生放送のため字幕に誤字が生じることがあります。
ご了承下さい。
国民の命と暮らしを守るため閣議決定してまいります。
この会見からわずか1か月半。
今日、日本の安全保障政策が大きく転換される。
安倍政権はまもなく集団的自衛権を使えるように憲法9条の解釈を変える閣議決定をするのだ。
こちら総理官邸前です。
こちらには閣議決定に反対するデモ隊がこのように歩道をびっしりと埋め尽くしています。
総理官邸前には憲法解釈の変更に反対する多くの人が集結。
武力行使の容認に向け突き進む安倍総理に街の人は。
どこかで決めていかないと世界の仲間入りというのはいろんな意味でできないのかなと正直思います。
自分の子供が戦地にいってしまうのは不安なので、できたら平和一番で。
戦争は絶対嫌です。
戦争は人殺しだから。
あんまり話題にならないんですよね。
あまり身近に感じてない人が多いので。
守るために強くなってくれるのはいいと思うんですが自分たちが参加となると、それはまた違うと思います。
戦争ができる国になってしまうのか?平和国家、日本の行方は?こんにちは。
「NEWSアンサー」です。
今日はスタジオに2枚の写真を用意しました。
まず奥からご覧いただきましょう。
奥は、今朝、総理官邸に入る安倍総理の顔ですね。
本当に満面の笑みで晴れやかな表情です。
歴代内閣が憲法上許されないとしてきた集団的自衛権の行使。
安倍内閣は憲法解釈を変更し集団的自衛権を使えるようまもなく閣議決定します。
国会担当の宇井記者に伝えてもらいます。
私の後ろに見える総理官邸には先ほどから続々と閣僚が集まっており、もうまもなく閣議決定する見通しです。
これに先立ち、今日自民、公明それぞれで閣議決定が進められました。
憲法改正が筋であって解釈によるこのような解釈変更は認められない。
自民党では総務会に出席した一部の議員から反発はあったものの少数にとどまりました。
公明党がこの結論に至るまで、これまでの政府の憲法解釈のベーベースにたってそしてさまざまな国民の懸念を受けての歯止めをかけ現実的な対応策をとっていく結論になった。
一方、最初は集団的自衛権の行使容認には慎重だった公明党も幹部が一様に歯止めが効いているとこちらも粛々と了承しています。
このまま閣議決定をされれば安倍総理自らこのあと午後6時から記者会見し国民に直接説明します。
会見では中国の領海侵入が相次いでいることや北朝鮮の核やミサイル開発の懸念を念頭に憲法解釈の変更の必要性を訴える見通しです。
一方大きな課題として残している国民への説明です。
今回の解釈の変更で具体的に何ができるようになるのか。
与党協議で詰め切れていない部分が数多く残っています。
安倍総理が国民の不安に答えることができるのか、この後の記者会見が注目されます。
また新しい情報が入り次第こちらからお伝えします。
まさに今、臨時閣議が始まってこのあと閣議決定ということになりますがここからは官邸キャップの宮崎記者に聞きます、よろしくお願いします。
宮崎さん、きょうの閣議決定のポイントを教えてください。
一番の大きな変更点は自衛隊が武力を行使するための新しい3要件なんです。
これまでは集団的自衛権の行使については憲法上許されないと明確に規定されてきました。
それが今回の閣議決定ではわが国と密接な関係にある他国に武力攻撃が発生し、国民の生命に明白な危険がある場合、こうした2つの条件を満たした場合には自衛の措置として武力行使は可能となる点なんです。
この新しい3要件を満たせば集団的自衛権であろうとも武力の行使が可能となる変更が加えられるというかたちですね。
どういうときに具体的にできるようになるか、いちばん気になりますが。
まずは密接な関係にある他国という部分ではアメリカが想定されています。
ある国から弾道ミサイルが撃ち込まれたときに日本の上空でこうしたミサイルを迎撃できるというケースやアメリカの艦船が攻撃をされているときに日本の自衛隊の艦船が防護できるというケースが想定されます。
そしてそういうときに、集団的自衛権が行使が可能になるということなんですが今回の閣議決定では自衛隊の武器使用についても拡大されたんですよね。
今回の閣議決定では国際平和活動にともなう武器使用というものについても新たな対応が可能となっています。
具体的には国連のPKO活動武装勢力に民間人のNGOの人たちが襲われているというときに近くに展開する自衛隊の人たちが駆けつけ、これを武器を使用して警護することができるというかたちも盛り込まれています。
閣議決定を受けて政府は新しく秋の臨時国会から法改正などの手続きに入る予定です。
ごらんいただきましたように日本の国の形を大きく変える集団的自衛権。
安倍総理のブレーンたちも今回の閣議決定案は見解が分かれているようです。
安倍総理自らが設置した有識者会議の中心メンバー岡崎久彦氏。
安全保障政策では安倍総理のブレーンで師匠ともいえる人物だ。
この最終案の内容をご覧になってどういうふうに受け止めていますか最終案のお話をしますけれどもとにかく感無量です。
日本の存立を脅かすようなケースは全部、武力行使できます。
何の心配もない。
武力行使の要件について岡崎氏は線引きは難しい?難しいんですよ。
持って回った表現なんです。
結局は日本の存立を脅かす場合は武力行使をするということです。
日本の生命線が脅かされたら戦争するんです。
その線引きは誰が決めるんですか?それは、過剰防衛と正当防衛の間で線を引く、それが自民党と公明党の合意です。
あの合意もいろんなふうに取れると思いますがとれますよ、そんなことは。
いくらでもとれます。
いろんな議論をした上で総理が心血を注いで国のためを考えて決めるんです。
