私は悩んでいました。
これから進むべき道について
兵庫県北部の山奥
朝が来ると書いて朝来。
ここが私の古里
都会の人から見れば何もない町かもしれませんが手付かずの自然が何よりの宝
古くから人々は山に分け入り鹿やイノシシを狙う狩猟を盛んに行ってきました
私の家には猟犬が5頭います
もちろん狩猟で活躍する現役です
そして傍らには私が助けだしたイノシシ
ペットとしてかわいがっています
さらにこの鹿も大切な家族の一員
猟銃で撃ち殺す動物を一方では救い出して育てる
矛盾しているように思うかもしれませんが私の中では違うんです
近ごろ都会で人気を呼んでいるジビエ料理
ジビエとは狩りで得られる野生動物の肉
自然の恵みです
店のメニューにはこの鹿を仕留めた猟師の名前が記されています
腕利きの女猟師吉井あゆみ
私の母です
母は狩猟を本業とする日本では数少ない女性ハンター
二十歳で狩猟免許を取得し30年近く楽ではないこの仕事を続けています
(追い立てる声)
標的は作物を荒らす獣
シングルマザーとなり女手一つで育ててくれた母
私はずっと母の背中を見詰めてきました
そんな母には華やかな世界を夢見た過去が
高校進学を前にして私は悩んでいました
私にも一つの夢があります
そのためには大学を出なければなりません。
でも…
苦しい家計にさらに負担をかけることになります
進路の選択を迫られ私の心は揺れていました
無口な母は何も語ろうとはしません
家の中は少しずつきしみ始めました
(あゆみ)違うって。
キヌガワさんの土地や言うてんねん。
さらに母の右手には…
(あゆみ)あしたはリハビリに行って帰ってきて…。
事故の後遺症が母を苦しめていました
利き腕をかばいながら引き金を引かなければなりません
それでも母は今日も山へ
(銃声)
手負いの動物が最期の力を振り絞り猟師に襲い掛かることもあります
危機が迫っていました
母の仕事を皆さんにも知ってもらいたい
そして私は一つの決断を下すことになります
冬は豪雪に悩まされる兵庫県朝来市
いてつく寒さが身に染みます
天空の城として名高い竹田城も雪化粧を施し幻想的
毎年雲海が見られる季節になると鹿やイノシシを狙う狩猟は最盛期を迎えます
朝早くから集まった男たち
母吉井あゆみの仕事仲間です
男たちの間でも母は一目置かれています
髪を結わくと戦闘モード
この地でも農業や林業の傍ら冬の間だけ猟に出る人が少なくありません
でも母はプロ。
狩猟が本業です
(男性)そこに待っとったら100%だ。
猟はチームを組んで行われます
母はこの日山奥に潜む獲物を追い立てる役目
猟犬はこれだけ雪深いと役に立ちません
小さな体で銃を手に雪山を歩き回るには人並み以上の体力と経験が必要です
動物がいた跡
ここから伸びる足跡を頼りに追跡します
この先に獲物が潜んでいるはず
声を出して鹿を追い立てます
(追い立てる声)
追い立てられた鹿は獣道へ
射程距離に入ったところで待ち受ける仲間が狙い撃ち
勝負は一瞬
(銃声)
(銃声)
人が命をつなぐために動物の命を頂く。
命の循環
牛や豚と本質は変わりありません
猟期は秋からよくとしの春までの4カ月
大雪警報でも出ないかぎり母は山に入り続けます
この日はイノシシを仕留めました
(あゆみ)雄です。
(スタッフ)だいたいどのぐらい?大きさは。
60kgあるけど今痩せちゃってるんでもう少し少ないと思いますけど。
朝から日暮れまで山を歩き回り多いときは1日にチームで20頭余りのイノシシと鹿を手にします
これがわが家の糧
猟を終えると獲物は山の中腹にある自宅に運びこみます
狩猟を本業としているので家には特殊なものもあります
獲物をつり上げるためのウインチもその一つ
そして肉の解体場
かつて山里の家ではどこでも鳥や獣をさばいていたはずです
貴重なタンパク源
生まれたときから見てきた私には日常の光景です
でも町の暮らしに憧れたこともありました
私が小学3年生のとき両親は離婚
母と二人暮らしになり自然と肉の解体を手伝うようになりました
イノシシ一頭さばくのに2時間がかり
大変な重労働ですが母の仕事は丁寧で業者には評判です
スーパーでパック詰めにされた肉よりもここでさばいた肉にはありがたみが感じられます
よその家で母と娘が台所に立つように私はこうして母と過ごしています
さばいた肉はもちろん食卓にも上ります
この日は猟師仲間を招いてちょっとした宴会です
家では牛肉や豚肉はほとんど食べません
(穗菜秀)鹿とかしし肉の方が好きです。
食べ慣れてるから?
