アオハライド #02 2014.07.15

(内藤・回想)567891011…
(吉岡双葉)とりあえずここに。
あっごめんほか行くね
(馬渕洸)あっ今ダメ。
ケーサツチームいるあっ!やっ…あっ
(ナレーション)
シャンプーの匂いと少しだけ汗の匂いがして…
ドクンドクンドクン…
(鼓動)
ドキドキした
吉岡さんはここにいなえっ?
(内藤)あっやっぱドロボーいた!ははっ!はははっ!
(男子生徒)追え!
(男子生徒)逃がすな!捕まっちゃった私のせいで
(心の声)≪助けなきゃ!≫あの…あっサンキューなうん
戻れないんだあのころには

(チエ)双葉今日もお弁当なんだ。
まだちょっと購買で買いづらくてさぁ。
(明日美)ああ〜あのおばちゃん?
(チエ)けどさあのときあの人が見ててくれてよかったよね。
(明日美)ほんとほんと。
(チエ・明日美)あはははっ!笑いごっちゃないよ!明日美たちも私のこと初め疑ったよね?
(明日美)しょうがないじゃん。
(チエ)私ら見てなかったんだしさ。
う〜ん…あっ。
ケケケ!ただの友達ごっこじゃん。
ううっ!たったったっ…。
(明日美)何やってんのよ?双葉。

(男子生徒)おっ槙田。
(3人)ん?今日も教室で弁当食わねぇの?いつもどこで食ってんの?
(悠里)外で…ほかのクラスの友達と。
ピクニックみたいで楽しいよ。
(男子生徒たち)やっべぇ!癒やされる〜。
(明日美)ああ〜イラッとする。
(チエ)なんで男ってブリッコが見抜けないんだろう。
お〜い日直。
ん?はい。
(教師)ノートとプリント返すから職員室に取りに来てな。
あっはい。
はぁ…。
(明日美)うっわ。
ノートとプリントって相当量あるなぁ。
あっじゃあ一緒に…。
(明日美)がんば〜双葉。
(チエ)いってらっしゃ〜い。
ううっ…。
寒っ!あっ。
≪槙田さん?≫ん?あっ。
こんな日くらい中で食べればいいのに。
でも日が出ててあったかくて気持ちいいから。
うっそ!?すごい寒いじゃん。
ふふふっ。
≪やっぱ普通にかわいいよね≫≪あっ似てる≫あの…よかったらこれあげる2つあるから。
えっ?でも私のキャラじゃないし。
キャラとか関係ないよ。
あっ。
(悠里)はい。
あ…ありがと。
≪うわっ手すごい冷えてんじゃん≫話しかけてくれてありがとう。
あっ。
私みんなにうざがられてんのに。
自分でもブリッコなの分かってるんだけど男の子の前だと緊張して自分作っちゃう。
でもみんながおしゃれしたりお化粧したりするのも人によく見せたいからでしょ。
それと私の男の子にかわいいって思われたい気持ちと何が違うのかな?え〜っと…よく思われたいってベクトルが男子だけってのがなんかあれなんじゃないか…うっ!≪あれ?私もよく思われたいベクトルが女子だけ…なんじゃ?≫みんなが私をうざいと思う気持ちを否定するつもりはないけどそのかわり私も自分の好きな自分でいたいんだ。
あげるカイロ。
えっ?うさストラップのお礼…にしてはしょぼいけど。
これサンキューね。
≪そうか。
私は言うなれば逆ブリッコってわけか≫≪う〜ん…≫
(田中)こらっちゃんと聞いてんのか?聞いてるって。
(田中)お前期末で挽回しないとマズいって言ったろ?どうすんだ?あの点数。
≪田中君と田中先生≫あれじゃ特進に残れないぞ。
≪特進!?田中君って特進クラスのエリートだったのか≫ん?何見てんの?うっ…見てないし!べぇ〜!バタン!おっ…。
職員室には静かに入ってきなさいね。
すみません…。
はぁ〜。
あっ…。
んんっ。
よっよっ…よっと。
ぐぎゅ〜…。
一人で大変そうだね。
名ばかりのオトモダチはそういうの手伝ってくんねんだ?大変そうに思うなら手伝ってくれる?えっやだよ。
(田中)洸!あっ。
うるさっ。
ほんじゃ。
あっ本当に手伝ってくんない…。
≪なんて子!≫ったく…。
ごめんなぁあいつ。
えっ?はあ…。
手伝うよ。
何組?
(田中)洸とは友達なの?ああ〜同じ中学で。
って言っても少しの間でしたけど。
あっそうなんだ。
んん〜?そうかそうか。
≪なぜ田中先生がうれしそう?≫≪つか寝癖激しいな≫あいつあんなんだけど仲よくしてやってな。
むちゃ言うな!はははっ!ははははっ!≪って…昔の田中君探すのやめやめ!≫おお〜二組そっちだな。
んじゃ俺上に用事あるから。
あっはい。
ありがとうございました。
おっ村尾。

