9新・三銃士「ミレディーの策略」 2014.07.18

国王からもらった12個のダイヤのついた首かざりをバッキンガム公にわたしてしまったアンヌ王妃。
そのことを王妃から聞き出したミレディーはさっそくリシュリュー枢機卿に教えます。
リシュリューの言いなりの国王はアンヌ王妃に1週間後にせまった舞踏会で首かざりをつけるようにと伝えます。
アンヌ王妃絶体絶命のピンチ!
(リシュリュー枢機卿)国王陛下は12個のダイヤのついた首かざりをつけてあなたが舞踏会に出ることを心から願っております。
(アンヌ王妃)何が言いたいのです?
(リシュリュー)もしあなたが首かざりをつけてなかったら国王陛下は深くきずつかれることでしょう。
となれば枢機卿のわたしもだまっているわけにはいかない。
首かざりはどこにあるのか。
だれかにあげてしまったのか。
とことん追きゅうするつもりでおります。
首かざりはわたくしが持っております。
ならばけっこう。
当日を楽しみにさせていただきます。
シャルロットなんとしてでもバッキンガム公にお願いしてあの首かざりを返してもらうのです。
(ミレディー)しかし今から間に合うでしょうか?間に合わせるのです。
三銃士たちをよびなさい。
かれらにロンドンへ向かってもらいます。
舞踏会は1週間後ですよ。
だからかれらにたのむのです。
ならばわたくしが。
あなたでは無理です。
三銃士をよびなさい。
いえよんでいる時間はないわ。
こちらからかれらのもとへ向かいましょう。
すぐにしたくを。
(アトス)お話はわかりました。
ではすぐにでもロンドンへ向かっていただけますか?ただちに出発いたしますと申し上げたいところですがわれら銃士隊には市中の見回りという役目もございます。
どちらがたいせつだと思っているのですか?どちらも同じようにたいせつです。
もしも舞踏会までに首かざりがもどらなかったら王妃はなんと国王陛下にご説明すればよいのですか。
事情はわかっております。
(ポルトス)いいじゃん。
すぐに行こうよ。
(アラミス)それに銃士隊のトレヴィル隊長の許可もいる。
王妃がたのんでおられるのですよ。
われらは国王直属でございます。
申しわけないが王妃に命令を下すけん限はございません。
では一刻も早くトレヴィルの許可をもらってきてください。
もうよいシャルロット。
シャルロット?かれらにもかれらの都合があるのでしょう。
とにかくわたくしにはあなた方がたよりなのです。
なにとぞ力を貸してください。
ご期待にそえるよう努力いたします。
(コンスタンス)王妃がお見えになっているんですか?
(ダルタニアン)あのミレディーという女といっしょに今上の階に。
ミレディー?王妃の新しいつき人です。
せが高くて赤毛の…。
それはシャルロットでしょ。
シャルロット?そ茶でございます。
気をつかわせてしまって申しわけありません。
気をつかうの大好きなんですよ。
おかたでもおもみいたしましょうか?ではお願いいたします。
かしこまりました。
シャルロットってのはなんだ!?女はねいろんな名前を持ってるの。
おれが宮殿に行った時おまえは枢機卿といっしょにいた。
いったいどっちの味方なんだ!?アンヌ王妃に決まってるでしょ。
枢機卿のスパイじゃないのか?正直に言うわ。
最初はそうだったの。
枢機卿に言われて王妃に近づいた。
でも今は王妃の味方。
女どうしわかり合えたっていうのかしら。
信じていいんだな?わたしの目を見て。
ちかってもいいわ。
わたしはあなた方の味方。
な〜んて心にもないことを。
信じちゃだめですよアトス。
信じよう。
あらら意外と単じゅん。
王妃お待ちください。
コンスタンス!ごぶさたいたしております。
病気と聞きましたが。
いいえそれは…。
この者はリシュリュー枢機卿のスパイです。
王妃様信じてください。
知ってるのよ。
あんたの夫はリシュリュー枢機卿の手先ではありませんか。
それは…。
本当なのですか?…はい王妃。
ほら見なさい。
王妃参りましょう。
お待ちください!どきなさい!プランシェ行け!
(プランシェ)ウッキ〜!ウッキウッキウッキ!サル!どきなさい!においが移る!イタッ!こらっ!どきなさい!ちょっとどいて!あ〜!三銃士がロンドンに旅立つことになれば枢機卿は必ずだれかに後を追わせるはず。
もしもその時シャルロットが病気としょうして休みを取ったらまちがいなく枢機卿の手先。
アンヌ王妃参りましょう!くれぐれもお気をつけください。
はっきり言っておれは反対だ。
元はといえば王妃が自分でまいた種じゃねえか。
まあそれを言っちゃあ身もふたもないけどね。
