日本古来の濡羽色は美人の象徴。
濡羽色の髪の女性といえば美人の事だったのよ。
(青木)怖いですもんねちょっと。
うわっ。
うわっ。
まぁ飲めましたけど。
これこのぐらいしか曲がんないですけど…はい。
いきなりですが今日は高齢者の疑似体験からスタートです。
段差あります。
よいしょっと。
こんにちは。
いらっしゃい。
あら成君何つけてんの?
(足立)両足におもりがついてて膝に装具でここまでしか曲がらなくなってます。
あとは手首に両方おもりがついててこちらに肘が曲がりにくくなる装具。
あとは視界が狭くなる眼鏡をつけてます。
フル装備だね。
(足立)はい。
体節々重いのとあとこんな感じで膝が曲がらなくてよいしょ。
大変そうだね。
はい。
年齢を重ねるにつれて体は思うように動かなくなるんですね。
そんな高齢者にどう接したらいいかが今日のテーマです。
一生懸命やってるけど…僕は具体的に介護した事ないですが介護の経験ってありますか?いやないです。
僕もないです。
うちはひいおばあちゃんの介護を家族がしてました。
私は見てました。
学生の頃に。
介護って大変だと思うんですが一生懸命やってますよナナコちゃんは。
お母さんも。
なのにおばあちゃんが幸せじゃないっていうこの…。
これがどうしてなんだろうというここが難しいところで。
困ったもんですよね。
困りましたね〜。
(萱津)こんにちは。
あっこんにちは。
先生いいところにいらっしゃいました。
介護のスペシャリスト。
長年介護の現場に携わり現在は…萱津先生この漫画の中のナナコちゃんとおばあちゃんどうしたらいいですかね?この方は本当にもともと仕事もしていたしプライベートも自立していた方ですよね。
その方が何もする事がなくなったら皆さんどう思いますか?やる事がなくて心持ちさみしくなったりとか。
周りに自分でできる事もやってもらってるので申し訳なく思っちゃったりとかしますかね。
私ははってでも1人暮らししたいです。
できるかもしれないのに周りに手助けしてほしくないなって思っちゃいました。
先生いろんな意見出たんですが介護のコツってあるんですか?重要な事はまず2つあります。
1つは…もう一つは…実際どんな事なのかね?そうですね〜。
はい。
実は私が介護の基本を学んできました。
あっそうなの?はい。
それではVTRどうぞ。
千瑛ちゃんがやって来たのは横浜にある特別養護老人ホーム。
案内してくれるのは…この施設には120名の高齢者が入居しています。
介護職員のほかケアマネージャー看護士栄養士などが協力して入居者をサポートしています。
早速皆さんにご挨拶です。
(尾崎)おはようございます。
こんにちは。
こんにちは。
今日は一日よろしくお願いします。
初めまして尾崎千瑛です。
えっ?尾崎千瑛っていいます。
あっそうですか。
二十歳の大学3年生です。
あっそうですか。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はお天気すごくいいですね。
ねえ…。
千瑛ちゃん頑張って話しているけどこれでいいのかな?西谷さん今の会話どうでしたか?
