≫南米の地でドイツが歓喜し、4年に一度の祭典は、幕を下ろしたブラジルW杯もこれで見納め。
今夜は激闘の1カ月を一挙プレイパック。
加藤浩次はブラジルで神様ジーコに直撃取材。
ジーコと一緒に、W杯をぶった切るそして、日本代表に一体何があったのか。
大久保嘉人がその舞台裏を激白。
さらに最終日にふさわしいビッグゲスト、キング・カズがスタジオ緊急参戦。
4年に一度のカーニバル、いざ、クライマックスへ。
≫こんばんは、ドイツよかったですね、最終的に。
≫強かったです。
PKまでいくのかなと思いましたが、決まりましたね、延長後半で。
≫アルゼンチンも頑張ってたんですけどね。
≫すばらしい守備だったと思います。
≫チャンスもいっぱいあったんですけど。
≫加藤さん、W杯終わってしまいましたが、今夜はそんな締めくくりにふさわしいスペシャルなゲストにお越しいただきました。
元日本代表で横浜FCの三浦知良さんです。
よろしくお願いいたします。
≫カズ選手にとっても、ブラジルW杯というのは結構思い入れがあった大会だったんじゃないですか?≫そうですね、終わっちゃうと寂しいですね。
≫今回の大会、ご覧になられてどういう印象を持ちましたか?≫うまくいってよかったなと、大会自体が。
≫始まる前、いろいろ。
≫それをすごい心配してたんですよね。
≫屋根がなかったり、周り、まだ工事をしていたりとか。
≫それが僕も行って思いましたけど、盛り上がってましたし、ブラジル国民の皆さんが本当に喜んでいる姿を見たときにはちょっとホッとしましたけど。
≫試合自体は本当に1試合1試合おもしろかったですよね。
≫ここからはブラジルW杯激闘の1カ月間、≫決勝の舞台はブラジル・サッカーの聖地、リオデジャネイロ・マラカナン。
カップを掲げるのは4度目の優勝を狙うドイツか、3度目の栄冠へ、メッシ率いるアルゼンチンか。
前半はアルゼンチンがチャンスをつくります。
メッシから右に展開。
ラベッシのクロスにイグアイン。
しかし、これはオフサイド。
アルゼンチン、得点なりません。
さらに、裏に抜け出したメッシ。
強引に突破を図ります。
ここはドイツ守備陣、必死のクリアを見せます。
前半終了間際、ドイツのコーナーキック、ヘーベデス、ヘディングシュート、ポストをたたきます。
前半は0−0で折り返します。
後半開始早々、抜け出したのはメッシ。
≫キーパーがノイアーだから一番端を狙うんですよね。
≫試合は15分ハーフ、今試合8試合目の延長戦に入ります。
先にチャンスを迎えたのはアルゼンチン。
ロホのアーリークロスに途中出場、パラシオ。
相手キーパー、ノイアーを意識したか、ボールは枠をそれます。
延長後半8分、ドイツ・シュールレ、左サイドを突破。
中へのクロス、最後はゲッツェ。
≫これ、相当難しいですよ。
ノイアーなら止めてましたね。
片手で止めてましたよ。
≫均衡を破ったドイツ、アルゼンチン、ラストチャンス。
運命をメッシに託します。
そして…ドイツ、24年ぶり4度目頂点。
ヨーロッパ勢、アメリカ大陸での優勝は史上初。
アルゼンチン、マラドーナ以来28年ぶりの栄冠はなりませんでした。
ドイツ代表、おめでとう!≫優勝はドイツということになりましたけれども、トータルして、カズ選手はドイツをどうご覧になられていました?≫組織もしっかりしてるし、個人の能力も高いし、それがすべていい方向に出たと思いますね。
≫今、一番モダンなサッカーと言ってもいいですかね、ドイツのサッカーは?≫そうですね、何でもできますよねどんな形からでも点も取れますし、あと、ポゼッションしようと思えばできるし、カウンターもできるし、理想といえば理想ですよね。
≫何でもできるサッカーというのが。
≫美しいし、僕は基本的にいいサッカーに勝ってもらいたいので、今回のドイツはこれにふさわしいと思います、申し分ないなと。
≫となると小倉さん、今後、世界がドイツのサッカーを目指していくという形になっていくんですかね?≫なっていくと思いますし、このドイツも一長一短、すぐにできたわけじゃないんですよね。
2000年のユーロでグループ敗退しているところでこの10年だったり、長いスパンをかけて、いろいろ国の中でドイツサッカー協会の中で変えていった、それが実を結んだ形がこのドイツ優勝という形でしょうね。
≫しっかり協会が強化してここに結びついているということですね。
≫このブラジルW杯、空前の盛り上がりを見せました。
続いては、加藤さんと小倉さんのブラジル取材紀行です。
≫すみません、年がいもなく、はしゃいじゃいましたね、すみません。
≫彼らの旅はトラブルから始まった。
≫お疲れさまです、34時間かかったね。
34時間かかって、ニューヨークでスタッフとマネージャーとはぐれ、そして、リオで飛行機1個乗れずというね。
≫2人を襲う世界の洗礼。
さらに、あの大物を緊急直撃。
≫できました。
これがあればほとんどのスタジアムに入れるということなんで。
まず時間があるんで、昼飯に行きましょう。
