情報まるごと 2014.06.30

こんにちは。
情報まるごとです。
17年に及ぶ逃亡の末に、逮捕・起訴された、オウム真理教の元信者、菊地直子被告の裁判員裁判で、東京地方裁判所は先ほど、懲役5年の判決を言い渡しました。
オウム真理教の元信者、菊地直子被告は、教団による一連の事件に関連して特別手配され、17年に及ぶ逃亡の末、おととし逮捕されました。
そして平成7年5月に東京都庁で郵便物が爆発し、職員が大けがをした事件で、爆薬の原料の薬品を運んだとして、殺人未遂ほう助の罪などで起訴されました。
先月から行われてきた裁判員裁判で、菊地被告は、自分が運んだ薬品が事件に使われるとは知らなかったなどと、無罪を主張しました。
これに対し検察は、運んだ薬品が爆薬の原料であることや、教団幹部がテロ行為に使用することを知っていたのは明らかだと主張して、懲役7年を求刑していました。
17年に及ぶ逃亡の末に、逮捕・起訴された、オウム真理教の元信者、菊地直子被告の裁判員裁判で、東京地方裁判所は先ほど、懲役5年の判決を言い渡しました。
裁判は今も続いています。
東京地方裁判所前から中継です。
判決の言い渡しは、裁判所の1階にある法廷で、5分ほど前から始まっています。
裁判長は冒頭、菊地被告を証言台の前に立たせたうえで、被告人を懲役5年に処すると、判決の主文を述べました。
きょうの菊地被告は、グレーのスーツ姿で法廷に現れ、主文が言い渡されたとき、裁判長のほうをまっすぐ見据えて内容を聞いていました。
この裁判員裁判は、菊地被告が運んだ薬品を爆薬の原料と分かっていたか、当時の認識が最大の争点になりました。
裁判員たちは、19年前の認識について、明確な証拠がなく、元教団幹部の証言も異なる中で、判断するという難しい心理に向き合いましたが、有罪と結論づけました。
法廷では現在、裁判長による理由の読み上げが続いていて、菊地被告が17年間逃げ続けたことについても、どのような指摘がされるのか、注目されます。
以上、東京地方裁判所前からお伝えしました。
菊地直子被告は、オウム真理教のサリン製造の責任者だった死刑囚の部下だったほか、教団では陸上競技部に所属し、広告塔としての役割も担わされていました。
平成7年に教団が起こした地下鉄サリン事件。
菊地被告は全国の教団施設に、警察の強制捜査が入ったあと姿を消し、サリン製造に関わった疑いなどで、特別手配されました。
そして、17年間の逃亡生活の末、おととし逮捕されました。
菊地被告は一連の事件のうち平成7年に東京都庁で郵便物が爆発し、職員が大けがをした事件で、殺人未遂のほう助の罪などで起訴されていました。
では社会部の上田記者とお伝えします。
上田さん、菊地直子被告に有罪が言い渡されましたが、理由はなんだったんでしょうか?
判決の詳しい理由は、まだ入ってきていませんので、その詳細はまだ分からないんですが、裁判所は有罪というふうに判断したということですので、菊地被告の主張を退けて、有罪だというふうに判断したと言えると思います。
裁判が行われていたのはどのような事件だったんでしょうか?
こちらをご覧ください。
起訴されたのは平成7年に、東京都庁で郵便物が爆発した事件です。
地下鉄サリンの事件というのは、不起訴になりましたので、今回の裁判では争われてはいないんです。
この郵便物の爆発事件なんですが、当時の都知事に宛てた郵便物を開封した職員が手に大けがを負いました。
菊地被告は、この事件について、直接的な関与ではなく、犯行を手助けしたという罪で起訴されているんです。
そしてこの犯行を手助けということなんですが、菊地被告はこの教団元幹部のですね、中川智正死刑囚、彼の指示で山梨県にあった教団施設から、5回にわたって爆薬の原料とされる薬品、これを都内に運んだというふうにされているんです。
裁判で菊地被告は無罪を主張してきましたけれども、争点はなんだったんでしょうか?
