(田中山根)よいしょ〜。
(山根)さあ始まりました。
僕はね記号とかがいっぱい出てくるイメージだから全然得意じゃないのよ。
分かるようになったりしたらめっちゃ楽しいんだろうなと思う。
これを分解したらこういうふうになるとか。
そういうのが何でそうなるのかが分からない。
まず化学ができたらかっこよくない?俺はそう思うんだよ。
そう?化学ができるっていうだけで一目置かれるじゃん。
それだけでもやる価値があると思うし。
今回のテーマは…生活していく上で食べ物って切っても切り離せないじゃない。
おい。
うん?お前何でごはん食べてんの?何でって日々生活するためだろ。
こうやってぱ〜っと動けるのも食べる事によってとる栄養がもとなんだから。
息とかしてんのも昨日食べた何かが栄養になってんだよ。
あ〜そうか。
昨日何食べたの?昨日はね…お前昨日何があったんだよ。
お前は忘れてたかもしれないけど俺昨日誕生日だったから。
(2人)はいジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガシャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャジャ〜ン。
別に何の栄養素がなくても…。
家では麺類しか食べないからさ。
ラーメンでできてるっぽいよね。
もうグニャグニャでさ。
田中さんなんてほぼ牛丼ぐらいしか食わない訳でしょ。
俺は牛丼親子丼あと卵納豆ごはん。
真也ちゃんどうなの?
(岡野)髪の毛がちょっと傷んでるなと思ったら卵を食べるんですよ。
そうしたら何となくつやつやになった気がする。
でもあの人親子丼食べてるけど全然髪の毛の状態よくなってないよ。
本当だね。
全然俺来ないわ。
ふだん何気なく食べている食事。
私たちはさまざまな食品から必要な栄養素を摂取している。
中でも特に重要な栄養素が3つある。
それが…1つ目は炭水化物。
炭水化物は主食の穀類に多く含まれている。
主に活動のエネルギー源になる。
2つ目はタンパク質。
肉魚豆類に多く含まれている。
筋肉や内臓など体の組織のほとんどがタンパク質でつくられている。
3つ目は脂質。
食用油やバターなどに多く含まれ体温の維持などを助けるほかエネルギー源として体内に蓄えられる。
あ〜お待たせ。
おっそろいましたね。
ちょっと食材を栄養素別に分けてみましたよ。
実は三大栄養素のほかにも野菜や果物に多く含まれているビタミンそして牛乳や海藻に含まれているミネラルも必要なんですよ。
この2つを入れて…今日は特にこの中で一番摂取量が多い炭水化物と体の組織をつくっているタンパク質について詳しく見ていきたいと思います。
でもさ炭水化物の中にバナナが入ってるの変だよね。
フルーツだからあっちなのかなと思ったよ。
ビタミン的な。
マラソンランナーがよく走る前に食べますけども。
あ〜確かに。
俺らも24時間マラソンやった時に食べたね。
そうなんですよ。
スタミナを維持したいから食べてるんですよ。
そういう科学的根拠があって俺らはバナナを食べてた訳ね。
そうそう。
炭水化物っていうのは別名糖類ともいいまして炭素水素酸素からできてるんです。
えっごはんが?はい。
糖類?糖類っていう事は甘いものっていう事ですか?それは自分の舌で確かめて頂きましょう。
この白いごはん。
まずこれを口の中に入れて…。
食っていいの?頂きます。
糖類といわれるゆえんが分かるかも。
しっかりかんでかんで。
何かちょっと甘くなってきた気がします。
うん。
あっ本当?一番最後の方だけどね。
一番最後ってどこ?飲み込む直前?ほぼ飲んじゃうのだんだん。
でもかんでる分が残ってる所はだんだん甘くなってくる。
ごはんをかみ続けたら甘くなるっていうのはちゃんと理由がありましてですね。
炭水化物の一種デンプンはたくさんの分子が長い鎖のようにつながってできている。
このままでは大きすぎて私たちの体は吸収できない。
そこで唾液などに含まれるアミラーゼという酵素でマルトースという糖類に小さく分解する。
じゃあマルトースが甘く感じてるの?甘いです。
糖類ですから。
「うわ〜マルトース甘い」って思いながら食べないと…。
「ごはんが甘い」じゃない訳ね。
マルトースになってる訳ね口の中で。
このマルトースは小腸でマルターゼという酵素で分解されグルコースになる。
私たちはこのグルコースを吸収しエネルギー源にしているのだ。
だからデンプンとマルトースとグルコース原料は全部同じなんだけど違う物質なのね。
こう大きさが分かれたりとかしてるから。
それにしてもヒトの体ってすごいですよね。
確かに。
できてるんですよ。
もちろんヒトが分解できない炭水化物もあって例えば樹木の幹にはセルロースというのが含まれてるんですよ。
