9チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル“認知症”」 2014.07.18

今年6月衝撃の調査結果が発表されました。
2012年現在65歳以上の日本人のなんと4人に1人が認知症または予備群だというのです。
その数862万人
そこで今日は…
認知症にならないための予防法やたとえ認知症になってもいい状態を維持できる秘けつをご紹介しま〜す
まずは認知症になるのをくい止めるチョイスからご紹介します
お二人にとってみれば少し距離のある問題かなとも思いますがどういうふうに感じていらっしゃいますか?私は最近クイズ番組のクイズを出題する時3行ぐらいせりふがあるんですけど覚えられなくて。
何か確実に若い時よりも脳がちょっと衰えてるなというのは感じますね。
忘れるっていうイメージですかね認知症って。
よく笑い話でうちのおばあちゃんが「認知症にならない本」っていうの毎日買ってくるとかね。
忘れちゃうんだ〜。
確かにそういう…。
この縦軸は認知機能つまり記憶をしたりいろいろな判断をしたりする機能です。
上が記憶力が高い下が低いという事です。
上の方がいいって事ですね。
そしてこの横軸は年齢です。
つまりお年を取れば取るほど例えば記憶でいってもだんだんこういうふうに下がってきますよと。
これはしかたない。
老化だと。
年齢を重ねていけばそうなるだろうと。
「あっ何だっけな?あの方の名前は」とかね。
よくあるよくある!ごめんなさい。
今ホンマにマジでそうなった思いました。
思いました。
それはこれね。
しかたない。
しかたない。
年齢による年相応の物忘れという事になります。
ところが一番の認知症の原因のアルツハイマーで見てみますと老化よりも速いスピードで認知機能の低下が進んでいくんです。
それは…やってみましょう。
ちょっとこれ作りますよ。
急角度で…。
ここは恐らく…。
そこで下がりますか?あれ?また下がっちゃうの?また下がっちゃう。
また下がっちゃう。
横ばいがないですね。
そうです。
横ばいがないんですよね。
老化よりも速い速度でこういうふうに認知機能の低下が進んでいきますとやがて生活に支障が出る。
そういうところまで落ちてしまうと発症。
いわゆる病気として。
認知症になってしまうという事になります。
老化と認知症は明らかに違うんですね。
ところが最近の研究ではこちらの道をたどっていても……という事が分かってきたんです。
へえ〜!まずはチョイスに迫られたある男性のケースです。
ご覧下さい。
認知症に関わるチョイスに迫られた…
永代さんが住むのは中国山地の麓…
この元気な姿。
永代さんは自分は認知症には関係ないと思っていました
永代さんは元町長。
4期16年にわたりふるさとのため力を注いできました
転機を迎えたのは今から9年前。
町長を引退し一息ついた頃でした
役場から届いた1通のチラシがきっかけでした。
それは…当時全国に先駆けて始まった認知症検診の案内です
町では新しい取り組みへの参加を広く呼びかけていたのです
まあ参考のために受けに行ってみようと。
それで受けてみた。
人集めになればと参加を買って出た永代さん。
そこで初めてタッチパネルの不思議なテストを受けました
「今日は何日でしょうか?ボタンで選んで下さい」。
永代さんは自信満々でした
「上の図形を違う角度から見たらどのようになるでしょうか?」。
ただ後で違った箇所があったなという気はしました。
ところがその数日後
こんにちは。
町の保健師が突然自宅を訪ねてきました
びっくりされるかもしれませんが…。
そして衝撃の結果を伝えたのです。
なんと永代さんの認知機能は既に低下しこのままでは認知症になる危険性があるというのです
私はボケではない。
今の言葉で言うと…うわ〜。
いやこのパターンやな。
多分僕が年取っても自分がなるはずないと思ってるから。
ああやってしっかりしてる自覚あるのに「あなたは認知症です」言われたら誰に言うてんねんってなるよ。
まして元町長さん。
大体そう思いますよね。
でも今の永代さんもちろん今おっしゃったように自分は認知症とは関係ないんだと。
無関係の。
単に老化してるんだろうとお思いになっていたんですが実はあのテストをしてある日突然「あなたはこっちの道だよ」というふうに言われた訳で。
実はその後の人生を大きく左右するチョイスをしたんですね。
そのチョイスがこちらなんです。
ここへ永代さんはチョイスをしたんですね。
それがこっちへ行くのかもしかしたらこっちへ延びる道があるのか。
大事な分かれ道。
そのチョイスとは一体どうなのかという事はこちらです。
知りたい!
