(舞)航太の頑張りでうちの祖父お金出してくれることになったんです。
(航太)何のために反対運動してるんだ?ほんのちょっとでも夏帆のためってことはないのか?
(航太)だったら俺は自分を許せる。
(晴雄)そういうことか。
(比嘉)親父さんはどこだ?
(航太)親父が何か?
(男性)反対運動の資金を持って逃げた。
(航太)証拠でもあるんですか?
(舞)ホントは航太が隠したんでしょ?
(航太)お前の親父さんと約束したんだ。
反対派を分裂させること。
それが条件だって。
(舞)ごめんね。
(夏帆)青の光だ。
碧の海。
いつか一緒に潜ろうね。
(祥子)小館興産の使途不明金についてお話ししたいことがあるんですが。
どうだった?夏帆ちゃん。
疲れとか出てない?
(航太)うん。
ちょっと興奮気味だったけど寝たよ。
熱も出てない。
ああ。
よかった。
夏帆ちゃん。
喜んでくれてよかったね。
ああ。
後は一刻も早くドナーが見つかれば。
そのことなんだけど。
実は移植コーディネーターと先生が立ち話してるの見掛けたんだ。
ホント?だからそんなに先じゃないと思う。
ああ。
よかった。
でもあんなやり方本当によかったの?夏帆ちゃんの手術は成功したとしても航太たちここにいられなくなるかもしれないんだよ?東京行こうかな。
えっ?迷惑か?ううん。
そんな迷惑なんか。
ただ航太ってすごく海が好きだから。
だから沖縄以外にいる航太って想像できなくて。
そういえば素潜り教える約束もかなえてやってないな。
あっ。
満月。
(航太)あっ。
ホントだ。
やっぱり?満月だよね?今日満月だよね?えっと。
えっと。
いつか沖縄の海に潜れますように。
いつか沖縄の海に潜れますように。
2人で。
約束する。
夏帆のことが一段落したら必ず素潜り教えてやる。
2人で潜ろう。
沖縄の海。
いつか必ず。
夏帆ちゃんどうしたの?ずいぶん元気そうじゃない。
(看護師)お別れ会以来調子いいんだよね。
(夏帆)うん。
このまま治っちゃうかも。
うわ。
それすごい効果だね。
毎週やらなきゃ。
(夏帆)手術までに少しでもよくならなくちゃね。
(医師)夏帆ちゃん。
いいニュースだ。
コーディネーターの話によると夏帆ちゃんの順番かなり早くなるみたい。
えっ?ホントに?
(医師)私もすぐに書類を準備するからお兄さんも転院の準備してくださいよ。
(航太)はい。
えっ?
(従業員)小館さまは昨日急きょ東京へお帰りになりました。
そんなの聞いてないよ。
だってまだ仕事があるはず。
私たちとの約束も果たしてないし。
(従業員)そうおっしゃられましても。
仕方ないよ。
きっとまたすぐ連絡があるはず。
そんな悠長なこと言ってられないよ。
私東京に行ってくる。
任せて。
(晴雄)「バカなことしたな。
ほとぼりが冷めたら返せ父」親父?
(航太)親父。
(美樹)どうしたの?
(美樹)浮かない顔ね。
(美樹)やっぱりそうなの?
(美樹)あっ。
これは圭吾君の推測なんだけど。
航太のお父さんは夏帆ちゃんの手術費用を小館から出してもらう代わりに反対派を仲間割れにさせる役を担ったんじゃないかって。
そうなの?
(航太)違う。
あっ。
そう。
ならよかった。
(航太)俺なんだ。
親父を裏切り者にしたのは。
(美樹)えっ?航太これ。
(航太)俺が盗んだ。
反対派を分裂させたら夏帆の手術代貸してくれるって小館のおじさんが。
だから俺。
(航太)親父全部知ってたんだ。
知ってて俺のことかばって…。
(美樹)手術費用は?出してもらえたの?
(航太)何か急用ができたって東京帰っちゃって。
舞が直談判してくるって。
だまされたのかな?俺。
信じよう。
(美樹)今は舞ちゃんを。
舞ちゃんを信じよう。
(記者たち)あっ。
小館さんのうちの方ですか?
