(テーマ音楽)正しい健康情報を分かりやすくお伝えする「きょうの健康」です。
今回のテーマはこちら「子どもこそ欠かせない紫外線対策」です。
子どもの頃は何にも考えずに外で日焼けしまくって遊んでましたけど子どもの頃から日焼け対策って必要なんですか?日焼けというのは紫外線を浴びる事で起こるんですが子どもの頃からあまりに紫外線を浴び過ぎますと大人になってからしわやしみ皮膚がんまた目にも影響があるという事も分かってきているんですね。
子どもの頃からの紫外線対策を今日はお伝えしていきます。
ではお話を聞く方ご紹介します。
子どもの皮膚全般特に先天性皮膚疾患やアトピー性皮膚炎がご専門です。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
馬場さん小麦色日焼けしている健康の象徴だと思ってたんですがそうじゃないんですね。
かつて日光浴は健康のためによいといわれてきましたね。
実際に太陽の光の中に含まれている紫外線は体の中でビタミンDを作って骨を丈夫にするといった体によい作用をもたらします。
しかし一日のうちで両手の甲が15分程度日光に当たるぐらいでも十分なのでお散歩ですとか買い物などの外出でも十分大丈夫なんです。
逆に子どもの頃から紫外線を浴び過ぎますといろいろ悪い影響が出てきてしまうという事なんですね?実際に18歳ぐらいまでに一生のうちの半分くらいの紫外線量を浴びてその影響は生涯にわたって続くといわれています。
また子どもの皮膚は大人の皮膚に比べて半分くらいの薄さしかないとか紫外線から肌を守るメラニンの量がまだ少ないなどといった事があるのでそれだけ影響力が大きいですね。
ですから特にこれからの夏の時期にどのように対策をとるのかという事が将来を大きく左右すると言ってもいいくらい大人以上に十分な対策が必要になってきます。
だからこそ子どもから必要という事なんですね。
紫外線浴び過ぎるとどんな影響があるんですか?ではこちらの写真をご覧下さい。
この赤ちゃんは日焼けのために水膨れが出来ていますがまるでやけどのようになっています。
またしわですとかしみですねこういったもの。
皮膚の老化を早めるという作用もあります。
加齢によってしわやしみが出来るのですが紫外線を長時間浴びると皮膚の細胞がダメージを受けて老化を早めてしまうのです。
そしてその隣皮膚がんにも影響するんですね?将来的には皮膚がんの原因になる事も考えられています。
これは紫外線によって遺伝子が傷ついてがん細胞が生じる事があるためです。
そして白内障もありますが目にも関係してくるんですね。
紫外線によって白内障も起こしやすくなる事が分かっています。
これは紫外線が目に長時間当たり続けると水晶体のタンパク質が変性を起こして透明性が失われる事が分かっています。
…とは言っても子どもは外で遊びたい盛りだと思うんですよ。
でもやっぱり家の中にいた方がいい日に当たらない方がいいそういうものなんですか?いやそこまでは言いませんね。
外で元気に活動する事はメリットも大きいので紫外線が多少あっても十分外で遊べる工夫や対策をとる事が大事だと思いますね。
ではその紫外線対策のキーワードをこちらに挙げました。
ではまず服装から見ていきましょう。
具体的にはどんな対策があるんでしょうか?まず肌をあまり出さないという事ですね。
理想は長袖や長ズボンをはく事で守って頂きたいと思います。
また紫外線防止効果がある素材で出来た衣類を利用するというのもいいでしょう。
続いて帽子ですが帽子はつばの広いものを。
できればうなじまで隠れるタイプのものがあれば理想的ですね。
「こういうタイプの帽子ちょっと持ってないわ」という方どうすればいいですか?それでは手持ちの帽子やこういう大きめのバンダナスカーフなどでこのように作る事もできます。
バンダナを前で結んで後ろにうなじにこう…三角形の部分が垂れ下がるようにして使って頂く。
あるいは直接頭にバンダナをかぶせて上から帽子をかぶってですねこんなかたちで簡単に作って頂くという工夫もできます。
オリジナルの帽子をアレンジして作るこれも一つの手ですね。
そしてほかにも対策ありますか?もし嫌がらなければですが紫外線防止効果のあるサングラス。
UVカットのサングラスなどをして頂くのもいいかと思います。
