BSコンシェルジュ「ゴジラ特集」 2014.07.04

今から60年前の1954年。
銀幕のスターマリリン・モンローが来日しました。
すてきですよね。
(実況)追い詰めて猛烈な空手打ちを浴びせています。
テレビのプロレス中継が始まったのも、この年。
力道山の雄姿に日本中がくぎづけになりました。
そして、1954年に現れた恐るべき怪獣といえば…ゴジラです。
第1作の観客動員数はおよそ960万。
空前の大ヒットとなりました。
ゴジラが誕生してことしで60年。
BSプレミアムでは今月、ゴジラを大特集します。
ということできょうの「びぃコン」は日本が生んだ映画スターゴジラの魅力に迫りますよ。
「BSコンシェルジュ」「びぃコン」始まりました。
きょうは誕生から60年を迎えたゴジラをご紹介します。
ゴジラが誕生してからもう60年になるんですね。
アンディさんは子どものころゴジラ映画ってご覧になってました?見てましたよ。
ものすごく見てましたね。
子どもが集まると、みんなでゴジラごっこなんかしちゃってギャオー!なんてしちゃってね。
そんな記憶があるんですね。
BSプレミアムで今月お届けするゴジラ特集。
まず紹介するのは、こちらです。
多くの人をひき付けるゴジラの魅力とは何か。
映画に関わった人たちの証言から探ります。
ゴジラは太古の恐竜が水爆実験の影響で巨大な怪獣としてよみがえった存在です。
「ゴジラ」の企画を発案したプロデューサーは田中友幸さんです。
田中さんが「ゴジラ」に託した思いを後に田中さんのもとで監督・脚本を務めた大森一樹さんは、こう話します。
一度、放たれたらどうなるか分からないっていうのはやっぱり、ゴジラ映画のテーマであるというのは田中さん、おっしゃってましたね。
この思いは主人公のせりふにも表れています。
ゴジラこそわれわれ日本人の上に今なお、覆いかぶさっている水爆そのものではありませんか。
演じたのは俳優の宝田明さんです。
単なる怪獣映画だっていうのは全然、思っておりませんでしたね。
この作品絶対われわれの日本人がつまり、世界に向けて発信できるようなそういう作品にしようと。
ザ・プレミアム「ゴジラの大逆襲」ではゴジラに託された思いが時代の中でどう描かれていったのかを関係者の証言でつづっていきます。
ゴジラの解釈っていうのは太平洋戦争の犠牲者の怨念のたまものっていうかそういうことが作った怪物ではないかという。
僕の世界観の中ではただ、そこに存在している圧倒的な力っていうことであってうまく使うのか、逆にその力に滅ぼされるのかっていうのは結局は人間しだいじゃねえのっていうところだったりして。
誕生から60年。
ことし、ゴジラは海を渡りアメリカ映画としてスクリーンに登場しました。
映画には渡辺謙さんが出演しています。
渡辺さんがこの作品への出演を決めたのはギャレス・エドワーズ監督の考えを、直接聞けたからでした。
やっぱりなぜ「ゴジラ」っていう映画が生まれたのかっていう背景もすごくちゃんと分かって理解してくれてたんですね。
これをもう一回ちゃんと作るんだっていうある種の気概みたいなものをちゃんと僕も受け取ることができたんですね。
BSプレミアムであす夜8時です。
最初に「ゴジラ」が制作されたのは1954年昭和29年ということでまだ戦争の生々しい記憶が残っている時代ですよね。
映画の制作に当たった人たちはですね核兵器の恐ろしさを映画で表現しようとしたということですね。
だからこそ特別な印象を与えてくれるのかもしれませんね。
さまざまなゴジラ映画私もいろいろ見てきましたけどもとにかく、どの作品も強い衝撃を受けますよね。
さあ、次にまいりましょう。
今月のプレミアムシネマではこれまで作られたゴジラ映画30作品の中から一挙、9作品をお届けします。
8日の放送は特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の第1作です。
圧倒的な力で東京を破壊していくゴジラ。
人々は、なすすべもなく逃げ惑うばかりでした。
そんな中、化学者の芹沢博士はゴジラを倒す兵器を開発しました。
キャー!しかし、芹沢博士はあまりにも危険な兵器のため使用をためらいます。
この新しい恐怖の武器を人類の上に加えることは化学者としていや、一個の人間として許すわけにはいかない。
人類を救うため彼が下した決断とは…。
29日の放送では人類の英知を結集させたメカゴジラが登場。
ゴジラの暴走を止められるのか。
プレミアムシネマ、夜9時からはご覧いただいた映画を含め4作品を放送します。
人類とゴジラ壮絶な戦いの軌跡をたどります。
そして、午後1時からはこちらをラインナップ。
ゴジラ映画を飾る人気怪獣をお楽しみいただきます。
モスラは、力をお貸しします。
21日は、モスラです。
人類の味方となって猛然とゴジラに立ち向かいます。
翌22日はゴジラ最大のライバルキングギドラが大暴れ。
すべてを破壊し尽くす宇宙怪獣。
そのパワーでゴジラを圧倒します。
そして「ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃」ではおなじみの怪獣たちが勢ぞろい。
