グッと!地球便【NYで活躍…世界最高の評価を受けた帽子デザイナーの息子へ】 2014.06.29

実は腰痛のほとんどが原因不明だった?さらに日常生活で腰痛を軽くする驚きの方法も明らかに。
必見ですね次回お楽しみに。
(山口)さあ今回の地球便は東京とニューヨークをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先はアメリカ東海岸の巨大都市ニューヨーク
常に新しい流行を生み出し続ける最先端の街ニューヨークで帽子デザイナーとして奮闘するひとりの日本人がいます
フルハンドメイドで生み出される帽子は大胆かつ斬新。
2008年には世界最高峰の帽子コンテストでグランプリに輝きました
(寛久さん)そりゃ売れるのは…。
それじゃ全然…。
帽子を作り始めて11年
デザイナーとして高い評価を得るようになった一方で生活は依然不安定なまま
そんな息子に日本の両親は…
デザイナーとしての理想と生活をしなければならないという現実
葛藤を抱える息子は両親からの届けものに何を思うのでしょうか?
こんにちは〜。
どうもはじめまして。
『グッと!地球便』の山口と申しますどうもお世話になります。
今日はお世話になります。
よろしくお願いします。
(母)よろしくお願いします。
息子さんの寛久さんがニューヨークで帽子のデザイナーをやってらっしゃると。
元々日本にいらっしゃる時から…?少しやってた…。
(父)少しはやってたんですけどあんまりは見えなかったです。
こっちには。
そうですか。
どうですか最初ニューヨークに行かれるとお聞きした時ってお母さんどうでした?どうだったっけな…。
ご心配とかそういうのなかったですか?でも自分が好きで行ったから何あってもいいな〜なんて思って。
男だしねどんどん…。
あの子は大学で生産工学部っていう学部に入って勉強してたんです。
それで帽子の世界という事でよく関連付けが分からなくてなんで帽子なのよっていうそういう感覚があったんですよね。
なぜそれが…人生をかける…生業とするものが帽子だったのかなっていうのがお父さんお母さんもまだちょっと謎の部分が。
ハッキリ分からない。
だからその本人の思いというのを今回ちょっと…。
楽しみで。
お聞きしたいと思いますけど。
じゃあ見てみましょうかね。
はいお待たせしました。
さあそれではいってみましょう。
寛久さんニューヨークですグッと!
成功を夢見る人々が才能とアイデアを携えて世界中から集まるニューヨーク
常に最新の流行を発信するこの街から数々のムーブメントが生まれました
グラフィティと呼ばれるこうしたアートもニューヨークが発祥です
マンハッタンの南部にある築100年のアパート
ここに寛久さんのアトリエ兼住居があります
(スタッフ)どうもはじめまして。
『グッと!地球便』です。
よろしくお願いします。
寛久さんですか?お願い致します。
お願いします。
どうぞ。
作業中ですけど…。
(スタッフ)わすごいですね帽子が。
帽子だけはいっぱいあります。
(スタッフ)たくさんあって。
これ全部売り物ですか?ここ来てお客さんが…。
寛久さんが…
ラインナップはハットが中心で価格は1つ3万円前後
日本の百貨店やセレクトショップでも販売されています
既存の概念にとらわれない独創的なアイデアは寛久さんならでは
(スタッフ)えっ!?ちょっとこう…何ですか…昔の水に濡れたら粘着が出るみたいなそれを使って…。
まあいないとは言い切れないですけど…。
(スタッフ)その奥の何すか?これはですねイギリスの帽子業界の専門誌があるんですけど…。
透明のビニールで作って中が見えるようにして中が見えるだけじゃつまんないから色んな色の糸をぶち込んだっていう。
全く1人でやってきてるんで無名なんですけど…。
2008年に開催されたこの雑誌のコンテストで寛久さんの帽子が日本人として初めてグランプリを獲得。
表紙を飾りました
(スタッフ)今日は何を作られるんですか?今は…。
(スタッフ)皆さんそういう作り方なんですか?そうですね。
帽子職人と言われている人は大体。
だから材料はある程度決まってるっていうか。
1枚5千円ほどの帽子専用の生地
これをいかにオリジナルの帽子に仕上げていくかがデザイナーの腕の見せどころ
まずはフェルトの生地に高温のスチームを当てます
