高橋さんが「すぐにあやまったほうがいい」と思うようになった体けんだんは番組ホームページで。
(テーマソング)
(優花)
わたしはうつくしくないけれど本にはうつくしいものがたくさんとう場する
うつくしいものそれはたとえばおいしいりょうり
おもしろい音楽や
きれいなけしき
このよにありえないもの
よにもおそろしいもの
本を読んでいるとしゅ人公になれるから
わたしは本のせかいにいるのが好き
わたしは本のせかいにいるのが好き。
でも…。
でもわたしを本のせかいからもどすのはいつもママだ
ママおわったよ。
(母)あらホント?朝ごはんもできてる。
たすかるわ〜。
ああ…つかれちゃった。
・
(赤ちゃんのなき声)あ…おきちゃった。
・
(赤ちゃんのなき声)
(子もり歌)
(子もり歌)
(赤ちゃんの声)
弟はまどからあくまがあらわれてさらっていっちゃいそうなくらいにかわいくて大好きだけど…
それって本当の気もちなのかな
ママがいるとわたしはいつもわきやくでしゅ人公はママと弟。
今じゃわたしはママのお手つだいさんみたいになっちゃった
(たおれる音)
でもわたしには本があるから
ママなんて…もういらない。
いちばん好きなのはこの絵本。
小さなころからたからものにしていてハイ・リーという女の子がかわいい弟アンダー・リーと木の家にくらすものがたり。
とくに弟が出てくるところを気に入っていてわたしもお姉ちゃんだからあの子の気もちがよくわかる
あれ?
「ハイ・リーはあつめたおち葉でたき火をします。
はたけでとれたサツマイモをやくためです。
小なべでバターとさとうとほしぶどうのソースも作ります。
バターはピチピチピチっと金色にかがやきます。
さとうはあぶくのようにとけてほしぶどうはあまずっぱいかおりをはなちます。
これはサツマイモにかけるあまくてこうばしいソースです」
「ハイ・リーとアンダー・リーは木のおうちにすんでいます。
ここは春には花がさき秋にはみをつけるすてきなわが家です」。
絵本のせかいにいるみたい!
「おちばのふとんはぬくもっていてほっぺたにはすうすうとかぜがふきつけてちょうどよいおんどになりました」
(時々迷々)迷ってる?迷ってないです。
じゃあどうしてこんなおち葉のベッドになんかうもれているの?わたしはいつも迷ってる。
迷うとこうしておち葉にうもれる。
でもわたしには迷うことなんてないから。
あなたってちょっとバカね。
バカでありふれた大人みたい。
だって知らないの?迷ってない人はこんなバカげたことしないのよ。
だいじょうぶ?
(風の音)
「午後です。
風があたたかくふきはじめました。
ハイ・リーとアンダー・リーはまい上がるおち葉を見上げました。
ふたりはとてもいい気もちになりました」
まるで自分がまい上がっていくみたい。
そう。
こうしてるとそんなふうにかんじるの。
だから迷ってなくてもおち葉のベッドにもぐりこむ人はいるんです。
でもねそんなことするのはこのよでハイ・リーとアンダー・リーだけよ。
しょうがないわね。
わたしの家でお茶でもいかが?知らない人の家に行くとだいたいほとんどころされるって本に書いてある。
ふ〜ん。
あなた本が好きなの?いちばん好きなのは「ハイ・リーのおち葉」。
何するの?きまってるじゃない。
もしかして木のねっこに水をまく?そう。
そんなの当たり前。
「キラキラまぶしい朝の間ハイ・リーは木のおうちのそうじをします」。
「ねっこに水をまくと小さなにじができました。
アンダー・リーはよろこんで声を立ててわらいました。
ハイ・リーはホクホクのおいもをアンダー・リーと食べました」
はい。
絵本には書いてないけど口ぶえでさますとほんとはもっとおいしいのよ。
(口ぶえ)わたしこんなにおいしいおいも食べたのはじめて。
でしょ?あとはおち葉のベッドにもぐりこむのね。
それはさっきやったじゃない。
でもあのぶ分がぜったいに好き。
迷いはなくなった?わたし弟のこと大好きなのになんでモヤモヤするんだろう?そりゃそうよ。
