「GAIA」…それは息づく大きな生命体。
混沌の時代にも希望を見いだし再生を果たして未来へ向かう。
そこにきっと夜明けがやってくる。
あるお宅を訪ねました。
(スタッフ)おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
2人の娘がいる主婦です。
今もう一度フルタイムで働きたいと思っています。
その夜。
館野さんはIT企業に勤める夫裕介さんに働きに出たいと相談してみます。
2人が心配しているのは幼稚園に通う長女の送り迎えでした。
それができる?結論が出ないまま夫婦の間にギクシャクした空気が流れます。
館野さんの姿がありました。
向かった先には多くのママたちが。
この日だけで会場に来ていたのは子育てをしながら働きたいと思っている主婦ばかりです。
このイベント自分のやりたい仕事をしている人たちが働きたい女性たちの相談に乗ってくれるというもの。
館野さんも早速気になっていることを聞きます。
子育て世代の女性でこのイベントも大盛況です。
どうしたら自分らしく働けるのかなって新しい働き方を模索する女性たち。
そこに企業も注目しています。
その最前線。
子育てに仕事。
奮闘するママ。
彼女たちをワンコインで助ける今話題のサービスとは?老舗料理店へ再就職した主婦。
その新しい仕組みとは?人材不足に悩む中小企業。
それを救ったのは一見ごく普通の女性。
仕事も育児も諦めない。
子育てをしながら働く女性たちは日頃どんなことに困っているのでしょうか?その声を聞いてみました。
保育園のお迎えで更に同じ質問を100人の働く女性にアンケート調査してみました。
仕事と子育ての両立で困っていること。
その上位5つはこちらです。
理由を見てみると「通勤に時間がかかるため時短勤務をしないと保育園のお迎えに間に合わない」。
「仕事がたまっていても切り上げなくてはいけない」。
ということでした。
そして働く女性が一番困っている第1位はこちらの…。
具体的には…。
「子供が発熱すると保育園に預けることができない」。
「急な欠勤や早退をすると職場で嫌な顔をされる」。
といった声がありました。
そして今こうしたさまざまな悩みを新しい形で解決する動きが始まっています。
札幌に住む牧野さん一家。
3人家族です。
大手メーカーで働くママです。
そのため幼稚園に通う航大君の送り迎えは共働きの夫婦にとって大問題です。
ただ実際は…。
牧野さんの勤めている会社はフレックスタイム制のため比較的時間の融通が利きます。
それでも週に2回は早めに出社しなければなりません。
明日がまさにその日でした。
夕食後牧野さんはパソコンに向かいます。
その画面には子育てシェアという文字が。
これが今身近な知り合い同士で助け合うことができる話題のサービス。
このサイトを使って明日の朝航大君を幼稚園の送迎バスに乗せてくれる人を探します。
牧野さんが住む5キロ圏内で事前に登録されている近所の友達や幼稚園のママ友14人に一斉に依頼を発信。
明日手伝えるという人から連絡が。
これを承認して依頼が成立です。
料金は1時間500円が基本。
このルールが顔見知り同士でも気安く頼める状況を作っていました。
翌朝牧野さんは出社前に航大君を連れて歩いて5分ほどのところにあるマンションに向かいます。
おはよう!どうしたの?元気だね。
おはよう!待っていたのは同じ幼稚園に通う子を持つお母さん。
彼女が今回の依頼を引き受けてくれたのです。
お願いします。
いってきます!いってらっしゃい。
牧野さんはそのまま会社へ。
このサービスの大きな特徴は万が一子供に事故があった場合保険が適用されること。
預かる側にも安心な仕組みになっていました。
こうしてご近所のママ同士が困ったときに1時間500円で助け合います。
この子育てシェアというサービスが今全国規模で急速に拡大していました。
子育てシェアのサイトを運営するのがアズママという会社。
自身も9歳の娘を持つ働くママです。
子供を産んでみて育児と仕事の両立が難しいことを実感したといいます。
退職後その経験を活かして去年から子育てシェアを始めました。
希薄になりつつある近所同士の助け合い。
それを現代によみがえらせるため今子育てで助けてほしい人と助けてあげられる人をネットでつないだのです。
この日アズママの社長甲田さんは自ら主催するイベント会場にやってきました。
働きながら子育てする女性が次々とやってきます。
助けてほしい女性は日本中に大勢いるのです。
