大相撲名古屋場所 二日目 2014.07.14

生字幕放送でお伝えします二日目を迎えた大相撲名古屋場所。
愛知県体育館は今いちばんの盛り上がりの時間を迎えています。
石川県出身の遠藤の登場です。
きのう初日敗れて、きょう二日目を迎えています。
この愛知県体育館各所、さまざまなところからは遠藤に対する声援が飛んでいます。
きょうは妙義龍です。
けがで苦労した妙義龍ですが実力者、徐々に番付を戻してきて西の6枚目です。
去年の九州場所に一度顔が合ってそのときは妙義龍が、格の違いを見せつけて、押し出しで勝っています。
きょうの解説、正面の放送席は元貴ノ浪の音羽山さんにお願いしています。
遠藤の登場で大いに盛り上がっていますし相撲も楽しみですね。
音羽山⇒やはりきのうとは違っ、きょうはさばきで勝負するタイプの力士ですので、きょうは十分勝機があると思います。
遠藤は早く前まわしを取って密着しながら自分から攻めたてる形を作りたいですよね。
当然、右の前まわしというところですね。
妙義龍は立ち合いの突き放しの威力中に入るうまさも持っています。
少し引いてしまった遠藤。
押し出し、妙義龍の勝ち。
一方的な相撲になりました。
立ち合い、妙義龍のすばらしい踏み込み。
やや立ち遅れた遠藤。
すぐに引いてしまいました。
遠藤、一蹴した妙義龍は涼しい顔。
妙義龍は2連勝。
敗れましたが遠藤の下がる姿には大きな拍手。
一方、勝った妙義龍に対してもたたえる拍手が起きています。
決まり手は押し出しです。
一方的な相撲になりましたね。
音羽山⇒遠藤をみんなが研究し始めている表れだと思うんですね。
立ち合いからの一歩目の踏み込みが、さほど強くないですから。
組み止められる前に自分から積極的に仕掛けていったほうがわりと取りやすいという意識の中できょうは妙義龍が取っていると思うんですね。
そういった術中にきれいにはまってしまいますので、立ち合いの1発で一蹴しなければなりませんしいかに稽古場で、その力をつけるかということですね。
踏み込みも思い切りのよさも妙義龍のほうが数枚上手でしたね。
先場所、横綱鶴竜に勝った相撲は遠藤も立ち合いのあたり、突っ張りなども見せて、徐々に変わってきたのかなというところもあるんですが。
やはりこの辺は注目力士なだけに、対戦力士も気合いも入りますしね。
それと、きょうは17本の懸賞金これを妙義龍が、かっさらってしまっていたわけですがきょういちばんの懸賞金が付いたのがこの相撲ですからね。
それも対戦力士とすれば一生懸命やる1つの要因にもなります。
もちろん妙義龍は、関脇まで上がっていって三役で2桁も勝っている力士ですからね。
今回も対遠藤戦、格の違いを見せつけた妙義龍はさすがの相撲でした。
外は蒸し暑い名古屋30度を超えました。
正面解説は元大関・貴ノ浪の音羽山親方⇒青色向正面解説は元関脇・玉乃島の放駒親方⇒緑色リポーター⇒黄色で表示します。
幕内前半最後の相撲きのう遠藤に勝った照ノ富士、栃乃若戦が、大いに沸きました、そして後半戦最初の取組、遠藤が出ました。
千代鳳と玉鷲が制限時間いっぱいです。
初場所対戦があって、玉鷲がそのときは勝っています。
持ち味の突き押しの相撲を出せるか。
きのう大砂嵐戦ははたかれてしまいました。
重心の低い千代鳳初日は押し出しで勝っています。
小手投げで崩しました。
玉鷲の勝ちです。
玉鷲1勝1敗千代鳳も1勝1敗です。
向正面に、片男波部屋で指導している放駒さんです。
玉鷲、きょうの印象はいかがでしたか。
よくまわしを欲しがる場面がありますがきょうは徹底して突っ張っていきましたね。
突っ張りやすい相手ではないと思いますが。
相手が大きいので手もよく出ていきましたね。
右の小手投げが非常に強いんですよね。
安心しては、見ていられましたよ。
右の小手投げで崩して、千代鳳は倒れませんでしたけども小手投げです、決まり手あすは遠藤との対戦です。
