とし秋頃、但馬牛を飼う農家の仕事について学ぶ予定です。
(衣咲)あーっ!ヒデちゃーん!
(ヒデ)あいよ!ビール!ビールお代わり!
(ヒデ)はいよ!あっやっぱ焼酎。
しば田ロックで。
(ヒデ)しば田ロック。
はいよ!
(店員)はいよ!何?
(理一)いや…。
あのうさっきまでほら泣いてたんで。
(衣咲)港…。
ドイツじゃなくてディナークルーズ。
「月曜日にフランクフルトにたちます。
今までいろいろありがとう」
(泣き声)昔はさぁ失恋すると食欲なくなってあっホントここ。
のどもと。
しばらく何も通んなかったんだよ。
でも今はダメだね。
泣いてるとおなか減ってきちゃって。
ああ…。
それにさぁ涙の量も減ってくんのね。
気づくと涙出てないの。
アハハハ!ハハハ…。
ここぞっていうときに泣けなくなったし。
ここぞ?うん。
ああ!大して知らない親戚のお葬式とか。
あれ結構きついですよね。
別に悲しくないってわけじゃないんだけど涙出るほどでもないっていうか。
違うよ。
女の子的に泣かなきゃなんないときだよ。
あるでしょ。
ここぞってそういうの。
はぁ。
(ヒデ)あいよ!しば田ロックお待ち!うーんどうもー。
君ってさ幸せだよね。
はい?人を疑わないっていうか。
だまされやすいっていうか。
扱いやすいっていうか。
何でもまんま真に受けちゃうタイプでしょ?別にそんなことないですけど。
さっきも泣いてるわたしをほっとけなくてこうしてねデートみたいになっちゃってるわけだし。
デート?あっ。
嘘泣きしたってわけじゃないよ。
いや分かってますよ。
ああそう?けどまぁ誰かさんみたいに人を疑って素直になれなくて扱いにくいって思われてるよりマシですけどね。
ああいるよ。
わたしの周りにもそういう人。
いやいやいや…。
あっ。
ヒデちゃん!
(ヒデ)あいよ!お茶漬けください!
(ヒデ)お茶漬け!
(理一)ごちそうさまでしたー。
帰りますよ。
しかしまぁ置いてくかね?こんなもん。
ですよね。
普通せん別ってこっちが渡す立場ですもんね。
せん別?あっいや…。
けどあなただったらすぐにいい人見つかるでしょうしその人と行けばね。
まぁ初デートがディナークルーズって何かちょっとバブリーっぽいけど逆に今新鮮でいいかなって気もするし。
一緒に行く?えっ?いや僕はちょっと…。
っていうかさぁ本気で誘ってないのに本気で断ろうとするのやめてよ。
わたし今うっかりふられたみたいな形になってんじゃん。
「ドイツへ行こう」読まなくていい。
ああじゃあ僕ここなんで。
それじゃあ。
どこ?えっ?君の部屋。
あのうさっきから君君って僕芹沢です。
芹沢理一です。
どこ?ちょっと何で!?いいじゃん!女の子が部屋上がりたいって言ってんだからさ!だから何でですか!?ああっ。
言わせるんだ?女の子にそういうの。
意味ありげに言わないでくださいよ。
どうせトイレ行きたいだけでしょ?っていうかね大体ね女の子はね男の部屋でウンコしたりしないでしょ!ウンコなわけないでしょ!えっ?ういーっ。
セーフ。
あのうこれ…。
どうもー。
お世話さまでしたー。
ホントにトイレだけかよ。
まだ何か?いやだから僕は…。
彼女から。
スッチーの彼女から連絡来るといいね。
じゃあねー。
お休みー。
あっ。
・『東京』
(木田)あっこの子?違う?
(ウエートレス)ダブルトールカプチーノお待たせいたしました。
何してんの?
(木田)いや何か幸平がヒロイン見てくれとか言うからさ。
ヒロイン?
