハハハハ…》分かった。
すぐ調べてみるよ。
頼むよ。
おう。
・
(坂崎)失礼します。
はい。
面白い話聞きました。
貴代がピラティスのジムに通いだして間もないころ小宮山さんのシャツのボタンを縫ってあげたそうなんです。
(貴代)《小宮山さん》
(小宮山)《あっ…》《あら小宮山さん。
ボタンが取れかかってますよ》《えっ?ああホントだ。
気が付かなかった》《よかったら私縫いましょうか?》《ああでも奥さまに叱られちゃいますよね》《いや…家内は亡くなりました》《今は一人暮らしです》《あらお一人ですか》《あっはい》《もしよろしかったら今度お食事誘っていただけます?》
(小宮山)《えっ?あっ…》そのボタンに貴代の指紋が付いてるはずなんだ。
はい。
このボトルの指紋とそのボタンの指紋が一致したら仙台のさと子という名の女と小宮山さんを殺害した貴代は同一人物だ。
源ちゃん。
うん。
ボタンの付いた服は合計8着。
上から3段目に5着。
それから下の段に3着。
か〜さすが源ちゃん。
すいませんお忙しいところ。
ちょっと人捜してんですけども。
この女の人知ってますか?いえ。
この女の人知りませんか?
(男性)いや〜見たことないですね。
八戸も広いな。
俺に何の用だ!?何で俺を襲おうとした?
(神村)あの写真の女に親父が殺されたんです!殺された?
(神村)ええ。
元気だったんです。
風呂場で溺死なんて…。
あの女が殺したんです!3人目か…。
(神村)気付いたのは葬式が済んで遺品整理をしてたときです。
通帳の残高がほとんどゼロだったんです。
そのとき思ったのが親父が入れ揚げてたスナックの女で…。
(神村)《死んだ日に下ろしてるんですよ?》《あの女が殺したんです!》
(神村)警察は葬儀が終わってるので調べようがない。
事故死の一点張りで捜査をしてくれませんでした。
決を採った事件ってことか。
どこも一緒だな。
俺あの女と警察がずっと許せなくてそんときにあんたが現れて…。
俺逮捕ですか?ここで釈放だ。
その代わりちょっと案内してくれ。
捜査が行き届かず申し訳ありませんでした。
無念だったと思います。
必ず…必ず。
どうか安らかにお休みください。
ありがとうございます。
警察の人に手を合わせてもらえて親父も喜んでると思います。
いや…。
先ほどはすみませんでした。
俺もそうなんだけどね。
短気は損気だよ。
はい。
刑事さん必ず見つけてください。
親父を殺した雪絵を。
雪絵…。
その女の名前雪絵っていうのかい?はい。
ああ…いったい幾つ名前持ってんだあの女。
こんばんは。
(ミツ子)いらっしゃい。
(ミツ子)お一人?どうぞ。
ビール?何にする?ちょっと聞きたいことがあってね。
結城和子。
イニシャル「K」だ。
だけど殺しの動機は何かな?誰なんだ?この女。
イニシャルに「K」もないし。
(佐川)八戸仙台東京。
連続殺人?放っておけば犠牲者はもっと増えるぞ。
おお元気だな。
(男性)お疲れさまです。
お久しぶり。
ヘヘッ。
朝田さん!いいかげんにしてください。
私に黙って勝手な捜査をしないでくれ!一課に報告しなければならない私の立場をどう考えてるんだ!君は私に恥をかかせたいのか!?だいたい君は…。
あんたの立場なんかどうでもいいんだよ。
お前誰のためにやってんだ?お前…!?朝田!貴様!
(本田)あ〜やめてやめて!
