遠くへ行きたい 旅人:木野花「美しの里 秘伝の味 探し」岐阜県飛騨市 2014.06.29

(木野花)♪〜知らない街を♪〜歩いてみたい♪〜どこか遠くへ♪〜行きたい
今回は岐阜県飛
初めてなのになぜか懐かしい里山の旅へ
今海外からも注目を浴びるサイクリングツアー
その人気の秘密とは?
初めて見ますけども。
江戸時代から続く和ろうそく作り
伝統の技が光ります
寿命が3年延びるという…
味噌味おいしい。
うわ〜!
一体これは何?
挽きたて打ちたて湯がきたて
幻のそばを味わいます
さぁ飛の里山巡りへゴー!
木野花です
旅の楽しみはやっぱりお弁当ですよね
天むすおはぎちらし。
何かすごく目移りして…。
でもこう…。
私青森の里山育ちなのでつい山菜から行っちゃいますね〜
今私が向かっているのは岐阜県の飛古川
観光地高山の隣町です
何か…。
…みたいな。
ちょっと…。
…っていうような気持ちが今して。
飛古川には古都の町並みと里山の暮らしが今も残っているそうです
終点着きました〜!飛古川。
さぁワクワクドキドキ知らない町へ!
いいお天気ですよ。
うわっ…ヤダ焼けちゃうし〜。
飛の語源は山襞の「ひだ」なんですって
古川は盆地に開かれた城下町
あ〜これ上水路。
あれれれれれ?まぁ大きな鯉が。
あっこれいいな涼しい。
は〜奇麗な町並みですね。
飛の小京都と呼ばれ古い町並みが今も残っています
町の中心を流れる用水路…
昔はここで野菜を洗ったりしてたんですって
う〜んいい香りがして来ました
(店員)こんにちは。
いろいろ売ってますね。
はいよかったら。
飛名物「みだらしだんご」
しょうゆで作った特製ダレでつけ焼きにします
これが…。
こういう…。
ご飯代わりなんですこの辺では。
ホントに?ふ〜ん。
あっ甘くなくていいかも私。
香ばしいしょうゆの香りと米の甘みを感じる素朴な味です
何かこの辺に…あるぞと…。
またまたいい香りに誘われて…
こちら酒屋さんですよ。
造り酒屋さんですかね。
何を隠そう私は大の日本酒好き!
見逃せませんね〜
こんにちは。
ここは利き酒できるんですね。
・いらっしゃいませ・こんにちは。
(蒲さん)飲まれますか?
(女性)あっやだ。
「やだ」って。
(笑い)どっかでお会いしましたか?テレビでよく。
(女性)そうだよね。
イチ押しの純米酒を試飲させていただきます
(蒲さん)辛口のお酒。
すっきりしてるもう匂いが違う。
おいしい。
ありがとうございます。
匂いがもう…ふくよかにこう漂って来たんですけど。
あれはわざと匂わせてるんですか?わざと匂わせてるわけではないんで。
よく焼き鳥屋で何かこう煙出すじゃないですか。
あれじゃないの?ええ違うんですよ。
自然に?自然になんですね。
お茶飲んで行きます?いやアハハハ。
何かそう見えないんだけど何かちょっと一杯って感じ…。
『遠くへ行きたい』知らない街を歩いてみたいどこか遠くへ行きたいこちらのほうでは縁起物を飾っておくっていうのが風習なんでしょうね。
・そうですね昔から何か…・かわいいですよね。
夢はるかひとり旅愛する人と巡りあいたいバッと玄関開けたらマグロがドンっとあれば…。
アハハハ…。
あっこれは…。
あっろうそく屋さん。
こちらはなんと江戸時代創業の和ろうそく屋さん
これは珍しい。
和ろうそくって素朴な感じ
でも普通のろうそくとどこが違うんだろう?
(三嶋さん)いらっしゃい…。
いい所に来ました私。
ろうそく作ってらっしゃいます?これ今。
これが和ろうそくっていうんですか?そうです和ろうそく。
「生掛け和ろうそく」っていうんですわ。
アツアツに溶かした赤い顔料のろうをかけて仕上げるそうです
え〜?ねぇ。
何でですか?今かけましたもんね。
何か楽しそうですね。
すいませんアハハ…。
アハハハ!
不思議な和ろうそく
作り方にさらに秘密がある
さてこの生掛け和ろうそく
正体はいかに?
原料。
そうそう。
ろうの原料はハゼという植物の実を搾ったもの
これを溶かして芯に何度も塗りだんだん太くして行くそうです
この和ろうそく西洋ろうそくとは違う大きな特徴があるそうです
こういうものが和ろうそくの中に入っているのでちょっと重いんで気を付けてください。
おっす!アハハハ…。
もうちょっとご主人。
冗談うまいですねめちゃくちゃ軽いじゃないですか。
こんな軽いじゃないですか。
そうです。
これね…。
それをね和紙の上にクルクルクルクルクルと巻いたんです。
だからこの芯が中に入っているので西洋ろうそくと違う燃え方をするんです。
炎が違う?炎が違う。
実際比べてみると…
和ろうそくは芯が空洞なため炎が大きく揺らぎます
その上植物性なのですすが少なく長持ちするという優れもの
燃えてるんだっていうのがよく分かりますよね。
おじいちゃんおばあちゃん達がよく言っとんたんだけども…。
…って言ったんです。
そういう表情が出て来るってことですねはい。
三嶋さんは200年以上も受け継がれた技を今息子さんに伝えています
ス〜っと…。
少なめに。
(大介さん)全然…。
うん。
心を鎮めてくれる和ろうそくのともしび
いいですね〜
伝統の暮らしが残る飛古川
この美しい町を再発見するツアーが今大人気です
(白石さん)ハイ!ウエルカムバック!
里山サイクリングというアトラクション
(白石さん)ウエルカムバック!ヒョ〜!
