報道ステーション 2014.07.14

当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫今日はまず、つながっている2つのことについてあわせてお伝えします。
まず、こちら映っております滋賀県知事選。
嘉田さんの後継といわれていた三日月さんが勝ちました。
競り勝ちました。
この方は、主に卒原発とそれから集団的自衛権の行使容認に物申すという形で戦ってきたところがあります。
それが勝利に結びついた原因かどうかというのを見てみる。
更につながっていると思われるのが今日の国会ですが今日と明日で衆参で閉会中審査集団的自衛権について2日間だけなんていうのはこれでおしまいだなんてとんでもないと私は思ってますがずっとやってほしいと思いますがとりあえず今日の初日ということで長くいろんな論戦がありましたがこの番組では安倍総理と民主党の岡田克也さん2人の論戦を中心にご覧いただきたいと思います。
≫滋賀県民のこの選択をどう受け止めるのか。
集団的自衛権や原発再稼働に反対する候補が自民・公明の推す候補を破った。
一夜明けた今日の国会。
≫昨日投票が行われた滋賀県知事選挙で民主党を離党し無所属で立候補した三日月候補が自民党と公明党の推薦を受けた元経産官僚の候補を破り当選した。
投票率は、50.15%。
県知事選単独の選挙としては比較的高い投票率となったことが大きかった。
この選挙、当初は自民・公明が推薦する候補が優勢とされてきた。
これに対して三日月候補は自らを後継者に指名した現職の嘉田知事と二人三脚で行動していた。
≫嘉田知事は選挙戦の直前に飛び出した石原環境大臣の最後は金目という発言を取り上げた。
滋賀県には、日本一の湖琵琶湖がある。
隣接する福井県で最悪の原発事故が起これば水源としての琵琶湖が汚染される恐れがある。
三日月候補は嘉田知事が主張する原発を段階的に減らす卒原発の継承を訴えていた。
≫そして選挙戦さなかの今月1日。
集団的自衛権を使えるようにする閣議決定が行われた。
三日月候補は、卒原発と一緒に集団的自衛権の問題も取り上げるようになった。
≫集団的自衛権については戦争体験を持つ年配の方の関心が高かったという。
≫選挙戦の終盤になると自民党内に危機感が広がった。
≫自民党は集団的自衛権を争点にせず経済再生を訴える作戦だった。
ところが、自民党の新人議員が今回の選挙は集団的自衛権にイエスかノーかを問う選挙だと最終日の街頭で訴えてしまった。
これに驚いた複数の陣営幹部が何を考えているんだとしかりつける場面があったという。
劣勢を挽回するため自民党は党幹部や閣僚らを相次いで投入。
129人の国会議員が応援に入るという総力戦で臨んだ。
≫集団的自衛権と原発再稼働。
ともに慎重な意見がある公明党の支持層はどう行動したのか。
朝日新聞が実施した期日前投票の出口調査。
公明党支持層は熱心に期日前投票に行く傾向があるが今回は、全体の4%台にとどまった。
おととしの衆院選挙や去年の参院選挙ではともに10%を超えており公明党支持層の投票が減っていたのがわかる。
≫集団的自衛権に関する閣議決定から2週間。
今日ようやく国会論戦が行われた。
最初に質問に立ったのは自民党の高村副総裁。
総理と水面下で2人だけで協議し集団的自衛権を限定的に使うといえば公明党を説得できるとして閣議決定までのシナリオを一気に作っていた。
≫続いて質問に立ったのは公明党の北側副代表。
実は今回の集団的自衛権を使えるようになる条件をこの北側氏が内閣法制局に作らせていた。
更に総理の会見原稿にも赤ペンで修正を入れていた。
北側氏らは集団的自衛権を限定するとして新たな3つの条件を作った。
その1つが日本と関係の深い国が武力攻撃を受けた際国民の権利が覆される明白な危険があるときというものだ。
≫日本が武力攻撃を受けた場合と同じ被害があるときとは具体的には何を指すのか。
民主党の岡田元代表はこれではなんの限定にもならないと批判した。
≫続いて岡田氏は日米関係を維持するために武力攻撃に出ることはあるのか問うた。
これまでアメリカは湾岸戦争やイラク戦争で戦闘地域での貢献を求めてきた経緯がある。
