大相撲名古屋場所 三日目 2014.07.15

生字幕放送でお伝えします名古屋場所の三日目、幕内の後半の取組がちょうど始まるところです。
きょうはエジプト出身の大砂嵐が初めて大関に挑戦稀勢の里戦が組まれています。
3横綱は初日、二日目といずれも白星を並べてきました。
後半最初の一番を迎えた愛知県体育館です。
新鋭どうしの千代鳳と照ノ富士戦です。
千代鳳が幕内最年少三役の経験をしました。
照ノ富士は幕内3場所目番付を駆け上がってきて東の前頭6枚目非常に力強さを見せた初日、二日目です。
正面解説は尾車親方です。
後半いきなり楽しみな対戦ですね。
尾車⇒そうですね。
楽しみですね。
低さの千代鳳。
そして右四つ、力強さの照ノ富士です。
寄り切り照ノ富士3連勝。
千代鳳を完全に持ち上げるような勢いでした。
幕内はまだ3場所目。
幕下から10場所勝ち越しが続いて番付を上げてきている力士です。
一気に力がついてきましたよね。
ここ1年2年で。
伊勢ヶ濱部屋に移り横綱のいる部屋で稽古を積んできた。
稽古相手に恵まれましたよね。
きょうの相撲が照ノ富士の本当の相撲ですよね。
粗削りな面もまだあるんですがだんだん力の伝え方。
きょうのように踏み込んで左の上手を引いて一気に出るというのが彼の相撲です。
東の前頭6枚目これはこの先、今場所も、本当に楽しみな存在になってきています。
あす豊響戦、千代鳳はあす大砂嵐戦です。
正面解説は元大関・琴風の尾車親方⇒青色向正面解説は元小結・小城錦の中立親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
この名古屋場所はふるさと石川県に近いこともあって、連日の大歓声です。
遠藤。
懸賞の数にも歓声が上がります。
結びよりも多い13本の懸賞がかかりました。
地元が近いということもありますけれどもね。
尾車⇒遠藤への期待感と人気でしょうね。
高見盛が土俵に上がったときのようなそういう感じをもちますね。
向正面は元・小結小城錦の中立さんです。
遠藤の上位に上がってきて壁にあたっているようにも見えるんですが。
立ち合いあたってからの馬力というものがちょっと足りないのではないかなと思いますね。
どうしても受けてしまうともろいのかなと思います。
みんな立ち合いを受けてしまうと一気にもっていかれるという相撲が多いんですけれどもその攻めるほうにももっていけば攻められる率も減ってくると思いますね。
きょうは地元石川県からも横断幕を持った応援のグループが来ています。
金沢からも家族、関係者などが応援に来ているということです。
人気先行で終わってもらっては困りますね。
尾車⇒力がついてきていることは間違いないんですけれどもね。
今、中立親方が言われたとおり立ち合いからの圧力これがまだ足りないかなという気がしますね。
番付上位の人との稽古の中で対戦の中で身についてくるものなんでしょうね。
制限時間いっぱいです。
突き放しの強い玉鷲との対戦です。
いい体勢です寄り切り、遠藤今場所の初白星です。
まだ今場所の初日なんですがすごい歓声です。
優勝決定戦のような感じですね。
大変な熱気です。
玉鷲の突き放しはかなり強烈なんですがきょうは遠藤は正面から向かっていきましたね。
尾車⇒立ち合いの突っ張りそれが最後まで効きましたね。
きょうは上体が起きませんでしたね。
玉鷲の小手投げも強烈でした。
それはよく残しましたね。
右の前みつのいいところを取りました。
ひじを固めて拝むように前に出ました。
いい形でした。
中立さんはどう見ました?中立⇒立ち合いがちょっと起こされかけたんですが腕を手繰りながらそのあとの攻めはさすがですね上手に下から下から攻めていますね。
その手順は、かなり高いものを持っていますね。
左四つの型ですね。
これはもうあると思いますので立ち合いでその形になるために何をしたらいいのかということだと思いますね。
三日目に初白星が出てあすは豪風戦、遠藤です。
1つ勝っただけで、この大歓声が起きるという。
すごいですね。
久しぶりに、なにかスター候補が現れてきたという感じなんですかね。
よく銭の取れる力士といわれますが、そういう存在になってもらいたいですね。
成績も伴って名実ともに上がってきてくれるとうれしいですね。
まだ館内には余韻が続いています。
