オランダ・アムステルダム。
離陸前に撮影された、マレーシア航空の旅客機です。
およそ4時間後。
立ち上る炎と黒煙。
そしてバラバラになった機体。
エンジンは焼き尽くされています。
辺りには、東南アジアのガイドブックや、たくさんのパスポートが。
撃墜されたと見られるマレーシア航空の旅客機。
乗客・乗員は298人。
幼い子どもたちも含まれていました。
この旅客機は、オランダのアムステルダムを飛び立ち、マレーシアのクアラルンプールに到着するはずでした。
日本時間の昨夜11時過ぎ、ウクライナ東部の上空1万メートルで、飛行中に消息を絶ちます。
墜落したのは、独立を求める親ロシア派の武装集団が事実上掌握している地域でした。
今月に入って、戦闘が激しさを増しているウクライナ東部。
14日には、ロシアとの国境近くの町で、ウクライナ軍の輸送機が撃墜されたばかりでした。
ウクライナ政府は、撃墜したのは、親ロシア派の武装集団だと強く非難。
ウクライナ保安庁は、武装集団の1人が、ロシア軍の情報将校に電話で報告しているやり取りを傍受したとして、音声を公表しました。
さらに。
ウクライナ内務省の高官は、武装集団は撃墜に旧ソビエト製の地対空ミサイルを使ったと主張しています。
飛来する敵の戦闘機やミサイルを、地上から撃ち落とすための兵器、地対空ミサイル。
今回、使われたとされる旧ソビエト製のブークは、最大2万5000メートル上空まで届くとされています。
一方、親ロシア派は、地対空ミサイルで撃墜したのは、ウクライナ側だと反発。
しかし、軍事が専門の津屋解説委員は、こう指摘します。
今後の真相解明に何が必要か。
そのロシアのプーチン大統領。
墜落を知ったのは、ブラジルで開かれていた、新興5か国による首脳会議から帰国した直後でした。
ウクライナ情勢を巡るアメリカのオバマ大統領と電話会談の中で、墜落について、オバマ大統領に伝えたということです。
未明に急きょ、閣僚を集め、責任はウクライナ政府にあるとの考えを示しました。
しかし、誰が撃墜したかについての見方は示しませんでした。
さらに、オランダのルッテ首相とも電話会談。
今回、犠牲者の半数以上は、オランダ人でした。
この中でプーチン大統領は、墜落原因の調査について、客観的で綿密に行われなければならないと強調し、親ロシア派の武装集団が撃墜したと主張するウクライナ政府をけん制しました。
こんばんは。
きょうは海外出張で、スタジオを留守にしますと、きのう、この番組で皆さんに申し上げたんですが、きょうの出発を思いとどまらざるをえない大変な事態が起きました。
ウクライナ東部の戦闘は300人近い外国人の命を奪うこととなりました。
ウクライナの首都キエフで取材している、渡辺公介記者に聞きます。
渡辺さん、このウクライナは事故後、程なく親ロシア派と、ロシア軍将校との傍受したということで、撃墜したと公表した。
対応が非常に早い印象がありますけれども、どうでしょうか?
素早い対応を取ることで、まさに国際社会の支持を取り付けるねらいがあるものと見られます。
撃墜だったとする証拠として、ウクライナ政府が真っ先に挙げたのは、ロシア軍に所属し、親ロシア派の武装集団に加わっている将校と、ロシア側の情報将校との会話を傍受したとする音声記録です。
先ほど2度目の記者会見を開いたウクライナ保安庁は、こうした音声記録などから、撃墜に使われたとする地対空ミサイル、ブークが、ロシアから国境を越えて、ウクライナ東部に投入され、今月17日には、使える状態にあったことが明らかになったと主張しました。
ロシアの関与を強調することで、ロシアにも真相究明に協力するよう迫るねらいがあるものと見られます。
ではウクライナ側は今後、どのような行動に出るんでしょうか?
