Crossroad<別所哲也> 2014.06.28

出ていけ!確かな演技力と舞台映えする長身。
歌も上手い。
英語もペラペラそして…。
ラジオでは毎朝ハイテンション。
そんな別所さんのもうひとつの顔映画祭のプロデューサー。
すみません皆さんもう一度ご協力いただいて…。
しかも今年はその映画祭を更に進化させようと決めました。
僕はいろんな国々の人と議論したりすると役者DJプロデューサーなんでもスマートにこなしてしまう才人と思いきや実はとんでもなく熱い男。
別所哲也さんの目指すものとは。
人の行く道は一本道とはかぎらない。
突然岐路が現れ進路を選ぶことで旅路は続く。
この人はどんな道を歩むのだろう?別所さんの朝は早い。
おはようございます。
これからラジオの生放送。
車に乗るやいなやなにやら真剣にスマートフォンを見つめています。
もうすでにみんなからおはようモーニングっていうリスナーさんからその…ソーシャルメディアにバンバンおはようモーニングっていう言葉がどんどん届いてるんですよ。
こういう行く間になんとなくこう今日の東京の空気感みたいなのを見てそれで入ります。
おはようございます。
おはようモーニングです。
おはようございます。
おはようモーニングです。
よろしくお願いします。
おはようモーニングです。
よろしくお願いします。
おはようモーニングです。
朝6時から9時まで3時間の生放送を週4日。
それを別所さんは8年間早朝からこんな感じで務めています。
サーズデーモーニング!目覚めるのじゃ。
おはようモーニング別所哲也です。
5月22日木曜日サーズデーモーニング時刻は6時になりました。
さあ起きましょう。
別所さんのただならぬパワーをもらってから仕事に行く。
そんなファンも多いそうです。
ほんとに尋常じゃない体力が絶対必要になりますし毎朝楽しい気分…。
ポジティブなメッセージを届けられるっていうのは別所さんならではのものなのかなとすごく思います。
生放送を終えるやいなや休む間もなく次の現場へ。
移動の車中では映画祭の印刷物について打ち合わせ。
着いた先はテレビ東京。
今日は映画祭のPRを兼ねて生放送の番組にゲスト出演。
おはようございます。
おはようございます。
本日のゲストの別所哲也さんです。
よろしくお願いします。
(拍手)そう別所さんが主催するのは短編映画専門の映画祭。
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア。
スタートは1999年。
以来年々観客動員数を増やしいまや国際的にも有名な映画祭にまで成長しました。
今年は東京と神奈川の3か所計17日間とスケールアップして開催。
更には思い切ってあることに挑みました。
今年の試みとしては映画祭がまずは完全に上映プログラムが無料ということで。
まだショートフィルムに触れたことがないという方にも観ていただきたいなと思って…今年は…。
(スタッフ)思い切って?思い切って。
ちょっとパンドラの箱を開けた感じでもありますけど。
入場料を無料にしてまで観てもらいたい。
別所さんが短編映画にかける熱い思いの理由は何なのでしょうか?父親は銀行員。
エンターテインメントと特には縁のない家庭環境で育った別所さん。
しかし大学時代に経験した英語劇の楽しさから役者を志すように。
そして舞台俳優となった3年後一大転機が訪れます。
それがハリウッド映画のオーディション。
別所さんは見事合格しなんと主役として銀幕デビューを飾ったのです。
英語のトレーニング期間からアメリカに渡り約1年半名だたる俳優や制作陣とともに過ごした若き別所さん。
そんな彼を世間はシンデレラボーイともてはやしました。
衣装合わせする大きなワードローブのファクトリーがある。
そこからいろいろ知ってるハリウッドスターが出てくるわけですよね。
当時のスタローンとかそれからマイケル・J・フォックスとか。
そういう人たちのリムジンとかパッとその人たちがボディーガードとかエージェントと一緒に出てくる姿を見るとやっぱりこう…。
ああハリウッド映画の現場に来たんだなとは思いました。
そういう感覚になりました。
その後ハリウッド帰りのイケメンは当時ブームのトレンディードラマにも引っ張りだこに。
ところがそんなある日。
ハッと取材を受けたときに気がついたんですけどしゃべってることが全部なんていうんだろう仕事のこと。
今仕事以外に例えば「興味持ってることなんですか?」とか「オフで何してますか?」って言われたときにあれ?今自分ってなんかこう俳優としていろいろやってるんだけど何か自分に持ち込むとか取り入れるっていうようなことが全部スタジオと仕事と仕事の人たちになっちゃってるけどいいのかな?…とか思ってました。
人気絶頂の最中突然俳優を休業。
原点に立ち返ろうと再びアメリカへ。
当時の事務所からはすごい言われましたよ。
「帰ってきて仕事があると思うなよ」的な感じでしたし…。
その恐怖よりもなんだろう…。
自分の中がからっぽになっちゃってちょっとそこにウソをつきながら仕事をしていくことの恐怖のほうが強かったのかな。
そんなとき誘われて何気なく観たのがショートフィルム。