(木田)うん。
(幸平)実乃ちゃん教習所通うことにしたんだって。
来るとしたらこれぐらいの時間だろ?お前も暇だね。
理一だって昔俺らつきあわせたじゃん。
(木田)そうや。
卒制のヒロインに何かいい子見っけたとか言ってさ。
白金女子大の前で歩美ちゃん三人で待ち伏せしたで。
あっ。
あれ違うか?
(幸平)違う。
(幸平)あっあのさ。
理一こないだ言ってたじゃん。
お前が3年前歩美ちゃんにふられたって。
あれってどういうこと?俺てっきり理一がふったのかと思ってた。
同じだよ。
ふられるの怖くて俺が先にふったの。
確かめる前に俺が逃げたんだよ。
確かめるって何?ほかに好きな人いるんだろうって。
えっ?よそに気持ちあるの分かってて向き合ってんのしんどいじゃん。
よそって…。
俺?はっ?
(実乃)えーっ!?つまんなーい。
追っかければいいのに。
ドイツですよ。
ねえフランクフルトですよ。
そうだよ。
フランクフルト行ってもソーセージでビール飲んで帰ってくるだけなんだよ。
どうしてです?追いかけてきてほしいならさ最初から素直にそっちのチケット置いてくでしょ。
ディナークルーズじゃなくてドイツ行きのチケット。
結構な衝撃でしたね。
(順子)八嶋君。
これ2階にお願いします。
(八嶋)はい。
実乃ちゃん。
あれってさ君も早く一緒にディナークルーズ行ってくれるような人見つけろよってことだよね?ああ…。
フォローしてくれないの?いやものはものですからありがたくいただいときましょ。
もうあげちゃったよ。
どうせ一緒に行く人いないしさ。
(実乃)えーっ!?いいなー。
わたし行きたかったなぁ!ええっ?女同士で?ああいうとこって男と行くとやたらと雰囲気あって面倒じゃないですか。
それにせっかくのフルコースがっつりいただけないし。
今からでも取り返せるかな?いつなんです?週末。
どっちだったっけな?ああ!八嶋君!どうもありがとう。
お掃除までしてもらっちゃって。
(八嶋)あの言っときますけどこれ営業の仕事じゃない…。
八嶋君。
2階もお願いします。
お願いしまーす。
あっ店長。
例の件で一度部長が話したいって。
異動の…。
ちょっと考えて連絡します。
(受付)では19時の教習キャンセル待ちを受け付けします。
(衣咲)実乃ちゃん。
せっかくの早上がりに教習所でキャンセル待ちって結構来るよね。
来るとは?何かこう…。
人生考えさせられない?そうですか?楽しいじゃないですか。
何か運試しって感じで。
運試し!
(受付)4350番。
以上です。
(ため息)帰るか。
はーい!えっ!?実乃ちゃん当たったの?