検診結果を聞いた夜自分の…
どちらをチョイスする事がいいのかを考えぬきました。
そして永代さんが下したチョイスとは?
家内の名前忘れたり大切な人の名前を忘れたりそれから食事をしたのにまだしてないように…。
ひどくなると徘徊とかね。
そういうふうにどんどん進む方がプライドが傷つくと。
プライドの傷つきが放っておいて認知症が進行した姿に自分がなる方がプライドの傷つきが大きいなと。
だからようこそ発見して下さいましたという感謝の気持ちに一晩のうちに変わった訳ですね。
放っておかずにまずは認知機能が低下している現実を前向きに受け入れてみる。
これこそが永代さんのチョイスだったのです
すばらしい。
すごいですね。
立派ですね。
立派。
先の事を考えていらっしゃるという事なんですかね。
ホントの自分の…ホントのプライドを守るために今の時点で泥かぶってもいいという事ですね。
そうなんですね。
だから永代さんは今自分がどうもこの辺りにいるという事を自覚するチョイスをしたんですね。
自覚する事。
受け入れるっていう事って難しいですよね。
放っておいたらこっち行っちゃうよと。
ここ越えてしまうよ。
そうしたら奥さんの名前も忘れてしまうよ。
それよりはここで何かちょっとあってもこっちへ行く道がないんだろうかと。
だからここに行かないでこの道を気付かせてくれた事に感謝とおっしゃってました。
すごい!そんなに違うものですか?自分で自覚するというか認める事は。
そこなんですよね。
だからこのチョイスこそが認知症予防に非常に重要な鍵という事でスペシャルアドバイザーをお迎え致しました。
ここでそれこそ認知できるかできないかがすごい天国と地獄になるという事ですね。
非常に難しいところでしてやはりほかの病気と違いまして認知症という病気はなかなか正しく理解されてない。
中にはやはりこういう事を説明すると「何で俺がそんな事になるんだ」と怒りだされたりですねプライドが許さなくって受け入れられないと受容できないという事も起こってしまうんですね。
これは特殊な病気ではありませんので先ほどのご説明にもありましたけどもホントに誰もがなりうる病気ですので。
永代さんが自覚したこの段階をこの辺りですよねチョイスされたこの辺をMCIというんですって。
CIというのは認知機能障害。
これマイルドな認知機能障害いわば認知症の予備群であると。
「準」みたいな。
認知症になってないんだけど予備群可能性随分ありますよという事でいいんですね。
そしてここになってしまうとあとは…えっ?そんな急速なんですか。
1年に12%の割合で。
割合でこの予備群の人たちは何もしなければこの発症ラインを越えてしまう。
つまり永代さんももしMCIを自覚するというこのチョイスをしなければ12%の確率でこっちへ確実に向かっていったという事ですよ。
ここのチョイスがこっちへ行くか…。
発症するのかくい止めるのかという人生の分かれ道だという事は分かって頂けましたですね。
MCIにいち早く気付く方法です。
まずは認知症予防の検診をどこで行っているのか自治体またはお近くの地域包括支援センターにお尋ね下さい。
病院の「もの忘れ外来」でも認知機能のテストが受けられます。
また番組のホームページに永代さんが受けたテストの一部を載せています。
是非参考にして下さい
そこで次なるチョイスはというと認知機能をできるだけ維持していこうというチョイスです。
ですからこうなって…。
それが知りたい。
横ばい大作戦やりたい。
そしてこうなって…。
これでも最高の道やな。
うわ〜!そこで…。
もう普通の老化に行ける訳だ。
こちらのチョイスをすれば認知機能を維持しつつ老化して衰えるのと同じような流れになっていくと。
これが予防のチョイスなんですね。
認知機能の低下を認めるチョイスをした永代さん
「今日は何月でしょうか?」。
以来9年間認知機能テストを受け続けています
その結果がこちら!なんと一切衰える事なく認知機能が維持されていたんです。
通常ならば年齢とともに落ちていくのに…。
すっご〜い!
うれしかった。
うれしかったです。
ありがたかったですね。
一体何が起こったんでしょうか?実は永代さん予防の道へと進むべく行動を起こしていました。
あるチョイスを選んでいたんです
永代さんのチョイス。
その秘密は地元の公民館にあります
検診で認知症になる危険性を指摘された人たちが集まってきます。
一体何が始まるのでしょうか?