この場所が終わると夏の巡業があります。
そこでまた横綱、大関が意識して遠藤に胸を貸しますのでまた力をつけてきて9月に臨めると思いますよ。
そうなってほしいですね。
遠藤が戻ってきました。
相撲内容はよくはないんだけれども我慢はできたと引き締まった表情で話していました。
土俵には豊真将と豪風です。
1勝1敗できょう三日目を迎えています。
正面の解説は尾車さんです。
豪風、きのう大砂嵐戦でかなり強烈なかち上げでしたけれども豪風のほうがむしろ相手をのけぞらせるような攻めをしましたね。
うまく下から、あてがって懐に飛び込んでよく攻めましたね。
ベテランで自分の型もありますし、相手をよく研究していますね。
きのうはそういった一番でしたね。
本当に丈夫で上位で務めていますね。
私が言うのもおかしいですが年齢もかなりきていますけれどもよくやっていると思います。
先場所、嘉風が三役に上がった。
お互い刺激しあっているからこそというところもあるんでしょうね。
きょうは豊真将戦です。
豊真将14勝、豪風6勝というのがこれまでの成績です。
豊真将は初日、きのうと立ち合いあたって変化を見せています。
三日目、きょうはどうでしょう。
はたき込み、豪風の勝ちです。
豪風勝って2勝1敗。
豊真将1勝2敗です。
きょうも相手の動きがよく見えていましたね、豪風は。
豊真将はいつも豪風戦は逆によく見て受けてはたくことが多いんですがきょうはなにか、いっぺんに出てきましたね。
豪風にとってはちょうどいい空間ができていましたね。
いつもこの逆なんですよね。
豪風、はたき込みの勝ちで2勝1敗です。
あすは遠藤との対戦です。
これも興味深いところです。
豊真将はあすは白鵬戦です。
では前半の取組、まず7番連続でご覧いただきます。
千代丸、押し出しで勝ちました。
荒鷲、下手ひねりで勝ちました。
内掛けで時天空の勝ちです。
寄り切りで東龍の勝ちです。
旭天鵬、寄り切りで勝ちました。
高安、寄り切りで勝ちました。
北太樹、寄り切りで勝ちました。
まず前半の取組、7番連続でご覧いただきました。
土俵に注目しましょう。
後半に入って4番目の取組です。
1勝1敗どうしの嘉風と栃煌山の対戦を迎えています。
このところ栃煌山が6連勝中です。
嘉風が栃煌山に勝ったのは3年前の初場所までさかのぼります。
栃煌山は3場所連続の関脇です。
先場所は2桁、10勝を挙げました。
初日は魁聖との対戦であたって左変化。
きのうは豊真将の変化に落ちてしまいました栃煌山です。
栃煌山の場合は大体場所の前半が課題というところです。
一方の嘉風は先場所新三役は6勝9敗と負け越しはしましたが尾車さん、内容にはよさが見えましたね。
尾車⇒そうですね。
本人もいい相撲が何番かありました。
次にでも戻りたいという気分が高まってくるんじゃないでしょうか。
気持ちとしては大いにあると思います。
動きの速い嘉風なんですが栃煌山戦はなかなか思うように取らせてもらえませんよね。
攻めていくと引かれる何か自分のペースになれないそういう感じがあるようですね。
手数は出しているんですけれどもね。
そして栃煌山についてはどうでしょう関脇で2桁勝ってもなかなか周囲の期待が高まってこない面もあると思いますね。
豪栄道とまた違うような勝ち方というんでしょうかあまり印象に残らない勝ち方が多いんですね。
馬力や力強さを十分に持っているんですがね。
きのうのような、ちょっともったいない負け方をしてしまうものですから2桁勝っているんだということも聞かないと分からないぐらい印象の薄いところがあるんですね。
上位には強いんですけれどもね。
序盤から白星を連ねていくような成績が出てくれば変わってくるのではないんでしょうか。
優勝を争うようなあと5連敗してもいいから10連勝するというようなそういう星の取り方に変わってくるとぐっと盛り上がってくると思いますね。
制限時間いっぱいです。
動きの速さで勝りたい嘉風馬力で一気に持っていきたい栃煌山送り出し、嘉風の勝ち久しぶりに栃煌山から白星を手にしました。
栃煌山は1勝2敗です。
ちょっと顔は、相手の突きが目に入ったのでしょうか。
あたりからあとの攻めきょう嘉風は、いいんじゃないですか。
尾車⇒低くあたって、そのあと左からの突きが効きました。
うまく上手を取りましたね。
これでしばらく苦手にしていた相手を破って白星先行。