ICAO・国際民間航空機関などとともに、客観性をアピールしながら、原因究明を進めていくものと見られます。
撃墜したのは誰かという問題を巡って、政権側と親ロシア派の主張は真っ向から対立しているからです。
また多くの外国人が犠牲になったことで、ウクライナ東部での停戦を求める国際社会からの圧力は、一段と高まるものと見られます。
ウクライナ政府としては、国際世論を味方につけ、親ロシア派との交渉を有利に進めたいねらいがあるものと見られます。
スタジオには、ロシアの問題を長い間、取材をしてきました、高尾潤デスクです。
高尾さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今、国際世論をウクライナは味方につけたいという気持ちがあるという話がありました。
ロシアの側からすると、これ、どういうスタンスになるんでしょうか?
そうですね。
ロシアはウクライナで起きている事態というのは内戦だと。
したがって、その責任というのは、この事態を収拾できない本国、ウクライナにあるんだというのが考え方ですよね。
事件への直接、あるいは間接の関与というものは、強く否定しているということになると思います。
ただ、キエフからの報道を見ていると、音声が公開されたりとか、一定の説得力を持ってるようにも見えるんですが、そのへんはどうでしょうか?
そうですね。
私、5月にウクライナに入った、東部も含めてウクライナに入ってきたんですけれども、双方の情報戦の激しさというのを、身にしみて感じたんですね。
一つの出来事がロシア側による報道と、ウクライナ側による報道で、全く正反対になるという事態が続いているんです。
真相を見極めるという作業、極めて困難になっているところがあると思いますよね。
私たちも現地の情勢を見極めるにあたって、一方だけの情報に頼ってはいけないと冷静に分析する、時間をかけて分析する必要があるということを、肝に銘じないといけないなという実感を持っています。
ロシア側から、なかなか情報が伝わってこないんですけれども、ロシア側はどういう言い分だというふうに考えられますか?
ロシア国民も、民間機が撃ち落とされて、300人もの人が犠牲になったのではないかという今回の事態、極めて異常だということで、衝撃を受けていることは間違いないと思うんですよね。
ただ、こうした事態に、ロシアがなんらかの関与をしたんではないかという指摘を受け入れるということは、とても難しいことなんですよね。
ロシア政府も客観的な調査によって、真相を解明していくというスタンスなわけなんです。
問題は、客観的な調査という考え方が、欧米とロシアでは異なるということだと思うんですね。
5月の大統領選挙、ウクライナで行われましたが、そのときもそうだったんですけれども、ロシアは欧米が加わった、あるいは欧米が中心の監視団というのに、すごく大きな拒否感を示したんですね。
プーチン政権としては、今回も独自の調査で、親ロシア派を後押しし、ロシアに不利にならないような主張を展開していくことになるんだと思います。
今回の事件で、双方の対立は、一層深まっていくんでしょうか。
そうですね。
親ロシア派の武装集団が支配下に置くウクライナ東部なんですけれども、そこで起きた今回の事故。
真相解明の鍵を握るとも見られるボイスレコーダーなどは、すでに彼らの手中にあるという情報もあるんですね。
真相解明には、やっぱり現場保存ということ、それも必要だと思うんですけれども、これも確保される保証はないということになります。
このように真相の鍵を握る調査と方法を巡っても、一致点を見つけるのは非常に難しい現実ですので、このまま、真実を解明できないままの状況が続く、時間がかかってしまうということも懸念されると思います。
解明のしかたからして、まず一致点を見つけるのは難しいと。
高尾さんには、また後ほど伺いたいと思います。
ウクライナでの戦闘に巻き込まれる形で、外国の罪のない乗客・乗員が命を落としました。
ロシアのインターファクス通信によりますと、犠牲者の数は、合わせて298人に上ります。
墜落した旅客機が到着する予定だったマレーシアの空港には、乗客の家族が次々と訪れています。
一方、旅客機が出発したオランダの空港では。
マレーシア航空によりますと、乗客・乗員298人の国籍は、オランダが173人、マレーシアが44人、オーストラリアが27人などとなっています。
また20人については確認中で、これまでに日本人が含まれているという情報はありません。
国際エイズ学会によりますと、乗客の中には、オーストラリアで開かれる国際エイズ会議の出席者が含まれている可能性があるということです。
なぜ旅客機は、ウクライナ上空を通過するルートを取ったのか。
旅客機の位置情報を公開しているホームページ。
マレーシア機は、クアラルンプールに向かって最短距離のルートを飛行したと見られます。
