(バイオリン)体育館に鳴り響くバイオリンの調べ。
今日の先輩は…川井さんのバイオリンの音色を使った授業が始まりました。
(川井郁子)体で感じたまま動くっていうのをちょっとトライしてみたいと思います。
授業のテーマは「体で音楽を感じて動こう」。
動ける人いる?でもいざやってみると戸惑ってしまいました。
さてどうなるか…。
小学校の思い出っていうとこのユーカリの姿が真ん中にあって…。
いつもこのユーカリの周りで遊んだり行進をして運動会の練習をしたりっていう思い出があります。
(拍手)川井さんの授業を受けるのは6年生の子どもたちです。
おはようございま〜す。
私の名前は川井郁子といいます。
この牟礼小学校の卒業生です。
今日持ってきたんですけどイタリアのストラディバリウスっていうストラディバリっていう人が作ったバイオリンであと2年で300歳になります。
298歳のバイオリンです。
その作曲家の中で言うとバッハ。
一番左の音楽の父ですね。
バッハが生きてた時代に出来た楽器。
楽器の最高峰といわれるバイオリンの音を生で聴いた子どもたち。
これから始まる授業に気持ちが高ぶります。
川井さんがバイオリンと出会ったのは6歳の時。
瀬戸内海に面した自然豊かな町で育った少女はその音色に夢中になります。
誰もほかにバイオリンをやってる子がいなかったのね。
バイオリンのケースを見かけた事もなかったしこの辺で。
で学校に持ってきて先生が発表の機会を下さったので演奏する事まで。
そしたら友達がすごく喜んでくれてすごくそのあとの自分の人生とか音楽をやっていく上での活動ですごく励みに力になってるなと思います。
その後東京芸術大学を卒業。
プロのソリストとなった川井さん。
今も独創的なステージで全国を飛び回っています。
一方ライフワークとなった世界中の子どもを音楽で励ます活動。
この写真はアフリカ・ウガンダの難民居住地を訪ねた時のもの。
この時強烈な印象を受けた出来事があります。
それが今回の課外授業を思いつくきっかけです。
その時にすぐに子どもたちがその音楽で踊りだしてすごいなって私の方がビックリしました。
あっこの人たちは体で音楽を感じてるんだなっていうふうに思ったのね。
今日是非みんなにそれをやってもらおうと思ってます。
最初の授業はスケッチブックを持って校外へ出ます。
やって来たのは学校の近くにあるため池。
バイオリンを弾きます。
ある曲を弾きます。
その曲から感じた事をその絵の中に一つ加えてほしいのね。
それは色でもいいしここにない動物でも何でもいいです。
これは本題のための予行演習です。
バイオリンの音を自由に感じてイメージを膨らませます。
(バイオリン)最初はただ風景を描いていた子どもたちですがだんだん音のイメージが浮かんできたようです。
光?あっうれしい。
飛行機が浮かんだ?ホント?飛んでる感じもあるかもね確かにね。
赤く色づいた山並み。
空を飛ぶ音符。
さまざまな生き物も出てきます。
どれも一つの音楽から生まれた絵です。
皆さん作品こっちに向けて見せてもらっていいですか?同じ色鉛筆でもこんなに個性的にホントに想像力もすばらしいしきっとそこに音楽が色だったり動物だったり。
何かで表現してくれたと思うんだけどすごくそれが伝わる絵が多くてうれしかったです。
見えない音のイメージを風景に加えて描く事で一人一人の自由な発想が引き出されてきます。
感じたまま動くっていうのをちょっとトライしてみたいと思います。
いろんなバリエーションあるよね。
あるよね。
もうどれを使ってもいいからちょっと動ける人やってみてくれるかな?動けるかな?じゃあちょっとみんな立って。
立って。
恥ずかしがらないでよ!動ける?動ける人いる?子どもたちの自主性に任せようとした川井さんですがなかなかうまくいきません。
じゃあ足踏みしながら手は別の事やれる?ようやく子どもたちは曲に合わせて動き始めました。
しかし「感じたまま動く」というのがみんななかなか飲み込めないようです。
行進になっちゃった…みんな行進になっちゃった。
行進になっちゃった!もっと自由にやっていいのよ。
難しいねどうしましょうね。
どうやら川井さんの予想していた事が外れたようです。
川井さんは子どもたちの反応に戸惑っていました。
川井さんは授業のやり方を変える事にしました。
私の作った曲でみんな動いてもらえたらと思って今日は用意してきました。
ちょっとイメージしながら聴いてみて下さい。
一曲通して聴きイメージを作ります。
ここまでは昨日と一緒です。
(バイオリン)しかし今日は子どもたちの自由な動きを引き出すためにヒントを出します。
最初に分解して聴いてみようかなと思います。
じゃあまず私のメロディーだけ一部弾いてみるね。
メロディーだけ弾くと…。
音の高さが変化していくメロディー。
これが1つ目のヒント。
これがメロディー。
そして次リズムだけちょっと聴いてみようと思います。
