(まる子)すてきな景色にすてきな出会い。
今日もワクワクが待ってるよ。
(一同)わぁ〜!カワイイ!
(男性)ヒヨコは寒いのが苦手だから夜は暖かくして飼っておくれ。
(笹山)ヒヨコ飼いたいなぁ。
(藤木)ぼっ僕も飼いたいなぁ。
(小杉)俺も。
(たまえ)私も。
(まる子)あたしも飼いた〜い。
(すみれ)駄目よ。
え〜。
ちゃんと飼うからさぁ。
(すみれ)駄目なものは駄目。
ハァ…。
飼っちゃ駄目だってお母さん。
うちも。
(笹山)私も。
俺も駄目だってさ。
もう一回見たかったねヒヨコ。
(4人)うん。
(女の子)あれ?ヒヨコ売りのおじさんは?もう帰っちゃったみたいだよ。
そうなんだ…。
(まる子・たまえ)うん?・
(ヒヨコの鳴き声)んっ?あれ?何か聞こえない?
(4人)うん?えっ?
(ヒヨコの鳴き声)カワイイ!わぁ〜カワイイな。
でも何でこんな所に?そうだね。
もしかしたら置いてかれちゃったのかも。
大変どうしよう。
(5人)う〜ん…。
このまま放っとくわけにはいかないよね。
(ヒヨコの鳴き声)あっ!よしみんなで飼おうぜ。
(4人)えっ?うちはお母さんが…。
うちも。
うちも。
(藤木)うっうちもたぶん…。
だからみんなで1日交代でこっそり飼うんだよ。
1日交代か。
よ〜し乗った!私も!
(笹山)私も!ぼっ僕も!
(小杉)決まりだな。
それにしても珍しいね。
小杉が食べ物以外でこんなに真剣になるなんて。
言っとくけど卵は全部俺にくれよな。
やっぱり小杉は小杉である
ねえ名前決めない?
(たまえ)そうだね。
カワイイ名前がいいよ。
女の子っぽいの。
えっ?このヒヨコ雌なのかい?あれ?どっちかな?
(ヒヨコの鳴き声)雌じゃないのか!?
(ヒヨコの鳴き声)頼む!雌であってくれ!
(ヒヨコの鳴き声)ねえピヨピヨ鳴くから「ピヨ」ってどうかな?いいね。
じゃ「ピヨ」にしましょ。
おう早く順番決めようぜ。
(5人)じゃんけんぽん!
(ピヨの鳴き声)頼んだよ小杉。
任せとけって。
ご飯をいっぱいあげてすぐ卵を産むぐらい大きく育ててやるぜ。
(ピヨの鳴き声)無茶すんじゃないよ。
(ピヨの鳴き声)
(小杉)たくさん卵産んでくれよ。
・
(小杉の母)太。
(小杉)あっ!
(小杉の母)何やってんだい?
(小杉)うっ…何も。
・
(ピヨの鳴き声)ピヨピヨ鳴いてるじゃないか。
ヒヨコは駄目って言っただろ!
(ピヨの鳴き声)
(小杉)ごめんさくら。
ちょっとあんた…。
ピヨ腹いっぱい食べさせてもらうんだぜ。
じゃあな頼んだよ!ちょっと!しょうがないねぇ。
(ピヨの鳴き声)ハハまあいいか。
それより箱をどこへ隠すかだね。
う〜ん暗い所に置いとくのはかわいそうだねぇ。
・
(さきこ)何やってんの?ひぃ!お姉ちゃん。
(さきこ)何隠したの?怪しいわね。
何でもないったら。
・
(ピヨの鳴き声)はっ!ど・き・な。
はい…。
・
(ピヨの鳴き声)
(さきこ)んっ?お願い黙ってて。
黙っててって言われてもねぇ。
ヒヨコってすぐ大きくなっちゃうんだよ。
大きくなって鶏になったらもう隠しきれないよ。
まる子だけのヒヨコじゃないんだよ。
みんなで交代で飼おうってことになって…。
だからお願い!みんなでって…。
そんなのますます無理に決まってるでしょ。
でも…。
(ピヨの鳴き声)
(ピヨの鳴き声)ほ〜らピヨお姉ちゃんだよ。
ちょ…ちょっとまる子。
カワイイでしょ?