民間航空機の安全を扱う国際機関は、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、南部には飛行回避の勧告を出していましたが、旅客機が墜落した東部は含まれていませんでした。
専門家は。
墜落を受け、ウクライナ当局は、ヨーロッパの航空管制を調整する機関に対し、ウクライナ東部の空域を全面的に閉鎖すると伝えてきたということです。
日本航空と全日空には、この地域の上空を飛行する便はありません。
今回、多くの犠牲者が出たことについて、オランダのルッテ首相は、マレーシア航空の旅客機が墜落したという報道に接し、大変衝撃を受けている。
乗客たちの状況については、まだ分からない点が多いと話しました。
マレーシアのナジブ首相は。
アムステルダムから、クアラルンプールに向かっていたマレーシア航空機は、乗客・乗員298人のうち、少なくとも173人がオランダ人でした。
そのアムステルダムと、飛行機が到着するはずだったクアラルンプールから、中継でお伝えします。
アムステルダムのスキポール空港です。
オランダでは大きなショックと悲しみに包まれています。
墜落から一夜明けまして、空港にあります国旗もすべて半旗の状態で掲げられていまして、犠牲者への追悼の意を示しています。
マレーシア航空では、乗客の家族らを、空港の近くにありますホテルに集めているということで、今後は希望する家族がウクライナへ向かうための準備を支援することにしています。
ただ、墜落現場がありますウクライナ東部は、治安状況が不透明でありまして、今後、捜索活動が順調に進むのかどうか、懸念が広がっています。
さらにウクライナとロシアが互いを批判する中で、果たして公正な原因究明ができるのかどうか、心配する声も広がっています。
オランダのルッテ首相ですけれども、犠牲者たちの家族は何が起きたのかを知る権利があると述べまして、原因の究明のため、国際的な調査委員会を設ける必要性を強調しました。
今後、状況が明らかになるにつれまして、ウクライナでの戦闘に関係のない多数のオランダ人が犠牲になったことに対するやり場のない怒りが広がることも予想されます。
クアラルンプール国際空港です。
きょうは未明から、乗客や乗員の家族が、少しでも情報を得ようと、マレーシア航空の窓口を訪れ、その場で泣き崩れる女性もいました。
マレーシア政府は、責任追及のためには、公正な原因の調査が欠かせないとして、ウクライナ政府が主導する国際的な調査に専門家2人を参加させ、調査が実現するよう後押ししていく方針です。
マレーシアでは、ことし3月に、マレーシア航空機が行方不明になるということがありました。
僅か4か月余りに大惨事が続いたわけで、かなり社会に動揺が広がっているんではないでしょうか?
なぜ、またマレーシアなのか。
国を代表する航空会社が、短期間のうちに航空史上まれに見る惨事に相次いで見舞われたことで、多くの国民が衝撃を受けています。
3月の旅客機の行方不明について、原因はいまだに分かっておらず、今回の旅客機の墜落も原因を巡って、非難の応酬が繰り返されている異常な事態に、マレーシアでは悲しみや怒りが募っています。
さて、今回の事態を受けて、国際社会も対応を迫られています。
国連の安全保障理事会は、日本時間の今夜遅く、緊急の会合を開き、対応を協議することにしています。
ニューヨークの国連本部には、鴨志田郷記者がいます。
鴨志田さん、安保理の協議はどのような展開になりそうでしょうか。
緊急の安保理は今から2時間後に始まりますけれども、先行きは全く予断を許しません。
会合では、ウクライナ側が、旅客機が撃墜されたとする、さまざまな情報を示しながら、親ロシア派やロシアそのものの関与を主張し、避難を強めるものと見られます。
これに対しましてロシア側は、そもそもウクライナが親ロシア派への軍事作戦を続けてきたことが、混乱を広げてきたと反論することが予想されます。
安保理ではことし3月以降、十数回にわたって、ウクライナを巡る会合が開かれましたが、そのつど、ロシアとウクライナを支持する欧米各国が激しい非難の応酬を繰り広げ、双方の対立はシリアやイラクといった問題の対応にも少なからず影響を及ぼしてきました。
今回はさまざまな国籍の乗客が犠牲となる事態となっただけに、各国のやり取りは一段と激しくなりそうです。
国際社会のさらなる亀裂を招くことになるのか。
それとも原因究明に向けた、国際的な調査の実現に向け、なんとか足並みをそろえることができるのか。
安保理の協議の行方がこの先の展開を大きく左右することになりそうです。
その国際社会の動きの中でも注目されるのが、情報収集能力も、政治的な影響力も大きいアメリカです。
ワシントンの田中淳子支局長です。
アメリカは今回の事態、どう反応していますか?
