黒執事 Book of Circus #02 2014.07.18

(セバスチャン・ミカエリスナレーション)
皆様ファントムハイヴ家にようこそお越しくださいました
ああ…ですがなんというタイミングでしょう
私と坊ちゃんはこれから所用でロンドンに赴かねばならなくなってしまいました
というのも…
見事に晴れてよかったですね。
絶好のサーカス日和じゃないですか。
(シエル・ファントムハイヴ)サーカスはテントの中でやるものだ。
日和も何もあるものか。
バルドフィニメイリン今日からまたしばらく坊ちゃんと私はロンドンに滞在します。
(バルド)坊ちゃんお気をつけてくだせぇ。
(フィニ)いってらっしゃ〜い!
(メイリン)お早いお帰りを〜。
お前たち僕が留守の間家を頼むぞ。
(メイリンフィニバルド)イエスマイロード!ヒヒーン!
(ヴィクトリアの声)「かわいい坊やへ。
今年のクリスマスは楽しく過ごせましたか?私はフィップスとクリスマスプディングを作りました。
とても上出来でジョンもグレイも大絶賛でした。
今度坊やも食べにいらしてね。
さて今回同封したチケットですが今度ロンドンに移動サーカスが来るのを知っていますか?各地を回る旅一座だそうですがどうやら彼らが立ち寄った街で何人もの子供が姿を消すという事件が起こっているようです。
警察も全力を挙げ捜査していますが子供たちの行方は依然として知れません。
子供たちは決まって真夜中にこつ然と姿を消すそうです。
まるでハーメルンの笛吹きに連れ去られたかのように。
大切な家族を失う悲しみは耐え難いもの。
一刻も早く子供たちが無事家族のもとへ戻ってくるように願ってやみません。
ヴィクトリア」。
まずはどこに向かわれますか?そうだなまずは…。
それにしてもランドル卿が不在で好都合だったな。
(アバーライン)もう勘弁してくださいよ。
こんなことが総監に知れたら…。
知られなければいい話だ。
だいたいここは3階ですよ!どうやって入ってきたんです!?どうだ?セバスチャン。
捜索願が出されている子供たちの中から死体は上がっていないようです。
写し終えたら行くぞ。
写真は拝借しておくか。
困ります!バレたら僕が持っていったと伝えておけ。
余計怒られます!君…え〜っとアンダーライン君?
(アバーライン)アバーラインです!今日は助かった。
ご協力感謝する。
ふっ。
あっ…。
はっ!こんなものいりません!自分はどんな方法であれ一刻も早い事件解決になればと!どんな方法であれ…か。
柔軟さに将来性があるな。
ああっ!ちょっ…ちょっと!早く出世したまえアバーライン君。
まだ全員が行方不明という扱いのようですね。
表の世界ではそうかもしれないが裏の世界ではすでに…という可能性もある。
では裏を当たりに今回も彼のもとへ?本当なら避けたいが背に腹は代えられん。
コンコン行くぞ。
はい。
いるか?葬儀屋。
バタン
(ドアの音)
(葬儀屋)ひっひっひっひっひっ。
ようこそ伯爵〜。
ゴロゴロゴロゴロ…うわっ!
(葬儀屋)やっと小生特製の柩に入ってくれる気になったのかい?お前!
(葬儀屋)まあお座りよ。
ちょうどクッキーが焼けたところさ。
子供の死体ねぇ…。
表の世界では行方不明扱いで遺体などは発見されていないそうです。
裏の世界じゃ子供の死体なんか日常茶飯事だからねぇ。
伯爵もよく知ってるだろう?資料は持ってきた。
その中にお前が片づけた子供はいるか?どうだったかな〜?いたかな〜?なんだか面白いものを見れば思い出せる気がするな〜。
分かってるだろ伯爵〜。
小生にあれをおくれよ〜。
極上の笑いをさ〜。
そしたらなんでも教えてあげるよ〜。
ひっひっひっひっひっ。
セバスチャン。
では…。
(葬儀屋)あれ?彼に頼っちゃうのか〜い?ぐふふっ。
伯爵は執事君がいないと何もできない子なのかな〜?まっ小生は面白ければ誰でもいいけどね。
僕がやる!やるんですか?お前は出ていけ。
絶対に中をのぞくな!命令だ!イエスマイロード。
(早送り)
(葬儀屋)ぷっ…はははっ!いや〜あのファントムハイヴ伯爵があそこまでするなんて。
ふははははっ。
一体何をしたんです?聞くな。
しかし女王のためなら芸もこなすとは本当に犬ですね。
うるさい黙れ。
さあ報酬は払ったぞ。
子供たちについて教えろ。
いないよ。
(2人)はあ?小生のお客さんにこの子供たちはいないし裏社会の噂も聞かないねぇ。
つまりこの事件については何も知らないと?そんなことはないさ。
知らないということを知っているよ。
確かにあなたが知らないということは子供たちが裏社会で殺された事実がないということ。
表でも裏でも死体が上がっていないなら子供たちは生きている。
となれば例のサーカス団を直接調べるしか道はないということか。
そうと決まれば行くぞセバスチャン。
葬儀屋何か情報が入ったら連絡してくれ。
ガチャ
(ドアの音)伯爵。
魂は1人1つ。
大事におしよ。
そんなこと分かっている。
本当かな〜?ひひひっ。