それ以外ありえない。
一方、第一次安倍政権で官房副長官補をつとめた柳沢きょうじ氏は。
集団的自衛権に関して賛成?反対?これからの集団的自衛権を行使しなければならない必然性はまったくないと思っていますからかつて自衛隊のイラク派遣を指揮した柳澤氏。
かえって日本が危険にさらされる可能性があると指摘する。
こちらが抑止力を強めれば相手も強くなろうとする。
そしてこちらが、日本が戦いに加わっていけば日本も攻撃されるという、そういう側面が国民に対してまったく説明されていない。
日本もいろんな意味でそれは世界の平和に協力していく必要はあるし、それをやっていかなければいけないけど、軍事的な貢献でなければだめなのかどうかということとかね。
日本人のアイデンティティがもう一度とわれる時代に入ったということだと思ってるんですけど本当に拙速に決まってしまった印象ですが今後、法改正に向けた国会の審議、しっかり注目していきたいと思います。
では次です。
拉致問題の進展に期待がかかる日朝協議についてです。
こちらは北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんです。
このウンギョンさんが11月に日本を訪れるという情報が今日、駆け巡りました。
折りしも開かれた日朝政府間協議で北朝鮮は、どんな出方をみせたのでしょうか。
今朝、韓国の大手紙が報じたウンギョンさん訪日の情報。
報道は韓国の拉致被害者の団体で代表を務めるチェ氏の話に基づいたものだ。
一方、日本政府はこの報道を否定した。
まだ日本が、そういったことで決めているようなことは一切ございません。
また横田めぐみさんの父、滋さんもきいたことはまったくないと話している。
拉致問題解決への期待が高まる中、今日、開かれた日朝政府間協議。
本日の協議では宋日昊大使のほうから特別調査委員会の組織、構成、責任者などに関しての説明を受けて。
特別調査委員会とは拉致問題を再調査する北朝鮮の新たな組織だ。
この委員会に軍や党を含むあらゆる組織を調査できる権限はあるのか。
今回の協議の最大の焦点だ。
特別調査委員会を立ち上げるということですから金正恩第一書記と直接パイプのある報告できる、指示を受ける、そういうようなことができる人物でなければならないということでしょうね。
北朝鮮でこれ二該当するのは国家安全保衛部。
正恩氏のおじ、張成沢氏を処刑した組織。
調査委員会にそれだけの力を持たせられるのか。
注目の日朝協議の行方は?政府間協議は北朝鮮大使館から場所を移し、現在はここ日本大使館で続けられています。
午前中の協議では北朝鮮側から特別委員会の陣容について一連の説明があった模様です。
現在はこれを受けて組織のメンバー構成、そして実際に軍や党の主要機関に強制力のある調査ができるのかなどの基準で日本がわから詳細な情報を求められています。
日本政府関係者は十分用心して対応する必要があれば用心するがゆえに一歩も踏み出さなければ物事はまったく進まないと胸の内を明かしています。
日本政府は今日の協議の内容を踏まえ週内にも北朝鮮に対する日本独自の制裁を緩和するかどうか、慎重に判断する考えです。
少し映像が乱れてしまいました。
失礼いたしました。
さてこのあとは4月の消費税増税から3か月。
お伝えしています集団的自衛権をめぐる臨時閣議が先ほど始まったようです。
宇井さんお願いします。
臨時閣議はつい先ほど、午後4時57分からはじまりいまだに続いています。
歴史的な政策転換となりますが閣議で安倍総理は報道陣の多さにすごいなと少し驚いただけで後は落ち着いた表情でした。
このあと総理官邸では午後6時から総理みずから記者会見し、国民に直接説明します。
会見では北朝鮮の核やミサイル開発において訴える方針です。
またこれにより日米同盟の強化や抑止力につながる見解も示すと見られます。
集団的自衛権の行使が際限なく広まってしまわないか国民の疑問に安倍総理がこたえることができるのかどうかこのあとの記者会見が注目されます。
今日からさまざまなものが値上げされます。
日本ハムと伊藤ハムはハムやソーセージなど対象商品の納入価格を引き上げたり、内容量を減らすなど値上げを開始しました。
豚肉をはじめ原材料の高騰などが理由で平均10%程度の値上げとなります。
また雪印メグミルクはバターをおよそ2%値上げしました。
生乳の生産量減少による仕入れ価格の上昇が要因ということです。
路線価が今日、発表されました。
29年連続で日本一となったのがこちら、銀座の鳩居堂前です。
その価格、はがき1枚の大きさでおよそ34万9000円です。
路線価の今年の全国平均は6年連続で下落したものの下げ幅はマイナス0.2%にとどまりました。
景況感の改善や不動産投資の活発化で都市部を中心に路線価が回復しました。
きょう山開きをした富士山。
楽天が空のビジネスに乗り出しました。
楽天はマレーシアのLCC格安航空会社エアアジアの日本法人に出資すると発表しました。
今後は予約システムの構築などで協力するほかITを活用したさまざまなサービスを開発します。
夏山シーズンの到来です。
富士山ではきょう、世界文化遺産に登録されてから2度目の山開きを迎えました。
太陽が雲の透き間から顔を出すと御来光を待ちわびた登山客からは歓声が上がりました。
山梨側の登山道では今日から任意で1000円の入山料を徴収する受け付けが始まり午前8時までに12万3500円が集まりました。
2014/07/01(火) 16:52〜17:13
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