ドラマ10 ハードナッツ!(2)天才数学科女子大生VS爆弾テロリスト(後編) 2014.07.01

(くるみ)東都大学数学科の難波くるみです。
(伴田)警視庁初音署の伴田といいます。
(テレビ)「爆発事件はこれで3件目。
同一犯の犯行との見方を強めて慎重に捜査を進めています」。
爆発物を仕掛けたという人間が名乗り出ました。
(小林)湯沢道明?天才数学者です。
15年前からずっと関東刑務所に服役中です。
(小林)目的は何だ?
(湯沢)私が15年前に発表した論文を読んで頂ければ分かります。
あなたのお尻の下に爆弾があります。
解除してほしければこれを外して下さい。
(爆発音)小林さんあそこ!追え追え!
(急ブレーキの音)明らかに通行止めの場所を知っていてそれを避けています。
教える事のできた人が1人だけいるんです。
湯沢に車を奪われた被害者。
(滝田)このルートで行け。
さあ私を早く殴って。
滝田…。
その人こそ湯沢の共犯者だったんじゃないでしょうか。
ここが滝田が経営している工場だ。
やっているのは金属加工。
金属加工?材料さえあれば滝田には爆弾を作る事ができたって事だ。
確かに湯沢の共犯者だった可能性はある。
君はここにいろ。
俺は今のうちに中を調べる。
勝手に入っていいんですか?駄目だから君はここにいろと言ってるんだ。
世界中のほとんどの人は気付いていないけれどこの世の中を動かしているのはいくつかの数式だ。
例えばこの門の高さは1.5m。
重力加速度を9.8と置くとここから飛び降りた時の着地スピード秒速5.422176684690384
(落ちる音)うっ…。
つまりかなり痛いという事だ
(足音)何してる?外で待ってろと言ったろ!すみません1人じゃ怖くて〜。
だったらここを動くな。
伴田さん爆弾には詳しいんですか?
(伴田のため息)
(ぶつかる音)キャ〜!どうした!滝田…。
(小林)お前何チョロチョロやってんだ?滝田は湯沢の共犯者だった可能性があるんです。
爆弾を作ってる痕跡が残ってるんじゃないかと思って中を調べていました。
バカたれ!勝手なまねするな。

(くるみの泣き声)あの女は?湯沢に送られてきたメッセージを解読した数学科の学生です。
それが何だってこんな所にいるんだ?滝田が湯沢の共犯者だって推理したのは彼女です。
一度だけ話を聞いてもらえませんか?滝田さんは湯沢に襲われたふりをして湯沢に逃走用の車を渡したんじゃないかと思うんです。
ほう。
だとしたらどうして滝田さんは殺されたんでしょうか?口封じのためなんじゃないかと思います。
湯沢は滝田さんが自分の共犯者であるといずれ警察の皆さんが気付く事を恐れてあらかじめ滝田さんを殺しておいたんです。
なるほどなるほど。
じゃあ気付かなかった我々はよほどのおバカだったという事だ。
あそうですね。
小林さん。
工場内を調べてみたんですが爆発物を作っていた痕跡はありませんでした。
ああそう。
いやそんなはずは…。
ちゃんと調べたんですか?ちゃんと調べましたよ伴田さん。
(机をたたく音)それとですね滝田さんが湯沢の共犯者のはずはないんですよ。
ご存じなかったかもしれませんが滝田さんは15年前湯沢が引き起こした爆破事件の巻き添えで幼い息子さんを亡くしているんです。
え?すみません。
伴田さんに恥をかかせちゃって。
いいや。
俺は滝田が15年前湯沢のせいで息子を亡くしてるっていうのが逆に怪しい気がするよ。
私工場の中ですぐそばに湯沢がいたような気がしたんです。
何?いや気のせいかもしれないんですけど…。
君を巻き込んだのが間違いだった。
もう事件には関わるな。
すまなかった。
まずい。
もうすぐ家に着いてしまう。
