ソロモン流【賢人:加山雄三】 2014.07.13

(魚住)今宵は超大物芸能人。
なかなか密着はさせてくれない人です。
取材班も恐る恐る近づきました。
(スタッフ)失礼します。
デビューして50年以上。
加山雄三さん。
いつも手放さないのはケータイ音楽プレーヤー。
驚いたのはこのあと。
〜なんと目の前にギター。
足もとにはアンプがありました。
これはカラオケは作れないからな。
〜「若者よ時は来た」「錨を上げろ出港だ」現在77歳。
若さは年齢とは関係ないとその姿は教えてくれます。
(ギター)多忙な加山さん。
移動時間もムダにしないのがモットー。
毎年全国50か所以上でコンサートを行う加山さん。
この日は新潟県長岡市。
2,000人のファンが待ち受けていました。
いよいよ本番です。
じゃいきましょう加山さん。
(笑い声)ギャグも飛び出す。
余裕ですね。
(拍手)のっけからこの曲。
大ヒットを次々惜しげもなく披露。
歌声はあの頃のままです。
50年の時を一瞬で越える音楽の魔法。
色あせない夢に誰もが酔いしれます。
(拍手)またお会いする日までどうぞお元気で!観客は加山さんをどう見ていたのか?
(スタッフ)おいくつくらい…?10歳違う。
10歳違いますね。
私は15違うけど。
お歳を感じない…。
私たち70代だけど目標!なぜ加山さんはいつまでも若くいられるのか?その秘密の一端が楽屋でわかりました。
お気に入りのケータイ音楽プレーヤー。
中に収録している曲がすごいのです!ものすごい数入ってるよ。
1万曲の中から最近ハマっているのは…。
なんとレディー・ガガ!最新ヒットももらさずチェックしています。
〜『PAPARAZZI』。
好奇心は20代と変わらない。
無理せずどんな文化も楽しめるからこそ心を若く保てる加山さん。
スタッフも驚くほど最新事情に詳しいとか。
そんな加山さんの歌手デビューは1961年。
高度成長の熱気に溢れていた時代。
加山さんは次々ヒットを飛ばしました。
その歌が流れたのは人気映画シリーズ「若大将」。
若大将がここにいるぞ!スポーツ万能の大学生が加山さんの役どころ。
その主題歌がどれもメガヒットとなったのです。
つい澄ちゃんを傷つけるようなこと言っちゃって。
いいのよ。
私ヤキモチ焼いたの。
もう怒ってない?そんなこと気にしないで。
当時珍しかった作曲ができる歌手。
シンガーソングライター。
その才能は日本中を熱狂させました。
(歓声)人気絶頂の宿泊したヒルトンホテルはファンが囲み大騒ぎとなりました。
そのとき部屋では…。
加山さんがさすがVIP!数々の伝説に彩られる加山さんの人生。
今日はその素顔に密着です。
若手人気ミュージシャンと組んだ新バンドの舞台裏。
真剣に向き合ったときどんな火花が散ったのか。
くつろぎの場ご自宅にも潜入しました。
溢れる才能をぶつける先は音楽だけではなく絵画。
そしてなんと設計も。
更に愛する家族も大公開。
でも加山さんずっと順調だったわけではありません。
どん底にいたときは…。
キャバレーで演歌を歌い稼いだ日々もありました。
過酷な日々を越える底力。
そこにこそ本当の若大将の魅力と強さがあるのです。
夢見る力をどう紡ぎ出すのか。
若大将の素顔から感じてください。
時代を切り開く賢者の鍵を回せば人生の謎が解き明かされるだろう。
進むべき輝く未来へ。
加山雄三さんにまつわる伝説。
今宵はそんな伝説的な大スターに密着。
今もなお若大将として輝き続けるその魅力に迫ります。
それでは始めましょう。
賢人の生き方には明日のヒントがきっとあります。
銀座にある大人の隠れ家をご存じでしょうか?帝国ホテルに程近い裏路地の店ケネディハウス。
大人たちが集う人気のライブハウスです。
そのステージには…。
加山さんが立っていました。
なぜ客席わずか100あまりの店で歌うのか。
「海よ俺の海よ」「大きなその愛よ」この小さなライブハウスでの活動を20年間毎月続けているといいます。
その楽屋が驚き。
透明のビニールで囲っただけの小さな空間です。
とてもビッグスターにお似合いの場所とは言えません。
でも本人は上機嫌。
このステージで加山さんはギャラを貰っていません。
それでも続けるのには訳がありました。
大学の後輩でもある音楽仲間店のオーナーなのです。
20年前バブル崩壊で店の経営も悪化。
そのとき自分が力になれるならとギャラなしでの出演を決めました。