(記者)脱税というのはホントですか?脱税?知りません。
(記者)ああ。
すいません。
少しだけ…。
・
(チャイム)
(勲)はい。
そういうことはありません。
はい。
・
(チャイム)
(勲)事実無根です。
はい。
・
(チャイム)
(勲)いったいどういうつもりだ?何を考えて裏帳簿なんか。
いくら何でもやり過ぎだろう。
(祥子)こうなることを考えてです。
脱税騒ぎで沖縄の開発どころじゃなくなったでしょ?あなただって本心ではそれを望んでいらしたじゃないですか。
(勲)祥子。
(祥子)舞のためにと。
舞のためなら。
舞のためなら何でもしようと思っています。
あそこが自分の居場所だというのなら私が守ります。
いつかこのうちを捨てて舞の側にいったっていい。
本気でそう思っています。
(裕一郎)やれるもんならやってみろ。
私はそんなくだらない理由のために勝負を懸けた事業を無駄にしたのか。
(祥子)くだらないことって。
(勲)もしもし。
脱税って何?だから急に沖縄から帰っちゃったの?
(勲)そうです。
(裕一郎)お前の母親が全部したことだ。
お前のためにな。
私の?
(裕一郎)沖縄の開発から手を引かせるためだったそうだ。
まったく。
困ったもんだ。
じゃあお金は?お金?夏帆ちゃんの手術の費用。
それは払えん。
何で?約束でしょ?おじいさまとの約束を果たしたせいで航太と航太のお父さんもあそこにいられなくなるかもしれないんだよ?払う理由がない。
それだけだ。
おじいさま!
(祥子)舞。
ねえ。
それってどういうこと?何で?何でよ!
(祥子)ちょっと。
ねえ。
舞。
どうしよう。
ああ。
どうしよう。
(裕一郎)《反対派の分裂》《それが成功したら報酬2,000万》《君が家族を救うんだ》《私東京に行ってくる》
(航太)フゥー。
(夏帆)ハァハァ…。
(航太)夏帆?夏帆?
(夏帆)ハァハァ…。
夏帆!
(看護師)夏帆ちゃん。
頑張って。
先生。
(医師)もう一刻の猶予もない。
まだ体力のある今のうちに福岡への転院を勧めます。
あのう。
(裕一郎)何だ?あの子には…。
あの航太という子にはお金を出してやってもらえませんか?何?子供の命が救われるんです。
いくら脱税が見つかって罰金を払わなければならなくなったとしても小館興産は約束した手術費用が払えないほど脆弱な会社じゃないはずです。
最初から払うつもりはなかったんですか?
(裕一郎)何をバカなことを。
(勲)じゃあ。
払う理由がない!この話はこれでおしまいだ。
・
(ドアの開く音)
(祥子)お金なら私が出すわ。
えっ?これでも小館興産の一人娘よ。
それぐらいの自由になるお金なら持ってるわ。
ありがとう。
ありがとうお母さま。
ありがとう。
私の方こそありがとう。
ねっ。
舞。
これからは何でもお母さまにお話してね。
約束よ。
ねっ。
ありがとう。
ありがとうお母さま。
(航太)夏帆。
頑張れ。
頑張れ。
夏帆ちゃん?
(航太)舞。
お金の用意できたよ。
(航太)えっ?だから早く先生に連絡して。
(航太)うん。
分かった。
分かった。
(夏帆)にぃに。
夏帆。
どうした?
(夏帆)舞ちゃん。
ここだよ。
(夏帆)にぃに。
(航太)何だ?ありがとう。
(航太)何が?
(夏帆)夏帆のにぃにに生まれてくれて。
バカ。
そんならにぃにの方が。
夏帆が妹でホントによかった。
ホント?
(航太)ああ。
ホントだよ。
だからもう少し…。
もう少し頑張って手術受けようね。
舞ちゃん。
うん?にぃにと仲良くね。
分かった。
ケンカはしない。
だから…。
もう一度海に行きたかったな…。
(航太)夏帆?夏帆?
(心電計の警告音)夏帆ちゃん?
(心電計の警告音)
(医師)ちょっとどいてください。
夏帆ちゃん。
聞こえますか?エピ半筒用意して。
(看護師たち)はい。
(心電計の心停止音)
(医師)14時43分。
死亡確認しました。
(心電計の心停止音)夏帆?夏帆?夏帆ちゃん。
(航太)夏帆。
夏帆!夏帆!夏帆ちゃん。
か…夏帆。
・
(航太の泣き声)
(美樹)航太。
少しはおなかに何か入れないと。
(美樹)舞ちゃんも。
(美樹)舞ちゃん。
ちょっと。
これ夏帆ちゃんが。
夏帆ちゃんが?
