(森)生涯愛する事を誓いますか?
(英治)はい!誓います!
(花子)誓います。
甲府で祝言を挙げてから1年半たちました。
安東はな改め村岡花子です。
いい天気だね…。
あら?もうおめでたですか?花子…フフフ。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(風鈴の音)
(ふじ)「はな。
元気にしてるけ?無理して仕事してねえけ?くれぐれも自分の体とおなかの赤ん坊を大事にするだよ」。
(吉平)「…とおかあが言ってる。
ボコの新しい名前を考えたので送ります。
父」。
(英治)手紙何だって?おとうが子どもの名前考えたからって。
へえ。
女の子の名前ばっかりだね。
そうなの。
孫も修和女学校に入れたいんですって。
まだどっちが生まれてくるか分からないのに困ったおじぃやんですね〜。
でもあなたが女の子だったら絶対に名前には「子」を付けてあげますからね。
「子」。
(戸が開く音)
(平祐)邪魔するよ。
いらっしゃいませ。
やあ。
父さん。
何か急ぎの用でも?いや天気がよかったから散歩のついでに寄ったんだ。
そう言って毎週日曜に来てますね。
たまたまだ。
たまたま!調子はどうだね?ええ。
相変わらずよく動くんですよ。
夜でも足で蹴るから起こされちゃうくらいです。
そうか。
結構結構。
それなら男の子だな。
元気な女の子かもしれませんよ。
いやまず1人目は村岡印刷の後継ぎを産んでもらわないとな。
どっちでもいいからね〜元気に生まれておいで〜。
生まれておいで〜。
(英治)ね〜。
(せきばらい)お義父様…。
お茶もお出ししてなくて失礼しました。
ただいま…。
大丈夫。
僕が入れるから。
平気よ。
(英治)明日醍醐さんが原稿取りに来るんだろ。
締め切り厳守だ。
お義父様せっかくいらして頂いたのにすいません。
ゆっくりしていらして下さいね。
仕事やめれば全て解決するぞ。
父さん!「王子と乞食」の翻訳は君にしかできないんだから。
ええ。
ねっ。
はい!じゃあ頑張って。
はい。
英治の協力もあり花子は臨月まで翻訳を続けておりました。
(かよ)今日はお疲れみたいですね。
ちょっとあてられてしまってね。
いつまでも新婚気分で困るよ。
君のお姉やんはきっと出産の最中でも翻訳してるよ。
あれは。
そうですね。
英治も英治だ。
村岡印刷の次期社長ともあろう者が尻に敷かれて。
だから2人の結婚には反対だったんだ!そんな事おっしゃって…また遊びに行くんですよね。
いや!もう行かないさ。
(かよ)フフッ。
すぐにおいしいコーヒーをお持ちします。
(蓮子)「龍一様。
私は覚悟致しました。
全てを捨てます。
あなたにこのままお会いできないなら生きている意味などありません。
あなたのそばで生きられない今の境遇にもう耐えられないのです。
悪魔の涙にぬれる私を一刻も早く救い出して下さい。
蓮子」。
それから数日がたち…。
(ノック)・
(すず)奥様。
すずです。
あの方からお手紙が届いたの?いえ。
お手紙ではなく…。
(龍一)久しぶりですね。
どうぞ。
私の事なんかとっくにお忘れになったと思っていました。
残念ながら忘れる事ができなくて…。
手紙拝読しました。
暇潰しに僕をからかって遊んでるんですか?それとも…。
そんな事を聞きにわざわざいらしたの?違う!あなたを…!・
(足音)
(タミ)何ばしようと?あ…何も…。
・
(レコード)私を…何ですの?今日ここに来たのはあなたを連れ出すためです。
あなたの本当の気持ちを教えてほしい。
その手紙のとおりです。
あなたのそばで生きられるなら私は全てを捨てます。
それがどういう事か分かってますか!?分かっています!宝石も着物も要らない!家も名前も捨てます!あなたのそばで生きられるなら。
だから…今すぐ私をここから連れ出して!あなたを試すような事を言って…すみませんでした。
逃げましょう。
そして2人で暮らしましょう。
けれど今すぐにという訳にはいきません。
どうして…。
今逃げたところですぐに見つかって引き裂かれるのが落ちだ。
あなたはこの家に連れ戻され僕は牢屋に入れられる。
そうならないためにも準備が必要だ。
僕たちは…必ず一緒になれる。
だからもう少しだけ我慢して下さい。
…分かったわ。
蓮様!はなちゃんすごくきれい。
やっぱり村岡さんははなちゃんの巡り会うべきたった一人の人だったのね。
(嘉納)ほう…。
それにしても大きなおなか。
もう今にも生まれそうね。
私…怖いの。
無事に産めるのかちゃんと育てられるのかって…。
大丈夫よはなちゃんなら。
小さい妹さんたちの子守をこぴっとしてたんでしょ?ええ…。
でも…産む時は覚悟した方がいいわよ。
ものすごく痛いから。
てっ…。
フフフ!そんなに怖がらないで。
「案ずるより産むが易し」よ。
よし。
安産祈願をしちゃる。
てっ…?てっ!?俺の安産祈願は評判ばい。
や〜っ!てっ!てっ…。
これで安産間違いなしじゃ。
ハハハハハハハ!はあ…ありがとうございます。
嘉納さんそんなに大勢に安産祈願なさったんですか?よそに女の人が大勢いらっしゃるから。
男の甲斐性たい。
ハハハハハ。
ねえあなた。
赤ちゃんが生まれたらすぐに会いに来たいの。
蓮子のやつまたすぐに東京に来ようとしちょるとばい。
ねえ来てもいいでしょう?分かった。
分かった。
ありがとうございます。
え〜さあそろそろ行くばい。
じゃあはなちゃんまたな。
ええ。
蓮様是非いらしてね。
はなちゃん赤ちゃんが生まれたらすぐに知らせてね。
私元気な赤ちゃんを産むわ。
待ち遠しいわ。
この時蓮子が駆け落ちの計画を進めていたとは知るよしもない花子でした。
遠慮しないで。
そんな…。
ごきげんよう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/07/16(水) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(93)「あなたがいる限り」[解][字][デ]
祝言から一年半。安東はな改め村岡花子(吉高由里子)は、おめでたでお腹が大きくなっていた。一方龍一(中島歩)の元に、蓮子(仲間由紀恵)から重大な手紙が届く…
詳細情報
番組内容
祝言から一年半。安東はな改め村岡花子(吉高由里子)は、おめでたですっかりお腹が大きくなっていた。甲府から届いた手紙には、吉平(伊原剛志)が考えた女の子の名前ばかりが書いてあり、英治(鈴木亮平)とはなは思わず笑ってしまうが、平祐(中原丈雄)はまずは跡継ぎとして男の子を産んでもらうと言い出す。一方カフェーでは、龍一(中島歩)が蓮子(仲間由紀恵)からの手紙に目を通していた。そこにはある重大な決意が…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,黒木華,鈴木亮平,吉田鋼太郎,中島歩,中原丈雄,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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