これは人間分解できないから我々は木の幹を食べないでしょ。
ある意味ヒトが分解できない炭水化物を持つ事で木は食べられないように残ろうとしてるって事だよね。
まあそうだよね。
作戦でそうしたんじゃない?どこかのタイミングで。
すごいね。
そっかすごい。
さあ次はタンパク質の特徴を見ていきましょう。
はい。
何何?これ。
トゥルルルルルルルル〜ン。
お好み焼き焼くの?ブ〜!生地が緩すぎるでしょこれ。
違います。
え?何これ。
これはタンパク質の実験です。
これは大豆から作られてる豆乳ですね。
豆乳をフライパンで…。
お〜お〜!何か膜みたいなのができてるね。
何だろうこれ。
まだまだまだまだ。
豆乳焼いてこんなんなると思ってなかったな。
さあなかなかいい感じになってきましたね。
すごい。
何かすごい。
ここでちょっと火を弱めて…。
サッサッサッサッ。
周りをチョンチョンチョン。
サ〜。
お〜!お〜すごい。
うわ〜取れた〜。
はい山根。
何これ?すごいよこの膜。
食べていい?頂きます。
うん!湯葉?へえ〜。
うまい!そんなにうまい?すんごいうまい。
マジで?頂きま〜す。
う〜ん!おいしい。
おいしいよね。
これうまいからどんどん作ろうよ。
うん作りましょう。
真也ちゃん入れて。
バカ〜!まずなぜ湯葉ができたのかを考えて下さいよ。
え?焼いたら湯葉ができるシステムなんじゃないの?熱して湯葉ができる。
その前にここはタンパク質コーナーでしょ。
熱するとどうにかなるって事ですよね。
固まるの?そう。
凝固?つまり固まる。
そういう性質を持ってるのがタンパク質なんですよ。
…って事は卵をゆでるとゆで卵になって固まるのもタンパク質が凝固してるっていう事ですか?ああそうだ。
牛乳!牛乳もさホットミルクにすると上に膜できるじゃん。
湯葉じゃないけどさ。
ああ張りますね。
そうだ!生活の中で経験してる事から学ぶとすごい面白いでしょ。
そうか。
うん。
もう一つタンパク質を利用した面白い実験をお見せしよう。
実験名人…あれ?白い卵がきれいな紫色になっちゃった。
さてお次は…すると…。
みるみる黄色になっていく。
更に濃い黄色になった。
実はこれらの薬品は…色が変わるのはタンパク質がある証しという訳。
タンパク質があるかどうか薬品を使って調べる事ができるんですね。
そうなんですよ。
今日は君たちの手からですねタンパク質を検出してみたいと思います。
え〜!あるんですか?へえ〜。
やり方は簡単です。
こちら真っ白な紙がありますよね。
こちらは実はニンヒドリン液っていうのが既に染み込ませてあります。
そうなの。
そしてこちらに手をまずぺたんとつけて下さい。
3人で。
3人で。
せ〜の。
まだまだよ。
ずっと離さないで。
しっかりつけました?つけたつけた。
はい。
じゃあ離して下さい。
はい。
ではこの紙に付いたタンパク質を検出しますよ。
やり方は簡単。
すると…。
(3人)お〜!すごい!ちょっと俺ん所ももうちょっとやってよ。
山根のは検出できないよ。
タンパク質の塊だな真也ちゃんは。
山根なんてもうタンパク質全然出てないから実験泣かせというか…。
手の実験もうやんないよ。
これ何で出てんの?さあこちらの指紋ですね…そういう事ですよ。
あれみたいだね。
警察の鑑識のやつみたいだね。
勝手に出てくるって。
そうなんですよ。
実際警察でもニンヒドリン液を使って似たような検出方法をやってるんです。
毎日食べているタンパク質から指の隅々まで行き渡って皮膚をつくってるっていうのがこれ見てすごい実感しましたね。
俺のはタンパク質じゃないのかな。
何でできてるんですか?分かんない。
炭水化物でできてんのかもしれない。
三大栄養素がね体の中でどれも重要な働きをしてるというのは何となく分かったんだけどやっぱりぴんと来ないのよ。
俺が食べてるもんがどういうふうに体の中で使われてるかとかどれぐらいとりゃいいのかとか。
言葉だけじゃ説得力ないでしょ。
ない。
ここはひとつ真也ちゃん食事が体を変えていく現場これ取材してきてよ。
分かりました。
わ〜練習やってますね。
わ〜皆さんすごく速い。
今回の科学の現場は…数々の大会で優勝を収めオリンピックにも選手を輩出してきた名門だ。
厳しいトレーニングを積み重ねて試合に勝てる体に鍛え上げていく。
選手たちの体づくりを陰で支えているのが食事だという。
(岡野)すご〜い。
え〜すごい。
一体何を食べているのだろう。
寮の食堂を訪ねてみた。
寮で暮らす65人の選手の毎日の食事を作っている。
福本さんは選手の様子をよく観察しその日の体調や練習内容に応じたメニューを組み立てている。
(福本)おかずも食べてる?