(美樹)どういうつもりだったのか今となっては分からないんだけど「ちょっと持ってて」って私に。
えっ?たぶん手術が終わったら舞ちゃんに渡すつもりだったんだと思うの。
(夏帆)「舞ちゃんへ」「お別れ会の準備代わりにやってくれてありがとう」「舞ちゃんが描いた海とってもすてきだったよ」「お兄ちゃんのガラス細工もまあまあでした」「すてきになったのはライトで照らしたからだよね」「夏帆は本当の海の底を見たことはないけどきっと同じぐらい奇麗なんだと思います」「元気になったら約束どおりお兄ちゃんと3人で一緒に潜ろうね」「そのためにはまた舞ちゃんに沖縄に来てもらわなきゃ」「そのころ私は中学生になっていて働いているお兄ちゃんを助けてきっと家のことをしています」「舞ちゃんのこともちゃんとおもてなしできるように料理も勉強してお掃除もちゃんとするからね」「楽しみにしていてください」「そのときのお兄ちゃんのにやけた顔が今から思い浮かぶようです。
私も今から楽しみです」「舞ちゃん。
沖縄に来てくれてありがとう」「無理なお願い聞いてくれてありがとう」「舞ちゃんが作った碧の海。
絶対忘れない」「大好きな舞ちゃんのことも絶対忘れない」「舞ちゃんを沖縄に来させてくれた神様に感謝します」「本当は自分の口でちゃんと言わなきゃいけないことなんだけど照れくさいから手紙にしました」「手術が終わって目が覚めたら渡そうと思います」「にぃにに見つかると読んじゃいそうだから美樹姉えに預けておくね」「とにかくいっぱいのありがとうを言いたかったの」「舞ちゃん。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう」「来年も来てね。
再来年も来てね」「その次も。
その次も。
その次も」「夏帆はここでずっと待っています。
夏帆」夏帆ちゃん…。
2014/07/17(木) 13:30〜14:00
関西テレビ1
碧の海〜LONG SUMMER〜 #14[字][デ]【約束のキス…満月に祈りを捧げて】
東京へ連れ戻された舞(城恵理子)は裕一郎(岩城滉一)に財布と携帯を取り上げられ、軟禁状態に。舞が辛い状況にいると知った航太(犬飼貴丈)は東京まで迎えに来るが…。
詳細情報
番組内容
舞(城恵理子)が教室に作った「碧の海」は夏帆(伊藤貴璃)の心に安らぎを与えた。いつか一緒に海に潜ろうね、と夏帆と約束する舞。その夜、民宿新垣の屋根で航太(犬飼貴丈)と空を見上げる舞。空にはこうこうと輝く満月が…。二人はビーチグラスを掲げ、同じ願いをする。「いつか沖縄の海に潜れますように…」顔を見合わせる二人の距離が少しずつ縮まり…。
番組内容2
廃校となる小学校のお別れ会も無事に終わり、あとは夏帆の手術を待つだけとなる。晴雄(木村祐一)の立場を悪くしたことに、舞も航太も本当に良かったのかと思う一方、将来を前向きに考えようとする。
夏帆の容態も安定する中、事件が起きる。祥子(杉田かおる)が小館興産の脱税を公表してしまったのだ。会社が危機に陥れば、裕一郎(岩城滉一)が沖縄開発を断念すると思っての暴挙だった。
番組内容3
沖縄開発計画が一旦白紙になったことで、裕一郎は航太への援助について考えを変える。舞は、航太との約束を守ってもらうために東京へと急ぐが…。
出演者
小館 舞:奥菜 恵
新垣航太:徳山秀典
小館 舞(高校時代):城恵理子(NMB48)
新垣航太(高校時代):犬飼貴丈
高峯圭吾:尾形貴弘(パンサー)
・
小館祥子:杉田かおる
新垣晴雄:木村祐一
小館 勲:板尾創路
小館裕一郎:岩城滉一
・
・
上原美樹:遊井亮子
高峯健吾:川田広樹(ガレッジセール)
平良文子:エド・はるみ
高峯圭吾(高校時代):小野塚勇人
平良聖子(高校時代):安保彩世
スタッフ
【企画】横田誠(東海テレビ)
【原案】倉科遼
【脚本】武田有起
【演出】星田良子
【企画プロデューサー】服部宣之(東海テレビ)
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ)
仲良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
坂本直彦(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
浦井孝行(国際放映)
河角直樹(国際放映)
スタッフ2
【メインテーマ】S.E.N.S.
【音楽】森英治
【主題歌】「消せない約束」fumika(Island Roots)
【制作】東海テレビ
吉本興業
国際放映
ご案内
東海テレビ昼ドラをもっと知りたい方に!
【GyaO!】から各話の放送後に「5分でわかる!『碧の海』」を好評配信中!!
【公式サイト】http://tokai−tv.com/aonoumi/
【YouTube東海テレビ公式チャンネル】【昼ドラ公式ツイッターアカウント】@hirudoraTokaitv
【LINEアカウント】@hirudora
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz
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