(実乃)はい!それじゃあ。
はぁー。
あっ。
あなたウチに指輪忘れてったでしょ?指輪?洗面台に置きっぱなしでしたよ。
洗面…。
あっ!あっ!そうだ。
いやごめんなさい。
だってほらこう引っ掛かっちゃうとね。
ところでもう彼女のことディナークルーズに誘ったの?いや別に。
ああ…。
3年ぶりって言ってたっけ?そうなるときっかけ難しいよね。
そんぐらいのエサあったほうがいいもんねぇ。
エサって。
そんな連絡ぐらい僕だってできますよ。
じゃあ早くしたら?だって断られちゃうかもしれないわけだしさ。
するとしてもあなたがいないとこでします。
はーん。
何ですか?またブレーキを踏むんだ。
やればできんじゃん。
何?留守電?メッセージ残しなさいよ。
君みたいに話つまんないタイプは用件残すだけのほうが都合いいんだから。
残せません。
はっ?この電話は現在使われておりません。
(理一)ちょっと待っててください。
(実乃)お邪魔しまーす。
えっ?失礼しまーす。
あっちょっと。
広いんだー。
ああ言われてみればそうだね。
すいません。
これ。
ああサンキュー。
はい。
じゃあそういうことでね。
分かる。
分かるよ。
一人になりたいって気持ち。
はっ?お客さまのおかけになった番号は現在使われておりません。
ってわたしもこないだ経験したもん。
あれさぁもうひと言ふた言あってもいいよね?残念ながらとか大変申し上げにくいのですがとか?っていうかこう励ましの言葉とかさ。
えーっ?っていうよりトーンの問題じゃありません?あんな突き放した言い方しなくてもねぇ?あの。
指輪もあったことですしそろそろ。
ねっ?そんなー。
連絡取れない者同士仲よくやろうよ。
いやけど僕の場合はとりあえずこの同じ日本にいるわけですしこの間みたいにまたどっかでばったりなんてこともあるかもしれないし。
まどろっこしい。
元カノなんでしょ?家に電話すりゃ済む話じゃん。
そりゃそうですけど家までかけるのって何か…。
ストーカーみたいだもんね。
っていうかもう3年も前のことだしこっちも家の番号なんかどっかやっちゃったし。
って…。
用済んだなら帰ってもらえます?どっかって?この部屋のどっかだ。
こっちか!?ちょっちょっちょっ!ちょっと!大丈夫ですから。
電話一人でできますから。
っていうか一人でかけたいぐらいなんで。
(ため息)あっいや。
お気持ちだけね。
じゃあチケットいらなくなったら教えて。
はっ?ほら。
彼女に断られたらチケット無駄になっちゃうでしょ。
そしたらわたしと衣咲さんで行こうかなーって。
あのいや…。
わたしもさ一度あげた手前返せとはなかなかねぇ?それに君わたしのこと恩師だと思ってくれてるみたいだし。
今更ケチな人間と思われるのも何かシャクだし。
それが目的だったんですか。
返します。
そんなことであなたたちが帰ってくれるなら今すぐチケット返します。
ええー!?いいんですか?ああでもとりあえず誘ってみてからのほうがよくないですか?ねえ?そのほうがわたしたちもすっきり行けるし。
すっきりって。
断られることを前提に話すのやめてもらえます?はい。
・
(チャイム)あっ。
お客さん。
あっ!彼女だ!彼女って?歩美ちゃん?それだ!違いますよ。
(英介)ただいま。
あっお帰り。
あっ。
お客さん?こんばんは。
うん…。
ああ兄貴。
(二人)初めまして。
(衣咲)おーっ!へぇー。
あなたが噂のお兄さん。
噂?はい。
幸平君から…。
ああ。
理一君のお友達からよく。
ああ。
はいチェンジ!はい。
いいんですか?何が?いや食いつき悪いから。
あっそういう作戦だ。
正解かもよ。
あの人女の子にチヤホヤされるの慣れてるから。
気のないふりしたほうが逆にいいかも。
好みじゃないもーん。
はいチェンジ。
あなた変わってるね。
普通はみんな好きになるんだ兄貴のこと。
みんな?そう。
俺の周りにいる女の子はいつの間にかみんな。
わたし顔で男選ばないから。
へぇー。
絶対失敗すんの。
見た目ストライクど真ん中って人とつきあうと。
つきあう前に失敗するんじゃなくて?いーっ!うりゃ!あーっ!アハハハハ!勝ち!はい。
サンキュー。
ねえ二人似てないですね。
えっ?ああそう?理一君に多大な影響を与えたって聞いてたからもうちょっと雰囲気似てるのかと思ってました。
(英介)へぇー。
そうなの?ほら映画監督っていう夢もお兄さんが最初だったんですよね。
ああ夢っていうかあこがれ。
キューブリックだゴダールだって単に格好つけてただけ。
ウンチク語って朝まで飲んで気が付いたらサラリーマン。
(実乃)気が付いたら銀行マンでしょ?格好いいですよねぇー?