最大の争点は、運んだ薬品が事件に使われる爆薬の原料だというふうに分かっていたかと、その点になります。
菊地被告はどのように主張していたかというと、運んだ薬品が、菊地被告自身は、化学の知識は高校レベルだったと、何を作っているか聞かされていなかったので、運んだ薬品が事件に使われるとは、想像もしていなかったというふうに主張しているんです。
また中川智正死刑囚も、持ってきてほしい薬品の名前を紙に書いて渡したが、説明をしたことはないと。
何に使われるか説明したことはなかったと菊地被告の主張に沿う証言をしたんです。
それに対して、検察はどのように主張していたんでしょうか?
検察側は菊地被告が書いたとみられるレポート用紙などを証拠として提出しました。
このレポート用紙にはですね、化学式ですとか、薬品の分量計算が書かれていたことから、菊地被告はある程度の化学の知識を身につけていたと、そして運んだ薬品で爆発物が作られる可能性があると、作られる可能性はあるというのは分かっていたはずだというふうに主張しました。
また、教団元幹部の井上嘉浩死刑囚もですね、彼女は逮捕されたら終わりだというような趣旨の話をしていたと。
逮捕されたら終わりだと分かっているというふうに菊地被告が話してたというような証言をして、検察の主張に沿うような証言をしたというわけです。
その逃亡生活が17年にも及んだわけですけど、その17年間、何か明らかになってきたんでしょうか?
菊地被告は、逃走を始めた当初は、同じく特別手配をされていた高橋克也被告ら4人の信者と、共同生活をしていました。
この当時の様子について、警察に出頭するかどうか、みんなで話し合った。
裁判のニュースでサリンが作られると知らずに実験に関わっていた信者も有罪になったことを知り、正しく裁いてもらえないと思ったと、その際に出頭しなかった理由を説明したんです。
さらに菊地被告は逮捕されたときには、教団とは無関係の男性と一緒に生活していたんですが、法廷では出頭しなかった理由について、逃亡中に出来た人間関係を失いたくなかったと。
自分が逮捕されたら、友人や会社に迷惑がかかると思ったと話していました。
検察は菊地被告が逃亡を続けていたことについて、社会に恐怖や不安を与え続けたと指摘していまして、刑の重さにはこの点も影響していると見られます。
社会部の上田記者とお伝えしました。
お伝えしていますように、17年に及ぶ逃亡の末に、逮捕・起訴されたオウム真理教の元信者、菊地直子被告の裁判員裁判で、東京地方裁判所は先ほど、懲役5年の判決を言い渡しました。
ここまでオウム真理教の元信者、菊地直子被告の裁判員裁判についてお伝えしました。
ではこのあとお伝えする内容です。
まずこちら、イラク情勢についてです。
イスラム過激派組織が勢いを誇示しています。
イスラム国家の樹立を宣言しました。
一方、アメリカが派遣したこの軍事顧問団。
この軍事顧問団とはなんなのか、まるごと解説します。
そして各地のニュース、話題です。
きょうのにっぽんまるごと、仙台、岐阜、沖縄からです。
きょう、大相撲名古屋場所の番付が発表されました。
来月13日に始まります。
そして岐阜からは、相撲のぼり作りについてお伝えします。
ではこちらからです。
55年前のきょう、アメリカ統治下の沖縄で、小学校に戦闘機が墜落し、児童など18人が犠牲になった事故がありました。
佐々木さん。
事故があった沖縄県うるま市の小学校では、子どもたちが事故の記憶を語り継ごうと、追悼集会を開きました。
集会で子どもたちは、事故後、中庭に建てられた平和の鐘を鳴らし、千羽鶴を手向け黙とうをささげました。
55年前のきょう、1959年6月30日、アメリカ軍嘉手納基地を飛び立った戦闘機が、今のうるま市の宮森小学校に墜落しました。
児童11人を含む18人が犠牲になりました。
事故で弟を亡くした上間義盛さんは、ジェット機の墜落で、弟は15メートルも吹き飛ばされて亡くなった。
児童の皆さんが毎年、追悼集会を開いてくれ、亡くなった18人も喜んでいると思いますと、感謝の気持ちを伝えました。
このあと6年生が声を合わせて平和を誓う詩を読み上げました。
私たちは誓います。
平和の沖縄を作ることを。
次です。
大相撲名古屋場所の番付が発表され、東の横綱に座った白鵬が、史上3人目となる30回目の優勝へ、意気込みを語りました。
2場所連続30回目の優勝を目指す白鵬。
これまで30回の優勝を果たしたのは、32回の大鵬と、31回の千代の富士だけです。
大相撲名古屋場所は、来月13日に初日を迎えます。
さて、その大相撲の会場や、相撲部屋に欠かせないのが、力士の名前などが書かれた色鮮やかなのぼりです。
そののぼり、相撲のぼりとも呼ばれていますが、こののぼりを50年以上作り続けている人が岐阜市にいます。
職人の技をご紹介します。
大相撲の相撲のぼりです。
鮮やかな色と独特の文字。
観戦前の気分を盛り上げてくれます。
こちらの会社は創業130年以上。
神社などに奉納する幕や、大漁旗なども手がけています。
相撲のぼりは主力商品。
全国で使われる相撲のぼりのおよそ7割を作っています。
こんにちは。
よろしくお願いします。
会長の吉田稔さん74歳です。
相撲のぼりを作って50年以上。
独特な相撲文字を書く、全国でも数少ない職人です。
その仕事ぶりを見せていただきました。
吉田さんが書く相撲文字。
そこには、いろいろな意味が込められています。
太さが太いですよね?