さんはい…。
(一同)平成25年2月12日火曜日。
日付をみんなで言ったあとは指先の体操をします
(一同)8910。
続いては計算問題。
みんなで答え合わせです
(一同)たたいてかぶってジャンケンポイ!
最後はゲーム?これってただ遊んでるだけじゃないんですか?
実はここは…
予防教室に通うと決めた事。
これが認知機能を維持できている永代さんのチョイスだったのです
教室に通う事。
そうなんですよ。
予防教室。
参加者全体のデータを見て頂くと…。
すごい!認知機能がアップしていると…。
ウソでしょ?ホントに?これ。
私も最初はホントに半信半疑だったんですね。
こういう事で効果があるだろうかと。
ところがこの効果判定に私行かせて頂いた時にもう来られた方々がすごい笑顔なんですね。
はあ〜。
「楽しかった先生」と言って皆さんがすごい明るい笑顔でやって来られて。
それで実際に検査をやってみたらすごくいい点数で。
ああやって皆さんが集まられていろんな方と会話をする。
コミュニケーションを多くとる。
どうしても独り暮らしだと家で誰とも一日中お話をしないと…。
会話っていうのがいいのかしら。
そうやわ。
単にコミュニケーションだけではなくて創造的な事ですね。
例えば短歌や俳句を作るであるとか。
新しいものを作り出す。
脳の神経細胞が最も活性化する方法ですので。
そうすると神経細胞が弱らなくて済みますし。
楽しい事に頭使ってたらいいって事ですね。
じゃあ今のようにMCIつまり認知症の予備群の皆さん。
実践…今おっしゃったいろんな事を脳の機能を活性化させる事を実践すればこっちの道に行くって事ですよね。
老化の道と同じような事をこういうふうにたどれるチョイスがあるんだけれども気が付いただけで何もしなければ発症の道をたどるという事であればこっちを選ぶのは当然ですよね。
当然ですね。
絶対こっちチョイスしますよね皆さん。
ところがですねなかなかそういかないところもあるんですね。
どうしてですか?理屈では分かっていてもそんな所には行きたくないと。
分かる。
俺それ言おうとした。
本当?だってねええ年してさ俺ら何してんのやろって思いも少なからずあると思うのよ。
そんなチープなプライドは捨てちゃって!お願いだから。
捨てちゃってちょうだい。
でも今ほっしゃん。
さんおっしゃったような…。
永代さんも何人もの人から「町長までやったあなたがああいう所で『えいやあ』とかこんな事するの恥ずかしくないんですか?」と言われたんだそうですよ。
でもその度に永代さんは教室に行く自分放っておいたら認知症になってしまう自分どっちの生き方がいいんだろうかと考えてそれならばさっきおっしゃったように真のプライドを保つっていうのかな。
こっちの道を選ぼうという事で教室に参加されたという事なんですね。
そっちの方が絶対にいいですよ。
分かってるのよ。
でもなかなかというところもありますので一人でも実践できるチョイスというのが実はあります。
それ知りたい。
世界でも今注目されているチョイスをご覧頂きましょう。
国立長寿医療研究センター島田裕之さんはある事で認知症予防に挑みました。
するとすごい結果が!
なんとあるチョイスを選ぶと記憶力が改善するというんです。
果たしてその正体とは?去年認知症予備群MCIと分かった神谷勝さんです。
神谷さんはすぐにその結果を受け止めました
自分が思っているよりも…
神谷さんはすぐに認知症を予防しようと行動に出ました
あるチョイスを選んだのです。
それは…そう運動です。
「何だ運動か」なんて思ったあなた!甘い甘い。
これこそが世界が注目しているプログラムなんです。
例えばウオーキングの場合では…
本日…はいどうぞ。
12211911611311010710410198…。
9289…。
2つの作業を同時に行う事が脳に効果的なんです
75。
はいすばらしい。
そして運動する際目安にするのが心拍数。
年齢などを基に目標値を決めます。
70歳の神谷さん目標心拍数は123です
はい行きます。
よ〜いスタート。
目標心拍数まで上がるよう意識しながら運動開始。
10分間さまざまな筋肉を使いながら休まず運動を続けます
はい10分終了です。
さあ心拍数は?126!見事目標123に到達です
10分続けるとしっかり汗が出てくる程度の運動です。
実はこの強度で運動すると筋肉からの刺激で脳の神経細胞の成長を促す物質が増えると考えられています。
その効果がこちら。
光っている場所が萎縮が進んでいる部分です。
運動教室に参加した人では萎縮がくい止められていました
さあ神谷さんの記憶力はどうなったでしょうか?結果は…落ちていた記憶力がたった半年で見事に回復していたのです。
すご〜い!