地元のガイドさんの案内で私も出発!
町を抜けるとすぐに田園風景が広がっています
このツアー地元の人達との触れ合いを何よりも大切にしています
町の皆さんもそれが楽しみだとか
今…。
(堀さん)ほらほら…こいつこれこれこれ…。
おぉ!これ?虫退治…。
いいですか?
普通こんな所まで入り込めませんよね?
ラッキー!
遅いの?もう。
「おいしいから食べてごらん」って大根を分けてくれました
これ私?
(白石さん)はい。
いいですか?頂いて何だか悪いな〜。
じゃあお言葉に甘えて。
あっはいはい…。
いいですか?はい。
うん。
(白石さん)うわ〜ありがとうございます。
アハハハ…!どうもありがとうございました。
こんなに優しくしてもらって感激です
はい。
はい。
よいしょ〜!2つ…。
外せるの?こうなる…あっなるほどねわっ!残ってますね。
こんにちは。
(白石さん)こんにちはどうも。
突然お邪魔します何か。
あらっ!アハハハ…。
お母さんほら…。
いっぱい出とると…。
あっ!どうも。
ものすごい冷たいのが分かると思います。
あっ!フフフ…!すごい!何か…。
いかがでしたか?ほら大根頂いたりとかね。
このツアー日本の素朴な暮らしに出合えると海外の旅行者にも大人気だそうです
初夏飛の人達が楽しみにしていることがあります
山菜だと思うでしょ?
これが違ってたんだな〜
ほら随分高い所に上って!
採っているのは朴の木の葉朴葉
里山の暮らしになくてはならないものだそうです
大きい!
葉っぱを一つ一つ採ったら余計匂って来ましたね。
(アサ子さん)そうやろ。
うんうん。
朴葉採りで出会ったのは農家の人達
使い方を教えてくれました
塩鮭と山菜のちらし寿司
これを朴葉でくるむと爽やかな香りが寿司に移るそうです
(石原さん)かわいいですよ。
(アサ子さん)アハハハ…!もったいないけど包みます。
アハハハ…。
朴葉には殺菌作用があり日持ちも良くなるんですって
やるんだ。
(石原さん)朴葉を。
「朴葉料理といえばこれ!」…というものがこの蔵にあるそうです
あっこれが…。
(アサ子さん)そうですここは…。
素晴らしい!あ〜味噌の匂いが。
しますか?うちねおばあちゃんが手作り味噌やってたんですよ。
この匂い懐かしい。
3年熟成させた手作り味噌
食べ頃だそうです
うわ〜。
おいしい。
そうですか?何て言うんだろう…。
本当。
時折かき混ぜると満遍なく発酵が進み風味が増すそうです
自分で…。
私に?やれってことですか。
やってみてくださいハハハ…。
突然渡されてハハハ…。
エヘヘヘ…。
これ…。
農家のお嫁さんとかね力持ちなんだよね。
私らが町行くとこの手の節のこういうとこが…。
手の節ちょっといい手してるじゃないですか。
外へは出せれんです恥ずかしいで。
これ生活の手ですよ。
町行った時は手ばこうやって隠しとる…。
何でですか。
ホントにフフフ…。
見せたらいいじゃないですかこんなに働き者だよって。
味噌造りを教えてくれたのは亡くなった姑さんで仕込みの時は「40日間毎日かき混ぜなさい」…と言われたそうです
思うからね。
バレるんだ。
ちゃんと…。
やらなきゃ駄目なんだ。
姑さんの優しい心遣いが蔵の壁に残されています
これおばあちゃんが書いたの?そうです。
これおばあちゃんの字ですか?そうです。
こうやって…。
まぁな〜。
ホント…。
宝物ですよね?そういうのって。
そうやな〜。
家庭の味はこんなふうに伝えられて行くんですね
昔食料が限られていた山里では味噌が一番のおかず
味付けした味噌を乾燥させた朴葉にのせいろりで焼きます
山椒の実を加えて
香ばしく焼けた味噌と朴葉のいい香り
身近に手に入るものを工夫しておいしく食べる暮らしの知恵ですね
じゃいただきます。
(石原さん)おいしいら?
(アサ子さん)辛いけどな。
全然平気。
(アサ子さん)そうですか。
?これだけでホントに1杯は軽く行ける。
(アサ子さん)そうですか?うん。
お楽しみの…
朴葉の…ちょっと爽やかな何だろうね香りしますね。
(石原さん)そうですか?うん。
ええ…そうですね。
だから…。
飛では「初物三年」といわれ食べると3年寿命が延びるといわれて来たそうです
皆さん元気で長生きしてくださいね!
飛の里山を巡る旅
飛の一番北の種蔵へ
昔ながらの食文化や暮らしがさらに色濃く残っているそうです
何か面白い…。
いきなり面白いものを見つけました
何だろう。
これは一体何でしょうね?
一体この小屋で何をしてるんでしょう?
こんにちは。
(藤白さん)こんにちは。
これ何をついてるんですか?そば粉?はい。
どんな仕組みなのか見せていただきました
このタンクに水がある程度たまると…。
上がった上がった上がった。
行くよ行くよ…おぉ。
これの繰り返し。
は〜。
何かちょっと面白いな。
水の力だけで1週間つくと…こんな奇麗なそば粉に
時間をかけてつくので風味が良く粘りがあるそば粉ができるそうです
そばの実は品種改良されていない在来種
野性味が強いんだとか
おいしい?はぁはぁはぁ。
そばが大好きな私
これだけ言われたら食べずにいられません!
こんにちは。
(夫二代さん)はい…。
あの〜…。
いえいえぜひ。
はいどうぞ。
よろしいですか?
この里山ではどこの家でもこうしてそばを打って食べて来たそうです