おふくろの味は人それぞれ
解体した肉は地元の業者や契約した大都市のレストランなどに卸しています
需要と供給
野生の肉を求める人がいるからこそ猟師の仕事は成り立っているのです
在庫があればネットでも販売
ここ数年価格は下がっていますが大切な現金収入
子供のころからおじいちゃんの趣味だった猟に連れ出され母はすっかりはまってしまいました
二十歳になると狩猟免許を取得
20代半ばで生まれ育った大阪から仲間がいた朝来に移住
地元の人と結婚し私が生まれました
父と別れてからは猟師を専業とするシングルマザー
男勝りの銃の腕前で私を育ててくれたのです
思えば生まれたときから私は母の背中を追い続けていました
青春時代の母には意外な横顔がありました
何とアイドルのオーディションを受けたことがあるというのです
お母さん昔どんなやった?
(穗菜秀)どうやったん?結果。
お母さんおニャン子やっとっても猟師やっとった?
(あゆみ)うん。
途中で辞めて。
(穗菜秀)学生の間だけやろうと思うとった?
(あゆみ)そうそうそう。
お母さんっていうか。
何だろ?
(あゆみ)ホントに思ってるかどうかが分かんないですけど。
冬は雪かきをしなかったら駄目でというのを普通だったらそれはしなくていいところがいっぱいあるし。
都会に住んでればしなくていいし。
だからそういうことで生活の中でそういうふうに尊敬してるっていうか。
すごいなと思うというのはあるのかもしれないですよね。
母であり父でもある。
そんな存在
わが家には大切な日課があります
猟犬など飼っている動物の世話
母はほとんど家にいないので餌やりは私の役目
このイノシシは道でケガをしているのを見つけ私が拾ってきました。
以来わが家のペット
人懐っこい性格で名前はぷーにゃん
この鹿は衰弱しているところを母が助けだしました
名前はアイドルグループの名をもらって嵐
もちろん家族の一員
友達とかは鹿肉食べてるよとか言ったら「えっ!?」とか言われるけど「牛肉とか豚肉とか食べてるやん」みたいな会話はよくなりますね。
(スタッフ)ホント?でも友達は理解してくれる?はい。
で鹿肉とかあげたらおいしかったとか言ってくれて。
雪が降る3学期になると自転車が使えないので中学まではタクシー通学。
片道およそ6km
市が往復の料金を全額支給してくれます
以前は宿舎があったそうですが利用者が減り廃止
タクシー通学は私一人
ちょっとばつが悪いので裏口から入ります
絵が好きな私は美術部に所属しています
思いっ切り友達と話ができる大切なひととき
そろそろ進路のことも話題に上ります
(織田)やっぱり動物とかに関わりたいっていう思いがあるみたいで。
学力がとっても高い子なんですがそういう専門的な高校に行きたい。
この辺だったら農業学校があるんですけども…。
将来は動物に関わる仕事がしたい。
それが希望です
もっと違う方面の。
でも一応獣医師があった方がみたいな。
動物の解体など猟師の娘として見てきたことを生かしたい
私の進路希望を聞いて母は喜んでくれました
でも農業高校への進学に備えこれまで以上に稼がなければなりません
その気持ちが母を猟に駆り立てているようでした
猟師の右腕となる猟銃。
日ごろから手入れを怠りません
そして銃弾は自分の銃や撃ち方に合わせ火薬の量を微妙に調整して仕込んでいます
長年の経験で培ったノウハウ
既成の銃弾を使う猟師が少なくない中母にはこだわりがあるようです
獲物は苦しめることなく一発で仕留めたい
自分から出る弾が確実にどれぐらいの中に入るというのをきっちりしとけば…。
