(梶原)しばらく会社に出てこなくていい。
そんな抜け殻みたいなやつはうちにはいらない。
(梶原)安東。
忘れ物だ。
(かよ)お姉やん甲府に帰れし。
おかあのほうとう食えばきっと元気になるさ。
失恋のあげく仕事でも失敗続きのはなは甲府に帰る事にしました。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(はな)ただいま。
あれ…。
2人とも畑行ったずらか…。
おじぃやんただいま。
ごめんなさい。
おら夢追っかけるために東京に行ったのに好きになっちゃいけん人好きになって…ほの上仕事では失敗ばっかりでみんなに迷惑かけて…かよにも心配かけて…。
ほんな自分が情けなくなって頭冷やしに帰ってきました。
…なんてとてもじゃねえけんどおとうとおかあには言えんなあ。
(周造)そうさなあ…。
てっ!?今おじぃやんの声が…空耳でしょうか?
(ふじ)え〜?ブドウ酒造りてえだと?
(吉平)ほうだ。
日本一のブドウ酒を造りてえ!あんたまたとんでもねえこん言いだして…。
(リン)婿殿はもう百姓に嫌気がさしただけ?このまんま百姓だけやってても何にも変わらん。
ブドウ酒は今に甲州の名を日本中に広める事業になるだ。
ほんな調子のいいこん言って!ふじちゃん。
ほら話に乗っちゃいけんよ。
リンさんが口ょう挟むと余計にもめるから黙っててくれちゃ。
ふん!これが黙っていられるけ!あんた地道におらと百姓やるって仏壇の前でお父やんに誓ったこんもう忘れただけ!百姓をやめるなんて言っちゃあいん。
百姓も夢を持たんきゃ駄目じゃん。
百姓ビーアンビシャスずら!な…。
はなちゃん?てっはな!おかあおばさんただいま。
てっ!はな!グッドアフタヌーン。
おとう!おお…グッドアフタヌーン…。
いきなり帰ってくるなんてびっくりするじゃん。
出版社はどうしただ?こんなとこにいて大丈夫なのけ?うん!あ…新しい雑誌が出来上がって一息つけたからお休みもらっただよ!おとうとおかあの顔見たくて。
ほうか。
早く見してくれちゃ。
ほの雑誌。
ああ。
…ごめん。
忘れた。
(吉平)え〜?忘れた?慌てて汽車に飛び乗ったからついカバンに入れるのを忘れちまって…。
はな…。
アハハ…。
何でえ。
はなの作った新しい雑誌読みたかったじゃんな。
(朝市)こんにちは!おお朝市!あっ朝市。
はな久しぶり!うん。
おかあから聞いて持ってきただ。
おじさん。
はなの作った新しい雑誌です。
(吉平)おお。
(朝市)学校で校長先生や生徒らと読んだだよ。
はなの翻訳した「王子と乞食」ものすっごく面白えですよ。
てっ!はなが翻訳しただけ!後でおらにも読んでくりょう。
うん!朝市わざわざありがとう。
はな。
こんな大事なもん忘れるなんてはなどうかしてるじゃん!ほうだね…。
いつまでいるでえ?…しばらくいるつもり。
ほうけ。
ほんなに仕事休んで大丈夫け?うん…。
翻訳の仕事持ってきたから。
朝市もほうとう食ってくけ?本届けに来ただけですから。
ほれじゃあまた。
さあほうとう出来たよ!た〜んと食えし!ほら。
うん。
「にじいろ」おかげさまで評判もよくて次の号の問い合わせもたくさん入ってます。
(平祐)それはよかった。
英治が聞いたら喜びます。
(郁弥)兄もうすぐ帰ってきますから。
じゃあ待たせてもらってもいいですか?ええ。
一杯やろうと思って。
ハハハハハ。
もちろんです。
英治君奥さんの病院?はあ…。
実は英治は離婚したんです。
離婚?