(小湊)村尾!
(修子)ん?
(小湊)お前試験明けのカラオケ来ないっつったんだって?
(修子)うん。
クラスの集まり休んでばっかじゃん。
1回ぐらい来なよ。
行く気しないの。
別に今のクラスになんの思い入れもないし。
けど…。
小湊君には関係ないでしょ。
んんっ!
(明日美)おかえり〜双葉。
(チエ)結構遅かったじゃん。
んん〜。
名ばかりのオトモダチは…
(チエ)このメイクよくない?
(明日美)ええ〜どれ?
(チエ)これこれ。
明日美に似合いそうじゃん。
≪名ばかりだとしても…≫何見てるの?≪一人になるより全然マシ≫ん?ポケットに何か入ってんの?ああ〜これ?槙田さんにもらった。
(明日美)ええ〜やっだ!何あんなのと絡んでんの〜?お昼一人で食べてたよ。
(明日美)はあ?何?ぼっちかよ。
(チエ)ふふっ。
まああいつって一人でも平気なタイプじゃん。
(悠里)話しかけてくれてありがとう
(明日美)神経ずぶといんだよ。
(チエ)はははっ!本当にそうかな?
(明日美)えっ何?どうしたの?いいじゃん。
一人でいたくないなら男のとこに行けばいいんだよ。
あっ…。
(チエ)だね。
そしたら男が構ってくれるから平気平気。
(明日美)だいたい男の前だけ態度変えてずるいんだよ。
「ずるい」っていうことは…。
(チエ・明日美)ん?自分たちも本当は男子にかわいいって思われたいってことじゃん。
だったらぶちぶち言ってないで自分たちもブリッコすりゃいいじゃん。
はあ〜?うちらはそんなことしてまで男によく思われたくないし。
そういうんじゃなくてああいう女が嫌いなだけだっつぅの。
じゃあほっとけばいいのに!
(2人)あっ…。
ほっとけないぐらい嫉妬してんだよ。
相手のこと悪く言えば自分が高みに立ってる気分になるのかもしれないけどそれ全然違うから!≪し…しまった〜〜!!≫な…な〜んちゃって〜…。
(チエ・明日美)あっ。
ん?私のこと嫌いってことはさあなたたちの関心の内側に私がいるってことだよね?ざまみろ!≪な…なんてことを!≫
(明日美)なんなの!?すっげ気分悪い!
(明日美)双葉。
えっ…。
あんたがうちらのこと本当はどう思ってたか分かったから。
≪終わった…≫≪ただ一人になりたくないってそれだけを必死にここまでやってきたのに今更…≫≪バカすぎるでしょ≫吉岡さん!あっあの…ありがとうかばってくれて。
お礼なんて言わないで。
えっ?あれは槙田さんをかばったっていうか自分のことをかばったんだと思うから。
だから逆に巻き込んでごめんね。
でもうれしかったから!あぁ〜あ…。
ほんと私何やってんだか。
≪なんであんなこと言っちゃったんだろう≫≪今までずっと思ってても心の奥に隠してたのに≫あんなのただの友達ごっこじゃんくだらない・タッタッ
(足音)・ははっ。
一人で何やってんの?オトモダチはどうしたの?た…田中君があんなこと言うからじゃん。
はあ?田中君が友達ごっこなんて言うから!俺のせいなの?違う…自分のせい。
目的ばっかりにとらわれて大事なこと見てなかった。
心のつながりとか信頼とか。
自分のせいだ。
さっきの八つ当たり。
ごめん。
おう。
そんじゃ!≪みっともない…間違いだらけで≫・
(男子生徒)帰りさぁゲーセン寄ってこうよ。
≪うっ!人が…≫うわっまだいた!じゃあ!≪ひぃ〜!こっちからも≫
(男子生徒)ちぇっ。
(男子生徒)校内でイチャついてんじゃねぇよ。
≪ちょ〜!隠してくれたんだろうけどさぁ…≫≪あっ香水の匂いに混ざって懐かしい匂い≫目的ばっかりにとらわれて…か。
まあその目的が見えなくなるくらい必死だったんだよな。
た…田中君は優しい人なの?意地悪な人なの?そんなの知んない。
そのとき俺がしたいようにしてるだけだし。
それからいいかげん田中って呼ぶのやめろ。
ほんじゃ行くわ。
あっ…。
≪田中君って呼ばれるのつらいのかも≫≪でも馬渕って呼ぶと私の知ってる田中君が本当に全部なくなる気がしてさみしい≫洸!いきなり呼び捨てかよ。
じゃあ「君」付ける?洸君の方がいい?どっちでもいいよそんなん。
好きにすれば。
うっ…怖っ。
≪でも名前で呼ぶこと自体はダメって言わなかった≫≪ダメって…言わなかった≫ザァーー
(雨音)
結局あれ以来明日美たちとは話せなくなった
時間は過ぎて…
ニャー
(女子生徒)起立!礼!終わった〜!
(男子生徒)よっしゃ〜!≪このままでいいのかな?≫≪でもどうせ組替えで別々になる可能性高いし≫明日美!チエちゃん!
(2人)ん?
(明日美)何?あ…あのさこ…こないだはごめん。
私の言い方も悪かったと思う。
でも…あれが本音だった。
嫌われるのが怖くて今まで明日美たちに本気でぶつかれなかったけど私の…本心だった。
(明日美)双葉の気持ちは分かったよ。
んで思ったんだけどあれが本心ならやっぱ双葉って私には面倒かも。
(明日美)双葉が悪いとかじゃないけど…。
ただ私らとはノリが合わないだけだから。
(明日美)バイバイ。
(チエ)あっ明日美!待ってよ。
(悠里)吉岡さん。
あっ。
小さいころ学校の先生がさ…。
えっ?お友達とは仲よくしましょうって言ってた。
そのころはただひたすらにそれが正しいと思ってた。
でもうまくいかないこともあるんだね。
先生は教えてくれなかった歩み寄ってそれでも無理だったときのこと。
吉岡さ…。
どうしようもないこともある!そりゃそうだ!私…吉岡さんともっといろいろ話してみたかったな。
あっ…私も!ふふっ!じゃあね。
うんバイバイ。
≪あのころ教わらなかったことを知っていく≫≪割り切ることも強さなんだって私は今日知ったよ≫≪私はあのころよりはきっと強い≫≪どうしてかな≫≪今ものすごく洸に会いたい≫≪中学のころの田中君じゃなくて今の洸に≫≪あのとき洸と何かを共有できたみたいな感覚をもう一度感じたい≫もう帰っちゃったのかな?・誰捜してんの?あっ。
洸!まだ何も…始まってないし始めてもいない。
私は始めたい。
2014/07/15(火) 02:35〜03:05
MBS毎日放送
アオハライド #02[字]