力を合わせてゴジラとバトルを繰り広げます。
この作品にはテレビ番組の制作責任者役で佐野史郎さんが出演しています。
今回、番組では大のゴジラファンという佐野さんにお話を伺いました。
出演される以前からずっとゴジラの大ファンだというふうに聞いてるんですけれども。
僕はリアルタイムだと小学校2年生のときですかね。
「キングコング対ゴジラ」という第3作目から。
今でもはっきり覚えてますねその衝撃。
うわー…って。
あの声とあの青白い背びれの光とかね。
ゴジラのどんなところに魅了されたんですか。
背びれの形。
それから表情…やっぱ顔つきですね。
あとは、20代まとめて毎週、オールナイトで新宿や浅草で上映してたんですね。
それに通いまして。
そのときに、感じたのは音が古いフィルムなものですから音が消えちゃって、なくて絵だけになっちゃったときがあったんですね。
せりふがない。
ところが会場にいるのはみんな、ゴジラファン超満員なんですね、オールナイト。
僕は言えなかったけど多くの人たちはせりふをそらんじていて。
アテレコするんですよ。
せりふも言う、お客さんが。
音楽も…タタタタターンタンみんな、知ってて口三味線ですよ。
そのときにもう、なんだこれ…と思って。
ゴジラが誕生から60年たった今も皆さんに愛され続けているっていう理由は?このゴジラ映画はね何度もいなくなってはまたよみがえりますよねたった、この60年の間に。
1作目の1954年の「ゴジラ」。
そして「ゴジラの逆襲」。
「ゴジラの逆襲」ではアンギラスと戦っていなくなるわけ。
また復活するわけ。
高度経済成長期のまさにこれからイケイケのときに出てくるんですよ。
それでずーっと続いて75年に一回、またいなくなる。
10年たって復活する。
またちょっと5年ほどいなくなる。
また復活する。
破壊と再生を繰り返す象徴でもあるんじゃないですかね。
それは、もう僕らの日々の暮らしや僕らがこの国、あるいはこの世界に生きることとなんか重なりますよね。
せりふをお客さんが覚えていたっていうのはこれ、驚きですよね。
そこまで当時のファンが映画館に足を運んだのはやっぱり物語に共感できるものがあったからですよね。
佐野さんとお話しして佐野さんをはじめ多くの人たちにとってゴジラが青春そのものであったり人生の一部であったりその存在の大きさに圧倒されました。
その佐野史郎さんがナビゲーターを務める番組がこちら。
「音で怪獣を描いた男ゴジラVS伊福部昭」です。
♪〜
(「ゴジラ」のテーマ曲)一度、聴いたら忘れられないこの曲。
「ゴジラ」のテーマ曲を世に送り出したのは作曲家の伊福部昭さん。
戦前からクラシック音楽の分野で活躍するかたわら300本以上の映画音楽を手がけました。
「ゴジラ」の音楽はどんな場所で生み出されたのか。
ごめんください。
佐野史郎さんは東京・世田谷に今も残る伊福部さんが過ごした自宅を訪ねました。
案内されたのは、仕事部屋です。
ピアノがこの家に引っ越してきてからずーっと置き場所は、ここです。
ここで、あの「ゴジラ」のテーマが生まれたわけですね。
そういうことだと思います。
ああ…聖地だ。
聖地ですよ。
佐野さんは部屋の片隅にあったある置物に目を留めました。
因幡の獅子が…。
なんか、鳥取に行ったときに買ってきたかお土産でいただいたかというようなことだったと思います。
伊福部さんとは深い縁があるという鳥取市。
佐野さんは伊福部音楽のルーツを探るためこの地を訪れました。
市内にある宇倍神社。
伊福部さんの祖先が長く宮司を務めていました。
どうも、こんにちは。
現在の宮司・金田誠さんは古くから神社に伝わる音楽が伊福部さんに影響を与えたと考えています。
神社に、ご奉仕するときに太鼓を打つんですがねこれも、この地方独特の太鼓の音があるんです。
たぶん伊福部家も、それを代々伝えてこられたと思いますので。
(太鼓の音)さらに…。
♪〜
(「ゴジラ」のテーマ曲)伊福部さんにとって「ゴジラ」のテーマ曲にはオーケストラの演奏が欠かせませんでした。
♪〜どうもありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
伊福部さんのまな弟子の一人和田薫さんに、お話を伺いました。
演奏の鍵はバイオリンだそうです。
(バイオリンの音)むしろ、チェロのほうがすごく鳴りがいいといいますか歌えるような旋律でもあるんだけどむしろ、ここでは歌うんではなくてもっと、ゾリゾリしたというか力強さというか…。
♪〜
(「ゴジラ」のテーマ曲)伊福部さんはあえて、バイオリンで低い旋律を強調することで映画の世界観を表現しようとしたのです。
♪〜
(「ゴジラ」のテーマ曲)「音で怪獣を描いた男ゴジラVS伊福部昭」。
BSプレミアムで6日日曜夜11時です。
♪〜佐野さん、指揮されてましたね。
驚きましたよ。
実は佐野さん、タクトを振ること初めてだったそうです。
ゴジラの大ファンの佐野さんですからね。