(佐川)課長!落ち着いてください。
おい!こっち来い。
よーし!どこでも行くぞ。
もう頭きた。
ここだ。
入りな。
(佐川)どういうつもりだ?こんな所に連れ込んで。
いいから。
お前たち何やってるんだ?朝田さんこれは?何だこれは?これからじっくり説明するからよーく聞けよ。
住民票がなく偽名を使いこなす女。
八戸では雪絵。
仙台ではさと子。
東京では森岡貴代。
雪絵にほれていた神村さんは半年の間に650万円を貢ぎその後死亡。
仙台ではさと子と付き合っていた川辺さんの通帳から合計900万円が4回にわたって引き落とされそして後に死亡。
2人とも小宮山さんと同じ風呂場での溺死。
神村さん川辺さん小宮山さん3人の通帳は亡くなったときほぼ残高はゼロの状態だ。
東京のピラティスジム散歩の会での聞き込みによると貴代は地味で目立たない女性とされているが狙った獲物は必ず殺すしたたかな女だ。
八戸仙台2人の男性は風呂場での溺死事故死と処理されたが犯人はこの女だ。
この女は連続殺人犯だ。
そしてこの女の本名は…。
(ミツ子)《本名何だったかなぁ…》《残ってねえかな?》
(ミツ子)《残ってろ…残ってろ…残ってろ雪絵》《あったよ》本名高梨喜久子は連続殺人犯だ。
佐川課長代理本田課長以上報告終わります。
八戸仙台東京。
連続殺人?放っておけば犠牲者はもっと増えるぞ。
あんたに仕切れるのか?朝田警部補。
なぜこの重要な情報を本部にあげなかったんですか?朝田警部補のやっていることは組織捜査を優先する警察としてはあるまじき行為なんです。
課長!
(本田)しかし警察官の第一の任務は犯人逮捕。
この事件は佐川課長代理の指揮を離れこれより朝田真平…。
朝田班が引き継ぐものとします。
はい朝田です。
ああ神村さん。
八戸ではお世話になりました。
えっ?あの女を知ってるという人を見つけました。
あの女に殺されかけたそうです。
分かりました。
ありがとうございます。
今そっち行きます。
八戸行くぞ。
いいか?犯罪者には必ず特癖がある。
犯罪を犯すときの癖だ。
高梨喜久子の特癖は1つ医者から睡眠導入剤を処方されている高齢者の男性を狙う。
2つ一人暮らしの金持ちの男性を狙う。
3つそういった男性たちの集まる場所のにおいを嗅いでいる。
今回に関して言えばピラティスジムであり散歩の会だ。
そこで金と暇を持っている男性を物色している。
いやもうすでにターゲットを絞ってその家に身を寄せている可能性がある。
一刻も早く喜久子を捜し出せ。
急がないと第4の殺人が起こるかもしれない。
圭ぼう後は頼んだぞ。
相変わらず落ち着きがねえな。
ガキのころのまんまのガキ大将だ。
(島川)朝からご飯がおいしいよ。
あらそろそろお薬の時間よ。
(島川)あっそうか。
飲み忘れがなくなったよ。
はい。
お薬とお散歩で血圧が下がるといいですね。
(島川)ああ。
この方です。
2人で会おうと約束してたりとか会ってる姿見たことあるとか。
(女性)いつも1人だったんじゃないかしら。
(島川)結婚?島川さんどう思ってらっしゃるのかなと思って。
うんそうだね。
こんな関係になって遊びのつもりなら私…。
いや!遊びじゃない。
本気だよ。
ごめん。
僕の方から切り出さなきゃいけない話なのに。
(島川)いろんなことが頭をよぎって…。
(貴代)フフッうれしい。
そちらのジムに独身の男性の方というのは何人ぐらいいらっしゃるんですか?大変失礼なんですがその方の経済状況なんですけど…。
犯罪白書といいますか捜査の一環で。
はい。
お宅のジムでは…。
(坂崎)あっいますか!?ええ。
はい。
高額納税者で一人暮らし。
男性。
独身。
ええ。
年齢は?72歳。
趣味ピラティス散歩。
病院から処方薬あり。
横浜!?住所横浜なんですか?東京を離れてたのか…。
(坂崎)はい。
えー名字は島川さん。
ランドの「島」3本川の「川」名前は?司朗さん。
つかさの「司」朗らかの「朗」ええ。
島川司朗さんで間違いないですね?島川司朗か…。
(板崎)はい。
ありがとうございます。
えーっと…。
おかしいなぁ…。
どうかなさいました?えっ?ああ…あのはんこをね捜してんですよ。
えっ?印鑑ですか?ええ。
いや〜あのあれがないとその女房の生命保険も退職金も年金も下ろせなくなっちゃうんですよ。
あら…。
あとそのう入居者たちの家賃もですね…。
まあ大変。
参ったなぁ…。
あああのいやいいですいいです!汚れますから。
大丈夫ですよ。
参ったよなホントに。
どこいっちゃったんだ…。
あら?これですか?あっ!どうもすいません。
いや〜助かりました。
どうも。
ありがとうございます。
どうもすみません。
あのう失礼は承知なんですがお礼に食事でもいかがですかね?ええ?あら…よろしいんですか?ああもうぜひ!今ちょっと片付けますから。
この辺はお詳しいですか?