≫生観戦するのは、準々決勝1試合と準決勝の2試合。
まず訪れたのは、ブラジル北東部の港町、サルバドール。
≫今大会初の生観戦。
準々決勝、オランダ×コスタリカ。
加藤さんの目の前で白熱の死闘が展開される。
試合はPK戦に突入。
試合の内容もさることながら、2人が肌で感じたのは…≫すごい空気だね、南米のW杯のスタジアムの空気っていうのは。
またヨーロッパと全然違う、びっくりした。
≫次に向かったのはベロオリゾンテ。
開催国ブラジルの準決勝を前に街中が大盛り上がり。
サポーターが歌うサンバのリズムの応援歌を、加藤さんは気に入ったようで…肌で感じた生のブラジル。
そして準決勝もう1試合のスタジアムはオレンジと水色で真っ二つ。
決勝への切符をかけた大一番は1点を争う激しい展開に。
その中で加藤さんが気になったのはアルゼンチンサポーターの応援歌。
オランダ戦なのにと、サポーターもびっくり。
そして…加藤さんがこの試合で最も気になったことは…≫ブラジルサポーターがオランダを応援するために歌とか歌うと、黙れ、黙れ7点と。
ブラジルとアルゼンチンの確執じゃないけど、ライバル心というのは、おもしろいなと思いましたね。
≫そして夜、2人はブラジル伝統の肉料理、シュラスコをいただくことに。
そのお味は?そして2人はリオデジャネイロへ。
≫少し言いづらい世界有数のリゾート地・コパカバーナ。
でも加藤さんは、何か物足りないようで…恐らく加藤さんの頭の中にはこんなイメージがあったんでしょう。
全く、何を期待しているんですか!≫小倉さん、ビーチ歩いててもしようがないんで。
≫ここから30分ぐらいにジーコの家があるらしいから。
≫そう、元日本代表の監督として2006年、ドイツ大会を戦ったジーコさん。
選手時代に3度、W杯に出場。
ブラジル時代、長く所属していたフラメンゴの本拠地、聖地・マラカナンでは英雄として銅像にまでなっているんです。
ジーコの家に向かう2人。
≫小倉さん、セキュリティーを抜けてコンドミニアム地域に来ましたよ。
≫そして…≫ここだって。
≫とはいっても、加藤さんがおとなしく待ってるわけがない。
その間、勝手にジーコさんのお宅を拝見。
豪邸に興奮気味の加藤さん。
動くもん、すごいね。
≫そして5分後。
プールでくつろいでいたジーコさんが来てくれました。
確かにそっくり。
そして見せたい場所があるというジーコさん。
案内してくれたのは…≫まさにジーコ博物館。
これは日本代表監督時代の写真です。
≫思い出が大切にしまわれていました。
≫大事にしてくれてるのはうれしいよね。
≫皆さん盛り上がっているようですが、そろそろ本題に入りましょう。
≫そこで緊急企画。
ジーコさんに今大会のベストイレブンを選んでもらいました。
≫中でも注目は…優勝国ドイツの司令塔、シュバインシュタイガー。
ジーコさんの現役時代と同じく攻撃のタクトを振るうポジションで今大会大活躍。
ちなみに彼女は有名なモデルさん、とってもきれい。
さらにジーコさんが選んだのは今大会のニューヒーロー、ハメス・ロドリゲス。
そしてハメスの信頼するコロンビアのキャプテン、ジェペスキーパーを除けば今大会最年長の38歳。
それでも年を感じさせないスライディング。
左足でダメなら右足だ。
若いヤツにも負けないぜ。
そして、ジーコさんの10番を受け継いだネイマール。
ケガをしたあのシーンについて、ジーコさんは…そして日本のサポーターに送るメッセージ。
≫なんと庭のサッカーコートに案内してくれました。
≫温かくもてなしてくれたジーコさん。
ありがとうございました。
≫本当、年甲斐もなくはしゃいじゃって申し訳ございません。
≫めちゃめちゃいい顔してたじゃないですか。
≫大会前はブラジル本当に危ないみたいな話がどんどん入ってきてたんですけど、小倉さん行ってみるとそんな危ないところに行かなければ楽しいいい国でしたよね。
≫本当に楽しかったです。
≫さらにジーコさんもああやって迎え入れてくれて最後サッカーまで付き合っていただいて。
≫素敵な時間でしたね。
≫カズ選手、どうですか、ジーコさんがおっしゃっていたことはどうですか?≫やっぱりブラジルでは本当にみんながプロになりたい、男の子だったらみんなサッカーのプロで生計を立てて、家族を助けたい、そういう気持ちでサッカーを始めますからもう本当に中学校、高校、このぐらいの年代になったらみんなクラブから少しのお金をもらって送ってますからね、家に、仕送りを。
そういう意識の中で1つの生きていく糧にしている。
≫あと日本人は点数を入れられると動揺するとおっしゃってましたけど?≫今回はね、ブラジルも動揺してましたね。
クロアチア戦もそうでしたからね。
ずっと今回は点を入れられるとおかしかった。
≫今大会は信じられないこともたくさんありましたが、というわけでいろいろあったW杯まとめてみました。
題して世界が燃えた熱狂の32日間を完全プレイバック。
≫熱狂の幕開け。