(ピヨの鳴き声)カワイイ!フフフフ。
内緒にして。
お願い!もう〜黙ってるだけだからね。
は〜い。
(ピヨの鳴き声)よかったねピヨ。
(ピヨの鳴き声)
(すみれ)ただいま。
んっ?ちょっと何か聞こえなかった?ああおかえり〜。
何も聞こえないけど?気のせいじゃない?そう?ならいいけど。
・
(ピヨの鳴き声)はっ!んっ?まる子何か隠してるでしょ。
何をだピヨ?ヒヨコよ。
・
(ピヨの鳴き声)ピヨピヨ。
ヒヨコなんていないピヨ。
見せなさい。
ランドセルの中を。
何でピヨ?いいから見せなさい!はい…。
・
(ピヨの鳴き声)・
(すみれ)あれだけ飼っちゃ駄目って言ったでしょ。
だって飼いたいんだもん。
(すみれ)すぐ飽きちゃうじゃないあんたは。
(さきこ)ハァ…。
翌日
(たまえ)そう。
大変だったねまるちゃん。
まあね。
でもピヨのためなら何てことないよ。
アハハハ。
あっ藤木今日はあんたの番だからよろしくね。
うっうん。
任せといてよ。
ピヨここに置いといて大丈夫かしら?そうだね…。
だって教室の中じゃバレちまうだろ。
(藤木)そうだよね…。
また後で来るからね。
(ピヨの鳴き声)・
(物音)
(笹山)んっ?あっ!犬!
(まる子・たまえ)えっ!?ピヨが…。
ピヨが…。
先生呼んでくる。
《たっ大変だ。
ピヨが…ピヨが大変だ》ピヨ…。
《笹山さんも大変だ。
どうしようどうしよう…》うわ〜!あっ今のうちにピヨを!
(小杉)うおー!ピヨは渡さねえぞ!
(藤木)ひぃ〜!・
(用務員)こら!
(用務員)シッシッシッ!こら!こら!
(犬の鳴き声)
(戸川)皆さん大丈夫ですか?先生。
先生…。
先生。
ケガはありませんか?はい。
はい。
(笹山)大丈夫です。
無事でよかったです。
・
(小杉)あ〜よかった。
(一同)んっ?
(小杉)ピヨは無事だぜ。
(ピヨの鳴き声)
(たまえ)あっ!おや?そのヒヨコはどうしたんですか?
(戸川)生き物を飼うというのは命を預かるということです。
今は小さくても大きくなりますし病気やケガをしたりするかもしれません。
そうなったとき内緒で飼っていてちゃんと面倒を見ることができますか?
(3人)ごめんなさい。
(藤木)ごめんなさい。
反省します。
分かってくれればいいんです。
ピヨはどうなるんですか?困りましたねぇ。
・
(女の子)あっヒヨコだ!
(まる子・戸川)んっ?
(女の子)わぁ〜。
(女の子)わぁ〜。
ヒヨコ好きなの?うん。
お母さんが飼っていいって。
でもヒヨコ売りのおじさんいなくなっちゃってたから飼えないんだ。
(ピヨの鳴き声)アハハハ。
飼いたいな〜。
(ピヨの鳴き声)あのねあたしたち飼えなくなっちゃったんだ。
えっ?よかったら飼ってくれる?えっ!ちゃんと世話をしてくれますか?
(女の子)はい。
よかったねピヨ。
(藤木)よかったなぁ。
ピヨっていうの?
(たまえ)そう。
ピヨピヨ鳴くからピヨ。
ピヨ。
(ピヨの鳴き声)あのよ卵産んだら…。
小杉。
うっ…。
そういえば雄と雌どっちだろうね。
大きくなれば分かるよ。
時々見せてもらってもいい?
