していました。
(歩美)じゃあ。
(理一)気を付けてね。
うん。
あのさぁまた…。
(運転手)閉めますよ。
あっすいません。
あっじゃあまた連絡する…。
(ため息)
(衣咲)じゃあまた。
(英介)また。
また来てくれるの?第1号なんて言われちゃったらさしょうがないじゃん。
お店はやるまで常連になってあげるよ。
ありがとうございます。
ごちそうさまでした。
うん。
接点…。
そんなわけないか!ごめん
(理一)いいじゃないすか今の。
はいお疲れさまでした。
(一坂)あっ。
やりぃ…。
(一坂)先生。
ホントにありがとうございました。
まだ終わったわけじゃないですよ。
卒検残ってますから。
ああそうですね。
感動でつい…。
でも僕も最後のハンコ押すときは結構感動します。
最後って…。
卒業検定って理一先生に見てもらえるんじゃないんですか?ああ僕はまだ。
一応研修受けて試験パスしないと検定試験の担当できないんです。
あっそうですか。
あっ。
頑張ってくださいね。
前に言ってましたもんね。
この免許に一坂さんの一生が懸かってるって。
はい。
ああそうだ。
よかったらこれ。
サービスしますんで。
じゃあ。
(歩美)会いたくて。
理一君に会いに来たもしもし幸平?えっ?ああ別にいいけど。
うん。
はーい分かった。
・『東京』あれぇ?こんばんは。
で何の集まりなんだよ?これ。
(ヒデ)はいお待ち。
(幸平)ありがとうございます。
どうもー。
はい。
いやぁ理一一人じゃにっちもさっちもさぁ。
一応男子代表の木田君と…。
(木田)あっ俺ね。
女…子代表の衣咲さん!何で?今つまったよ。
いやぁ別に。
と…。
あっ西山ちゃん。
ああどうもです。
ほら1対2だと分が悪いから。
何の勝負ですか?とりあえず乾杯!
(一同)乾杯!ああー。
聞いたよ。
チューしたんだってね?きゃあー!
(木田)汚いなもう!ホントごめん。
大丈夫?やーだ!ヒデちゃんおしぼり!
(幸平)椅子!分かった。
ふくふく。
すいませんヒデちゃん。
(ヒデ)豪快っすねー。
すいません。
っていうか何で知ってんだよ?お前ら。
まぁでもあれでしょ?しょせんほっぺでしょ?やっぱ「しょせん」なのかな?ほっぺは。
(木田)そりゃお前「しょせん」やほっぺはお前。
微妙だね。
えっ?何の話?
(幸平)あっだから実乃ちゃんが俺にキスしたのよ。
ほっぺにね。
へぇー。
(幸平)ほら。
理一に相談してもらちあかないじゃんか。
じゃ呼ぶなよ!理一はどうよ?女の子からチューしてくんのこれどう思う?えっ?
(木田)えらい間あいたの何や?やっぱお前いいヤツだな。
理一いつも真剣に考えてくれるもんな。
もうすぐ答えた自分が恥ずかしい。
いや…。
自分の身に置き換えてるだけだったりして。
(木田)何や?何かあった?あっいやないない。
ないよ。
ちょっとお前ら。
今日は俺の会だろ。
ああそう。
そうね。
でもさこの際部位は関係ない気がするな。
(木田)部位?ほっぺだろうが何だろうが1回っていうのが問題だよね。
(幸平)そうなんですか?探ってる感じすんじゃない。
探るとは?相手の気持ちが不確かなときは受け入れてもらえるかどうか探るキス。
(幸平)はぁ。
で自分の気持ちが不確かなときは本当にこの人のことが好きなのかどうか探るキス。
(幸平)ああ!で気持ち確認したら立て続けにもう1回ってのが普通じゃん。
なのに1回ってのがねぇ。
(木田)うーん。
大体さ1回こっきりのチューなんかありえへんからね。
(順子)何言ってんすか?チューするってことは好きだからってことですよ。
好きだから交際。
好きだから接吻。
好きだから両親に挨拶。
古っ!そして好きだからセックス!いや何でそこだけはっきり…。
何か順番おかしないですか?両親に挨拶してからは。
だから日本人の男はダメなんすよ。
だから日本人の女子は韓国人の男に恋焦がれるんです。
はいはい西山ちゃん。
