幻解!超常ファイル「UFO映像を徹底分析 Part2」 2014.06.28

未確認飛行物体UFO。
日本に現れた謎の光の大群。
宇宙人の基地が火山の中に?近年世界各地で目撃・撮影された最新UFO映像を映像解析や現場検証でガチンコ分析。
パート2の今回は8つの特選衝撃映像が登場。
その正体は?2人のUFOプロフェッショナルと栗山千明が大空の謎と神秘に迫ります。
今回の最初UFOナンバー7番8番は日本とメキシコから。
これからお見せするのは2013年5月に撮影された映像。
メキシコのポポカテペトル山で火山活動を監視する政府の定点カメラが偶然捉えた決定的瞬間。
あまりに速いので…恐るべき速さで飛び火口に吸い込まれていく発光物体。
火口の直前でカーブを描いているので隕石など落下物ではない。
ここポポカテペトル山はUFOの目撃が相次ぐ場所として知られておりこの映像は「エイリアンの秘密基地がある証拠だ」と大騒ぎになった。
実は日本の火山鹿児島県桜島でも同じようにUFO映像が捉えられている。
国土交通省九州整備局の定点カメラ映像。
画面右上桜島の火口の上にゆらゆらと動く怪しい光。
実は桜島の監視カメラには度々UFOが発見されるという。
メキシコと日本をつなぐ火山でのUFO映像。
宇宙人の基地が地球的な規模で存在するのか?
(藤木)ここのところの噴煙か何か上がってるところをよく見て頂きたいんですが…。
学生時代UFO好きが高じて東京大学UFO研究会を立ち上げ初代会長に就任。
それ以来長年にわたる研究と映像技術の知識から撮影状況を推理する…
(藤木)ここのところの噴煙か何か上がってるところをよく見て頂きたいんですが煙が出てくるのがフワフワフワッと出てくるのが火山から出てくるにしてはすごく動きが速いですよね。
こんなに速く煙動かないと思いますよ。
大きいんですから。
だからこれやっぱり早回しなんですよ。
(栗山)なるほど。
他にも画面右側のこの星。
数秒の間に肉眼で分かるほど動いている。
これも動きが速く加工されている証拠だ。
(寺薗)実際これ今も定点カメラがこのネットにつながってますのでちょっと見てみるといいと思いますが。
かつてUFOに憧れた少年が宇宙開発の現場で研究者に。
インターネットを駆使して謎の正体に迫る…
(寺薗)今も定点カメラがこのネットにつながってますのでちょっと見てみるといいと思いますが。
こんな感じですね。
全然動いてないですね煙は。
映像の元となった定点カメラのサイトでは動かない静止画が一定時間ごとに更新される仕組みになっていた。
(寺薗)これじゃあ…こういうのがずっと撮られているわけでここに何かシュッとこう入ってくるようなものがありそうな感じではないですよね。
そうですね。
映像は撮影されたままのオリジナルではなく加工された早送り映像。
寺薗さんがインターネットで調べたところポポカテペトル山周辺には2つの空港がある事が判明。
光は火山に飛び込んでいるのではなくヘリコプターなどが火山の向こうに飛び去っているものと考えられるのだ。
(藤木)実はですねこれカメラの前に火山がありますがレンズの前を1枚ガラスかアクリルか何かでガードしてるんですね。
直接にカメラのレンズにゴミが付かないように。
そのアクリル板みたいなものがですね光を反射して写ってると考えられるんじゃないかと。
実際に現場のカメラを確認してみると…。
確かにレンズの前にアクリルのカバーがしてある。
夜になると定点カメラと桜島の間には街の明かり自動車のヘッドライト船の明かりなどが数多く点灯される。
こうした明かりがカメラのカバーに反射している事は映像を注意深く見るだけで証明できると藤木さんは語る。
(藤木)ここにぼやっとしたものここだけじゃないですよね。
ここにもありますよね。
そうですね。
(藤木)これとこれここもぼやっとしてますけどこれ早回しで見ると実は連動して動いてるという事が分かります。
え〜。
(寺薗)同じ動きをしてるんですね。
確かに2つの光は同じタイミングで上下に動いている。
という事はやはりカメラのカバーの上での何らかの反射と考えるのが合理的である。
私たちは定点カメラがありのままに写していると思いがち。
続いては日本とアイルランドから。
UFOナンバー9番と10番は街を襲う怪しい光の大群。
沖縄の那覇上空に怪しい謎の光が現れた。
目撃者によるとUFOの光は建物よりも高い所から次々と現れ…同じような怪しい光の群れがアイルランドの港町コーブの住宅街でも撮影された。
UFOは民家の向こうに着陸するのかと思ったところ更に…。
3機の新たなUFOが!先行した3機同様ほぼ等間隔でゆっくりと家の向こう側に降りていく。
その後もUFOは同じ場所から次々と現れ続けた。
(発射音)照明弾。
確かに民家に近づくUFOに似ている。
実はここコーブは悲劇の大型旅客船タイタニック号が最後に寄港した港。
撮影当日は死亡した地元の乗員・乗客の慰霊祭でその人数と同じ123発の照明弾が上げられていたのだ。
照明弾って言われて「あ〜」って思いましたけどやはり見た事ないものなので…。
(寺薗)我々は見慣れてないからもしそんなのに出くわしてしまったら…。
「何だろう?」と。
(寺薗)ええ。
しかも同じ方向に打ち上げて風の流れる方向がみんな一緒だったらまるで編隊を組んだ3機のUFOと。
いろんな条件が重なって大騒ぎする事になっちゃったっていう事だと思います。
一方沖縄の謎の光も事件発生から数日後アメリカ軍が照明弾の発射訓練を行った事を公式に認めた。
こちらの照明弾は上空の軍用機から発射されたもの。
一見空中に止まっているかのように見えるが比べてみるとゆっくり落ちている事が分かる。