仕留め損なったとき道具のせいにしないのが母のポリシー
プロとして自分に課した戒めです
猟のシーズンは大詰め
この日はイノシシを狙って山に入ります
いつものように髪を結び戦闘モードに入ります
(男性)1・2・3・4・5。
ここへ…。
6人。
それで…。
こっちから追っ掛ける。
ここ1人やろ。
ここに岩がある。
(男性)ああ。
岩がある。
綿密に作戦が練られました
母は猟犬を連れて山に入り獲物を追い立てる役目です
(追い立てる声)
山では突然獣に襲われることもあります
常に危険と隣り合わせ
木の根元にはイノシシが付けた跡があります
獲物はそう遠くないはず。
油断は禁物です
(追い立てる声)
母はここぞと思うところで猟犬を放ちました
(追い立てる声)
(追い立てる声)
仲間はイノシシが姿を現すのをじっと待ち構えます
人の気配を悟られたら全てがおじゃん
野生動物との根比べです
・
(犬の吠える声)
(あゆみ)鹿の音やね。
(スタッフ)鹿?
(あゆみ)うん。
たぶん下の方通ります。
・
(犬の吠える声)・
(銃声)
勇んで山を下ります
結局この日は空振り。
大物を逃しました
(あゆみ)鹿が先に出ちゃったですくんどったんやな。
しし。
上がったら裏っ側んとこごっつうええとこやったで裏を回ったから。
(あゆみ)向こうが運が良かったんよ。
(男性)人間の負けや。
捨てる神あれば拾う神あり
近くの農家の人が野菜を分けてくれました
(男性)はいどうぞ。
(あゆみ)はいすいません。
お野菜には不自由しないんです。
(スタッフ)逆に肉とかは差し上げたりする?
(男性)まあいつももらうね。
肉ももらうし。
米もやってる。
(あゆみ)お米ももらってしてるんです。
はい。
ギブアンドテーク
ひょっとするともらっている方が多いかも
夏が近づき竹田城は新緑の中
高みに立てば気分爽快です
この時季は農家の作物を荒らす有害動物の駆除が主な仕事
そして私は…
(スタッフ)普通科?
中学3年生になり進路を変更することにしました
母にはまだ話していません
夏になり山での猟はオフシーズン
それでも母は働きづめです
高校受験を控えて私は家の仕事を手伝っている余裕がありませんでした
勉強もしなければならないし将来を考え進路のことでも心が揺れていました
(スタッフ)穗菜秀ちゃん。
何かあった?何もないです。
忙しい母に相談するのは気が引けます
結局自分のことは自分で決めるのが一番
きっと母もそう言うに違いありません
私は母のような猟師にはなれない
だからもっと違う道を考えました
(スタッフ)普通科?お母さんは知ってんの?
(穗菜秀)いや。
まだ知らないです。
高校の普通科で学びゆくゆくは大学にも行きたい
でも母にはよりいっそう経済的負担をかけることになります
この日朝から母は頼まれた有害動物の駆除に駆け回っていました
(スタッフ)あっ。
ホントだ。
野生動物を寄せ付けないためにわなを仕掛けることもあります
狩猟はオフシーズンでも動物たちの生態は待ったなし
餌を求め土地を荒らします
農家の被害は甚大で死活問題となっています
午後7時半。
民家の近くです
鹿は夜行性。
餌を求めて集まっています
作物を守るためにも猟師は必要です
(あゆみ)動いたらあかんで。
(スタッフ)すごいな。
4頭?5頭?すごいいるわ。
(あゆみ)これいつも言うてる。
これや言うねん。
かつてこの土地に鹿はいなかったそうです
ところが異常繁殖しています
(スタッフ)すごいな。
これ何頭いるんだ?