今日皆さんのお机の上にも配ってある甲田さん全国でこうしたイベントを開催して子育てシェアを広めてきました。
地域の交流を図りながら参加者同士に知り合いになってもらうのです。
今年は8万人の参加者を見込んでいます。
この1年間で登録者が増えればいざというとき助け合える仲間が増え使い勝手が更によくなります。
イベント会場で説明を熱心に聞くママがいました。
実はこのサービスを今すぐにでも使いたいわけが彼女にはありました。
斉藤さんが暮らしている街です。
2人の子供たちを毎日保育園まで送り迎えしている斉藤さん。
息子の陽翔君と娘の杏梨ちゃんを預けます。
けさもバタバタ。
お願いします。
はいお預かりします。
これから職場に向かいます。
おはようございます。
制服に着替えた斉藤さん。
仕事開始3分前に到着です。
職場はデパ地下に入っているケーキ店。
勤務は平日の5日間。
家計を助けるため働いています。
夕方子供を迎えに行き帰宅は午後6時。
すぐに夕食の準備です。
鉄道会社で車両の整備をしている早朝からときには深夜まで働いています。
実は彰賢さん妻が働くことには反対でした。
子供の急病。
共働きだとすぐに保育園に迎えに行けないことがいちばんの心配ごとなのです。
そこで斉藤さんはアズママの子育てシェアに登録することを決めました。
いざというときのために備えておこうと思ったのです。
登録すると画面上にはアイコンが表示されました。
どんどん増えていきます。
すごいいるここ。
すごいですね。
このへんすごい。
赤いマークが斉藤さんです。
黄色いマークは斉藤さんの自宅周辺に住む子育てシェアに登録しているママたちを表しています。
しかし斉藤さんは見知らぬ人に子供を預けることに不安がありました。
理由は3月に起きた事件。
面識のないベビーシッターに預けた子供が亡くなってしまったのです。
これが斉藤さんたち子育てママを震撼させました。
斉藤さんが近所の公民館にやってきました。
こんにちは。
すみません遅くなっちゃって。
そこにはお揃いのTシャツを着たママたちが。
彼女たちも子育てシェアに登録している主婦。
しかも地域のリーダー的な存在として他のママたちの悩みの相談にのってくれる人たちなのです。
斉藤さんは彼女たちから「直接会って話をしましょう」と誘われたのです。
アズママでは初めて利用するとき事前に顔合わせをするようにしています。
そうなの?なんだすごく近い。
斉藤さんどうやら不安が解消されたようです。
特に芦田さんとは馬が合いこの日は一緒に帰りました。
数日後。
(泣き声)斉藤さん一家に緊急事態が起きました。
いったい何があったのか?横浜の働く子育てママ朝仕事に出かけようとしていましたが…。
(泣き声)緊急事態が起きていました。
長男の陽翔くんを保育園へ連れて行く時間ですが娘の杏梨ちゃんをひとり家に置いては行けません。
すると…。
おはようございます。
どうですか?やってきたのは子育てシェアで顔見知りになったゆうべのうちに送迎依頼を発信したところすぐ手をあげてくれたのです。
はい行こうか。
(泣き声)早速陽翔君を託します。
芦田さんも1歳になる娘の育児の真っ最中。
だからこそ困ったときはお互い様。
子育てシェアをとおして新しい助け合いの輪が広がっていました。
えらかったね。
行ってらっしゃい。
お願いします。
無事保育園に送り届けると戻って斉藤さんに報告します。
うん大丈夫。
昨日より切り替え早かったんですよ。
初めて1時間だけ子育てシェアを利用した斉藤さん。
この日アズママの社長甲田さんがやってきたのは東京港区にあるIT企業。
社員およそ700人。
そのうち4割が女性です。
甲田さんは子育てシェアを働くママたちや育児休暇中の人たちに活用してほしいと訪れたのです。
地域だけでなく職場でのネットワークが女性の社会復帰の更なる力になるはず。
一方悩める老舗料理店に現れた1人の主婦。
その新しい働き方とは?これはとある下請けメーカーが舞台の話です。
長年大手メーカーから安定的に受注がありましたがリーマンショックを機に受注が激減。
そこでこの下請けメーカーの社長は新たな得意先の開拓が必要と創業以来初めて営業部を作ったのですが…。
ああ〜暑い。
やっぱり夏の営業はきついな。
ああ社長お疲れさまです。
お疲れさまです。
なんでキミたち会社にいるんだ?はい?キミたちは今日外に営業に行ったのか?いえ行ってません。
行けてないですけど…。
なんでだよ?営業がデスクにかじりついてたらしかたないだろ。
いや…今営業先をいろいろとリサーチしていまして。