偵察衛星の情報などから、旅客機は地対空ミサイルによって撃墜されたと分析していると、アメリカの主要メディアは伝えています。
ただ、公式の反応では、原因について、慎重ないい方にとどめています。
親ロシア派の武装集団による犯行とするウクライナ側の情報も分析し、原因の特定を急いでいるものと見られます。
それだけにアメリカが強く求めているのが、証拠の保全です。
現場周辺を事実上、掌握している親ロシア派の武装集団が、証拠を隠滅する可能性を懸念しているからなんです。
国際的な調査への妨害が確認された場合は、より踏み込んだ反応を示すことが予想されます。
田中さん、ウクライナ情勢を巡っては、まさにアメリカは、前日にこのロシアに対する大規模な追加制裁を決めたばかりでした。
今後、そのロシアに対して、どう出ようとしているんでしょうか。
アメリカとしましては、ウクライナ情勢の混迷が今回の悲劇を招いたとして、停戦に向け行動するよう、ロシアにさらに強く迫るものと見られます。
ただプーチン大統領が、責任はウクライナ側にあると、強硬な姿勢を崩していないだけに、アメリカとしましては、まずは真相の究明に全力を挙げる方針です。
その上で、仮に旅客機が親ロシア派の武装集団に撃墜されたことが確認されれば、これまで以上に本格的な制裁の検討も含め、ロシアへの圧力を強めるのは必至です。
そうなりますと、米ロの対立はさらに深まり、緊張の度合いがもう一段高まる事態も予想されます。
今回の事態を受けて、日本政府も対応に追われました。
政府は急きょ、NSC・国家安全保障会議を開き、安倍総理大臣は、早急な原因究明に向けて、国際社会と協力していく考えを示しました。
再び高尾デスクに聞きます。
高尾さんはワシントン支局長も、この前までやられてたんですが、そのオバマ大統領、そしてプーチン大統領、双方を取材をしてきて、その対立がさらに深まるのではないかという指摘もありましたけれども、高尾さん自身は、この現状、どういうふうに見られてますか?
極めて深刻な事態だと思います。
ウクライナを巡って、国際社会っていうのは、混乱を沈静化できなかっただけではなく、欧米、ロシアがそれぞれウクライナ国内の親欧米派、欧米は、親ロシア派を支持する形になって代理戦争となったわけですね。
沈静化どころか、逆に火に油を注ぐ結果となったといえると思うんですよね。
今回の事件、こうした外交の失敗が招いた結果ともいえると思うんです。
その外交の失敗ということもありましたけれども、クリミア編入を巡って、G8からアメリカ主導で、ロシアを締め出すということがありましたよね、そして、アメリカ主導で、まさにその制裁を強化していった。
これ、ほかにやっぱりやり方があったということなんですよね?
そうですね。
もちろんクリミアを一方的に併合したということ自体は、国際社会として、受け入れられない、ロシアの声を受け入れられないということは一致したことだと思うんですけれども、ただ、欧米にも責任の一端はあるんじゃないかと思うんですね。
双方の対立、どんどんエスカレートして、外交的な落としどころを見失っていると、深みに入ってきている気がしてならないんですね。
双方のやはり責任だということですね。
そうですね。
やっぱりその背景に一番懸念されますのは、オバマ大統領とプーチン大統領との個人的な対立というのが深まっているんじゃないかと思うんですね。
去年起きました、アメリカの情報機関のスノーデン元職員による機密情報漏えい事件とかですね、あるいはシリア情勢を巡って、両国、激しく対立しました。
米ロ両首脳の関係、最悪ともいわれる状態ですよね。
冷静な、外交的な解決に向けた大局的な見方、解決点を見失ったという指摘も出始めています。
アメリカは、ウクライナ情勢の解決に向けて、親ロシア派に強い影響力を持つロシアの関与が必要だとして、欧米や日本を働きかけて、巻き込む形で制裁を強化してきたんですけれども、ロシア側のメンツを保ちながら、落としどころを探るというような、柔軟な外交ということができていなかったんじゃないかと思うんですよね。
しかし、ロシア側にも、やはり問題はありますか?