(女の子)うん。
楽しみだね。
(ピヨの鳴き声)
結局ヒヨコは飼えなかったがピヨが元気で大きくなりますようにと思うまる子たちであった
山の別荘?
(花輪)そう。
(花輪)古いけど美しい洋館さ。
爽やかな高原の風が気持ちいいよ。
優雅な夏休みだね。
うらやましいよ。
高原の風だけでも送ってほしいもんだね。
(山田)フゥー。
さくら涼しいかい?アハハハ。
ちょっとあたしの求めてるのは高原の風であんたの息じゃないんだよ。
んっ?
(長山)高原の風って?花輪君夏休みは高原の別荘で過ごすんだって。
アハ。
(花輪)その別荘の近くでは毎年たくさんの蛍が見られるんだ。
とても奇麗だよ。
(3人)へぇ〜。
(長山)いいなぁ。
蛍見たいよね。
僕も見たいけどこはるがすごく見たがってるんだ。
まだ見たことがないから。
それならみんなを別荘に招待するよ。
みんなで蛍を見よう。
えっいいの!?やった〜!
(長山の母)私までお願いしてしまってすみません。
(ヒデじい)いえいえ。
(ヒデじい)こはるちゃんもお母さまと一緒の方が安心でしょうし。
よかったなこはる。
(こはる)うん。
ご招待してくれてありがとう。
こちらこそこんなにカワイイリトルベイビーと夏を過ごせてハッピーさ。
こはるちゃん蛍楽しみだね。
うん!ここが別荘だよ。
(一同)わぁ〜!
(鈴木)和彦坊ちゃんお待ちしてました。
やあ久しぶり。
別荘を管理してくれている鈴木さんさ。
(一同)こんにちは。
(鈴木)こんにちは。
ゆっくりしていってね。
おじさん蛍が見られるんだよね?それが…ことしはもうほとんど終わっちゃったんだ。
えっ?そうなのかい?蛍見られないの?でも少しくらいいるかもしれない。
今夜探してみよう。
さあ荷物を置いて遊びに行こう。
今から夜の心配をするのは時間がもったいないよ。
リトルベイビー。
うん。
(鈴木)お昼はバーベキューですよ。
(一同)わ〜い!楽しみ!んっ?あ〜おいしい。
馬もかわいかったし風も爽やかだしここは天国だね。
うちもここに別荘買わないかな。
それは夢のまた夢の話である
皆さんどんどん召し上がってくださいね。
高原野菜のサラダもできましたよ。
そうだ。
さくら自由研究は何にするか決めた?あんた…こんな楽しい夏のバカンス中に何いきなり現実的なことを…。
あっいや僕はせっかくだから蛍のことを調べようかなと思って。
何も決まってないんだったらさくらも蛍にしたら?アドバイスありがたいけど今は宿題のことなんか考えないでこのバカンスを楽しむよ。
おいらも全然考えないじょ。
アハハハハ。
少しくらいは考えた方がいいかもしれない
そう思うまる子であった
・「夏休み夏祭りお化け屋敷」あっ。
夜みんなで肝試ししないかい?この近くの森なんかホントにお化けが出そうだじょ。
ホント?
