奈良のFM番組に出演する若手起業家。
この人が今回の主人公大川健太さん。
(大川)これから奈良で面白い事いっぱいしていくので是非注目して頂けたらと思います。
1年前起業したばかりだがとにかくエネルギッシュ。
ある時は地元奈良で野菜を育てたり…。
「こんにちは…」。
またある時にはWEB広告を作成してみたり…。
2番の方!そして時にはイベントスタッフとして活躍。
順風満帆に見えるけど実はある悩みが…。
続けられへんやろなと思ってますけどね。
更につきあって1年の…え〜!そうなん。
…みたいな感じです。
追い込むね。
追い込まれた若手起業家の行く末はいかに!?新米企業家の大川さん。
豊富な人脈とアイデアを武器に地元奈良を元気にする事業を立ち上げるのが夢。
この日は大阪で新事業のための打ち合わせだ。
大川さんの呼びかけをきっかけに職種の違うバラエティー豊かな3人が集まった。
奈良県内で破棄される野菜や果物を使って加工品を作り広めようというのだ。
商品第1弾は梅がテーマ。
ただ同然の破棄野菜をシェフのレシピとおしゃれなデザインで付加価値を付けるのが狙い。
ナイスアイデア!
(上釜)これからちょっと食べてもろていいですか皆さん。
どっちからいこうかな〜。
呼びかけから3か月。
梅ジャムの試作品の試食にまでこぎ着けた。
(上釜)天然甘味料あれと水を入れてキャラメル状になるまで炊いてん。
だからちょっとホロ苦いと思う。
これはシロップと白ワインだけ。
梅シロップ白ワインだけ。
これね結構面白い。
結構うまい事いってるこっちの方が。
(中島)僕こっち派。
(上釜)やっぱり?そうやんな。
僕もこっち派っす。
ヒット商品は生まれるか?試作品に夢は膨らむ。
(上釜)万人受けすんのは絶対こっちやねん。
こっちちゃう?いやいやこっちや。
こちやって。
いやいや。
万人受けするのは絶対こっち。
熱いね〜。
語るね〜。
(上釜)当たり前やん。
試作の出来は上々だがここからが勝負。
商品化までは工場ラインや販売先の確保などまだまだやる事は盛りだくさんだ。
これがホンマに商品として出せるようになればもっといいですけどね。
独立して1年。
当面の目標は実績作り。
はい。
こんにちは〜。
(取材者)失礼しま〜す。
どうぞ。
そんな大川さんのオフィスは…自宅の6畳1間。
お起業家っぽい本発見。
「ビジネス個性心理学」。
僕多分これやったんす。
大川さんの個性は?えっとね「少年のような無邪気さを持ちあまりたくましくありませんが神経は細やかで仕事ぶりはきちょうめんです」って書いてあります。
どう?当たってる?まあ合ってますね。
学生時代から自分の「やりたい」に忠実に生きてきた大川さん。
「興味のない授業を聞くよりもすぐ稼ぎたい!」と大学を即中退。
大手の靴販売店に就職した。
4年間でなんと1億円以上を売り上げスーパー販売員になった。
しかしあっさりIT企業に転職。
営業として活躍するうち人脈が広がり独立への興味が湧いてきた。
その時の人脈なりいろんな人に頼りながらというかそういうのねみんなに関わってもらいながら…独立後最初の仕事は奈良の野菜を使った料理教室やバーベキューイベントの主催。
参加者には喜ばれたが経費がかかり過ぎてあえなく断念…。
その次に手がけたのはフットサル教室の経営。
奈良初プロ選手が教えるというのが売りだったが選手のスケジュールが調整できず自然消滅した…。
起業して1年現在大川さんの収入を支えるのは委託を受けているフリーペーパーの営業だ。
自分のアイデアで立ち上げた事業からの収入はまだほとんど無い。
こんにちは。
あこんにちは。
すみません。
ありがとうございます。
10冊で…?あ10冊でありがとうございます。
これちょっと南のやつです。
はい。
委託の仕事は自分がイメージする起業家の姿からはまだ遠い。
まあ何か微妙なとこなんですよね。
じゃなくて…そうだよねぇ。
そのために独立したんだもんねぇ。
これが現在の大川さんの収入と支出。
会社員だった頃に比べると10万円以上も下がってしまったんだって。
毎月実家に2万5,000円。
実は今実家暮らし。
