NHKニュース おはよう日本 2014.06.30

おはようございます。
7時になりました。
6月30日月曜日、NHKニュースおはよう日本です。
日本と北朝鮮の政府間協議が、あすに迫りました。
日本側は、拉致被害者などの全面的な調査を行うため、北朝鮮が設置する特別調査委員会について説明を受け、実効性のある調査を行える組織かどうか、見極めたいとしています。
また、北朝鮮がきのう、弾道ミサイルを発射したことを取り上げ、改めて抗議することにしています。
きのう、防衛省で急きょ開かれた会議。
北朝鮮は、きのうの朝、朝鮮半島の東岸から複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射しました。
なぜ北朝鮮は、日本との政府間協議を前に、弾道ミサイルを発射したのか。
ミサイル発射に、日本政府はきのう、厳重に抗議。
きょう、安倍総理大臣や関係閣僚が、今後の対応を協議することにしています。
ただ、あすの北朝鮮との政府間協議については、菅官房長官が、拉致問題や日本の特定失踪者の交渉ごとで、極めて人道的なことだなどと述べ、予定どおり行うことにしています。
日本側は、この場で弾道ミサイルの発射を取り上げて、改めて抗議し、国連安保理決議などを順守するよう強く求めることにしています。
あす開かれる政府間協議は、拉致問題に対する北朝鮮の出方を探るうえで注目されています。
北朝鮮は、特別調査委員会を設置し、拉致被害者や拉致の可能性が排除できない、いわゆる特定失踪者など、日本人行方不明者に関する全面的な調査を行うとしています。
その焦点は、委員会に調査の実効性が確保できるような、強い権限が与えられているかどうかです。
以前の調査では、日本側が納得できる結果が示されなかったためです。
2004年、北朝鮮のキム・ジョンイル総書記は、それまでの調査を白紙に戻して、拉致被害者の再調査を行うことを約束しました。
しかし、横田めぐみさんや松木薫さんのものとする遺骨から、別人のDNAが検出されるなど、調査結果には数多くの矛盾や疑問点がありました。
日本政府が説明を求めたのに対し、北朝鮮側は、拉致問題には特殊な機関が関わったため、調査が難しかったなどと弁明を繰り返しました。
政府は、今回の調査が同じような結果に終わるようなことがあってはならないとして、委員会に北朝鮮国内のあらゆる機関を対象に調査できる、強い権限が与えられているかどうかを見極めたいとしています。
そして政府関係者は、委員会がキム・ジョンウン第1書記の直属の機関であるかどうか、そして北朝鮮の秘密警察に当たる国家安全保衛部の幹部などが、メンバーに入っているかどうかといった点に注目しています。
北朝鮮との協議を前に、きのう、拉致被害者の家族は。
日本政府は、北朝鮮の説明を日本に持ち帰り、委員会が実効性のある調査を行える組織かどうか慎重に見極めることにしています。
その上で、日本独自の制裁措置の一部解除を判断することにしています。
集団的自衛権を巡る、政府・与党内の調整は、最終盤を迎えようとしています。
公明党執行部はきょう、外交・安全保障に関する合同調査会を開き、行使容認に向け、党内の最終的な意見集約を図る考えで、政府はあすの与党協議で合意が成立ししだい、その日のうちに、行使を容認する閣議決定を行う方針です。
集団的自衛権を巡って、公明党執行部はおととい、地方組織の代表者との間で意見交換会を開き、地方組織から行使容認に慎重な意見などが相次ぎましたが、山口代表は、憲法9条の規範が変わるわけではないなどと述べて、理解を求めました。
公明党執行部はきょう、外交・安全保障に関する合同調査会を開き、行使容認に向け、対応の一任を取り付けることを視野に、党内の最終的な意見集約を図る考えです。
そしてあす行われる11回目の与党協議で、自民党と公明党は、政府が先週示した、日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによって、日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合に、必要最小限度の実力を行使するのは、自衛の措置として憲法上許容されるとの判断に至ったなどとする閣議決定案で合意する見通しです。
これを受けて政府は、与党協議で合意が成立ししだい、その日のうちに臨時閣議を開き、歴代政権が集団的自衛権の行使は許されないとしてきた憲法解釈を変更し、行使を容認する閣議決定を行う方針です。
戦後、日本の安全保障政策の大転換となる閣議決定に向けた、政府・与党内の調整は、最終盤を迎えようとしています。