もう酔うと結構あれなのよね。
童貞に乾杯!違いますよ。
(木田)ああいやいや違う。
(女性たち)乾杯!なあ!違うよ。
(木田)びっくりするわもう。
えっ!?いや違いますよ。
まあねでもさぁいいよねぇ。
たった一度のキスであんな悩んで思い巡らせてくれるなんてさ。
けどまぁ女の人もいろいろですよね。
たった一度で結婚っていう人もいれば誰かさんみたいに気持ち不確かでもしちゃうっていう人もいるしね。
さて歩美ちゃんはどっちでしょう?えっ?やっぱ何かあったの?じゃあお先に。
何?何?ねえ何?あっ珍味そっちですよ。
あっ。
っていらないし。
(店員)いらっしゃいませ。
(衣咲)へぇー。
ビデオ見ただけなんだ?終電までビデオ見ただけなんだ?うわぁーたれる!ちょっと!ちょっと!もう。
っていうか何が言いたいんですか?うん?別に。
ですよね?頼んでもないのに人の恋愛に首突っ込むのって自分が恋愛できないおばさんか人の世話焼くしか能のないおばさんのすることですもんね。
あっいや。
ほら。
あなたは恋愛してるでしょ。
ちゃんと兄貴と接点もできたことだし。
うーん。
ああいうのはさ接点じゃないよ。
ああいう店ってさこっちが会いたいって意識して行かなきゃなんないわけじゃん。
偶然でも運命でもない。
ふーん。
難しいね恋愛って。
ああー!うわぁー!ちょっちょっ。
だから何でいちいちつけんの?
(後輩)先輩お疲れさまでーす。
(歩美)お疲れさま。
(早苗)歩美!東京湾納涼花火大会の日関谷さんたちが近くのレストラン押さえてくれるって。
歩美も行くでしょ?わたしはいいや。
(後輩)ええー?先輩も行きましょうよ。
もしもし。
あっ歩美?今大丈夫?うん。
今仕事終わったとこ。
あっそっか。
(歩美)うん。
あっ別に用ってわけじゃないんだけどね。
そう。
あ…。
ああー。
花火見に行かない?えっ?
(歩美)花火大会の日近くのレストラン友達が予約してくれたんだけどその子ダメになっちゃって。
うん。
じゃあまた連絡する。
(早苗)誰が予約してくれたって?お願い!よっしゃー!よし!よし!よし!ハハハハ!ああマジかよ。
(物音)どしたの?ああちょっとね。
ちょっとねって。
何?その荷物。
まだ車にあんだよ。
理一も運んでくんない?えっ?何?ちょっとどういうこと?ああ。
雪絵に部屋追い出されちゃってさ。
俺しばらくこっち戻るわ。
えっ?そうなの?
(八嶋)衣咲さんも人がいいですよね。
えっ?
(八嶋)こんなの下の子にやらせちゃえばいいのに。
まあね。
でもさわたしもうすぐこの店いなくなるじゃん。
だからそれまではやれることやっときたいなって。
あっそれ。
あっちお願い。
はい。
あっごめんなさい。
おーっと。
ハハハ。
すいません。
すいません。
何か現実味増してきましたもんね。
キッズ行き。
増してきたも何もこれが現実なんだよ。
今を生きられない男子と違って今を受け入れるしかないの。
一人で生きる女子は。
っていうか人いいのそっちじゃん。
いいよ。
後はもう一人で。
衣咲さん無理してません?大丈夫大丈夫。
もうチャッチャッと終わらせちゃうから。
じゃなくて。
お店仕切って若い子仕切って。
もっと頼ってください。
これでも僕男ですから。
ちゃんと支えます。
なんてもっとしっかりしてから言えって感じですよね。
そうだよ!寄りかかったら何か共倒れしちゃいそうだもん。
ですよね!ハハハ!あっ。
キッズ頑張りましょうね。
僕何とか都内に店舗出せるように部長に掛け合いますから。
うん!あっ持っていきますよ。
あっありがとう。
よいしょ。
(衣咲)やばいよ。
相当病んでるよわたし。
八嶋ごときにホッとしてしまった自分が怖い。
(実乃)ううん大丈夫です。
正常です。
ええー!?だってホッとしたんですよね?した。
ドキッとしたんじゃなくて。
うん。
それは店長にとって八嶋君が男じゃない証拠です。