もちろんそうですよね。
プーチン大統領、先ほどから指摘されている、クリミアの一方的な編入など、国内の、どちらかというと、国内のナショナリズムの高まりを背景に、強硬にかじを取り過ぎたんじゃないか、強硬な路線のほうにかじを取りすぎたんじゃないかという指摘があります。
双方の対立、それぞれの国益をある意味、無視した形で、理性的な決断を踏み外しつつあるんじゃないかという懸念を持っています。
このウクライナ問題、新冷戦の始まりかといわれたこともありました。
国際情勢はそのときと違いますが、また新たな分断の局面に入ったんじゃないかというそういう心配もあるんですが、どうでしょうか?
まさしくそうですよね。
あるロシアの専門家が、米ロ関係に詳しい人なんですけれども、ことし春まで存在していた国際秩序は、すでに歴史となったと。
今後を見通すのは極めて難しい局面に来ているけれども、確かなことは、協調の時代は終わって、対立の時代が来たということだと言ってるんですね。
G8を追われた形のロシア、孤立をなんとか避けようとして接近しているのが中国なわけですね。
経済、軍事の両面で関係を深めています。
今週、中国やブラジルなど新興5か国で作るブリックスの首脳会議、開かれましたけれども、その急接近ぶりが目立っていました。
中ロがある意味、タッグを組んで、新興国主導の新たな国際秩序の構築を目指す姿勢を鮮明にしたともいえそうです。
何十年かのうちに、国際社会振り返ったときに、ウクライナ情勢をきっかけに、かつての西側の先進国にロシアを加える形で、ある意味、定着してきたともいえるG8が崩壊し、多極社会に大きくかじを切る転換点になったというそうした指摘が出てくるのかもしれません。
ありがとうございました。
ここまで高尾デスクと共にお伝えしました。
では次のニュース、お伝えします。
岡山県倉敷市で行方が分からなくなっている小学5年生の森山咲良さん。
手がかりとなるものは見つかっていないということです。
地元の子どもたちは、不安が拭えないまま、あすから夏休みに入ります。
用水路の中や。
道路の側溝でも。
GPSの位置情報が最後に確認されたこちらの場所では、携帯などの捜索が行われています。
今週月曜日から行方が分からなくなっている岡山県倉敷市の小学5年生、森山咲良さん。
咲良さんは、GPS機能が付いた青色の携帯電話を持っていました。
警察の調べでは、行方が分からなくなった当日の午後5時半以降、携帯電話のGPSの位置情報は、自宅からおよそ2キロ北東の、直線距離にして400メートルほど離れた2つの地点にほぼ集中していました。
きょうは金属探知機も使い、この2つの地点を中心に、半径およそ800メートルの範囲を捜索。
しかし、これまでのところ、手がかりとなるものは見つかっていないということで、警察はあすも捜索を行うことにしています。
一方、咲良さんが通う小学校では、きょうも子どもたちは、保護者や地域の人などに付き添われながら登校しました。
小学校では、1学期の終業式が行われ、生活指導担当の教員が、1人で出かけないことなど、夏休み中の注意点を話したということです。
パレスチナ暫定自治区のガザ地区に空爆を続けてきたイスラエル軍は、日本時間のけさ早く、地上部隊でガザ地区に侵攻しました。
今後、市民の犠牲者がさらに増えることが懸念されています。
日本時間のけさ早く、地上部隊による作戦を開始したイスラエル。
ガザ地区に侵攻しました。
なぜガザ地区に侵攻するのか。
イスラエル軍が理由に挙げるのが、イスラム原理主義組織ハマスの兵士たちによる、地下トンネルからの侵入です。
地上作戦は、境界から500メートルほどガザ地区に入った地点で重点的に行われているもようで、イスラエル軍は、地下トンネル9か所を破壊したとしています。
ガザ地区にいるNHKのスタッフによりますと、このほかの地域に対しても、空爆や艦船からの砲撃が行われているということです。
地上作戦に伴って、パレスチナ側では、これまでに子どもを含む23人が死亡。
イスラエルによる一連の攻撃で、ガザ地区の死者はこれまでに254人、けが人はおよそ2000人に上っています。
またイスラエル側でも、兵士1人が死亡したということです。
作戦を受けて、アメリカのケリー国務長官は17日、ネタニヤフ首相と電話で会談。
イスラエルの自衛権を強く支持する考えを伝える一方で、イスラエルとパレスチナ双方の市民の犠牲を出さないよう強調したということです。