次は、東京女子医科大学病院で、当時2歳の男の子が、人工呼吸器をつけた子どもへの使用が原則禁止されている鎮静薬を投与され、死亡した医療事故の新たな事実についてです。
医師らは、男の子の異変に気付かず、4日間にわたって薬の投与を続けていたことが、病院の関係者への取材で分かりました。
東京・新宿区の東京女子医科大学病院では、ことし2月、手術を受けた当時2歳の男の子が、人工呼吸器を付け、集中治療が行われている子どもへの使用が原則禁止されている鎮静薬、プロポフォールを投与され、死亡しました。
病院の関係者によりますと、男の子にプロポフォールが投与された翌日の午後から複数回、心電図の波形に異常が現れていたことが分かりました。
しかし、医師らは異変に気付かず、薬の投与を続けていたということです。
さらに医師は、薬の累積の投与量を把握しておらず、薬剤師も、初めは薬の投与量が多いと指摘したものの、その後は医師の判断に任せていたということで、投与は男の子が亡くなった日まで4日間にわたって続けられていました。
病院は、多くの職種が関わる集中治療室では、スタッフの連携やコミュニケーションが非常に重要だが、うまくいかなかったと説明しています。
男の子の母親は、子どもの状態を誰も把握していなかったことがショックです。
病院には、何が起きたのか、真相を明らかにしてほしいと話しています。
天気が急変しました。
こちらは、きのう夕方の東京都内の様子です。
東日本と東北を中心に、きのうは大気の状態が不安定となって、東京・練馬区では1時間に45ミリの激しい雨を観測しました。
きょうも内陸部を中心に注意が必要です。
先ほどまで雨が降っていた渋谷駅、スクランブル交差点前です。
雨は短時間でやみました。
ただ休日、夕方の雨ということで、多くの人に影響を与えました。
その僅か30分ほど前、渋谷駅前の歩道では、水が噴き出している所も。
都内では、道路が冠水して、車が立往生したなどという通報が相次ぎました。
人力で今、水の中から出てきました。
ここからは、気象情報担当の檜山さんとお伝えします。
おはようございます。
きのうの天気の急変、本当に驚いたんですが、これはどうして起こったんでしょうか。
大気の状態が非常に不安定でした。
こちらご覧ください。
上空に冷たい空気、地面付近に暑い空気が入っている状態。
冷たい空気というのは重いです。
暑い空気というのは軽いですので、上が重いと不安定なんですね。
具体的にどういうことかといいますと、例えば、頭の上に水の入った大きなバケツを乗せている状態。
これだと、うまくバランスを取れず、いつひっくり返ってもおかしくない状態、これが不安定ですね。
ですから、雨が降らない所もありますけれども、ひっくり返ってしまうと、バケツをまさにひっくり返したような雨が降る、そんな状態が不安定です。
どうして寒気が入るのかという状況を見てみましょう。
梅雨前線、南に下がっていて、なかなか北上してきません。
夏の高気圧の勢力がなかなか強まらないためなんですね。
南の空気が、南に引いてしまっていますので、北から空気が流れ込みやすい状態。
ですから、日本列島上空に寒気が入りやすい状態になっているということになります。
こうした大気の不安定な状態は、一体いつごろまで続くんでしょうか。
あすにかけても続きそうなんですね。
上空の寒気の予想を見てみましょう。
これがきのうも、激しい現象を起こしたような寒気です。
このあと、動かしますと、きょういったん、弱まっているんですが、午後になると、再びこのように南下してきますね。
そしてあすにかけて、東日本ではさらに南下する予想になっています。
ですので、あすにかけて大気の状態が不安定といえそうです。
そこできょうの夕方の天気の予想分布見ますと、やはりところどころ、にわか雨や雷雨がありそうです。
きょうはきのうよりは狭い範囲で、きょうは内陸部中心になりますが、注意が必要です。
ただ、あすはまた平野部も含めて、東京都心などでも雷雨のおそれがありますから、突然の大雨、それからひょうなどに注意が必要ですね。
天気の急変について、檜山さんとお伝えしました。
では次です。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡って、政府は、きょうから東京で、アメリカ政府との事務レベルの協議を行います。
牛肉や豚肉の輸入が急増した際に、関税を元に戻すセーフガードを発動する際の条件などを議論することにしています。
TPPの交渉参加国は、先のシンガポールでの閣僚会合で、来月カナダで開かれる首席交渉官会合に向けて、関税の取り扱いなど、交渉が難航する分野を中心に、2国間の協議を集中的に行うことを確認しました。