あすは横綱戦です、嘉風。
思い切っていくしかないでしょう。
先場所は勝っているんですよね。
そう簡単にはいかないでしょう。
横綱ももちろん気を引き締めてくるでしょうから。
押し出しで豊響の勝ち。
上手出し投げで宝富士の勝ち押し出しで豊ノ島が勝ちました。
押し出しで妙義龍の勝ち。
中入り後の結果です。
きょう楽しみなのが大関稀勢の里に大関戦初挑戦の大砂嵐。
大砂嵐の姿が今、西の花道の奥、これから入場してきます。
稀勢の里は、きのう二日目に黒星となった稀勢の里ですが、当然気持ちを切り替えてくるはずです。
土俵には豪栄道と安美錦です。
豪栄道が初日は嘉風のペースに合わせてしまうような形で黒星。
きのうは魁聖を破っています。
きょう向正面は、元小結小城錦の中立さんです。
豪栄道も好成績が続きませんね。
中立⇒そうですね、どうしても立ち合いあたったあとに自分の思っていたような形になれないと引きにいくという相撲が目立ちますね。
どうもあたるときの先場所ですか手の出方、足の運び方のタイミングがどうしてもずれてしまという話をされていました。
足と体がきちんと前に出て中に潜れるような相撲になってくれば引くというようなことも減ってくると思います。
先場所は8勝に終わった豪栄道。
関脇は連続14場所尾車さん、確かに、もう1つ壁を破ることができませんね。
尾車⇒初日の嘉風戦も、もったいないです。
1つ2つ星が足らないんですね、いつも。
もったいない取りこぼしが、いっぱいありますよね、上位には互角以上に戦っているんですが。
そこを、なんとかやはり修正できるようになればあっという間に大関なんですけどね。
きょうは安美錦戦初日は白鵬に敗れましたが見せ場を作りました。
豪栄道としては苦手にしている相手です。
嫌な相手でしょうね。
安美錦は立ち合い、踏み込んできたときの出足があります。
そして思い切った技も出してきます。
安美錦も久しぶりに三役に戻った場所8場所ぶりの三役です。
関脇と小結の対戦です。
制限時間いっぱいです。
一気の出足。
寄り切りました、豪栄道の勝ち。
2勝1敗。
安美錦が右に動こうという動きでしたがその動きを許しませんでした豪栄道。
豪栄道、勝って2勝1敗。
きょうはとにかく一気に決めるそんな意図が感じられる相撲でしたね。
そうですね。
何をしてくるか分からないですから、早く勝負をつけようというそういう相撲でした。
踏み込みもよかったし二本入りました。
まわしに手がかかるのもはやかったですね。
ですから安美錦が回り込む隙が作れませんでしたね。
左の下手を取るのが手がかかるのがはやかったです。
豪栄道は2勝1敗です、あすは碧山戦です。
安美錦は敗れて1勝2敗です、あすは栃煌山との対戦が組まれました。
きょうは外は、34度4分まで上がりました。
名古屋ですが強い西日が残っている愛知県体育館の周辺です。
十両初日から3連勝は栃ノ心と逸ノ城の2人です。
まだこの様子から外はかなり暑さが残っている感じがうかがえます。
きょうが7月の15日。
そろそろ梅雨明けが近づいている時期ではありますがまだ、きょうの空だけを見ますと梅雨が明けたような空ですね。
まだ梅雨明けになっていないんですよね。
まだ少々、雨の予報がこの先あります。
こういう天気の日と雨の日を交互に繰り返しながら、本当の夏が近づいてくるんですね。
力士にとっては、なかなか体調管理するには難しい場所です。
対戦相手だけではなく気候も難敵です、尾車さんの場合はご当所ですからどうですか、なじみやすかったですか。
いや、それはもう関係ないですね。
きつかったですね。
雨が降ると、うずくしね、傷がね。
足腰が痛くなってくるし天気がよくなったと思ったら、また雨になるし。
非常に体調がみんな同じ条件だから、しかたがないんですけど。
部屋ごとに気候が違うわけではありませんからね。
力士一人一人、この場所は特に体調に気をつけて臨んでいると思いますよ。
汗が出やすい体がほぐれるというプラスの面もあると思いますけれどもね。
幕内通算出場800回目の区切りの琴奨菊です、この2日間は一気の出足で勝負をつけようというそういう相撲が続きました。
きょうは馬力のある碧山との対戦です。
立ち合いのあたり、圧力にかけます碧山です。
まだ白星がありません。
碧山、足が流れました。
琴奨菊勝って3連勝。
碧山は3連敗です。
