開運!なんでも鑑定団【ついに登場!?平山郁夫の名作】 2014.07.13

(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
フィギュアスケートこの間あったでしょ。
もう浅田真央ちゃんとかも出てるんですよ。
羽生君とか。
生で観たらすごいんですよ。
そんななか途中の休憩タイムでこのテレビ東京のキャラクターのナナナが出てきて滑ってましたわスケート。
滑れるんだ。
ナナナが滑ったとたんに全員トイレ行ってました。
おはようございますおはようございます。
鈴木奈々です。
ありがとうございます。
彼氏に愛してるが止まらない彼氏大好き。
私も乗ったっけ?
変幻自在なものまねでおなじみ
子供の頃から…
友達が笑ってくれるとついつい調子に乗り悪ふざけばかりしていました。
21歳の時プロを目指し単身上京。
ショーパブの前座を務めながら修業に励みました。
しかしほどなく運動不足と不規則な生活がたたり…
それを目にした仲間から…
と言われたため…
見違えるほど美しくなりました。
そのおかげで…
その後長男琉馬君を出産したのですが産後2か月で復帰してからは仕事のときも一緒のため琉馬君は2歳半にしてすでにものまねが得意だそうです。
もちろんみかんさん自身もますます芸に磨きをかけ去年は西川史子さんや土屋アンナさんのものまねで大ブレイクしました
依頼人の登場です。
神奈川県からお越しのお願いします。
さぁどうぞこちらのほうに。
ありがとうございます。
ものまね芸人さんにしてはスタイルが…。
いやいや…。
もうキンタローと全然ちゃうやんか。
キンタローこんなんですよ顔。
本当にね4頭身ですから。
土屋アンナちゃんとかね秀逸でしたから。
ありがとありがと。
声も表情も全然変わるね。
あマジで?鈴木奈々ちゃんちゃうかったっけ?ありがとうございます。
ありがとうございます。
あっ違う松嶋尚美ちゃん。
やっぱテレ東ってな落ち着くわ私。
落ち着くねん。
似てる。
きらきらアフロとかも=Pてるし。
今日は息子さんと一緒にね。
そうですね。
ちょっと言って。
ものまねできんの?琉馬おいでママんとこ。
笑顔がかわいい。
何ができる?やぁ琉馬君。
琉馬こんにちはは?こんにちは。
機嫌よさそうだね。
ものまね何できるのかな?じゃあママも一緒にやるから。
せ〜のアイーン。
アイーン。
家族っていいですね。
ありがとうございます。
お宝持ってきていただいたんで拝見しましょう。
こちらです。
これ何ていう刀ですか?これは兼房さんって人が作った刀みたいなんですけどおじいちゃんが趣味で集めてた刀で…。
いっぱいあるなかで1つ持ってきたんですけどおじいちゃん仕事一筋で唯一の趣味が刀集めだったんですね。
結構なお金を費やしてるんじゃ…。
つぎ込んでるんだ。
つぎ込んでるんじゃないかって…。
しかもこれ愛媛の今治市の今治城に飾ってあったんです。
お城に?そうお城に。
貸したんだ。
そうそう貸したの。
だからさぞかしいい値段すると思うんですよこれは絶対に。
今回「鑑定団」に出させてもらうっていうのでもういとこ中とかがすごい騒いでるんです。
いとこどれくらい何人くらいいるの?何人いるかな?結構いますよ。
7〜8人くらい。
その7〜8人のなかのいとこ今日はね来てるんですよあそこに。
そうかそうか。
なるほど。
あとでごまかされへんようにちゃんとね現場を押さえに来ましたね。
ご本人の評価額ですが。
はい300万。
300万はいってほしいですね。
まいりましょう。
