(テーマ音楽)山の中にたたずむ寺。
そこでは8万枚を超える仏教経典が何百年間も守られてきました。
韓国南部伽耶山に仏教徒からあつい信仰を集めてきた寺があります。
創建は802年。
1,200年以上の歴史を持つ寺は古くから人々のよりどころとなってきました。
海印寺は別名法宝寺刹。
法の宝の寺と呼ばれています。
なぜならここに仏教徒が憧れる宝があるからです。
その宝は寺の最も奥にある蔵経板殿に収められています。
建物の中には無数の板が並んでいます。
ふだんはこれ以上中に入ることはできませんが今回特別な許可を得て扉の奥に入ることができました。
板を取り出して見せてもらうとそこにはびっしりと経が刻まれています。
これが仏教の宝八萬大蔵経です。
仏陀の教えをつづった経は無数にありますが海印寺ではそれら全てを集め板に刻んでいるのです。
両面に経を刻んだ板は全部で8万1,258枚に上ります。
このことからこれら全てを総称して八萬大蔵経という名前が付いたのです。
この膨大な教典はなぜ作られたのでしょうか?11世紀北方の騎馬民族が朝鮮半島に攻め込んできました。
その際高麗の王は平和的に国家を守れるよう仏に祈願します。
その願いを込め八萬大蔵経が作られたのです。
それは当時の人口の半数以上にあたる150万人もの人々が参加した国家プロジェクトでした。
人々は経を刻む膨大な木を切り出し運搬しそれをおよそ1,000人の人々が一字彫っては一拝しながら攻められている間も刻み続けました。
そして数十年の歳月をかけて完成させたのです。
その時の板は焼失してしまいましたが国民の心は一つになり無事に国を守ることができたのです。
平和への人々の思いが刻まれた八萬大蔵経。
数百年たった今なお静かに世の中の平和を見守っています。
2014/06/30(月) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「伽耶山海印寺〜韓国〜」[字]
八萬大蔵経が眠る寺 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
韓国の「伽耶山海印寺(カヤサンヘインサ)」は、1995年に登録された世界文化遺産。韓国南部・伽耶山山中にたたずみ、1200年余りの歴史を持つ。この寺には「八萬大蔵経」と呼ばれる仏教経典の版木が8万枚余り保存されている。他国の侵攻という国難克服を願い、約150万人が10年以上をかけて13世紀に完成させた大蔵経版木は、世界に例のない“信仰の証し”とされている。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
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サンプリングレート : 48kHz
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