自腹なんですか?もちろん。
このビニールも加山さんが自ら買って取りつけたもの。
どんな状況も自分流に楽しむのが加山さんの流儀なのです。
もう一つ加山流のライフスタイルといえるのがこのアタッシュケース。
常に持ち歩いています。
何が入ってるんでしょう?歌を覚えるのが難しい…。
打ち合わせでも出演のときも必要なものなら何でも出てくるいわばドラえもんのポケット。
その中身から几帳面な性格がわかりました。
一応カードとこれはライセンスね。
この月は休みが1日しかありません。
つらくないのでしょうか?加山さんはまさにそれを実践していました。
東京神田を歩く加山さん。
どこへ行っても街の人が声をかけてきます。
実はこれ番組のロケ。
2年前から始まった…。
加山さんが街を歩きながら見つけたステキなものを紹介する番組。
飾らない視点が人気を呼んでいます。
ふと立ち寄ったシュークリームが評判のお店。
ほうれん草!これはバニラ。
グルメリポートも慣れてきた加山さん。
この日は30℃を超える日差しの中神田と飯田橋の店を10軒近く回りました。
距離にして8キロ。
この仕事が週3日近くあります。
初めてですね。
仕事の楽しみは街や人とふれあえること。
少なくても4,000歩は歩いてるね。
街を歩けば人が集まるからと今まで散歩をしなかった加山さん。
それだけに発見の連続だとか。
例えば歩道橋では…。
昭和の芸能界では大スターは街を歩かないのが常識。
放送が週5日あるため取材量は膨大。
ハードなロケを続けるのにはわけがありました。
それは亡き友との約束。
『ちい散歩』で知られる俳優彼が病に倒れたとき散歩番組の後任を託されたのだといいます。
地井さんは病床からアドバイスをくれたとか。
俺悪いけど俺がやるけども…。
すごい彼は喜んでくれた。
それから1か月もしないうちに亡くなったって…。
そんな気持をしょっちゅう持って。
亡き友が見守ってくれる。
男同士の約束を大切にする若大将は友情の証しにと今日も歩いているのです。
そして仕事終わり。
足を延ばして訪れたのは神田神保町の映画館。
あの人との待ち合わせです。
ああ悪いね。
どうもご無沙汰してます。
お久しぶりですホントに。
ホントにお久しぶりになりました。
さっきスタッフから聞いて…。
僕が俳優になった年です。
船越さんとはドラマで共演した仲。
今日ここに訪れたのにはわけがありました。
それは…。
加山雄三映画祭とありますね。
なんか祭りをやる。
それがなんでか。
喜寿を記念した映画祭が行われるのです。
その波乱の生涯をここで振り返っておきましょう。
神奈川県生まれ。
高祖父は明治維新の功労者父親は往年の超人気俳優少年時代夢中になったのは船でした。
とことん突き詰める性格のため自ら設計までしてボートづくりに熱中。
その後音楽に目覚め今度は作曲も始めました。
慶応大学卒業後はサラリーマンになろうと決めていた加山さん。
友人のアドバイスが人生を変えます。
バカ野郎お前のところはそれを使わない手はねえぞ。
自分の船つくったらいいじゃねえかよって言われて。
頭の上にインタロゲーションマーク…。
大型新人としてキャッチコピーは出演8作目にして伝説のシリーズが始まります。
あなたの名前何ていうの?私の名前は椿三十郎。
え?違う違う…田沼雄一キミは?中里澄子ってういのよろしく。
スポーツ万能で音楽が得意。
加山さんの青春を地で行くようなキャラクター。
若大将を演じて大ブレイク。
得意なギターを披露して「大空そめていく」更に作曲もできるとあってその人気は不動のものに。
『君といつまでも』は街に流れる自分の歌で人気のすごさを実感したといいます。
あれ?俺の歌俺の作った歌を歌っているや全然知らないヤツがって思ったときになんだこれはどうしたんだろうって思うもんね。
そういう感覚なんですよ。
当時の貴重なフィルムが残っていました。
1967年武道館で日本人として初めて単独のステージを行ったのです。
ビートルズの公演に続き特別の許可が出たのだとか。
「二人の胸に」「すばらしいな君のようなすてきな人に逢えるなんて」と加山さん独特の例の甘い呼びかけのセリフに会場をうずめたファンは大喜びでした。
俳優としてこれまで今日映画館に来たのは…。
じゃあよろしくお願いします。
お願いします。
人生を変えた一本をともに観るため。
その作品とは?黒澤明監督の『赤ひげ』。
保本登です。
赤ひげだ。