これで永遠のお別れ?そうだ。
こういう時は何か面白い話をして見返してやらないと
伴田さん。
私がどうして数学なんかやっているのか不思議に思ってたでしょ?いや。
この世の中を支配しているのは数学なんです。
例えば伴田さん免許証見せてもらえますか?免許証の縦と横の比率は1対2分の1+約1.618。
この比率は黄金比と呼ばれていて巻き貝の作り出すらせん模様や木の枝のつき方なんかもこの比率に支配されてるんです。
びっくりしたでしょ?あ…ごめん聞いてなかった。
(砕ける音)数学を知っていれば人の心の中や秘密なんかも全部分かっちゃうんです。
例えば…伴田さんの誕生日当ててみせましょうか。
まず月の数字と日にちの数字を足して下さい。
いいよそういうの面倒くさいから。
いいから。
絶対びっくりしますから。
28。
28。
う〜ん…。
11月17日?ハハッ当たりですね。
びっくりしたでしょう。
さっき免許証見たろう。
(崩れる音)女子大生が何でこんな豪華なマンションに住んでるんだ?女子大生といっても数学科ですから。
バイバ〜イ。
11月17日…。
さそり座?・「タッタララタッタタッタッタータッタララタッタタッタッター」・「タッタララタッタタッタッタータッタララタッタ」ただいま〜。
お帰り〜。
・「タラッタラッタラッタラッタタラッタラ」ただいま…。
お帰り。
ただいま。

(権堂)「15年前も今回も警察は自分たちが無能であるがゆえに湯沢の言いなりにならざるをえなかったという訳です。
その上湯沢を取り逃すという…」。
権堂がここにいるという事は今やつの部屋には…誰もいない。
失礼しま〜す。
勝手に教授の部屋に入るのは重罪中の重罪。
従って入る時は不在である事をきちんと確かめる必要がある

これが湯沢が15年前に書いた論文
(戸を開ける音)「そして今回受刑者を外に出す事を許可した法務省。
彼らは一体何をしとるのだと私は言いたい。
いくら我々が…」。
初期値をほんの僅か変えただけで得られる数列は大きく変わる。
だとしたらこれはランダムじゃなくカオスだ。
この論文は間違ってる。
・「タッタララタッタタッタッター」・「タラッタラッタラッタラッタタラッタラ」ウフフ。
ただいま〜。
お帰り〜。
え?え?うわっ…。

(呼び出し音)あもしもし!もしもし。
どうした?すみません。
帰ったら部屋が荒らされてて…。
何?今どこだ?部屋の外です。
あの高級マンションか?え?いえそこから少し離れた所で…。
おい。
もしもし?どうした?もしもし!え?滝田さんの工場で偶然あなたたちを見かけてね。
それからずっとあなたたちの後をつけさせてもらいました。
回想伴田さん爆弾には詳しいんですか?メッセージを解読したのがあなたのような女子大生だったとは。
もっともあれは最初から解読させるつもりでした。
おかげで私はあの狭苦しい刑務所から抜け出す事ができた。
留守の間にあなたの部屋を見せてもらいました。
書きかけの論文面白く読ませて頂いた。
私と手を組みませんか?え?あなたある人間たちに復讐してやりたいと思っている。
(湯沢)数学者を志したのはそのためですね?次はその人たちを爆破してさしあげても構いませんよ。
私は爆弾で復讐したいなんて思ってません。
それに…私もあなたの15年前の論文読ませてもらいました。
あなたは間違っています。
はあ?あなたの微分方程式は同じ確率分布に従うランダムな変数同士を消去してしまう事によって導き出されています。
でもその中に消去してはいけない項があったんです。
一見ランダムに見えるけれど実はごく簡単な方程式から導き出されている項。
初期値の僅かな変化が結果に大きな違いをもたらすためにそれは複雑で非周期的な数列を作り出してしまう。