(英介)よくないでしょ。
人の借金こっちで買ってあっちに売ってってそれの繰り返し。
やってること退屈で組織でかいから窮屈で。
へぇー。
つまんなそう。
はっきり言うね。
(実乃)あっでもわたしたちも一緒ですよ。
あっちに売ってまたこっちに商品並べてって。
でもわたし退屈とも窮屈とも思わないよ別に。
あっ英介さんダーツしましょうよ。
あっち帰んなくていいの?雪絵ちゃんとこ。
うん?あっ。
何?まだ誰か来んの?違うよ。
銀行こっちからだと結構かかるじゃん。
ああ。
辞めた。
えっ!?あっ?会社だろ?辞めた。
あっ。
引き抜きでしょ?どっかほかのとこから話あったんでしょ?いや会社禁煙になっちゃってさ。
まっしばらくプラプラするわ。
よし。
(衣咲)いろいろと考えた結果「Mrs.Panther」に行かせていただこうと思います。
(小野田)うんうん!「Mrs.Panther」のエリアマネジャーのお話お受けします。
(小野田)うん!それねもういいや。
えーっ!?まっ座ってくんない?やっぱり牧野君は現場が合ってるよね。
えっ?じゃあわたし今のお店に?いや。
新ブランドの店長やってくんない?新ブランド?うん。
「ボンボンレザンファン」っていってね秋に新しくキッズブランドを立ち上げることになったのよ。
えっ?ちょっと待ってください。
キッズって。
いやキッズキッズ。
子供服。
うん。
それでさ募集かけたの。
「ボンボンレザンファン」の店長候補。
そしたらさよそでミセスのマネジャーやってましたって子が引っ掛かってさ。
だからその子にうちのミセスお願いして。
それで。
あぶれたわたしにキッズの店長やれってことですか?あぶれたって…。
実績買ってのことじゃない!新ブランドの立ち上げ経験してるベテランスタッフなかなかいないんだよ。
ねっ?何が新ブランドだよ!でもまぁやってみたら案外しっくり来るかもしれないですし。
ねっ?わたしさぁ子供嫌いなんだよね。
えっ!?衣咲さん。
(歩美のメッセージ)「もしもし歩美です。
連絡遅くなっちゃってごめんなさい。
これわたしの携帯です。
よかったら電話ください」
(留守電アナウンス)「伝言をどうぞ」あっ芹沢です。
久しぶり…でもないか。
この前会ったな。
あのちょっと人からもらったチケットがあって。
ええとあのディナークルーズの。
よかったら一緒にどうかなって。
(雪絵)でねエージェントが今度CM出てみないかって。
(英介)へぇー。
(雪絵)ねえ英介。
夏休みいつ取れんの?あっ。
雪絵俺さ…。
絶対取ってよね。
どこ行く?わたしニューヨークパリがいいなぁ。
あっ英介ニューヨーク詳しかったでしょ?案内してね。
すいません!メニューください!
(千景)はいはい。
うん。
じゃあ来週ね。
楽しみねえ。
ウフフ。
うんじゃあね。
あれ?また何か始めんの?飯田さんとこのお嫁さんがねタップダンス公民館で教えてんですって。
ちょっとあんた。
夜までいるんなら夕飯自分で支度なさいよ。
えー!出かけんの?いい年した娘がたまの休みにほかにすることないの?あるよ。
あるけどお母さん寂しいかなって来たんだよ。
なんてそんなわけないか。
そうだよ。
これからの女はさ一人でもさ。
衣咲。
はいはい夕飯ね。
適当に食べますよ。
会ってほしい人がいるの。
えっ?向こうもバツイチでねもうお子さんは成人してらして。
ウフフフ。
ゆっくり第二の人生歩むにはとってもすてきな人なの。
へ…へえー。
だからあなたもうあんまりのんびりしないでちょうだい。
娘より先になんて気が引けるわお母さん。
そんな気にしないでいいよ。
職場や何かにいい人いないの?女しかいないよ。
うーん。
そりゃあさわたしだって出会いさえあればさ。
あれは?高校のときつきあってたタカノ君は?古っ!・
(英介)あれ?君。
あっ。
あっああ。
どうも。
アハッハハハ。
食べないの?えっ?あっ。
アハハハ。
(アナウンス)「60分コースまもなく出航でございます。
ご乗船の皆さまいらっしゃいましたらお早めに3番窓口までお越しくださいませ」
(ため息)・
(歩美)理一君!
