シリーズ世界遺産100「ヴェーガ群島〜ノルウェー〜」 2014.07.02

未来塾はエネルギー体験教室を開催。
圧力鍋とエネルギー?一体どんな関係があるんでしょうか。
次回もお楽しみに!
(テーマ音楽)
(江守徹)夜でもぼんやり明るい白夜の夏。
鳥が人と緒になって子育てをする北の島の物語です。
氷河が大地を削って出来た6,500もの島。
ノルウェーのヴェーガ群島です。
その中のつローナン島。
住民は30年前に島を去りましたが夏の3か月だけは今も島に移り住む人々がいます。
5月から7月にかけて特別なお客が来るからです。
それは床の下にいるケワタガモ。
ここで卵を産むのです。
マルギットさんも5月になると必ず島に戻ってきてカモを見守ります。
南から渡ってくるケワタガモはここで卵を産み1か月間何も食べずに温めます。
(マルギット)私が毎日ここに来て話しかけてなでてあげるからカモも安心しているんですよ。
いい子ねえ。
この三角屋根はカモのアパート。
この中に数羽のカモが入っています。
人間が作ってくれた住まいの中でカモたちは嵐や天敵から守られて安心して卵を温めることができるのです。
卵を温めるためカモは羽毛を敷き詰めます。
これが身を守ってくれた人間へのお返しになります。
ケワタガモの羽毛は高い値段で売れるのです。
人が安全を与えカモが羽毛を返す。
その共生の関係はもう1,000年以上も続いています。
そこから生まれる島独特の暮らしと景観が世界遺産となっているのです。
カモが卵を産んでおよそ1か月たちました。
マルギットさんの予感どおりひながかえっていました。
(マルギット)母ガモが赤ちゃんに話しかけてる声が聞こえたの。
コ〜コッコッコッコッコ…。
赤ちゃんとしゃべってたのよ。
6月の下旬ともなるとあちこちの巣からひなが巣立っていく様子が見られます。
海岸までわずか30mほどの距離ですがひなにとっては険しい道のりです。
度海に出るともう巣箱に戻ることはありません。
巣に残った羽毛を取り出します。
島の人たちはこれを「家賃」と呼びます。
(マルギット)とってもぜいたくな家賃よ。
カモからのお礼なの。
柔らかくて暖か〜い家賃なの。
羽毛に付いたゴミは手で丹念に取り除きました。
巣箱65個分で布団1枚が作れます。
寝心地最高の超高級品です。
カモメが子ガモを狙っています。
カモがいったん海に出てしまえば人はもう手を出せません。
でも心配はいらないようです。
カモの親子に子供のいないメスが寄り添い緒に子ガモを守っています。
カモと私たちの間には連帯感があるの。
同じ風と太陽の下で生きているのだから。
南へ旅立つ子ガモたち。
次の夏にはまた島に来て人と緒に暮らします。
2014/07/02(水) 11:25〜11:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ヴェーガ群島〜ノルウェー〜」[字]

カモの置き土産 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
カモの置き土産 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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