最後は碧山のほうが体勢は崩れましたが、1歩目の琴奨菊の圧力がありましたね。
碧山も立ち合いのあたりが強いですから、きょうはしっかりと踏み込んでいきましたね。
張っていきましたね。
そして左踏み込んで、きょうは左の差し手が速かったですね。
そして自分のほうから、自分のほうから前に出ていっています。
碧山に一歩も下がることはありませんでした。
土俵に実際に入っての稽古というのは場所前、ほとんどできませんでした。
師匠の佐渡ヶ嶽親方も琴奨菊は、その分しっかりと下半身を作ること、体を作ることに時間をかけさせましたという話をしていました。
もちろん本人はこの場所に臨むにあたって不安があったと思いますが、きょうあたりの碧山戦の相撲を見ると非常に自信になったと思いますよ。
きょう楽しみな一番です。
アフリカ大陸初の関取として話題になりました。
そして力をつけて番付を上げてきた大砂嵐、きょう初めて大関との対戦が組まれました。
まだ三役との対戦も経験がありませんでしたが、いきなり大関戦が組まれました。
そうですね。
大砂嵐にとっては思い切っていくだけしかないですからね。
稀勢の里のほうはいろいろな意味で嫌でしょうね。
土俵に上がったら、忘れていると思いますけどね。
どんな相撲を取るんでしょうかどれぐらいの力があるのか初めて分かりますね。
大砂嵐の初土俵は平成24年春場所です。
新弟子検査はその1場所前になります、24年の初場所の検査を受けました、その場所は稀勢の里は新大関の場所。
一気に、そのときに入った力士が挑んでくるということです。
出世が早いですね、大砂嵐。
その大砂嵐が初めての大関戦どんな心境でいるのか。
リポートです。
特別な気持ちはない、いつもと一緒と大砂嵐は話しています、緊張することも恐らく土俵に上がっても緊張することはないと思うしいつもどおりいきたい稀勢の里とは稽古や巡業で対戦したことはない、初日勝ったときのようなかちあげ、それから突いて攻めるような相撲を取りたいなと言っています、さらに今場所は特に大事です。
初めての上位戦なんとか結果を残して次につなげたいと話しています。
入門したときから常に高い目標を掲げてきた大砂嵐。
今場所は特に右のかち上げこれであたっていくというような相撲、先場所あたりからですね。
そうですね。
大関相手にやはりかち上げで臨んでくるでしょうか。
それしか取り口がないでしょうからね。
ただ力みすぎてしまうと肩だけ浮いてしまうような立ち合いになります、背伸びするような形になってしまいますからね。
きのうも豪風に完全に跳ね上げられてしまいました。
下から豪風が跳ね上げたんですが、背伸びをして無理な体勢になってしまいましたね。
稀勢の里としては、どっしりと構えてという感じですか。
それが、いちばんだと思います。
右のかち上げがきますから左から差していくというようなこともあるかもしれませんね。
踏み込みですね。
制限時間いっぱいです。
稀勢の里に大砂嵐、初挑戦。
寄り倒し、稀勢の里の勝ち。
拍手と歓声
稀勢の里も起き上がれませんでした。
大砂嵐は右のかかとの周辺、先場所から痛めています、稀勢の里もちょっと鼻血が出ているようです。
かち上げられたときにあたったんじゃないですか。
拍手
しかし大砂嵐の挑戦を退けました。
稀勢の里は連敗はありませんでした。
決まり手は寄り倒しで稀勢の里の勝ち。
大砂嵐も思い切っていきましたが大関は冷静でしたか。
そうですね、慌てませんでしたね。
ただかなり強烈だったんですね、まだ稀勢の里は鼻の辺りを押さえています。
やはり違うかなというような表情に見える大砂嵐です。
ただちょっと稀勢の里鼻に思いっきりあたりましたからね。
鼻のあたりというのは痛みやすいです。
かなり強烈にあたっています。
ひじというよりは腕ですね。
腕から手首に近いところでしたね。
眉間の辺りにあたっていきましたね。
大砂嵐、右四つになっていればというところはあったかもしれません。
深く差して下手を引いて引き付けましたね、大砂嵐。
それにしても大丈夫かというような大砂嵐の強烈なあたりでした。
稀勢の里にとっては、これで序盤1つ星を落とした次の日だっただけに大事な一番でしたね。
大事な一番ですよ。
きょうの一番でまた目が覚めたんじゃないですか稀勢の里。
このあと、よくなってくるんじゃないですか。
