生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
10時5分になりました。
きょうは、アウトドア用品の事故に注意というテーマです。
本格的な夏もすぐそこに迫りキャンプやバーベキューなど、アウトドアでのレジャーを計画中の方も多いと思います。
しかし、アウトドア用品の使い方を誤り、けがをする事故もこの時期、増えることから注意が必要です。
担当は、水野倫之解説委員です。
先ほどの映像、コンロが爆発していたんですね。
水野⇒アウトドアでもよく使うカセットコンロの爆発事故を製品評価技術基盤機構が再現した映像です。
スタジオに、キャンプやバーベキューでよく使うものを用意しました。
製品機構が、こうした製品の過去5年の屋外での事故を調べたところこれから真夏にかけての時期にこのように増えていることが分かりました。
ぐんと増えていますね。
さまざまな事故があるんですが中でも多いのはカセットコンロなんです。
屋内も合わせますと過去5年で106件起きています。
死者も出ているほか、学園祭の模擬店で爆発が起きて15人が重軽傷を負うなど一度に多くの人がけがをするのが特徴です。
なぜそんなに事故が起きるんですか。
ほとんどは誤った使い方によるものです。
多いのは、コンロのカセットボンベの加熱による事故なんです。
学園祭の事故ではカセットコンロを2台並べて大きめの鉄板で調理していたところ、爆発が起きました。
2台並べると、なぜ危険なんでしょう。
先ほどの実験も2台並べたものです。
もう一度見てください。
最初は2台ともコンロの火がついているんですが、まもなく左側の火が消えます。
なぜ消えたんですか。
左側のカセットボンベは鉄板で覆われています。
鉄板から熱が伝わるんです。
ボンベの中には、ガスが液体で入っていますが温度が60度を超えるあたりで気体に変わり始めます。
圧力が高まりますそうするとボンベの安全装置が働いてガスの噴射が自動的に止まるんです。
それで火が止まったんですね。
でも爆発してしまいました。
左側の噴射は止まっても右側のボンベは、鉄板から外れているため熱が伝わらずに、ガスの噴射は続き鉄板は加熱され続けたんです。
その結果、左側のボンベも加熱され続けて限界に達して爆発が起きるわけです。
爆発を防ぐにはどうしたらいいでしょう。
カセットコンロを2台以上使うというのはやめましょうそれから1台で使う場合もカセットボンベの部分を鉄板で覆わないようにすることが必要です。
それから保管するときにも注意が必要です。
車の中に保管しますと、夏場は温度が上がります。
木陰やテントの中に置くようにしてほしいと思います。
暑いところに保管するのはだめなんですね。
使い終わって捨てるときにも注意が必要です。
そのまま捨てていいところと、だめなところがありますね。
自治体によっては穴を開けて捨てなければならないところもあるんですね。
ただ、ガスが残っている可能性もありまして屋内で、穴開けをしていて爆発したという事故も起きています。
ガスは漏れると空気より重いので部屋の下のほうにたまってしまいます。
必ず屋外で、穴開けを行ってください。
窓を開けていても、たまるんですね。
穴を開けるとき釘を打つと火花が出ますのでホームセンターで売っている専用の器具を使って押し込むように開けて、捨ててください。
穴を開けるのにも注意が必要ですね。
このカセットコンロ、ある時期から、急激に売れ始めているんです。
業界団体がまとめたカセットコンロの販売実績なんですけれども毎年、大体200万台で推移していたんですが2011年に300万台を急激に超えました。
そのよくとしも、例年を上回っています。
やはり東日本大震災の影響ですか。
そうですね。
その後も、南海トラフの巨大地震の被害想定も見直されて国民の防災意識が高まって需要が出ているためと見ています。
震災以降初めて買って、まだ使っていない方も多いと思うんですね。
今後使うときは見てきたことに注意してほしいと思います。
ここまで、カセットコンロを見てきましたがバーベキューは、やっぱり炭火だという方も多いと思います。
こちらも注意が必要です。
炭火もですか?はい。
ことし5月に兵庫県赤穂市で起きた山火事の映像です、一日近く燃え続けて、山林70haが焼け80人以上が避難を余儀なくされました。
原因はなんとバーベキューで使われた炭火だったんです。
警察に逮捕された会社員は火は消えたと思って山に炭を捨てた気付いたら燃え広がっていたと話しています。
炭は、いったん火が着きますと、大体200度から300度ぐらいになります。
表面が消えたように見えても中のほうはなかなか消えないんですね。
そこで、いちばん確実なのは酸素を断つことでこちらにあります火消しつぼ。
これに炭を入れて、ふたをすれば酸素がなくなって、完全に消えます。
火消しつぼがない場合はどうしたらいいんですか。
手っ取り早いのは水を用意しましたが、水の中に入れてしまうことです。
ただ、この場合も10分間は最低限つけておいてください。
10分もつけないといけないですね。
さらに、炭は火をつけるのにもかなり時間がかかるんです。
このため、カセットコンロで着火するという方もいるんですが、これは絶対にやめてください。
炭はいったん火が着くとかなり強烈な熱を出しますのでボンベはいったん消えますがその後も加熱され続けて爆発しますので、絶対にしてはいけません。
アウトドアで活動していますと暑くなってスプレー式の冷却材を使う方も、いると思います。
これでも、やけどしたという事故の報告が上がってきています。
なぜこれで、やけどするんですか。
これを吹きつけたバンダナを腕に巻きつけて翌日になって水ぶくれができた病院に行ったら凍傷と診断されたということでした。
冷却スプレーの主な成分は液体のLPガスと水なんです。
ガスが気体になるときに気化熱を奪って水が氷となるんですけれどもちょっと触ってみてください。
氷ですね。
冷たい。
これを体に巻きつけたわけですか。
この事故ではスプレーを5秒以上吹きつけてかなり大量に氷ができていたんですけど、屋外でレジャーをしていると気分が高揚して、感覚がちょっと鈍ってくるんですね。
あまり冷たさを感じない、それでつけてしまったということです。
吹きつけは1、2秒で十分です。
5秒以上というのはやめていただきたいと思います。
これを直接体に吹きつけて近くに、たばこの火などがありますとこのようにガスに引火して大変なことになりますので火の気のないところで使うようにしてください。
伺っていますと、本当いろいろ注意することがありますね。
ただこれまで見てきたことは製品の説明書に注意事項として必ず書いてあります。
使うときはもちろんですけれども保管する前に一度しっかり目を通して製品の特性、それから危険性を十分に理解しておくことが重要だと思います。
それと本人以外例えばお子さんが使う場合もあると思います。
そういう場合は大人が必ず目配りをする近くで見ていることが重要です。
安全に、アウトドアレジャーを楽しんでください。
水野倫之解説委員でした。
次回のテーマです。
介護保険制度が来年度から大幅に変わり、利用者にとって負担増、サービス縮小の見直しとなります。
介護サービスは、どう変わり何が課題となっているのか解説します。
担当は村田英明解説委員です。
ぜひ、ご覧ください。
2014/07/04(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「アウトドア用品の事故に注意!」[字]
NHK解説委員…水野倫之,【司会】岩渕梢
詳細情報
出演者
【出演】NHK解説委員…水野倫之,【司会】岩渕梢
ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
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