(貴代)いえ初めてです。
ああ。
いい町ですよ人情があって。
(さくら)いらっしゃいませ。
どうぞ。
あの奥へ。
さあさあどうぞどうぞ。
(貴代)いいお店ですね。
そうでしょ?
(貴代)風情がありますわ。
ヘヘヘ。
よいしょ。
まあどうぞ。
何でも好きなものを。
(貴代)はい。
やっと会えましたね。
はっ?あっ…あのどこかで?やっと会えましたね。
相席させてもらいますよ。
あの…どちらでしたかしら?これ小宮山さんの薬袋です。
そしてこれは小宮山さんが図書館で借りた本。
そしてボタンです。
やっと会えたよあんたの指紋に。
森岡貴代さん。
印鑑はまだだがここにあるものから出てきた指紋と小宮山さんのうちの指紋が一致しました。
認めてください。
何のことでしょうか?私帰ります。
外に八戸の神村さんがいるかもしれませんよ。
正確には神村さんの息子さんだ。
あなたのことをずっと捜しています。
父親の預金を巧みに下ろさせ殺害したあなたのことを殺したいほど憎んでいると言ってました。
(貴代)警察なんでしょ?殺人を犯そうとしている人間を見て見ぬふりをしてもいいの?捕まえなさいよ。
何笑ってんのよ。
その目が見たかった。
あんたの本当の目。
裏の顔の目をね。
八戸の遠山さんがね…。
あなたの話をしながら泣いてたよ。
えっ?あんたに会うようなことがあったら「あのときは悪かった」そう謝っておいてほしい。
遠山さんから伝言だよ。
(遠山)《あの人を捨てたのは私です》《私が悪いんです》ハァ…そんな人知りません。
そうかい?じゃあ俺の勘違いかもしれねえな。
いやね俺はある女の全てを知りたい。
知りたいと思ってね八戸仙台と行ってきたんだよ。
八戸のスナックのママがその女のことを教えてくれたよ。
女はバッグ一つ抱えて八戸にやって来たそうだ。
バッグの中には母親が残してくれた大切な金が入っていたそうだ。
女は生きるために仕事を探した。
そして初めて水商売の店の門をたたいた。
その店で女は恋をした。
ほれた男に大切な金を持ち逃げされた。
《あー!!》もう二度と男は信じない。
そう思ったのに女は再び恋をした。
遠山さんという人だった。
心から愛した男性だった。
女は彼にこう言った。
「一緒になれないなら死ぬ」そう言って遠山さんに迫った。
(遠山)《俺はお前のことが大好きだ》《だども離婚はしねえ。
なっ》
(雪絵)《じゃあ一緒に死んで》《危ねえやめろって!》《そした物騒なもの人さまさ向けるんでねえって》《俺は一緒に死ねねぇし家庭も壊さないの》
(遠山)《長い間つらい思いをさして悪かったな》《お前とは二度と会わねえから…》《うるさい!!謝るんだったら土下座しなさいよ!》《土下座しろって言ってんのよ!》《土下座しろ!土下座しろ!》女の一世一代の賭けだったのかもしれない。
本当に愛してるなら振り向いてほしかった。
だが遠山さんは家族を選んだ。
女は傷ついた。
飲めない酒を浴びるほど飲んでさみしさを紛らわした。
フフフ…くだらない。
聞きたくありません。
そんなある晩店のママが女にこう言った。
(ミツ子)《バカね真剣になっちゃって》《別れるときはおとなしく別れるのが水商売の女のルール》《お金もらってにっこりバイバーイってするのよ》《お金もらって?》それからその女は変わった。
男を転がすようになった。
水商売の女としての素質が芽生えたんだ。
その変わりようにママも驚いた。
女は…。
いや…人間じゃない。
鬼だ。
鬼は男を手玉に取って金を巻き上げることを覚えた。
そしてついにはやってはいけないことをやらかしちまった。
八戸で神村さんを殺害した。
仙台では川辺さんを殺害した。
この字見覚えがあるよな?川辺さんのボトルだ。
あんたの指紋が出てきたよ。
こうして情報を整理してみるとね八戸仙台東京連続殺人の犯人はあんたしかいないんだよ!そして今横浜の島川さんという新しいターゲットに…。
うるさい!黙れ!