ブラジルが、世界が、この日を待っていた。
国歌の大合唱から始まった波瀾万丈のW杯。
まずはグループリーグ、全48試合で生まれた筋書きのないドラマをもう一度、プレイバック。
4年に一度のカーニバル、これを見なきゃ終わらない。
開催国ブラジルとメキシコの一戦。
この試合でメキシコのゴールキーパー、オチョアが見せた。
スーパーセーブを連発し、ブラジル相手に貴重なドロー。
メキシコを決勝トーナメントに導いた。
この活躍でオチョアは一躍人気者に。
メキシコではコラージュ画像が大量発生。
そっくりさんがスーパーセーブを連発する動画までつくられた。
そんなオチョア、実は所属チームがなく、いわば就職活動中。
彼を欲しがっているクラブはあるのか、我々はイタリアである人物に接触した。
FIFA公式代理人のペトリッカさん。
なんとオチョア、あのメッシやネイマールが所属するFCバルセロナに自分を売り込んでいると言う。
日本と同じグループだったギリシャも世界を驚かせました。
大事な初戦、多くのサポーターの前で自慢の守備力を発揮したいところでしたが、いいところなく、コロンビアに完敗この結果に地元、アテネは意気消沈W杯開催中とは思えないほどのしらけムード。
それもそのはず、過去4大会初戦を落としてグループリーグを突破したのは、わずか4チーム。
そして、第2戦は日本と引き分け。
確率はもっと低くなりました。
絶望的な状況で迎えた第3戦、さらなる悪夢が。
試合の序盤で攻撃と守備の要が相次いで負傷。
もう神に祈るしかありません。
しかし、同点で迎えた後半アディショナルタイム。
ギリシャ、劇的勝利。
初の決勝トーナメント進出を決めました。
これには静まり返っていたアテネの街も手のひらを返したように大フィーバー。
選手たちもノリノリです。
新しいギリシャ神話が生まれました。
そのグループCを首位突破したのがコロンビア。
日本に引導を渡す見事なプレーを見せたハメス・ロドリゲス選手。
世界をとりこにしました。
ニューヒーローの快進撃はさらに決勝トーナメントでも続くのです。
≫グループリーグではこの人もブラジルへ。
サムライキャスター、村上信五。
ブラジル料理を堪能し、スタミナ満点で向かった先は…≫サルバドールのフォンチ・ノバアリーナにやってきました。
こちらの会場はスペイン初戦でございます。
≫前回優勝のスペインと準優勝、オランダがいきなり激突。
そんな試合前、村上はある目的があった。
そう、W杯のもう1つのお楽しみ、美女サポーター探し。
村上に素敵な出会いは訪れるのか?美女は見つからなかったが、なぜかスペインの男子サポーターに大人気。
すっかり仲良くなった村上キャスター、スタジアムでもスペイン代表を応援することに。
しかし…試合はオランダがファンペルシーのスーパーダイビングヘッドで勢いに乗る。
さらにロッベンが。
なんと連覇を目指すスペインが大惨敗。
≫この敗戦が響いたスペインはまさかのグループリーグ敗退。
世界ランク1位の最強軍団が早々に姿を消した。
波乱はグループGでも続く。
世界最高のフットボーラー、クリスチアーノ・ロナウドを擁するポルトガルは初戦、ペペが頭突きで一発レッド。
歯車がかみ合わないまま、クリスチアーノ、3度目のW杯は早過ぎる幕切れとなった。
建国22年目で初出場を果たしたボスニア・ヘルツェゴビナ。
夢舞台への道のりは平たんではありませんでした。
旧ユーゴスラビアから独立したものの3つの民族による対立が長期化。
これを重く見たFIFAはボスニアに対し、国際大会への出場停止を言い渡したのです。
そこで立ち上がったのが、元日本代表監督、イビチャ・オシム。
オシムの後押しもあり、初めて迎えた夢舞台。
初戦の相手は、強豪アルゼンチン。
歴史の扉を開いたW杯初ゴール。
アルゼンチンから奪った記念すべき1点はボスニアの希望となりました。
次は母国に初勝利を届けたい。
首都サラエボからも熱い視線が注がれます。
グループリーグ敗退は決まっていました。
それでも…そして…サッカーを通じて国民が一つになりました。
戦うのはピッチの中だけでいい。
選手たちはボスニアの希望の光となりました。
≫優勝経験を持つ3カ国、イングランド、イタリア、ウルグアイがせめぎ合った死のグループD。
その中で主役となったのがウルグアイの野獣系ストライカー、ルイス・スアレス。
まずは、サッカーの母国・イングランドにがぶり。
2ゴールの活躍で、グループリーグ敗退へと追いやった。
テンション上がって、コーチの頭を思わず…そして強豪イタリアとの一戦で事件は起きた。
イタリアの堅い守りを崩せず、イライラを募らせるスアレス、すると…本当にかみついてしまった。
スアレスにかまれたイタリアは試合にも敗れ、2大会連続でグループリーグ敗退。
一方、スアレスは国際大会9試合の出場停止。
W杯の舞台を去った。
しかし、思わぬスアレスフィーバーが巻き起こる。
ブラジルの街中に設置されていた彼のポスターが一躍観光スポットになったのだ。