お相撲さんの姿に似せて、太く大きく、で、上を大きく、下を小さく。
へぇー。
それで、この、よしという字が、下をぐっと押し縮めてるわけ。
ここが、この縮まった所が反発して上がろうとするくらいの力のある字にしたいわけ。
力強いイメージ?
胴長短足に書く。
また、太さだけじゃなく、間がすごく詰まっているような。
それでできるだけ縁は、埋めるように、四角から外に出るように。
はみ出てますね。
お客さんがはみ出るぐらい入っていただきたい。
のぼりや旗作りには、コンピューターを使うのが今では一般的。
でも、吉田さんは手書きにこだわり続けています。
例えば遠藤関が、4本あるとしたら、4本とも遠藤という字が違っていると、楽しいじゃないですか。
確かに、コンピューターだと全く同じ字になってしまいますよね。
…。
ほかにもこの関という漢字。
相撲のぼりで最も多く使われる文字です。
吉田さんの手にかかると。
なんと7種類に。
形の違いで受ける印象がずいぶん違います。
こうした文字は、決して吉田さんが思いつきで書いたものではありません。
吉田さんは、たびたび古典に詳しい書道の先生のもとに通います。
書道で使われてきた古い文字を学び、それを相撲文字に生かしているんです。
文字が出来たら、次は筒引きという作業になります。
これは息子の聖生さんの仕事。
父の書いた文字の輪郭に沿ってのりを置き、色がはみ出さないように堤防を作ります。
のりが乾いたらいよいよ本染め。
はけで塗るように染めていきます。
使う色はすべて原色。
派手にすることで、力士の力強さを強調します。
染料が定着したら、水槽に入れ、のりを落とします。
それを天日で乾かし、鮮やかな相撲のぼりが出来上がります。
相撲のぼりは、贈る人の心が込められたもの。
縁起や歴史にこだわり、手作りにこだわって作られています。
本当、文字も力強いですし、色と色の組み合わせが、より鮮やかに見えますよね。
すてきですね。
大相撲名古屋場所、近づいてきましたが、職人のこだわりが詰まったのぼりを見るのも楽しみになってきます。
次は仙台からです。
サッカーワールドカップブラジル大会から帰国したばかりの日本代表キャプテン、長谷部誠選手が、東日本大震災の被災地を訪問しました。
舟倉さん。
長谷部選手が訪れたのは、宮城県南三陸町にあります、あさひ幼稚園です。
長谷部選手はサッカーの応援をしてきた子どもたちに、感謝の気持ちを伝えました。
長谷部選手、おかえりなさーい。
あさひ幼稚園では、園児40人と教諭たちが出迎えました。
長谷部選手はサッカーワールドカップブラジル大会の応援のお礼に、子どもたちに花火をプレゼントしていました。
長谷部選手は園児たちと一緒に幼稚園に飾るちょうちんを作るなど、交流を楽しみました。
津波で建物が流されたこの幼稚園は、長谷部選手が寄付した1億1700万円で再建され、園児たちは試合の日には長谷部選手を応援してきました。
ウインナー、ウインナー好き?