(歩美)ごめん。
フライト遅れちゃって。
あっ。
ごめん出ちゃった。
(歩美)あっごめん。
(二人の笑い声)
(英介)よし。
あっ!フジコフジコ。
あーっフジコ!
(英介)フジコ!
(衣咲・英介)頑張れー!フジコ!頑張れ。
フジコフジコ。
あっ何?何?ちょっと待って。
あっ。
えっ?えっ?
(英介)8番。
おっ来た!来い!来い!
(英介)フジコ!来いフジコ!フジコ!あーフジコ!頑張れ!きゃあー!アッハハ。
フジコ!うわーっ!やった!イエーイ!
(英介)ここの煮込みが食いたくてさ。
あっ。
変なとこつきあわせちゃったね。
全然!ストレス発散。
えっ?したくてもなかなかできなくて。
カラオケ行っても若い子とノリ合わないし。
何か新しいスポーツ始めるって年でもないし。
かと言ってこういうところもね。
彼氏と来ればいいじゃん。
言えなかったなぁ。
こういうところだけじゃなくて遊園地だったりラーメン屋だったり。
何かくだらないって思われてんじゃないかって妙に背伸びしちゃって。
女の子もいろいろ大変だ。
女の子?えっ?あっ。
ああいや。
ああねえ?年いくつ?えっ?理一が高校のときに教育実習行ってたっつったよね。
ってことは今32?あっ。
訂正するほどでもないですけど31です。
じゃあ衣咲ちゃんだ。
えっ?何て呼べばいいかなって。
俺32。
1こでも下だから衣咲ちゃんでいいよね?はい。
すいませんあとおでんで。
(ヒデ)はいよ。
(歩美)ホントにごめんね。
せっかく誘ってくれたのに。
もういいって。
っていうかこっちこそ代わりがこんなとこで。
(歩美)ううん。
こういうとこのが落ち着くし。
そう?
(歩美)あっ。
嘘つけって思ったでしょ?えっ?
(歩美)ぜいたくな女になったんだろうって思ってるでしょ?いやそんなことないよ。
(歩美)理一君は?俺?俺は相変わらず普通。
普通?社会に出たらそんなもんでしょ。
大人になったんだぁ。
あのころはさ理一君就職だって全然する気なさそうで。
何考えてんのか分かんなかった。
フッ。
いつと比べてんだよ。
言っとくけど俺もう3年目だよ社会人。
あの後すぐ映画監督なんてとっとと見切りつけました。
それ大人っていうよりオヤジだね。
フフフ。
あっ。
傷ついた?いや逆。
何か普通だなって。
そんなふうにまた歩美が笑ってくれるって思ってなかったから。
これでも結構頑張ってんだよ?えっ?ほら。
わたしふられてるから。
だから気まずくなったりしたらやだなって。
あっ。
自分で気まずい話題ふってるね。
あ…。
歩美。
あのさ俺ずっと気になってたことあってさ。
ん?兄貴のことなんだけど。
英介さんがどうかした?あっいや。
何か銀行辞めたらしいんだよね。
えっ?