2つ目は…打楽器の音がずっと鳴り続けている事にみんな気付いたようです。
これがリズムね。
もう一つハーモニー。
これず〜っと曲中を支えてくれているんですけどそれもちょっと聴いてみようと思います。
そして3つ目は…音が重なって生まれるハーモニー。
曲の明るさや暗さを表現しています。
この3つで3つが重なって今みたいな曲になってます。
今日はその要素をそれぞれの要素を感じながら体で表現してもらえたらなと思います。
川井さんから体を動かすヒントをもらった子どもたち。
グループに分かれて練習します。
リズムの動きを考えるチームとメロディーの動きを考えるチーム。
ハーモニーの動きはどのチームもそれぞれ考える事になりました。
こちらはリズムチーム。
みんなで一緒に考えると次々といろんなアイデアが浮かんできます。
(ざわめき)同じリズムでもこちらは手拍子や足のステップが中心です。
一方のメロディーチーム。
メロディーの調子が変化していく様子を滑らかな動きで表現していきます。
メロディーの動きを作る時欠かせないのがチームワーク。
最初からせ〜の!ターターターターター…。
しかしなかなか息が合いません。
止まるんだよ途中で。
せ〜のハイハイ…。
せ〜のハイハイ…。
パンパンパン。
いくよ!せ〜の。
ハイハイ…。
チームが一体となって音のイメージを作り上げます。
どうまとまってきた?やってみて。
121234。
いろんな事使っててすごいいいじゃない!見てて楽しい。
最後ね…どうしよっか最後。
最後のポーズ。
最後どんな形で終わるんだっけ?ああ〜いいじゃない。
体の形はどんな感じなの?最後。
手拍子で終わってるんだ。
手拍子の位置も考えればいいんじゃない?統一すると格好いいよ。
男の子はこっちとか女の子は上とか。
朝から練習を始め既に2時間。
ようやくみんな納得いく動きができるようになりました。
いくよいい?1234。
手の動きとか。
リズムやメロディーが仕上がると今度はハーモニーの動きです。
楽器のまねをしてどんな動きになるんでしょうか?いくよ。
せ〜の!ブラスバンドが行進していくイメージでハーモニーを表現します。
浮かんだ?いいじゃない。
アイデア出てきた?バイオリンのまねするの?ここで?いいんじゃない。
いいと思うな。
まねっこしながらみんなで寄ってくる。
パレードしながら。
あっいいんじゃない。
練習もいよいよ終盤。
川井さんを交えて動きを確認します。
12345678。
1234567。
あっいいじゃないいいじゃない。
いい!最初うず巻きで後半これね。
1234。
この子どもたちっていうのはグループになって仲間と一緒にやるっていうそういう体制になった時にそこで初めて自分の意見とか人の意見を自分なりに解釈して作っていくっていう。
何かそういうチームが出来た時に初めて音楽を体で表現する手段を持ってそこから自分の音楽で感じる事を生き生きと表現できるんだなと思って。
チームワークのよさっていうかね相乗効果でものが出来上がってたりするんだなっていうのを感じましたね。
おお〜面白いアイデアだね。
牟礼小学校のシンボル校庭のユーカリの木の下にみんなが集まりました。
私も牟礼小学校でずっとこのユーカリの木に見守ってもらって育ちました。
是非この曲をユーカリの下でやってみましょう。
いよいよ2日間の授業のまとめ。
音楽を体で感じみんなで考えた振り付けで踊ります。
1234。
(バイオリン)
(子どもたち)イエ〜イ!イエ〜イ!すばらしい。
(拍手)すばらしかった。
頑張ってねみんな。
校庭いっぱいに自由な音が踊りが広がりました。
瀬戸内の海に届くほどに。
ユーカリの木の下で。
2014/07/14(月) 12:25〜12:50
NHKEテレ1大阪
課外授業 ようこそ先輩「音楽を体で感じよう!〜バイオリニスト 川井郁子〜」[解][字][再]
先輩はバイオリニストの川井郁子さん。先年ウガンダの難民居住地で、川井さんは音楽に自由に反応する子どもたちを見て感動した。その音楽の楽しみ方を、後輩たちに伝える。
詳細情報
番組内容
今回の先輩はバイオリニスト・川井郁子さん。「音楽を体で感じよう!」。先年訪問したウガンダの難民居住地でバイオリンを弾いたとき、その音楽に反応し、地元の子どもたちは自然に踊りだした。音楽を自由に楽しむ姿に感動した。そんな楽しみ方を後輩たちにも伝えたい。川井さんは、ふだんのステージとは一変し、子どもたち一人一人に語りかけるかのように、バイオリンを弾きながら、飛んだり跳ねたり、ステップを踏む。
出演者
【出演】バイオリニスト…川井郁子,【語り】平岳大
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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