そうしたアメリカの要請を断ることができるのかということだ。
≫更に岡田氏は新たな条件を満たせば多国籍軍にも参加できるようになると問うた。
≫現在国会では、集団的自衛権行使容認などに関する集中審議が行われています。
その目の前で反対する人たちが抗議集会を行い声を上げています。
≫国会は明日参議院でも集中審議が行われる。
≫恵村さんにお話をここで、伺います。
まず、滋賀県の県知事選の結果が出ました。
これについては?≫これは、多くの国民が集団的自衛権の行使容認に疑問を持っていると議論が足りないと思っているとその1つの表れが今回の滋賀県知事選挙の結果なんだろうと思います。
そんな中で国会論戦が今日ようやく始まったわけですけど遅ればせながら私、聞き応えがあったと思いました。
気になったのは、安倍首相の答弁ですが海外派兵は一般に許されないと。
それから、武力行使を目的とする戦闘には参加しないと繰り返し言っておられましたがそうすると一般にではなければ海外派兵が許されるんだと武力行使が目的でなければ自衛隊が海外で戦闘に参加できるんだとも聞こえますよね。
実際、ホルムズ海峡での機雷の掃海とか集団安全保障措置に対する自衛隊の参加など前のめりな答弁をしているわけですよね。
公明党は日本周辺での有事に限ると言っていましたが今日の安倍首相の答弁でいいんでしょうか。
限定容認だと口では言いますが本音では歯止めはなるべく低くしたいとあいまいにしたいんだと。
いざというときの判断は私たち政権に任せてくださいねということが言いたいんだと思います。
限定容認だから憲法9条の改正は必要ないということかもしれませんがこれは解釈改憲であって戦後日本の歩みの大きな岐路ですからしっかり国会論戦していただくと。
始まったばかりですから将来に禍根を残さない論戦を期待したいと思います。
≫恵村さんが前半おっしゃったことにつながるかと思いますがどう考えてもわかりづらいのは総理は武力攻撃につながる派兵はしないと。
安心してくれと安心してくれというニュアンスを終始おっしゃいます。
一方でさっきの問答を聞いていますと、外務大臣の発言も踏まえてとらえると日米同盟を既存する場合には日本は行動を起こす可能性ありというときに日米同盟がどうなるかというのはあいまいで、いろいろな解釈がありますがそう聞いたときの印象としては当然アメリカ側に天下の一大事だから一緒に協力してくれ参戦してくれといわれたら付き合うのかなという方向を想像する。
この辺りをそうじゃないそうなんだという辺りは浮き彫りにすべく国会論戦が必要ですよね。
≫アフガニスタン戦争のときもイラク戦争のときも直接戦闘にはもちろん参加はしていませんが憲法9条と整合する理屈を作って日本は参加した。
断れなかったんです。
集団的自衛権を認めるということになるとより断りにくいという状況になるわけだからそこをちゃんと議論していただきたいです。
≫自衛隊の行くところが非戦闘地域だというあのロジックを思い出していただきたい。
そんなことはあり得ない。
笑いが漏れたわけですから。
ある意味国会で。
それで明日参議院で集中審議をやって一旦は、打ち止めにして来春以降ちゃんとやりますなんてとんでもないことで。
もっともっとやってもらわないと納得がいかないところが多くあると思いますよね。
何回でも同じことは言わせていただきたいと思います。
次まいります。
≫こちら、イスラエル軍の取材中インタビューのさなかでした。
後ろを飛んでいくのは迎撃ミサイル。
その発射の瞬間をカメラがとらえていました。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突が始まってから1週間ですがパレスチナのガザ地区での地上戦も本格化する懸念が強まってきました。
≫ここは、ガザ地区の境界から数キロ離れた空き地です。
ここにはすでにイスラエル軍の地上部隊が集まっています。
あちらに見えているブルドーザーこれが地上軍が入っていくときに最初に残された爆弾や穴を塞いでいくということです。
そしてその後ろに戦車が見えています。
更にその奥にあるのは兵員輸送車だということです。
こうして大規模な地上軍の派遣に向けた準備は着々と進んでいます。