(選手)はい。
僕は100%どころか1,000%信頼してます。
福本君は料理っていうよりもう〜んどう言うんですかね…選手のコンディショニングを全て対応してくれていると思います。
更に一人一人の選手の食事の量にも気を遣っている。
がっぽり頂きますね。
基本的に…夜はなるべく…。
これでも少ない方なんですけど。
笹瀬さんは棒高跳びの選手。
体中の筋肉を使うため一日3,500kcalが必要だ。
そのため炭水化物をしっかりとる。
一方長距離ランナーの田中さんは…。
ごはんは軽く茶わん1杯程度。
少なめだ。
やっぱり程よく体を絞って…。
調整するつもりですね。
福本さんは調理のしかたも気を付けている。
アスリートの食事は量が多いため脂質が多くなりがちだ。
そこで豚肉の背脂は必ず切り落として使う。
また焼く時もフライパンではなく…試合の日の食事には特に気を配る。
これは箱根駅伝当日の朝食。
炭水化物をしっかりとる。
カステラは炭水化物が多く脂質が少ないため勝負飯には最適だという。
福本さんが食事面で選手をサポートするようになってから箱根駅伝の優勝をはじめチームの快進撃が続いている。
(福本)食事の効果というのはなかなかすぐには出てこない部分があるんですけれどもやはりそういったいい成果が出た時は……というふうには思う事ができました。
選手にとって食事は最も楽しいひととき。
ハードな練習をしたこの日の夕食はポークソテー。
豚肉に含まれるビタミンBで疲労を癒やすのが狙いだ。
真也ちゃん味はどう?うん軟らかくておいしいです。
食事は目で見てすぐに効果が分かるものではないですけど福本さんと選手たちの食堂でのコミュニケーションを見ているとやっぱりすごくいい影響をこの食事が与えているんだなって分かりました。
毎日この食事が食べられるってすごく羨ましいです。
お母さ〜ん。
いつもお米というデンプンを送ってくれてありがと〜う。
え?いや回りくどいでしょ「デンプンを」とか。
ちゃんとアミラーゼで分解してマルトースにしてるよ〜。
何の報告よそれ。
あといつも育毛剤を送ってくれてありがとう。
それもう話関係ないじゃない今日の。
おかげでふっさふさだよ〜。
いやいやすっかすかだよ。
バイバ〜イ。
炭水化物の一種…2014/07/03(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 科学と人間生活「食品の科学」[字]
私たちの暮らしと科学はどのようにかかわっているのだろうか?アンガールズの2人の素朴な疑問から、人類と科学の長くて深い関わりを明らかにしていく。
詳細情報
番組内容
私たちは、生きていくためのエネルギーを食物から得ている。必要なものとして「炭水化物」「タンパク質」「脂質」がある。これらを「三大栄養素」と呼ぶ。これらの栄養素は、それぞれどんな特徴を持っているのだろうか。また食べた後、体の中ではどのようなことが起きているのだろうか。実験で確かめる。
出演者
【出演】岡野真也,【司会】アンガールズ
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趣味/教育 – 中学生・高校生
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