(あゆみ)上の方まで行くとすごいですよ。
(スタッフ)こんな民家の近くまで。
こんないるんですね。
しかもこの地区の猟師は高齢化でリタイアする人が増えているのです
(男性)ホンマやな。
(男性)うん。
狩猟を本業とする母は伝統あるこの土地でもまれな存在
しかし右手には古傷がありました
以前起こした交通事故の後遺症が残っているのです
痛みを隠しながら仕事を続けています
農業高校から進学校に目標を変更した私はそれとなく母に気持ちを伝えました
でもどれだけ分かってくれたのか?
(スタッフ)本人から何か聞いてますか?
(スタッフ)本人とそういう話しないんですか?
前日仕掛けたわなを見に行くと1頭の鹿がかかっていました
銃を使わずプロとして仕事に徹します
右手をかばいながら引く獲物の重み
動物の駆除を快く思わない人もいます
でも農家のために誰かがやらなければならないのです
なかなか完治しない古傷の痛みに耐えながらも
大阪に住むおじいちゃんが訪ねてきました
(あゆみ)あしたも私朝から晩までおれへんからって…。
ところが母はいきなり愚痴をぶちまけます
おじいちゃんもいい迷惑
(あゆみ)体しんどいからって言うてあんのにそんなんして行ったら私がバカみたいやん。
(梅元)何が?どこでやったってここでやったってねのけ言うたらのけたらええがな。
このところ面白くないことばかり起きているようです
(あゆみ)違うって。
キヌガワさんの土地や言うてんねん。
こんなに感情的になる母を見たのは初めて
気持ちがささくれているようです
このところ疲れた様子の母を気遣って私はあまり話し掛けないようにしています
母は受験を控えた私をそっとしておくつもりかもしれません
背中合わせの親子
母のように強くはなれないけれど案外2人は似ているのかもしれません
季節は巡り木々が色づく秋
天空の城として全国に知られるようになってから竹田城には連日大勢の観光客が押し寄せています
この時季に見られる雲海が都会の人の目当て
でも私たちには猟のシーズンを知らせる前触れです
常に銃の管理をしている母は猟期が迫っても特別なことはしません
気負いもなく淡々としたもの
痛みが残る右手をかばいながら本番に向けての微調整だけ行います
一方私は母の身を案じていました
猟師の仕事は死につながる危険と隣り合わせ
一人ひそかに安全祈願
鎮守の神様はこれまでずっと母を守ってくれました
いよいよ狩猟のシーズンです
この日猟犬で獲物を追い立てるのは熟練の猟師
母は山の中で追い込まれたところを狙います
ひっそりとした木立のどこかに獣が潜む山
慣れた猟場でも注意は怠りません
生きるために選んだ猟師の道
獲物の動きを察知できなければ食べてはいけません
仲間とは無線で連絡を取り合います
(あゆみ)2つ目の竹やぶでええんやろ?左の竹やぶで。
ほな私上から下まで撃たなあかんから。
山は静まり返り猟犬の鳴き声も聞こえてきません
(スタッフ)どっから来るか分かんないっすよね?