そして、ウルグアイではスアレスの帰国に人々が殺到。
誰もが彼を擁護した。
自宅周辺はもっと大変なことに。
スアレス信者が押し寄せ、一種の聖地と化してしまった。
さらにはアルゼンチンの英雄、マラドーナも参戦。
テレビ番組でスアレスを擁護。
応援Tシャツを着て、エールを送った。
かつて、対戦相手の耳をかみ切った伝説のボクサー、マイク・タイソンも…そんなスアレス、なんと130億円もの移籍金で名門バルセロナ入りを決めた。
そしてカズさん、お待たせしました続いてはグループリーグで生まれた全136ゴールの中からスーパーゴールを厳選してお見せします。
ちびっこたちから、Jリーガー、街の方たちまでみんなのお気に入りのゴールを大発表。
さあ、キックオフ!空飛ぶオランダ人、ファンペルシー村上さんは、このゴール、生で見たんですよね。
≫生で見させていただきました。
もうちょっと、これを生で見れたのは一生もんですね、本当に。
≫焼きついている?≫残っていますよ。
スローモーションのように残りましたから。
≫ブラジル、22歳の魔術師、オスカル。
つま先でゴールを蹴るトゥーキックでゴール左隅に豪快に蹴り込んだ。
Jリーガーも絶賛、オーストラリアのケイヒル。
後ろから来た難しいボールを豪快にボレー。
これぞまさにW杯。
アルゼンチン、神の子メッシ。
試合終了直前、チームを勝利に導くスーパーミドル。
オランダの韋駄天、ロッベン。
陸上選手顔負け、時速37km。
トップスピードは100m換算で10秒台を記録した。
そして、いよいよカズさんの心を奪ったスーパーゴールを発表。
それは、ブラジル、ネイマールのこのゴール。
カズさん、なぜこれを?≫やっぱり、ちゃんと狙ったところに正確にあのスピードで蹴れる。
これもう本当にあそこ狙ってるんですよ。
キーパーの逆をトゥで狙っているし、あのスピードで持っていってあそこに打てるっていうのは簡単じゃないですからね。
≫以上、プレイバックグループリーグでした。
≫でも村上君、このグループリーグは本当に波乱が多かったですよね。
≫初戦のスペインも、まさか5点取られて負けるとは思わなかったですし、イングランドも早かったですし。
≫カズ選手、イタリア、イングランドが落ちる、そしてコスタリカが残る、これ誰も予想しなかったですよね。
≫そこのグループはイングランドが絶対堅いと思っていましたからね。
イタリアも、ちょっと信じられなかったですけどね。
でも、何か1つ、ボタンをかけ間違えるとあんなふうに崩れていくんですね。
≫コスタリカはこの大会を盛り上げてくれましたよね?≫自分たちの国のために戦っているという意識が強いところが残りましたよね。
≫そういうプレーを見せられると小倉さん、我々もぐっとくるんですよね?≫間違いないですね。
≫名勝負で盛り上がったグループリーグですが、決勝トーナメントはさらなる衝撃が待っていました。
続いては、こちらをご覧ください。
≫スーパースターたちが次々と散った負けたら終わりの決勝トーナメント。
あのとき何が起きていたのか。
天国と地獄のドラマを完全公開。
ゴールラッシュに沸いたグループリーグから一転、延長戦にもつれ込む試合が続出。
1つのゴールが勝敗を左右する中、各国の明暗を分けたのはゴールキーパーの存在だった。
スポーツ大国アメリカが注目するのは、バスケットのNBAやメジャーリーグだけじゃない。
視聴者数、驚異の2200万人。
アメリカがW杯のとりこになった。
あの、オバマ大統領も?ホワイトハウスも夢中になったアメリカ代表の躍進。
その原動力となったのが、この男、守護神・ハワード。
ベルギー戦では38本ものシュートを打たれたが人間離れした反射神経で神セーブ連発。
試合には敗れたものの、W杯史上最多となる16セーブを記録した。
サッカー史に名を刻みトッププレーヤーの仲間入りを果たしたハワード。
そんな彼に、うれしいサプライズが今大会、ブラジルに吹き荒れたコスタリカ旋風。
優勝経験国が顔をそろえた死の組、グループD。
コスタリカの決勝トーナメント進出は不可能。
そんな下馬評を覆したのが、この男イタリアとイングランドを相手に無失点でゴールを守り抜く大活躍。
大方の予想を覆し、まさかの死の組、首位突破を果たした。
勢いに乗るコスタリカは史上初のベスト8進出。
今大会、最大のダークホースとなった。
しかし、そんなコスタリカの快進撃を止めたのも、やはりキーパーの存在だった。
準々決勝オランダ×コスタリカ。
ここまで爆発的な攻撃力で勝ち上がってきたオランダだったが、コスタリカのしぶとい守備に阻まれ、得点を奪うことができない。
PK戦がほぼ確実となった試合終了直前、オランダの名将・ファンハールが動いた。
最後まで残しておいた交代カードを切り、なんとこれまで1度も試合に出場していない控えゴールキーパー、クルルを投入突然代えられた正ゴールキーパー、シレッセンは怒りをあらわにした。
W杯史上初、PK戦のためのゴールキーパー交代は見事に的中する。