別所さんはいっぺんに心を奪われます。
ショートフィルムとは30分以内の短編映画のこと。
短いのに泣ける笑える。
そこにあるのは映画のエッセンスが凝縮された独特の世界観。
また欧米では映画監督への第一歩としても認知されているジャンルであのスピルバーグやジョージ・ルーカスといった巨匠たちもスタートはショートフィルムでした。
とにかくいくつもあってどれをとってもエンターテインメントだしどの作品にも監督の映像作家としてのスタイルがあるしショートフィルムおもしろいこんなにいっぱいある。
俳優としても。
だからこれちょっと見せたいないろんな人にって思って日本に戻ってきたんです。
仲間を募りほぼ手弁当の状態で一年半の歳月をかけ1999年とうとう日本で初めての短編映画の映画祭を開催。
別所さんの熱意に打たれなんとルーカス監督もオープニングパ−ティーに駆けつけてくれました。
なんかこうこれだと思って情熱がワ〜ッとむき出してワクワクし出して…。
ショートフィルムいいな映画祭すごいいいな日本でやりたいな…。
もうどんどんなんていうんですかね…。
やってトライアンドエラーでだんだん形になってったって感じ。
走り出したらもう止まらない。
別所さんはそのあとも次々と人を巻き込んでとうとう映画祭をアカデミー賞の公認映画祭にまで押し上げました。
今年初めて無料開放に踏み切ることにした映画祭。
そのためにはスポンサーが必要です。
この日はプロデューサーとして企業回り。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
先方が外資系とあって別所さん英語日本語を使い分けて交渉。
それこそトレンディードラマみたいです。
次の現場へ移動。
その車中ではジャージに着替えていました。
楽譜ある?実は映画祭と同時にミュージカルの初日が控えています。
その練習も毎日怠るわけにはいかないのです。
(歌声)あ〜!曲が結構難しいのだとか。
演目は『カルメン』。
別所さんの役どころはカルメンに怒りを燃やす市長。
悪役です。
「男をとりこにする不思議な女」今は完全にミュージカル俳優の顔。
でも映画祭を始めてからというもの別所さんはこう聞かれ続けていると言います。
「俳優辞めるの?」。
本当のところどう考えているのでしょう?別所さんは2009年に日系アメリカ人の女性と結婚。
愛娘は5歳。
カモン!全然目の高さも変わったし。
娘がいろんなことを発見するのを俳優としてもあっそうか人間ってこうやっていろんなものに出会うんだとか発見するんだとか喜ぶんだとか泣くんだとか。
そういうのもあるし。
エネルギーの塊みたいなところがあるので。
こうやって遊んでるとこっちはヘトヘトになるんですけど。
なんか知らないですけど気持のほうはすごくこうなんていうんですかね…。
洗われるっていうか元気になるっていうか。
仕事とはまた全然違いますね。
映画祭本番が迫るなか。
訪れたのは東京・葛西にある映画の専門学校。
映画人を志す若者たちにショートフィルムの魅力を伝えようと別所さんはこうした特別講義も行っています。
皆さんこんにちは。
(一同)こんにちは!学生がいます。
縄跳びをしたりあっボールが出てきました。
走ってますね。
これはあとの伏線です。
実際のショートフィルムを教材に俳優であり映画祭のプロデューサーである別所さんが直接語る映画作り。
皆さんぐっと引き込まれている様子。
講義を終えた別所さんを1人の生徒が待ち構えていました。
彼は今まさにショートフィルムを作っていて短くまとめきれずに困っているといいます。
物語どういう物語かわからないんだけど…。
足をとめ相手の目を見て誠実に答える別所さん。
いつでもどこでも一生懸命な男です。
今回別所さんはショートフィルム作品そのもののプロデュースも手がけています。
映画祭に出品するため仕上げに大詰めのスタジオへ。
監督は今注目の俳優の1人役者のセリフを映像に合わせて録音するアフレコ作業の真っ最中でした。
初監督の斎藤さん。
物語のカギとなるひとつのセリフに強いこだわりを持っていました。
はいではこれも…。
3回くらい。
ではお願いします。
結構明るめでしたよね。
よかったですよね。
相当希望をもって言ってるんでしょうね。
ようやくアフレコが終了。
完成まであとひと息。
監督は優しかったですか?はい。
残り頑張ってください。
はいありがとうございます。
ありがとうございました。
この人は物を作れる人だ。
去年の映画祭で出会ったとき別所さんは斎藤さんをそう見込んで今年監督をオファーしました。
ちゃんと自分で前見れるから。
大丈夫?はい私は。
この日の作業が終わったのは夜中の12時過ぎ。
別所さん明日も朝6時からラジオの生放送です。
本番3日前運営スタッフの打ち合わせもいよいよ最終的な詰めに入っていました。
ゲストの誘導にまで気を配る別所さん。
この日も遅くまで話し合いが続きました。
いよいよオープニングセレモニー当日。
いい天気です。
晴れてよかった。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
