1道徳ドキュメント「ハイジがくれたもの」 2014.07.18

これから一日がはじまります」。
そう。
はじまるの。

(テーマ音楽)去年の11月ある中学校で講演がありました。
登場したのは聴導犬です。
(ベル)グッド!こうした犬を育てるトレーナーを目ざしている人がいます。
実は岸さんは耳に障害があります。
声を出して話すことはできますが音はほとんど聞き取ることができません。
岸さんはどうして聴導犬のトレーナーになろうと思ったのでしょうか。
おかげで無事に生きてるよね。
事故もないもんね。
岸紗綾香さんと聴導犬のハイジです。
ハイジは岸さんの近くで音がすると飛びついて知らせてくれます。
車が近づくと…。
グッド!あぶなかったね。
ごめんね。
今度は自転車がやって来ました。
グッド!はげしいね今日は。
きけん度大ですか?きけん度大か。
そうか。
はねられそうになったこととかもあったし自転車とぶつかるってけっこうあったのでまかせられるっていうか信らいできるので絶対知らせてくれるっていうのがあるんで。
ハイジはけい帯電話やタイマーなどの音にも反のうします。
(タイマーの音)グッド!音が鳴っている場所まで岸さんを連れていきます。
はいいい子。
そう。
上手だね。
さらに火事などきけんを知らせるサイレンも教えるように訓練されています。
岸さんのそばをかたときもはなれないハイジです。
小さいころから歴史が大好きでよくお城を見に行っていた岸さん。
高校生のころ耳の病気にかかりじょじょに音が聞こえなくなりました。
しかし声を出して話すことはできたため障害があることを周りの人になかなか理解してもらえませんでした。
スーパーでアルバイトをしたり新聞配達の仕事もしましたが長続きしませんでした。
周りの人とうまくコミュニケーションがとれずとても苦しみました。
そんな岸さんの人生を変えたのは友人がすすめてくれた一冊の本でした。
聴導犬をしょうかいした本です。
もともと犬が大好きだった岸さん。
本を書いた人に連らくを取ることにしました。
そして聴導犬を育てている野地義行さんと出会いました。
ハイジとくらすようになって岸さんは外へ出かける機会がふえています。
ハイジちゃんちゃんとお仕事してるって…。
少しずつ周りの人とのコミュニケーションを楽しめるようになりました。
ハイジと出会うまでは一度も行ったことのない場所にはこわくて行くことができませんでしたが…。
ほら見てごらん。
船船船。
今ではどんな場所でも安心して出かけることができます。
聴導犬をもっとふやしてそのすばらしさをいろんな人に知ってもらいたい。
岸さんは自分で聴導犬を育てたいと思うようになったのです。
音を教えるだけではなく心のささえにもなる聴導犬。
げんざいその数は全国に51頭。
視覚障害者の手助けをする盲導犬は1,000頭以上いますから聴導犬はまだ広く普及していないのがげんじょうです。
より多くの人に聴導犬のことを知ってほしい。
岸さんはその思いをむねに聴導犬のトレーナーを目ざしているのです。
岸さんは去年の4月から聴導犬のトレーナーになるため勉強を始めました。
たん当しているのはしば犬のタラ。
先生はハイジを育てたトレーナーの野地さんです。
これまではおすわりや待てなど基本的なしつけを練習してきましたがいよいよ音を使った訓練にちょう戦します。
(野地)あなたみたいに一人で練習する時はこれ。
(岸)キッチンタイマー。
やってみる?まずはタイマーを使って訓練を始めます。
訓練の目標は…。
(タイマーの音)音が鳴ったら人間に飛びつきそのあとタイマーまでゆうどうするようになること。
タラはまだどう動けばいいのかわかりません。
そこで大好きなおやつを使います。
音が鳴ったら人間に飛びつくように合図をしておやつをあげます。
グッド〜!そして音が鳴っている場所までおやつでゆうどうします。
この訓練をくり返すとおやつがなくても音に反のうするようになるのです。
ところがタラおやつを見せても…。
うまくいきません。
タラちゃん。
(野地)もっとリラックスして。
ホントに音が鳴ってるのかどうかっていうのが聞こえる人にはそれがわかるけど自分にはわからないので不安な時がある。
(岸)タラ!ここここここ。
そうグッド!訓練のポイントは毎日続けること。
岸さんはタイマーの数字を目でかくにんしながらくり返しくり返し練習を重ねました。
(岸)ここここここ。
そう。
(タイマーの音)そうグッド!一人前の聴導犬になるには最低1年は訓練を続ける必要があります。
練習を始めて1か月。
この日野地さんがあるてい案をしました。
中学校で行う講演でタラと出演するように言われたのです。
タラキチのトレーニングの話はあなたがする。
(野地)でしょ?はい。
そうなりますよね。
(野地)もちろん。
当然。
やっぱりそうなりますよね。
岸さん大役をまかされました。
本番の日がやって来ました。
岸さんたちがおとずれたのは東京にある中学校。
さっそく出番です。
(野地)名前はタラっていいます。
音が鳴ったらまずわたしに飛びついてきてくれます。
わたしが「どこ?」って言ったら音の所に連れていってくれます。
おしてください。
タラ。
そうグッド!どこ?あ〜おしい!通りすぎてしまいました。
このあと2回目のチャレンジではなんとかうまくゆうどうすることができました。
(野地)これのくり返しを何回も何回もやっていきます。
講演のあと岸さんに質問がありました。
岸さんに質問してくださいね。
ほかに聞こえない人たちにも聴導犬の必要性を知ってもらいたいし…。
当事者聞こえない本人聴導犬パートナーだからわかる気持ちっていうのもいっぱいあると思うのでそれで始めました。
(野地)人生の中で聞こえない音のない世界でくらしてる人たちを助ける。
心のケアもういるだけで安心ということを広めたいということがいちばんのかのじょの目的です。
びっくりしましたね。
(野地)最高だったね。
すごいですね。
聴導犬ハイジと出会ったことでゆめを見つけることができた岸さん。
一人前のトレーナーになるには10年以上かかるともいわれています。
長い道のりの一歩を今ふみ出しました。
すごい勢い。
2014/07/18(金) 09:50〜10:05
NHKEテレ1大阪
道徳ドキュメント「ハイジがくれたもの」[解][字]

岸紗綾香さんの愛犬ハイジは聴導犬だ。耳が不自由な岸さんのために、近くで音がすると前足で触って知らせてくれる。聴導犬訓練士を目指し奮闘する岸さんの日々を見つめる。

詳細情報
番組内容
岸紗綾香さんの愛犬ハイジは、聴導犬だ。耳が不自由な岸さんのために、メールの着信音や近づく車などの音がすると、前足で岸さんに触って知らせてくれる。以前は、音が聞こえないことで、不便なことばかりだった岸さんの生活は、ハイジと出会って一変し、世界が広がった。そんな岸さんの目標は、聴導犬訓練士になること。多くの人に聴導犬を知ってほしいという思いからだ。担当する柴犬のタラとともに、訓練に励む日々を追う。

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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