2014FIFAワールドカップ デイリーハイライト 2014.07.13

気象情報です。
♪〜生字幕放送でお伝えします≫こんにちは。
≫「ワールドカップデイリーハイライト」大会も、いよいよ大詰めですね。
≫もう1か月あっという間でした。
≫今日は3位決定戦の模様はもちろん今大会すべてのゴールを振り返っていきます。
≫今日のゲストの方はこちらのお二人です。
≫何やら楽しそうな写真ですけれども。
≫現地ブラジルでも解説をしていただいていたお二人に今日は来ていただきました。
どうぞ、こちらへ。
森島寛晃さんと宮澤ミシェルさんです。
よろしくお願いします。
≫現地の雰囲気はどうでしたか?≫非常にサポーターも盛り上がってましたし選手たちも気持ちが入っていましたね。
≫みんなで楽しもうというのが表に出てるもんね。
≫その楽しい雰囲気が出たお写真ですが。
森島さん、こちらはアフロのベルギーのサポーターですか?≫ちょうどベルギー、ロシア戦の解説をしたんですがその試合後に、サポーターの皆さんが外にいて。
思わず僕もパッと見てちょうどフェライニだと思って一緒に写真を撮らせてもらったんですけど。
でもね、こうやっていろんな国の人たちがいろんな衣装をしてるのでそういう意味ではサポーターもすごく盛り上げていますよね。
≫ワールドカップならではですね。
≫そして、宮澤さんこちらの写真は?≫柔軟体操をしてるんですけど。
いやいや…。
これは伝説のマラカナンスタジアムで入り口のちょっと奥まったところにジーコの銅像があるんです。
下のところに見るとジーコがマラカナンスタジアムだけで333点取ったという。
だから同じポーズで。
これだけを見ると俺のほうが勝っている感じしない?≫もう少し足上がったほうがいいですね。
≫僕もここに行ったんですけど見逃してましたね。
≫残念だね。
≫そのサッカー王国ブラジルが今日、3位決定戦に臨みました。
ブラジル対オランダご覧ください。
≫準決勝で大差で敗れた開催国ブラジル。
宮澤さん、もう負けれられない戦いですね。
≫なんとかしてね雪辱を果たしてほしい。
もう国自体が応援しているという感じがします。
≫一方、オランダも勝って3位で終えたい試合です。
そして、ネイマールがこの試合、ベンチに入りました。
森島さんチームに与える影響は?≫ネイマールと一緒にということで選手たちがここでまた一丸となって気持ちも高ぶってきますよね。
≫3位決定戦です。
両チームのスターティングメンバーを見ていきましょう。
まず、ブラジル。
センターバックのチアゴシウバが復帰しました。
左サイドバックにはマックスウェル。
そして前線にはウィリアンとジョーが今大会初先発ということになりました。
一方のオランダです。
一時はスターティングメンバーにスナイデルが入っていましたが試合前のウオーミングアップ中に足を痛めて、急きょトップ下にはデグスマンが入りました。
立ち上がりです。
前半2分のオランダ。
ロングボールからロッベンが合わせてファンペルシー。
キープしてロッベン、上がる。
ロッベンが入っていってチアゴシウバが倒してしまいました。
ペナルティーキックの判定です。
このチアゴシウバの対応宮澤さん、いかがでしたか?≫最後は速いので仕方なかったと思うんですけどその前のロングボールからね…。
ロッベンが走られているところに誰もついていけなかったというところがちょっと残念な失点につながりましたね。
≫蹴るのはファンペルシー。
前半3分、早くもオランダ先制。
森島さん、ファンペルシー落ち着きありましたね。
≫非常に高さとコースというところを本当に自信を持って精度の高いキックでね。
ここはキーパーは反応しても手が出ないですね、なかなかね。
≫早い段階で入れられてしまったブラジルです。
前半の17分オランダの攻撃です。
右サイドからロッベンがまた起点になります。
右を使ってデグスマンに。
ヘディング、ダビドルイスがクリア。
こぼれ球をブリント。
前半17分オランダが追加点です。
森島さんここもロッベンからでした。
≫ロッベンがもっと仕掛けることでディフェンスラインが引いてしまうところでサイドを起点にいいフィニッシュの形を作りましたよね。
仕掛けることでディフェンスラインが下がってしまったところにスペースが生まれましたよね。
≫宮澤さんブラジルの守備はどう見ます?≫完璧に逆襲でやられているんだけど。
スピード乗った攻撃で。
ただ、今のもマイコンも声がかかればクリアしたほうが楽なところにクリアできましたね。
ちょっと残念だったな。