幕内の取組、まず8番ご紹介します。
若の里寄り切り千代丸、押し出し臥牙丸、押し出し、蒼国来寄り切り隠岐の海、寄り切り高安、肩すかし佐田の海、押し出し豊ノ島、押し出し幕内前半の中から8番ご紹介しました。
残りの取組は、このあとの取組間も利用してご紹介します。
今場所は平幕の上位に、これから三役を目指そうという生きのいい若手が何人か名前を連ねていますそのうちの1人の大砂嵐です。
大砂嵐は、前頭3枚目に躍進しましたが自己最高位です。
きょうは豪風との対戦です。
春場所に一度、顔が合って、そのときは豪風は押し出しで勝っています。
踏み込みが弱くて、敗れています。
大砂嵐、初日は玉鷲との対戦で勝っています。
初日ははたき込みで勝っています。
先場所、右のかかとを痛めてしまいました、大砂嵐まだかかとが治っていません。
その中で場所前稽古をしてこの名古屋場所に臨んできました。
険しい表情に変わりました大砂嵐きょうも、いつものように右からのかち上げそして突っ張りにもっていくことができるでしょうか。
豪風も、そのことは頭に入っているはずです。
制限時間いっぱいです。
玉治郎が合わせます。
寄り倒し豪風の勝ちです。
ベテランのうまさ。
左から崩して、中に入りました豪風。
豪風1勝1敗、大砂嵐も1勝1敗になりました。
音羽山さん豪風側から見てどうですか?相手の特徴をよく考えて対処して取っていますよ。
少しでも引いてくれる展開を意識して取ってると思うんですね。
きょうは二本よく入りましたね、積極的に仕掛けました。
大砂嵐の後ろに下がって仕切る感じが少し気になりますね。
立ち合いですね。
そうですね。
どうしても力に頼って助走距離を取って、あたったほうが強くあたれるんじゃないかというような錯覚の中で取っていると思うんですね。
それは錯覚なんですね。
土俵中央では、あたった瞬間に重さが通じるその位置でいかに強いあたりを、出せるかということが大事なんです。
距離を出せるわけではないんですね、力はそのへんうまくかち上げたのであればもう少し前に出て相手の重心を上に上げるような動作をしながら突っ張っていくという意味ではないかと思います。
きょうの幕内残り3番をご紹介します。
千代大龍、押し出し常幸龍、押し出し照ノ富士、寄り切り前半最後の相撲は熱戦になりました。
照ノ富士2日続けて熱戦を制しました。
38歳の若の里、二日目に白星です。
土俵上は魁聖と豪栄道です関脇が登場します。
魁聖と豪栄道は、ともにきのうの相撲は負けています。
黒星スタートの2人です。
関脇豪栄道は嘉風戦きのう立ち合い手つきが不十分でした。
待ったにはならず、そのまま立ってしまって立ち遅れてしまいました。
一方の魁聖は栃煌山の変化に落ちてしまいました。
6回対戦していますが魁聖1勝、豪栄道が5勝しています。
14場所連続の関脇の地位、豪栄道。
これは明治以降では最も長い連続の関脇となっています、豪栄道。
左の上手まわしを引ければ勝機が生まれます。
魁聖です。
制限時間いっぱいです。
豪栄道、先に先に攻めて勝ちました。
最後は魁聖が、強引に巻き替えるところ、腰が浮いてしまいました。
豪栄道、1勝1敗、魁聖は2連敗です。
決まり手は寄り切りです。
向正面、放駒さん豪栄道の相撲、どうですか。
きのうの反省を生かして立ち合いもきれいにいきました。
左上手も速かったですね。
相手も右四つなんですけれども右から抱えにいってしまいましたので落ち着いていけましたね。
左のまわし速かったですね。
そうですね。
そこから右を抜いて、魁聖が左四つになる格好になりました。
まわしを引いたのは豪栄道でした。
最後は腰の位置もずいぶん違います。
豪栄道が二日目に初白星を挙げました。
あすの対戦は、安美錦です魁聖は連敗スタートとなって、あすは、横綱鶴竜に挑戦します。
外は曇り空きょうは31度を超えました。