お前はわしを怒鳴らせたいのか?怒鳴ってもかまいません。
力づくでも私は養生所に残ります。
誰が許した?先生です。
先生は私に医者はどうあるべきかを教えてくださいました。
だから私はその道を行きます。
黒澤映画の看板役者三船敏郎の相手役に大抜擢されたのです。
黒澤監督は俳優たちが震え上がる厳しい演技指導で知られる人。
その監督のもとで1年間みっちり演技指導を受けました。
加山さんの役どころは赤ひげに楯つく生意気な若い医者。
つまり白紙ってことは何も考えないで…。
その言わんとしていることを…思ったら出てくる。
ああすごいことを言ってもらえたんだなってつくづく今でもそう思い出しますね。
心を白紙にした体当たりの演技は加山さん自身のキャラクターとも重なり高い評価を受けました。
私が茶碗のことでお前を責めたかい?もし私がそんなふうに見えたんなら謝る。
人気のうえに実力まで手に入れた加山さん。
しかし運命は残酷でした。
役員をしていた加山さんには…。
加山さんは33歳のとき地獄を知ることになります。
父親と叔父の経営するホテルが倒産。
役員に名を連ねていたため突如酒だけはあったから酒飲んで飲んででも酔っ払った勢いでね。
仕事は激減。
ほんの数年前まで大スターだった加山さんがキャバレーで日銭を稼ぐ暮らし。
地方のクラブではこんな罵声を浴びることも。
そのときの音声が残っています。
よろしくお願いします。
更にそれまで歌わなかった演歌まで発表。
なりふりかまう余裕はありませんでした。
生意気だった性格を変え自分を見つめ直したとき名曲が生まれました。
歌詞には「失敗しても夢を忘れるな」というメッセージが込められています。
この曲のヒットを契機に仕事が上向き10年で借金を返すことができたのです。
4年前に武道館で開かれた1万人のファンからこんなサプライズがありました。
「大空そめてゆく夕陽いろあせても」加山さんの苦難を知っているファンが万感の想いで歌う『君といつまでも』。
「変わらないいつまでも」本当にありがとうございます!皆さんの熱い想いを胸にこれからも歌い続けていきます!荒波を越えてきた加山さんに座右の銘を聞いてみました。
いろいろあるんですけどやっぱりアリストテレスの言ったそういう性格になっていけばそういう人生になるかもしれない。
好きだなと。
自分を見つめ直すことが人生を拓く鍵というわけです。
もう一つ加山さんが人生を拓くために気をつけていることがあります。
それは自分の名前の書き方。
どれを見ても読みやすく丁寧です。
はい。
名前を丁寧に書くことは人生を着実に生きる基本というわけです。
そんな加山さんの生き方に影響を受けた1人4月11日お誕生日が一緒で。
誕生日が同じでひと回り下の武田さん。
ちょっと怒ってて加山さんが。
遊ばねえとダメだって。
忙しいときほど遊べ。
という加山さん自身はどう遊んでいるのか?ご自宅におじゃましました。
案内してくださったのはとっておきのお部屋。
失礼します。
どうぞ。
ところ狭しと並べられた描きかけの油絵。
そこには加山さんの夢とロマンがありました。
更にかわいい恋人も登場。
加山雄三さんのご自宅を訪ねました。
案内してくださったのは加山さんが夢を育む場所。
なかには描きかけの油絵がずらり。
すべて加山さんが描いている作品です。
ここまで描くのに何か月かかるのか。
仕事で忙しいなか時間のやりくりは大変そうです。
えっ3日!その秘密がすぐにわかりました。
別の絵を同時に描くのです。
こうすれば絵の具が乾く時間待たずに済む。
更に新しい気持でもとの絵に戻れるため行き詰まることがないというわけ。
これぞ加山流時間術。
絵の特徴はまるで写真で見たように正確に描くこと。
その描写力は驚異です。
湘南の後輩桑田さんもこのとおり。
絵を譲ってほしいという注文も殺到しています。
ホントですか?ホントだよ。
ちなみに絵の原点は船の設計図。
正確に描く特徴はここから来ていたのかも。
今まで23艘の船を設計。
加山デザインの船は船好きの間で人気です。
絵を描くことはいちばんの癒やしですがもうひとつ癒やしてくれる存在がこちら。
立ってる。
それがその猫の特徴でね。
4人の子供も巣立ち今はこの猫ちゃんたちが愛する家族。
それにしてもかわいいですね。
だいたいよければあれだけど…。
明日も早朝から散歩番組。
今日はこのあたりでお休みとなりました。
音楽ファンの聖地となっている渋谷の巨大CDショップ。