何で?だって最初からホッとするなんてそんなの男と女じゃないですから。
ああー。
あっ。
でも気を付けてくださいね。
疲れてるときって気持ちピンと張ろうとする分体のガード緩んじゃいますから。
はい。
あっ。
ヒデちゃんお茶二つ。
(ヒデ)はいよ。
ねえ。
実乃ちゃんはさぁ男の人に寄っかかりたいって思うことないの?寄っかかってますよわたし。
でもほら何ていうかどの人にも平均的にちょっとずつじゃない。
それってやっぱり王子様がお医者さんになって北海道から迎えに来るのを待ってるからなの?うーんどうなんですかね。
そんなひと事みたいに。
ひと事になりつつあるのかな。
だってほら6年も前の約束じゃないですか。
うんまあね。
最初のころは彼休みの度に北海道から帰ってきてくれて。
それが1年たって電話になり2年たってメールになり3年目には年賀状。
はぁー。
医大ってきっと忙しいんだろうなって勝手に理由つくって自分のこと納得させてたんですけどさすがに今年の春こっちで国家試験受けてるの知って。
えっ?こっちって?東京に戻ってきてるの?それなのに連絡ないってことはもう無理なのかなぁって。
なのに待ってるの?ほかの人ともねつきあってみたんですけど何かこうしっくり来ないっていうか。
こう朝目が覚めてさっきまで見てた夢の続きが気になってしかたない感じ?ふーん。
なんてもう25なのにね。
(ヒデ)はいお茶二つ。
熱いんで。
ありがとう。
どうも。
でもわたし実乃ちゃんのそういうとこ好きよ。
店長。
もう1軒行っちゃいます?行く!
(一坂)ああお待たせしました。
テークアウトレギュラーサイズ。
200円のお釣りです。
はい。
ありがとうございました。
(クラクション)あっ先生!どうも!
(理一)何か意外ですね。
一坂さんって公務員とかだと思ってました。
あっすいません。
勝手なイメージですけど。
はい。
区役所に勤めてました。
あっ。
あれ?じゃあこれは?彼女のお父さんの仕事を継いで。
ああ婚約者の方の。
はい。
わたしイメージどおりずっと女の人に縁がなかったんです。
ああー。
あっすいません。
けどこの年でしょ。
ウジウジしててもしかたないやって思いきってお見合いパーティーに参加したんです。
あっ40歳以上限定の。
じゃあそこで彼女と。
(男)ごちそうさま!
(女)ごちそうさまでした!あっありがとうございました!ありがとうございました。
またどうぞ。
(一坂)いやそこでもうまくいかなかったんで40歳以上かつ婿養子限定のパーティーに。
ああ…。
それで彼女と出会ったんです。
お互いに口下手でそれは長い沈黙が…。
それを打破した彼女のひと言が「お車は?」って。
わたし思わず「はい」って。
いやその答える前の「はい」です。
「はい持ってません」って言うつもりだったんですけど次の瞬間彼女が言ったんです。
「結婚しましょう」って。
へぇー。
で後から聞いたんですけど彼女の父親が結婚に一つだけ条件があるって。
あっ。
それが免許?ご覧のとおり免許必須なんです。
彼女とってもかわいらしくて僕にはもったいないぐらいの人なんです。
ふーん。
花枝さんっていうんですけど。
ですからわたしお父さんにばれる前に何としてでも免許取らなきゃならないんです。
ああなるほどね。
(花枝)お待たせいたしました!これこれ。
どうぞどうぞ。
どうも。
あっお金…。
ああー!いいんですよ。
いつも主人がお世話になってるんですから。
えっ?主人?主人って。
気が早いよ花枝さん。
驚いてるじゃない。
アッハハハハ!ああ!じゃあすいません。
これいただきます。
(花枝・一坂)はい!
(一坂)先生!先生に出会えてなかったらわたしまた免許あきらめてたかもしれない。
オーバーですよ。
ですかね?
(花枝)進さん!お願いします!あっはいはい!じゃあ。
すいません。
お待たせしました。
はいどうぞ。
お待たせしました。
(花枝)あっ!