(ヒデ)はい。
おでんお待ち。
熱いんで気を付けて。
はい。
転職ってわけでもなさそうでプラプラするとか言っちゃって。
それに相変わらず女関係もいいかげんで。
今も彼女と同棲してんだけどもめてるっぽいんだよね。
あれ絶対ほかにも女いるね。
って俺関係ないんだけど弟としてはちょっと気になっちゃって。
(英介)どうぞ。
あのーやっぱり弟さんいない間にわたし勝手に上がりこむのは…。
ああ。
ここねもともと俺の部屋だから。
今でも荷物ほとんどここにあるし。
ああ。
どうぞ。
あっじゃあ。
ああ。
ビールでいい?あっはい。
あっでも引っ越しするんですか?ほらさっき。
ああちょっとね。
羽しんどくて。
羽?はい。
どうも。
いやほら。
スズメとかインコとかああいう小さい鳥ってパタパタパタパタ絶えず羽動かしてないと落っこっちゃうでしょ?はあ。
じゃなくてフワーッと飛ぼうかと。
フワーッ?そう。
タカとかワシみたいに漂うようにゆっくりゆったり踊るように飛びたいんだよね。
ふーん。
ゆっくりゆったり踊るようにか。
ふーん。
まああいつのほうがでっかい鳥なのよ。
あいつ?ちょっと俺つまみ買ってくるわ。
えっ!?あっ。
いいですいいです。
ああ。
いいいいって。
近くだから。
じゃああのわたしも一緒に。
テレビでも見てて。
いやいやいや。
いやちょっと。
あのわたしも一緒に。
あ…。
はあー。
えー。
・
(ビデオの音楽)
(木田)「ああ。
ああ」「運命なんてあるわけねえだろそんなん」
(歩美)「あるに決まってるじゃない」
(木田)「その根拠は?」
(歩美)「タイミングよ」
(木田)「えっ?」
(歩美)「ナツコがね結婚するまでの10年間で彼氏がいなかったのがたったの3日しかなかったの」
(歩美)じゃあここで。
あっいいよ。
駅まで送るよ。
大丈夫。
道分かるから。
じゃあね。
あっでも…。
あっ。
あっ。
ちょっと兄貴に会ってく?ほら懐かしいでしょ?・
(理一)ただいま。
(ビデオの音声)兄貴?
(テープが出てくる音)あっ。
兄貴。
兄貴?ああお帰り。
ちょっと。
あなた何してんすか?あっああ。
暇だからテレビでも見ようかなぁと思って。
いやそうじゃなくて。
何…。
あれ?ああ!あっ。
わたし帰るね。
あああー!違うの違うの。
まあどうぞ上がって。
ねっ?ちょっちょっちょっ。
衣咲さん。
どういうことですか?あの今買い出しに行ってて。
買い出しって誰が?お兄さん英介さん。
はあ?あっ。
だからわたし彼の理一君の彼女とかそんなんじゃないの。
フフッ。
ねえ。
紹介してくれないの?はあ?だからわたしと彼女。
いやーする必要ないでしょ?だって会話できないじゃん。
だから会話する必要ないでしょ?知ってるもーん。
歩美ちゃんだよね。
えっ?あっどうも。
何かイメージ変わるなぁ。
スッチーなんていうとさぁ医者とか弁護士とかそういうのとつきあってんだと思ったら教習所。
いやいい意味でね。
いい子だなぁって。
っていうか男見る目あるかも。
彼今はこんなんだけど将来スピルバーグみたいになっちゃうかもしれないし。
いいよ映画監督。
目指してるだけでも格好いいよ。
ねえ?あっ彼女?英介さんと一緒に住んでるって。
あっいや。
そうでーす彼女でーす。
はあ?あっ。
わたし帰るね。
あっちょっ。
あっ。
もう。
歩美。
歩美!あのさ。
あの人いつもああで。
だから気にすることないから。
あっ。
っていうかあの人じゃないよ兄貴の彼女。
っていうか兄貴今日みたいに突然部屋に帰ってきてもしかしたら彼女と別れてるかもしれないけど。
どうしてそんなことわたしに言うの?