軍事用の照明弾はパラシュート付きで数分の間上空にとどまり光を発する事ができるという。
私たちがふだん目にしないものだけに突然現れたら判別するのは難しそうだ。
UFOナンバー11番。
六角形のまるでコマのような飛行物体。
ところがカメラが引いてみると…。
その正体は金星。
なぜ六角形に写ってしまうのだろう。
実はその形を生み出すのがカメラのレンズの絞り。
光の量を調整する羽根の形が星の光を変形させたのである。
六角形の光の場合まずは「これが原因では?」と疑った方がよい。
UFOナンバー12番はちょっと変わった未確認飛行物体。
九州熊本のラジコンサーキット場にいたグループが偶然信じられないものを撮影した。
あれ何だ?あれ何だ?あれ何だ?えっ?何だ?どこですか?あ〜ほんとだ。
これ何すか?これでも何ですか?これ飛行機ですか?幻の妖怪一反木綿か?それとも神獣として名高い竜か?専門家に映像を見てもらうと…。
確かに撮影された現場は近くに畑が広がり農作業ハウスなどが設営されている。
UFOガチンコ分析いよいよ最難関!UFOナンバー13番。
ロンドンの中心街を慌てて走るカメラ。
上空を見上げる人の視線の先には何機もの白いUFOが!3機…。
更に2機…。
そして画面の一番上に…。
はっきりとした円盤形だ。
しかし藤木さんは映像の冒頭UFOが登場する前に奇妙な点があると言う。
(藤木)これ不思議なのがこのビデオ空に何かあるのになかなか空写さないで周りの人写してますよね。
それから空を見上げてる。
はい。
(藤木)何でこのカメラ撮った人はいきなり空を見ないで人とかを写してるんでしょうね?う〜ん…。
この映像の調査を交通事故や犯罪などを科学的に分析する民間機関に依頼した。
すると…。
最もおかしいのははるか天空を飛んでるはずのUFOがビルの中に吸い込まれていくという部分があったんです。
画面左から右に向かって飛ぶUFO。
ビルの背後に入る瞬間。
(石橋)これは物理的にありえませんので要するにコンピューターグラフィックスを作る時に消し忘れた部分であるという事が言えます。
ほんの1コマのミスがなかったらコンピューターグラフィックスという判定はなかなか難しかったかもしれない。
まさにそうした最難関のUFOナンバー14番。
乱舞する3つの光。
これは一体何なのだろうか?実はこの映像は既に検証が行われていた。
この検証サイトでは撮影現場がエリア51ではなくハワイであると指摘。
確かにフェンスや山の形小屋や木の形などがハワイのものと一致している。
撮影場所を偽っているとしたら映像そのものの信ぴょう性も限りなく怪しいものだ。
このサイトでは光る物体はCGではないかと推測。
しかし決定的な証拠までは見つけられていない。
(寺薗)最近はコンピューターで映像作るっていうのが本当簡単にできますからね。
そうですよね。
(藤木)本当にそうかどうかをですねコンピューターで解析するっていうのはこれ結構難しいんですよ。
特に写ってるものが何かぼやっとしたものですよね。
そうするとこれが本当に何か飛んでるのか後からCGで描き入れたのかを分析するっていうのはかなり難しいです。
(寺薗)インターネット上でよくUFOの動画とかがアップロードされてそれがあちらこちらに転載されて広まるっていう事があるんですね。
どういうふうな映像の出所なのかっていうところをまずちゃんとチェックして見ていくっていうのが一番いいと思いますね。
ほんとに今日お話しさせて頂いてUFOがお好きなんだなと思ったんですけど。
(寺薗)一つこう…「UFOだ」「不思議だ」「宇宙人だ」っていうとそこで終わってしまうんですけどそうじゃなくっていやそれは一体…そこを開けてみるといろんな事が世の中には起こってる。
どっか知らない世界からの信号とかそういうものがあるとしたら何か不思議な…あるいはインチキで作っちゃったようなやつはですねこれはもう除外していくってやってやっぱり本当に何が起きているのかを知りたい。
こういうところが面白いところですね。
そうですね。
その1個を探し求めるためにはやっぱりちゃんと調べていくっていう事が必要だっていう事ですね。
謎のままにしないでもう一歩踏み込んでみるっていうのも楽しいんでしょうね。
かっこいいですね。
2014/06/28(土) 22:30〜22:50
NHK総合1・神戸
幻解!超常ファイル「UFO映像を徹底分析 Part2」[字]

「日本の都市に光のUFO編隊?」「火山のなかに異星人の秘密基地?」「龍?一反木綿?」世界各地の最新映像から逸品を厳選し、UFO捜査のプロが鑑定、謎の正体に迫る!

詳細情報
番組内容
「日本の都市に光のUFO編隊?」「火山の中に異星人の秘密基地?」「ロンドンを恐怖の円盤が襲撃?」「龍か?一反木綿か?」…世界各地で撮影されたUFO最新映像から、驚きの「これは何だ!?」を厳選し、映像解析と天文のプロの最強コンビが徹底鑑定、意外な正体に迫る。解明の過程では「なるほど納得!」謎解きテクニックや、原因となる私たちに身近な不思議現象も紹介。思わず空を見上げたくなるシリーズ後編。MC栗山千明
出演者
【ゲスト】映像技術研究者…藤木文彦,会津大学助教…寺薗淳也,【司会】栗山千明,【語り】中田譲治

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
アニメ/特撮 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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