(佐川)待て坂崎!あなたを疑い始めた全ての始まりはこれです。
破り方です。
破り方?きちょうめんな小宮山さんにしてはこっちの方の一枚の破り方が雑だった。
この一点の疑問から始まったんですよ。
失礼します。
小宮山さんを殺害しましたね高梨喜久子さん。
イニシャル「K」ずーっとその意味が分かんなかったんですよ。
K?殺す相手に本当の名前を伝える。
たぶんそれがあんたの儀式だ。
《好き》《結婚したいな》《えっ?》《私のね本当の名前》
(貴代)《小宮山さん》
(小宮山)《うん?》
(貴代)《耳貸して》
(小宮山)《えっ?》
(貴代)《私本当の名前貴代じゃないの》《喜久子なの》《ホントの名前…喜久子?》《でも好きじゃないの。
嫌なことあって》《でも私結婚したいから小宮山さんにはホントのこと言わなきゃって》《アハハ…》《カワイイじゃないか喜久子って》《誰にも言わないでね》《2人だけの秘密。
ねっ?》《ハハハ…》《喜久子。
僕だけの喜久子》小宮山さんは結婚という言葉を信じた。
あんたの言った2人の秘密という言葉も守った。
肉親にも秘密にした。
でもね日記には書いてたんですよ。
小宮山さんが心からイニシャル「K」を愛していたということが分かります。
イニシャル「K」あなたの本名の喜久子の「K」だ。
(父親)《喜久子喜久子!》
(父親)《喜久子!》
(喜久子)うるさい…。
(父親)《どの手がサボった!?手を出しなさい!》
(喜久子)うるさい…。
(父親)《雑に生きるな》《お前はいいとこに嫁に出すんだからな!》《喜久子!》
(喜久子)うるさい。
(父親)《喜久子!》
(喜久子)うるさい!
(父親)《喜久子!喜久子!》うるさいうるさいうるさい!うるさい!うるさい!うるさい…ハァ…。
うるさい…ハァハァ…。
フフフ…。
ハハハハ…。
こんなときにあんな男のこと思い出すなんて。
フフフ…。
ハァー。
刑事さん。
自由を初めて経験したのっていつ?えっ?フフ…んなこと聞かれたって困るわよね。
いいお父さんといいお母さんに育てられたんでしょうから。
私はさしつけしつけって毎日のようにせっかんを受けて毎日毎日おびえながら生きてきた。
大人になったらうちを出られるうちを出られるってそれだけが楽しみで生きてきたの。
あの男は何をやったってうまくいかなかった。
商売の才能なんてこれっぱかしもないのにさ。
店を何度もつぶしてそのたんびに新しい借金が増えて。
母さんはなじられ私は人柱のように結婚させられた。
愛してもいない男と毎日生活してさ。
しゅうとや姑にいびられて嫌みを言われたけどね。
でもねそれでも歯を食いしばって生きてきたの。
大好きな母さんのために。
(母親)《もうやめてください!》
(父親)《うるさいお前は!》《喜久子!喜久子!》《やめてくださいお父さん!》
(喜久子)母さんだけが心の支えだった。
いつか母さんに親孝行したい。
母さんのために母さんのためにって。
その母さんが9年前に突然亡くなったの。
後を追うようにあの憎い父親も死んだ。
突然目の前に自由が広がったの。
旦那から逃げるために北海道から逃げた。
津軽海峡渡ってるときに私初めて感じた。
あ〜空が広いって。
