応援ドキュメント 明日はどっちだ #50 2014.07.15

(岡本玲)
古びた校舎の片隅でその部は廃部の危機に陥っていた。
が!6人の高校生が立ち上がった!
ところが…
高校から始めた初心者ばかりで人数は団体戦出場ギリギリの6人。
誰一人欠けてもまずい
しかし…
それでも夢はインターハイ。
心は一つ
そんな中…
2年生の1人がケガでリタイア。
いきなりメンバーが5人に。
新たな部員を確保するために挑んだ新入生歓迎会。
果たして部員は入ってくれるのか
(2人)23!始まりました「明日はどっちだ」。
今回も引き続きインターハイ出場を目指す高校生の男子新体操部とロケット開発に懸ける町工場の親子でございます。
さあ新体操部は人数がギリギリというところで。
部員数少ない分ねケガするとどうなるねんっていう。
さあその部員ですがキャプテンのアツ君はじめ3年生がヒロ君と2人。
そして2年生このリョウスケ君がアキレスけんにケガしてしまって。
そうやで。
新体操部はどうなったのか。
練習場を訪ねると…あれ?人数が多い
あれ?あらら?
なんと新入生が1人どころか4人も入ってくれたのだ。
数年ぶりに女子マネまで
マネージャーつき!?これテンション上がるね!
(取材者)正式に?
もうほくほく顏
女子来たらちょっとまた変わってくるよこれ。
新人のトレーニングは股割りから
あ〜!痛っ!
激痛が走る
うわ〜!痛い痛い痛い!
ところがその中に…
え!?軟らかっ!
1人だけ余裕で耐える1年生がいた。
更には宙返りも…ひねりつき。
前田魁星君15歳。
中学時代関東大会6位というすご腕の新人だった
期待の新人。
エース候補やんもう。
夢のインターハイ団体戦出場に向け一筋の光が
そこに更なる朗報が
2年生一の実力者でケガで休養していたリョウスケ君が復帰を許された
ええ雰囲気やん。
ところがこの復帰がチームに新たな悩みを
なんでや?
本来3年と2年6人で団体戦に出場するはずだったがいきなりすご腕の1年生が入ってきたためこの5人のうち1人が落ちるメンバー争いが始まる事に
なるほど!熱いなこれは。
まず新体操に欠かせない倒立でその実力を見ていくと脱落するのは2年生のユウヘイ君ワタル君。
テッチャンは粘るが…やはり落ちる
カイセイすごいな。
リョウスケ君と新人のカイセイ君は微動だにしない
次は宙返り。
復帰したリョウスケ君は…美しい。
期待の新人は…バッチリだ。
ところがこちらの3人は…ワタル君は…失敗。
テッチャンも…
一番小柄なユウヘイ君も
やはりこの3人のうちの誰かが落ちてしまうのか
だが3人は憧れの3年生と一緒にインターハイに出場する事を夢みてここまで頑張ってきたのだ
1人だけってなるとね。
その気持ちをよく知る3年生2人も悩んでいた
しかし3人全員をレギュラーに選ぶためにはどうしても完璧にしてもらわなければならない技がある。
それが…
固い床の上で華麗に決めなければならない
で例の3人のロンダースワンは…
着地はまだエバーと呼ばれる安全マットの上。
技にまだ不安があり恐怖心もある。
固い床でやるとケガをするおそれがあるのだ
すごいで!これでも。
そんな中ユウヘイ君が…
はい。
何が問題だったのか。
実は他の2人より一歩先へ行こうとしたユウヘイ君は安全なエバーではなく本番に近い固い床の方に着地しようとしてしまった。
失敗すればケガしかねない
挑戦した勇気は買うがケガだけは避けたい。
もうメンバーが欠けるのはこりごりだ
チャレンジしようとしたからなぁ。
そんなある日。
そのユウヘイ君が練習場の片隅で一人別メニュー
恐れていた事が起こった
ケガした?え?
向かった先は…病院だった。
実はユウヘイ君数か月前からすねに不安を抱えながらレギュラー争いのために無理をしていたらしい
医師の診断は…
あかんやん。
つまりロンダースワンの練習はできない。
それでも…気持ちは焦る
ああ…。
やめときやめとき。
できる事したいねんなぁ。
すごいなぁ。
せめて倒立だけでも完璧にしたい
ああ…あ〜…。
インターハイ予選まであと2週間。
いよいよメンバーを決めるテストが行われる事に
そこにユウヘイ君の姿も。
医師から許可が下り練習に復帰していた。
テストの舞台は別の学校の体育館。
ここには本番と同じマットがある
(部員一同)はい。
(畠山)じゃあ…。
テストが始まった。
まずはワタル君とテッチャン

基本の倒立はどうか。
2人共…崩れない
いいやん。
すごいねぇ。
そして課題のロンダースワン
ワタル君は成功。
テッチャンは手を突いてしまった
2人のテストは終わった
(拍手)
次はいよいよユウヘイ君の番
最後まで入念に動きの確認をする
願いはただ一つ。
先輩たちと一緒に試合に出る事
いよいよ始まった
うんいい顔だ。
苦手だった倒立は…
おおすげぇやん!
耐えた!そしてずっと怖かったロンダースワン。
ああ…手を突いてしまった
これでテストは終了した