コスタリカの2人目…シュートコースを完璧に読んだ見事なセーブ。
その後、オランダは全員が決めてコスタリカを追い込む。
そして…監督の期待に応え、勝利の立役者となったクルル。
控えのゴールキーパーがオランダをベスト4へと導いた。
そして勝利の瞬間、誰よりも早くベンチを飛び出したのは交代させられたキーパーのシレッセンだった。
今大会、最もブレークした選手、誰もがその輝きに見せられた。
ハメス・ロドリゲス、23歳。
出場した全試合でゴールをマーク。
母国を史上初のベスト8に導き、コロンビア人では初の得点王に輝いた。
そんな彼のベストゴールとたたえられているのが、このシュート。
よほどインパクトが強かったのか、様々な再現動画が投稿され、話題となった。
そして熱烈なファンも急増。
彼の魅力は、実力のみならず。
その甘いマスクで女性の心もわしづかみに。
その愛くるしい笑顔と実力は幼い頃から輝いていた。
あこがれは、なんと「キャプテン翼」日本のアニメを見て育ったサッカー少年は、別格の才能を武器にいくつもの栄光をチームにもたらした。
そして14歳のとき、コロンビア史上最年少でプロ契約。
日本でいえば、まだ中学生。
でも、プレーは大人に負けていなかった。
当時の彼の印象をハメスの母、ピラさんはこう振り返る。
今では、国中の人に幸せを振りまき凱旋イベントでは12万人がこの熱狂。
サッカー選手として、まさに大きな飛躍となった今回のW杯。
そんな彼の価値は今どれほどのものなのか。
専門家に聞いてみた。
≫なんと、日本円でおよそ100億円。
これはネイマールを大きく上回り、歴代4位に相当する移籍金額。
これほど高く評価される、その理由とは…≫結婚したのは19歳のとき。
ちなみに妻のダニエラさんはコロンビアの守護神、オスピナ選手の妹。
去年には長女、サロメちゃんが誕生家族を大切にする、よきパパとしても有名なんだとか。
W杯で生まれた新たなスターは4年後、主役として帰ってくるだろう。
≫今回、決勝の舞台となったマラカナンスタジアム。
今から64年前、ここで悲劇が起きた。
1950年、母国での初優勝をかけて臨んだ一戦でブラジルはまさかの逆転負け。
あまりの悲しみに、自殺者やショック死する人も現れた。
それがマラカナンの悲劇。
あの忌まわしい記憶をぬぐい去るためにブラジルにとって、母国開催での優勝が絶対条件。
その期待と重圧を一身に背負い続けた男がいる。
王国、栄光の10番、天才、ネイマール。
グループリーグだけで4ゴール。
エースの誇りを胸にブラジルを牽引した。
ところが…悪質なプレーを受け、脊椎を骨折。
ネイマールは夢の途中でステージを後にした。
迎えたドイツとの準決勝。
エースのいないブラジルを待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命だった。
実はこの一戦が行われる頃ある場所を取材していた。
そこは、ブラジル国内で7万部を売り上げるスポーツ紙、「ランス」の編集部。
大一番を前に編集長は…その期待は、早くも裏切られる。
その12分後、ドイツの2点目が決まると、そこから悪夢のような展開に。
なんとわずか5分でさらに3失点。
前半でまさかの5−0。
号泣するサポーター、絶望感漂うスタジアム。
事態は完全に予想外。
編集部は大慌て。
さらに、インタビューの最中にもドイツ6点目。
圧倒的な攻撃を見せるドイツにもはやブラジルサポーターまで拍手喝采。
一方、母国の代表チームにはブーイングの嵐。
終わってみれば7失点、マラカナンの悲劇から64年。
待っていたのは、さらなる悲劇だった。
そして、佳境に入った紙面づくり。
問題は一面の見出しをどうするか。
編集長の言葉が意味するものは…歴史に残る敗北を受け、どんな1面ができ上がるのか。
一夜明け、ほかの新聞各紙はマラカナンの悲劇と対比したミネイロンの大惨事という見出しやブラジルショック、歴史的屈辱など辛辣な言葉がずらり。
さらに非難の矛先は監督や選手にも向けられた。
そして、「ランス」のつくった1面はなんと真っ白。
写真も一切なく、ただ下の方に文章だけが載せられていた。
結びの言葉、あなた自身が表紙を作成してください。
その言葉の意味とは?マラカナンの悲劇が色あせるようなサッカー王国史上最大の悲劇。
ブラジル国民は今、心の空白を現すかのような紙面に何を思うのか。
歴史的大勝のドイツ、今大会は破竹の勢いで8度目の決勝進出を果たした。
全チーム中最多となる18得点をマーク。
チームの原動力は前回大会得点王のストライカー、24歳のトーマス・ミュラー。
今大会は5ゴールで得点ランク2位。
ブラジル戦では先制点を挙げ、チームを勢いに乗せた。
さらに日韓W杯から4大会連続出場。
ドイツ大会では得点王に輝いた大ベテラン。
トレードマークは、この宙返り。
36歳のクローゼ。
ブラジル戦、歴史は動いた。
W杯通算得点歴代トップ。
そして、ドイツゴールに鍵をかけるのは、今大会の最優秀キーパーとなったノイアー。