その辺が動揺が見られますよね。
≫サポーターもこの表情。
反撃したいブラジル。
前半21分。
オスカルがドリブルで仕掛けます、中に。
まだ持つ、1人かわしました。
シュートレンジにきてここでシュート。
この攻撃、森島さんいかがですか?≫オスカルがボールを持ってどんどん自分で個の力で仕掛けていってフィニッシュの形というところで非常に積極性が見られましたよね。
≫さらに28分にはオスカルが持ち込んで縦パスを入れてリターンをもらって中、ここで倒れます。
いい位置でのフリーキック。
この時間帯はオスカル中心にいい攻めが目立ちました。
キッカーはオスカル。
ヘディングはダビドルイス、ジョーと僅かに合いませんでした。
前半のうちに1点でも返したいブラジルはまたもフリーキックのチャンス。
オスカルからボールは中。
合わせられるかというところ中に2人いきましたが宮澤さん。
ここ、2人いきましたね。
≫可能性を感じるフリーキックでしたし完璧な、低くて突き抜けていくようなボールで本当に触ればというシーンでしたけどね。
≫近いところでルイスグスタボが触って中、ダビドルイスとパウリーニョが行っていました。
≫いい形、作れてますけどね。
≫こういうところが入ればまた流れが何かブラジルが気が付くんだけどね。
≫前半はオランダ2点リードで折り返します。
後半、ブラジルの交代は中盤のルイスグスタボに代えてフェルナンジーニョ。
宮澤さん、この意図はどう感じましたか?≫より攻撃的にいくというところと。
一番体力を使うところですからね。
≫後半の4分です。
ブラジルのショートコーナー。
中、オスカルから入って最後、ウィリアンがクロス。
ボールを奪ったオランダがここから一気にカウンター、ロッベン。
自分で行って2人に囲まれてようやく止めます。
ここも鋭いカウンターを見せたオランダですがすかさずロッベンはすぐリスタート。
みずから持ち上がってシュートまでいきます。
こぼれ球を押し込めるかという展開。
素早いカウンターを見せたオランダです。
後半14分です。
中央でラミレスが受けてシュート。
森島さん、この辺りのブラジルの攻撃はどう映りましたか?≫シュートシーンという形はうまく作れているんですけどあと、やはり1点入ればもっといい流れになったかなという感じはしますね。
≫ここもシュートは枠をとらえきれませんでした。
後半18分にはブラジルフリーキック。
ダビドルイス。
ほぼゴール正面からシュートを狙ってくる。
キーパー正面でした。
後半28分。
ブラジルの交代です。
ラミレスに代えてフッキ。
宮澤さんこのフッキの投入はどうでしょうか?≫もちろん個の馬力を持ってますから一発入ればというところで代えてきたんでしょうね。
≫Jリーグでもプレー活躍したフッキですが今大会、どう見ますか?≫ゴールもありますがコンビネーションの中で生きるという感じではなかったような感じがしますね。
≫後半の追加タイム。
奪ったオランダ。
ロッベンから右。
中、シュート。
ワイナルドゥムが決めて3対0。
森島さん見事なカウンターでしたかね。
≫そうですね。
ここもロッベンが起点となってうまくサイドを起点に崩しましたよね。
やはりこういった形で非常にオランダらしさという攻撃が見られましたね。
≫最後も途中出場のヤンマートからのこの右サイドからのクロスでした。
≫ちょっと難しいボールですけどマイナス気味の。
≫よく浮かさず打ってるよね。
≫3対0。
オランダ勝って、3位。
ブラジルは大会最後2連敗ということになりました。
≫ご覧いただきましたようにオランダが3位。
そして開催国のブラジルが4位という結果に終わりました。
≫宮澤さんブラジルは最後の2試合で10失点ですが何が起きてしまったんですか。
≫チームとして少しパニックを起こしたという。
決して、そんな悪いチームじゃなかったんだけどもう連動性を全部失ったと。
ネイマールに頼ってやってきたものが1つ大きなものがなくなってすべてリズムが変わった方向にいってしまったときに失点を受けてどうしたらいいか分からないという状況でこれからは守備でも攻撃でも個に頼る。
個があるんだから個に頼るんだけどもそうじゃなくて、両方でバランスを連動性を作ってブラジルはグループがあって個人が生かされたときはすごい創造性になるから楽しみだよね。
≫そこまでまた、もう1回持っていってほしいと思います。
≫王国復活なるかということになってきますね。
≫復活してもらわないと楽しくないよね。
≫一方、オランダですが森島さんカウンター攻撃、見事でしたね。
≫前線にタレントがそろってるオランダという。