オープンザプライス!え〜っ!これはですね室町末期の関の刀鍛冶の兼房の短刀で本物のいい短刀なんです。
ただ短刀というものは刀に比べますと値段が3分の1くらいにどうしてもなってしまいます。
関の短刀というのは切れ味で有名で戦国時代にたいへんたくさん作られまして特にこの刃紋の形がきれいでして丸い刃紋を作るんです。
兼房なんですが音読みをしまして兼房乱れといってたいへん有名で。
この外装がよろしいですね。
刀は450年前ですが外装は幕末のものです。
全部揃っているんですけどもただ残念ながら作者名が入ってないんですね。
超一流だとそこに銘が入るんですがその下の方が作ったということなんです。
それは手裏剣にもなるし馬に乗っかって馬が走れなくなって脚が太くなっちゃったとき血がたまったときなんかに血抜きでそれで刺すとかですね。
そういうのがいろいろついているという点でも貴重という。
親戚中でもう長い刀取り合いですね。
そうですね。
長いほうが高いということで。
その情報はスタジオに来た親戚だけであとは黙っておいたほうがいいですよ。
間違いないですね…。
ということで番組も最後まで楽しんでいってください。
どうもありがとうございました。
のどかな田園風景にさっそうと現れた真っ赤な外車
軽やかに降り立ったのが…
ではお言葉に甘えて…。
宮さんの趣味は車の運転。
18歳で免許を取ってから50年さまざまな車に乗ってきました
現在の愛車は4年前に一念発起し400万円で買ったもの。
そして運転中の楽しみが大声で歌うことで…
とういう感じで歌ってます。
宮さんが会社勤めをしていたときのこと。
上司からお金に困っているという知人を紹介され話を聞くと医大に進学する息子の学費が払えないので大事にしているお宝を買ってほしいというのです
でも500万円じゃ買えないのでおしゅうとさんと相談して困っているのであれば…。
しかし年金生活になると極端に収入が減ってしまったため…
いいものでしたら売りたいと思っています。
どうか鑑定をよろしくお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
青森県からお越しのよろしくお願いします。
どうも。
どうぞこちらのほうへ。
真っ赤な車で…。
いい歳してですね。
とんでもないですよ。
東京来るのもすごい久しぶりなんですって。
修学旅行以来です。
修学旅行以来に…。
私たちが来たときは蒸気機関車で…。
蒸気機関車!久しぶりに来ていかがですか?なんか全然違いますね。
全然ちゃいますか。
人の多さは…。
多いですね。
多いですよね。
酔います。
やっぱり人で?人で酔います。
でもねぶたのときとかすごいんじゃないですか?私そんなとこ行かないです。
そんなとこ行かないですか。
さあそれではお宝拝見します。
あらっ。
すてき。
きれい。
これは何ですか?瘤です。
瘤?むちゃくちゃでかい木についたんですねほんならこれね。
できたんですね。
えっこれはふだんはテーブルで?部屋にただほっぽって…。
使ったことないんですか?使ったことないです。
30年前300万で…。
はい。
持ち主は知り合いやったんですか?もとの…。
いや知らない人です。
知らない人から…。
急に?えぇ?しゅうとさんがですね…。
いや笑ってる場合ちゃいますよ。
ようそれで300万も?ええ。
で人助けになるんだったら300万だったら買っていいですよということで。
人がいいな。
ちなみに青森のどの辺りに行ったらそんなふうに買っていただけるんでしょうかね?