これを受けて、日米両政府は、きょうから東京で、2国間の事務レベル協議を改めて行い、牛肉や豚肉など農産物5項目の関税の取り扱いや、自動車を日本に輸入する際の規制緩和について議論することにしています。
このうち、牛肉や豚肉の関税について、日本側は、大幅に引き下げることはやむをえないものの、国内産業を保護するためにも、輸入が急増した際に関税を元に戻すセーフガードの導入が不可欠で、できるだけ発動しやすくしたいとしています。
これに対しアメリカ側は、日本への輸出量を増やすためにも、セーフガードの発動条件を厳格にすることを要求しています。
日本政府の関係者の中には、日米の隔たりは小さくなく、今回の事務レベル協議では結論が出ないだろうという声もあり、難しい調整が続く見通しです。
17年に及ぶ逃亡の末に逮捕・起訴された、オウム真理教の元信者、菊地直子被告に、きょう、東京地方裁判所で判決が言い渡されます。
オウム真理教の元信者、菊地直子被告は、平成7年5月に東京都庁で郵便物が爆発し、職員が大けがをした事件で、爆薬の原料の薬品を運んだとして、殺人未遂のほう助の罪などで起訴されました。
先月8日から東京地方裁判所で行われた裁判員裁判では、菊地被告が運んだ薬品について、事件に使われる爆薬の原料だと分かっていたかどうかが、最大の争点になりました。
菊地被告は、化学の知識は高校生レベルで、何を作っているか聞かされていなかった。
運んだ薬品が事件に使われるとは想像していなかったと、一貫して無罪を主張しています。
これに対して、検察は、化学式が書かれたレポート用紙などを証拠として提出し、ある程度の化学知識があり、爆発物が作られるかもしれないと分かっていたはずだと主張して、懲役7年を求刑しています。
判決の言い渡しは午後2時からで、どのような判断が示されるのか注目されます。
続いては、子どものがん、小児がんについてです。
子どもが亡くなる病気では最も多くなっていますが、国のがん対策は大人のがんを中心に進められ、これまで小児がんの医療体制は、なかなか整備されてきませんでした。
小児がんと闘い続けた患者とその母親を取材しました。
盛岡市の熊谷佐織さんです。
3年前に12歳だった次男を小児がんで亡くしました。
知紀君。
4種類のがんの治療を受け、中学校に入学する前日、亡くなりました。
最初に知紀君の異変に気付いたのは、生後4か月のときです。
眼球が奥まで透き通って見えるのが不思議に思え、地元の眼科に連れていきましたが、目薬を処方され、様子を見るように言われました。
その後、眼球が出血して、再び眼科に連れていくと、今度はすぐに地元の総合病院に行くようにと言われました。
地元の総合病院から、さらに紹介された東京のがんの専門病院で、知紀君は目に出来るがん、網膜芽細胞腫と診断されました。
異変に気付いてからおよそ5か月が経過していました。
すでにがんは進行し、眼球を残すと命に関わるため、知紀君の両目は摘出せざるをえませんでした。
熊谷さんは、医師からもっと早く診断できていれば、摘出せずに済んだかもしれないと言われました。
両目を失った知紀君は、支援学校に入学しました。
明るく元気な知紀君。
小学3年生になる前の春休みに、今度は歯の痛みを訴えるようになりました。
次第にあごが膨れ、地元の総合病院に連れていくと、骨などに発症するユーイング肉腫と診断されました。
右あごを全部取るという治療方針に、熊谷さんは大きなショックを受けました。
会話や食事ができなくなるかもしれないという重い決断。
熊谷さんは、医師の話を知紀君に伝えました。
なんとか、あごを残す治療法はないのか。
熊谷さんはパソコンなどを使って、病院を必死に探しました。
東京の病院では、地元で聞いた方針とは違い、右あごの部分を残すことができました。
6年生になった知紀君は、家族への思いを作文にしています。
それをみずからのことばで発表しました。
この4か月後、知紀君は別のがんを発症し、静かに息を引き取りました。
取材に当たった仙台放送局の山田記者です。
山田さん、今の熊谷さんのようなケースを見ていますと、なんとかならなかったのかと思いますね。
問題の一つは、これまではリポートにあったように、最初にかかった病院で小児がんが見過ごされることが少なくなかったことなんです。
小児がんを発症する子どもは年間2500人ほどにもかかわらず、そのがんの種類は多岐にわたっているからなんです。
さらに、小児がんは体のどこに発症するかや、年齢によって、治療方法が大きく変わり、治療には高い専門性が必要とされています。
しかし、これまでは少ない小児がん治療を数多くの病院で行ってきたため、病院の専門性が向上しづらいという問題もありました。
そうした中で、対策というのは取られているんでしょうか?