なんでおれたちが王妃のしりぬぐいをしなくちゃいけねえんだ!ちょっと待ってください。
行かないっていうんですか?おまえとサルはだまってろ!なんでですか!?見習いだって言う権利はある。
おまえはコンスタンスにいい顔したいだけだろうが!そんなことないです!お見通しなんだよ!ちょっと待ってください!ちょっと待ってくださ〜い。
アラミス先生のご意見は?わたしはいつも言っている。
われらは王妃の家来でも枢機卿の家来でもない。
われらがお仕えするのは国王陛下ただお一人だ。
そのとおり。
王妃には悪いがここは動くべきではないと思う。
アラミスさんまでそんなこと言うんですか?ぼくだって王妃のことはそんなに好きじゃない。
でも国王陛下にとっては王妃はたいせつなお方。
だとしたらぼくらは力を貸すべきではないんですか?言うじゃねえかこぞう。
すみません。
えらそうなこと言って。
なかなか説得力のある演説だったよ。
おれは力になってもいいと思うけどな。
ロンドンに行けばおいしいフィッシュアンドチップスも食べられるしさ。
ウッキ〜!ハハハハッ。
意見がわれちまったようだな。
あとはトレヴィル隊長の判断に任せるしかないようだな。
(トレヴィル)敵の敵は味方。
(アトス)はい?わしら銃士隊の敵はリシュリューだ。
リシュリューの敵は王妃だ。
敵の敵は味方。
つまり王妃を助けるのだ。
隊長声がでかいです。
今こそわれらが立ち上がる時だ!トレヴィル様!隊長…。
なんでもありませんから。
たとえそれが王妃のうわ気のしりぬぐいであったとしても王妃が国王陛下からのプレゼントをバッキンガム公にわたしたことがもし陛下の知るところとなればいちばん喜ぶのはリシュリューだ!声がでかいですって!だれか止めろ!いいか!?リシュリューのやつを喜ばせてはならん!三銃士よ!すぐにロンドンへ向かうのだ〜!…というわけでさっそく作戦会議。
はたして本当に1週間でロンドンに行って帰ってこられるのか?ロンドンってどこにあるの?そこから説明するのか…。
ドーバー海峡をわたった海の向こうだ。
そんなに遠いんだ。
みなさんロンドンロンドンって言うけど実際行かれた方っていらっしゃるのかしら?ミレディーさん!どうも。
なぜあなたがいる?アトスによばれたの。
本当か?ああ。
こいつは地理にくわしい。
だけど枢機卿のスパイかもしれませんよ。
わたしもどうかと思うな。
じゃあ聞くけどあなたたちの中でロンドンへの近道を知っている人間がいるの?確かにそれを言われるとな…。
銃士隊っていったって本を正せばいなか者の集まりでしょ?その点わたくしはね人生経験豊富ですから。
ヨーロッパの大都市はたいてい見てきてるわけ。
確かにこいつはいろいろわたり歩いてきてるんだ。
じまんじゃないけどナポリでゴンドラこいでたこともあればウィーンで合唱団にいたことだってあるの。
アア〜!うわっすげえな!もちろんロンドンだって何度も行ってるわ。
ここはかのじょの力を借りようと思う。
安心して。
わたくしは王妃の味方ですから。
だけど…!おれが責任を持つ。
ねえ2人はどういう関係?まあそれは…。
アトスとミレディーがかつてふうふだったことは2人しか知らないないしょのこと。
いいな!?みんな。
ああ。
たのむ。
いい?ここがパリね。
ロンドンへ行くにはまずカレーの港に行ってそこからドーバーへわたるの。
パリからカレーへ行くにはこの道を通るのがいちばん早いわ。
(ポルトス)ほほうなるほど。
ずいぶん遠回りだな。
遠回りだけどこれがいちばんなの。
よし!これで行こう。
こっちの道は?こっちはカレーまで一直線だ。
本当だ!こっちのほうが早そうじゃん!何もわかってないのね。
こっちは道が悪くて馬が使えないのよ。
馬が使えないのはいたいな。
しかし馬は最初から使うつもりはなかった。
そうなの?馬でパリを出ると目立ちすぎる。
親衛隊に気づかれたらおしまいだからね。
どうせ歩きで行くのなら多少道が悪くても近道を選んだほうがいいと思うが?どうだ?いいんじゃない?そういうことならこっちにすれば?よし!決まりだ。
さすがアラミス。
遠回りを教えようとしたら却下されてしまいました。
どうするつもりだ?ご安心ください。
かれらの選んだ道にはつり橋がございます。
それをこわしてしまえば三銃士は立往生。
なるほど。
(ニワトリの鳴き声)コケコッコ〜!そしてよくじついよいよ三銃士とダルタニアンはロンドンへ向かって出発します。
それじゃあ行ってきます。
必ずバッキンガム公に会って首かざりを取りもどしてきます。
よろしくお願いします。
お気をつけて。
ありがとう。
え?なんでアラミスだけ?みなさんも。
十把一からげかよ!時間がねえんだ。