少し蒸し暑さを感じます。
初日きのうは27度余りでしたが名古屋場所らしい暑さとなっている、きょうの愛知県地方です。
あす三日目の十両の取組です。
新十両まだ白星のない若乃島は明瀬山戦です。
千代鳳に照ノ富士生きのいい若手どうしの対戦です。
大砂嵐はあす初めての大関戦稀勢の里と対戦します。
土俵は栃煌山、豊真将が仕切りを重ねています。
解説は元・大関貴ノ浪の音羽山さんです。
大砂嵐が大関戦、初めてで稀勢の里戦ですね。
距離感が大事という話ですね。
強い衝撃をということできっと自分なりに距離感を作っているんだと思うんですけど一歩目、二歩目が出たときに長く距離を取りすぎても相手にはさほど効いていないわけなんですよ。
右のかち上げは一辺倒です。
相手は左をあてがってきます。
まっすぐあたっているつもりでもずらされているんですね。
近いほうがいいんですか。
近い距離感でかち上げて、上体顔ばかりねらっていて差し込むようなかち上げのしかたなどもありますから上体を反らしていくだけのかち上げではなく、いろんな考え方も足していかないと厳しいと思いますね。
いろいろ経験して上がっていってもらいたいですね。
土俵上は関脇の栃煌山魁聖戦で左に変わるような変化気味に立っていきました。
場所前に左の肩を少し痛めてしまったと伝わっている栃煌山です。
豊真将は、きのう琴奨菊戦。
取り直しの相撲になりましたが敗れてしまいました。
過去16回の対戦は栃煌山が13対3と大きくリードしています。
左に変わった豊真将突き落とし栃煌山は二日目に土。
きょうは立ち合い少しずれたのは豊真将のほうでした。
豊真将は1勝1敗栃煌山1勝1敗豊真将は左から、押っつけ気味ずれるようなことはあるんですけれども栃煌山は、あまり頭になかったんでしょうか?豊真将は変化しているというような意識は本人はないと思います。
上手出し投げという決まり手でした。
いつものとおりまっすぐ下がらないようにどういったあたり方をするのかということで、こんな形になったと思います。
無警戒だった栃煌山を攻めていかなければいけない取組の内容だったと思います。
あっさりと落ちてしまった栃煌山です。
仕切りながら、じわじわと攻めていっているんですけれども足の位置もきちんと決まらずに立って一連の流れがはたかれやすいような要因を作ったような気がします。
両関脇は1勝1敗の成績になりました。
今場所三役に戻ってきた安美錦が土俵に上がりました。
きのう初日は白鵬に敗れて黒星スタートです。
稀勢の里はきのう初日は松鳳山に対して稀勢の里らしいいい相撲が出て、押し出しで勝って白星発進です。
先場所は優勝まであと一歩というところまで近づきましたがつかみ取ることはできませんでした。
初めての優勝へという思いは強く持っている稀勢の里。
序盤に取りこぼすわけにはいきません。
難敵安美錦との対戦です。
白鵬戦に敗れはしましたが善戦したきのうの安美錦です。
過去42回の対戦27対15、この1年でも去年の九州場所、安美錦がこまたすくいという技も見せて勝っています。
稀勢の里にとっては嫌な相手上位キラーとしても知られている安美錦。
この安美錦が三賞獲得数、現役の力士を見ていきますと、横綱に上がっている日馬富士そして豪栄道、若の里、安美錦といったところが10回と並んでいます。
場所前に安美錦にこの場所にかける思いを聞いたところ虎視たんたんと三賞をねらっているようでした。
安美錦⇒なかなか三賞とか取れないからさ。
もうちょっと頑張らないと。
安美錦にあげてもいいんじゃないかと思うような元気な相撲が取れればいいと思いますけども。
これまで10回三賞を獲得しているんですがいちばん近いところでいくと4年前の初場所技能賞が最後でした。
なかなか安美錦だから、このぐらいの成績だという見方もどうしても出てきますよね。
技術というところでは一目置かれています。