やっぱりそばはこれでなくちゃ〜
…いただければなと。
自分食べる分だけはい。
(藤白さん)ホントの味見。
はい。
うわ〜…。
感動…ちょっと感動したかもしれないな。
私も子供の頃よく田舎のおばあちゃんに手作りそばを食べさせてもらったな〜
何かこう…。
そうですか。
ずっとこう回ってみて。
懐かしかったですね。
だからこういう…。
種蔵でひっそり伝えられて来たそばの味は集落にある民宿で楽しめます
飛の里山巡り
日本っていいですね〜
あなたも心のふるさとを探して旅してみませんか?
2014/06/29(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい 旅人:木野花「美しの里 秘伝の味 探し」岐阜県飛騨市[字]

「知らない街を歩いてみたい♪」の主題歌で有名な、歴史ある旅番組。旅人を通じて、『人・景色・食』など、訪れた土地の魅力を紹介する。

詳細情報
出演者
【旅人】
木野花
番組内容
女優・木野花が、日本の原風景が残る里山巡りをするため、岐阜県飛騨古川を旅する。
古民家や白壁の土蔵が建ち並ぶ風情ある町を散策し、江戸中期創業の和ろうそく店では、伝統の職人技に感動する。
自転車のツアーに参加し、地元の方々と触れ合う。
飛騨の人々の食卓に欠かせない「朴葉(ほおば)」を収穫した後、地元名物「朴葉寿司」を頂く。
最後は、美しい里山の風景が広がる飛騨市最奥の集落で、極上のそばを味わう。
番組ホームページ
http://www.to−ku.com
取材地
岐阜県

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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