そうなってもらいたいですね。
やはり先場所の13勝、その数字を次につなぐために夢をつないでいくためには、下位の力士にいかに星を落とさずに、というところですね。
1つ星を落とすだけでも上位の対戦相手を考えても1つ2つ星を落とせば3敗ということになります。
稀勢の里が早い段階で星を落とすことによって白鵬であり、最近でいえば鶴竜日馬富士を楽にさせてしまうんです。
そうですね、やっぱり一枚稀勢の里が優勝争いに加わってもらいたいですよね。
琴奨菊も連勝していますが万全ではないだけに稀勢の里にかかる期待というのは大きくなっていると思います。
それと、やはり先場所13番勝っているんですから、それに近い星を挙げないと、せっかくの先場所の活躍がまた、綱取りということに関しては、むだになってしまうので、今場所は大事です。
年齢を見ても、そうチャンスは何度もくるわけではありません。
きょうのような大砂嵐遠藤、照ノ富士と、若手がやはりどんどん力をつけて上がってきますからね。
早々おちおちしていられませんからね。
2勝1敗で三日目を終えましたちょっと強烈なかち上げが入って鼻のあたり気にしていましたね。
心配ではあります、まだ気にしています。
あのあたり若干、骨がずれたりすることもあります。
おおごとでなければいいんですけれどもね。
よく相撲では鼻の骨が折れることがありますからね。
ここから、横綱戦です。
きょうは、まず日馬富士。
稀勢の里についてのリポートです。
相手のかち上げが、いいところに入りましたねと言って風呂に入っていきました。
心中は穏やかではないと思いますがね。
松鳳山と日馬富士。
松鳳山は初日稀勢の里、そしてきのうは白鵬戦。
手数は出していきましたが白鵬に退けられました。
上位でも善戦はするんですけどね。
松鳳山上位での力はつけたと思います。
あとは常時三役に食い込んでくるようなそういう力をもう1つつけてもらいたいですね。
松鳳山は小結を4度務めています。
西の筆頭で三役復帰をねらう場所です。
日馬富士は碧山ニ日目勢連勝スタートです。
状態はまずまずという感じがします。
松鳳山、去年の秋場所、8回目の挑戦で押し出しに破って初金星を手にしています。
過去の対戦成績は、その1勝の松鳳山と日馬富士の10勝です。
日馬富士の突きも今場所かなり見せていますね。
スピードがあります、日馬富士には下から、あたってこられたときに松鳳山は自分が突ききれずに差していく形はだめでしょうね。
制限時間いっぱい。
40代立行司式守伊之助が合わせます。
押し込まれましたが突き落として日馬富士の勝ち。
ちょっとひやりとしたでしょうか日馬富士。
松鳳山もよく粘りました。
松鳳山の立場から、中立さんどうでしょうか?松鳳山、立ち合いちょっと低めにいつもより、ちょっと低めでした。
頭を下げてそこから突っ張りにいくんですが横綱がちょっと見にきてくれたんでチャンスかなと思ったんですが。
横綱が止まったので松鳳山も見てしまいました。
そのあとも、突きにいきながらあそこで左が肩まで入れば一気に入れたのかと思いますね、松鳳山。
日馬富士一瞬たちかけたんですが体を低くしてもっていきましたね。
松鳳山も勝機があったと思いますが。
そうですね。
左差して、一気に走ったあのあたり、勝負どころだったんですがそれ以上に日馬富士の体をかわす俊敏さその辺に日馬富士の好調さが今場所、伺えます。
日馬富士は相手との突き合いになっても力まずに落ち着いていますね。
名古屋は好成績の多い横綱ですからね。
賜盃の奪冠ねらっていると思います日馬富士。
日馬富士、ことしはまだ優勝がありません。
去年の九州場所のあと3場所優勝から遠ざかっています日馬富士。
結び前、白鵬に勢が挑戦します。
これまで3回挑戦していますが、いずれも白鵬が退けています。
この1年の2場所を見ると勢も差し手争い、なんとか粘りを見せようという相撲に変わってきたように見えます。
中立さん勢もやはり地力がついているんですが上位に対して、あとどういうところが必要になりますか?中立⇒勢の場合右、差し手のほうからですね。
これが左が、もっと使えるようになれば流れも変わってくると思います。
差さないと始まらないという時期がしばらく続きましたね。
左で前みつを探り、力が入って、一気に走る相撲だったらいいんですが右をまずさしてから、そのあと上手という取り方ですからね。