「PAGE.2」▽恋、友情、仲間、家族……“忘れられない時間”を大切に描く物語。▽累計発行部数470万部の“本命”青春ラブストーリー。まっすぐに、映像化!

詳細情報
番組内容
中学時代の辛い記憶から、高校では友達と表面的なつきあいを続けてきた双葉。
しかし、洸には「友達ごっこ」と言われてしまう。
そんなある日、双葉は「ぶりっ子」と敬遠されている同級生・槙田悠里が一人でお弁当を食べているところに遭遇する。
出演者
【声の出演】
(吉岡双葉)内田真礼
(馬渕洸)梶裕貴
(槙田悠里)茅野愛衣
(村尾修子)小松未可子
(小湊亜耶)KENN
(田中陽一)平川大輔
ほか
原作・脚本
【原作】
咲坂伊緒(集英社「別冊マーガレット」連載)

【脚本】
金春智子、山田由香、平見瞠
【キャラクターデザイン】
井川麗奈
監督・演出
【監督】
吉村愛
【シリーズ構成】
金春智子
音楽
【オープニングテーマ】
CHiCO with HoneyWorks「世界は恋に落ちている」(ミュージックレイン)
【エンディングテーマ】
フジファブリック「ブルー」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
【挿入歌】
Chelsy「I Will」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

【音楽】
堤博明、大嵜慶子、橋本翔太
制作
【アニメーション制作】Production.I.G

【番組HP】
http://aoha−anime.com/
【Twitter】@aoha_anime
https://twitter.com/aoha_anime
ハッシュタグ「#aoha_anime」

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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