去年世界最優秀キーパーに選ばれたこの男。
驚異的な反射神経を生かしたセービング。
クリスチアーノ・ロナウドの弾丸シュートを弾き飛ばし、ベンゼマのシュートは片手で防ぐ。
驚くべきはその守備範囲。
鋭い読みと飛び出しで、相手の攻撃をシャットアウト。
その守備は、まさにもう1人のディフェンダー。
圧倒的な攻撃力と絶対守護神、ノイアーの存在。
攻守に力を見せたドイツが決勝の舞台に立った。
≫24年ぶりの決勝進出を果たした南米の雄・アルゼンチン。
その立役者は、やはりこの男、神の子、リオネル・メッシ。
今大会は4ゴール1アシストの活躍で最優秀選手に選出。
その活躍の影で、意外なことが注目されていた。
延長戦までもつれた決勝トーナメント1回戦。
120分を戦ったメッシの走行距離は両チームで最も少ない10.7kmほかの選手は90分でこの距離を上回っている。
スイスのエース、シャキリの走行距離は14.6km。
メッシより4kmも多く走る男は攻めに守りに大忙し。
一方のメッシ、守備は完全にお休みモード。
ところが、スイッチが入ればまさに神の子。
相手を自分に引きつけ、絶妙なパス勝負どころで爆発的な光を放つエースに、チームメイトも、そしてサベーラ監督も絶大な信頼を寄せている。
アルゼンチンはある戦術を貫いていた。
1人の天才を生かすために、ほかのみんなが汗をかいて走り、献身的に守備をする。
しかし、準決勝のオランダ戦。
メッシに徹底したマークがつけられ、得点が奪えない。
決着はPK戦にもつれこんだ。
オランダのロッベンとメッシ、エース2人の心の強さが勝敗を分けることに。
アルゼンチンがキッカーの順番を決める場面。
メッシは最もプレッシャーの大きい一番手を引き受けた。
自分が先頭に立つ、それが、エースの覚悟。
一方のオランダ、ファンハール監督が真っ先に声をかけたのは、そう、ロッベンだった。
だが、すぐに別の選手を探し始めるそして、また別の選手に声をかけに行く指揮官。
このやりとりの真相は?試合の流れがここで傾いた。
アルゼンチンの一番手はメッシ。
迷いのないシュートが、ゴールに吸い込まれた。
そして…足元の技術だけではメッシを語れない。
チームを背負う心の強さこそが決勝への扉を開く鍵となった。
彼の歩んできたサッカー人生は、伝説の宝庫だ。
スペインの名門バルセロナに入団したのはまだ13歳のときだった。
当時の身長は140cm、これは日本の13歳の平均より20cmも低い。
彼は低身長症と呼ばれる成長ホルモンの障害を抱えていたのだ。
それでも、ずば抜けた才能に惚れ込んだ入団担当者はその場にあった紙ナプキンにペンを走らせプロ契約と病気の治療を約束。
そのエピソードは、伝説の紙ナプキンとして今や世界中に知れ渡っている。
そして、契約から14年。
メッシは史上最多4度目の世界最優秀選手賞を初め、幾つもの栄光をその手におさめてきた。
残されたタイトルは、ただ1つ。
≫神の子、メッシがつくる伝説へ最後の戦い。
相手は2大会連続で敗れているドイツ。
試合序盤、ドイツのチャンス。
この男も見せる。
試合は延長戦へ。
優勝まであと1勝。
その思いが試合をさらに熱くする。
そして均衡を破ったのは…値千金のゴール、決めたのは、ドイツの新星、ゲッツェ。
最後のチャンス。
笑顔なき最優秀選手。
ドイツが24年ぶりのW杯優勝を手にした。
≫残念ながらブラジルで輝くことができなかったザックジャパン、その舞台裏を選手たちの証言で振り返ります。
≫大久保嘉人、32歳。
屈辱のW杯に何を思う。
砕け散った青きプライド。
幻想のまま終わった自分たちのサッカー。
あのとき、ザックジャパンに何が起きていたのか。
言いたいことははっきりと言い、大会中もそれを実践してきた。
大会後もそれは変わらなかった。
今何かをしゃべると、批判の的になりかねない。
そんな中でも、これが日本サッカーのためになると信じてすべてを語ってくれた。
≫国の威信をかけた戦い、W杯。
6月15日、雨のレシフェ。
初戦の相手はコートジボワール。
悪い意味でターニングポイントとなったのは本田の先制ゴール。
W杯では先制点をとったチームが圧倒的有利。
だが…チームのブレーキ、一体どういうことなのか。
≫そしてコートジボワール、日本を研究し尽くしていた。
攻撃の生命線、香川、長友をつぶすべく日本の左サイドを徹底攻撃。
これは、コートジボワールの攻撃比率を表すデータ。
なんと前半40分近くまで、内田のサイドを一度も攻めないという徹底ぶりだった。
狙われた日本の左サイド。
指揮官は、破たんの兆候を感じ取っていた。
あの悪夢の2分間は、起こるべくして起こった。
攻めるのか、守るのか、1点をリードしてから意思の疎通が図れていなかった日本。
そして、狙われ続けた生命線の左サイド。
本田のゴールから50分後。
日本は敗れた。
選手たちは、口をそろえてこう言った、自分たちのサッカーができなかった。
守備的なサッカーでは限界がある。