お昼ごはんも園児たちと一緒です。
うれしかった。
格好いいだけじゃなくて、温かい心の持ち主でもあるんですね。
そうですね。
次は気象情報です。
奈良岡さん、きょうは雷雨のおそれあるんでしょうか。
きょうも北日本や北陸では、局地的な雷雨になっています。
そして東日本や西日本も、内陸部を中心に、雷雨の可能性があります。
こちらは甲府市内の今の様子です。
雲が多くなっています。
この時間の気温は28度ちょうどとなっています。
きょうは昼前から25度を超えていました。
気温が上がるほど大気の状態は不安定になります。
このあと、雷を伴ってザーッと降る可能性があります。
このあとも内陸部を中心に、変わりやすい天気になりそうです。
あすにかけても局地的に、にわか雨や雷雨が起こりやすい状態が続きそうです。
では、いつ雨が降りやすいのか、詳しく見ていきましょう。
きょうの夕方です。
北日本から西日本にかけて、広く内陸部を中心に、ところどころで雨雲が発生しそうです。
局地的には雷を伴って激しく降る所もありそうです。
夜も広く、西日本から北日本にかけて、ところどころで雨が降りやすいでしょう。
関東北部、特に降りやすいと見ています。
夜遅くです。
夜遅くにかけても関東地方中心に、雨が降りやすい状態続きます。
あすに日付が変わりますと、雨の降る所は、次第に少なくなる見込みです。
あすの朝も関東地方では雨が降りやすいですが、そのほか、晴れる所が多くなるでしょう。
あすの日中も晴れる所が多くなりそうなんですが、天気は急変する可能性があります。
あすの午後の雨の見通しを見ていきます。
北日本から西日本にかけて内陸部を中心に、雨雲が発生しそうです。
局地的には雷を伴う所もあるでしょう。
この雨の原因は、上空の寒気です。
上空5800メートル付近のマイナス9度以下という寒気が、今夜から、東日本から西日本にかけて、流れ込む見込みです。
この寒気はあすも居座ります。
地上付近、あすも30度くらいまで気温が上がる所もありそうですから、地上と上空の気温差が40度にも達して、雷雲が発達する所がありそうです。
突風や落雷にも注意してください。
あさってになりますと、上空の寒気は次第に抜けていく見込みで、大気の不安定な状態も解消へ向かう見込みです。
にわか雨の所も少なくなるでしょう。
一方で、木曜日以降は、梅雨前線が本州付近まで北上してくる見込みです。
前線に向かって非常に湿った空気が流れ込みます。
このために九州などでは大雨になるおそれがあります。
今週の前半は不安定な雨、今週の後半は梅雨前線に伴う雨に注意が必要です。
次はイラク情勢です。
イラクでは、イスラム過激派組織によって制圧された北部などで、政府軍が奪還に向けた作戦を続けています。
一方、過激派の側は、既存の国境の枠を超えたイスラム国家の樹立を宣言しました。
過激派の激しい抵抗も続き、戦闘がさらに長期化するのは、避けられない情勢です。
イスラム教スンニ派の過激派組織が制圧している北部のティクリットです。
29日もイラク軍が、奪還に向けて市の周囲に大規模な部隊を配置し、攻撃を続けました。
しかし、過激派の側もシーア派中心のマリキ政権に反発する地元のスンニ派の部族や、旧フセイン政権の支持者の協力を得て、政府軍の侵入を阻むなど、激しく抵抗しています。
ティクリットの市民の一人はNHKの取材に対し、今も市内は過激派に支配され、周囲に政府軍の装甲車などがいるが、全く入ってくることができない状況だと話しています。
さらに、国際テロ組織アルカイダの流れをくむ、イスラム教スンニ派の過激派組織、イラクとシリアのイスラム国は声明を発表し、組織名からイラクとシリアは取り除かれ、正式な名称はイスラム国となったとして、イスラム国家の樹立を宣言しました。
その上で、組織の指導者で、数多くのテロに関わったとして、アメリカ政府などから指名手配されている、バグダーディ容疑者について、歴史上、イスラム共同体の最高権威を意味するカリフだとしたうえで、すべてのイスラム教徒は彼に忠誠を誓い、支持する義務があると求めました。
イスラム諸国の多くは、29日から、断食月・ラマダンに入っていて、過激派組織はイスラム教徒の宗教心が高まるこのタイミングにイスラム国家を宣言することで、勢力の拡大を誇示しました。
一方、各宗派や民族の政治勢力は、マリキ氏に代わる、複数の首相候補を巡る調整を本格化させています。
来月1日には、議会が招集される予定ですが、代わりの首相候補の調整にはなお時間がかかると見られ、事態の沈静化に向けた挙国一致の政権作りは難航が予想されます。
事態がより複雑化しているように感じますね。
では、ここからは軍事が専門の、津屋解説委員とお伝えしていきます。
津屋さん、今、このイラクの戦況ですけれど、どういうふうに見ていますか?