生地には糊が含まれていて水分と熱を加えることでその糊が溶け柔らかくなります
帽子の形を決めるのは寛久さんがデザインした専門の木型
30種類ほどを使い分けています
全体が柔らかくなったら木型に被せて手で伸ばしながら成形。
繊細かつ力のいる作業です
うわ〜そうやって作っていくんだ。
機械だったらこんなの一瞬でプレスでおしまいなんですけど…。
フルハンドメイドの帽子作り
デザインから販売までたった1人で手掛ける寛久さん
作れる帽子の数は多くても年間600個ほどだと言います
フェルトの糊が固まるのを待つ間に別の作業へ
こちらの麦わら帽子のフチにレザーのヒモを編み込んでいきます
その長さ8m
後半この引っ張るヒモがどんどん少なくなっていくんでそれが唯一の楽しみです。
編み続けること2時間
はい完成で〜す。
(スタッフ)すごい手間暇かかってますね。
あれほんとにいいのかな…みたいな。
ふぅ…疲れました。
大学では生産工学を学んでいた寛久さん
卒業後そのまま会社に就職することに疑問を感じ具体的な目標もないままニューヨークに渡りました
そんな彼が帽子作りを始めたのは意外な理由からでした
何かないかな〜と。
靴は難しそうだな〜と。
でふと見た時に…。
あれイケんじゃないかな〜と思って。
生活のために始めた帽子作り
全くの…
その後…
実家で帽子デザイナーとして本格的に活動する準備を進めました
そんな息子の選択に当時高校の校長先生を勤めていたお父さんは…
僕はその何か1年だか半年だか忘れましたけどその日本にいた期間…。
あまりにも…。
仕事を終えると寛久さんは橋を渡ってマンハッタンからブルックリンへ
うわ〜ニューヨーク似合うな〜。
訪ねたのは1軒の美容室
(スタッフ)こんばんは。
(祥子さん)あどうも。
お疲れ様です。
(スタッフ)はじめまして。
どうもはじめまして。
仕事を終え寛久さんが向かったのは1軒の美容室
(スタッフ)こんばんは。
(祥子さん)あどうも。
お疲れ様です。
(スタッフ)はじめまして。
どうもはじめまして。
嫁の祥子です。
(スタッフ)もうお仕事は終わられて?今ちょっとそうですね…しめの作業をしてます。
美容師の祥子さんとは日本に戻っている頃共通の知人を介して知り合いました
遠距離恋愛の末4年前に結婚
こうしてよく2人でバーに来て互いの仕事の話をするそうです
つまんない思いをさせることも多いんじゃないかなとか思うけどあんまそういうのは感じずに日々を楽しんでくれてるんでありがたいですね。
何かすごい…。
いいこと言うね。
俺が勝手に思ってんのは将来普通に…。
翌日やって来たのはマンハッタン南西部のチェルシー地区
世界で活躍する有名アーティストたちのギャラリーが集まっています
何だかんだで散歩がてら…。
ハイレベルなんでこの辺のギャラリーは全部。
色使いとか雰囲気がすごいいいから。
こういうとことか…こうなっちゃったのかもしんないけど…。
センスだと思うんですよね。
やっぱり…。
そら売れるのは…。
それじゃ全然…。
売れなくても周りはこう…「これかっこいいよ」って言ってくれたら自信になりますね。
だけど一方で生活をしないといけないんで。
しょうがないですけどね。
自宅へ戻ると新作のキャップ作り
材料はレザーとアルパカの生地
デザイン画も型紙もなしでいきなり裁断していきます
頭の中であるんだ設計図がね。
(スタッフ)ハハハ…。
その場その場で考えながらの作業
ツバの取り付けにはジーンズに使われるリベットという小さな金具を使うことにしました
このツバのクチャクチャしてんのが良かったなっていう…感じですね。
これをですね…そっちでちょっと明るい所で。
続いて昨日途中まで作ったフェルトの帽子を取り出し何かを塗り始めました
これをですね…そっちでちょっと。
昨日途中まで作ったフェルトの帽子を取り出した寛久さん
(スタッフ)何か僕の知ってるニスとちゃいますね。
へぇ〜。
ニスがいっぱい染み込んじゃって濃くなってる所と薄くのって薄い所が何となく混ざるんですよ。
ちょっと面白いんですけどね。
寛久さんにしか生み出せない帽子がまた1つ
へぇ〜不思議これ。
帽子デザイナーとなって11年
独創的かつ大胆な発想で世界にその名が知られるようになった寛久さん