(会場内BGM)ここか。

(会場内BGM)凝った造りですね。
ああ。
だがこれくらいどこでもやっている。
(ジョーカー)レディース&ジェントルマン!お嬢はん&旦那は〜ん!本日はノアの方舟サーカスにようこそお越しやした。
うちはジョーカーと申しまんねん。
どないお見知りおきを。
(観客たち)あはははっ!ふふっ。
義肢?当サーカスには皆さんを楽しませるショーが目白押しどすえ!
(拍手)
(ジョーカー)さあそんなら火吹き男ジャンボのど派手な一発で世紀のショーの幕開けどす…。
(ジャンボ)うお〜!
(ジョーカー)わあっ!ゴォーー!
(ジョーカー)まずは息ぴったりの空中ブランコ。

(ジョーカー)ピーター&ウェンディ!
(ジョーカー)狙った的は外さない。
百発百中のナイフ投げダガー!シャー
(ジョーカー)さてさて今度は世にも珍しい蛇男スネークの華麗なる演舞!特に変わった演目はないな。
ええ。
例の子供たちが出演させられている様子もありませんね。
そしてお次は皆さん上を見ておくれやす。
我がサーカスのお姫さんドールによる決死の綱渡り!子供たちを見せ物にすることが目的でないならサーカスの移動と子供たちの失踪はただの偶然なのか?
(拍手と歓声)ピシャン!
(ジョーカー)そして最後はサーカスの花形猛獣使いのお出ましどすえ!
(ベティ)ガオォォー!
(ジョーカー)ビースト!このショーにはお客はんも参加してもらいたいんどすが…。
最後のショーにも子供たちは関係なしか。
どうやら時間の無駄だったようだな。
どうした?何か見つけ…。
(ジョーカー)おっ!えろうやる気満々の燕尾服のあんさん!どうぞ壇上へ。
なっ!さあこちらにおいでやす。
(心の声)≪そういうことか≫≪これはヤツらに接触するチャンス≫≪行ってこい≫≪次々と子供たちが消えていく怪事件≫≪真相の糸口をつかむにはもはやこのサーカス以外にない≫≪しかし接触することには成功してもこれだけの衆目のなか一体どう探りを入れるつもりだ?セバスチャン≫じゃああんさんはこっちで寝そべ…。
ああ…なんというつぶらな瞳。
軟らかな耳。
≪しまった!虎はネコ科だ!≫見たことのない鮮やかな縞模様。
とても愛らしい。
おや?少々爪が伸び過ぎているようですね。
お手入れをしなくては。
肉球もふくよかでとても魅力的ですよ。
(ベティ)ガルルル!あっ。
(観客たち)きゃあ〜!!
(ビースト)ベティ!そいつを放しな!彼女に罪はありませんよ。
ガルル!あまりの愛らしさに私が思わず失礼してしまっただけ。
それにむやみに鞭を振るうだけではしつけはできませんよ。
くっ…。
ガオォォー!おっと。
(観客たち)きゃあ〜!!
(ビースト)ベティ!ペッしなペッ!おやおやおてんばさんですねぇ。
(ビースト)ばっちいよ!誰があそこまでやれと言った!?申し訳ありません。
長い間生きていますが猫だけは本当に気まぐれで気分が読めませんね。
だいたい必要以上に目立ってどう…くしゅん!お前僕が猫アレルギーなのを知ってるだろう!離れて歩け!はっ。