(拍手)
翌日
レギュラー発表の時がやってきた
この3人の誰がレギュラーに選ばれるのか
残るはあと1枠。
ユウヘイ君とテッチャン
(畠山)悔しいのも分かるけどこの悔しさをバネに。
ずっと我慢していた涙だった
全員が集められユウヘイ君が落ちた事が告げられた
すぐに新レギュラーの練習が始まった
もうここに入る事はできない

曲が流れる間ユウヘイ君は顔を上げなかった
練習後。
3年生のヒロ君が…
言葉はない
何があっても仲間だ
キャプテンも思いは同じ
ユウヘイ君の涙がまたチームを一つにした
ああ〜たまんないですねこれ。
いいチームやね。
いやぁ…。
ユウヘイ君悔しかったやろうね。
悔しかったやろなぁ。
ああやってな。
あのおんぶ。
脱落した人がいてやっぱそいつの分も頑張ろうって絶対みんななるやろうし。
はあ〜!青春やわやっぱり。
いきましょうか。
これもう…
(笑い声)僕からいきますか。
そこそこはいきますけどね。
うわっすげぇ〜!そこそこ…。
でもこれくらいですよ僕いっても。
こんなん開かへんで俺ここから。
(笑い声)ヨコは硬いで。
硬いな俺は。
もう!?
(笑い声)もうちょいここ…。
アハハハハ!
(笑い声)言わへんでじゃあ。
ここをこう曲げんと…。
ここはロケット好きにはたまらない聖地。
なぜならここにはスーパーロケットがあるからだ
小型ながら上空8,000mまで飛ぶのだ
うわっすげぇ!速!
こんなすごいロケットに負けず劣らず宇宙を目指すあの親父が名古屋からやって来た!
そう自家製ロケットに挑戦している町工場の社長…
やがては宇宙を目指すためまずは…
エンジンを組み立てるため溶接を任されたのがすご腕の息子の将士さん
困難を乗り越えながらも一つ一つ手作りしていった
去年の秋から始めたこのエンジン作りは親子の夢を乗せ今年の春やっとその形が出来上がったのだった
そして挑むのは…
燃料噴射に打ち上げに必要なパワーが備わっているか実際に火を付けてみるのだ
自家製のエンジンにちゃんと火が付けば夢の宇宙へ一歩近づく事になる
この日は将士さんは大事な仕事で不在。
なんとかいい結果を伝えたい
燃焼実験に協力してくれる民間ロケット開発の先駆者植松さん。
町工場のロケットをどう評価してくれるか?
息子の腕前を褒めてくれたがちょっと怖いひと言も
国産ロケットですら溶接に不具合があればエンジンは粉々に吹き飛んでしまう危険もあるのだ
実験するのはここ。
大事なエンジンがゆっくり運び込まれていく
はいオーケー。
燃焼のイメージはこうだ。
まず火種に点火しそれ目がけ燃料などの推進剤を噴射し3秒間燃焼し続ければ実験は成功だという。
ここは名古屋で待ってる息子のためにも実験を成功させなければ
そしていよいよ…始まった
義春さんは推進剤の噴射を担当する
あれも自家製なの!?へぇ〜!
(「ハトと少年」)
この警報が鳴り終わったと同時に点火だ
夢ある音やなぁ。
景気ええわ。

噴射!
火が出た!あれ…?炎が広がりすぎてない?
あら?
なんだか周りが慌ただしい雰囲気に…
ど…どうなったの?
どっちや?成功なの?
実は火種に点火した際噴射の勢いがありすぎた。
結果火種を外に押し出してしまったのだ。
それが飛び散っていた燃料に引火して火事になってしまった
エンジンの組み立てに問題はなかったが噴射の勢いの設定ミスだった
この結果を息子の将士さんに何て言おう…
(呼び出し音)
(将士)はいはい。
思うような結果が得られなかったが将士さんは前向きに考えていた
やるやるやるよ全然。
そうそう。
そんだけの事だからね。
うまくいかなくてもくじけずいこう!成功の日まで応援してますよ。
義春さんそして将士さんもね!
う〜んなるほどねぇ。
あのロケットエンジン今回実物をお借りしてきたんですよ。
すげぇ!うわぁ〜!エンジンって言われてもピンとこおへんもんな。
どこを将士さん溶接されたんですか?こういうとこ?そうそうこの銅の。
すごいね。
これもまだ試作段階ですからよりよいものを改良して更にいいエンジン作っていこうという。
まさにだから…
(笑い声)どっちも夢を追いかけましょうよ。
我々もね。
(笑い声)2014/07/15(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
応援ドキュメント 明日はどっちだ #50[字]

関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー。今回は千葉県でも珍しい「男子新体操部」の仲間の絆を描く2回目、「町工場ロケットに挑戦」では運命の燃焼実験!

詳細情報
番組内容
▽千葉県袖ヶ浦高校・男子新体操部。インターハイ出場が夢だが、人数は団体戦出場ギリギリ、前途は多難だ。予選が近づき緊張の高まる中、部員それぞれの思いがすれ違い、チームワークに不協和音が。またもやキャプテンとエースを悩ませる。▽前回の失敗から半年、自家製ロケットに挑む名古屋のスーパー町工場。心臓部のエンジンが試行錯誤の末に完成。出力性能を試す燃焼実験に挑む。北海道の大地で、いよいよ点火の時が来た!
出演者
【出演】渋谷すばる,村上信五,横山裕,【語り】岡本玲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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