≫ガザ地区との境界線沿いに展開するイスラエル軍。
4万2000人の予備役が招集され一部の特殊部隊によるガザ地区内での作戦が始まった。
本格的な地上戦に向けた準備も進んでいる。
≫一方で敵対するイスラム組織ハマスはすでに、1000発近いロケット弾をイスラエル側に撃ち込み、抵抗を続けている。
記者がイスラエルの迎撃システムアイアンドームを取材中も…。
≫今、ロケット弾を迎撃するアイアンドームが発射されました。
≫直後、辺りにサイレンが響き渡る。
そして、発射からおよそ30秒後ハマスのロケット弾は撃墜された。
これまで、ロケット攻撃でイスラエル側に死者は出ていない。
だが、ガザ地区では違う。
イスラエル軍の空爆はこの数日間で激化の一途をたどる。
重度障害者の施設までもが攻撃に巻き込まれた。
たった1週間足らずで死者はまもなく200人に達しようとしている。
そして、2万人近い人たちが家を追われた。
≫ハマス、イスラエルの双方に攻撃の手を緩める兆しは一切見えていない。
≫亡くなった方170人以上と伝えておりますが人数、数だけでは表せない深い悲しみと激しい怒りが渦巻いているわけです。
今後ろに映っておりますのはイスラエル側ですがガザに非常に近いところガザの街並みも一部見えるところに荒木基記者がいます。
荒木さん、まず伺いたいのはイスラエルが地上戦もいとわない今すぐにでもという感じになっているんですがどうなんでしょう?≫実は、今日午前中にイスラエル軍はガザ地区北部辺りの境界線沿いを封鎖しました。
この動きについて地元のメディアが本格侵攻の前触れではないかと伝えています。
そして停戦交渉のほうが進んではいるんですがこちらのほうも今不調のようです。
ネタニヤフ首相はこの停戦交渉の様子をうかがいながら、いつ本格的な地上侵攻を決断するのかそこが今、注目されているところです。
私の立っていますここ南部でも、実は先ほどVTRにもありましたように戦車ですとかあるいは装甲車そして招集された予備役の兵士の姿を多数見ることができます。
政府からの指示を受ければすぐにでもガザ地区になだれ込むことができる、そういった準備がほぼ整いつつあるというような状況です。
≫それから、荒木さんもう1つ伺いたいのはアイアンドームミサイル迎撃システムですがロケット弾がハマス側からガザから撃ち込まれてそれを迎撃しているのが先ほども出てきました。
何かアイアンドームとかは百発百中というような感じで、我々、報道していますが果たして、どうなんだろうと思ったときにイスラエル側が軍事力を見せつけようという背景が今回あるんじゃないかとうがちすぎかもしれませんが思うんですがその辺りも含めどうでしょう?≫確かにおっしゃるようにアイアンドームというのは軍の説明によりますと百発百中というわけではなくて市街地を狙ったものだけを撃ち落とすそういったシステムだということです。
しかしこうしたシステムがあるおかげで先ほどVTRにもありましたようにイスラエル側のロケット弾による死者は出ていません。
そして、実はもう1つ気になる話がありまして実は今朝になってガザ地区の側から無人機が飛来しているのが確認されたんです。
更にはここ1週間続いているエルサレムですとかテルアビブへのロケット弾攻撃これ実は2008年に大規模衝突があった際にはほとんど見られなかった現象なんです。
つまりはロケット弾の性能が高性能化している。
武器が高性能になっているんです。
その理由をイスラエル側はガザ地区と接するエジプト側からの密輸あるいはハマスとの協力関係が指摘されているイランからの技術供与更には、ガザ地区そのものに密造工場があるんではないかと。
この工場をすべて破壊しなければあるいは、密輸ルートをすべてつぶさなければ停戦には持ち込めない今こういった論調がイスラエルの中ではできつつあります。
そしてそれを防ぐためには地上戦に突入するしかないんですがただそれをやると一般市民の犠牲は免れない。
今はアイアンドームがなんとかロケット弾攻撃からイスラエルを守っている間に地上戦の前で踏みとどまって事態を解決しようその糸口を見出そうとしているギリギリで踏ん張っている、そういった状況といえそうです。