国連のパン・ギムン事務総長は、イスラエルに対して、強く自制を求めました。
双方の対立が深まり始めたのは先月でした。
内部分裂していたパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長の勢力と、イスラム原理主義組織ハマスが対立を解消。
統一政府を発足させたのがきっかけでした。
ハマスをテロ組織と見なすイスラエルは強く反発。
緊張が高まる中、事件が起きました。
先月、ヨルダン川西岸で、イスラエル人の少年3人が遺体で見つかったのです。
その直後、今度はパレスチナの少年が殺害されているのが見つかりました。
このあと、双方は激しく衝突。
ガザ地区からは、ロケット弾による攻撃が行われました。
一方、イスラエルは、ガザ地区にあるハマス幹部の自宅などを狙い、激しい空爆を行いました。
今月16日には、海岸で遊んでいた7歳から10歳の男の子4人が、イスラエル軍の銃撃を受けて死亡するなど、多くの市民が巻き添えになっています。
イスラエル軍が地上作戦に乗り出したことで、市民の犠牲者がさらに増えることが懸念されています。
携帯用の電動歯ブラシに、水にぬれても壊れないので、子どもも安心して使えるデジタルカメラです。
そしてこちら、大越さん、なんだか分かりますでしょうか?
それは、なんとか仮面に変身する道具ですか?
目に当てるっていうのは当たってるんですけれども、こうしてですね、振動と水蒸気によって、目とその周りの疲れを癒やしてくれるという美容家電です。
なるほど。
さあ、こちらのすべてですね、女性社員のアイデアで生まれたヒット商品です。
女性の視点は、今やビジネスに欠かせません。
女性が力を遺憾なく発揮するためには、決定権限のある女性管理職を増やしていくことが重要といわれていますが、実際の職場ではどうなっているんでしょうか。
いらっしゃいませ、こんにちは。
東京・府中市にある日産自動車の販売店。
店長をはじめ、スタッフの3割が女性です。
女性スタッフがアイデアを出し合い、先月、店のレイアウトをリニューアルしました。
特にこちらのルークスの赤は、非常に人気がございまして。
車のカラーは、マニキュアボトルで展示。
以前に比べて客の数は2割ほど増えたといいます。
今、企業の経営者の間では、積極的に女性を管理職に登用していくべきという声が高まっています。
しかし、当の働く女性の間では、管理職になることに戸惑う人も多いようです。
リクルートが行っている社内研修です。
参加しているのは、ほとんどが28歳の女性。
決して女性が優秀じゃないわけではないと思うんですが、時間的な制限に追われたりとか…。
結婚や出産、育児。
仕事との両立に悩みがちなこの年代を支援するために開いています。
この会社で行ったアンケートの結果です。
将来、より高い役職を担っていきたいかとの問いに、男性は当てはまると回答したのが70%。
女性は40%でした。
一方で、どちらともいえないと答えた女性は男性の1.5倍、30%余りに上りました。
管理職になることへのためらいがうかがえます。
どうすれば女性たちは前向きにキャリアを積むことができるのでしょうか。
ネットワークシステム大手のNTTコミュニケーションズです。
現在、管理職に占める女性の割合はおよそ4%。
光末由紀子さん。
人材育成を担当しています。
11年前に入社。
キャリアアップを目指し、結婚後も独身時代と変わらないペースで仕事を続けるつもりでした。
しかしその後、子どもが生まれたことで、仕事に対する考え方に変化が現れたといいます。
育児休暇を取得し、職場に復帰したあとは、以前と同じような働き方は難しいと痛感しました。
今はフルタイムの仕事に戻り、やりがいを感じている一方で、将来的には家族を増やしたいという光末さん。
その中で、今よりも責任ある立場に就くことには、ためらいを感じています。
会社側は、女性管理職を増やすために、対策を始めています。
男性中心の目線で作り上げられてきた働き方を、変えようとしているのです。
最大のターゲットは、長時間労働の要因となる会議。
紙の資料を半減させ、会議の時間や人数を、今までの半分にするよう呼びかけています。
その成果は。
そして、人材育成の進め方も変えようとしています。
入社直後の若手社員を、積極的に海外に研修に出す取り組みを進めています。