今は焦点になっていますのは、先ほどもVTRに出ていましたけど、こちら、ティクリットという街の攻防です。
このティクリットというのは、かつてのフセイン大統領の出身地でもあって、いわばスンニ派の武装勢力の牙城のような所ですよね。
政府軍は今、この町を装甲車などで包囲していて、これまでは最大規模の反撃に出ているというふうにいわれています。
これ、政府軍というのは、ほかの場所でもですね、攻撃用のヘリコプターなどを使って、攻勢、反撃を強めているというふうにもいわれているんですけれども、こうした背景には、アメリカからもたらされた情報ですとか、助言というものがあるんじゃないかと思います。
オバマ大統領は軍事顧問団を派遣したわけですけど、このイラク情勢に対する姿勢が変わったということなんでしょうか?
そうではないと思うんですね。
アメリカとしてはやはり、こういうことだと思います。
軍事介入はしたくないと。
つまり、直接戦闘には加わりたくない、関わりたくないというのが本音だというふうに思います。
それは変わっていません。
その一方で、イラク軍をなんとかしててこ入れしなくてはですね、イラクは大変なことになってしまうという認識は持っていると思いますね。
そこで、どうするかということで、考えた出した一つの答えというのが、軍事顧問団の派遣ということなんだろうと思います。
これは直接戦闘には加わらずに、アメリカはいわば、黒子に徹して、事態を好転させようということなんじゃないかと思います。
黒子に徹しながら事態の好転をということで、その軍事顧問団について、きょう詳しく見ていきたいと思うんですけど、軍事顧問って、そもそも何なんでしょうか?
こちらにも書きましたけれども、一般的にはメンバー、アメリカの軍人か元軍人、特に特殊部隊の隊員が中心なんですね。
これ、軍事面の助言ですとか、訓練を行います。
また、どこかの国が復興が必要な状況にある場合はですね、その国の軍の再建に協力したりもするということなんですね。
ここにありますけど、アメリカ軍の通常の軍の部隊と何が違うっていうことなんでしょうか?
こちらめくります。
違いは任務ですよね。
地元の兵士の助言ですとか、訓練をすると。
そして、みずからは戦闘には参加しない。
みずから戦闘はしないということなんですね。
アメリカにとって、都合のいい現地の勢力の強化を図るというわけなんですね。
アメリカというのは、こうした自国の利害のために、これまでも世界各地で軍事顧問団というのを派遣してきたんですね。
今、映像出ていますけれども、これ、中米のエルサルバドルの、アメリカが行った政府軍への軍事訓練の様子なんです。
今、しゃがんでる人が軍事顧問団のメンバーと考えられるんですかね?
そうですね、それ以外にもベトナム戦争ですとか、同時多発テロ後のアフガニスタンでの作戦ですね、地元勢力への支援というのを行いました。
また軍事作戦を立案したりですね、あるいは戦い方のアドバイスなどをすることもあります。
今回は、中でもどういった人たちがイラクに派遣されたんでしょうか。
今のところですね、イラクにはおよそ180人の軍事顧問団が派遣されているというふうにいわれています。
その多くはアメリカ中央軍司令部というところの配下にあって、何かというと、中東の各地で、実際に任務に当たっていた軍人、その中から選ばれた人たちです。
特殊部隊による戦闘のプロもいますし、それ以外にも、中東の文化やことばなどについても深い知識を持っている人たち、あるいは情報分析官ですとか、ITの知識にたけた人、あるいは物資の調達などを行うような担当者なども含まれていると。
さまざまな技能を持っている人たちだっていうのは分かるんですけど、そうすると、ここですね、イラクで具体的には何をするっていうことなるんでしょうか?