≫荒木さん、それからもう1つ。
先ほど以前よりも攻撃能力がハマス側増しているというとき2008年以前というふうにちょっと聞こえたんですがそれは以前の攻撃のことですか。
≫2012年ですね。
2012年にあった大規模攻撃の際よりも性能が、上がっているということです。
≫わかりました。
ありがとうございました。
≫昨日、北海道の小樽市で3人の女性がひき逃げされて亡くなるという事故がありました。
車を運転していた男は事故の前12時間にわたって酒を飲み続けていたということです。
飲酒運転に関しては厳罰化が進んでいますがそんな中でもこのような悲劇がまたも繰り返されてしまいました。
≫ビーチから400mほど来たこの場所がひき逃げ事件の現場です。
こちらには海津容疑者の車のタイヤの跡と思われますチョークが残されています。
海津容疑者の車は道路の端ギリギリを走っていたことになります。
そしてこの辺りで、道路の左端を歩いていた女性4人を次々とはねそのまま現場から走り去りました。
≫飲食店従業員海津雅英容疑者は昨日、飲酒のうえ小樽市内で女性4人をはね逃走した疑いが持たれている。
3人が死亡、1人が首の骨を折る重傷を負った。
今回、卑劣な犯行に巻き込まれた4人の若い女性。
岩見沢市内の高校の同級生で卒業後も仲がよく定期的に集まっていたという。
岩見沢市のスーパーに勤務していた瓦裕子さん。
1年半一緒に働いていた元同僚によると瓦さんは、まじめでレジ係のサブチーフを務めていた。
誰にでも優しく周囲から慕われていた。
製造業で事務職に就いていた原野沙耶佳さん。
まじめな性格で、いつも真剣に仕事に向き合っていたという。
石崎里枝さんは医療事務の仕事をしていた。
3人と首の骨を折る重傷を負った中村奈津子さん。
4人は、高校のクラスメート。
休日に海水浴を楽しんでいた。
現場は小樽市銭函にあるおたるドリームビーチに続く歩道でビーチからおよそ400mの地点。
駅へ向かう海水浴客の多くがこの道を通る。
車を運転していた海津容疑者はビーチで朝4時半ごろから事故の直前まで複数人と酒を飲んでいたという。
≫飲みはじめから11時間以上がたった午後4時ごろあちらの駐車場へと向かい車を1人で運転してたばこを買いに出かけたということです。
≫道路は見通しのよい直線で幅は狭い。
この時期は道の両側から木や草が大きくせり出し2〜3人で歩いた場合は車1台通るのがやっと。
≫ビーチ周辺ではこんな証言も聞かれた。
≫人が倒れているとの一報は昨日午後4時半ごろ通行人からの110番通報だった。
事故後、海津容疑者は女性たちを救護することなくその場を立ち去り目的どおりたばこを買っている。
このころ、警察が現場に到着。
そして、午後4時45分になって人をはねてしまったと自ら通報した。
すでに、事故からおよそ15分が経過していた。
当事者の海津容疑者はその前後で仲間に事故を伝える電話をかけていた。
≫逮捕当時海津容疑者の呼気からはアルコールが検出された。
更に、運転しながら携帯電話を操作していたことも認めている。
≫逃げた理由については気が動転した今後どうなるのか怖くなったと話しているという。
事故を起こした日、海津容疑者は勤務する飲食店で未明まで働いていたという。
≫午前3時半ごろ勤務を終え直接海へ向かったのか。
海津容疑者は午前4時半から午後4時ごろまで酒を飲んでいたと話している。
繰り返された悪質な飲酒運転事故。
厳罰化の活動に取り組んできた高石洋子さんは11年前次男の拓那さんを亡くした。
容疑者は事故当時の飲酒量が特定できないため危険運転致死傷罪で立件されなかった。
だが、65万人の署名を集め去年11月これまで罪に問えなかった悪質事故に危険運転致死傷罪が適用できる新法が可決。
5月に施行されたばかりだった。
≫本当に我々もどう伝えていくかということを今のお話聞いていると本当に刺さってくるものがありますよね。
≫VTRの導入で先ほど事故と表現したんですが事故とするのも憤りを覚えるような出来事ですし。
飲酒して車に乗ってひき逃げしている時点で故意に人をあやめたり傷つけたりしていることと同然なんじゃないかと思います。
≫事件だと思いますね。