(一坂)ああっ!花枝さん何やってんの。
あっすいません…。
(実乃・衣咲)こんばんは。
おう。
いらっしゃい。
ああ。
あっ。
あっ。
こんばんは。
(歩美)こんな大きくてで上からキラキラって降ってくるみたいでさ。
でもね怖くて泣いた覚えがあるんだ。
(実乃)何か邪魔じゃありません?あの女。
えっ?歩美ちゃん。
かわいい顔して相当な玉ですよ。
だっていくら3年前に別れたからって理一君の後にお兄さんなんて。
まあねえ。
でも男はみんなああいう窓際でカーディガン羽織ってカクテル飲んじゃうような女の子にコロッといっちゃうんですよね。
着るか脱ぐかどっちかにしたほうがいいよね。
かわいいよな。
えっ?ああ。
理一と花火見に行くってはしゃいじゃってさ。
えっ?うわっ。
想像以上ですよ。
兄弟またにかけるなんて。
実乃ちゃん。
余計なことはいいから。
(英介)ハハハ。
歩美が好きなのは理一だけだよ。
えっ?嘘!だって理一君。
(英介)誤解してんだろ。
えっ?でも歩美ちゃんは?好きなら好きって何で理一君に言わないの?怖いんだってさ。
今度ふられたらホントに終わっちゃうからって。
じゃあまた来るね。
(早苗)ごちそうさまでした。
おう。
気を付けて。
(早苗)こっちこっち。
(歩美)あっ。
(英介)俺さ昔からわりと何でもできてさ欲しいものも何でも手に入ってさ。
でしょうね。
けどたった一つどうしても手に入んなかったものがあったんだよね。
何?フフッ。
妹。
かわいい妹欲しくてさ。
あっ。
それで歩美のことかわいがってただけなんだけどね。
だったらそう理一君に教えてあげればいいのに。
俺意地悪だもん。
(実乃)ひっどーい。
それにさそういうのって周りが何言ってもダメなときはダメでしょ。
うん。
まあねえ。
どう?うまいでしょ?この焼酎。
どうって言うかこのグラスこそどうなの?えっ?ほら。
薩摩切子とか黒ぢょかとかいろいろあるでしょ。
そうなの?はあー。
あっ。
わたし知り合いのお店あるんだ。
あのね。
新北沢の高井通りの交差点を右に入って100メートルぐらい行ったたぬき…。
っていうかさ一緒に行ってくんない?うん。
あっやばい。
あーお帰り。
うん。
完全に昼夜逆転だね。
あっ。
そうだ。
うん?これ。
お前こういうの出してみれば?ああー。
俺もう別に映画は。
何だ。
そうなの?いや。
興味あるのかと思ってさ。
じゃあ俺行くから。
うん。
お休み。
お休み。
(受付)芹沢さん。
はい。
(受付)お客さんですよ。
えっ?・
(靴音)うわっ。
ああ…。
あのさ雪絵ちゃん。
俺あんまり時間が。
はい。
(雪絵)英介ホントにあの部屋に戻ったの?あっ。
うんホント。
あっ。
だからほかに女ができたとか…。
そういうことじゃないと思うよ。
っていうか雪絵ちゃんが追い出したんだよね?兄貴のこと。
出てってって言っただけ。
帰ってくるなとは言ってない。
あ…。
じゃあ雪絵ちゃんが帰ってこいって言えばすぐ帰るんじゃないかな。
どうしてわたしから言わなきゃいけないの!?あっ。
でもさほら。
逆に距離置いたほうがいい場合もあるじゃん。
離れてみて相手のことどれぐらい大事かって気づくこともさ。
(雪絵)そうかな?一度離れたら取り返しのつかないことだってあると思う。
その間に変わっちゃうことだってあると思う。
(英介)ごめんね。
買い物つきあわせたあげく。
あっいいえ。
こっちこそ。
前来たときはちゃんといっぱいそろってたんだけど。
薩摩切子だっけ?うん。
うん。
また今度来てみるか。
今度?うん。
あー。
結構降っちゃってるねえ。
でも何か子供のころ思い出す。
えっ?ほら。
小さいころって雨降っても平気で走り回ったりしたなぁって。
ハハハ。
じゃあ行くか?えっ?はい。
えっ?えっ?ほら行くよ。
ちょっと!うわーっ!ああっ!いや。
アハハハ!フフフ。
大丈夫?よし行こう。
(順子)お疲れさま。
(実乃)あっお疲れさまです。
小池さんあしたから夏休みだよね?取り置きのお客さまに確認の電話だけしといてもらえる?
(実乃)はい。
(実乃・順子)いらっしゃいませ。
あっ。
ああ。
(歩美)何かいつもこんなだね。
えっ?