苦しいところではありますけれども、よく考えながら楽しんで相撲を取っているように見えます。
稀勢の里戦もどういきますかね。
稀勢の里側からいくと相手に動きがあるので警戒して見すぎてしまうと安美錦の術中にはまってしまうと思うんですね。
ですから積極的に小さく押していくようなイメージで突いていければ相手が引っかけとかそういうものを使うような展開になれば稀勢の里はいいんですよね。
小さく小刻みに。
もろ手でいけばそのような展開を作ればいいんですけれども動きばかり警戒しすぎていると一気の出足なんかもありますからね。
去年の九州場所のときは安美錦が右の上手をねらいにいって、そこから出し投げ、こまたすくいという技を見せました。
初日はいい内容で発進した稀勢の里、二日目は難敵の安美錦戦です。
稀勢の里二日目に土がつきました。
物言いです。
物言いがつきました。
稀勢の里が少しまげのあたりをどうですかね気にするようなところも少し見られました。
土俵際のところ、安美錦の体は残っていますね。
ただいまの協議について説明します。
行司軍配は安美錦のはたき有利と見ましたが、安美錦がちょんまげをつかんでいるのではないかと物言いがつき、協議しましたがちょんまげをつかんでおらず行司軍配どおり安美錦の勝ちとします。
やはり、まげ、反則があったのではないかという物言いでしたが反則はないということで安美錦二日目、殊勲の星を挙げました稀勢の里は手痛い黒星がつきました。
二日目に黒星がつきました。
なんとか上位の相撲の中でもまげをつかんで反則、引っ張って反則というのもありましたがここのところまげを引っ張って勝負に影響すると反則を取るということがあるんですがきょうの場合、反則はないという協議の結果になりました。
かなりいらだちを隠せない稀勢の里。
立ち合い、あたってからのはたきはどうでしたか?立ち合いは悪くないんですよ稀勢の里は。
手を伸ばしてついていけばいいんですが反応でついていこうというふうに前に出るんですね。
よけいにはたきを食うわけです。
はたきがつけたというところで止まる意識があればそこから自然に反応して押しの動きが出るんですけれども修正ができず、はたかれて手を伸ばせばいいだけなんですけれどもね。
仕切りのときにおっしゃっていた小刻みに手を出すようなということですね。
相手の動きの中で勝負をつける展開がうまい力士なだけに回避するために小刻みがいいんじゃないかという話をしていたんですけどもね。
安美錦がインタビュールームに向かってくれました。
幕内出場1200回、区切りの土俵です。
1200回出場というのも史上8人目です。
35歳8か月で三役復帰を果たした安美錦。
まだまだ元気というところです。
きょうの相撲でも示しました。
安美錦が1勝1敗あすは豪栄道戦です。
土俵上は琴奨菊と嘉風です。
今場所最初の殊勲のインタビューは返り三役の安美錦関です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
あたってからの流れは頭にあったんでしょうか?どんどん中に入っていこうと思ったんですけど大関は思ったより低かったのでまっすぐ横に動けたので反応できたというのはよかったんじゃないでしょうか。
物言いがつきましたが、あのときは自分の足の感触はどうでしたか。
完全に残っていたんですか。
足は出ていないと思っていたのでまげかなと思ったんですがつかんでいない自信があったのでそうですね。
場所前の取材には安美錦らしい相撲を今場所はという話がありました。
内容としてはこれからでしょうか。
集中して取れているのでいい動きをしてどんどんかく乱していけばいいんじゃないでしょうか。
幕内出場1200回の区切りの数字になりました。
まだまだ元気ですね。
元気。
ずいぶんたっていますね。
残り13日間に向けてどうですか。