さて、これからお伝えする前に≫放射性物質が風に乗って飛散するその様子をとらえているSPEEDIです。
SPEEDIといってもこれは去年の8月19日午前10時のSPEEDIのこう放射性物質が第1原発から飛散したのではないかというその図なんです。
どういうことかといいますとわかったのはコメから基準値超のセシウムが検出された水田黒くありますがここは、南相馬の中でも区域としては避難指示解除準備区域にあたります。
こちらの部分はその区域の外にあたる部分。
そういうところの稲穂の先端部分からセシウムが基準値超で発見されたということはこういうふうにSPEEDIが表していることが本当だとすればほかにも、さまざまな影響があると思えるんですがこのコメの稲穂に関しての情報だけ出てきたこれも実は集団的隠ぺいともいっていい事実の果てにようやくわかったことです。
≫福島県南相馬市にある水田。
去年、農水省がこの水田の稲穂を分析したところ基準値1kgあたり100ベクレルを超える放射性物質が検出された。
画像で黒くなっている部分はセシウムが付着していることを示す。
基準値を超えたのは南相馬市の避難指示解除準備区域の水田5か所とそれ以外の14か所。
去年の検査で出たがおととし、この地域から基準値超えは出ていない。
なぜ去年になって汚染が起きたのか。
農水省は福島第1原発3号機での大規模ながれき撤去で舞った放射性物質が南相馬市に飛散した可能性を指摘。
今年3月には東京電力に再発防止を要請していた。
実は、この撤去中の去年8月19日に敷地内の放射能濃度が高いことを示す警報が鳴ったことがあるのだ。
同じ日のSPEEDIの予測でも仮に放射性物質が飛んだ場合多くは南相馬市方面への風向きだったことがわかる。
最大の問題は農水省が遅くとも今年3月には、がれき撤去による飛散の可能性を把握しながら地元に説明してこなかった点だ。
≫なぜ農水省はすぐ地元に伝えなかったのか。
≫コメ以外の農作物に影響はないのか。
南相馬市の同じ地域では大豆もおととしは基準値内だったががれき撤去後の去年の検査で基準値を超えていた。
≫東京電力はがれき撤去のために、近く1号機建屋のカバーを解体する。
その際、また放射性物質が飛散する恐れもある。
≫恵村さん、これいくつかの面でひどい話だと言わざるを得ないと思います。
≫福島第1原発事故の教訓の1つは放射性物質の飛散にかかわる情報を隠さないと。
直ちに住民の方にお伝えするということだったと思うんです。
セシウムが検出された原因がわからないということで農家の中には今年の作付けをやめられたところもありますので、農林水産省とか東電は3年前の事故の教訓を、何を学んだんだろうという気がいたします。
東電は次は1号機のがれきの解体撤去するわけですね。
施設を丸ごとコンテナで覆って、その中でがれきの撤去をするという案もあったわけですねこれ抜本策ですけど。
そうすると工期が何年もかかって費用も数百億かかると。
これはやらないということにしたそうです。
けれどもやっぱりその前に必要なことがあると思うんです。
3号機をめぐって何があったのか住民にこれをきちんと説明することです。
あと、1号機のがれきの撤去もどういうのがいいのかということを住民に説明して理解を得ないといけないと思うんです。
そのうえで放射性物質の飛散を最小限にする手立てを問うと。
そして、飛散する可能性があるときは今度こそ先に住民の方にきちんとお伝えするという責任があると思います。
≫1号機のカバーを外すだけでも怖いわけですがコンテナをかぶせるのはお金もかかるからやらないとなると飛散防止剤をまくといっているんですね。
その効果のほどもわからないと言ってるんですよね。
凍土壁の問題もこのところ出てきていて何だと思わせるを得ないですよね。
≫空気も水もやっぱり≫北朝鮮が日本海に向けてロケット弾100発を発射したことがわかりました。
≫午前11時43分ごろ北朝鮮が東海岸付近から日本海に向けて多連装ロケット弾などおよそ100発を発射した。
韓国国防省によると発射された場所はカンウォンドの東海岸で南北軍事境界線の東端付近。
訓練として発射され飛距離は3kmから50km。