一つ、一番大事なのは情報収集です。
国防総省は今回の軍事顧問団を、アセスメントチームという評価・分析を行うチームだというふうに呼んでいるんですね。
アメリカはこの3年間、アメリカ軍はこの3年間ですけれども、イラクにはいなかったわけですから、情報があまり持っていない。
まずは情勢についての情報収集を行うというのが第一。
そして今、イラク上空にはアメリカ軍の偵察機、無人の偵察機や有人の偵察機、無人の偵察機ですけれども、それが24時間態勢で飛んでいるといわれているんですね。
そして過激派側の配置状況など、情報を収集しているという状況です。
こうした情報をもとに、情勢の評価・分析を行う。
具体的には政府軍と過激派側のそれぞれの戦力を分析して、2、3週間かけて分析して、その後の対応を判断するという予定なんですね。
この情報というのは、軍事顧問団を通じて、イラク側にももたらされます。
そこでどこを攻撃したらよいのかとか、どういうふうに作戦を展開したらいいのか、効果的なのかというようなことを、まあ、作戦上の助言を行うということになるんだろうと思います。
まさに黒子のような役割というふうに感じますね。
そうですね、ただ、そこで問題になることがあるんですね。
こちらです。
どこまで軍事顧問団が関わるのかということですね。
軍事作戦の助言だけにとどめるのか、あるいは作戦計画そのものを作成してですね、事実上の作戦指揮をするのかといったことですね。
あまり深く関わりすぎてしまうと、本来、黒子に徹しようと思っていたのが、実際はアメリカが表舞台に出てしまうというというねらいとは違ったことが起きるのではないか、アメリカはそういったことを懸念しているんだろうと思います。
その表舞台に出ないためにも、軍事顧問団は派遣したけれども、軍事攻撃には出ないということなんでしょうか?
まだその判断はしていません。
オバマ大統領はですね、空爆の選択肢というのは排除していないというふうにしています。
ペルシャ湾には引き続き、空母、ブッシュが展開していますし、無人機によるミサイル攻撃も視野に入れています。
軍事顧問団もその可能性を視野に入れながら、将来の攻撃目標はどういうところになるのかといったことを、これから調べるという作業を進めるのではないかというふうに思います。
また無人機や有人の飛行機がイラク上空を飛んでると先ほど言いましたけれども、これがもし危険にさらされたりすればですね、当然、反撃に出るということも考えられるわけですね。
ミサイルも搭載している無人機なんですけれども、それがきっかけで米軍が戦闘に巻き込まれていく可能性というのもゼロではないというふうに思います。
ただ、繰り返しますけれども、アメリカとしては、軍事介入はしたくないと、やりたくないというのが本音なわけですよね。
というのも、もし攻撃に踏み切ってしまえば、確実に市民に犠牲者が出てしまう。
アメリカがさらなる批判にさらされるということを懸念しているんだろうと思います。
もう1つですけれども、アメリカは軍事顧問団の派遣のほかにですね、イラク側に対して武器の供与というのも行っているわけなんですね。
武器の供与っていいますと、ロシアから、ロシアの攻撃がバグダッドに到着したってニュースもありましたよね、それはどういうふうに見ていますか?
そうですね、イラク軍というのは、実は空軍戦力というのはほとんどこれまで持っていませんで、戦闘機ですとか、攻撃機というのは、長く、特にイラク戦争以降は保有していなかったんですね。
そこで今回、イラクに対して、イラクがロシアからフセイン政権時代にかつてイラク自身が使っていた、攻撃機、同じ型の攻撃機を購入したわけなんですけれども、問題がありまして、パイロットが実はいないんですね。
飛ばすには当然、パイロットを養成しなければいけませんし、仮にいたとしても訓練をする必要があるわけです。
ですが今の情勢で、すぐに投入できるかというと、そこは疑問符が出るところだと思います。
非常に難しい状況なのは分かるんですけれども、軍事に頼らない解決の道っていうのはないんでしょうか?
