こんにちはKIKIです。
今回のテーマは「風景」。
毎日見ている風景もあれば旅先などで偶然に出会う風景もあったり私たちはいろいろな風景を見ながら生活しています。
今回はそんな風景を自分らしく描くワークショップに挑戦します。
豊かな緑に囲まれた明治神宮。
こんにちは。
ここでKIKIさんが待ち合わせしていたのは…。
お願いします。
(千住)よろしくお願い致します。
今回の講師日本画家の…季節や時間で微妙に変化する風景。
その風景を描くという日本画の繊細な精神を受け継ぎながらニューヨークに活動の拠点を持つ千住さんの作品はとてもダイナミック。
巨大なカンバスにエアブラシを使って描くなど日本画の常識にとらわれない作風で国内外から高い評価を受けているんです。
先生にとって風景画っていうのはどういうものなんですか?そもそも美術作品…芸術作品というのは皆さん自己表現だと思ってるんですね。
でも実は違うんですよ。
つまり私は……のが芸術なんですよ。
そうやって見てみると風景ってのはまさに「私を取り巻く世界は…」という事ですごく分かりやすく芸術とは何かっていう事を表現しやすいものだと思うんですね。
今回の創作ワークショップの舞台は…皆さんおはようございます。
(一同)おはようございます。
実は千住さんはこの大学の学長を務められているんです。
参加するのは…今回はKIKIさんもワークショップに参加します。
皆さん美術っていうとどういうふうに思うかな?花を見て花を描くとかねそう思うかもしれないけども…これがビジュアルアートなのね。
見えないものを見えるようにするってう〜ん…どうすればいいんだろう?で今日は風景画という事になるんですけれどもこれもどっか行って…富士山に行って富士山を描きましたとかそういう事も一つとしては面白いかもしれない。
でも今日僕たちがやろうと思ってるのはそうじゃなくて皆さんの心の中にあって今まで形にならなかったそういうものをなんとかして形にしてみようじゃないかと。
みんなちょっとこっちに来てほしいんだけどこれがね僕の描いた絵なのね。
千住さんが見せてくれたのはこれまでに描いてきた作品。
どれも実際にある風景を参考にしながら現実にはない想像の世界を描いているんです。
これは都会の街の風景なのね。
これも例えば渋谷だったり世田谷の方だったりとかいろんな所の風景を組み合わせて自分のイメージに一番近い風景を作っていこうという事だったの。
いろんな所に部分部分をスケッチに行ったりまたは葉っぱ拾ってきたり小石拾ってきたりまたは写真集持ってきたりしたって構わないし。
それが今日の僕たちがやる事です。
皆さん早速スケッチを始めました。
まずはどんな風景を描くのか想像力を目いっぱい働かせてアイデアを練っていきます。
思いつく言葉を書き出してイメージを膨らませているようですね。
こちらはどうでしょうか?三角形を描いていますが家でしょうか?KIKIさんも楽しそうに考えていますね。
あっこちらでは窓のそばに立って外の風景を描いていますよ。
何かいいヒントがあったかな?おやっ外へ出ていく人たちもいます。
自分の風景に使えそうなイメージが見つかるかな?あなた芸術家って感じの髪形よねぇ。
そんな事ない?芸術家でしょ?えっ政治家なの!?あ〜選挙ねぇ…。
でも誰に入れていいかさっぱり分からないわよ。
あら大胆!何よこの選挙ポスター。
みんな同じ人じゃない。
えげつないわねぇ目立てばいいと思って。
それに印刷も雑よ。
でも誰よこの人。
昔の女優みたいな顔しちゃって。
あれっ?そういえば名前がないじゃない。
ひどいわねこのポスター。
ちょちょっと…選挙ポスターじゃないんです。
えっ!じゃあ何かの広告?違います。
アートなんです。
アート?アートですって〜!これは…有名女優マリリン・モンローの顔を色違いにプリントしてずらっと並べました。
ポップアートと呼ばれるこの作品芸術の概念を大きく変える事になったんです。
どうです?あっそう。
これが芸術の世界を変えたのねぇ…。
えっ…何です?これ。