急ぐぞ!シーユー!
(ボナシュー)こりゃたいへんだ!リシュリュー様にお伝えしないと。
そうか出発したか。
ええダルタニアンというあのこぞうもいっしょでした。
でかした!ハッハ…いつもすいません。
下がってよい。
失礼いたします。
ここからロンドンまで3日。
向こうで1日。
帰りに3日。
舞踏会までは間に合う可能性大。
ミレディー。
ロシュフォール。
やつらを阻止するのだ。
(ロシュフォール)かしこまりました猊下。
かしこまりました猊下。
ミレディーおまえはすぐにロンドンにたて。
三銃士より先にバッキンガム公に会い首かざりをうばうのだ。
かしこまりました猊下。
ちょっと待て!その役目どうかわたくしにお命じください。
お願いします。
見苦しいわよロシュフォール。
心配するな。
おまえには別の役目をあたえる。
カレーの港に先回りしてやつらを待ち一日でもロンドンとう着をおくらせるのだ。
かしこまりました猊下。
この任務くれぐれも内密で行うように。
親衛隊は連れていくな。
目立ちすぎる。
わたくし一人で十分でございます猊下。
おまえたちはわしの両うでだ。
今後も切さたく磨しながらわしの力となってくれ。
(2人)かしこまりました猊下。
1週間後の舞踏会王妃が12個のダイヤのついた首かざりをつけて出ることはけっしてない。
(ミレディーのせき)申しわけございません。
だいじょうぶですか?顔色が悪いですよ。
どうも熱があるようです。
きっとあのサルが悪い病気を持っていたんだわ。
無理は禁物です。
ゆっくり休みなさい。
1週間ほどお休みをいただけますでしょうか?王妃にうつしてしまったらたいへんですので…。
(せき)そうですね。
元気になったらまた…。
その時アンヌ王妃の頭をよぎったのはコンスタンスのあの言葉でした。
回想もしもその時シャルロットが病気としょうして休みを取ったらまちがいなく枢機卿の手先。
…わたくしの力になってください。
ありがとうございます。
わたくしは王妃の味方でございます。
わかっています。
失礼いたします。
コンスタンスに知らせなければ。
やっぱりそうだったんだわ。
いけない。
銃士のみなさんにお伝えしなければ!コンスタ〜ンス!ただいま〜!あれ?
(コンスタンス)「ロンドンへ行ってきます。
コンスタンス」。
なんじゃこりゃ〜!やっぱり上のやつらとできていたんだ!あのわか造か!?あのノッポヤロウか!?許せん!ロンドンへ旅立った三銃士とダルタニアン。
はたして1週間以内にバッキンガム公に会い首かざりを受け取って帰れるのか?
(バッキンガム公)ああ…アンヌ王妃。
そして同じころこの2人もまたカレーの港へ向かっておりました。
さらに別の道をコンスタンスが。
そしてこの男まで。
コンスタ〜ンス!コンスタ〜ンス!かくして物語はロンドンへと場所を移し12個のダイヤモンドをめぐる「三銃士」前半最大のクライマックスへととつ入していくのです。
次週見のがすな!・「勇気を出して振り返ってごらん」・「そこにはきっと君の仲間がいる」・「あの時、ずっとそばにいてくれたね」・「それが君の永遠の友達」・「あの時、最後まで待ってくれた人」・「それが君の永遠の仲間さ」
本当に見たい番組を視聴者が決める企画オーディション番組…
2014/07/18(金) 00:00〜00:20
NHKEテレ1大阪
新・三銃士「ミレディーの策略」[字]

アレクサンドル・デュマの傑作「三銃士」を、脚本家・三谷幸喜が連続人形活劇として新たに脚色。青年・ダルタニアンが一人前の銃士として成長していく物語。その第十五話。

詳細情報
番組内容
アレクサンドル・デュマの傑作「三銃士」を、脚本家・三谷幸喜が連続人形活劇として新たに脚色。青年・ダルタニアンが三銃士たちと出会い、一人前の銃士として成長していく物語。その第十五話。ミレディーの策略で、1週間後にせまった舞踏会でルイ13世からプレゼントされたダイヤの首飾りをつけることを約束したアンヌ王妃。しかし、肝心の首飾りはバッキンガム公に渡してしまっていた。王妃は三銃士に首飾りの奪還を依頼する。
出演者
【声】池松壮亮,山寺宏一,江原正士,瀬戸カトリーヌ,田中裕二,高木渉,戸田恵子,貫地谷しほり
原作・脚本
【脚色】三谷幸喜

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他
趣味/教育 – 幼児・小学生

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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