去年独立したのを機に資金確保のため実家に戻ってきた大川さん。
両親にはどんな仕事をしているのかまだ話せていない。
(母)心配ですねやっぱり。
不安はありますけどねやっぱり。
(父)最終的にどこへ結びついてそれがどう収入に結びついていくかが分からへんかな。
(父)自分の中では出来てるんやろうけども。
う〜ん…。
今の段階では言っても別に分からないでしょうし…この状況を打開すべく新事業に乗り出す事にした大川さん。
パートナーに選んだのは中学の時の同級生樋口浩平さんだ。
同じく起業家の樋口さん。
専門はウェブコンサルティング。
この仕事で妻子も養うだけの収入を得てきた。
樋口さんはやりたい事業を絞り込めない大川さんに共同事業を持ちかけた。
ネット上にポータルサイトを作るというものだ。
大川さんの広い人脈を使い地元の企業や店舗を集めて奈良の役立つ情報満載のポータルサイトを作る。
このポータルへのアクセス数を増やしながら更に大川さんのやりたい事業も組み込む。
すると各事業を同時にP.R.する事ができるという訳だ。
まずはポータルへ参加する奈良の企業への営業を急がなければならない。
はずなんだけど…。
まだ返ってきてない。
(樋口)あれサンプル。
大川さん参加候補だった企業への連絡を忘れてしまったようだ。
大丈夫?まあ…やる事結構多くなってきて…。
こいつによく言ってるんですけどね僕もそうなんですけど。
忙しさの罠で…ここ3日間で多分…フフフ…。
ポータル立ち上げに向けて目標は100社の参加。
営業は大川さんの担当だ。
まずは奈良を中心に展開する美容スタジオに目を付けた。
ただ企業のホームページを集めたポータルを作るのではなくそれぞれのホームページを魅力あるものに作り替えて全体のアクセスを増やそうと考えている。
そのコンサルティング料がポータルの運営費にもなる。
企業にとって魅力ある提案ができるかが鍵だ。
かなりコンテンツいっぱいあるじゃないですか。
けどただ何かもう置いてるだけというか。
どれがメインなのかとか。
例えば加圧押して僕らがやってるのはこの時点でもう問い合わせできないと駄目なんですよ。
ユーザーってこのページを開いた時にどこで引っかかるか分かんないんですよ。
だからここに置いとかないと1個駄目ですし。
例えばここまで見て「そうそう」みたいな感じでここで共感を呼んで「行きたい」と思ったらここでもう問い合わせさせないと駄目なんですよ。
アイデアがどんどん浮かぶ大川さん。
ついに「やりたい事」でお金がもうかるようになるのか?大川さんポータルサイトへ向けて動き出した。
美容スタジオへの営業だ。
あこんにちは。
大川さんにとっては初めてのコンサルティングの営業。
緊張してる?すみませんお時間頂きまして。
(谷口)いえ。
とんでもないです。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
早速アイデア満載の資料を基にプレゼン開始。
ちょっと提案させて頂きたいんですけども。
ホームページの制作運用のご提案になります。
「どこよりも安く作る事ができます」だったり「どこよりも丁寧にホームページを作ります」とかFacebookYouTubeを使って…。
資料を全て説明し始めた。
これね間違いじゃないんですよ本当は。
(谷口)うんうん。
アイデアを何とか伝えたい。
例えば動画を使って頂いてもいいんですけどそういうふうに役に立ちそうな情報を発信していると…。
一方的に話し続ける事既に40分。
ちょっと休憩挟みますか?ちょっとずっと聞かれて…。
あ本当ですか?はい。
休憩挟みたいのは谷口さんじゃなくてお前やろ。
え?違います。
(2人の笑い声)しゃべり疲れたんやろう。
ありがとうございます。
いろいろ気付かされました。
ハハハ。
勉強になりました。
そしたらこちらの方からまた改めて詳しい内容のご提案書作らせてもらうので…。
何とか次回のアポはもらったが手応えは微妙。
コンサルティングってこういう事だったっけ?またご連絡させて頂いて。
(樋口)言っとくけど全然あかん。
(樋口)まずなしゃべり過ぎやねん。
しゃべり過ぎやろ?いっつもそうやねん。