まずは紫外線対策服装についてお伝えしましたが次のキーワードは日焼け止めという事ですね。
こちらに日焼け止めを用意しましたがさあ古賀さん例えば顔に塗る時まず日焼け止めはどのくらいの量を使いますか?そうですね…。
実際出してみて頂いて。
これぐらいですかね?このくらいですか?これぐらいですね。
いかがでしょうか?人をケチみたいに言わないで下さい。
これぐらいですよみんな。
これは少なすぎるような気がします。
もうちょっと出しましょうか。
もうちょっと…もっとでしょう?こんな出すんですか?そうですね。
そのくらいでいいかと思います。
結構出すんですね。
続いて塗り方をちょっと…どんなふうに塗りますか?塗り方は慣れてますよ。
こうやってですね…ガ〜ッと。
ワイルドでしょう!何か顔を洗ってるみたいですが…。
それはちょっとあまりお勧めできないですね。
正しくはどうやって塗ればいいんですか?ではこちらをご覧下さい。
日焼けしやすい部分ですね。
額ですとか鼻ですとか顎両方にトントントンッと先に置いて頂いてそこから満遍なく丁寧に全体に塗り伸ばして頂きたいと思います。
更に塗り忘れしやすい首の後ろとか耳とか手の甲などにも塗って頂きたいですしそのあとでもう一度同じ量を重ね塗りして下さい。
それに汗をかいて流れてしまう事もありますので2〜3時間置きには塗り直して頂きたいと思います。
塗り直す事も大切なんですね。
場所によって日焼けしやすいとこってあるんですね。
こうやって…。
こうやって覚えておくと。
ちょっと出っ張ってる部分とかっていうイメージですか?確かにそうですね。
そして忘れずに耳の後ろ首も塗るという事ですね。
それから「子ども」が今日テーマですが子ども用の何か日焼け止めって選ぶポイントってあるんですか?子どもの皮膚は大人に比べて刺激に弱くかぶれやすいので子ども用と書いた低刺激の日焼け止めを選んで頂きたいと思います。
ただそれでもかぶれが心配だという場合もあると思うんですが何かポイントはありますか?初めて使う時は前もって腕などの狭い範囲に塗ってみて一日様子を見て頂いて赤くなるとかブツブツが出来るとかかゆがるとかそういった異常がなければ全体に使うといったふうにした方がいいと思います。
もしかぶれたらそれは塗らないという事。
またお肌に湿疹とか傷などがある時には日焼け止めクリームを塗る事によってそれが悪化する事もあるのでそういった場所には塗らないという注意が必要ですね。
その日焼け止めの選び方ですがよくPAとかSPFって書いてあるのがありますよね。
これどういう違いがあるのかなって思いながらいつも悩むんですけどね。
PAというのはUV紫外線A波に対する防御効果を示していてこの+の数が多いほど強い効果を表します。
UV−Aというのは主にしわや白内障などの原因になります。
またSPFの方は紫外線B波に対する防御効果を表していてこの数値が高いほど強い効果を示します。
UV−Bはしみですとか皮膚がんの主な原因となっています。
今…これから夏迎えますがどっちに特に注意っていうのはあるんですか?特に夏はこのUV−Bの量が高くなりますので注意が必要です。
ではこうしたPAですとかSPFというのは大体どのくらいのものを使っていけばいいんでしょうか?用途に合わせて選んで頂きたいのですが日常生活のお散歩や買い物程度でしたらSPFが10から20PAが+1から+2ぐらいで十分だと思います。
また屋外での軽いスポーツやレジャーの場合にはSPFが20から30PAが+2から+3ぐらいでいいと思います。
そして炎天下のレジャーですとかマリンスポーツの場合ですがこれはSPFが30以上のものそしてPAというのは昨年から実は4+というのが新しく出来たんですがこれは非常に高い効果を表していましてPAが3+から4+のものを選んで頂きたいと思います。
いつもどのくらいの数字のものを選べばいいのかなっていつも悩んでいたんですが…という事は紫外線を浴びないようにするためには一番強いのを選んでどんな時でもふだんから使えばいいんじゃないかなって思うんですがそういう事じゃないんですか?そう思われがちですがやはりあまりこういう強いものをいつも使っていると刺激も強くてかぶれたりっていうトラブルも多いのでそんなに必要のない時はできるだけ必要最小限の強さのものを使って頂く。