(あゆみ)こっちの全部から来るんでね。
あの下通るときもあるし。
ちっちゃくなっててもらって。
(スタッフ)はい。
神経を研ぎ澄まし獲物を待ちます
山を歩き回って大声を出しながら追い込むのとは対照的に忍耐力も必要。
逃げ込まれないようにじゅうぶんに獲物を引き寄せてから狙いを定めます
でも的中率が上がる分危険度は増します
手負いの獣に襲われ命を落とす猟師もいるのです
そのときでした
現れたのは鹿
気付かれないように息を殺し近づくのをじっと待ちます
この瞬間母は引き金に指をかけました
(銃声)
銃弾は命中。
それなのに…
銃を構えたまま獲物を待ち続けていたそのとき
現れたのは1頭の鹿
気付かれないように息を殺して近づくまでじっとこらえます
(銃声)
危機一髪。
鹿は急所に銃弾を受けながら母の横を擦り抜け谷に転落しました
一発で仕留めたものの危ないところでした
猟は人と動物の命のやりとり
山を下りるまで一瞬たりとも気を抜けません
この日母は金沢にあるジビエ料理の店に私を連れ出しました
片道およそ5時間の道のり
車の中で母は私の進路について話したかったのかもしれません
ところが寝不足の私はすぐに夢の中
結局そのまま金沢に到着です
母も初めて訪れるレストラン
自ら仕留めた鹿肉を卸しています
(従業員)いらっしゃいませ。
母と2人だけでの外食は久しぶり
それもおしゃれなお店
メニューを見て驚きました
そこには母の名前。
信頼の証しです
店のシェフは母が卸した肉の評判を聞き直接電話をしてきて取引を始めました
母がさばいた鹿肉がここでは奇麗に盛り付けられ高級料理に生まれ変わっていました
味を確かめシェフの評価を直接聞くことは母にとって励みになったようです
そして私はあらためて母を見直しました
山里に遅い春がやって来ました
私にとっては大きな節目となる春です
明くる日私は中学を卒業します
(スタッフ)あした穗菜秀ちゃんの卒業式じゃないですか。
(あゆみ)うん。
(スタッフ)どうするんですか?
(あゆみ)分からないですね。
はい。
間もなく終わる猟期が母には何より気掛かり
その気持ちは私も理解しています
卒業式の当日
(穗菜秀)あっ。
おはようございます。
(スタッフ)おはようございます。
母は早朝から猟に出掛けました
いつものように一人で学校に向かいます
タクシー通学はこの日が最後となります
奇麗に着飾った他の子の母親たちを見るとちょっとさみしいけれど致し方ありません
私はこの日を無事に迎えられたことを母に感謝していました
卒業。
そして新たな門出が待っています
そのころ猟に出た母は…
一人で迎えた中学の卒業式
やはり母は来てくれませんでした
ところが私の知らないうちに駆け付けてくれたのです
猟を切り上げ大急ぎで着替えたのでしょうか?
私のために
頼もしい母が優しい目で私の晴れ姿を追っていました
これまでの日々は母にとって長かったのでしょうか?
それとも瞬く間だったのでしょうか?
都会から自然の中に飛び込み女手一つで生きぬいてきた自慢の母です
暦は変わり4月
私は希望どおり県立高校の普通科に進学しました
母は一人前になるまで支えてやると太鼓判を押してくれました
私の夢は具体的になってきました
母から学んだことを生かしゆくゆくは大学の獣医科を目指すつもりです
20代半ばで自分の道を切り開き猟師として生きてきた母
獲物を通して命の尊さを教えてくれました
吉井あゆみ。
母は今日も狩りに向かいます
2014/07/14(月) 01:43〜02:37
関西テレビ1
シングルマザーハンター[字]【女性猟師と一人娘の人里離れた山中での暮らし。娘の夢】
日本では数少ない女性の猟師と一人娘の人里離れた山中での暮らし。銃を手に獲物を狙う母からの教え。プロの猟師である母の背中を見て育った娘が抱く将来の夢とは
詳細情報
番組内容
吉井あゆみさん(46)は、日本では数少ない女性の猟師。20歳で狩猟免許を取得し、約20年にわたって兵庫県朝来市でプロの猟師として生きてきた。
吉井さんには一人娘がいる。女手一つで育てた娘とともに、人里離れた山中での暮らし。母親の背中を見て育った娘は、自分の将来について考えていた。
動物の命を頂くということ。それは人が生きるために必要なことであり、吉井さんは常に危険と隣り合わせの中で銃を取る。
番組内容2
20代から猟師として生きてきた母親を見つめる娘が抱く将来の夢とは−
スタッフ
【チーフプロデューサー】
味谷和哉(フジテレビ)
【プロデューサー】
森憲一(フジテレビ)
【ディレクター】
古澤友晶
【制作著作】
フジテレビ
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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