こんにちはおかんです!清き清き一票をお願い致します!あの人何に立候補したんでしょう?ちょっと心配。
皆さん次々に教室を出てモチーフ探しとスケッチに出発!なるほど木をスケッチしているんですね。
こちらでは池の水面をスケッチするようです。
井口さんは花を摘んできたみたい。
瀧澤君は携帯電話で画像を検索。
皆さんのスケッチが出来上がったところで千住さんからアドバイスを頂きました。
木があってイメージとして…これは何なの?ロボット描きたい。
OKOK。
千住さんが取り出したのはデザインやレイアウトを考える時の仮留めに使うテープ。
それをスケッチに貼って効果的な構図の決め方を教えてもらいます。
周りの風景思いつかない所はやめたらいいんだよ。
こういう構図にしちゃえばいいじゃない。
これで十分じゃない。
思いつかないものは描かないでいいのよ。
いいじゃないですか。
下から見上げるアングルにするって事はこのビルの上は見えない形になるよね。
そういう所こそスケッチしてきた方がいいんだよね。
ビルの下に立ってこうやって見上げてみようどうなってるか。
千住さんのアドバイスをもらったところで1日目は終了。
このあとはいよいよ作品に仕上げていきます。
参加してくれるのは…
(生徒たち)関東インターナショナルハイスクール!イェイ!ここのカーテンの奥にある作品です。
美術館のこの展示室は向こうから入ってこっちは出口なんだけど逆に今日は入ってみたいと思います。
カーテンの奥にあるのは…。
えっ今日の作品ってこれ?電球が入った小さな箱がたくさんつり下げられていますね。
(郷)これ全体のイメージどんなものを思い浮かべますか?5文字書いたらみんなで…違う人の5文字が来ます。
またシャッフルします。
だからA君B君が詠んでCちゃんが最後5文字でまとめる。
最初の5文字が割と鍵だからね。
(郷)出来ました?じゃあ全員出来ましたのでシャッフルしたいと思います。
(郷)出来ました?はい全員出来ましたね。
俳句を完成させます。
(郷)はい出来ましたね。
それでは発表したいと思います。
なかなかこの作品の事をうまく表してくれてると思います。
(郷)おっちょっと深いですよ。
「知恵が集えば」って書いてくれた人誰?深いね。
ちょっと難しかったかもしれないけども3人がそれぞれ詠んだものを交換して前の人の気持ちを受けながらまた自分の気持ちも反映させて作っていくとこの作品が一人で見てるんだけどみんなで見てるっていう事にもなってくるしみんなの見方も共有できるよね。
これは現代美術の作家荒木珠奈の作品。
メキシコの街のイメージだそうです。
この街では電柱から家に勝手に電気を引き込んでいたのだとか。
すご〜い!いよいよ絵の具を使って色を塗り作品を仕上げていきます。
皆さん一生懸命に描いていますが1日目のスケッチはどう使ったのかな?花をスケッチしていた井口さんですがどうも違う植物にしたようですね。
瀧澤君がこだわっていた肉体美。
なかなかの迫力です。
ハトの画像も参考にして描き加えていますね。
KIKIさんも真剣な表情で作品作りに没頭。
柔らかな色使いがきれいですね。
楽しいけど終わんないと思います。
家で飼っている金魚をスケッチしてきたという山田さん。
今にも泳ぎだしそう。
色的にはどうするの?背景ですか?いやそんな事ない。
白なら白でいいと思うし。
無理して使う必要ないから。
面白いじゃないの。
僕はねこの色の組み合わせすごい好きなんだけどね。
こういうのもひっくるめて。
それは多分木の色が幹が茶色で葉っぱが緑っていうこの辺に問題があるんだよなきっとな。
だから緑色って…君チューブの緑出してるでしょ。
(中島)はいそうです。
こちらは池を観察していた安松君。
水面の表現はうまくいってるかな?同じ色塗っちゃってるでしょ。
ちょっとねこの色を混ぜればいい。
こんな色。
そしたら水面っぽく見えるよ。
なるほど。
水面に映っている風景は少し青色を足して描いてみると…。
う〜んいい感じになってきた。
皆さん頭の中のイメージがだんだん形になってきたみたいですね。
国内外の版画作品を集めた世界でも数少ない版画専門の美術館です。
