2014FIFAワールドカップ[SS] 2014.07.14

生字幕放送でお伝えしています28年越しの夢はあと一歩のところでついえることになりました。
≫延長120分の戦いを制したのはドイツ。
アルゼンチン準優勝のメダルの授与が行われています。
南米勢最後の砦ということになった決勝。
アルゼンチンはあと一歩のところで南米開催での南米勢の優勝という歴史は途絶えることになりました。
岡田武史さんそして福西崇史さんの解説でこのゲームをお伝えしてきました。
選手たちに続いてサベーリャ監督が表彰に加わりました。
岡田さんサベーリャ監督の手腕も見事だったと思いますが。
≫やはり、予選で苦戦しているとき引き受けてやり方を現実的にメッシ中心のやり方に変えそして、ここまできたんですから。
大したもんです。
≫そしてチャンピオンの表彰が始まります。
延長後半に出血して一時、ピッチを離れて、そのあとピッチに戻った直後にドイツの決勝ゴールが生まれました。
そのシュバインシュタイガー。
列の先頭に立ってこれから表彰に向かいます。
まだ傷が痛々しいシュバインシュタイガー。
守備に、そして攻撃に3回目のワールドカップでついにトロフィーに手をかけることになりました。
ドイツのメルケル首相がこの表彰式に加わっています。
決勝点をアシストしたシュルレの姿もあります。
クローゼがいます。
4回目のワールドカップ24試合16得点という記録を残しました。
そして、決勝点のゲッツェ。
ゲッツェは東西ドイツが統一されたあとに生まれた世代。
統一ドイツとして初めての優勝に決勝点で貢献することになりました。
4回のワールドカップを戦ったクローゼからそして、初めてのワールドカップを戦ったゲッツェ。
そして、キャプテンとしてチームを束ねたラーム。
岡田さん、過去さまざまなワールドカップのチームがありましたが歴代の優勝チームの中でも何か、ひときわ完成度という面では高いものを思わせるチームでしたね。
≫まあサッカーの完成度。
レベル高いですよ。
でも、超スーパースターがいない中でね。
非常に組織として完成されたサッカーをやっていたと思いますね。
≫メダルが渡されていよいよ歓喜のときを迎えようとしていますドイツ。
24年ぶりにワールドカップトロフィーがドイツへ。
20回目のワールドカップのチャンピオンに輝いたドイツ。
5回目の南米での開催となったワールドカップで初めてヨーロッパのチャンピオンが誕生することになりました。
その名は、ドイツ。
ラーム主将の手にワールドカップトロフィーが手渡され喜びを爆発させたドイツ。
見事な優勝でした。
ドイツに黄金の輝き。
常にワールドカップで上位に食い込みながらこのワールドカップトロフィーに24年間遠ざかってきましたドイツ。
7試合戦って引き分けが1つ。
6勝1引き分け。
ワールドカップ通算このゲームが106試合目。
世界最多。
そして、得点も224。
どの国よりワールドカップで得点を刻んできたドイツ。
ドイツがワールドカップの主役に完全に戻ってきたそんな大会だったかもしれません。
大会が幕を閉じようとしています。
270。
今大会64試合を戦って171ゴール。
最後にゲッツェのゴールが生まれて171ゴール。
現在の大会形式になって最多のゴール数を記録しました。
大会の得点王には、コロンビアのハメス・ロドリゲスが6得点で輝きました。
セレモニーもフィナーレを迎えてなんと美しい光景でしょうか。
コルコバードのキリスト像がマラカナンの花火を何か静かに見つめているような印象です。
1950年の開催以来2度目の、ブラジルでのワールドカップとなった今大会。
ドイツの優勝、そしてアルゼンチン準優勝。
3位、オランダ。
そして開催国ブラジル、4位で大会の幕を閉じました。
日本は今大会1次リーグコートジボワールそしてコロンビアに敗れてギリシャとは引き分けて勝ち点1で、1次リーグでブラジルを去ることになりました。
花火が何発打ち上がったことでしょうか。
リオデジャネイロのマラカナンスタジアム。
クローゼは今、特別な思いに何か、感慨に浸っているような。
すごいですね…。
≫98年ワールドカップの決勝を見て終わってすぐ、出たんですけどシャンゼリゼに10分で100万人の人がいて通れなかった。
あれを見たときにサッカーの世界ってすげえなと。
いつか、立ってみたいと思っていたのを改めて思い出しました。