1年間準備をしてきましていよいよ今日からオープニングということになりますのでどうぞよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
まずは会場の様子をのぞく別所さん。
自らがミュージカルの舞台に立つ役者だけに音響には人一倍神経を使います。
座る位置やお客さんの入り具合によって音は聴こえ方が変わります。
本番まであとわずか。
今年で16回目。
でも何度迎えても期待に胸が高鳴ります。
映画コメンテーターのLiLiCoさん。
映画祭のアンバサダーを引き受けてくれています。
別所さんにもう十何年か前にお会いして彼のショートフィルムに対する情熱とあとそこだけではなくて人として人間としてそしてタレントとして俳優としてプロデューサーとしてここまですべてを把握しながらお仕事をしているすばらしい人材はなかなか日本にいないんですよ。
私は別所さんみたいになりたいっていうふうにいつも思っているので別所さんがやってることでしたら応援したいなと思います。
ゲストも続々と到着。
さあ間もなく本番です。
今年全世界より寄せられたエントリー総数は4,660本。
そこから厳選された233本が会期中に上映されグランプリが決定します。
その幕開けを告げるオープニングセレモニー。
会場は満員。
プロデューサーの別所さんと映画祭アンバサダーのLiLiCoさんの2人が進行役を務めます。
いよいよオープニングセレモニーがスタート。
今年は華やかさが増すようにレッドカーペットを長くしたそうです。
どうも皆さんこんにちは。
こんにちは。
ずっと手つなぎたかったなぁ。
(笑い声)本日司会を務めさせていただきますアンバサダーのLiLiCoと?どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
(拍手)続いて豪華なゲストたちが次々と入場。
おっこんな方も。
いやぁ長いレッドカーペット大成功じゃないですか。
もちろん斎藤工監督も登場。
よろしいでしょうか?すみませんこちら…。
はいいきます。
はいせ〜の。
はいありがとうございます。
そして斎藤さんの作品のお披露目。
モチーフとなったのは大橋トリオさんの楽曲。
〜定時制高校の学生と心に傷を持った女子高生が机の上の落書きを通して恋をするというストーリー。
どこか不思議でほのぼのとした感覚が漂います。
《ちゃんと自分で前見れるから…》《安全運転で頼むな》
(拍手)別所さんが試写をご覧になってすごく褒めてくださって拍手してくださったあとにって言われたんですよ。
っていうふうなところをケアしてくださってるなっていう。
感動しましたね。
翌日新緑と映画祭の旗で彩られた表参道。
入場料無料の試みはやはり大好評。
今回初めて映画祭に来たというお客さんも多くいたようです。
朝毎日聞いてます。
ありがとうございます。
来週もよろしくお願いします。
もちろん動員数は過去最高。
別所さん大成功ですね。
横浜みなとみらいに1つの映画館があります。
実はここいつでも短編映画を見られるようにと別所さんが作ったもの。
いったいどこまでいろんなことをやるんでしょう?あなたの尽きないパッションを応援します。
結局なんていうんですかね…ワクワクしたいっていうか。
あの…。
感動を人と分かち合いたいというか。
僕は人間って泣いたり笑ったり本当に…なんていうんでしょう。
感動をどれだけ分かち合ったかっていうのが人生の価値だと思っているので。
どれだけ人といろんな形で出会ってそして何かをお互いに分かち合えて…。
そのいちばん根源にどういう…。
感動を分かち合えたかっていうのがあるので。
心を動かすっていうそういう大切なもうひとつの営みに関われたらいいなと思います。
2014/06/28(土) 22:30〜23:00
テレビ大阪1
Crossroad<別所哲也>[字]

ドラマ、ミュージカル、FMラジオのパーソナリティ、映画祭のプロデューサー…。いくつもの肩書を持つ、俳優の別所哲也に密着。

詳細情報
出演者
【ナビゲーター】
原田泰造
番組内容
ドラマ、ミュージカル、FMラジオのパーソナリティ、そして映画祭のプロデューサー…。いくつもの肩書を持ち、何でもスマートにこなしてしまう才人、と思いきや、実はとんでもなく熱い男!別所哲也のクロスロードに迫ります。
番組概要
様々な分野で活躍する、毎回一人(一組)の“挑戦し続ける人”を紹介。彼らが新たなる挑戦に取り組む今の姿を追う。挑戦のきっかけになったもの、大切な人との出会い、成功、挫折、それを乗り越える発想のヒントは何からつかんだのか?そして、彼らのゴールとは?新たにどこへ向かおうとしているのか…。そんなCrossroad(人生の重大な岐路)に着目し、チャレンジし続ける人を応援する“応援ドキュメンタリー”。
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/crossroad/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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