熊谷さんのような患者家族や医療関係者の声を受けて、国は新しいがん対策の一つとして、去年2月、全国15の医療機関を初めて小児がん拠点病院に指定しました。
こちらです。
この小児がん拠点病院には、小児がん患者が地域のどの病院でも早期に発見できるように啓発したり、治療が難しい小児がんの患者を集めて、より質の高い医療を提供したりという役割が期待されています。
東北地方の小児がん拠点病院、東北大学病院では、新たな取り組みが始まっています。
東北大学病院で、新たに始めたのが、ほかの病院とインターネットでつないで、最善の治療を検討する取り組みです。
この患者さんの最初のITでの治療のとき、治療への反応はどうだったの?
反応は良好ですけど、離脱できなくて。
月に1度、互いの病院の患者の情報を共有し、最善の治療法は何か、意見を交換しています。
現在は宮城県内の病院との間だけで行っていますが、将来的にはほかの県の病院とも連携したいと考えています。
さらに遠く離れた場所から来る小児がん患者とその家族のために、子どもの個室を9部屋から12部屋に増やすことを決めたほか、付き添う家族のための簡易ベッドを、新たに33台整備しました。
小児がん拠点病院が整備されたことで、今後、小児がん対策は進んでいくことになるんでしょうか。
そうとは言いきれません。
といいますと?
今回、私たちは全国15か所の小児がん拠点病院にアンケートを行いました。
こちらです。
小児がん拠点病院だということを、病院のホームページなどで分かりやすく明示しているかを聞いたところ、15のうち6つの病院が、指定から1年以上が経過した今でも、まだ明示していませんでした。
さらに拠点病院の指定前と後の患者数の増減については、必ずしも増加しておらず、患者の集約化はあまり進んでいない実態がうかがえました。
アンケートの中には、患者数の少ない小児がん患者を、みずからの病院で治療したいという理由で抱え込み、拠点病院に送ってこないという指摘もあったんです。
そうすると、まずはそうした点の解決が急がれますよね。
そのとおりだと思います。
より多くの患者家族に、小児がん拠点病院の存在を知ってもらうとともに、地域の医療機関に対しても、連携を呼びかけていく必要があると思います。
もう一つ、小児がんは、治療に使う抗がん剤や放射線によって、晩期合併症というさまざまな後遺症を引き起こすことがあります。
小児がんの患者は、治療を終えたあとに、長い人生が続きます。
そのため、小児がん拠点病院には、患者の成長に合わせて、長期にわたって見守っていく体制作りも必要なんです。
15の拠点病院の取り組みについては、厚生労働省の下で、近く検証委員会が開かれる見通しになっています。
小児がんの新しい医療体制はまだ始まったばかりです。
一人でも多くの小児がん患者を救える体制を作ってほしいと思います。
そうですよね。
ここまで、小児がんの医療体制についてお伝えしました。
では次です。
イラクでは、イスラム過激派組織によって制圧された北部などで、政府軍が奪還に向けた作戦を続けています。
一方、過激派の側も、地元の部族や旧フセイン政権の支持者の協力を得て激しく抵抗し、戦闘がさらに長期化するのは避けられない情勢です。
イスラム教スンニ派の過激派組織が制圧している北部のティクリットでは、29日もイラク軍が奪還に向けて、市の周囲に大規模な部隊を配置し、攻撃を続けました。
しかし、過激派の側も、シーア派中心のマリキ政権に反発する、地元のスンニ派の部族や、旧フセイン政権の支持者の協力を得て、政府軍の侵入を阻むなど、激しく抵抗しています。
ティクリットの市民の一人はNHKの取材に対し、今も市内は過激派に支配され、周囲に政府軍の装甲車などがいるが、全く入ってくることができない状況だと話していて、戦闘がさらに長期化するのは避けられない情勢です。
一方、過激派の勢力拡大を招いたとして、マリキ首相の退陣を求める声が強まる中、各宗派や民族の政治勢力は、マリキ氏に代わる複数の首相候補を巡る調整を本格化させています。
来月1日には、議会が招集される予定ですが、代わりの首相候補の調整には、なお時間がかかると見られ、事態の沈静化に向けた挙国一致の政権作りは難航が予想されます。
続いてスポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
まずはサッカーワールドカップブラジル大会。
決勝トーナメント1回戦。
オランダは1次リーグの総得点がここまで10点と、攻撃力が際立ちます。
一方のメキシコはといいますと、ここまで失点1。
堅い守りが持ち味です。
試合は劇的な展開となりました。
両チーム無得点で迎えた後半3分。
相手のクリアミスを拾ったメキシコのドスサントス。
鮮やかに決めて、均衡を破ります。
追いつきたいオランダ。
キーパーはじいた!オチョア!
しかし、メキシコのゴールキーパー、オチョアが立ちふさがります。
どうしても得点を奪えません。
このまま試合終了かと思われた43分でした。
シュートだ!追いついた、オランダ、スナイデル!
味方が落としたボールを、スナイデルが振り抜きました。
攻め続けたオランダ、ついに追いつきます。
そしてアディショナルタイム、ロッベンがドリブルで持ち込みました。
倒れた。
PK!
蹴るのは、フンテラール。
オランダ、劇的な逆転勝ちで、2大会連続のベスト8進出です。
メキシコのキーパーのオチョア選手もね、頑張ってたのに。
そうですね。
すごい選手で、速かった。
オランダから、勝利への執念のようなものも感じましたね。
そうですね。
さあそして、決勝トーナメント1回戦のもう1試合、コスタリカ対ギリシャなんですが、1対1で現在、延長戦に入っています。
後ほどお伝えします。
さあ続いては、大相撲ですね。
来月13日に始まる大相撲名古屋場所の番付が発表されました。
東の横綱に座った白鵬は、30回目の優勝を目指します。
先場所14勝1敗の成績で、2場所ぶりの優勝を果たした白鵬。
今場所は東の横綱に座り、30回目の優勝を狙います。
これまで30回の優勝を果たしたのは、大鵬と千代の富士の2人だけです。
東の関脇の豪栄道は、昭和以降で単独1位となる、14場所続けての関脇です。
突っ張ります、大砂嵐。
先場所、10勝を挙げたエジプト出身の大砂嵐は、西の前頭3枚目に番付を上げました。
大相撲名古屋場所は、来月13日から、名古屋市の愛知県体育館で行われます。
さあ続いてはプロ野球です。
西武対ソフトバンクは、復刻ユニホームを着て戦う、3連戦の3戦目です。
3連敗中のソフトバンクは、不振だったダイエー時代のユニホームで、連敗脱出を目指しました。
ソフトバンクは3回、1点を加えて、なおもチャンスで内川。
肉離れから復帰後、3試合連続ヒット。
リードを広げます。
さらに松田。
試合前に秋山監督から、下半身で粘るようにと、アドバイスを受けました。
緩いカーブを引きつけ、1か月半ぶりのホームランは3ラン。
一気に突き放します。
先発は東浜、4月3日以来のマウンドです。
5回、1点をかえされ、2アウト2塁1塁で代打の中村を迎えます。
狙いどおりと、インコースを攻めて三振。
6回3失点で今シーズン初勝利です。
このほかの結果です。
中日は大勝。
勝率を5割として3位に浮上しました。
ロッテは、首位オリックスに競り勝って、連敗を3で止めました。
ワールドカップのコスタリカ対ギリシャ戦については、後ほど改めてお伝えします。
続いて今週の気になる、けさは吉田アナウンサーです。
おはようございます。
今週のテーマはこれです。
ボーナスです。
公務員はきょうから、民間企業でも多くが来月中旬にかけて支給されます。
ことしは増額を期待すると、そんな人もいるのではないでしょうか。
それでは、そのボーナスにまつわる一喜一憂、時代とともに振り返りましょう。
高度成長期の幕を開けた昭和30年代。
日本は空前の好景気に沸いて、会社がボーナスを支給することが広がりました。
このころ、大卒の初任給がおよそ1万5000円。
夏のボーナスの平均はおよそ3万円でした。
すっごい笑顔で数えてますね。
うれしそうですよね。
この方、平均より多いですもの。
ボーナスを当て込んで、デパートも連日、大盛況。
自動車が展示され、注目を集めました。
とはいっても、当時の価格は、1台40万円以上。
まだまだ高根の花でした。
皆さん、興味津々で。
髪形直してる?