当然、政治的な解決というのがあると思うんですけれども、イラクで宗派間の対立を生み出したといわれている、マリキ政権がどうなるかということだと思います。
国内的な圧力というのも強まっています。
あす1日からは議会が招集されて次の政権の枠組みというのが話し合われることになっていますから、そこでどのような結論が出るのか、今続いている軍事的な側面、戦況に加えてマリキ政権がどうなるかというのが、今後のイラク情勢を左右することになるんだろうと思います。
イラク情勢について、軍事が専門の津屋解説委員とお伝えしました。
お伝えしていますように、オウム真理教の元信者、菊地直子被告の裁判員裁判で、東京地方裁判所は懲役5年の判決を言い渡しました。
東京地方裁判所は、人を殺害するかもしれないことを認識しながら爆薬を運んだと認めて、懲役5年の実刑を言い渡しました。
東京地裁前から中継です。
東京地方裁判所前です。
グレーのスーツ姿で法廷に入った菊地被告は、主文が言い渡された瞬間も、裁判長のほうをまっすぐ見据えたままでした。
その後は証言台にあるいすに座って、ほとんど身動きしないまま、判決理由の読み上げを聞いています。
東京地方裁判所の、杉山しんじ裁判長は、懲役5年を言い渡した理由として、教団の幹部らが、人を殺害するかもしれないと認識しながら薬品を運んだ。
幹部から激励のことばをかけられたときに、頑張りますと応じたり、別の火薬を作るのを手伝ったりしたと指摘し、犯行についての認識があったと認めました。
また、教団の幹部らがこの事件を起こした経緯については、麻原彰晃こと、松本智津夫死刑囚を逮捕を阻止するために捜査をかく乱することを目ろんだ。
松本死刑囚からは石油コンビナートの爆破などを指示されたが、それが難しかったため、ほかの事件を起こすことを企てて事件に至ったと述べました。
判決の言い渡しは、今も続いています。
以上、東京地方裁判所前からお伝えしました。
東京地方裁判所前から中継でした。
次です。
富士山の山梨県側であす、山開きを迎えます。
吉田口登山道では、山開きに合わせ、御来光を見ようと、登山者がけさから山頂へ向かっていました。
けさの富士山5合目、標高2300メートル付近です。
あすの山開きを前に、登山道沿いにある山小屋に宿泊して、あす朝山頂に登り、御来光を見ようと、登山者が訪れていました。
富士山は去年6月に世界文化遺産に登録され、環境保全や登山者の安全対策を強化しようと、ことしの夏山シーズンから、富士山保全協力金、いわゆる入山料が本格的に導入されます。
入山料はシーズン中、毎日登山者から任意で1人1000円を集めます。
吉田口登山道では3か所で集め、このうち5合目の登山道の入り口付近では、あす午前0時から集め始めます。
トクする日本語です。
杉原満アナウンサーです。
こんにちは。
きょうはですね、夏野菜の代表、きゅうりを取り上げます。
今は一年中出回っていますけれども、暑くて食欲が落ちる時期には、さっぱりしてね、きゅうりね。
冷やして食べるとおいしいですよね。
そうですね。
このきゅうりということばなのですが、もとは、きうりでした。
ちょっとこれだと言いにくいので、きゅうりに変わったとされています。
では、なぜこうだったかというと、昔のきゅうりは、こんなふうに、大きくて黄色いものを食べてたんですね。
今のきゅうり、緑色ですけど、実はこれは実が熟す前に収穫しているものなんで、放っておいて完熟すると今でもこういうふうになるんですって。
昔のきゅうり、今とは品種は違うんですけれども、やはりこういう黄色く大きくなったものは、皮が硬くて、実も苦くて、おいしくなかったそうです。
特に乾燥させたり、塩漬けにしたりして、薬として主に使われていたそうなんですね。
薬だったんですね。
これは薬草の名前などをたくさん載せている平安時代の和名抄という辞書があるんですが、それにも載っていまして、きゅうりはまず多く食べると体を冷やす。
それから熱があるとき、あるいは、のどが腫れて痛いときなどに、きゅうりがよいというふうに載っているんですね。
今もよくね、体を冷やすとか、あるいはむくみを取ってくれるなんてこともいいますね。
さて、このきゅうり、漢字で書くと胡の瓜というふうに書きますね。
これ中国から来た字ですけれども、このまず、由来を見てみましょう。
きゅうりというのはインドが原産で、それが中国の西域に入った。
そして中国では、漢の時代に西域から使者がこのきゅうりを持ち帰って広まって、さらには日本に伝わったとされています。
西域、中国の西方やあるいは北方の異民族のことを中国では胡という字を使っていたんですね。
胡から来たうりということで、この胡瓜という名前が付けられたんですね。
ただし、中国ではその後、この書き方をしなくなります。
胡瓜という名前ではなくて、黄瓜というふうに名前を変えるんですね。