その攻撃の魅力は十分発揮されたと思いますし準決勝では負けはしましたけどオランダの攻撃というものをすごく前面に出せたんじゃないかと思いますね。
≫疲れもある中で最後まで攻めの姿勢を見せてくれましたね。
≫非常にワクワクさせてもらいましたよね。
≫ここまで3位決定戦の模様をお伝えしました。
≫ワールドカップも残すところ、あと1試合。
決勝だけとなりました。
ここからはこの大会これまでに生まれた全170ゴールを見ながら大会を振り返ります。
≫170ゴールですよ。
入りましたね。
現行の32チームになってから見ますとフランス大会で171得点というのがあってそれに次ぐ第2位なんですね。
まだ決勝戦がありますからそれを上回る可能性が十分にあるという今大会です。
≫それでは今大会これまでに生まれたゴールを開幕から順に振り返ります。
まずは1次リーグ前半の66ゴールです。
≫ここまで66ゴールを振り返りました。
宮澤さん、今大会のゴールご覧になっていかがでした?≫満足やねなんてそこで終わりじゃないか。
≫まだまだありますから。
≫逆襲速攻からのショートカウンターという得点が非常に多かった。
だから流れに乗ったスピードに乗った状況からのシュートがあるから魅力的でしたよね。
≫ショートカウンター前からプレッシャーをかけてゴールにつなげてしまうというのがよく出た大会でしたよね。
≫あと、代わって入った選手が決めるのもあったね。
≫ゴールも多かったんですがゴールキーパーの活躍が光った大会でもありました。
森島さん特にメキシコのオチョア。
ブラジル戦でよく止めましたね。
≫ブラジル、だいぶ苦しめられてましたね。
崩してはいるんですが最後にオチョアが立ちはだかっているという。
本当に何点入ってんだというゲームではありましたから。
そういう意味では攻撃というところをしっかり守るキーパーの存在は今大会は非常に大きかったのかなとそういうのを思わせるスーパーセーブというのが多かったですね。
≫大会を通じて多かったですね。
まだ終わってないけど。
≫ゴールキーパーのマン・オブ・ザ・マッチ。
最優秀選手なんですけども63試合中12試合もあるんですね。
5試合に1回がキーパーがマン・オブ・ザ・マッチをとったという大会でした。
≫本当に見応えのあるシーンが多かったですねゴールキーパーの。
子どもたちがあこがれるね。
キーパーやったことある?子どものときに。
≫キーパーはたまにしかやったことがないです。
≫まだ話は尽きませんが…。
続いては1次リーグ後半の70ゴールです。
≫ここまで1次リーグのゴールをお伝えしました。
≫今大会の100ゴール目はネイマール。
そしてワールドカップ通算50回目のハットトリックはスイスのシャキリが決めました。
≫続いて決勝トーナメントのゴールを見ていきましょう。
全34ゴールです。
≫今朝生まれたゴールまで全170ゴールをご覧いただきました。
宮澤さんもうテクニックがどれも感動的でしたね。
≫もうね、将来このゴールを見てそうだったなとかこれこうだったよなとか必ず語られるようになるんだよ。
でも、その中でも日本のゴールがちょっと少なかった寂しさがあるね。
あとディフェンスからすると防げないゴールがやっぱり、あります。
≫ゴールキーパー立ち尽くしていましたもんね。
≫足を最後に出すんだけど先に行かれて曲がって入るとか悔しいね。
ディフェンスの目線からは絶対に見たくないね。
≫やられるシーンが多いですからね。
お二人にはそれぞれ今大会の印象に残っているゴールを挙げてもらいました。
まず森島さん、お願いします。
≫いっぱいあるんですけどその中でもオーストラリアのケーヒルのゴール。
これはね、本当にスーパーゴールという感じなんですけど。
≫1次リーグ、オランダ戦ですね。
≫本当に後ろからくるボールを左足、利き足じゃないほうで抑えて、ズバシというね。
ズバシっていう音が聞こえてくるような力を抜いた中でのボレーシュート。
これ、見てる人たちは本当にまねしたいと思うようなね。
≫森島さんもボレーシュートのイメージがありますけども。
≫本当に力が抜けたときに足にボールが乗ったときというね。
ジャストミートですね。
それが本当に音が聞こえてくるような…。
≫どんな音だっけ?≫ズバシっていうぐらいのね本当にそういう心に残るスーパーゴールでしたね。
≫いい展開からでしたよね。
≫ロッベンに最初取られてその直後ですから。
僕、解説をしてたんで絶叫してねこれぞワールドカップって言ってしまいましたもん。