あなたはそれをランダムな過程と見間違えた。
それはランダムではありません。
カオスです。
消去してはいけなかったんです!面白いですね。
私ももう一度自分の論文を読み直してみましょう。
悪いがもう行きます。
明日は大きな仕事があるものですから。
あなたと話ができてよかった。
はあ〜。
怖かった…。
もしもし。
もしもし伴田さ〜ん。
大丈夫か?今どこだ?どこ?どこ?どこ〜?え〜っと…。
あどこからか磯の香りがします。
えっと…窓から北極星は見えません。
携帯にGPSついてるだろ。
あ伴田さん!大丈夫か?はい!すみません。
どうなってんだ?これ。
解こうとすればするほど強く締まるようになってるんです。
見事なトポロジーですね。
黙ってろ。
ウフフフフ…。
あれ?どうした?なぜ私の携帯がここにあるんでしょうか?あるから俺にかけてきたんだろ。
連絡を取られたくなかったのならなぜこれを奪っていかなかったんでしょうか?これ何かの罠なんじゃないでしょうか?私に伴田さんに電話をさせて2人とも一緒に殺そうと思っているんじゃ…。
まだどこかに湯沢がいるっていう事か?扉ちょっと調べてもらえますか?ああ。
金属の線がはわせてある。
俺が入ってきた時に切れたみたいだ。
それですよ!この建物のどこかに爆弾が仕掛けられているんです。
…で伴田さんが入ってきてその線を切った時にタイマーのスイッチが入って時間差で爆弾が爆発する仕掛けなんじゃないでしょうか。
何だと!?あ〜伴田さん。
あ?私のバッグにはさみ入ってます。
ああ?それを早く言え!すみません。
急げ!来ちゃうよ〜。
キャッ!おお〜。
間一髪でしたね。
おお。
あれ?爆弾なんてホントにあったのか?すみません間違いだったかもしれません。
(爆発音)
(爆発音)大丈夫か?あはい。
湯沢はなぜあなたを襲ったんでしょうか?分かりません。
でも別れ際「明日大きな仕事がある」って言ってましたよ。
(小林)大きな仕事?ありがとうございます。
また爆発が起きるって事か。
あの…先ほどはありがとうございました。
何が?ロープを解いてくれた事。
伴田さん1人だけ逃げればよかったのに。
バカ言うな。
俺は刑事だ。
君を置いて逃げ出せる訳ないだろ。
それに俺はいつ死んでもおかしくないらしい。
え?ランゲルドーシスという病気に侵されているらしい。
1万人に1人がかかる難病だ。
治療法はまだ見つかってない。
再検査を受けるように言われてる。
じゃあ受ければ?無駄だよ。
知り合いの医者に聞いたら俺が最初に受けた検査の精度は99.9%。
再検査を受けたところで間違ってる可能性は0.1%。
99.9%という事は100人受けに来たら99.9人の人に正しい判定が下るという事ですよね。
ああ。
という事は1,000人受けに来たら999人の人に正しい判定が下るという事ですよね。
ああ。
という事は1万人受けに来たら9,990人の人に正しい判定が下るという事ですよね。
何が言いたいんだ?面白いか?そんな話して。
えっすごく大事な事なんですけど。
変な話して悪かった。
悪いが今晩はここに泊まってもらう。
君が生きていると分かったら湯沢がまた襲ってくる可能性があるからな。
はい。
「逃亡された警察に対する世間の批判は高まっており…」。
小林さん。
このままどこかで爆発が起きるのを黙って見過ごすんですか?バカたれ!場所が分からなきゃ警戒のしようがねえだろ!・「伴田さん」・「くるみちゃん」待って〜。
待って下さい。
嫌だよ〜。
アハハハッ。
ああ〜。
ウフフフ。
え?大丈夫か?伴田さんこれ。
ああ悪いね。
ゆうべから何も食べてないだろ。
こんなものしかないけど。
あすみません。