こういう形で伊福部さんの音楽を文字どおり体感したということですよね。
その伊福部さんですがこちらをご覧ください。
ことし5月に伊福部さんの地元北海道の釧路で行われた生誕100年を記念したコンサートの様子です。
演奏したのはアマチュアの吹奏楽団とさらに、こちら、地元の高校の蝦夷太鼓部の皆さんです。
やっぱり太鼓の音は欠かせないんですかね。
しかし、伊福部さんの音楽がこういう形で若い人たちにも引き継がれてるっていうところがすばらしい。
このコンサートのもようも番組でご紹介します。
今回、伊福部さんの音楽に迫る番組でナビゲーターを務めた佐野史郎さんにはこんなお話も伺っています。
今回、ナビゲーターとして伊福部さんのご自宅訪れてらっしゃいましたけれども印象に残ったことありました?「ゴジラ」の1作目のときはね音楽…。
円谷英二監督がなかなか映像を見せてくれずに困ったとかね。
あと、生活のサイクルとかね。
なんか夜遅くまで明け方までお仕事なさって昼過ぎまで起きてこなかったとかね。
あ、そうなんだって。
そういう息吹がお宅に伺っていてよく分かりましたね。
実際に、佐野さんご自身ルーツを探して鳥取のほうにも行かれたんですよね。
行ったんですよ。
やっぱり、その伊福部昭さんの音楽のルーツっていうのはそこにあったと感じましたか?そこは…実際、伊福部昭さんはそういう神楽…日本の神楽の楽曲も作ってらっしゃいますしそういった楽器も使って和楽器、使ってやってらっしゃいますし。
ここまで踏み込んだ伊福部昭の番組は僕はないと思います。
少なくとも僕は見たことないですし文献ではもちろんいろいろ読むことはできても実際に…すみません私ではありますけれども体を運んでそこに行ってみなければ分からないことがやっぱり、あるんだなと。
そして、今回オーケストラの生演奏で「ゴジラ」の音楽をお聴きに…。
ゴジラ登場するシーンっていうのが僕なんか印象的だったんですけど。
ファゴットってものすごい低い音の出る木管楽器。
ドンドンドンドーン…っていう。
それを間近で…。
なんか、知らないことが想像してた以上のことがいっぱいいっぱい知れたのでそれだけでも、もう夢のような時間でしたね。
と、ここで毎度おなじみびぃコン通信。
BSで放送される注目の番組をピックアップします。
ことしで101回目を迎える世界最大の自転車ロードレースツール・ド・フランス。
今月5日から27日までおよそ3700kmを走り抜けます。
見どころは2000m級の山々が舞台となる山岳決戦。
この大会が5回目の出場となる新城幸也選手。
力をつけ、活躍が期待されます。
総合優勝を果たし栄冠を手にするのは誰か。
熱戦のもようをハイライトで伝える「まいにちツール・ド・フランス!」はBS1でご覧の日程で放送します。
地元の人しか知らないようなディープな名店を紹介する番組「世界入りにくい居酒屋」。
9日は、ベルギーのブリュッセルを訪ねます。
今回の入りにくい店はこちらの路地にあります。
中に入ってみると地元の常連客で大にぎわい。
こちらはキノコ、ニンニク、パセリをバターで炒め、パンに載せたその名も「キノコとパン」。
ブリュッセルの郷土料理です。
常連客の話を聞けばその土地の新たな魅力を発見できます。
放送はBSプレミアムで9日夜11時15分です。
ということで「BSコンシェルジュ」「びぃコン」。
きょうはBSプレミアムで今月お届けするゴジラ特集を紹介しました。
最後に改めて2つの特集番組をおさらいしておきましょう。
今月は、ゴジラをたっぷりと楽しんでいただきたいと思います。
それでは、また来週お会いしましょう。
(梶原)しばらく会社に出てこなくていい。
そんな抜け殻みたいなやつはうちにはいらない。
2014/07/04(金) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
BSコンシェルジュ「ゴジラ特集」[字]

映画「ゴジラ」上映から60年。そのタイミングで放送される2つの番組「ゴジラの大逆襲」「音で怪獣を描いた男」の見どころを、関係者へのインタビューを交えながら伝える

詳細情報
番組内容
映画「ゴジラ」の上映から60年。ゴジラ関連の番組を紹介。「ゴジラの大逆襲〜お前は何者なのか〜」は、時代や文化を越えてインパクトを与え続けるゴジラの魅力に迫る。また「音で怪獣を描いた男〜ゴジラVS伊福部昭〜」では映画のテーマ曲誕生の秘話や、作曲家・伊福部昭が込めたメッセージを読み解いていく。「音で怪獣を描いた男」に出演する佐野史郎さんへのインタビューを交え、ゴジラの魅力や番組の見どころなどを伝える。
出演者
【出演】佐野史郎,【司会】アンドレア・ポンピリオ,高橋さとみ,【語り】渡辺久美子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ
映画 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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