それは過去のW杯での結果が物語っていた。
ボールの支配率を高め、細かいパスワークでゴールに迫るサッカー。
3点取られても4点奪って勝つ。
ザックはそんなチームを理想としていた。
2戦目、4年間信じてきた自分たちのサッカーが問われる時。
ザックも賭けに出た。
香川を外し、スタメンに大久保を起用。
≫指揮官の思いは伝わった。
ゴールを貪欲に狙い続ける大久保。
そして前半37分、日本有利、誰もがそう思った。
ところが、これでこの試合がより厳しいものになると多くの選手が感じていた。
10人になったギリシャは、守りを徹底的に固める。
最終ラインにディフェンダー5人を並べるなど強固なブロックを形成。
選手たちが感じた不安は、現実のものとなっていく。
ゴールネットを揺らすことができず、ただ時間だけが過ぎていく。
日本は負けなかった。
しかし、勝つこともできなかった。
ほんのわずかな可能性を秘めたキックオフの笛がブラジルの空に響く。
ザックジャパン最後の日。
自分たちの信じたサッカーが王国に一筋のつめ跡を残した。
だが、突きつけられた厳しい現実。
世界とのあまりにも遠過ぎる距離。
この悔しさが、4年後への原動力。
それは、どん底からの再スタート。
再び始まる4年という長き航海。
今、監督の有力候補に挙げられているのがメキシコの名将、アギーレ。
引き継がれる、ザックの遺伝子。
青きサムライたちよ、次こそはどの国よりも光輝け。
≫選手、監督、チームスタッフ、手を抜いた人は誰もいないと思うんですよ。
それなのに、この結果、1勝もできなかった、1分2敗。
カズさん、どうご覧になられていましたか?≫難しいですね、W杯で戦う戦い方理想のサッカーというのは絶対なきゃいけないし、それを追い求めていくというのは本当にやっていかなきゃいけないことです。
でも、W杯は自分たちのサッカーを披露するところではなく、3ポイントを取りに行くところだというふうにブラジルなんかでも言っていますし。
あのブラジルや、実績のある国でも自分たちのサッカーをやらせてもらえない、そういうときにどうやって戦うのか。
それは経験もそうですけど、そのときに守って勝ち切るぞとか、自分たちのサッカーができないときにどうやるか。
3ポイント取る、1ポイント取る、ポイントを取るのがW杯で、自分たちのサッカーを披露する場じゃないという、厳しい言い方をする人も多いですね。
≫勝ち点をとることを最優先するんだと。
≫ただ、理想は絶対なきゃいけないと思います。
これは日本のサッカーがどういうサッカーをやっていくかというのは大切だと思います。
でも、世界に出たときにそれだけでは戦えないし、ポイントをとっていけない。
考えてみれば、グループ、ギリシャも日本も2点ずつしか取っていないんです。
でも、上がったのはギリシャですから、そういうことも考えていかなきゃいけない、どうしてそうなのかと。
≫カズさん、自分たちのサッカーができてないって思っていたけど、させてもらえなかったということですね、厳しい言い方をすると。
≫それはそうです、アジアではそういうことも突破できましたけど、自分たちの力で。
自分たちのやりたいことだけでは突破できない、それが世界だと思いますし、世界もサッカーは進歩していますから、日本が進歩しているように。
≫選手といろいろお話しされましたか?≫細かい話はしていませんけど、みんなの悔しい気持ちは非常に伝わってきました。
≫今回はこういう結果に終わりました。
ただ、次のときはこういう結果に終わらないように4年間準備しなきゃいけないですよね。
そのためには、何をしたらいいと思われますか?≫もちろんJリーグというものをレベルアップしていかなきゃいけないし、そこでみんなが本当に毎日毎日、すぐによくなるわけじゃないですから積み重ねていかなきゃいけないし、さっきジーコも言ってましたけど、何年もかかることですから、それを続けて信じてやっていく、努力していくことをやめないことだと思いますね。
≫小倉さん、今回の大会を見ていると、やっぱり強いチームというのはいろんな顔を持ってますよね。
カウンターも持っている、守っているときは5バックで守る、オランダなんかいい例じゃないですか。
≫ということは、カズさんもおっしゃったように、攻撃的なサッカー、4チーム見たときに、守備が絶対いいんです、でも、オランダは攻撃的にできる。
両面しっかり持っている。
目指すのはベスト4以上だったんです。
表面上に攻撃的なサッカーをするんじゃなくて勝つためにどういったサッカーをやるか。
その中で攻撃的なことができる、そして守備としてはこういうことができる、じゃ、4バックもあれば5バックもある。
いろんなバリエーションもあるというところで、トータルバランスという意味では、いいふうに攻撃的なものを前に出し過ぎる感じは、今回のチームはありましたね。
≫相手の嫌なシステムをこっちが組んでいくということですもんね。
≫それもできなきゃダメだと。