(西谷)そうですねご利用者様の目線の高さに合わせてとてもよかったと思います。
あとは相手のお話に対してうなずきとリアクションがあったのでその辺はすごくよかったと…。
(尾崎)あ〜よかったです。
ただ一点だけ声の大きさが小さいかなって思いました。
ご高齢の方は皆さんお耳が遠い方が多いのでちょっと大きい声でしゃべってあげると聞きやすくて会話もスムーズに行くと思います。
分かりました。
それではいよいよ介護の実践です。
よいしょ。
千瑛ちゃん早速西谷さんを立ち上がらせる事に挑戦します。
…がなかなかうまくいきません。
すいません。
やり方ちょっと難しい…。
立ち上がる時は人はですね一回前に上体を倒してからそこから上に立ち上がらせてあげるとスムーズに…。
前に?はい一回上体を前に倒してからそれでそういうふうにして支えてあげると立てると思います。
そういう事ですか。
はい。
ではいよいよ入居者の介助に挑戦です。
ゆっくり立ちましょう。
はい12の3。
立てますか?無事成功です。
どうですか?立ててますか?…でスムーズな介助ができるんですね。
ではご利用者様をあちらのトイレの方にお連れ致しましょうか。
では千瑛ちゃんならどういうふうにお連れ致しますか?そうですね足の不自由な方なら車椅子に乗せて連れていくですかね?そうですね。
足が悪いからといって歩けない訳ではないので安易に車椅子など使ってしまうとですね足の筋力が落ちて歩けなくなってしまう事があるのでなるべく足が悪くてもですね歩いて頂けるように心掛けるといいと思います。
大きい声ではっきりと話しましょうという事ですね。
それと同時に視野が狭くなっているのでいきなり横からとか後ろからっていうのは怖いのでちゃんと正面にちゃんと顔を向けて笑顔で声をかけていくっていう事が大事なんですね。
お手洗いに行く時は介助すれば歩ける方は歩いてもらう方が絶対いいんだという事でしたね。
生活の中で歩くという事はリハビリになったりもしますしご本人さんがまだ失っていない能力できる事をして頂くっていうのが残存能力っていうんですけれどそれをして頂くっていう事が大事な事です。
残存能力つまり残された力を最大限生かすためにもできる事はやってもらいましょう。
お昼御飯の時間。
千瑛ちゃんもお手伝いです。
どのぐらい飲みますか?
(入居者)1杯。
いっぱい?いっぱい入れますか?
(入居者)うん。
はい。
(入居者)あの…普通に1杯。
1杯。
食事の介助に入ります。
おしぼりで手を拭きますが…。
千瑛ちゃん何て声をかけたらよいか分からない様子。
握る力この残存能力を生かしておにぎりを自分のペースで食べてもらいます。
(西谷)どうですか?介護の現場には高齢者の力を引き出すためのさまざまな工夫があるんですね。
何て言うんだろう手拭くの一つにしてもちょっとどうしていいのか分かんなくて何かすごい大変ですよね。
声かけながらっていうのが何しゃべっていいか分かんないし。
一つ一つ動作を説明しながら次の動作は「これをやります」。
「手を右手から拭きますね。
次左手拭きますね」とかって言ってさしあげると気持ちが「そうだ今度はこっちをやるんだ」というのが分かるので。
「さあ青木さん右手拭きましょうね」と言って右手を持たれる分には心積もりができるからね。
あの眼鏡してたら自分の手も見えない訳ですからね。
職員の方がですね例えば食事ができる方は字も書けるんじゃないかとか…
(尾崎)って言ってたのがプロの方ってすごいなって思ったのと…それもプロだなって改めて思いました。
横浜市に住む…向かいに住む両親昭市さんと絢子さんの介護をしています。
2人は共に6年前認知症と診断されました。
認知症とは脳の病気で記憶障害や判断力の低下などを引き起こします。
更に絢子さんは歩くのも困難です。
移動する時は歩行器が必要です。
(郁子)そんなに急がなくてもいいよ。
ゆっくりで大丈夫だよ。
暖かいからね。
(絢子)よく咲いたね。
郁子さんは6年前教師の仕事を辞めて介護を始めました。
しかし初めのうちは両親のためにという気持ちが強く空回りしてばかりでした。
こちらがやってあげたい事と向こうがやってほしいなっていう事がなかなかバランスが取れなくて思いが通じ合わない事があったりするとやはりストレスというか。
私はこういう思いだったのになとかっていうふうにがっかりしてしまうというか落ち込んでしまう事もありました。
そんなある日郁子さんは両親にもできる事があると気付きました。
両親に洗濯を頼むと干すのを忘れてしまいます。
しかし干すだけの作業なら任せる事ができました。
(郁子)ではすいませんが…私が干す?うん。
おじいちゃんもちょっと手伝ってもらえる?はい渡すから。
両親は喜んで役割を引き受けてくれました。
それと同時に郁子さんの負担も減りました。
現在郁子さんは週2日働きながら介護を続けています。