毎日いい相撲を取るだけです。
またお待ちしています。
また来ます。
安美錦関でした。
受け答えも安美錦らしさが見えていましたまた来ますと言ってインタビュールームを出ていきました。
きのう白鵬に敗れましたがきょうは稀勢の里に勝つ上位にとっては難敵嫌な相手ですね。
相手の心理を読みながらの相撲展開を作れるのは本当に強みだと思います。
相手がこの土俵に上がるまでどんなことを考えているのかというところまで、安美錦は考えていると思うんですよね。
それと去年結婚して奥様が出産して子どもができました。
三賞はしばらく取っていないというのもあって金星、あるいは横綱に勝ったり三賞を取るというところを奥さんに見せたいということですね。
上位に勝てればたくさんの懸賞金をいただけます。
ミルク代にもなりますね。
平成12年の名古屋場所が新入幕その場所は敢闘賞受賞しました。
新入幕で三賞を受賞しました。
そこから積み重ねた三賞は現在10回の安美錦今場所はまだ1勝ですから三賞については何とも言えません。
稀勢の里が敗れたあとカド番の琴奨菊、初日は豊真将戦物言いがつきましたが取り直しの相撲です。
勝ちました白星スタートの琴奨菊です。
寄り切りました、がぶり寄りも出ました、琴奨菊、2連勝です。
立ち合いのあたり、流れ相手の動きも頭に入っていたような動きでした琴奨菊らしい前に出る相撲で勝ちました。
決まり手は寄り切りです。
向正面の解説は元・玉乃島の放駒さんです。
向正面側から見て琴奨菊の動きはどうですか?落ち着いて嘉風の動きを見ながら前に出ました。
右から抱え込んで相手の横からの動きを封じましたよね。
抱え込むことによって横への動きを封じたんですね。
よく琴奨菊の右の脇の甘さを指摘する解説者の方もいるんですがこういう相手にはこの相撲でいいんですか?相手は小さいですし、スピードが速いですからそれを封じるには抱え込んだほうがいちばんいいと思います。
連勝スタート前に出る相撲で出て今場所この先放駒さんは琴奨菊を占うとどうですか?きょうみたいに相手どうこうではなく落ち着いて前に出て行けば結果に結び付くと思います。
3回目のカド番ということになっていますが自分の相撲に徹することなんでしょうね。
そうですね。
きょうは落ち着いて嘉風を下しました、琴奨菊です。
琴奨菊は、きのう危ないながらも白星を拾いましたのでね。
きょうの相撲で吹っ切れたと思いますよ。
明るくなってきたと思います。
ここから3人の横綱が登場してきます。
まず白鵬です。
史上3人目となる優勝回数30回の大台に王手をかけている白鵬です。
きのうの初日は安美錦戦。
立ち合いは一度合いませんでした。
少し、いらつきました。
いらついたような、しぐさにも見えました。
きょうの対戦相手は松鳳山です。
これまで8回の対戦は、いずれも白鵬が圧倒しています。
初顔のときに松鳳山が少し勝機が見えたんですがその後は、なかなか勝利に結び付けることができません。
746勝目をきのうあげまして大鵬と並びました。
白鵬自身はうれしいことではありますが、まだまだ先があることですからということで上をまだ見据えています。
きょう勝てば大鵬さんの746勝を超えていくわけです。
その白鵬に対して松鳳山。
去年日馬富士で金星を挙げました。
これまで白鵬に対しては8回いずれも退けられています。
松鳳山のコメントです。
松鳳山のリポートです。
2つを挙げました。
前に自分から攻めていくこと、そして組まないこと、この2点をあげました。
立ち合いについては土俵に上がって考えをまとめるということで明言はありませんでした。
もろ手突きでという選択肢はどうですかと聞きますと横綱白鵬は、押しづらい理由は分からないんですが押しづらいですからもろ手突きにはいい感触はなさそうでした。
音羽山さん腹は決まってると思いますがね。
当然きまってなければ立ち合いができませんからね。