うれしいですよね。
やっぱり成果があるという事は一番大事な事ですよね。
行動する事によって。
プログラムを開発した島田さんはこうした運動をチョイスする人が増えればと期待しています
この治験をできるだけ広くの自治体に宣伝してお知らせをして…あの計算しながら歩くって多分アラフォーの私たちでも難しいですよね。
VTR見ながら頭の中でやってみたけど無理やね。
無理無理。
難しい。
運動自体もいい事なんですけど2つの事を同時にやるという事が大事なんですね。
2つの事を同時にするというのは認知症になるととてもできにくくなるんですね。
だから2つの事をいっぺんに頼まれちゃうと1つの事を忘れてしまうという事になりますので逆にそういうところの機能を弱らせないようにする事でこういう2つの事を一緒にやると。
こちらに行かないというチョイス。
こちらに行くチョイス。
一つは積極的な社会参加。
外に出る。
そして多くのコミュニケーションをとっていくと。
そしてさまざまな事にチャレンジする。
こういった事が総合的に脳に効果があるという事なんです。
そしてもう一つは認知症を予防する運動を取り入れる。
意識して取り組めば認知症をくい止めるというこっちに行かないこっちに行くチョイスがあるという事を知っておきましょう。
続いては認知症になったとき病気の進行を遅らせるチョイスをご紹介します
(一同)チョイス!
認知症にまつわるチョイスをした…
栄治さんに異変が現れたのは49歳の時。
予定を忘れたり何度も同じ事を尋ねるようになった事に妻美保子さんは違和感を感じました
「私確かに昨日言ったんだけど本当に覚えてないの?本当に忘れてる?私確かに昨日言ったよ」って確認はしますよね。
確認して「いや聞いてない」。
美保子さんの指摘を受けて栄治さんはある決断をしました
病院で脳を調べる事にしたのです。
ところが結果は異常なし
検査結果はデータ上何ともないですって言われても…おかしいからそういう事が発生してるので…。
何かがおかしいと感じながらも答えが見つからないまま1年が過ぎました
そんな時美保子さんは弘前市の広報誌である情報をキャッチしました。
それは近くの病院に新設された物忘れ外来
早速2人は仕事を休んで受診してみました
・前田栄治さん20番診察室へどうぞ。
診断に当たったのは認知症の専門医でした
(東海林)じゃあ覚える検査しましょうかね。
緊張しなくていいですからね。
じゃあいきますよ。
桜。
桜。
猫。
猫。
自動車。
自動車。
覚えて下さいね。
もう一度言ってって。
桜う〜ん猫…自動車。
脳の画像検査に加え認知機能テストなど専門的な検査が行われました。
そして告げられた診断結果は…
驚きよりもやっぱりそうだったのかという納得感の方が大きかったです。
ですから奥様がどうか。
あるいは…それに基づいて…う〜ん…最初は病院で異常なしって言われて。
でも奥さん偉かったですね。
偉い。
そこでまた「いやいや家族はおかしいと思っている」って物忘れ外来に行ったというのが…。
もう一歩踏み込んだというのがこの早期発見につながったと。
まさにその早期発見というチョイスをこの道を選んだという事なんです。
ところが認知症の場合は実はこの当たり前のチョイスがなかなか難しいという事ですね。
一つは診断が難しいという事。
もう一つ難しい理由がある。
それは何だと思いますか?何でしょう?このアンケートをご覧下さい。
これ認知症の対応・治療のイメージと書いてあって大部分赤のところがありますでしょ。
これ見て頂くと分かるように「早く対応・治療すれば進行を遅らせることができる」という事は分かってるんだよという方8割以上の方いらっしゃる。
分かっているんですね。
…にもかかわらず実際に専門家に相談するまでの時間を見てみると…。
1年以上?そうなんですよ。
およそ31%の方が1年以上かかってるんですね。
23%以上の方はまだ相談していないと。
こういう回答だったんですね。
分かってるくせに相談してない方が…。
理解はしてるけど心が感情がついていかない。
分かっちゃいるけども実際にはなかなか受診にふみ切れない。
じゃあその主な理由は何かというと…。
まあね年のせいだと。
そういう事もあるよと。
受診を嫌がるという事もある。
こっちあるわ。
そういう現実があるようです。
さあその認知症の道をたどっていた先ほどの前田さんですが家族の心配を受け入れてお医者さんに行ってこの早期発見のチョイスを致しました。