母さんが私のために父さんに内緒でためてくれた500万。
これはホントに困ったときに使おうって心に決めた。
(喜久子)八戸のママは一度も就職したことのない私を受け入れてくれた。
《店の中で何て呼ぼうか?》《あっ…どうしましょう?》《う〜ん…》《じゃあ雪絵でいこう》《いいね?雪絵》《あっ…フフッ。
雪絵》雪絵という名前で新しい人生が始まったの。
(喜久子)母さんの写真と母さんからもらったお金は私の大切なお守りだった。
(喜久子)私みたいな女でも会いに来てくれる男がいることがうれしかった。
初めて優しくしてくれる男と巡り会った。
八戸に来て初めて人を好きになったの。
月に2回東京から出張でやって来る男だった。
(喜久子)その男に母さんのお金を持ち逃げされた。
《あー!!》《ああ…あー!!》
(喜久子)警察に被害届を出したけど男は捕まらなかった。
仕事も名前も全部嘘だった。
八戸のママは私にこう言ったわ。
「勉強代だね」って。
フフ…勉強代って何?ねえ?だまされたのにお金払うの?フフフ…変な言葉よね。
罪を犯したのに逃げられてどっかでのうのうと生きていける日本ってすごいと思った。
警察の体たらくも知った。
あんなケチな男一人も捕まえられないで。
だから私は二度と男は信じない。
二度と。
父親で懲りてたのに。
亭主で懲りてたのに。
だからもう男は信じない。
だからもう心を開かないって決めたの。
いや嘘だね。
あんたは遠山さんに恋をした。
してないわ。
最後の恋と決めて遠山さんに尽くした。
でも遠山さんはあなたから離れていった。
それからだろ。
男を恋愛の対象ではなく金づるにしたのは。
喜久子。
憎い父親に付けられた本当の名前。
その本当の名前を相手にささやくことであんたあの悲しい貧しい不遇なころの自分に戻って相手を憎い父親に見立てることで出会った男性を次々に殺害して…。
してないわ!結婚という言葉を餌にあなたは殺害したんだ。
八戸で神村さん。
仙台に移り住んで川辺さん。
東京で小宮山さん。
薬を混ぜた料理を食べさせ…。
風呂に誘った。
《今日はねもう眠いから風呂はいい》《駄目駄目》何を根拠にそんなこと言ってるの?指紋があるから何だっていうの?私たち男と女の関係だったのよ。
当たり前でしょ。
名前を変えて生きてるのは元亭主から逃れるため。
私はずっと独りで生きてるのよ。
独りじゃない!そう思ってるのは自分だけだ。
独りよ!私はずっと独りで生きてきたのよ!誰も助けてなんかくれやしない。
私なんか誰も必要としてない!私はずっと独りで生きてきたの。
男なんか嘘つきで傲慢でわがままで。
最後の最後には裏切るし。
私は男なんか信じない。
誰も信じない。
何であんな男が父親だったの…。
ハハハハ!男なんか死んじまえ!ハハハ…フフフ…。
あんた悲し過ぎるな。
あんたの悲しい過去は分かったよ。
だがねあんた以上に苦しんでる人はいるんだよ。
同じ人生なら幸せに生きたい。
人はそう願うんだよ。
みんな意外にちっちゃいところで幸せを感じて生きてるんだよ。
それで笑ったり泣いたりさ。
そういう人の人生をあんたはさ…。
バカ野郎!人間の命を何だと思ってやんだい!あの人たちは殺されるために生きてんじゃねえんだよ!