その1階入り口がある日ぶち抜きのイベントスペースに改造されました。
これはタワーレコードの歴史でも異例のことです。
登場したのは今注目の新バンド。
バンドリーダーは加山さん。
彼が一番若いんだけど。
一番若いメンバーとは年の差48。
世代を超えたロックバンドです。
集まったのは12人の腕利き若手ミュージシャン。
人気バンドのメンバーたちです。
加山さんと一度音楽がしたいと集まりました。
今月アルバムもリリース。
なかには加山さんが50年前に作った楽曲も入っています。
今まで500曲以上作ってきた加山さん。
初期には英語の歌もたくさんありました。
最初に作ったアルバムもすべて英語曲。
でも当時はまだ早すぎて売れませんでした。
そこで埋もれた名曲を最高のバンドでとなったのです。
甦る50年前の名曲。
そこには加山さん青春の薫りが溢れています。
77歳喜寿だからこそ原点にかえる。
バンドメンバーとも意気投合。
俺が加山さんとのシンパシー感じるのはそこですね。
いよいよ本番。
のり込んだ先は野外ロックフェスティバル。
雄三!果たしてどうなる?新バンドを組んだ加山さん。
この日がデビューステージとなりました。
会場は14年の歴史を持つ東北最大の野外コンサート仙台郊外の地に5万人が集結。
加山さんの歌はどう響くのか?本番直前までリハーサルの音源を聴いて集中力を高めます。
そしていよいよザ・キングオールスターズの登場です。
まずはメンバーが作った若者への応援歌を熱唱。
若大将!そして50年前に作った加山流ロックンロール。
若者たちもノリノリ。
反応は上々。
50年来の思いが叶った瞬間です。
元気でな。
若者の反応は?まだ続けるって言ってたし。
楽しかったです。
夢が叶った加山さん。
頭の中はもう次の夢へと走り出していました。
取り出した不思議なデザイン。
いったいこれ何なのか?今年8月加山さんは武道館コンサートで77歳の最高齢記録を作ります。
そしてもうひとつ見果てぬ夢がありました。
取り出したのは…。
これCGの図面…動画も…。
燃料を使わないエコシップ。
海水を真水に変え災害救助もできる優れもの。
80歳までに作って世界を回ろうと本気で考えています。
加山さんが若くいられる秘訣それはどうやら夢をみる力にありそうです。
最後に加山さんに聞きました。
どうやって夢を見つけるのか?今日も新しい一日が始まる。
本当に好きなことをやって…。
自分がやりたいことは人を楽しませることだと言う加山さん。
人が楽しんでくれるから頑張れる。
そして日々を楽しみながら自分を磨いていきたい。
そんなふうに思える77歳。
ステキですよね。
それではまた次回『ソロモン流』で輝きを放つのは果たして…。
2014/07/13(日) 21:54〜22:48
テレビ大阪1
ソロモン流【賢人:加山雄三】[字]

曽祖父は岩倉具視、父は二枚目俳優の上原謙という、由緒正しきサラブレッド。大ブームになった映画「若大将シリーズ」の主題歌で空前の大ヒットを記録した加山雄三に密着。

詳細情報
番組内容
77歳になった今も「若大将」と呼ばれ、音楽や俳優業以外にも、船・絵画など、幅広いジャンルで精力的に活動を続けている加山雄三。現在、年の差はなんと最大48歳という若手メンバー達とバンドを組み、ロックフェスでライブも行っている。そんな加山さんの夢は、自分の設計した船に乗って80歳までに7つの海を制覇すること。大いなる夢を追いかけ続ける理由とは?いつまでも若々しくある秘訣とは?意外な加山流人生のルールとは?
出演者
【案内人】
船越英一郎
【ナレーション】
魚住りえ
【賢人】
加山雄三(歌手)
次回の内容
三井不動産・商業施設本部アウトレット部
ソロモン流とは
様々なジャンルで強烈なこだわりを持ち輝きを放つ、今、最も注目される旬の人物の仕事や生活に密着。その個性的なライフスタイルや人生哲学を紹介する人間ドキュメンタリー。
音楽
エンディング曲
「GRACELAND〜ソロモン流のテーマ」
溝口肇
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/solomon/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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