ばらつきがあるが韓国に対し多様な攻撃手段を持つことを誇示する狙いがあるとされる。
北朝鮮は、今月に入り9日と13日にも日本海に弾道ミサイルを発射。
≫ここでお天気まいります。
林さん、お願いします。
≫六本木ではこの時間になっても気温が下がらず湿度が高い状態が続いていますが今日は心地いい風が吹いています。
先週、土曜日に発生した強い台風9号は現在フィリピンに接近しています。
このあとも西へ進む予想で日本付近は太平洋高気圧が張り出しているため今のところ、影響はなさそうです。
このように夏の主役太平洋高気圧の影響でまるで梅雨が明けたかのような天気が続いています。
明日あさってとこの高気圧が張り出していて関東まですっぽりと覆っているため週の前半は蒸し暑さが続きそうです。
ただ、木曜日になると高気圧が弱まって金曜日には日本の南まで下がります。
そのため暑さは少し和らぎそうですが今度は不安定な天気となりそうです。
気温の高い日が続きます。
≫決勝戦がありました。
そこで、おなじみの中山さん、澤登さんに入っていただきました。
よろしくお願いします。
それでは、青山さんいきましょうか。
≫2014FIFAワールドカップ開幕から、ここまで1か月本当に悲喜こもごもさまざまなシーンがありましたよね。
今日行われた決勝戦はそのワールドカップを締めくくるにまさにふさわしい試合となったんですがその熱戦のあと一部のサポーターはこんな反応を見せました。
≫この2時間前決勝の舞台、マラカナンは多くのアルゼンチンサポーターで埋まりスタジアム近くのファンフェスタ会場もアルゼンチンカラー、一色です。
更に、アルゼンチン国内のパブリックビューイングにも2万人以上のサポーターが集まりました。
一方ドイツ国内もなんと20万人のサポーターで盛り上がっています。
注目のワールドカップ決勝戦。
澤登さん、まずドイツですね。
≫ドイツはなんといっても組織的なところですよね。
やはり個の力だけではなく組織的なサッカーで勝ち上がってきましたから。
≫そして中山さん。
アルゼンチン。
≫こちらは対照的にメッシの個人技ですよね。
メッシの組織的なサッカーをどう打ち破るのか注目でしたよね。
≫それでは試合見ていきましょう。
≫前半21分最初に決定的なチャンスが訪れたのは青のアルゼンチン。
枠をとらえられない。
前半30分。
またもアルゼンチン。
右からのクロスにイグアイン。
しかしここは、オフサイド。
対するドイツは前半終了間際。
シュートはポストに直撃。
両チーム、ゴールが決まらない。
エンドの変わった後半も緊迫した試合が続く。
後半30分。
メッシにボールが渡る。
ドリブル突破から何度もゴールを生み出してきたメッシ。
これも決まらない。
試合は、決勝史上7度目となる延長戦に。
その開始直後。
ドイツ。
すると、アルゼンチンも…。
≫PK戦突入まで残り7分。
エンドが変わった延長後半ドイツ。
≫途中出場のゲッツェが均衡を破った。
≫ドイツが先制した!延長戦の後半でドイツがゴールを決めました。
≫延長戦後半アルゼンチン、初めて得点を許しました。
数万人集まったサポーターたち唖然とした表情です。
≫ゲッツェのゴールがすばらしかったんですよね。
特にボールコントロールですよね。
キーパーをチラッと見てボールの落としどころを決めているんです。
そしてその流れを生かしてのボレーなんです。
この一連の動きに全く無駄がなかったんですよね。
すばらしいゴールでした。
≫そして、僕はシュールレからクロスが上がる前の動きに注目しました。
シュールレがボールを持ったときゲッツェも同じ左サイドにいるんですね。
そこから、ゲッツェは中に動くんです。
そうすることでこの動きでシュールレがドリブルをするスペースができたんです。
そうするとアルゼンチンディフェンスが3人引きつけられてしまうんですね。
ゲッツェの動きがアルゼンチンの守備のずれを作ったんですね。
≫そしてゲッツェ選手のゴールが決勝点となってドイツが6大会ぶり4度目の優勝を果たしました。
≫ワールドカップにかけていた思いというのがこの表情にあふれ出ていますよね。