(歩美)ほら前も。
ディナークルーズ直前でダメになっちゃって。
ああそっか。
(歩美)やっぱりわたしたちには向いてないのかな。
気取ったこと。
フフッ。
かもね。
・
(後輩)歩美さん?やっぱり。
(斉藤)あれ?歩美ちゃん来てたんだ。
どうも。
(後輩)歩美さんも一緒にどうです?あっ。
でもわたしたちは。
あっいいよ。
俺は別に。
(斉藤)じゃあ一緒に飲みましょうよ。
ねえ?
(男)うん。
(後輩)へえー。
斉藤さんってお父さまの会社継がれるんですか?
(斉藤)まあいずれはね。
(後輩)すごーい。
(男)けど斉藤。
いくら億単位の金動かしたって俺たちの給料変わんないんだぜ。
(後輩)すごーい。
(早苗)えー!億単位!?すごいね。
君は仕事何してるの?あっ。
僕は教習所で。
(早苗)彼すごいんです!日芸出て映画監督目指してるんです。
早苗!
(男)へえー。
あっうちの会社さ映画出資もしてるんだよ。
どんな作品撮ってるの?あっいや。
そんな大したものは。
(男)歩美ちゃんさこないだ会った岩佐って覚えてる?あいつ映像事業部でさ今度ハリウッドとの合作映画作るんだって。
(後輩)へえーハリウッド。
(歩美)ごめんね。
何かつきあわせちゃって。
あっ全然。
ごちそうになっちゃったし。
あっそうだ。
これ。
卒業制作。
ありがとう。
ああうん。
懐かしかった。
何か若いって感じだよね。
こんなのまじめに作っちゃってホントガキっていうか。
あっ。
本物の映画見に行かない?レイトショーならまだ間に合うし。
あっごめん。
あしたもフライトで早いんだ。
そっか。
あっまたね。
あっうん。
もしもし?
(幸平)あっ理一?今何やってんの?あー。
今歩美と会ってて。
(幸平)えっ?あっ。
俺さ木田と飲んでんだよ。
理一も来いよ。
(ため息)
(英介)どうかした?さっきのちょっと思い出しちゃって。
さっきのって雨宿り?フフッ。
うん?うん?あっううん別に。
何でもない。
そうだ。
俺引っ越ししたんだよね。
えっ?引っ越しって言っても戻っただけなんだけど。
戻ったって?理一んとこ。
聞いてない?うん。
あいつも意地悪だなぁ。
俺と衣咲ちゃんが仲よくするの嫌なんじゃない?まさか。
弟みたいなもんだもん。
って本物のお兄さんの前で言うのもあれだけど。
・
(ドアが開く音)いらっしゃい。
こんばんは。
あれー?実乃ちゃん。
今終わったの?
(実乃)はい。
座って座って。
あービッチョビチョ。
(実乃)ハハハ。
何飲む?
(実乃)あー。
店長。
うん?ワイン開けません?うん。
赤!
(幸平)木田っち来た。
(木田)おー。
何かまじめや。
(幸平)何か歩くスピード速い。
速い。
あーどうすんだろ?
(木田)浪人生みたい。
(幸平)入ってったー!しかし誰もいない。
(木田)みんないないなぁ。
(幸平)すっごいキョロキョロしてる。
どこ行ったんだ?あいつら。
(木田)こっちかなぁ。
(幸平)どこだろうなぁ。
ヘヘヘ。
理一!遅いぞこっちや!こっち。
ごめんごめん。
(木田)あれ?歩美ちゃんは?ああ帰った。
「ああ帰った」やないよお前。
歩美ちゃん来るって聞いたからこんだけ…。
おーちょっと待て。
何勝手に開けてんだ?お前。
えっ?やんないの?やんの?
(幸平)ダメなの?俺らだけで?フフフ。
いくら何でも。
なあ?
(木田)男三人で花火はちょっと。
気持ち悪ぃか。
アハハハ。
(木田)行った行った行った!
(幸平)来たー!
(木田)1本もつかへん俺の。
おっしゃー行った!おらっ!バルログじゃ!おら!やべっ!バルログだやべっ!
(木田)おらーっ!
(幸平)熱い。
熱い熱い…。
これマジやばいよホント。
マジで?マジ何?俺は怒ったぞー!スーパーサイヤ人。
はいどうも。
はいどうも。
それ何?ちょっと待って。
誰?誰?誰?