(平祐)嫁の方から別れてほしいと言ってきまして英治は最後まで納得しませんでしたが嫁の意志が固く先方の親とも話し合って区切りをつけました。
そうでしたか…。
ところがあいつは夫婦でなくなった今も病室に通い続けています。
当然だよ。
義姉さんは兄さんのためを思って別れたんだから。
郁弥。
(ドアが開く音)
(英治)ただいま。
あ…梶原さん。
やあ待ってたんだよ。
梶原さん。
今夜はゆっくり息子の愚痴でも聞いてやって下さい。
「ロンドンの市中にいる。
これだけの事は分かっていたがそれ以上は何にも分からずにただむやみに歩いていった。
行くにつれて家は次第に少なくなり往来の人の数も減ってきた。
続く」。
第1話はここまでじゃ。
(ふじ)はあ〜面白かった。
はな頑張ったじゃんね。
早く続きが読みてえなあ。
うん。
ほんなすぐには翻訳できないよ。
おおこの挿絵も美しいな。
(ふじ)はあ〜いい絵だねえ。
見た事もない景色だにず〜っと見ていたくなるね。
はなの訳した言葉にぴったりじゃ。
うん。
ありがとう。
もう一杯どうだ?あっ頂きます。
僕はもう結構。
2人とも強いな…。
ちょっと涼んできます。
はあ…。
いろいろ大変だったみたいだな。
はい。
俺も一度結婚に失敗してる。
実は結婚する前愛していた女性がいたんだ。
だが親の勧めるまま別な人と一緒になった。
でも俺は妻を幸せにしてやる事はできなかった。
別れる時彼女に言われた言葉が今も耳に残っててね。
「結婚しても私はずっと寂しかった」。
そう言われたんだ。
俺と一緒にいると一人でいる時より孤独を感じたそうだ。
香澄も…そうだったのかもしれません。
僕は2人の女性を傷つけてしまいました。
(梶原)安東君は甲府の実家に帰した。
ここんとこずっとうわの空だったからね。
申し訳ありません。
どんな道を選ぶかは君次第だ。
だが後悔だけはするな。
はなちゃんがいきなり帰ってきた原因は男じゃねえだけ?えっ?東京で悪い男にでも引っ掛かったずら。
なにょう言うだ!はなはほんなバカな娘じゃねえ。
・
(リン)い〜やいやいやああいう賢い子に限ってコロッと男にだまされるだよ。
バカな事言うじゃねえ。
あんた。
(吉平)てっ…はな。
何だか気が散って仕事にならんから教会の本の部屋に行ってくる。
うん行ってこうし。
気ぃ付けて。
行ってきます。
やっぱりありゃあ男に裏切られただよ。
はなに限ってありえねえ!2人ともええ加減にしろし!
(ため息)・
(雨の音)今度こそ…。
今度こそ忘れてやらあ!
(朝市)はな!なんて事するでえ!ごきげんよう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/07/04(金) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(83)「ゆれる思い」[解][字][デ]
失恋のあげく仕事でも失敗続きのはな(吉高由里子)は、しばらく休んで甲府へ帰ることに。突然帰ってきた娘に驚く吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)に、はなは…
詳細情報
番組内容
失恋のあげく仕事でも失敗続きのはな(吉高由里子)は、梶原(藤本隆宏)にしばらく休むよう告げられ、甲府へ帰ることに。吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)は突然帰ってきたはなに驚き、はなは新しい雑誌が完成したからお休みをもらったと嘘をつく。しかし肝心の雑誌を「忘れて来た」と言うはなに、ふじは様子がおかしいと感じる。やがて、リン(松本明子)から事情を聞いた朝市(窪田正孝)が『にじいろ』を手にやって来るが…
出演者
【出演】吉高由里子,伊原剛志,室井滋,窪田正孝,松本明子,仲間由紀恵,鈴木亮平,藤本隆宏,町田啓太,中原丈雄,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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