どうしてもの時だけ強いもの使って頂く方がいいかなと思います。
特に子どものためにだったらそういうふうにきちんと用途を選ぶっていうのも一つ大事なポイントなんですね。
そしてこれからの時期炎天下のレジャーの代表格というと海とかプールとかあると思うんですがどっち道水で流れちゃうから塗ってもあまり意味ないんじゃないかなってちょっと頭の隅で思ってるんですけど僕は…。
どういうもんなんですか?それは。
そうは言ってもやはり汗や水で落ちにくいいわゆるウオータープルーフタイプの日焼け止めっていうのがありますからそういうものをしっかり塗るとか腕も脚も少し丈の長い水着を着て頂くなどの対策をしっかりとして頂きたいと思います。
海やプールでも大事な対策なんですね。
ただ学校のプールではこの日焼け止めを使用できない場合もあるんですね。
こちらをご覧下さい。
平成21年度文部科学省は学校のプールの水質に関する調査を行いました。
日焼け止めを使用した場合の水質を実験室で調べたものです。
結果は…そのため子ども全員に使用する事は勧めていませんが…この状況どう考えますか?学校のプールでの日焼けは全ての子どもの健康に関わってくる事なのでやはり学校でも何らかの日焼け止め対策を行って頂きたいと思います。
日焼け止めクリームだけに頼るのではなくて例えば袖のある水着を着るとかプールサイドで待っている間はテントの下ですとかバスタオルをちょっとかぶるとかTシャツを着るとかそういった工夫で随分防げると思います。
さあそれでは3つ目のキーワードいきましょうか。
時間帯と天候とありますが時間帯によって紫外線の量っていうのは変わってくるんですか?変わるんですね。
一日のうちで午前10時から午後2時の時間帯の紫外線量が最も高いのでこの時間帯の外出はできるだけ控えて頂きたいですね。
でもどうしてもこの時間帯に遊ぶという場合にはひさしですとかパラソルあるいは木陰などそういった陰を選んで遊ばせて頂けるといいと思います。
また20分以上続けて紫外線を浴びないようにして頂きたいなと思います。
例えばひなたで15分くらい遊んだ場合には10分以上お休みするなどが理想的ですね。
ずっと外で遊び続けてるとあんまりよくないという…?長時間浴び続ける事で悪い影響を及ぼします。
そしてもう一つキーワードに天候というのがありましたが。
晴れた日の紫外線量を100%とした場合に雨の日でも実は20から30%の紫外線が注いでいます。
また曇りの日は50から80%もの紫外線が降り注いでいるので油断できないんですね。
結構あるんですね。
そうなんですね。
何か今日意外な事いっぱい習って子どもからきちんと対策しないと将来大人になった時に大変な事になってしまうという事よく分かりました。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
「きょうの健康」明日はご覧のテーマでお送りしていきます。
明日も是非ご覧になって下さい。
2014/07/02(水) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康「子どもこそ欠かせない 紫外線対策」[解][字]
紫外線量が多くなる夏。子どもの紫外線対策をどのように行うかで将来の皮膚の状態が左右される。日焼け止めや服装など子どもの実用的な紫外線対策を詳しくお伝えする。
詳細情報
番組内容
紫外線量が多くなる夏。子どものころから浴びた紫外線の総量が多いほど、将来、「皮膚の老化が早まる」「皮膚がんの原因になる」「白内障が起こりやすくなる」などの悪影響が出やすくなることがわかっている。子どもの皮膚は特に紫外線の影響を受けやすく、子どもの紫外線対策をどのように行うかで将来の皮膚の状態が左右される。日焼け止めの使用法や服装、プールでの対策など、実用的な子どもの紫外線対策をお伝えする。
出演者
【講師】神奈川県立こども医療センター部長…馬場直子,【キャスター】久田直子,古賀一
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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