連続テレビ小説 花子とアン(82)「ゆれる思い」 2014.07.03

(香澄)私と別れて下さい。
(英治)どうして…。
あなたの心にはほかの女の人がいるわ。
(醍醐)英治さん本当に離婚するんですか!?
(郁弥)いえまだ決まった訳じゃないんですけど…。
奥様から離婚を切り出されるなんてよっぽどひどいけんかでもなさったの?僕にもよく分からないんです。
何しろ突然の事で…。
かよさんもう一杯。
私たちもつきあうわ。
はなさん飲むわよ。
その日なぜかはなは全く酔えませんでした。
(ドアベル)すいません。
お知らせ頂いて…。
(かよ)いえ。
郁弥!しっかりしろ!帰るぞ!しょうがないな…。
行くぞ!ほら!兄さん…僕は離婚なんて反対だからな…。
義姉さんがかわいそうだよ…。
すいません…。
(はな)あの!私も反対です。
離婚なんてしないで下さい。
絶対にしないで下さい!分かってます。
すいません…。
関係ない私が何言ってるんでしょう…。
ごめんなさい!失礼します!
(ドアが閉まる音)
(ため息)・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(宇田川)一体どういう事?とっくに書店に並んでる「にじいろ」創刊号が私のとこに届いてないんだけど。
宇田川先生?ごきげんよう。
ごきげんよろしい訳ないでしょ。
はなさん。
宇田川先生に創刊号お渡ししてなかったの?回想
(梶原)作家には担当者から早急に創刊号を渡すように。
はい。
(息をのむ音)いつまでたってもくれないからこちらから取りに伺いました。
誠に申し訳ありません!宇田川満代も随分となめられたものだわ。
本当に…何とおわびしたらいいか…。
本当に申し訳ありません!梶原さん。
編集者というのは作家の事をいの一番に大切にするものよね?先生。
今回の不手際は私の責任でもあります。
本当に申し訳ありません。
本当に申し訳ありません。
宇田川先生!見て下さい!まだ発売したばかりなのにもう「先生の作品が大変すばらしい」って絶賛するお葉書が届いてるんですよ。
「初めまして。
私は宇田川満代先生の『銀河の乙女』を読んで泣きました。
もう10回は読み返していますがいつも涙が流れます」。
もう結構よ。
先生。
二度とこのような不手際がないようにしますので今後ともご執筆よろしくお願いします。
先生…。
(梶原)先生申し訳ありませんでした。
安東。
もう二度は言わないぞ。
編集者として責任を持ってきちんと仕事をこなせ。
申し訳ありませんでした。
仕事の失敗は仕事で返せ。
はい。
所変わって福岡です。
(タミ)よしよしよし…。
(トメ)封開けてしもうたら奥様も気付きんしゃりますばい。
大丈夫くさ。
ほ〜ら。
「あなたと2人過ごしたあの夜を思い出してはあなたに会えないさみしさでどうにかなってしまいそうです」。
まあ〜!なんとまあ!この手紙ん事は旦那様にはないしょばい。
はっ報告せんでよかとですか。
よかよか。

(ノック)奥様。
お手紙が届いちょりますばい。
東京から。
(ドアが閉まる音)
(龍一)「前略脚本の第2稿無事に届いております。
これにて上演するつもりです。
稽古への立ち会い是非に願いたく思います」。
(嘉納)おい。
もう一本つけちゃってくれんね。
はい。
(蓮子)あの…お願いがあるんですけれど。
(嘉納)何ね?私が書いた脚本の舞台のお稽古が始まるんです。
ですから私また東京へ行きたいの。
(嘉納)その舞台に出るんか?いいえ。
私は出ませんわ。
けれど原作者というのはお稽古に立ち会うものなのです。
ですから…。
いいじゃありませんか旦那様。
東京のお友達もさぞや奥様に会いたいやろうし。
(嘉納)はなちゃんか。
ええ。
分かった。
そげん行きたいとならしかたなかたい。
旦那様のお世話はうちがしときますき奥様は安心して東京へ行きなすったらよかとです。
今までさんざん蓮子に反発していたタミが突然味方をするなんて一体何をたくらんでいるのでしょうか。
(梶原)では次号の「銀河の乙女」は2ページ増やすという事でよろしくお願いします。
でもまた「文芸東洋」と締め切りが重なりそうなのよね。
私でお力になれる事があれば何でもおっしゃって下さい。

(雷鳴)・
(雨の音)
(宇田川)あらやだ。
雨?この傘貸して。
あっそれは…。
何?私に貸したくないの?ああいえ…。
じゃあお借りするわ。
何なの?あなた。
この傘は…。
はなにとっては大切な思い出の品なのです。
これだけは…持っていかんでくりょう…。
聞いた?この人担当の作家より傘の方が大事なんですって。
宇田川満代は傘以下って事?じゃあ原稿も傘に書いてもらえばいいじゃないの。
私お宅の雑誌にはもう書かないから。
その傘に書いてもらいなさいよ。
まあまあ先生。
作家を見下す最低の編集者じゃないの。
こんな人辞めさせて。
分かりました。
編集長…。
安東は宇田川先生の担当から外します。
ではごきげんよう。
(ドアが閉まる音)
(梶原)みんな仕事に戻れ。
(一同)はい。
安東。
座れ。
安東お前…ずっとどうかしてるよな。
しばらく会社に出てこなくていい。
(醍醐)編集長。
そんな抜け殻みたいなやつはうちにはいらない。

(梶原)安東。
忘れ物だ。

(かよ)お姉やん。
甲府に帰れし。
つらくてつらくてどうしようもねえ時は逃げたっていいと思うだ。
おかあのほうとう食えばきっと元気になるさ!かよ…。
ごきげんよう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/07/03(木) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(82)「ゆれる思い」[解][字][デ]

英治(鈴木亮平)が妻から離婚を切り出されていると聞き、はな(吉高由里子)は混乱に陥る。そんなある日、宇田川(山田真歩)が大そう不機嫌な様子で聡文堂へやって来て…

詳細情報
番組内容
カフェーで郁弥(町田啓太)から、英治(鈴木亮平)が離婚を切り出されていると聞き、はな(吉高由里子)は混乱に陥る。そんなある日、宇田川(山田真歩)が大そう不機嫌な様子で聡文堂へやって来て、とっくに発売している『にじいろ』創刊号が自分に届いてないと告げ、はなや梶原(藤本隆宏)たちは顔面そう白に。一方福岡では、東京から蓮子(仲間由紀恵)宛てに届いた手紙を、女中頭のタミ(筒井真理子)が怪しんでいた…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,黒木華,高梨臨,鈴木亮平,藤本隆宏,吉田鋼太郎,町田啓太,山田真歩,筒井真理子,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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