常緑針葉樹アスナロの変種でその82%は青森県の津軽半島下北半島に分布する。
青森ヒバは日陰のほうがよく成長する陰樹であるためスギやヒノキのような人工植林がきわめて難しくそのほとんどが天然木である。
大きいものは…
その成長はきわめて遅くスギが直径70cmになるのに…
青森ヒバはおよそ…
これは推定樹齢500年とも800年ともいわれる青森ヒバの巨木で五所川原市の天然記念物に指定されており通称十二本ヤス。
地上3mから12本の枝が分かれそれぞれ天に向かって伸びている。
その名は姿形が魚を突き刺す道具ヤスに似ていることに由来する
木目は均等で細かくその美しさはヒノキに勝るとも劣らない。
しかし青森ヒバの最大の特徴は何といっても…
これはヒノキチオールという成分がヒノキの10倍も含まれているからで総ヒバ造りの家には蚊も入らないといわれているほどである。
またシロアリにも強く防腐処理がいらないため古くから神社仏閣城橋などきわめて重要な建築物に用いられてきた。
例えば…
その93%が青森ヒバで造られており1962年改築修理することになった際もあまり傷みはなくなんと7割以上の木材を再利用することができた。
弘前城では天守閣や城門に用いられた。
築城の際は同時に城下町も整備することになり2つの山の青森ヒバを切り尽くしたといわれている。
もちろん明治の名建築にも用いられておりその代表が太宰治の生家…
入母屋造りの2階建てで1階は銀行であった。
当時の面影が今なおそのまま残っているのは耐久性に優れた青森ヒバのおかげであろう。
また青森ヒバは去年の伊勢神宮式年遷宮の際架け替えられた宇治橋にも用いられ大きな注目を浴びた
改めて依頼品を見てみよう。
青森ヒバの座卓である
幹の部分にできた瘤を用いておりその木目は実に見事である。
これだけ大きな材はきわめて珍しいが…
おいくらにしましょう?300万ほしいですけども…。
300万…じゃあ300万いきましょうか。
よろしいですかね?もちろんですよ。
まいりましょう。
オープンザプライス!これはいってほしい。
私もいってほしい300万。
お〜やった超えた350万!よっしゃ!超えました超えました!よかった。
まさしく青森ヒバに間違いはございませんね。
独特の飴色の色が非常にきれいですね。
瘤ができにくいってよく言われますね。
60cm70cmっていうのは見たことはあるんですけどもこれだけ大きい1m超えるものっていうのはめったに見たことがないですね。
その杢がすごくきれいですよね。
海のさざ波が立ったような三角模様が…。
その向こう側に今度それがうねりになった大きなうねり模様みたいのがそこに出てきた。
縮杢という独特な杢が出てそういうものがうまく相まって非常に美しい表情が出てますね。
こういうものっていうのはそうめったにお目にかかるものではないですね。
買ってあげたら?買ってください。
僕?価値ありますから買っても損はないんじゃないですか?うちのマンション入らないんじゃないかな。
いいマンション住んでるじゃないですか!もう欲しい人も今見てておられるかもわからないんでもしあれば番組のほうまでね。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
最上川流域に肥沃な土地が広がるため古くから上質な染料になる紅花の栽培が盛んで江戸時代には遠く京まで運ばれた。
堀米家はその紅花交易で財をなした豪商で邸内には京から持ち帰った美しい紅花染の着物元禄雛享保雛など貴重な品々およそ5,000点が保存されており当時の繁栄ぶりを今に伝えている。
同じく紅花染の衣をまとって行われる谷地舞楽は860年山寺立石寺開山の折に奏されたことに始まり以来門外不出一子相伝の技として受け継がれてきた。
その舞は実に荘厳で現在国の重要無形民俗文化財に指定されている。
名物は…
もともとは大正時代酒のつまみの煮込みをしめのそばに入れて食したことに始まる。
親鶏でとったダシは深いコクがありわざわざ県外から多くの人々が訪れるほど高い人気を博している。
これにはそば通を自認する…
大満足
早速いってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN河北!
まずは冷たい肉そば研究会のメンバー…
トップバッターでございますがすみません…。
色物さんですよね明らかに。
B−1グランプリに出てここ河北地方をPRしてます。
肉そばに親鶏を用いていることをアピールするおやどり姉妹とともに派手な衣装を着てイベントを盛り上げている
お宝は…
実は佐藤さんの大叔母は昔三尾呉石のところでお手伝いさんをしており…
戦後の食料がないときに河北地方からお米とか野菜とかを運んでったんですよ。
そのときにたぶん先生お金なかったんでしょうね。
そこでそのかわりにと自作の絵を抱えきれないほど持たせてくれたらしい。
しかしその後大叔母は近所で祝い事があるたびに…
いい宝物あるからってどんどんプレゼントしちゃって…。
そのため今ではわずか数幅しか残っていない。
本人評価額はこのくらいはしてほしいと…
もしも高値がついたらこの際思いきって売り払い冷たい肉そば研究会のためにキッチンカーを買いたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
ダウンするも大健闘!