37歳になった今同じ年齢の頃のお父さんと自分を重ね合わせて思うことがあるそうです
例えば去年よくてもいっぱい買ってくれるお店が買ってくれなかったら今年はもう年収ガクンと減っちゃうとか。
多少やっぱり…。
ハハハハ…。
はぁ〜。
へ〜わ〜。
すごくあの…帽子の世界ではああいう賞も頂いたりとかっていう世界でやってらっしゃる寛久さんなんですけども。
あの…やっぱり社会人になったなっていうそんな感じがしますね。
お父さんとのちょっと距離感みたいなそんなお話が実際ああいうのはやっぱあったわけですか?気持ちの中にあったんだろうと思うんです。
お父さんの?直接僕は言葉では言わなかったんですが多分伝わっちゃってたのかもしれませんよね。
雰囲気がね。
と同時にご本人も多分親父から見たら俺今何やってんだろと思ってるんだろうなっていう意識があったからご自身の中でそれを過剰にしてしまってたのかもしれないですよね。
お子さんの時っていうのはどういう子だったんですか?その手先の器用さとか。
そんな器用じゃ…。
玉どめですかできなくて私に「どうやって玉どめすんの?」なんて…。
裁縫の玉どめですか?
(母)最後の…教えてあげたりして。
今帽子全部とまってますかね?よくやってるなと思って。
(笑い)分かりました。
お届けものこの後させて頂いてるとこ引き続きVTRご覧頂きたいと思いますので…はい。
引き続き行きましょう寛久さんニューヨークですグッと!
この日寛久さんは奥さんと一緒に自宅近くのレンタルスペースへ
ここで1日限りの展示会を開きます
目の肥えたニューヨーカーに自分の帽子を知ってもらう絶好のチャンスです
(スタッフ)購入される言うてましたね。
これを。
そう…あっさり。
(スタッフ)何か値段は手頃やって言ってましたね。
まぁちょっとそれはビックリしましたね。
(笑い)来て頂いた方にはみんな喜んで頂けたんで。
流行が目まぐるしく移りゆくこの街で常に挑戦を続ける寛久さんに日本の両親から届けものです
(スタッフ)日本のご家族からお預かりしております。
えぇ〜!何ですかこれは。
ニューヨークで帽子デザイナーとして奮闘する寛久さんに日本の両親から届けものです
(スタッフ)お預かりしておりますので。
えぇ〜!何ですかこれは。
おっ…。
あっ純米吟醸一番うまいですからね。
あら!へぇ〜あれ?これは。
母ですか?おぉ〜。
上達しましたねここの感じが…ハハハ。
でこちらがあっ…鯉川。
おぉ〜。
あぁ…面白いですね。
届けものはお母さん手作りのぐい飲みと日本酒
横山家が家族揃った時に飲むお酒です
瓶にはお父さんからのメッセージが
「今度ゆっくり仕事の話を飲みながら聞かせて下さい」
仕事の話はあんましてないっすからね。
意外とね僕より父はこういうのが上手いんですよね。
シャレた…。
(母)えっ飲んじゃうの?ああいいっすね…ちょっと。
あぁ〜。
いや〜ききますね。
これはいいですね。
むしろ僕の方が「仕事の話を聞かして下さい」かもしんないですね。
したら自分に有意義な…話が聞けるんじゃないかなと思います。
成し遂げてますから向こうは。
お願いしますハハハハ…。
あぁ〜。
いつも家族で集まった時に。
そうですね。
飲んでたお酒ということですか。
逆に返ってきましたね。
話を聞かして欲しい。
どうですか?お父さん。
今悩んだりなんかしてる部分っていうのをしっかり受け止めてさらに悩んでそれで頑張ってやって行けばそれなりに結論がちゃんと出てくるんじゃないかなって感じがしますはい。

(岡崎)これ素敵です。
(奥野)もうね私これ大好きなんですけど。
2014/06/29(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【NYで活躍…世界最高の評価を受けた帽子デザイナーの息子へ】[字]

海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽ニューヨークで帽子デザイナーとして活躍する息子へ▽世界最高の評価を受けた帽子作り…疎遠だった父からの届け物に息子は?

詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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