のぞき穴です。
のぞいてる。
そして、昭和40年代になると、さらに高度成長の恩恵が広がります。
デパートでは三種の神器といわれた自動車、クーラー、カラーテレビに加えて、こんなものまで売り出されていました。
飛行機?買った人いるんですかね?
いやー、どうなんでしょうね。
ボーナスの伸び率が当時、戦後最大を記録。
生活はますます豊かになっていくと、誰もが信じていました。
しかし、昭和50年代に入ると、日本経済にもかげりが。
人々の心は消費以外に傾きました。
天地真理さんじゃなくて、貯蓄ですね。
銀行のポスターですね。
ボーナスを貯蓄に回す、そんな人が増え始めたんです。
第1次オイルショックによる、生活の不安がその背景にありました。
デパートでは、財布のひもを緩めようと、こんなことが。
おしぼりをどうぞ!
ロボットが、おしぼりのサービスをしたり。
うれしいんですか?
最先端。
当時はね。
開店のとき、お客さんをダンスでお出迎えするというデパートも現れました。
これ、ちょっと入りづらくないですかね。
効果のほどは定かではありません。
あんま見てないですもん。
見ていいのか分かんないですよ。
ところが、バブル時代、再び景気は上向き、株価は連日、最高値を更新。
このころのボーナスの平均は現在よりも高い、およそ50万円でした。
ある調査では、若い女性の多くが、ボーナスの3分の2を旅行やレジャーに使うと回答。
その意欲的な消費に注目が集まりました。
そしてバブルが崩壊すると、ボーナスの原資が限られる中、社員のモチベーションを上げるために、成果主義を導入する企業も現れました。
中にはボーナスが大幅に減ってしまったという人も。
ボーナスをこの形にしてから、業績が10年で5倍になったということです。
でも60万から4万って、ちょっと極端じゃないでしょうか。
そうですね、でもあの方、そこから頑張ったみたいで、次の年は40万円も上がったということです。
そうなんですか、よかったです。
ちなみにあの会社、今も成果主義のボーナスを続けているということです。
そうなんですか。
でも、どの時代の人も、ボーナス受け取ったときの顔は皆さん、うれしそうでしたね。
そうですね。
ただ違うのは、その使いみちで、民間の会社がボーナスの使いみち、その予定について聞いたところ、アンケートの結果、このようになりました。
1位は貯蓄、平成19年の調査開始以来、ずっとトップなんですね。
注目は5位の教育費です。
買い物や旅行に使うという人が減っている一方で、この教育にかける割合だけは、毎年増えているんだそうですよ。
これも時代を反映してるんですね。
今週の気になるは、ボーナスについて、お伝えしました。
では続いて、気象情報です。
きょうも変わりやすいお天気になりそうなんですね。
渡辺さん。
そうなんです。
不安定な状態、実はきょうも続きます。
東京・渋谷の空も、ちょっとなんかグレーのような、色の雲が見られますよね。
きのうは都心でも滝のように、ザーッと激しい雷雨が降りまして、私も電車が止まってしまいまして、結構大変な思いをしました。
きょうのところはといいますと、内陸を中心に、きのうのようなにわか雨や、雷雨に注意が必要なんです。
ではまず、予報から見ていきましょう。
一見、晴れマークの所が多いですね。
ただ、時間ごとに詳しく見ていきましょう。
まずは午前中、東北や北陸、そして梅雨前線に近い沖縄で雨や雷雨の所があるでしょう。
そのほかは広く晴れていますが、午後になると、全国的ににわか雨や雷雨の所がありそうです。
特にきょうは内陸部を中心に、変わりやすい天気で、関東甲信の山沿いでは、局地的に激しく降るおそれもあります。
そして不安定な状態、変わりやすい天気はあす、あさってまで続きそうです。
そしてきょう、気温の上がる所は熱中症も心配です。
予想最高気温です。