大橋翠石という虎の名手に師事をしてそれに次ぐ虎の画家として非常に名高い方なんです。
こっちをじっとにらみつけて落ち着きがあってたいへんいい絵だと思います。
虎というのはやはり戦前たいへん好まれた…千里を行って千里を帰るということで出征する兵士のために描かれて数はたいへん多いんです。
でも本当にいい作品だと思いますので大事になさっていただきたいと思います。
続いては自宅が骨董で埋め尽くされている…
全部で何品くらいあるんですか?そうですね…。
そのため同居していた息子夫婦は…
当然ご家族からは大ブーイング
すみません…あっお母さんもう泣かれてますけど…。
お母さん涙ぐんでおります。
お母さんのその涙は何でしょうか?お母さんは一緒に住みたいですよね?そうですよね。
できることならその骨董品はどうされたいんですか?
お宝は…
どこで手に入れられたんですか?
数年前のことなじみのリサイクルショップに行くとちょうど店主が旧家の蔵の買い付けから戻ってきたところで…
いいもの入ってきたからどうですか?ということでこれはまぁ手になかなか入らないんじゃないかなと…。
姿形の美しさはもちろんのこととても軽く手になじんだので名品に違いないと確信した
ちょっと持たせてもらって…。
えぇどうぞどうぞ。
わかってますよ!あっめっちゃ軽い!めちゃめちゃ軽い!
わずか7万円で購入したが自分のコレクションのなかではいちばん自慢の品なので今日はこの場で高値を勝ち取り口うるさい家族をなんとか黙らせたい
そうです。
これがバッチリ決まったら…。
本人評価額は自信満々の…
息子夫婦と同居したいのはやまやまだが家族が何と言おうと骨董道楽だけはどうしてもやめられない。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
あちゃ〜!
いやこれはねどこかお茶屋さんで和菓子を食べたときにお抹茶を一服どうぞというように数いっぱい作ったお茶碗ですよね。
型で流してミルクみたいな泥でどんどんどんどん作るから軽い軽い。
古いものはもっとずしっときますよね。
本物だったら大変ですよ。
800年くらい前の中国の南宋時代の文字天目日本でも重要文化財にもなってるものですからね。
これからは奥さまと話し合って。
続いては鑑定士安河内の大ファン…
安河内先生。
「先生の」やったら安河内先生が海野さんのことアイドルと思ってる感じ…。
デビュー当時からの私は大ファンです。
ほんとに当時は若かったですね。
こら!
お宝は…
四十数年前ある骨董好きの方と知り合い自宅を訪ねた際見せていただいたもの。
その瞬間
見た瞬間に?どこが気に入ったんですか?ぼやっと霞んで見えるでしょ。
ちょっと霞んでる感じですね。
だから好きなんですよ。
どうしても欲しくなり自分が持っている刀と交換していただけないかと何度もお願いするとしぶしぶ応じてくれた
わりといい刀渡したんですか?会話もずっとぼやっとしてますよ。
なんかもう安河内先生のこと言うだけ言ったら終わりみたいな感じ…。
終わりですか!?
本人評価額はこのくらいかなぁと…
今日は大好きな安河内さんに会えただけで本望。
たとえこれが偽物でももう思い残すことは何もない。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜!
ありがとうございました。
よかった…よかったです。
明治になって海外からいわゆる洋画というものが入ってきたときにこれから日本画というのはどうあるべきかというのを東京美術学校の岡倉天心以下非常に考えたところなんですね。
で岡倉天心にいちばん近いところにいたのがこの下村観山なんです。
明治の35年にロンドンに2年間の留学をいたします。
この絵はだいたい明治40年くらいのロンドンで吸収したいわゆる水彩画なりこういう雰囲気のものを日本画にうつしえた彼のひとつの成果だと思うんです。
洋風画を勉強したときに遠近法というのが出てきますのでそれを縦長の掛軸にした場合に無理が出てくる部分があるんですが上のところに朧月を1つ入れることで全体を非常にうまくまとめているなという…落款がそのちょうちんのところに「観山」と入っているのもとてもしゃれた感じ…。
たいへんお目の高い…。
そりゃお目高いですよね。
続いてはご主人の影響で骨董収集を始めた…
旦那さんの影響で骨董品を集めだした?そうです。
一緒にいつもくっついて行ってたので…。
お父さんが?えぇそうです。
いっつも思ってたんです。
どうやら好みはだいぶ違うようで…
でもちゃんとこれ…ちゃんと持ってきてるやんか。
お宝は松が描かれた大きな壺である。
3年前デパートの骨董フェアで見つけひと目惚れ。
店主に値段を聞くと…
私はお金がないのでその半分の…。
しかしどうしても諦めきれずその後骨董フェアが催されるたびにその店主を訪ね何度もお願いすると一年後ようやく30万円で売ってくれた。
特に気に入っているのはもちろんこの松の絵付けで…
普通だったらこうやって描きますよね。
ここまで伸びてますし…。
あっひょいっと。
そうなんです。
後ろも見ても踊ってるようにすごいんですよ。
ここはちょっと削れてますけど。
そこはいいんです。
本人評価額は買ったときと同じく…
先に骨董収集を始めた夫は常に上から目線でものを言いこの壺も下手物とバカにするが…
「出張鑑定IN河北」に登場したのは松が描かれた大きな壺。
3年前骨董フェアでひと目惚れ。
当初は60〜70万円と言われたが一年ほど交渉し続けなんとか30万円にまけてもらった。
夫は下手物とバカにするが果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい〜!