(ジョーカー)あっ!あっいたいた!ちょっとそこの燕尾服のあんさん!はぁはぁ…。
さっきはえろうすんまへんでしたなぁ。
いえこちらこそ失礼しました。
(ジョーカー)いやびっくりしましたえ急に虎に近寄っていかはるから。
さっきかまれたとこ大丈夫どすか?
(ジョーカー)とにかくうちに専属のお医者はんがいはるんで診てもろた方がええと思って。
どうぞ裏へいらしてください。
では遠慮なく。
グルルル!さあさあこちらどす。
ばっちいとこですんまへんなぁ。
おっスネーク。
先生救護室にいはる?
(ジョーカー)あっ出張中かいな。
(ウェンディ)あれ?虎にかまれた坊やじゃない?
(ピーター)ほんとだ。
まぬけな坊やだ。
ふふふふっ。
ああ〜いはった。
先生。
(先生)んお?やあジョーカーまた腕の調子が悪いのかい?
(ジョーカー)ああ〜いや今日はうちやのうて…。
(ダガー)ああっ!誰かと思ったらさっきベティに頭かじられた人じゃん!ベティに!?それは大変だ早く医務室へ!
(先生)君本当に虎にかまれたの?傷が全然見当たらないんだけど…。
甘がみでしたから。
あま?
(ダガー)がみ?まあ大事ないならそれに越したことはないんだけどね。
(ジョーカー)いやほんまに。
お客はんにケガさしたら団長に殺されるとこでしたえ。
あなたが団長ではないのですか?うちは雇われ団長みたいなもんで団長は別におっかない人がおるんどす。
(ダガー)そんなこと言ってあとで怒られても知らないっすよ先輩。
先生ちょっと足を診てもらいたい…。
(ダガー)姐さん!あんたは!
(ダガー)俺も姐さんと同じとこが調子悪くて。
これも俺たちの運命の赤い…。
(ビースト)さっきの変人紳士!なんでこんなとこに!?あんたのせいでショーがめちゃめ…。
(先生)ビースト!お客さんに向かってなんてことを言うんだ。
今回の件はベティを制御できなかった君の不始末だろ。
(ビースト)でもこいつが勝手に虎に!
(先生)「でも」じゃない!君はプロだろ!
(ジョーカー)まあまあ先生。
お客はんの前でそう大声出さんと。
(ダガー)そうそう。
そんなことより俺の姐さんの足を診てあげてくださいよ。
はぁ…。
今後ビーストはベティをもう一度しつけし直すこと。
いいね?ああ。
(先生)よしじゃあ義肢を見せなさい。
義肢?このサーカスはちょっとばかり訳ありどしてな何かしら問題抱えた人間が集まっとるんどす。
うちも腕1本なかってんけど先生のおかげでこのとおり。
かっこええどすやろ?君はそんな義手をつけるからすぐ調子が悪くなるんだよ。
調整する身にもなってほしいね。
はははっ。
このサーカス団の方の義肢はあなたがお作りに?
(先生)まあね。
大変なんだよ部品の削り出しから全部僕がしてるんだから。
削り出し…ということは木製ですか?ううん陶器製。
陶器?といっても素材に特別なものを使っているから軽いし丈夫なんだ。
なるほど。
手触りがいいですね。
(先生)だろう?動きも滑らかになるように関節に球形のパーツを組み込んであるんだ。
これは実に繊細な作りだ。
おや?くっ…。
この刻印は?ああっ!
(ビースト)何すんだこの変態!ああこれは失礼いたしました。
この程度で恥じらわれるほど慎み深くていらっしゃるようには見えませんでしたので。
(ビースト)ふん!でやっ!
(先生)こらビーストやめなさい!君たちも早く止め…。
てめぇ!!俺の姐さんの透き通る柔肌によくも!!俺だってまだ触ってないのに〜!!じかに肌に触れたわけではないのですがどうやらお気の方に障ってしまったようですね。
くぅ〜!
(先生)ダガーやめなさい。
このままじゃテントが…。
(ダガー)大事なのはテントより姐さんの純潔だ!!キンキンキンキンキンキンうそ〜!ヒュ〜
(口笛)
(ビースト)くっ!調子に乗るんじゃないよ!ほい。
はいは〜いここまでや。
(ダガー)ええ〜先輩!
(ジョーカー)ビーストそう怒らんとき。
(先生)なんでもっと早く…。
(ビースト)だってあいつが…。
(ジョーカー)まあまあ。
こんなきれいな足なんやし触りとうなる気持ちも分からんでもないで。
お花やるから機嫌直しぃ。
(ビースト)ふん。
(ジョーカー)いや〜それにしてもあんさんえらい運動神経どすなぁ。
うちにスカウトしたいくらいどすわ。
本当ですか?
(ジョーカー)えっ?実は今お仕えしている主人がそれはもうわがままでほとほとあきれていたところなんです。
はぁ〜。
へっくしゅん!
(ジョーカー)お仕えってあんさんどっかのお屋敷の使用人?ええ身なりしてはるからどっかの紳士やと思っとったんどすけど。
私が紳士?おこがましい。
私はあくまで執事ですから。
それで先ほどのお話は本当ですか?本当ならぜひ入団させていただきたいのですが。
(ジョーカー)あんさん本気で言うてはる?私はいつでも本気ですよ。
ぷっ!ぷはははっ!あんさんおもろいなぁ。
気に入った!うちはいつ来てもろてもかまへんえ。
(ビースト)ちょっとジョーカー!何勝手に決めてんのさ!
(ジョーカー)まあまあ。
かなりの逸材どすえ。
あの…実はもう一人ご紹介させていただきたい方がいるのですが。
へっくしゅん!んん?あんさんみたいなお人ならええどすがここはひとつ入団テストさしてもらいましょか。
分かりました。
では明日その方と一緒に改めてこちらにお邪魔いたします。
本日はお世話になりました。
(ビースト)ふん!
(ジョーカー)ああ〜あんさん。
お見送りは結構ですよ。
さて…。
≪救護室に来るまでにテントが9張り荷馬車が10台≫≪更にその奥にほかより立派なテントがいくつか≫≪せっかくですし見に行ってみますか≫≪子供たちの気配は全くない≫≪しかし先ほどから感じるこの気配はまさか…≫シャー!
(スネーク)ここから先は立ち入り禁止だ。

