シリーズ世界遺産100「イエローストン国立公園〜アメリカ〜」 2014.07.18

(テーマ音楽)開拓によって失われたアメリカの野生。
しかしここでは保護活動によって野生動物の生態系が維持されています。
水蒸気を噴出させる巨大な間欠泉。
およそ1時間に1回45tの水蒸気を50mも噴き上げます。
アメリカ中西部にあるイエローストン国立公園です。
公園内には60種およそ4万の野生動物が生息しています。
北アメリカで野生の生態が残されている数少ない場所です。
アメリカの野生は開拓によって次々と失われていきました。
そんな中イエローストンの自然に最初に注目したのが…彼の訴えかけによって政府はイエローストンの自然保護に乗り出し1872年には世界で最初の国立公園に指定されました。
国立公園となり野生動物が保護され絶滅寸前だったバイソンは現在3,000頭に増えています。
しかし野生の姿を維持するためには多くの難問がありました。
かつてイエローストンにはタイリクオオカミが生息していました。
しかし1930年代家畜の被害を防ぐために駆除され姿を消したのです。
オオカミの絶滅は生態系に大きな影響を与えました。
天敵がいなくなり鹿の仲間である草食動物エルクが増え過ぎ草原が危機的な状況になりました。
またオオカミに取って代わりコヨーテは3倍に増えました。
その結果コヨーテの餌となる小動物が減少し小動物を餌とするほかの動物の生存も脅かしたのです。
1995年バランスを崩した生態系を復元する試みが行われました。
カナダから31匹のオオカミを移植したのです。
それから8年。
オオカミは210匹を超えるまでに繁殖しました。
エルクの数が減少し草原は回復してきました。
オオカミに追われてコヨーテが減少し小動物も元の数に戻ってきたのです。
(雷鳴)イエローストンでは落雷による山火事が毎年のように起こります。
しかし人の手による消火活動は最低限に抑えられています。
自然の再生する力に任せようという考え方です。
一見森の破壊と見える山火事が生態系の維持に役立つ事が分かったのです。
マツカサの中には113℃の温度になるとはじけて種を飛ばすものもあります。
樹林の焼け跡には新しい芽が出て森は再生していきます。
山火事は森林を再生し持続するために大きな役割を果たしていたのです。
イエローストンは微妙なバランスで成り立つ野生の危うさを私たちに教えてくれます。
2014/07/18(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「イエローストン国立公園〜アメリカ〜」[字]

野生の回帰 ▽自然遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
野生の回帰 ▽自然遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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