伴田さん。
湯沢はどうして私たちを殺そうとしたんでしょうか?え?湯沢は何かを恐れているんです。
私たちが何かを見つけ出してしまうのを。
何かって…。
メッセージが書かれていたしおりはとっくに捨てられてるはずだ。
しおり…?湯沢は私たちに偽のメッセージを解読させ外に出た。
そこには座って立ち上がると時間差で爆発する爆弾が仕掛けられていてそれを利用して逃げ出すとちょうどそこに共犯者の車が走ってきた。
こんな複雑な事をしおりだけで伝えられるものでしょうか?本は何冊も送られてきてたんだ。
それに細かい字で書けば…。
細かい字で書けば怪しいしおりだとすぐにバレてしまったはずなんです。
メッセージはしおり以外にもあったんです。
はっ…。
ダミーのダミーの…ダミー作戦。
何?伴田さんに最初に見せてもらった本あれもう一度見せて頂けないでしょうか?見て下さい。
ところどころに空欄になっている場所があるんです。
何か意味があるんでしょうか?0…0…0…0…。
えっ何で0ばかり?空欄の裏の数字を書き出してみたんです。
こんなに0が並んでいる。
多分これは何かのメッセージです。
0の前はどれも5。
という事はこれは2と5が何回かずつ掛け合わされて出来たもの。
0の前の数字を足していくと…。
どれも3の倍数になる。
という事は3も何回か掛け合わされている。
2と3と5…。
はっそうか素数!見て下さい。
これは空欄の裏の数字を素因数分解したものです。
どんな数もただ一とおりの方法で素因数分解できます。
湯沢たちはこれを利用したんです。
大事なのは素数の肩に乗っかっているこの数字です。
これは50音の何番目の文字かを示しているんだと思います。
例えば…つ。
き…ひ…。
9月9日。
い…け…の…い…す…。
湯沢が爆弾を仕掛けた場所。
お…い…。
これは何だ?文字に置き換えても意味の通らないこの数字は共犯者の乗った車のナンバー6352です。
つ…き…ひ…9…1…2…。
9月12…今日!お…お…さ…き…。
す…か…い…。
大崎スカイホール!お?8594…これ何でしょう?あれ?伴田さん。

(小林)行くぞ!はい。
(小林)よしA班2階。
あとは下だ。
(一同)了解。
捜せ!しかし今後起きるであろう大規模な金融危機を防ぐために…。
この会場に爆弾が?ええ。
このところの連続爆破事件を引き起こしている湯沢という男をご存じでしょう。
湯沢はここを次のターゲットに選んだ可能性があります。
至急全員を外に避難させて下さい。
そんな事を言われましても…。
(岡崎)警備責任者の岡崎と申します。
爆弾だと言えばパニックになります。
別の理由をつけて全員を退避させましょう。
(館内アナウンス)「ご来館の皆様にお知らせ致します。
ただいま館内の電気系統に漏電が見つかりました。
警備員の指示に従って…」。
(岡崎)大変失礼致します。
皆様お近くの非常口より速やかに移動をお願い致します。
(爆発音)押さないで下さい!落ち着いて下さい!
(非常ベル)あ〜すみません。
慌てずに速やかに移動して下さい。
(非常ベル)湯沢…。
湯沢やっと会えたな。
もう逃げられないぞ。
(殴る音)えっ?大丈夫ですか〜?う〜あっ…。
ああ!あのどうしたんですか?湯沢に襲われた。
警備員の制服を奪われた。
あのそれで湯沢はどっちに?分からない。
多分逃げるとすれば舞台の裏の方だ。
伴田さん!来るな!どうしたんですか?何ですか?これ。
触るな。
爆弾だ。
もしもし。
(湯沢)お待ちしておりました。
湯沢さん?
(湯沢)あなたが来る事は分かっていました。
ここを爆破するついでに今日はあなたを使ってちょっとした実験をしてみようと思いましてね。
実験?