営業はしゃべらして…言うたんやけどな質問しなあかん。
せやな〜。
(樋口)で相手の反応が微妙やってんやんか。
あ〜。
だから全部相手に答えを引き出したらいい。
もっと聞いてよかった。
どうなんですか…?俺がしゃべるよりな。
そう。
持ってきた資料なんて別に全然説明せんでいいねんで。
そやな。
あれツールやからさ。
むずいわ〜。
とにかく欲張りな大川さん。
一週間スケジュールは打ち合わせがビッシリ!お休みは月にたった1度だけ。
その貴重な休日のご予定は…?彼女とデートだ。
1つ年下の優子さんとは10年ぶりに再会してつきあいだしたんだって。
大阪や京都で一緒に買い物をするのが定番のコース。
でも大川さんデート中にあくび〜?せっかく彼女といるのに連日の打ち合わせや商談の疲れが出てるみたい。
今年28歳になる優子さん。
つきあいだして1年。
2人の最近の話題は専ら結婚の事。
(優子)ま年齢が一番大きい。
ってなったら……の子供。
29の年で…って思ってるんですけどね〜。
仕事と違ってプライベートはかなり押され気味…。
毎日せわしく動き続ける大川さん。
あおはようございます。
今日もまた何かの打ち合わせかな?もう頼まれました?
(中前)まだ。
まだですか。
奈良で奈良県全域のポータルサイトを立ち上げようと思ってるんですよ。
そこに全部まあ…。
大川さんが話している男性は実は彼女のお父さん。
よく2人だけで会うんだって。
40年間出版業を営んできたお父さんは起業家の大先輩だ。
「じゃあそれで頑張れよ」っていうような形になったら…いろんな事ができると思うんですけど。
まだ今んとこ中途半端なところやから何とか早い事なって…
(中前)あれなくなったら僕大分楽なんやけど。
ハハハ!精神的に楽なんや。
お父さんも追い込むね〜!各方面から期待を背負い再び営業に挑む。
全ての鍵を握るのはポータルサイトの成功だ。
前回の商談から1週間。
再び美容スタジオの事務所を訪れた。
(ドアチャイム)今日こそは具体的な内容と金額の話をして契約まで持って行きたいところ。
社員の方とお話とかって?しました。
今後まぁ…う〜んそこの部分に関しては…。
自分たちのアイデアで会社のホームページを一から作り替えたい大川さんたち。
果たして先方の反応は?スタジオの方もそうなんですけど…こっちの方にもね投資がかかってる現状なんで。
交渉失敗か?
(樋口)ありがとうございました。
ありがとうございます。
先方の予算に合う内容でもう一度ホームページ改善のプランを練り直す事になった。
それだけでまあまあまた次にもつながったし。
自分たちのアイデアを実現する鍵は相手の中に見いだすしかない。
これから秋に向けて70件の契約を結ぶ事が目標だ。
現在契約はゼロ。
間に合う?それは…じゃあ年内の結婚もいけそうかな?こちらに奈良ポータルプロジェクトの…。
画面に映る起業家としての今の自分。
早く思い描く姿に近づけるといいね。
そしたらお前声出るやろ。
いくで。
ハハハ…!エイッ!ハハッ!よし。
行こう!2014/07/14(月) 23:25〜23:50
NHKEテレ1大阪
人生デザイン U−29「起業家」[字][再]
自らの人生をデザインしようと奮闘中の若者の挑戦を描く。今回は奈良の新米起業家大川健太さん。アイデアはあるがお金にならないのが悩み。新事業は生み出せるのか?
詳細情報
番組内容
自分の実力を試すため、去年独立した大川健太さん(28)。1年間さまざまな事業を手掛けてきたが、どれも収益をあげるまでには至っていない。現在、委託を受けているフリーペーパーの営業が収入源だ。そんな大川さんに、起業家仲間から新たな事業話が持ちかけられた。さらに彼女からは年内の結婚式を迫られてしまった。他の事業も抱えながら、今度こそ成功させることができるのか?仕事に恋に奮闘する若手起業家の姿を追う。
出演者
【語り】Mummy−D
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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