昨年度・平成25年度の国の決算で、企業の業績改善によって法人税収が増えたことなどを受けて、政府は借金に当たる国債の発行額を、見込みより2兆円程度減らしたことが分かりました。
関係者によりますと、昨年度の国の決算は、歳入のうち、税収が企業の業績改善による法人税収の増加や、去年の年末の証券優遇税制の終了前に株の売却益が膨らみ、投資家からの所得税収が増えたことなどから、見込みより1兆6000億円程度膨らみました。
一方、歳出は、低金利で国債の利払い費を5000億円程度少なくできたほか、予備費も2700億円程度余ったことなどから、合わせて1兆6000億円余りを使わずに済みました。
これらを財源に、政府は昨年度の国債の発行額を、見込みより2兆円程度減らし、43兆4000億円余りに圧縮しました。
この結果、昨年度の国の決算では、1兆4000億円程度が剰余金となり、その半分以上は、原則として、過去に発行した国債の償還に充てることになります。
けさお伝えしているニュースです。
集団的自衛権を巡る政府・与党内の調整。
最終盤を迎えようとしています。
集団的自衛権を巡って、公明党執行部はおととい、地方組織の代表者との間で意見交換会を開き、山口代表が、憲法9条の規範が変わるわけではないなどと述べて、理解を求めました。
公明党執行部はきょう、外交・安全保障に関する合同調査会を開き、行使容認に向け、対応の一任を取り付けることを視野に、党内の最終的な意見集約を図る考えです。
そして、あす行われる11回目の与党協議で、自民党と公明党は、政府が先週示した閣議決定案で合意する見通しです。
政府は、合意が成立ししだい、その日のうちに臨時閣議を開き、歴代政権が集団的自衛権の行使は許されないとしてきた憲法解釈を変更し、行使を容認する閣議決定を行う方針です。
東京女子医科大学病院で、ことし2月、当時2歳の男の子が、人工呼吸器を付けた子どもへの使用が原則禁止されている鎮静薬を投与され、死亡した医療事故。
医師らは、男の子の異変に気付かず、4日間にわたって薬の投与を続けていたことが、病院の関係者への取材で分かりました。
東日本大震災の被災地の活性化に向け、48件を支援することになりました。
復興庁は、東日本大震災の被災地の活性化に向けた先進的な取り組みを支援する、新しい東北のモデル事業を、平成25年度から実施しています。
今年度分は、合わせて252件の応募があり、審査の結果、福島県双葉町などが提案した、コンビニエンスストアを拠点に、避難生活を送るお年寄りと地域住民との交流を促進する取り組みや、栄養士の団体が、地域の保育所と連携して、岩手、宮城、福島の3県で、お年寄りの生活習慣を改善する事業など、48件が選ばれました。
サッカーワールドカップ、決勝トーナメント1回戦、コスタリカ対ギリシャは、延長戦でも決着がつかず、ペナルティーキック戦に入っています。
2014/06/30(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼あすから開かれる予定の日本と北朝鮮の政府間協議。協議の行方は?ミサイル発射の影響は?▼進まない小児がん対策。なぜ、進まないのか?小児がんと闘った家族の思いは?

詳細情報
番組内容
▼あすから開かれる予定の日本と北朝鮮の政府間協議の行方は?また、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射。その影響は?▼子どもが亡くなる病気の中で最も多い「小児がん」。しかし、国の対策はこれまで大人のがんが中心で、小児がん対策は思うように進んでいません。なぜ?小児がんで子どもを亡くした家族の思いは?▼夏のボーナスの季節。「今週の気になる」では、時代を映す“ボーナスの使い道”をお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

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