(湯沢)そのパソコンはその刑事さんの周りにある爆弾につながっています。
その爆弾がいつ爆発するかは秘密です。
だがもしあなたがそのパソコンに正しいパスワードを打ち込めば爆発を止める事ができます。
さあどうしますか?
(通話が切れる音)もしもし?もしもし!おい。
パスワードって…。
あっあの4桁の数。
回想8594…。
そんなもの暗号で伝えるはずないか。
君は逃げろ。
え?言ったろ。
俺はいつ死んでもおかしくないんだ。
君まで巻き添えになる必要はない。
回想1万人に1人がかかる難病だ。
俺が最初に受けた検査の精度は99.9%。
再検査を受けたところで間違ってる可能性は0.1%。
それがですね伴田さんのその計算は間違っているんです。
はあ?いいですか。
検査の精度は99.9%。
という事は1万人が受けに来たとすると9,990人には正しい判定が下るけど残り0.1%の10人には間違った判定が下る。
という事は本当に病気なのは1万人に1人のはずなのに病気と判定される人は10人くらい出てきてしまうって事なんです。
だから伴田さんが病気の確率は99.9%ではなくて10人のうちの1人。
せいぜい10%って事なんです。
つまりですね希望を捨てちゃ駄目だって事です。
わあこんな話してる場合じゃない。
パスワード…パスワード…。
ちょっと待って下さい。
さっき湯沢は何て言いましたっけ?お待ちしておりました。
回想
(湯沢)あなたが来る事は分かっていました。
あれ?という事は…。
いい加減にしろ。
早く逃げろ!あの…。
逃げろと言ってるだろ。
じゃあ!もし生きてもう一度出会えたら私の言う事何でも聞いてくれますか?ああ。
何でも聞く。
早く行け。
はい!
(湯沢)お嬢さん。
こんな所にいたら危ないですよ。
あの刑事を置いて逃げてきたという訳ですか?こんな事して何が楽しいんですか?15年前の私の論文読み直してみました。
ランダムじゃなくカオス。
あなたの言うとおりでした。
あの論文は間違っていた。
あなたは私の人生をとんだ無意味なものにした。
どこかでまた会いましょう。
おい車を追え!
(一同)はい!バカたれ!車で追え!
(一同)はい!
(爆発音)
(小林)湯沢は会場内の十数か所に爆弾を仕掛けていました。
それが初音署の伴田の前に置かれたパソコンにつながれ何か一文字でも打ち込むとその途端に起爆装置が働くようにセットされていました。
もし誰かが何かを打ち込んでいたら大惨事になっていたところです。
湯沢の乗った車はなぜ爆発したんだ?それは今のところ調査中ですが恐らくは次の爆破に備えて積み込んでおいた爆弾が誤って爆発したものと思われます。
天才数学者にしちゃまぬけな最期だな。
ええ。
ただ外から湯沢にメッセージを送っていた共犯者は依然として不明のままです。
よくあのパソコンに何も打ち込んじゃいけないって分かったな。
湯沢は自分が全て見通しているという事を見せつけようとして1つだけ余計な事を言ったんです。
「お待ちしておりました。
あなたが来る事は分かっていました」。
湯沢は私が来る事を予想して伴田さんを襲い爆弾をセットしておいた。
でもいつ来るかまでは分かっていなかったはずなんです。
だからスイッチは私が何か打ち込んだ時に入る仕掛けだったんじゃないかと思ったんです。
でもそれが分かってたんならなぜあの時言わなかった?まあいいじゃないですか。
伴田さん覚えてます?あの時「生きてもう一度出会えたら私の言う事何でも聞いてくれる」って言ったの!え…何だっけ?え〜覚えてない。
じゃあ。
あの〜。
この事件はまだ終わってないんだ。
俺はあの時後ろから誰かに頭を殴られた。
湯沢の共犯者があの会場にいた事は間違いないんだ。
チェッ。
8594…。
何なんだ〜?この数字。
くおけえ…。
くお…?あ…。