もう横綱ですから左の上手を取られてしまうと動けなくなりますからその辺も考えて、立ち合い、いってほしいですね。
勢が右を深く差されたということは、白鵬にも左の上手を浅く引かせるということにもなります。
自分が十分では相手は二十分だと言われるような形にもなってしまいます。
横綱が千秋楽に向けて調子を上げていく前に前半対戦する下位の力士はいい相撲を見せたいところです。
横綱には重圧感と風格があります。
ましてや優勝回数が29回と積み上げてきた白鵬ですから。
時間です。
上手投げ、白鵬の勝ち。
一瞬見せ場を作った勢に館内から拍手が送られます。
横綱まだ余裕がありますか。
そうですね。
勢も左の上手を取ることができただけでも成長じゃないでしょうか。
巻き替えにいったところを出るしかないんですけどね。
横綱は余裕がありますね。
中立さん勢はすぐに、横綱には上手を取られましたけれども、きょうの攻めについてはどうですか?きょうはたぶん右を差させないようにというふうに立ち合ったと思います。
まあ上手を取られて、さされたんですけどしかし、上手も攻め込んで引いたことが、次につながると思います。
横綱が何かをやるときにはそこで失敗したあとの動きを予測しているかのような動きを見せますね、白鵬は。
それだけに横綱に1つだめなら次を考えないといけませんね。
集中力はすごいものがあります白鵬。
土俵は結びを迎えるところです。
ここまでの結果です。
白鵬、足の裏でしょうか、ちょっと出血しているようで気にしています。
かなり、体をひねるような体勢で投げを打ちました。
親指の下辺り少しむけたんでしょうか。
勢、あっさり負けたわけではありませんでした、よかったと思います。
結びは横綱2場所目の鶴竜と魁聖です。
これまで魁聖は5回対戦していますが横綱になってからの鶴竜との対戦は今場所が初めてです。
新横綱の夏場所は鶴竜9勝6敗でした。
四日目に黒星がついて結果は9勝6敗でした。
先場所と比べると鶴竜、体が少しふっくらとしたように感じますが。
張りが戻ったようにも感じますね。
そういう感じを画面からも受けますね。
体が、盛り上がってきたという感じを受けます。
三日目の結びの一番制限時間いっぱいです。
日馬富士、白鵬は勝って3連勝。
魁聖は対横綱戦はこれが9回目。
まだ、金星を挙げたことはありません。
37代木村庄之助が合わせます。
結びの一番。
寄り切りました。
鶴竜勝って万全、3連勝です。
魁聖は3連敗。
中立さん先場所とは違う余裕があります鶴竜には。
一歩目の踏み込みでしっかり足に重心が乗っています鶴竜は。
その時点で前みつを引いたら、もう攻める形になっています。
尾車さんやはり2場所目で気持ちのうえでも変わってきているんでしょうか。
余裕というんでしょうか、気持ちが少し楽になっているんではないでしょうか。
3横綱は3日間白星を並べました。
「大相撲名古屋場所三日目」をお伝えしました2014/07/15(火) 17:05〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲名古屋場所 三日目[二][字]

【解説】正面(幕内)尾車,向正面(幕内)中立,【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン 〜愛知県体育館から中継〜

詳細情報
番組内容
【解説】正面(幕内)尾車,向正面(幕内)中立,【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン 〜愛知県体育館から中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)尾車,向正面(幕内)中立,【アナウンサー】正面(幕内)白崎義彦,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン

ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技

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日本語
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