(泣き声)
(泣き声)みんなが幸せでありますように。
6年もたつのにこんなこと言っちまったら笑うかもしれねえけど。
ハァ…。
今日みたいな日はやっぱ会いてぇよ。
ああ…上達してるね。
ヘヘッ。
人間努力だな。
ハァー。
会いてえなぁ。
・絵心がねえなぁ!何を言ってんだよ。
そっちこそ何だそれ。
何でそれ道路に魚がいんだよ。
信号か?それ。
信号が何でそんないっぱいあんだよ。
ようそろそろ時間だ。
行こうぜ。
めんどくせえなその仕事。
俺らには関係ねえじゃねえかよなぁ。
仕方ねえな泣いてるやつがいたら助けたい永遠のガキ大将だもんな。
分かった分かった。
ほら片付けて片付けて。
・
(和子)お別れしたいって言ってもしつこいんです。
どなたにも相談できないしまして主人に知られたら…。
どうしたらよいかと思って…。
関島。
もとい飯田賢治50歳。
お前ちょろちょろしてんじゃねえぞこら。
パクろうか。
ん?どうする。
ずっと監視してっからな。
二度とこの人に近づくな。
カッコイイ!ほれてしまいそうです。
(源太郎・真平・圭一)ヘヘヘ…。
どうも…。
俺も隅に置けないね。
ハハハほめられると弱いからね。
明るいけど飲むか?ああ飲もう!2014/07/18(金) 21:00〜22:52
関西テレビ1
金曜プレステージ・深川東署・特命人情捜査班 朝田真平[字][多]
幼なじみのベテラン刑事3人組が情と魂で難事件に挑む!不審死した独居老人の周りにちらつく怪しい女たち…驚くべき真実!▽中村梅雀 石倉三郎 高田純次
詳細情報
番組内容
ある日小宮山(長谷川哲夫)という独居老人が浴室内で溺死体として発見される。真平(中村梅雀)と源太郎(石倉三郎)は小宮山が医師から処方されていた睡眠導入剤の使用済み薬袋を茶の間と台所のゴミ箱からそれぞれ証拠品袋におさめながら、小宮山の几帳面な性格が表れた部屋を見て回る。小宮山は睡眠導入剤を服用後に入浴し、そのまま寝てしまい溺死したということだった。佐川(冨家規政)が事故死と判断した矢先、玄関先には
番組内容2
小宮山の妹、上川ますみ(和泉ちぬ)が兄は殺されたのだと訴えていた。
署に戻った真平は佐川に再調査すべきと食ってかかる。ますみによると、小宮山の口座から300万という大金が下ろされていたという。2人が言い争っていると本田刑事課長(比留間由哲)と警視庁の木本管理官(近江谷太朗)がやってくる。木本が事件性ありと判断し、捜査本部が設置されることになる。
捜査本部では木本により捜査範囲が区割りされる。
番組内容3
が、真平は捜査本部から外れ有給を取るように指示され、完全に捜査から外される。
中学時代のマドンナ・さくら(萩尾みどり)がおかみを務める行きつけの小料理屋「河じん」で源太郎と圭一(高田純次)を相手に小宮山宅で証拠品として押収した薬袋を見せながら、捜査本部にはない独自の推理を展開する。真平は「河じん」を俺たちの捜査本部にすると宣言。捜査本部とは別に独自に捜査を続けようとするのだが…。
出演者
朝田真平: 中村梅雀
本宮源太郎: 石倉三郎
中村圭一: 高田純次
坂崎海斗: 山口翔悟
佐川光太郎: 冨家規政
本田正悟: 比留間由哲
木本健介: 近江谷太朗
沢村たつ子: 大島蓉子
増岡ミツ子: 松乃薫
春川さくら: 萩尾みどり
関島潔: 新田純一
小宮山公一: 長谷川哲夫
工藤三朗: 鶴田忍
上川ますみ: 和泉ちぬ
島川紫郎: 福島勝美
出演者2
神村秋夫: 秋山真太郎
結城和子: 山口果林
森岡貴代: 音無美紀子
スタッフ
【脚本】
樫田正剛
【企画】
成田一樹(フジテレビ)
【プロデュース】
細貝康介(フジテレビ)
塚田哲也
【演出】
富田勝典
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
アニマ21
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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