これはフランス印象派の画家カミーユ・ピサロの版画作品。
エッチングという銅版画の技法が用いられています。
それではエッチングの制作の工程を見てみましょう。
まず原画を描きその絵をトレースします。
銅板の表面に銅の腐蝕を防ぐ防蝕剤を均一に塗ります。
防蝕剤が乾いたら…鉛筆などで絵を銅板に転写します。
こうする事で防蝕剤を削った部分だけ銅が腐蝕して凹みが出来るのです。
そして…ローラーなどを使って…これがエッチング。
さまざまな版画の技法の一つです。
千住さんの創作ワークショップもいよいよ大詰め。
みんなの作品を発表しましょう。
じゃあ一人ずつ作品を…みんな持ってこっちに出てきて下さい。
まずは井口さんの風景画。
背景の白い色がよかったねやっぱりね。
結果的にドロドロ描いてる割には画面としてものすごく爽やかなモダンな感じになっている。
続いて中島君。
森の中で眠りから覚めたロボットが動き出す場面を描きました。
これも重厚な力作で。
普通に風景っていった中にロボットが入ってくるってのはやっぱり現代人のね若い人たちの絵だな。
そういう事もひっくるめてとても新しい可能性があるんじゃないかなと僕は思ってます。
そして山田さんです。
山田さんが描いたのは松の木の周りを飛んでいるように泳ぐ金魚です。
日頃金魚飼ってるんですか?
(山田)はい。
そういう日頃の積み重ねというか観察っていうのがいい意味で働いているし見ていて明るい気持ちにね安心感があるっていうか。
崖という事で…。
そこに1つ石があって普通の一軒家が建ってるっていう。
頭の中にしかない見えないものを見える形にして表現する事。
最初は戸惑っていたみんなも身の回りのものをよく観察してスケッチする事で個性豊かな作品を描く事ができたね。
この実際にある山小屋の風景が…KIKIさんの作品もすてきに仕上がりました。
それぞれ皆さんの持ってる良さね…自己評価が低い人っていっぱいいるから。
そうじゃなくて皆さんこんなすばらしいものが描けるんだから自分をちゃんと評価してそしてこれから先しっかりと勉強を重ねて下さい。
今日は皆さんお疲れさまでした。
(一同)ありがとうございました。
風景画って実際にある景色を描くだけじゃなくて頭で想像した自分だけの世界を描いてもいいんですって。
イマジネーションが広がるわ!自分が持っているイメージを伝えるためには描くものをどう配置するか構図をしっかり決めて空間を描く事も大切ね。
作品から受ける印象を具体的な言葉にしてみる事で新しい意外な発見ができるかも。
エッチングは腐蝕液やインクなどいろんな材料を使う銅版画。
描くメディアっていってもいろいろあるのね。
私は鉛筆で描いてあるのよ。
2014/07/03(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「美術 さらに描く〜風景・版画〜」[字]
今回の講師は日本画家の千住博さん。ポイントはこの3つ! 1.空間を描く 2.作品を言葉にしてみよう 3.描くメディア
詳細情報
番組内容
「みる」と「つくる」を二本柱に、美術と書道各回の番組を通して芸術に親しむ。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや、鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、芸術を楽しむ目を養い、人生の友として身近にある美術や書道の面白さを伝える。高校講座で学べば、もう芸術は怖くない! 今回の講師は日本画家・千住博さん。ポイントはこの3つ! 1.空間を描く、2.作品を言葉にしてみよう、3.描くメディア。
出演者
【講師】日本画家…千住博,【司会】KIKI,【語り】落合弘治,【声】小宮和枝,雨蘭咲木子
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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