次なる選択肢チョイスをご覧下さい。
前田栄治さんはできるだけ病気の進行を遅らせる努力をしています。
一つは薬の服用です
アルツハイマー病の進行を遅らせる治療薬は全部で4種類あります。
その中から前田さんは主治医と相談しながらのむ薬の種類や量を決めています
これ以上も以下も…
そのためにあるチョイスをしました
それは認知機能を維持するための日々の工夫です。
例えば日付や予定を忘れやすくなるとスケジュールの管理が難しくなります。
そこで栄治さんは仕事や通院などの予定をカレンダーに色分けしたり書き込みました
更に日めくりカレンダーをめくる事を朝一番の日課にしたのです。
というのも…
あっカレンダーです。
間違えた。
そう。
日付が分からなくなった時には日めくりで確認。
こうすればその日のスケジュールを間違えずに自分で管理できます
5月の6日の振り替え休日です。
更に重要な予定を繰り返し確認できるよう美保子さんがホワイトボードに書いて目につきやすい場所に貼っておきます
今日は…まきわり。
妻の美保子さんがサポートしながら自立した生活をおくれるようにしています
「おかあさんあれ」って言うと「おとうさん自分で」って。
よくやるのは…
一日の終わりには必ず日記をつける事にしました
物忘れが増えてきても思い出そうとする事を諦めない。
できるだけ自分で考える訓練です
こうした取り組みを続けたところ栄治さんには確かな効果が現れています
栄治さんの年齢で認知症になると一般的にはこのように認知機能が低くなっていきます。
しかし栄治さんはこのとおり6年間維持し続けているのです
もう6年目になりますけどもほとんど…非常にいい状態でおられる方だなと私は思っています。
お薬あるんですけども…それでいい結果を得たんじゃないかと思っています。
前田さんは自立した生活をおくろうとすごく頑張っていらっしゃる。
だけどそういう自立した生活をおくるという事はこの病気にとってはいい事?頑張る事が喜べるという状態は非常にいいと思うんですね。
そして何がいいかと言いますと脳の機能というのはいきなり全部悪くなる訳じゃないんですね。
例えば記憶が悪いっていう事で記憶が全て悪いんじゃなくて少し悪くなっているんでいっぱいいろんな記憶を呼び戻していろんな事を活動していく生活していくという事によって脳のいろいろなところが少しずつ活性化していって補ってくれます。
だからいっぱい使っといた方が脳は得なんですね。
いろんな事に刺激…喜んだり悲しんだりクソ〜って悔しがったりというのがすごい大事って事ですね。
実はそうなんですね。
やっぱり使わなきゃ駄目ですね。
使った方がいいですね。
あの奥さんが「今日何日?考えてみなさい」っていうのもその一つなんですか?実は意地悪ではなくてとっても優しい行動なんですね。
逆に…。
思い出そうとするために脳を使うって事やもんね。
そうですね。
認知症だからって何でもかんでも相手が楽なというか至れり尽くせりでやり過ぎるとよくないって事ですね逆に。
ご本人の頑張りも必要だけどホントに周りの距離感ね。
その助け具合が…。
ホントに突き放すというよりもちょっと離れて見守る感じですかね。
そうやね。
「今日何日やで」って言う時は奥さんの自分の誕生日の時だけで。
さあ早期発見とその後のチョイスでよい状態を維持している前田さんですがここに至るまでにもう一つ実は大変難しいチョイスに迫られたと。
そのチョイスというのはここでいい方向に行きました。
行ってます。
いい方向にグリーンのラインが進んでいるんですが…。
何か下向いてるけど。
このチョイス何が難しいかというとうまくいけばこのいい状態をキープできる。
ところが場合によっては…。
それが気になるんですよ。
あっ!こっちへまた一歩近づいてしまうかもしれない悪い結果を招くかもしれないという非常に難しいチョイスがあるんですね。
アルツハイマー病と診断された時2人の頭をよぎったのはその後の生活の事でした
人生設計を考え直さなければいけません。
それでも2人には共通の思いがありました
アルツハイマー病という診断を聞いたあと待ち合い室で2人はあるチョイスをしました
病気のことを隠さないと決めたのです。
病院からすぐ職場に直行しました。
病気を打ち明け負担の少ない業務内容に見直してもらえないかを相談。