リサーチ?そんなとこよりどんどんアポを取りに行きなさいよ。
いやそんなこと言われても…。
私たち技術一筋でやってきたんです。
だからアポの取り方もよくわからないんですよ。
やっぱり営業のプロを雇ったほうがいいんじゃないですかね?営業のプロ?そんな人高い給料払わないと来てくれないじゃないか。
うちにはそんな余裕はないよ。
はい。
そうなんですか…。
だからキミたちに営業をお願いしてるんじゃないか。
それなのになんで会社にいるんだ?はぁ…理解できないよ私には。
はぁ…。
ん?「才能のある主婦時短で雇用」。
これはいいかもしれない。
人材不足に悩む中小企業と才能のある主婦を結びつける。
そんな新たな取り組みが登場していました。
社員100人のエビナ電化工業。
以前は営業をしなくても十分受注がありましたがここ10年で徐々に減少。
営業の必要性を強く感じるようになっていました。
そこで去年4月9人の技術者を選び手探りで営業部を発足させました。
創業以来初の営業部を立ち上げたのが3代目社長の当初思うように成果が出ないなかある会社のサイトが目につきました。
それは主婦専門の人材派遣。
そこから去年9月に派遣されてきたのが二児の母です。
失礼いたしますお世話になります。
大山さんアポイントを取っていたこの花屋さんに営業に来ました。
売り込もうとしているのは除菌効果のあるメッキ加工が施された新商品。
大山さんはこの10か月即戦力として次々に営業を仕掛けてきました。
実は以前大手のレコード会社で20年間営業のプロとして活躍していた大山さん。
彼女が技術者だけで新設されたこの営業部にやって来てまず行ったのは?電話対応のマニュアルの作成でした。
こんな基本から教えたのです。
今でこそ率先して営業の電話をかけていますが最初はそれすらできない状態でした。
更に大山さん顧客がどんなものを希望しているのか素材や目的用途など細かい情報が書き込めるシートを作成し営業部員全員で使うことにしました。
いろいろな営業担当者おりますがいつも営業の相談が。
困ったときの大山さん。
もはや営業部になくてはならない存在です。
大山さんをエビナ電化工業に派遣したのがここ主婦を専門に派遣する人材派遣会社です。
三原さんが注目したのは専門の知識や技術を身につけたものの結婚や出産で仕事を辞めた主婦たちでした。
そこで三原さん現在500人近い登録がありそうそうたる経歴を持つ主婦ばかりです。
この街に悩める老舗料理店がありました。
創業明治38年の店の名物は地元の伝統野菜それをあさりと一緒に味噌仕立てでじっくりと煮込みご飯にかけます。
更にそこに秘伝の調味料亀辛漬をつけていただきます。
下町の味。
実は升本の売り上げの大半は百貨店などで販売する高級弁当。
一方の本店は客足が伸び悩んでいました。
4代目で会長の店の先行きに不安を抱えていました。
団体客が減るなか生き残るには個人客に看板の大根料理をもっとアピールしなければなりません。
しかし…。
塚本さん以前から料理の器に不満を感じていました。
和食器に詳しい人材はほしいがコストをそれほどかけられない。
そこで塚本さんあのビー・スタイルに問い合わせてみました。
ママねそうめんが食べたい。
ビー・スタイルから升本に派遣されることになったのがこちらの女性。
6歳の長男琉君は幼稚園に通っています。
スズメスズメ。
スズメか!子供も成長しもう一度仕事がしたいとビー・スタイルに登録しました。
渋谷さんがかつて働いていたのは銀座を象徴するあの和光。
世界中から一流の品を集めた専門店です。
渋谷さんこの日が初出社です。
おはようございます…。
升本にとっても初めてのケース。
注目の中での自己紹介です。
おはようございます。
渋谷千恵といいます。
一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
塚本会長早速渋谷さんに料理の器を見てもらうことに。
出てきたのは料理すべてに亀戸大根を使ったコース料理。
大根のステーキやかき揚げなどこのコースに使われる器を渋谷さんに見直してもらおうというのです。
渋谷さんまず目をとめたのは…。
塚本会長が気に入らないと言っていたあの器です。
更に…。
このデザートの器も。
こうやってフォークで切ったときもなんかここがカーブだからこういうふうになっちゃってなかでも渋谷さんが気になっていたのが籠に入った前菜のセット。
籠のなかに器がギュウギュウに詰められていて見た目がよくないというのです。