(ため息)・
(ドアが開く音)あっ。
とりあえず飲むか!とりあえず帰ってもらえます?もういいじゃん!飲もう飲もう。
帰ってください!気ぃ使って言ってんじゃん。
だってこないだ君言ってたじゃん。
君の周りにいる女の子はみんなお兄さんのほう好きになっちゃうって。
あれって彼女もそうだったりするんでしょ?関係ないでしょ?あなたには。
そりゃあそうだけど。
でも今わたし帰ったら君お兄さんと二人っきりだよ?それって何か気まずくない?第三者っていうかさこう他人がいたほうがさ少しは気が楽に。
他人なら帰れよ!何よ?それ。
人がせっかく。
やることなすこと全部余計なんですよ。
君のこと思ってのことじゃん。
ほら。
わたし彼女って思ったら歩美ちゃん英介さんとどうこうって思わないだろうし。
むしろチャンスだって思うでしょ。
あなたみたいな人が彼女だと思ったら。
フン。
どういうこと?普通そうでしょ?31のミセスブランドより25のフライトアテンダント選ぶでしょ?そうだよねえ。
中途半端に夢捨て切れずに見え張って生きてる弟よりちゃんといい大学出て銀行マンやって自分の好きに生きてる兄貴選ぶよねえ!いいじゃん!彼女が誰好きだってほかの誰好きだって関係ないじゃん!まあお兄さん好きってのはちょっと関係あるかもしんないけど。
はあー。
3年ですよ。
3年もずっとずっと引っ掛かっててずっと心のどこかにあって。
でも極力触れないように気にしないように鍵かけてきたのに。
何で何も関係のないあなたに土足でズカズカ踏み込まれなきゃなんないんですか!?何でこんな最悪な形で知らなきゃなんないんですか!?ああっ!わたしのことなら気にしなくていいよ。
ふられてだっさーいとか惨めーとか思ったりしないから。
むしろ仲間ができてうれしいって感じ。
分かったよ。
帰るよ。
そうしてください。
(ため息)ああー。
歩美?あー。
(一坂)先生。
次は?えっ?あっ。
じゃあ左折しましょう。
あっはい。
フフッ。
大丈夫ですよ。
リラックスして。
あっはい。
どうもありがとうございました。
またお待ちしてます。
(村上)理一。
あっはい。
(村上)お前そろそろ技能検定員試験受けろよ。
25歳から受験資格あるって知ってるだろ?お前も。
そしたら給料だってちょっとは色つけてやれっから。
このまま教官続けてくつもりならさ。
考えてみてくれ。
はい。
(歩美)冷たい!気持ちいいよ
(歩美)理一君。
ホントにこのまま就職しないで映画監督目指すの?
(理一)歩美うん?別れない?
(客)一つください。
(店主)はいいらっしゃい。
あーっ!実乃ちゃん。
ああっ!えっ?いた。
アハハ。
(幸平)実乃ちゃん。
イカはゲソまる身半身どれ?ゲソ!ゲソで。
オッケー。
(実乃)ありがとう。
ちょっと。
幸平君に誘われたんなら何でわたし呼ぶの?だってー!二人で夏祭りって何かデートみたいじゃないですか。
はあー。
でもほら。
四人だったら色気減るでしょ?四人!?あっ。
下手クソ。
すいません。
一つください。
(店主)あっいらっしゃい。
はいよ。
あー万札はちょっとねえ。
細かいのない?あっ。
じゃあ二つ。
二つ買うから。
ねっ?
(店主)二つねえ。
はい。
(店主)はいよ!どうも。
(店主)はいありがとう。
うん。
えっ?