おめでとうございます!九州佐賀県武雄市の郊外に弓野というところがある。
そこを中心にして作られたものなんです。
昔から弓野の松絵の壺とこう言ったんですね。
これは力量からみて江戸時代前期の作品ですね。
全体に化粧掛けを施して鉄絵と緑の釉薬でもって一気呵成に描いてるんでねこれだけの躍動感とエネルギッシュな迫力が生まれたんです。
昔はどこの家でもこれは単なる水がめでその美しさに気がつかなかった。
ですからなくなっちゃったんですよ。
今では古武雄という正式な名称が与えられてますね。
奥さん目利きですね。
ありがとうございます。
なにが下手物や!お父さん!ねぇそうですよね。
続いては結婚して53年になる…
あら!そしてなんでって言ったら…。
実は夫の正明さんは最近体調を崩してしまったため今日は応援に来られなかった
お父さんにちゃんとひと言言って。
このカメラに向かって!このカメラに向かって!なんて言ったらいいか…。
愛してるよ〜!
お宝は…
五十数年前まだ結婚したばかりの頃本家の叔父がちょくちょく訪ねてきてくれた。
そこで好物の酒を振る舞うといつも酔っ払って自慢話が始まり…
殿様…参勤交代。
叔父はそんな話をしながらコップ酒をあおると必ずジャンパーの袖で口もとをぬぐったためテカテカに光ってしまい…
ジャンパーがあんまり汚いから私が洗ってやるって言って…。
きれいに洗濯してあげると叔父は大喜び。
お礼として殿様から拝領したというこの掛軸を持ってきてくれたが到底古いものとは思えなかった。
なぜなら落款を見ると明治の明に昭和の和と書かれていたので…
よくよく見たら…。
そうか!お母さんこれ見て昭和か明治思ったんですね。
そうそう。
しかしその後夫が調べたところ明和は確かに江戸時代の元号だったため叔父の話を信じるようになり大急ぎで表装を直した。
本人評価額は夫と相談し…
実はせっかくテレビに映るのならと思い立派な箱を注文したが残念ながら間に合わなかった。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
残念ながらいけませんでした。
池大雅というと江戸時代中期を代表する南画家の1人なんですね。
明和3年というと44歳なんですけれどもまったく遠近感も何もない作品になってるなと。
当時から人気がありましたので偽物がいっぱいできております。
昭和って思われたというけれども昭和くらいの作品かもわからないですね。
最後は…
こちらは?今日のために作ってまいりました。
今日のためにわざわざ?これは何を意識されたんですか?これは中島先生得意の…。
鍋島焼の櫛高台古伊万里の蛸唐草更には格子文様などを大胆に編み込んでみた
ちなみにニット工場は何代目初代ですか?
と言いつつ奥さんに気を遣い…
お宝は…
2年前山形市のフリーマーケットに行ったときのこと。
骨董商と思われる80歳くらいの老人が…
大きな袋を持って引きずりながらこう転びそうにやってきたんです。
骨董品を引きずってはったんですか?袋に入れてこういうの…。
ずず〜っ!ずず〜ってことですか?かわいそうになって手伝ってあげたんです。
陳列もしてあげて…。
この香炉はその中にあったものでひと目で名品に違いないと確信。
というのも…
古九谷特有の色が浮き出ている。
間違いないです。
間違いない?