(長山)大丈夫。
ただの冗談だよ。
(こはる)よかった。
あっちょっとトイレ行ってくる。
そこら辺でしちゃえばいいじょ。
(一同)えっ!やっ山田君レディーに何を言ってるんだい。
まったくだよ。
あたしゃレディーだよ。
トイレ…。
んっ?あの子さっきも…。
それよりトイレ!あれ?トイレってどっちだったっけ?あれ?やっぱりあっち?あれ?あ〜トイレトイレ!漏れちゃうよ!・
(女の子)そこの角を曲がって突き当たりがトイレだよ。
えっ?さっきの女の子?そんなことよりトイレ!《ハァ…間に合った》《楽しい夏休みの思い出が台無しになっちゃうとこだったよ》《んっ?》あれ?さっきの女の子だ。
えっ?どこ行っちゃったんだろう。
・ねえちょっと待って〜!ハァハァハァ…。
やっと追い付いた。
さっきトイレの場所教えてくれたでしょ?ありがとう。
おかげで間に合ったよ。
(女の子)ううん。
この近くに住んでるの?あたしは友達の別荘に遊びにきたんだ。
うん知ってる?えっ?あっううん何でもない。
《何だかおとなしい子だね。
人見知りなのかな?》あ〜何だか喉渇いちゃった。
こっち。
んっ?わぁ〜奇麗な川。
んっ?何してるの?はい。
葉っぱのコップだ。
すっご〜い!おいしい!ありがとう。
(女の子・まる子)フフフフ。
カニだ!カニがいたよ。
よく石の下とかにいるよ。
ホント?よ〜し。
いないねぇ。
じゃこっち。
う〜ん!
(女の子・まる子)う〜ん!うわっ!あっいた!2匹も!うん。
(女の子・まる子)アハハハハ。
それにしても奇麗な川だね。
こういう所に蛍が住んでるんだろうね。
でももうことしはあんまりいないんだよね。
それなら…。
んっ?夜ここに来れば見られるかも。
えっ?・
(長山)お〜いさくら〜!あっ長山君だ。
えっ?あっ…。
あっさくら!
(たまえ)なかなか戻ってこないからみんなで捜してたんだよ。
ごめ〜ん。
ついあの子と…。
あっ!そういえば名前も聞いてないや。
誰?うんとねここら辺の子みたい。
お化けだったりして。
そんなわけないじゃん。
しつこいね。
(山田)アハハハハ。
(鈴木)もうすぐそこだよ。
蛍見られるといいな。
(鈴木)う〜ん…。
やっぱり見当たらないなぁ。
(こはる)えっ?
(長山の母)こはる…。
こはるちゃん。
《それなら今夜ここに来れば見られるかも》あっ。
こっちで蛍が見られるの?えっ?うっうん…。
《これで見られなかったらこはるちゃんもっとがっかりしちゃうよね》さくら確かこの辺だったよね?うん。
でも…。
蛍…。
あっ。
(長山)あっ蛍だよこはる!
(こはる)わぁ〜!あっ!あっちにもこっちにもいるよ!わぁ〜!奇麗だね。
ありがとうまる子お姉ちゃん。
ううん。
よかったねこはるちゃん。
《あの子のおかげだね》
(一同)ありがとうございました。
また遊びに来てね!お父さん。
今回は悪かったな。
坊ちゃんと遊べなくて。
ううん。
あの子と遊べて楽しかったな。
んっ?何か言ったか?ううん何でもない。
名前も知らない少し不思議な女の子
いつかまた会えたらいいなと思うまる子であった
おじいちゃんそのシャツいいねぇ。
涼しそうだしすごく若く見えるよ。
あたしのこのサンダルはどう?カワイイでしょ?これにふさわしいおしゃれをしなくちゃね。
暑くったって我慢我慢。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/07/13(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多]
「ひよこを飼いたい」の巻
「高原の不思議な女の子」の巻
詳細情報
番組内容
学校の近くでカワイイひよこを見つけたピヨ。飼いたいけど絶対お母さんがダメって言うよねピヨ。そうだ、今度花輪くんの別荘に遊びに行くとき連れてって、あっちで育ててもらおうかなピヨ。
今回のちびまる子ちゃんは「ひよこを飼いたい」「高原の不思議な女の子」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO
おじいちゃん: 島田敏
お父さん: 屋良有作
お母さん: 一龍斎貞友
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ
【OP曲】
「おどるポンポコリン」
【END曲】
「100万年の幸せ!!」
【脚本】
吉成郁子
【絵コンテ】
宮下新平
入好さとる
【演出】
宮下新平
高木淳
【作画監督】
あべじゅんこ
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
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