会社側も理解を示してくれたのです
しかし新たな問題が浮上しました。
これまで自宅から最寄り駅まで栄治さんはマイカーで移動していましたが…
そこで美保子さんはある決断をしました
35年間続けてきた仕事を辞めて送り迎えができるパートの仕事を探す事にしたのです
栄治さんが働き続ける事を最優先にする。
それが普通の生活を続けるために美保子さんが選んだチョイスです
行ってらっしゃい。
行ってくる。
じゃあいつものとこだよ。
いつものとこ。
行ってらっしゃい。
(美保子)本人が何よりも元気でいるためには仕事を継続できる環境の方がいいだろうと。
じゃあ私が辞めてサポートに入った方が本人がこの病気を今の現状を維持していくためには一番いい方法だなというのが分かったというかそう思ったんですね自分としては。
栄治さんには仕事のほかにも30年以上続けている事があります。
陸上競技会の運営スタッフです
栄治さんは…
長年通い慣れた競技場ですが最近は道具を片づける場所を忘れる事があります
どの辺だ?今日。
あの辺。
そんな栄治さんにそっと仲間が付き添ってくれるのです
(4人)チョイス!
それが前田さんのチョイスです
栄治さんのお人柄でしょうね。
そうだね。
周りの奥さんといいお友達といいホントに見上げた…。
そうですよね。
まさに前田さんは病気を隠さないというチョイスをした。
これ片山さんやっぱり隠さない方がいいんでしょうか?そうですね。
実は脳の機能というところから考えていっても孤立化していくと今まで使っていたのに脳の使わない部分がどんどん増えていくんですね。
実は人間は社会の中で生きています。
ですから…だからといって…ちょっと水をさすようなんですが前田さんの時は思い切って周囲に打ち明けたから周囲の皆さんもとても理解があってサポートを得られたという事があります。
もし周囲の理解が得られないとどうなんでしょうね。
結果的にバッドチョイス悪い選択になると…。
運的なとこもありますよね。
周囲は分かんないですもん。
言ってからじゃないとどういう態度に出るか…。
こういう事まで考えるとお二人はどういうチョイスになりますかね?う〜ん…片山さんやったらどうします?今のご立場でご職業で認知症になったらそれはちゃんと皆さんに言えますか?「困っている事が実はあるんだ。
すぐ忘れちゃうんだ。
でも僕は困っているけどこんな事ができるからよかったら一緒にさせて下さい」という事で言うと思います。
言いはるんややっぱり。
そうか。
そうか。
これは認知症にまだ関係ないと思っている我々も実はもう既にこういう関係では当事者という事かもしれないですね。
理解してあげられなければこの方の病状もっと悪くしてしまう。
自分がなる可能性があるという事を前提でなった人の事を理解する人間でいなきゃいけないって事ですね。
でももしも友人知人に打ち明けられたら私たちはどう接したらいいんですか?そうですね。
一番は普通に接する。
ただ脳の機能がどこか弱ってるから「そこは僕が支えるよ。
でも普通に今までどおりの生活しようね。
楽しもうね」っていうように脳の機能をいっぱい使える環境をつくって頂くとありがたいです。
2014/07/18(金) 13:05〜13:50
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル“認知症”」[解][字][再]

増加の一途をたどる「認知症」。どうしたら病気の発症を防ぐことができるのか?また認知症とわかったときどう対処すればいいのか?認知症のチョイスを一挙に紹介する。

詳細情報
番組内容
増加の一途をたどるアルツハイマー病などの「認知症」。病気を発症させず認知機能の悪化をくい止めるチョイスや、たとえ認知症になっても今まで通りの生活を続けるための大切なチョイスがある。これまで放送した「認知症をくい止めろ」「認知症とわかったら」の2本をコンパクトにまとめ、認知症対策を紹介する。【出演】ほっしゃん。、浜島直子、徳田章アナウンサーほか
出演者
【ゲスト】鳥取大学医学部教授…浦上克哉,川崎医科大学特任准教授…片山禎夫,【司会】ほっしゃん。,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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