出産や育児の時期と、仕事のレベルが上がっていく時期が重なりがちな女性が、若いうちにキャリアアップのための経験を積むことを期待しています。
女性管理職を増やすことで、成長につなげたい企業。
ただ、当の女性たちは、それぞれの人生設計を抱えながら、理想と現実のはざまで揺れ動いています。
日本の企業文化には妻が家を守ってくれているというその前提で成り立っている長時間労働の風潮っていうのが、今も多く残ってますよね。
確かにそういう中では、管理職を目指す女性にとっては、ハードルは高いなというふうに感じますよね。
そうですね。
今、女性管理職の数値目標のようなものが盛んに言われますけれども、一方で、管理職になることが一番大切かといいますと、そうではないという女性もいると思うんですよね。
周囲に認められて、管理職に就くことも大事ですし、そうではない働き方も含めて、多様性を尊重した職場を作っていくことが大切なのではないでしょうか。
さあ次です。
政務活動費の使いみちを問われ、議員辞職をした、兵庫県議会の野々村竜太郎元議員。
県議会からの刑事告発を受けて、警察が強制捜査に踏み切りました。
今、兵庫県警の捜査員が、野々村元議員の自宅に捜索に入ります。
虚偽公文書作成などの疑いで捜索が行われたのは、兵庫県議会の野々村竜太郎元議員の自宅などです。
野々村元議員は、日帰り出張を繰り返したとして、領収書を添付しないまま、政務活動費から300万円余りの交通費を支出していたことが問題になりました。
記者会見では、支出の正当性を主張しました。
しかし、出張の内容を説明しなかったことなどから、批判が高まり、今月11日に議員を辞職しました。
野々村元議員は、過去3年分の政務活動費と政務調査費など、合わせて1800万円余りを、全額返還する意向を表明していました。
兵庫県議会事務局によりますと、けさ、事務局宛てに、全額一括返納しましたと書かれたメールが届いたということです。
今月1日の会見以降、公の場に姿を見せていない元議員。
説明を求める県民の声は、本人には届いていないのでしょうか。
警察は、押収した資料などを分析し、政務活動費の使いみちについて、解明を進めることにしています。
こんばんは、気象情報です。
あすから3連休、もしくは夏休みという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏本番を前に、海開きした所もありました。
ただ、土曜日、日曜日、天気が不安定になりますから、注意が必要です。
雷の音が聞こえたら、天気急変の合図になります。
まず海のレジャーの注意点です。
海は平らになっていますので、少しでも高い所には雷が落ちやすいんですね。
落雷の危険がありますので、すぐに海から離れるようにしてください。
そして山や川のレジャーです。
ふもとのほうで晴れていても、山の上のほうで雨が降っていますと、一気に川の水が増水するおそれがあります。
バーベキュー、それから川遊びなど、十分注意が必要です。
万が一、雷の音が聞こえたら、海、川からは離れて、安全な建物の中に移動するようにしてください。
では、天気図を見ていきましょう。
あすは梅雨前線は弱まってはきますけれども、南と北の高気圧の中に日本列島の中に入ります。
日本海には低気圧が進んでくるでしょう。
詳しく見ていきます。
2つの高気圧の間に入りますので、湿った空気が入りやすい状態が続きます。
そして、低気圧の上空には、きょう以上に強い寒気が流れ込んできますので、大気の状態が非常に不安定となってきます。
天気が変わって、急な雷雨に注意が必要です。
局地的には1時間に50ミリ以上、非常に激しい雨の降る所も出てきそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
きょう、台風10号が発生しました。
日本のはるか南の海上です。
このあとは発達しながら北上する見通しです。
来週の火曜日から水曜日は、沖縄に接近する見通しとなっています。
この週末以降は、だんだんと沖縄付近、海上では波が高くなりますので、海のレジャーでは、高波にも注意をしてください。
気象情報でした。
スポーツ、廣瀬さんです。
なんとなんとの続きはなんでしょうか?こんばんは。
ゴルフです。
海外メジャー大会、全英オープン選手権が開幕。
22歳、松山英樹選手が、好スタートを切りました。