はっ!そっか〜湯沢の共犯者って…。
あなたは15年前湯沢が引き起こした爆破事件で婚約者の方を亡くされていますよね。
何の話をしているのでしょうか?湯沢を脱走させたのは滝田さんとあなただ。
はあ?あなたはあらかじめ自分が味方だと分かるメッセージを湯沢に送っておいた。
それがあなたの警備員の制服に書かれた番号。
湯沢に出会ったあなたは湯沢に襲われたふりをして警備員の制服を渡した。
湯沢を追い詰めた私を後ろから殴ったのもあなただ。
ちょっと待って下さい。
確かに私は湯沢のせいで婚約者を亡くしました。
だったらなぜ湯沢の手助けをしなくちゃならないんですか?あなたと滝田さんの本当の目的は湯沢の味方のふりをして彼を殺害する事だったんじゃないですか?あの日あなたは湯沢のために会議場の駐車場に逃走用の車を用意しておいた。
だがその車には爆弾が仕掛けられていた。
湯沢は最後は自分で自分の爆弾によって死んだ。
そうやってあなたは殺された恋人の復讐をしたんじゃないですか?回想
(爆発音)そうですよ。
15年前私は当然湯沢が死刑になるものと思っていました。
だが彼は今で言う妄想型統合失調症と診断され判決は無期懲役。
だから私は自分の手であいつを殺してやろうと思ったんだ!私たちは湯沢に支援者のふりをして差し入れを送り続けた。
「私はあなたの味方です」というメッセージを込めて!湯沢を信じさせるために15年かかった…。
15年もかけて…復讐を?あなたも大切な人を殺されてみれば分かりますよ。
15年なんて…ほんの一瞬だ。
もしもし伴田さん?あの…病気の方再検査の結果どうでした?陰性だった。
ああやっぱり〜。
私の計算は間違ってなかったんですね。
実はですねポーカーの新しいいかさまの方法を見つけたんですよ。
やめろ。
賭け事は犯罪だ。
何度言ったら分かる?ウフッウフッはい!どうした?いえくだらない電話です。
何だよ待たせたらアカンやん。
スリーカード。
駄目だ。
ツーペア。
エースのフォーカード。
エースかよお前。
うそだろおい。
頂きます。
絶対いかさまやろ。
ふざけんなよ。
「昨夜港区のクラブで再三にわたって賭けポーカーを行っていたとして大学生3人が賭博容疑で逮捕されました。
逮捕されたのは都内の大学生伊集院満容疑者ほか2名です」。
え〜?
(権堂)「大学生が賭博行為など言語道断です。
この際彼らだけでなく一緒に賭博に興じた不届き者たちも一網打尽にすべきです!」。
わ…わあ〜。
捕まりたくない捕まりたくない。
わあ〜。
伴田さ〜ん。
2014/07/01(火) 22:30〜23:18
NHK総合1・神戸
ドラマ10 ハードナッツ!(2)天才数学科女子大生VS爆弾テロリスト(後編)[解][字]

服役囚が爆破事件の捜査に協力するフリをして脱走した。車を奪われた男が共犯者なのではないかと疑ったくるみ(橋本愛)は伴田(高良健吾)とともに男の工場に踏み込む。

詳細情報
番組内容
服役囚の湯沢(嶋田久作)が連続爆破事件の捜査に協力するフリをして脱走した。湯沢に車を奪われた滝田が共犯者なのではないかと疑ったくるみ(橋本愛)は伴田(高良健吾)とともに滝田が経営する工場に足を踏み入れるが、滝田はすでに殺されていた。警察は15年前の連続爆破事件の際、湯沢に息子を殺された滝田が共犯者であるはずがないと、くるみの推理を一蹴する。その晩、くるみが帰宅すると部屋が何者かに荒らされていた…。
出演者
【出演】橋本愛,高良健吾,勝村政信,矢島健一,波岡一喜,嶋田久作
原作・脚本
【作】蒔田光治
音楽
【音楽】和田貴史,橘麻美

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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