まあ、僕なんかの世代じゃないでしょうけど日本の若い子どもたちにいつかこの場に立ってみたいっていう夢を持ってもらいたいですよね。
≫この舞台に立つことはこれは簡単なことではない。
もう、長年、何十年のスパンで考えなければいけない。
簡単に、たどり着ける場所ではないことは今大会、ブラジルの敗退がありあるいは前回の優勝チームスペインの早期の敗退がありイタリアも決勝トーナメントにも届かなかった。
こうした事実も踏まえながらしかし挑戦を続けなければならない。
≫一番大事なことはこうなってみたいっていう気持ち、そういうものを持つことだと思います。
夢を持つことだと思いますね。
≫難しいからこそ目指すところであって。
そして、みんなの力で目指すものであって。
そういうものをね、しっかりと国として目指していきたいなというふうに思いますよね。
≫準決勝で開催国のブラジルがドイツに7対1で敗れました。
福西さんとその試合をお伝えしましたが福西さん、スコアどおりの実力差があったわけではない。
しかし、何か違いがあったということだったんでしょうね。
それがすべてのチームにいえるかもしれませんが。
≫本当に試合の勝敗もそうですけどもどうやってチームで勝ち取るかというところ。
ちょっとした差で、ですがそれが、大きな差にもなる。
少しずつのことを積み重ねていくということがとても大切だなと思いましたね。
≫岡田さん、いかがですか。
≫正直、客観的な力を見たらドイツのほうがかなり上だったかもしれない。
チームの完成度福西さんが言っていた総合力という意味では。
ところが、勝負っていうのはまた、別ですよね。
みんなは、やっぱり総合力を上げていく努力をしつつもその場、その場の勝負に勝つ手立てをやっていかないといけない。
両方やらなきゃいけないってことだと思いますよね。
≫夢を諦めずそして、挑戦を続けた者だけに栄冠は訪れるのかもしれない。
何か、ドイツの優勝そして、そのほかのチームの頑張りワールドカップはそういうことを教えてくれたような。
≫本当に、今回、いろんな試合で感動をさせられましたね。
≫決勝戦、岡田武史さんそして福西崇史さんとともにお伝えしてきました。
お二方、どうも大会中長い間、ありがとうございました。
≫ありがとうございました。
≫すばらしい試合でした。
♪〜≫2014FIFAワールドカップ決勝ドイツ対アルゼンチンは1対0でドイツが勝ち、6大会ぶり4回目の優勝を決めました。
≫ではその試合のハイライトです。
延長戦に入って延長前半の1分。
まず、ドイツがビッグチャンスシュルレ。
これ、早野さん、延長に入ってまた息を吹き返したかのように。
≫でもキーパー乗ってるのでなかなか決まる気がしなかったでしょう。
≫そして延長前半7分アルゼンチン、パラシオ。
ノイアーも立ちはだかりました。
そして延長後半8分。
途中出場のゲッツェ。
22歳が貴重な、大きな優勝を手繰り寄せるゴールを決めました。
森島さん、このゴールはいかがでしたか。
≫サイドからシュルレも、いいボールを上げて。
ゲッツェが本当に落ち着いて胸トラップからいいシュートでした。
≫そして、もう試合終了間際には激しいぶつかり合いがあって。
ドイツが、この死闘を制して優勝を決めました。
メッシのもとにワールドカップは届かなかったわけですが早野さん、改めてこの試合の印象。
どんな感想をお持ちですか。
≫試合前に予想してた自分が恥ずかしいぐらいね。
やっぱり優勝するための戦いがピッチのそこら中にあって。
どこにも気が抜けないっていうね。
最後のところでドイツが点を取りましたがシュルレの走力がまだあったということとゲッツェ、1枚しかいないんですよ。
そこに合わせた集中力。
そして、それを決めた一瞬の力。
これは目に見えないものでアルゼンチンの戦い方もすばらしかったと思いますしね。
点は1点ですけどものすごい、いい試合を見させてもらったなという印象ですね。
≫では、ここで勝ちましたドイツのミュラー選手の試合後のインタビューが入ってきました。
≫ミュラー選手、優勝です。
おめでとうございます。
≫なんて言ったらいいのか…。
分からない。
不思議な感覚です。
信じられないです。
すごく厳しい戦いでした。
ただ、チームとして全員でこの結果を出しました。
すばらしいと思います。
マリオ・ゲッツェがシュートしてくれて本当によかったです。