さりげなく値段を聞くと手伝ってもらったのでいくらでもいいと言ってくれた。
そこで…
1,000円!?1,000円です。
ほんのちょっと手助けしただけでこんなものが手に入るとは!その老人には申し訳ないがまさに濡れ手で粟。
というわけで本人評価額は堂々の…
二十数年骨董を勉強してきたので目は確かなはず。
ここはひとつ妻にもいいところを見せたいが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
買ったときと同じ〜!
これはまったく新しいものですよ。
ミルクのように泥を溶かして泥しょうといって型に入れていくつもいくつも作るんですよね。
だから作が甘いですよね。
蓋なんかでもちょっとひしゃげてるしね。
それから裏の角福もただそこに書いただけでまったく古九谷らしくない。
もしこれが本当に350年前の古九谷の香炉でしたら400万円はしますね。
出張鑑定IN河北はこれにて無事閉幕
こちらのNPO法人介護サービスにお伺いしました。
ごめんくださ〜い!
いらっしゃいませ。
よくいらっしゃいました。
20代の頃から老人ホームのボランティアをしていたためその経験を活かし…
現在はデイサービスや子育て支援などにも活動の幅を広げ夫の真一さんとともに二人三脚で切り盛りしています
ねぇオオバさん?
更に2年前には地元出身の芸術家の発表の場になればと自宅の1階を改造しギャラリーも開設しました。
そんなお二人にはもう1つ夢中になっていることがありそれは…
お二人とも祖父の影響を受け大の骨董好き。
ただし衝動買いをしないよう2人で決めたルールがあり…
私がいいと思っても…。
僕がダメって言うと…。
購入しないんです。
数年前に手に入れたものなんです。
ある日のこと突然骨董仲間から電話があり…
急にお金が入り用になったので…。
とりあえず見にいくとそれは有名な画家の作品でとても高かったのですが…
私と主人でとても絵が気に入ったので…。
どうぞ鑑定のほどよろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
千葉県からお越しのどうも。
さぁどうぞこちらのほうへ。
本日は人助けシリーズということでお二人目の方でございます。
さぁそれでは早速お宝拝見しましょうこちらです。
あら。
これどなたの作品ですか?これおいくらでお買いになったんですか?一応300…。
まぁ今日は300で人助けはいいですよ。
特にどこがいいなっていうのはありますか?まわりの…。
あっ緑?緑じゃなくて白のほう。
白の枠…。
あっこれでっか?その空間いうか対比っていうかやっぱすごいですよね。
下まで描いてないんですね緑を。
そうなんですよ。
わかってんのかい?わかってます!ほんとに私美術は5だったんです。
もうこういう番組は素人としゃべるのはしんどいな。
ちょっと!これ黒い部分のこれは描けますよもちろん。
黒い部分は描ける?いやだって見てください。
およよよって。
およよよ…って。
え?そんな簡単…。
その生涯をシルクロードに捧げた画家
幼い頃から家の裏山に登り海を眺めて過ごした。
その神秘的な静けさは少年の心に強く残りのちの美意識の原点となった
寮生活を始めると2年後の8月6日学徒動員で作業中B29の編隊を目撃。
しかし原爆が投下される直前材木貯蔵小屋に飛び込み九死に一生を得た。
この偶然は自分が生かされていることの意味を平山に終生意識させた
大伯父で彫金家の清水南山宅に寄宿。
南山の強い勧めで東京美術学校を受験すると絵の心得はまったくなかったが見事合格
その際南山からはこう言われた
しかしいざ入学してみると同級生との技量の差に愕然。
いくら描いても思うようにいかず気持は空回りするばかり。
ついには本気で退学を考えるようになってしまった。
そんな折大学の研究旅行で訪れた奈良で東大寺を目にした瞬間かねての迷いが一掃された。
1,200年あまり経ってもまったく変わらぬその美に圧倒され日本画の道に邁進する覚悟を決めたのであった。
卒業後は日本画家前田青邨に師事。
主に故郷瀬戸内海の風景や人々の暮らしを描いていたがまだ独自の画風を確立するまでには至らなかった
明日をも知れぬ恐怖と直面するうち…
と思うようになった
そんなある日突然1つの構想が浮かび描き上げたのが仏教伝来である。