(木田)これ花火大会に来たリポーター。
おかま刑事。
(木田)最悪。
意味が分かんねえよホントに。
くれくれくれ。
俺にもくれや!やめろ。
(幸平)早く。
行ける?行ける?行ける?行ける?せーの。
(三人の歓声)
(幸平・理一)熱い熱い熱い…!やめろお前。
やめっ。
やめろ。
ジャーン!あっ。
何?それ。
(幸平)ぴあフィルムフェスティバル。
これさ来月から募集開始なんだよ。
なあ?ちょっとまじめに出さない?
(木田)微妙やなぁ。
ほら。
そういうのってやらんくてもええわけやろ。
俺らみたいな中途半端なんは結局やらずに終わるよ。
(幸平)俺らって言うな!
(木田)その点卒業制作あれはお前よかったで。
仕上げんと卒業でけへんわけやから。
(幸平)まあね。
(木田)うん。
あんときはよかったな。
好きな映画撮って朝まで飲んでまた授業受けて映画撮って。
今思ったら夢みたいな生活やで。
それが今じゃもう何や。
あしたもテントウ虫120匹とかやて。
フッ。
じじくせえなぁ。
(木田)花火いうたら思い出話やろ。
聞いたことないですけど。
夕張映画祭のショートムービー部門で最優秀取ってその賞金元手に新作作って次は東京国際映画祭でグランプリ。
最終的にはカンヌに出品。
夢はでかかったなぁ。
夢だけな。
(ため息)えっ?英介さん鹿児島行くんですか?
(英介)うん。
あした朝一の便で。
まあ日帰りだけどね。
幻の芋を手に入れに。
かっちょいいー!
(英介)一人で行ってもつまんないでしょ。
誰か一緒に行ってくんないかな。
えー行く行く!じゃあわたしも行く!実乃ちゃん飲みすぎ。
(実乃)えーそうですか。
ほら。
もう帰るよ送ってくから。
えっ?何でですか?ここ泊まってけばいいじゃないですか。
ハハハ。
何言ってんの?もう。
いいよ。
どうせ朝までやってるし。
でも。
いざとなったらタクシーにほうり込むから。
(実乃)ほうり込むって。
(英介)えっ?ああじゃあタクシーにちゃんと乗せるから。
(実乃)英介さんさぁ。
(英介)うん?
(実乃)うーん。
逃げたくなることってない?今持ってるもの全部ほうり投げて手ぶらで歩くの。
荷物も約束も全部捨てて。
フフッ。
どっか遠くに逃げちゃうの。
・
(鼻歌)・
(チャイム)はーい。
こんばんは。
あっ。
兄貴ならいませんよ。
知ってる。
えっ?ちょっ。
何?で実乃ちゃん置いて帰ってきたんだ。
はい。
はあー。
あんたもバカだね。
でも実乃ちゃん様子変だったし。
ほら。
わけもなく飲みたくなるときってあるじゃない。
あなたはいつもそうでしょう。
そういうときって大体そばにいてほしいの男の人だったりするじゃない。
それ分かってて二人きりにしたのがバカだって言うんですよ。
そっか。
まあねっ?でもあの二人に限ってどうこうってことはね。
ホントにそう思う?えっ?根拠は?いや。
それはないですけど。
はあー。
あっ!ねえ?今日デートじゃなかったの?花火大会。
あなたはいつもそういうネタどこで仕入れてくるんですか?あのさ。
どこですか?まあ周りがねどうこう言ったってダメなときはダメか。
はっ?ねえ。
それでどうだったの?さあ。
「さあ」って?あー。
この3年俺何も変わってないつもりでいたけど結構変わってたんだなぁ。
時間って案外ちゃんと流れてんすね。
ねえ?昔はさ当たり前にしてたけど大人になったらしなくなったことってない?うーん。
半ズボンはけなくなったとか?ああー。
何?君にすてきな答えを期待した自分に対してのため息。
あなただってもうミニスカートはけないでしょ?