そこへつるしちゃえばいいじゃない。
(昭市)いいじゃないのそんな…。
いいじゃないつるしちゃえば終わるんだから。
(昭市)うるさいなお前。
(絢子)よいしょ…。
じゃあお先ごめんなさい。
よいしょどっこいしょ。
郁子さんの娘祥代さんと直生さんも介護に協力しています。
祥代召し上がれ。
(直生)おばあちゃん御飯どれぐらい食べられそう?御飯ねぇ。
じゃあ一口よそってあげたら。
じゃあこれくらいでいいかな?うんありがとう。
御飯まで食べちゃうの?昭市さんと絢子さんが認知症と診断された時2人は高校生でした。
祥代さんたちは幼い頃から仕事で忙しい母に代わって祖父母からさまざまな事を教わりかわいがられてきました。
そんな2人は祖父母の変化に戸惑いました。
結構おじいちゃんは頑固な人なので自分がこれをやると思うとそれをどうしても曲げないところがある人なので…しかし2人は認知症について学び少しずつ祖父母の気持ちを想像できるようになっていきました。
例えば明るいうちに雨戸閉めちゃっても「やらないで」って言うよりはやらせてから後でこっそり開けたりとか。
「おじいちゃんこっちのテレビの前片づけて」とか別の事をお願いしたりすると結構おじいちゃん役割があるとそれに乗ってきてくれる人なので「分かったよ」なんて言って機嫌よく対応してくれるような事が増えたので。
その辺は改善してよかったかなと思ってます。
家族一人一人が高齢者にしっかり向き合う。
しかも無理をしない。
そんなふうに在宅の介護を続けています。
あのお孫さん2人があんなにしっかりしてるっていうね。
びっくりしましたよ。
私はひいおばあちゃんが介護が必要になった時にしっかりしてたおばあちゃんがどんどん変わっていくのを見るのがとても怖いっていう感じだったのかな。
だからねぇ参加しなかったんですよね。
それを今悔やんでるようなところがあって。
そうですねあの…えっとかつて元気だった時の事を知っているので家族にとっては認知症とか障害っていうものを受け入れるのにとっても時間がかかってしまうんですね。
なおかつず〜っと365日関わるというところでつらさが出てくるんではないかなと思います。
ここで萱津先生から介護の極意を教えて頂きましたよ。
高齢者のペースに合わせてゆっくり動きましょう。
できるところを認めて褒めると自立への意欲が高まります。
例えば高齢者は洗濯してと言われても作業の流れを順番に組み立てる事はなかなかできません。
しかし作業を分割して一つずつ頼むと混乱せずにきちんとやる事ができるのです。
長年生活してきたおじいちゃんおばあちゃんの生活歴っていうのを知っていると性格も分かるしこうすると嫌な思いをするんだなこうするとやってくれるかなっていう事を気付いてくるとそこは家族だからうまくコミュニケーションが取れていくとうまく介護が回ってくっていう事がありますね。
人って成長もするけど自分も含めて老いていきますし人とのつきあい方ってどんどん変わるけどそれを怖がらないでやっていけたらなって思いました。
萱津先生今日は本当にありがとうございました。
高齢者を介護する時は大きな声で笑顔で話しかけましょう。
またできる事は自分でやってもらいましょう。
高齢者に残された力残存能力を生かす事が大切です。
介護をする時は高齢者の体の機能を知っておくとスムーズです。
立ち上がる時はまず上半身を前に倒しましょう。
話しかける時は正面に回ると目線を合わせやすくなります。
在宅で介護をする場合はかつての姿と比べて戸惑うなど家族ならではの大変さがあります。
現在のその人の状態を見極めて接する事が重要です。
2014/07/17(木) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 家庭総合「高齢者との幸せな関係は?」[字]
介護が必要な高齢者に接する時、どんな点に気をつけたらいいでしょうか?介助の技術とコミュニケーションのコツを学びます。【出演】パパイヤ鈴木・青木さやか・萱津公子他
詳細情報
番組内容
人は年齢を重ねると体が思うように動かなくなります。そんな高齢者が身近にいたら、上手に手伝う事ができますか?ポイントは二つあります。一つは高齢者の身体的特徴に合った介助をすること。もう一つはその人に残された力を引き出して自立を促すことです。レギュラー出演者の千瑛ちゃんが、高齢者施設で介護にチャレンジします!【出演】パパイヤ鈴木、青木さやか、足立成、尾崎千瑛、萱津公子【声】沖田愛【マンガ】和田フミ江
出演者
【ゲスト】長野大学特任教授…萱津公子,【出演】尾崎千瑛,足立成,【司会】パパイヤ鈴木,青木さやか,【語り】沖田愛
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:14723(0×3983)