≫澤登さん、中山さん改めてこの優勝したドイツ強さというのはどういったところにあるんでしょう?≫もともとドイツというのは守備力が非常に定評だったんですがプラス、攻撃のところ。
パスサッカーを取り入れたことでよりその強さが増しましたよね。
≫攻守に本当に組織的になったんですがその組織をしっかりと成功させるうえではハードワークがなされていた。
全くサボりがないんですよね。
≫まじめに献身的にやって。
≫国民性もあるんですかね。
≫ドイツ人まじめですからね。
≫すばらしい成績を残しましたね。
そして敗れはしたんですが大会MVPには記者投票によってアルゼンチンのメッシ選手が選ばれました。
出場した7試合中半分を超える4試合で最優秀選手に輝きこれがすべての選手の中で最多だったんですよね中山さん。
≫この試合終了間際に決定的な仕事ですよね。
ゴールであったりアシストであったり。
そういうものが非常に印象に強く残っているわけですよね。
そこが評価されてのMVPなのかなと思いますよね。
≫澤登さん、フリーキックのゴールのシーンもありましたね。
≫すごかったですね。
今大会直接フリーキックを決めたのは3人しかいないんですね。
その中の1人がメッシです。
このボールスピードそして角度。
非常に落ちている。
メッシらしいフリーキックのうまさが出ましたね。
≫メッシの普段の髪形は鰹節みたいですからね。
≫削ってますよね。
≫そして得点王は6ゴールを挙げたコロンビアのハメス・ロドリゲス選手。
≫今大会スーパースターのうちのですよね。
≫おととい23歳になったばかりという若いですよね。
マスクもいいですよね。
甘いマスク。
≫大好きです。
ベビーフェースから生まれる迫力のあるプレー。
≫青山さん浮かれちゃってる。
≫ギャップに。
≫しかも落ち着いていますよね。
≫こういうプレーやってみたいですよね。
≫そしてハメス・ロドリゲス選手といえば芸術的なゴールです。
≫今大会にふさわしいすばらしいゴールの1つだと思うんですが非常にコントロールしてからがうまいですよね。
≫ボールくる前にキーパーの位置を確認していますからね。
そこからのこのシュートですから普通だったら枠を飛び越えて観客席ですよ。
僕なんかね。
それを決めちゃうっていう。
すばらしいです。
≫ハメス・ロドリゲス選手ですが5試合すべてに出場して全試合でゴール決めています。
コロンビア人としては初めてワールドカップ得点王に輝きました。
今後も期待ですよね。
≫バッタも祝福してましたね。
≫腕についていたんですよね。
今大会、ゴールキーパーの活躍も目立ちましたよね。
最優秀ゴールキーパーにはドイツのノイアー選手が選ばれました。
そのプレー見ていきましょう。
至近距離からのシュートを右手一本でセーブしています。
更にこの場面は左手でセーブ。
すばらしい反応を見せているんです。
澤登さん、このブラジルの決勝戦。
≫一度止めたあとにもう一度出てきてるんです。
更に、見てほしいのがボールに反応しているんですよ。
ここの反応のすばらしさが本当にありました。
ここ。
抜け目ないカバーリングですよね。
ここまで出てるんですよキーパーでありながら。
フォワードとしたらフリーかなと思ったらそこにはノイアーがいるんですよね。
本当にもういやーってそんな感じですよね。
≫雰囲気は伝わります…。
≫お二人に今大会のベストゴールそれぞれ挙げてもらいました。
≫僕は、オーストラリア代表のケイヒル選手の見てほしいんですが。
このボレーシュートです。
動きながらなんですけど常に後ろからくるボールに対してミートする自体難しいんですがしかも、それをしっかりとゴールの枠の中に飛ばす。
更にこのボールを蹴るポイントがよかったのでボールが落ちてるんですよね。
ですから、このゴールは本当に僕の中のベストゴール。
≫僕のベストゴールはこれです。
飛んでるペルシートンペルシーですね。
ここで、キーパーの頭上を抜きます。
ボールがきたときちらっとキーパーを見てるんですよね。
で、キーパーが前に出てることをここで確認する。
そして、ここでトラップしてもいいんですがあえてジャンプすることでボールに力を加えてキーパーの頭上を抜いているという瞬時の判断。
すばらしいゴールです。