≫それを4年間目指すしかないですね。
≫今僕らも大会前、理想の自分たちのサッカーで勝ってほしいと僕らも思っていましたから。
これを経験して、みんながそれだけじゃダメなんだということを≫15歳、単身ブラジルへ。
カズの冒険はここから始まった。
日本人はサッカーが下手、そんな偏見をたった一人で覆した。
そして日本をW杯に出場させるため帰国。
いつしかキングと呼ばれ、日本サッカーの象徴。
でも夢はかなわなかった。
あれから16年。
ついに夢の舞台へ。
日本サッカーの大使として第2の故郷、ブラジルで見たW杯。
カズさんにとってブラジル、そしてW杯とは何ですか?≫実際にカズ選手はアンバサダーとしてブラジルで観戦されましたよね、いかがでしたか?≫楽しかったです。
日本戦、スタジアムで見ましたけれども、やっぱり感激しましたね。
世代を越えた、僕より20歳ぐらい年下の選手たちがあのブラジルの地で、レシフェでこうやってこの舞台に立つブラジルW杯、僕にとってはブラジルのサッカーというのは特別なので、今でもあこがれでもありますしね。
≫あこがれのブラジルが今回7−1で負けてしまいましたけど≫これはショックで受け入れがたいものがありますけれども、サッカー王国として、もっと大きくなって、次のロシアへ、これからの世界のサッカーを引っ張っていってもらいたいなと思いますね。
≫ブラジルの地に立って何か変わったことありました?ブラジルという場所は?≫ブラジルは変わってないですね。
もちろんスタジアムとかきれいになってますけど、サッカーに対する文化的なもの、みんなのサッカーに対する夢や希望というもの、それは本当に今でも全く変わってないなと思いましたし。
今回の、最後2試合で悔しい思いをブラジルでしていると思うんですけれども、もうみんながこれからのブラジルを見てると思うんでね、W杯へのこだわりはブラジル人は強いですから。
あれだけの選手が、あれだけ緊張するというか、動揺するというか、もういろんな局面を経験してる選手ばっかりじゃないですか。
≫そんな選手がああいうふうになってしまうという舞台だということですね、W杯というのは。
≫特に今回ブラジルW杯で、みんなかなりプレッシャーを感じていましたね。
≫スタッフの方を含め。
≫ただ、小倉さんと僕がブラジルの街をロケしていると、ロケしたりしてると日本人だと思うから、カズ、カズって言われるんですよ。
びっくりしましたよ、これだけの年月がたっているのに。
≫もうブラジルから日本に戻って24年たってますからね。
それでも、それだけサッカーの影響力が大きいっていうことなんですね。
日本人の僕が向こうでプレーしたことをそうやってずっと覚えてて、そのときの試合の場面まで言う人もいますから。
≫そういう国だということですよね。
≫村上君、いかがでしたか?≫ドイツが優勝しましたけれども、スペインが負けて、歴史が変わったようなことも感じれましたしただブラジルには、大久保選手の言葉じゃないですけど、どん底というのは味わったのかもわかりませんから、4年後また期待したいと思います。
≫小倉さんいかがでしたか?≫ブラジルのW杯体験できてすごく楽しかったです。
≫本当に終わりが近づいてきています。
≫私はブラジルW杯のW杯ロスですね、完全に。
≫最後に名場面振り返りましょう。
2014/07/14(月) 21:00〜22:54
MBS毎日放送
2014FIFAワールドカップ 総集編[字][デ]
32日間に及んだブラジル大会を、現地取材したMC加藤浩次とゲスト三浦知良選手が語り尽くす。また、数々のスーパープレーと記憶に残る名シーンを完全プレイバック!
詳細情報
お知らせ
ゲストに三浦知良選手を招き、ブラジルW杯を語り尽くします。カズが第2の故郷と呼ぶブラジルは準決勝で衝撃の敗退、史上最強といわれた日本代表ザックジャパンはグループリーグ敗退・・・キングの目にはどう映ったのか?キャスター加藤浩次とともに振り返ります。64年ぶりの開催となった「サッカー王国ブラジル」でのW杯。数々のスーパープレーが飛び出し、記憶に残る名シーンが生まれた。それらを完全プレイバック!
番組内容
キャスター加藤浩次は、王国で開催される大会の雰囲気を知るべくブラジルへ!準決勝で見た衝撃の結末や、監督たちの名采配にただただ驚きの連続!試合観戦の合間には、元日本代表監督ジーコのもとを訪れ、今大会の注目点を語り合う。しかもジーコの自宅では大暴れ!?珍道中もお見逃しなく!
早朝に行われる決勝戦。2014年ブラジル大会の王者は?その勝者と敗者、両国の様子などもお伝えします。
出演者
加藤浩次
村上信五
枡田絵理奈(TBSアナウンサー)
ゲスト
三浦知良選手
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
スポーツ – サッカー
福祉 – 文字(字幕)
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