みんなで事前にやってたようにそして、交代で入って、すぐにゴールするなんて、すごい。
チームとしては最初から言ってたことなんですけどやれると言ってました。
そして、ここに優勝で立っています。
≫みんな、言ってました。
チームスピリットがすばらしかったといいます。
それは、所属チームが違ってもそうでしたか?≫いや、最初のトレーニングキャンプのときからとてもすばらしいチームだなと思いました。
トランプゲームもあまりやらなかったので、キャンプ中は。
つまり、全然退屈していなかったということです。
つまり、みんなで理解しあってそして、優勝したから、いいや!≫続いては、敗れましたアルゼンチンマスケラーノ選手のインタビューです。
≫マスケラーノ選手今のお気持ちは?≫ちょっと、説明するのは難しいです。
最後の最後に、ちょっと運がなかったと思います。
私たちはできる限りのことをやりました。
そして、できる限りチャンスをものにしようと思いました。
肉体的にも展開のギリギリまでやりました。
だけど残念ながらほんの5分の差で負けてしまいました。
それはそれとして私は個人的にはこのすばらしいチームの一員であったことを誇りに思います。
とてもつらいです。
私たちは本当にこのワールドカップをアルゼンチンに持って帰りたいと思っていたんです。
それで私たちはできる限りのことをしてこれ以上のことはできないぐらいにアルゼンチンを代表して頑張ってきました。
今日は、このような結果になってしまいましたけれどとてもそれがつらいです。
私たち自身のためにもそれから、アルゼンチンで見ていてくれた方々そして応援してくれた方々にとっても申し訳ないと思います。
あなた方のことはとても評価されていたと思います。
でも、とてもつらいです。
これは、私たちにとってすごいチャンスだったのに。
でもサッカーというのはこういうものです。
だから今は、胸を張って頭を上げてそして、この痛みに耐えなければいけない。
それしかないと思います。
≫ときに2週間ぐらい前にはロッカールームで何かうんざりだとおっしゃっていたというふうにも言われていますけれども。
≫いや、そんなことはないですよ。
落ち着いて、みんなやってきたと思います。
だけど、結果はこういうふうになりました。
そして、我々は精いっぱいのことをやったのでこれ以上のことはできません。
最終的には、やはりちょっと運が足りなかったのかなと思いますワールドカップを手にするには。
≫森島さん、すべてを出し尽くしたというマスケラーノ選手のインタビューでしたけれども。
≫今日の決勝戦を見ても120分間両チームの選手たちが諦めない姿勢というのがね。
本当に勝ちたいというのが出てたゲームだったなという感じがしましたよね。
≫そしてメッシ選手のゴールにも注目が集まりましたが結局得点王はコロンビアのロドリゲス選手。
6得点で輝くということになりました。
早野さん、これで南米大陸で行われたワールドカップで初めてヨーロッパ勢が優勝、ドイツの優勝ということになりましたけれどもね。
≫結果としては南米で続いていた南米勢の優勝というのは途切れましたけど。
優勝の価値というのはものすごい重いんだなという試合を僕は感じましたし。
こういう経験をした国はまた、さらに優勝を狙えるそれだけの感覚を身につけてしまった。
うらやましいなと思いますね。
ですから、日本が、やっぱり決勝トーナメントにいってその経験をしない限りこの場には立てないんじゃないかという感じです。
≫どうでしょう、2010年ではスペインがあのパスサッカーで魅了して今回はドイツが何か戦術を超えたような強さを感じたんですが。
大会全体を通した印象お二方、ひとことずつ。
≫いろいろあると思いますけど僕はメンタルの強さが前提にないと戦えないなという印象を持ちました。
≫森島さんは?≫いろんな試合でスピード感が重要になってくる感じがしました。
≫このあと、ドイツの優勝がどうサッカー界をさらに盛り上げていくのか楽しみにしたいと思います。
2014/07/14(月) 07:00〜07:15
NHKEテレ1大阪
2014FIFAワールドカップ[SS][字]

ジャンル :
スポーツ – サッカー
スポーツ – オリンピック・国際大会

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