飛んでるペルシー、トンペルシー皆さん覚えてください。
≫だけど、ゴンさん。
ああいうすばらしいゴールを見た瞬間って自分の体とか脳が反応してません?一緒に…。
≫やってみたい。
グラウンドで表現してみたいと思います。
≫今回、通してずっと見てきて何を筆頭に挙げますか?流れとして。
≫やはり守備がしっかりしていたなと。
守備をしっかりした中から攻撃に転じてカウンターになってましたほぼ。
≫はじめに守備あり、そして…。
≫今回、ワールドカップで優勝したドイツのチームのサッカーというものがこれからトレンドになってくると思います。
しっかり守ってカウンターに転じる。
これから4年後目指すサッカーにつながってくると思います。
≫これは日本にとっても課題ですね。
≫上位にきたチームはすでに守備がよかったです。
そこからの攻撃。
≫みんな第一に守備といわれているようなところが結果的に守備のあとにきちっと得点したというイメージがあります。
いい守備がいい攻撃生みますから。
≫一対ということですか。
≫続いてこちらのニュースです。
5月に亡くなった巨人軍、原辰徳監督の父貢さんのお別れの会が行われました。
高校、大学で監督を歴任した故人をしのび多くの関係者が駆けつけました。
≫高校、大学の監督を務め多くの野球人を育て上げた原貢さん。
お別れの会にはおよそ1200人が参列した。
≫左肩の痛みから46日ぶりに復帰した、巨人先発、内海は同点の4回6番、野口中村。
川島慶三とヤクルトが並べた右バッターに3連打を浴び勝ち越しを許します。
更に満塁から川端にもタイムリーを打たれ3対1、内海は4回途中でマウンドを降ります。
勢いづくヤクルト打線はその後もチーム打率リーグトップの力を発揮。
今シーズン最多タイとなる19安打の猛攻で連敗を5でストップです。
≫大記録2000本安打まで残り24本の中日、和田。
2回の第1打席センター前へヒットを放つと6回にもセンターへはじき返します。
8回の第4打席は鋭いライナーがライトへ。
一旦はアウトと判定されますが抗議の結果ヒットとなり3安打の和田。
2000本安打へ残り21本です。
≫ロッテ先発ルーキーの石川は力強いストレート。
更に、緩いカーブでタイミングを外しソフトバンクに得点を与えません。
1点リードの7回にはセカンド鈴木の好プレーで得点を許さずキャプテンとルーキーの活躍でロッテが勝利です。
≫今シーズン、オリックスに対しわずか1勝の楽天は、1回、ジョーンズ。
右中間を破るタイムリーヒットで先制点を奪います。
投げては先発、塩見が7回途中まで2安打1失点8奪三振の好投。
楽天、オリックスから2勝目です。
≫1点を追う広島は9回チャンスに菊池。
土壇場で同点に追いつき一気にサヨナラへの期待が高まります。
打席には4番エルドレッド。
しかし、空振り三振。
試合はこのまま延長戦に突入しました。
≫原発再稼働に向けた安全審査の事実上の合格第1号が鹿児島県の川内原発になることになりました。
安全審査の結果をあさっての原子力規制委員会にかけ問題がなければおよそひと月後正式に合格となります。
≫今、使っていた安全審査という言葉も個人的には使いたくないなと思ってるんですが新基準に適応するかどうかを見ているという。
そういうところだと思うんです。
2014/07/14(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

滋賀県知事選の波紋…自民・公明が敗れ国政に影響も▽国会でようやく論戦…集団的自衛権どこまで▽W杯!ドイツが優勝!延長後半の激戦を制し

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◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
松岡修造、工藤公康、澤登正朗、中山雅史
◇おしらせ
☆番組HP

http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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