最後は、はたきました、白鵬の勝ち。
張りながら荒っぽい感じになりましたが白鵬、これで747勝目を挙げました。
厳しい表情のまま、懸賞金を受け取りました、白鵬です。
決まり手は、上手投げです。
松鳳山はどうでしたか。
音羽山⇒いいですよ。
右を差させないような展開を作りましたしね。
自分のイメージ通りの相撲を取れたと思いますね。
相手が顔を張ってくるのがどういう状況なのかという判断ができればこんなに簡単に、ひるまないと思うんですがね。
顔を張ってくるのは、相手が慌てているんだという意識があればチャンスだと思って前に出ていけると思うんですね。
張られたあとはちょっとひるみましたよね。
横綱が少しひるんだということですか。
松鳳山がひるんだから、ああいう投げを食ったんですね。
白鵬が少し慌てていたんだということを意識づければひるむ必要はなかったと思うんですね。
今後、攻めたてられるんだという自信につなげられればあとの相撲も意識が出てくると思うんですね。
幕内の白星が747勝目尊敬する大鵬の数字を抜きました。
この場所も2連勝とした白鵬です。
元貴ノ浪の音羽山さんに解説をお願いしています。
白鵬を誰かが崩していかなければ優勝争いの興味がなくなりますね。
音羽山⇒そうですね。
横綱で地位が最高位ですから生活の面では敬っていかなければいけないんですが、土俵に上がった以上はその横綱でもいかなければなりませんね。
そういうとうしを力士が前面に出してほしいですし、いい相撲内容になってほしいですね。
白鵬がきょうのように張るような動きが展開のなかでありましたがね。
そうですね、立ち遅れたという意識があるんではりを使って、組み止めようと展開を作ろうと思ったわけですからそこがチャンスですから攻めてほしいですね。
松鳳山が張ってきたときに中に入っていくような。
そうですね。
意識があって前に突っ込んでいったんだと思いますがね。
押し合いの中で横綱とは勝負がつかないんで、松鳳山は中に入ったほうがよかったと思いますね。
相手の横に食いつくような展開を期待したいですね。
向正面の玉乃島の放駒さん。
土俵に上がっている鶴竜に関してはどうですか。
稽古でも安定した取り口でしたね鶴竜は、重心が低いです。
前にも出ますし引き足も早いです。
調子よさそうでしたね、稽古では。
下手投げ、鶴竜が碧山を転がしました。
鶴竜も2連勝です。
鶴竜らしい相撲で碧山の挑戦を退けました。
横綱2場所目の鶴竜、連勝スタートです。
碧山、敗れて2連敗です。
放駒さん鶴竜よかったですね。
そうですね、重心が低いですし重たさが増したような相撲内容でしたね。
どっしりしてますね。
横綱になる過程においてそのあたりは変わってきたんでしょうか。
そうですね。
横綱なりたての場所は少し苦戦しましたが気持ちの面でも充実してるんではないですか。
それが1場所目と2場所目の違いですかね。
そうだと思います。
稽古場の表情はどうですか。
全く表情を変えないですね。
何番とっても同じような状態でとっていました。
息もあまりあがりませんでしたすごいなと思ってみてました。
場所前は片男波部屋の玉鷲あるいは荒鷲、若乃島と稽古を重ねていきました、鶴竜です。
横綱2場所目もちろん横綱としての責任は優勝です。
優勝しなければならないという意識があると思いますがあまり意識はしないようにという自然体を強調していた鶴竜です。
白鵬、鶴竜と2人の横綱が勝ちました。
3人目の横綱、日馬富士。
対戦相手は勢です。
先場所の終盤から右のひじにサポーターを巻いています日馬富士です。
先場所は、終盤の連敗で優勝を逃しました。
これまで2回の対戦去年春場所そして秋場所いずれも日馬富士が勝っています。
勢としては右を差していきたいんですが日馬富士が立ち合いからの突き落とし、左からの張りながらの攻めで勢を中に入れさせません。