赤ちゃんってさい高だもの。
はんたいにあなたは弟にやきもちをやくようないやしい心をもっている。
だからようするにあなたのママはみにくいあなたよりうつくしい弟が好きってことなのよね。
わたしもそう思ってる。
(風の音)「強い風です。
ふたりの上のおち葉はすべてふきとびアンダー・リーの体もうかび上がりました。
アンダー・リーはフワフワと風にのり風船のようにかるがるととびはじめました。
ちゅうにういたアンダー・リーはとうとうなきはじめました。
『さらわれる!』。
ハイ・リーはあわててアンダー・リーの足首をつかみました。
けれどもハイ・リーの体もうかび上がりました。
ふたりはいっしょにふきとばされそうです。
ハイ・リーはもうかた方の手で木のえだをつかみました。
ハイ・リーとアンダー・リーはまるで水の中をおよぐように風のなみをかきわけました」。
「風はやみふたりは地めんにおっこちました。
たき火はきえていました。
もちろんアンダー・リーはむきずです。
ハイ・リーはほっとしました。
ハイ・リーとアンダー・リーは木のおうちに帰りました。
これでハイ・リーの一日はおわりました」。
ハイ・リーはアンダー・リーをたすけたけどもしもたすけなかったら弟はどうなるの?どうして?わたし弟がきらいなのかもしれない。
でも弟はわるくない。
わるいのはそんな気もちになっちゃう人のほうなのに。
どうしてそんなひどいことを言うの?
(赤ちゃんの声)きれい〜。
・
(母)優花も早くおふろに入りなさい。
でもわたしママといっしょにおふろに入らなくなってどのくらいたつんだろう。
ほらおふろさめちゃうわよ。
かぜっぽいからおふろは入らない。
あれ?ない。
(風の音)
(赤ちゃんの声)やめて。
心の声これだけはわたしのなの。
とらないで。
風にさらわれたらどうなるの?
「アンダー・リーはフワフワと風にのり風船のようにかるがるとちゅうにういたアンダー・リーはとうとうなきはじめました。
『さらわれる!』
(風の音)
わたしはうつくしくないけれど本にはうつくしいものがたくさんとう場する。
ハイ・リーは弟を思ううつくしい心をもっている。
でもわたしは…わたしは弟にやきもちをやくみにくい心をもっている
(母)あら優花。
ここにいたの。
その絵本お姉ちゃんなんだからもうあげようね。
あなたのママはみにくいあなたよりうつくしい弟が好きってことなのよね。
ママはわたしと弟とどっちがたいせつなの!?どっち…。
わたしはみにくいからきらいなんでしょう!?あなたたちのいのちほどママにとってたいせつなものはほかにないの。
あなたたちほどうつくしいものはこのよにないの。
わたしたちほどうつくしいものはこのよにない…。
ママの目玉やきなつかしいあじがする。
「さあ秋です。
うつくしいきせつがやって来ました。
これから一日がはじまります」。
そう。
はじまるの。
(テーマ音楽)2014/07/18(金) 09:35〜09:50
NHKEテレ1大阪
時々迷々「大好きな絵本」[解][字]
弟が生まれて以来、母親はユウカの相手をしてくれない。ユウカの心のよりどころはお気に入りの絵本。だがある日、その絵本が弟のベッドに置かれていた。
詳細情報
番組内容
誰の心の中にも潜む“迷う気持ち”をドラマ形式で描く、小学校中学年向け道徳ドラマ。優花は、最近生まれた弟に母親の愛情が注がれることにわだかまりを感じていた。もやもやした心を唯一慰めるのは、本の世界。ある日、優花は絵本の世界に入り込み、主人公のハイ・リーと出会う。言葉を交わすなかで、優花の心は少しずつ変わり始める。美しいものや気高いものに感動する心をもつことの大切さを伝える。【出演】片桐はいり ほか
出演者
【出演】片桐はいり
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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