次々に指摘する渋谷さんに塚本会長は…。
コース料理の器を全部変えていいというのです。
いきなり力量が試されることに。
老舗料理店の器のリニューアルを任された渋谷さん。
この日仕事はお休み。
しかし気になるのは器のこと。
渋谷さん子供を幼稚園に送り届けたあと昔集めた資料を引っ張り出しました。
実は2週間後渋谷さんが選んだ器を会長の塚本さんにプレゼンすることになっていたのです。
渋谷さんの姿がありました。
この大阪に以前からぜひ訪ねてみたい店があったのです。
そこは小さな工芸店でした。
こんにちは。
早速探し始める渋谷さん。
次々と目を引くものが。
実はここ店主の真木啓子さんが日本中の陶芸作家と信頼関係を築き他では買えない器を数多く取り揃えた知る人ぞ知る店なのです。
あ〜これもいい。
見つけたのは唐津焼の器。
渋谷さんこれをお造り用の器に決めました。
他にも気に入った器がいくつか見つかりました。
値段も想定内です。
渋谷さんのお宅。
ママ食べていい?どうぞ。
この日は夫が早く帰りみんなで夕食。
取引先の人と。
渋谷さんがやってきたのは升本のすぐ近くにある亀戸天神といえばこの赤い太鼓橋が昔からのシンボル。
このとき渋谷さんは器のリニューアルに向けてとっておきのアイディアを温めていたのです。
勝負の日が迫っていました。
老舗料理店の器選びを任されたこの日は2週間で練り上げたリニューアル案をみんなに披露する発表会です。
会長の塚本さんがやってきました。
楽しみにしていたようです。
お願いします。
実は渋谷さんコース料理の最初に出る前菜の器に勝負をかけていました。
お願いします。
出てきたのは籠がのった大皿。
籠を開けると中には3品の前菜が。
塚本さん思わず身を乗り出しました。
季節の演出としてこのようにかぶせてお出しして…。
更に仕掛けが…。
なんと亀戸天神の太鼓橋をかたどった器を特注で作り大皿の奥に置いて亀戸を感じてもらおうというのです。
蓋を開けるとこのようなかたちでお料理を盛れるもの。
会長も頭を抱えていたかき揚げの皿は落ち着いた深緑色の更に名物の大根鍋を食べる取り鉢。
その内側に大根の葉の絵柄が。
升本らしさも表現しました。
以前はバラバラだった印象。
地元亀戸にふさわしいコース料理へと生まれ変わらせたのです。
渋谷さん期待に応えることができました。
今後も議論を重ね秋にはコース料理の器を変更する予定です。
今後少子高齢化が進み人材不足はより深刻になっていくと予想されます。
その一方で働きたいと望んでいる子育て中の女性は大勢いるようです。
そうした女性たちの働きやすい環境を整える。
そして企業と結びつける新たな仕組みを作る。
こうしたことが人材不足を解消するひとつの手だてとなるのではないでしょうか。
2014/07/15(火) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
ガイアの夜明け【“働くママ”新時代〜仕事と子育て どう両立させるか?〜】[字]
働くママをワンコインで救う仕組み▽時短・残業なし!子育てに優しい条件で再就職!スーパー主婦の画期的な働き方▽働きたいママが大集結!働くママ自ら成功体験を伝授する
詳細情報
番組内容
出産を機に6割の女性が退職するといわれる日本。労働人口の減少の中、働きの担い手として子育てママが注目されている。彼女たちが子育てと仕事が両立できる、働きやすい環境づくりを進める取り組みが始まった。地域の子育てママがワンコインで子どもを安心して預け合う新サービスや、週に数回・残業なしという子育てに優しい条件で再就職できる画期的な仕組み。子育てママの“働きたいパワー”を生かす最前線を取材する。
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
音楽
【音楽】
新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
「鼓動〜ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
「夜空の花」(作曲/新井誠志)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウイリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
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