2回の挑戦を退けている日馬富士です。
勢は白鵬に3回敗れそして鶴竜に敗れ日馬富士に2度敗れまだ横綱に対して金星を挙げてはいません。
7回目の横綱への挑戦です。
向正面の放駒さん勢側からすると、勝機を作るには何が必要でしょうか。
やはり自分の得意な右差しですね。
そこからだと思いますね。
3回目なので、そろそろ勝機というものを作っていかないと横綱が嫌がるような内容にしないと今後もあたっていくわけですからそういったところで展開を作ってほしいですね。
勢本人に聞くと横綱はスピードがあるので自分からは止まらずにという意識が大事だと思いますと言っていますが。
そうですね。
だから立ち合いから立ち合いの威力で右を差す、その流れで勝負をつける。
いずれにしても立ち合い。
制限時間がいっぱいとなりました。
日馬富士としては勢の右差しは警戒しますね。
音羽山⇒そうですね。
やはり距離を作ったほうが日馬富士は、やりやすいと思いますね。
あたって距離感で押す、突っ張る、そしてはるなどをする網打ち気味に日馬富士が転がしました、日馬富士2連勝です。
勢も右を差し込みながら出ていったんですが日馬富士の反応のよさ。
3人の横綱が、いずれも2連勝となりました。
決まり手は網打ちです。
勢も出ていったんですがね。
音羽山⇒そうですね。
体勢が万全でないので、土俵際では残れませんでしたね。
この辺は日馬富士のセンスのよさですね。
立ち遅れたという意識がありながら横綱は展開を作りましたね。
上手も少し低めに引けませんでしたね。
そうですね。
土俵際では余裕はありましたね、相手の足が流れているのが感じたわけですね。
勢も前に出てはいったんですがね。
そうですね。
立ち合いが一歩目よかったですね。
そこからの意欲はその引き足がはやすぎてついていけませんでしたね。
この経験を次にどう生かすかですね。
横綱に対して嫌な印象を受けるということを植えつけないとなかなか厳しいですね。
きょうの相撲ではだめですか。
そうですね。
立ち合いだけはなんとかそういう印象を与えたかなと思うんですがね。
聡ノ富士の弓取が終わりました。
きょうも遠藤、破れました。
2連敗です。
安美錦が大関、稀勢の里を破りました。
その一番です。
安美錦のはたき込みに敗れました稀勢の里です。
きょうは横綱3人と、大関琴奨菊は勝ちましたがもう1人の大関の稀勢の里が安美錦のはたき込みに敗れました。
音羽山⇒きょう稀勢の里は負けましたが、まだまだ場所がありますので気持ちを切り替えて。
音羽山⇒上位陣が誰が好調という感じがしませんので混戦になる可能性はありますね。
「大相撲名古屋場所二日目」をお伝えしました2014/07/14(月) 17:05〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲名古屋場所 二日目[二][字]

 【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)放駒,【アナウンサー】正面(幕内)佐藤洋之,<副音声>【実況】ロス・ミハラ

詳細情報
番組内容
 【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)放駒,【アナウンサー】正面(幕内)佐藤洋之,<副音声>【実況】ロス・ミハラ 〜愛知県体育館から中継〜
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)放駒,【アナウンサー】正面(幕内)佐藤洋之,<副音声>【実況】ロス・ミハラ

ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技

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