(葬儀屋)おや執事君サーカスに入るのか〜い?それは楽しみだねぇ。
そう君が昔やった芸あれを見せれば大人気だよ。
あの…。
申し訳ありませんが時間ですのでこのあたりで。
2014/07/18(金) 02:19〜02:49
MBS毎日放送
黒執事 Book of Circus #02[字]

「その執事、壇上」▽黒執事“サーカス編”がアニメイズム枠で放送開始!

詳細情報
お知らせ
──19世紀英国。
“悪の貴族”と呼ばれる少年の側には、必ず一人の“執事”がいた。
名門貴族・ファントムハイヴ家の執事・セバスチャン。
彼は、知識・教養・品位・料理・武術…全てにおいて完璧。わがままな13歳の主人・シエルを相手に、今日も漆黒の燕尾服姿で華麗に執務をこなす。あくまで、執事ですから。
番組内容
シエルのもとにヴィクトリア女王から手紙が届く。同封されていたのは移動サーカスのチケット。
「ノアの方舟サーカス」が訪れた街から子どもが消える事件が起こっているのだという。
「女王の番犬」として調査に乗り出すシエルとセバスチャン。
さまざまなショーが繰り広げられる中、セバスチャンは心ときめく存在と出会ってしまい!?
出演者
【声の出演】
(セバスチャン・ミカエリス)小野大輔
(シエル・ファントムハイヴ)坂本真綾
(ジョーカー)宮野真守
(ドール)高垣彩陽
(ビースト)甲斐田裕子
(ダガー)岡本信彦
(スネーク)寺島拓篤ほか
原作・脚本
【原作】
枢やな(月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊 掲載)

【脚本】
吉野弘幸
大河内一楼
宮田由佳
監督・演出
【監督】
阿部記之

【シリーズ構成】
吉野弘幸

【キャラクターデザイン・総作画監督】
芝美奈子
音楽
【オープニングテーマ】
シド「ENAMEL」
【エンディングテーマ】
AKIRA「蒼き月満ちて」

【音楽】
光田康典
制作
【アニメーション制作】A−1 Pictures
【製作】黒執事Project

【番組HP】
http://www.kuroshitsuji.tv/
【Twitter】@kuroshitsuji2
https://twitter.com/kuroshitsuji2
ハッシュタグ「#kuroshitsuji」

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)

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