(舌打ち)あっすいません。
冗談です。
ビールもらうよ。
どうぞ。
こないださ会社の男の子に「もっと頼ってください」とか言われちゃってさ。
へえー。
昔はさ店長とか先輩とか周りに頼れる人いっぱいいてそこに平気で寄っかかって甘えてグチ言って。
でもいつの間にか周り年下ばっかりで言える人いなくなってた。
うん。
違うか。
いても言わないんだろうなきっと。
恋人できても言わないんだろうなぁ。
何で?格好悪いから。
あのころは思ってること全部言って気にいらないこと吐き出してワンワン泣いて。
それですっきりできたけど今はなぁ。
泣いたー!っていうそう快感より泣いてしまったって嫌悪感の方が先に来るから。
(ため息)こんなことを若造にしゃべってることが問題だね。
若造って?お店仕切って若い子仕切って人の恋愛に首突っ込んで。
やってること完全におばちゃんだね。
ハハハ。
どうせわたしは自分が恋愛できなくて人の世話焼くしか能のないおばさんです!ヘヘヘ。
はいはいはいはいはいはい。
うん!もうお水にしましょうね。
あーそっか。
あっ。
お茶でもいい?あっうん。
うん。
(実乃)店長それってドキッとしたんじゃありません?
(ウエートレス)お待たせいたしました。
あっどうも。
理一君に頭ポンポンされてホッとしたんじゃなくてドキッと。
ちょっと実乃ちゃん。
やめてよ。
ああすいません。
(実乃)したんだ。
だから!あっ。
そういえばあの後ちゃんとウチ帰ったのね?はい。
あーそっか。
あっ店長。
わたし今日から夏休みなんで。
(衣咲)あっそうだっけ?あっそうだ。
実乃ちゃんお誕生日だもんね。
(実乃)はい。
で今鹿児島でーす。
えっ?幻の芋を求めて。
鹿児島って。
だって実乃ちゃん今日王子様。
(実乃)すいません。
じゃあまたかけ直すんで。
じゃあ。
(受付)免許証よろしいでしょうか。
(英介)免許証?はい。
(英介)はい。
オープンカーお願いします。
君!?じゃあ牧野さん。
最後の教習に出ましょう。
衣咲さん?芋焼酎。
はい?幻の芋を買いに二人で鹿児島。
えっ?ちょっ。
何の話?実乃ちゃん英介さんにくっついてっちゃった。
えっ?
(実乃)えっ?オープンカーじゃないんですか?
(英介)ホントについてくんの?
(実乃)よろしくお願いしまーす。
じゃあまずは桜島。
そこは行かないの。
出発!・『東京』青ですけど。
あっ。
あっはい。
行くよ。
はい!
(金田一)部屋がないってどういうことですか?
(彩矢)あの人のせいで私までここに住む羽目になっちゃって。
2014/07/16(水) 14:57〜15:53
関西テレビ1
スローダンス #04[再][字]
「ドキドキの雨宿り」
詳細情報
番組内容
芹沢理一(妻夫木聡)は、自宅マンションで広瀬歩美(小林麻央)とキス。だが、このキスにどんな意味があったのか?歩美の胸中を図りかねて混乱の理一。
同じ頃、長谷部幸平(田中圭)も小池実乃(広末涼子)からホッペにキスをされていた。ストレートな幸平は、理一や牧野衣咲(深津絵里)を呼び出して相談。話を聞いた衣咲は、一回だけのキスは“探る”感じがすると言った。衣咲曰く“探るキス”には
番組内容2
“相手の気持ちが不確かな時は、受け入れてもらえるかどうか?”
“自分の気持ちが不確かな時は、ホントにこの人のことが好きかどうか?”
が込められ、気持ちが確認できたら、すぐにもう一度キスしたくなるのが普通だと…。
では、歩美は?迷う理一だったが、思いきって歩美に電話をすると、歩美は、ぎこちない様子の理一を花火大会に誘った。
衣咲は、英介(藤木直人)の店の、
番組内容3
第一号の客になったことは、運命の“接点”ではなかったのだと思い始めていた。
そんな時、衣咲は八嶋優太(小泉孝太郎)から男らしく優しい言葉をかけられ“ホッ”とする自分に気づく。
思いがけない自分の気持ちに動揺する衣咲に、実乃は“ドキッ”としたのでなく“ホッ”としたのなら、衣咲にとっての八嶋は男女の関係ではない、と言う。
では、衣咲の“ドキッ”っとする相手とは?英介?それとも…。
出演者
妻夫木聡
深津絵里
広末涼子
小林麻央
田中圭
西野亮廣(キングコング)
蛯原友里
・
小泉孝太郎
藤木直人
ほか
原作・脚本
【脚本】
衛藤凛
監督・演出
【演出】
平野眞
【プロデュース】
高井一郎
鹿内植
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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