こんどこそめでたしめでたし。
これは「論語」という本のいちばんさいしょに書かれている孔子の言葉です。
「論語」には孔子とその弟子たちが交わした言葉などがやく500しょうにわたって記されています。
では今の言葉で聞いてみましょう。
「さまざまなことをべん強してつねにふくしゅうすること。
これほどうれしいことはないよ。
友だちが遠くから来てくれた。
これほど楽しいことはないよ。
人がわたしの才のうを知らないとしてもふまんをいだいたりしない。
それが教ようのある人というものなのだよ」。
孔子は今からおよそ2,500年前の中国の魯という国でせいじ家として学しゃとして活やくしました。
また孔子は自分のじゅくで弟子たちに教えをとく先生でもありました。
あるとき弟子の子貢が師と商というふたりの弟子のうちどちらがすぐれているのかと孔子にたずねます。
「弟子の師と商はどちらがすぐれていますか?」。
「師はどが過ぎているし商のほうはまだ足りないね」。
「ならば師のほうがすぐれているということですか?」。
「どが過ぎているというのは足りないのとけっきょく同じなのだ。
やり過ぎはよくないということではなくて何ごともちょうどよいバランスがとれているのがたいせつなのだよ」。
おい。
まじめにれんしゅうしろよ!だいじょうぶだって!・「フフンフンフンフン」あっ!バッターアウト。
あっちゃ〜!ファ〜。
いつまでやってるの?いいかげんにねなさい!もうちょっと。
ハァハァハッ!バッターアウト。
(ふたり)なんで?「論語」は2,500年たった今でもたくさんの人に読まれつづけています。
そして「論語」の中にとう場する孔子の言葉はかく言として今でも生きていてよくつかわれています。
たとえば…。
「かこのものをよくべん強してそこから新しいはっ見をする」。
「一つのことを聞いただけで十のアイデアを思いつくことができる」。
「やらなければならないことを目の前にしながら何もしないのは勇気がないことだ」。
またあるとき子貢は人はどう生きていくべきかを孔子にたずねました。
「ひと言で言うと一生やるべきこととはなんでしょうか?」。
「それは恕。
つまり思いやりじゃないかな。
自分がしてほしくないことは人にしてはいけないよ」。
ヘヘヘヘヘヘ。
ヘヘヘヘッ。
ぼうしも〜らい!ヘヘヘ。
かえしてよ。
ぼうしも〜らい!あ…。
かえしてよ久作くん!あ…。
はいごめんね。
うん…。
数多くのかく言や名言をよにのこし孔子はせい人としてそんけいされ今も多くの人の手本とされています。
孔子は生まれつきのせい人ではなくて一生ひたむきなど力をしつづけた人でした。
そんな孔子の人生をあらわしたのがこの言葉です。
「わたしは15さいで学問を志し30さいで自立した。
40さいであれこれとまようことが無くなり50さいで自分のうん命を理かいした。
60さいでどんない見にも耳をかたむけることができるようになり70さいで心のおもむくままに行どうしても道をふみ外すことは無くなった」。
2014/07/14(月) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
おはなしのくにクラシック「論語」[解][字]
2500年も前に生きた孔子の言行録。人の道を説いた含蓄ある言葉の中から、有名なフレーズをいくつか紹介する。
詳細情報
番組内容
2500年も前に生きた孔子の言行録。人の道を説いた含蓄ある言葉の中から、有名なフレーズをいくつか紹介する。嶋田久作が孔子にふんして「論語」の有名な言葉を朗読! 「過ぎたるはなお およばざるがごとし」「三十にして立つ」など、あの名言も論語がルーツだった!
出演者
【出演】嶋田久作,【語り】小林ゆう
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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