≫一方、宮澤さんはどうですか?≫忘れてたよ。
準々決勝のフランス、ドイツ戦です。
セットプレーからですね。
≫ディフェンダーのフメルス。
≫ファウル後のセットプレーから2人のバランとフメルスのなんともいえないこの競り合い。
この距離、50cmのところにボールがぴったり合ってフメルスが右手で抑えて両者ともに191と192ですよ。
身長が。
バランが191フメルスが192。
この点を取られたことによってフランスが泣くわけですよね。
だから、セットプレーで怖いなという感じがしましたね。
≫どちらも本当にすばらしいゴールでしたね。
≫本当にすばらしかった?≫よく後ろを向きながらゴールを入れられるなと。
これまでワールドカップを彩ったスーパースターは今大会をどのように見ていたんでしょうか。
≫元イタリア代表のデルピエロさん。
3大会連続ワールドカップに出場し2006年には優勝も経験しました。
≫2001年には森島さんもデルピエロさんと戦ってますが今のコメントをどう受けましたか。
≫このワールドカップの舞台がこれからの世界のサッカーというものを作っていく大会でもあるといわれてましたがまさにそれを僕たちも肌で感じたなという感じがします。
≫そのワールドカップも残すところ、あと1試合。
明日、決勝を迎えます。
今大会、現地で最初から大会を見ている山本昌邦さんに決勝戦の展望を伺いました。
≫決勝戦は守備の堅い両チームの決勝ということになりました。
アルゼンチンはここまで失点が3。
ドイツも失点が4です。
ドイツはボールを奪う守備から速く攻めるのは形といっていいと思います。
一方のアルゼンチンはゴールを守る守備からショートパスをしっかりつないでボールを運ぶのが特長です。
対極的な両チームの攻の特長を生かした両チームの戦術の戦いとなると思います。
ドイツはトランジション。
攻守攻の切り替えのところをしっかりと戦術に落として、チームを作ってきました。
相手にボールを渡すのも戦術の一部と言っていいと思います。
一方のアルゼンチンはメッシがいることで多少、攻撃が遅れても崩すだけの力をうまく戦術に落としております。
最後のラスト15分が勝負を決める。
そして交代のカードの活躍が鍵になる本当に死闘となる一戦だと思います。
以上、山本昌邦が現地ブラジルからお伝えしました。
≫NHKでは決勝戦の模様をたっぷりとお伝えしていきます。
≫そして現地ブラジルからは写真が届いています。
こちらアルゼンチンサポーターがブラジルに入って宿もなしでテントに泊まっている様子なんです。
キャンプをしてるみたいですがリオデジャネイロのカーニバルの会場にアルゼンチンサポーターがみんな泊まって食事などもともにしているそうです。
≫決勝に向かって盛り上がっていますね。
≫サッカーとともに休みを取ってってね生活の一部だからね。
≫雰囲気もともに楽しんでいるということなんですよね。
≫90年のイタリア大会以来ですから。
今回は南米で近いし決勝戦はみんなきてるでしょう。
≫車で来てるサポーターはメッシの顔の写真がドーンと貼ってあるのがありますし。
≫お二人にも決勝戦の展望を伺います。
まず森島さんはどんな戦いを期待しますか?≫決勝戦ですからお互いの特長というのを前面に出して、得点がどんどん動いてほしいなという感じはします。
≫宮澤さんは?≫僕はアルゼンチンがどうやってドイツを負かすかとかそれに近いゲームをするか体力が限られてる中でやりきってほしいなと思います。
≫170ゴールから上積みがあるかどうかというところですね。
今日の解説、お二人どうもありがとうございました。
6月13日に開幕したワールドカップいよいよ、フィナーレです。
決勝戦のキックオフまであと15時間です。
♪〜2014/07/13(日) 13:05〜13:50
NHK総合1・神戸
2014FIFAワールドカップ デイリーハイライト[字]

3位決定戦「ブラジル×オランダ」の試合をダイジェストで振り返ります。また、ここまでの大会の全ゴールをお見せします。

詳細情報
番組内容
3位決定戦「ブラジル×オランダ」の試合をダイジェストで振り返ります。また、ここまでの大会の全ゴールをお見せします。解説は、宮澤ミシェル・森島寛晃さん。アナウンサーは酒井博司・澤田彩香。
出演者
【解説】宮澤ミシェル,森島寛晃,【キャスター】酒井博司,澤田彩香

ジャンル :
スポーツ – サッカー
スポーツ – オリンピック・国際大会

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