歴史と伝統がある大会。
松山は、初めて出場した去年、6位に入っています。
3番パー4の第2打。
前半はショットがよかったと、このホールで最初のバーディー。
さらに5番でも。
ここもバーディーで、前半はスコアを伸ばします。
後半は粘りのゴルフ。
17番は、ボールが砂に埋まり、ほとんど見えない状況でした。
難しい場面で松山はこのショット。
さらに、4メートルのパーパット。
ピンチをしのぎ、松山は首位と3打差の10位スタートです。
タイガー・ウッズは、3月に受けた腰の手術から復帰2戦目。
立ち上がりは苦しみましたが、後半に力を発揮しました。
松山と同じ10位で初日を終えました。
アメリカの女子ツアーでは、宮里藍が好スタートです。
15番パー4の第2打。
初日はショットが安定していました。
バーディーチャンスにつけます。
パットのフィーリングもよかったと、3つ目のバーディー。
宮里、初日は首位と6打差の10位でした。
大相撲名古屋場所です。
大砂嵐は、きのう初めての横綱戦で、鶴竜を破り、きょうは日馬富士との一番です。
大砂嵐は初土俵から2年余りのスピードで、きのう初金星を挙げました。
日馬富士は横綱の強さを示さなければなりません。
立ち合い。
大砂嵐のかち上げを日馬富士が左腕で食い止めながら、鋭く踏み込みます。
流れは横綱。
しかし。
おっと、引き落とし。
大砂嵐の勝ち。
なんと2日続けての金星。
エジプト出身の22歳が、横綱2人を相次いで倒しました。
そのあと一人の白鵬関は、すごいね、勝ち方はどうあれ、勝つことはすごいと評価していました。
平幕で目立っているのは、大砂嵐だけではありません。
こちら、24歳の高安も好調で、初日から5連勝です。
高安。
今場所は体が動くのが好調の理由です。
豊ノ島には対戦成績で1勝6敗と負け越しています。
相手の意表をついた足技から勝負を決めました。
苦手を倒し、自信がついた、あすにつながると、まだまだ勢いが続きそうです。
中入り後の勝敗です。
プロ野球は、オールスターゲームです。
きょうは第1戦が行われました。
西武ドームに集まったプロ野球を代表する選手たち。
2日間限定の勝負を楽しもうとしています。
オールパシフィックは、首位オリックスから最多の7人。
うち4人は、ピッチャーです。
オールセントラルは、広島から最多の8人が選ばれました。
その前にことし新たに野球殿堂入りした3人の表彰式が行われ、野茂英雄さん、佐々木主浩さん、ソフトバンクの秋山監督に、大きな拍手が送られました。
オールパシフィック先発の西武、岸。
前半戦はノーヒットノーランも達成しました。
2回はオールセントラルの中軸をチェンジアップで連続三振。
3人目はバレンティンです。
ここは一転してストレートを続けました。
6球目。
最後は本人も見たことないという150キロで締めくくりました。
一方のオールセントラルは3回、チャンスでエルドレッド。
ホームランと打点でリーグトップの4番が勝負強さを見せ、主導権を握ります。
先発は広島のエース、前田。
直後に2アウト満塁とされ、糸井。
ここは力で打ち取りました。
3回を0点に抑えます。
オールパシフィックは6回、2アウト1塁2塁で、代打の中田がこのしぐさ。
しかし、打球が上がりませんでした。
オールセントラルは7回、チャンスで再びエルドレッド。
試合前のホームラン競争でも優勝したパワーを見せました。
第1戦はオールセントラルが快勝です。
生き生きとした表情もまた魅力ですね。
あすの第2戦、オールセントラルが阪神の藤浪投手、オールパシフィックが日本ハムの大谷投手、共に20歳の2人が先発します。
舞台は甲子園球場です。
2014/07/18(金) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
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ウクライナ上空でマレーシア旅客機が墜落撃墜か 緊迫化する国際情勢▽なぜ増えない?女性管理職その課題は▽ガザ地区にイスラエル軍地上部隊侵攻・犠牲者増加への懸念深刻
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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