(幸平)実乃ちゃん。
次風船とるよ。
風船?あっヨーヨーだ。
ヨーヨー。
ヨーヨー。
どれ大物狙うか。
フフフ。
見たよ。
君の卒業制作。
はっ?えっ?ちょっ何で?あっああ。
そうだごめん。
ちょっと成り行きで持って帰ってきちゃったの。
いや成り行きって…。
成り行きって何ですか?大丈夫大丈夫。
大丈夫。
ちゃんと返すから。
あっ。
教習所持ってくよ。
はあー。
ちゃんと最後まで見た。
フッ。
つまんなかったでしょ?ごめん。
いいですよ。
別に謝んなくて。
じゃなくてそうじゃなくて。
よく分かったから。
君が彼女のこと歩美ちゃんのことホントに好きだったって。
もう過去だよ。
あっ。
すいません。
(店主)はいありがとう。
あきらめんの?いや。
だってもう無理ですよ。
あきらめた瞬間終わっちゃうよ?いや。
っていうかそれ。
あなたももう無理ですよ。
わたしはあきらめないよ。
あきらめない。
あのー何を?人生を。
とりあえずキッズで頑張るか。
キッズ?えっ?ミセスじゃなくて?キッズ!やれることやるしかないでしょ。
いつまでも行き先迷って中央分離帯ウロウロしててもしかたないし。
それって俺に言ってる?全然。
わたしはいいと思うよ。
ほら。
わたしって悩んだらとりあえず突っ込んじゃえって人間だから。
ゆっくりゆったり。
ダメなときはちゃんと立ち止まってられる人がうらやましい。
ダメなときってどういう意味でしょう?すいません。
もう1個。
もう1個ずつください。
(店主)はいよありがとう。
よっ。
はい。
はいどうも。
・『東京』
(金田一)解雇ってあの解雇ですか?うわっ!?
(金田一)俺ここに置いてもらってもいいですか?2014/07/14(月) 14:57〜15:53
関西テレビ1
スローダンス #02[再][字]
「うっかりデート!」
詳細情報
番組内容
芹沢理一(妻夫木聡)は、高校生時代に教育実習に来ていた牧野衣咲(深津絵里)と再会。その衣咲は、ドイツに転勤した恋人・江上政之(勝村政信)と別れたばかり。江上の気持ちを受け取り損ねたと思い込んで落ち込む衣咲の手元には、江上が残したドイツ行きの航空券…と思ったのは勘違いで、実はディナークルーズのペアチケット。それを手にして号泣の衣咲。
一方、理一も学生時代の彼女・広瀬歩美(小林麻央)と再会して…。
番組内容2
理一は、衣咲を伴い、居酒屋『夢の蔵』へ。先ほどの涙はどこへやら、ケロッとした顔で飲み食いする衣咲に、理一は唖然。さらに、平気で理一の部屋のトイレを借用する衣咲。この人って…と呆れる理一に、衣咲はお礼のつもりか、例のペアチケットを渡した。暗に、歩美を誘ってみれば、とけしかけながら。翌日、小池実乃(広末涼子)と一緒に教習所に向かった衣咲は、ディナークルーズチケットのことを実乃に話す。女同士で
番組内容3
行きたかったという実乃に、さすがに返せとは言えないし…と告げる衣咲。そんな時、衣咲に会った理一は、指輪の忘れ物があったことを告げる。トイレを借りた時に洗面台に忘れたのだ。
実乃と一緒に理一のマンションに指輪を受け取りに行った衣咲は、ドサクサにまぎれて部屋に上がりこみ、あれやこれやの言いたい放題。と、そこに来客が…。歩美だ!と叫んで、理一を差し置き玄関に駆けつけた衣咲と実乃の前に現れたのは…。
出演者
妻夫木聡
深津絵里
広末涼子
小林麻央
田中圭
西野亮廣(キングコング)
蛯原友里
・
小泉孝太郎
藤木直人
ほか
原作・脚本
【脚本】
衛藤凛
監督・演出
【演出】
永山耕三
【プロデュース】
高井一郎
鹿内植
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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