どうしてかというと、4世紀ごろに、中国の北部を支配していた後趙という国の皇帝が、遊牧民出身だったそうなんですね。
この胡という字は、遊牧民などの異民族を蔑称、さげすむ字だということで、使用を禁止したんですって。
そこで、この字が使えなくなったので、名前を変えたというんですけれども、実は同様に、ほかにもこの字が使えなくなったものがあるんですよ。
日本でいうごまとか、くるみ、中国ではこういうふうに、もともとは書いたんですが、やはり同様にこの字を使わないということで、名前が変わったんですって。
今では中国ではこういうふうに書きます。
ところが、日本では中国では使えなくなった今のこの胡の字を全部使いますね、くるみもね。
こちらだと逆に読めないですね。
そうですね。
昔の書き方が日本に残ってるっていうのはおもしろいことだなと思います。
むくみを取るということで、お酒の飲み過ぎのあとなどにいいかもしれませんけれども、たくさん生で食べるのも、おなかを壊すそうなんで、たくさん食べたいときは炒めるなどして火を使うといいと、中国の料理にありますけれども、そういうことで頂きたいと思います。
きょうは、きゅうりのお話でした。
トクする日本語、杉原アナウンサーとお伝えしました。
にじまると一緒に、各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の奈良岡さんと一緒にお伝えします。
きょうは変わりやすい天気になっています。
それでは空の散歩に出かけましょう。
まずこちらは、大分県の佐伯港の様子です。
佐伯市ではおとといから、佐伯ごまだしうどんのキャンペーンが始まったそうなんです。
このごまだしうどんというのは、ごまダレで味付けしたお魚のすり身がうどんに載ったものなんだそうですよ。
おいしそうですね。
そうですね。
佐伯市は雲が多いようですね。
きょうの気温、25度ぐらいまで上がっていたんですけれども、ムシムシとした空気に包まれています。
あすもムシッとしそうです。
続いて山口市の新山口駅の様子です。
今週末から、SL山口号の運行が始まるそうなんです。
9月28日まで運行予定なんですが、ちょっと電線に隠れてしまってますかね、本当はSL、よく見えるかなと思ったんですが。
残念ですね。
山口市も薄い雲が広がっていますね。
きょうは気温が30度近くまで上がっています。
あすも同じぐらいの暑さが続きそうです。
こちらもムシムシしそうです。
水分補給、しっかりされてください。
続いてこちらは和歌山県白浜町の現在の様子です。
白浜町にある京都大学の白浜水族館が今週末にリニューアルオープンするそうです。
国の天然記念物のオカヤドカリなどが展示されています。
こちらもちょっと雲がかかってますね。
そうですね、日ざしはあまり届いていないようですね。
あすは晴れ間が出て、強い日ざしが照りつけると見ています。
こちらもかなり雲がかぶってますね。
静岡市日本平なんですが、本来だったら富士山が望めたはずなんですね。
山梨県側はあすから山開きと、先ほどお伝えしましたが、静岡県側は来月10日なんです。
きょう、警察と消防による合同の遭難救助訓練が行われたそうです。
山のお天気、気をつけていただきたいですけど、静岡、きょうはどうでしょうか。
ちょっと黒っぽい雲も見えますし、所によってはにわか雨がありそうです。
そしてあすも、きょうよりもにわか雨起こりやすいですから、空の変化に注意が必要です。
続いてこちらは、青森市の青森港に並んでいます、これ、ねぶた小屋なんです。
ねぶた祭りで登場する、あの大型の灯籠、ねぶたの制作はこの小屋で行われているそうなんですね。
お祭りは8月に開かれますけど、いよいよ始まってきたなって感じですね。
そうですね、とっても楽しみです。
青森も雲が多いようですね。
青空も見えていますね。
あすは雨の降ることもありそうなんですが、あすも晴れ間は期待できそうです。
最後は北海道旭川市の様子です。
旭川市にあります旭山動物園では今、出産ラッシュを迎えているそうなんですね。
エゾシカやシロテテナガザル、それにホッキョクギツネの赤ちゃんが生まれているそうです。
こちらはちょっと、日ざし届いてますかね?
そうですね、でも油断禁物なんです。
夜の初めごろまでは、激しい雷雨の所がありそうです。
あすも午後、雷雨があるかもしれませんので、空もようの変化にお気をつけください。
折り畳み傘、手放せませんね。
そうですね。
では改めてあすのお天気をお願いします。
2014/06/30(月) 14:05〜14:55
NHK総合1・神戸
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サンプリングレート : 48kHz

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