これは仏典を求め旅する玄奘三蔵が力尽きる寸前オアシスにたどり着いた姿を描いたもので自己の運命を投影しているにもかかわらずみずみずしく幻想的で新聞紙上で激賞された。
これを機に仏教を自己のテーマと見据えた平山は次々と作品を発表。
更には日本文化の源流であるシルクロードを生涯をかけて描こうと決意し1968年から150回におよぶ海外取材を敢行
この取材をもとに制作されたのがシルクロードシリーズである。
この交易路が生み出したさまざまな文化や芸術人々の暮らしを末長く後世に伝えたい。
それは15歳で被爆した平山が平和への祈りを込めて描いた一大スペクタクルであった。
2009年12月他界
改めて依頼品を見てみよう。
平山郁夫作法隆寺である。
水彩画ですがすがしい新緑の向こうに法隆寺の五重塔が佇んでいる。
平山はシルクロードの終点で日本文化の発祥の地である奈良に特別な思いがあり何度も訪れてその風景を描いているが…
あれ早い!早かったですね。
まだ時間あるよ?それではご本人の評価額はおいくらでしょう?300円…あっ!300円じゃない…。
俺買うた!買うた買うた。
改めて。
びっくりしました。
300万で。
300万。
まいりましょう。
オープンザプライス!え!1,000万!え〜!すごい!え〜!よくこの法隆寺五重塔描いておられます。
平山郁夫といえばシルクロードが非常に有名で乾燥した砂漠を描くために黄土色を使うんですけども日本の風景を描くときにはこういった緑というものを非常に使ってですね色彩…日本の季節感っていうものを表すんですね。
奈良に初めて平山郁夫が行ったとき数か月前に法隆寺の金堂が火災で焼けたんですね。
そののちに昭和42年に復元されるんですけどもそのときの一部を平山郁夫が模写してるわけですね。
まずその礬水引きをせずに…。
礬水っていうのは滲みを止めるのに使うんですけど和紙にそのまま今田さんが描けるっておっしゃってた墨線を描いていくわけですね最初に。
それまぁ描けないと思いますけども。
わかっとるわ!それを描いてそれからそのあとに加彩をしていくわけですね。
これは平山郁夫の作品のなかで一応水彩素描画というふうに分けられるもんなんですね。
この素描画というのは一般的には完成品ではないように思われがちですけどもこの作品は完成されてます。
というのもしっかりと落款も入ってるということでこれはこういったシリーズなんですね。
すごいですいかがですか?嬉しいです。
ねぇ!じゃあぜひ大事にしていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひまた遊びにきてください。
すごい楽しかったです。
はいということで「鑑定団」また来週ですさようなら。
2014/07/13(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【ついに登場!?平山郁夫の名作】[字]

骨董仲間からかかってきた突然の電話。「このお宝だけは信頼できる人に譲りたい」と懇願され、300万円で購入。それは巨匠・平山郁夫の絵だというが、果たしてホンモノ?

詳細情報
番組内容
【骨董好き夫婦が手に入れた巨匠の絵】
夫婦で介護サービスの会社を立ち上げ活動している依頼人。地域に根付いたきめ細やかな介護がモットー。さらには「芸術家に活動の場を提供したい」との思いから、2年前、自宅の1階に貸しギャラリーを開館した。もう一つ夫婦で夢中になっているのが、骨董収集。
番組内容続き
数年前に突然骨董仲間から電話があり、「コレクションを売ることになったが、この絵だけは信頼できる人に譲りたい」と懇願され、人助けと思い300万円で購入した巨匠・平山郁夫の絵が今回のお宝。価値がずっと気になっている。

出演者
【司会】
石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
みかん
【出張リポーター】
石田靖
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
柴田光隆(「刀剣柴田」代表取締役)
村山元春(「ウッディプラザ」店主)
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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